DXの次とは?AX・GX・SXの違いと公的定義の有無を中立整理

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  • DXの次は1つに決まっておらず、AX・GX・SXが変革の軸ごとに並立していることがわかる
  • 各用語の提唱主体と公的な定義の確度、AXの2つの意味やBeyond DX・VXの扱い方がわかる
  • よくある誤解と、業種・規模別にどのテーマを優先するかの考え方がわかる

「DXの次はAXだ」「これからはGXやSXの時代だ」。ニュースや展示会、取引先との会話で、DXに続く新しい言葉を耳にする機会が増えています。ところが、これらの言葉は提唱した主体も、指している範囲も、公的な定義があるかどうかもバラバラです。同じ「AX」でも、AIトランスフォーメーションを指す場合とアプリケーション・トランスフォーメーションを指す場合があり、説明する人によって意味が変わることもあります。本記事では、DXの次として語られるAX・GX・SXを中心に、Beyond DXやVXといった周辺の言葉も含めて、それぞれの意味、提唱主体、公的な定義の確度を中立的に整理します。そのうえで、どれか1つを「DXの次」と決めつけるのではなく、自社の課題に合わせてどの言葉を優先して扱えばよいかの考え方と、よくある誤解のパターンまで解説します。

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Q1. 社内で話題になっている、一番気になる言葉は?

目次

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  1. 新しい概念を社内の共通言語にする、eラーニングシステムを比較
  2. DXの次とは|ひとつの後継語ではなく複数の概念が並立している
  3. AX(AIトランスフォーメーション)とは
  4. GX(グリーントランスフォーメーション)とは
  5. SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)とは
  6. Beyond DX・VXなど、その他の言葉の整理
  7. DXの次を理解するときによくある誤解
  8. 自社にとってどれを優先すべきか|業種・規模別の考え方
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ
  11. 参考文献

新しい概念を社内の共通言語にする、eラーニングシステムを比較

AX・GX・SXのような新しい言葉は、担当者1人が理解していても、社内で意味がそろっていなければ施策は進みません。経営会議では「AX」を生成AIの導入の意味で使い、現場では「業務アプリの刷新」の意味で受け取っていた、というすれ違いは珍しくありません。言葉の意味をそろえる一番の近道は、関係者が同じ教材で同じ内容を学ぶことです。

本記事のテーマは概念の整理であり、特定のツールを導入すれば解決する話ではありません。ただ、新しい概念を学んだ読者が次に直面しやすいのが「これを社内にどう広げるか」という課題です。そこで最初に、社内教育の仕組みとして多くの企業が使っているeラーニングシステム(LMS)を紹介します。受講者の進捗管理ができるため、「全員が一度は基礎を学んだ」状態を確認しながら共通言語を作れる点が、資料の配布だけで済ませる方法との違いです。

サービス名(提供会社) 強み 留意点
タレントパレット(株式会社プラスアルファ・コンサルティング) 採用から育成・研修、労務まで人材データをひとつの基盤で扱え、未受講者へのリマインドなどの管理作業を自動化できる 教材やカリキュラム設計は自社で行う必要がある
LearnO(Mogic株式会社) 企業の規模に合わせた料金体系があり、予算を立てやすい 教材は自社で作成する必要があるため、一から始める場合は時間や労力がかかる可能性がある
Smart Boarding(株式会社FCE) 内定者・新人教育から管理職育成まで幅広く使え、自社オリジナルコースの作成や進捗管理も行える 手厚いサポートを受けられるのは「充実サポートプラン」のみ
Schoo for Business(株式会社Schoo) 7,000本以上の動画が見放題で、スマホからも視聴できる 基礎的な動画が多く、内容が浅いと感じる可能性がある
AirCourse(KIYOラーニング株式会社) 定額制で750コース・4,500本以上の動画を利用でき、1本5分程度で隙間時間に学べる 自社コースでコンテンツ不足になった場合はプランの切り替えが必要

AX・GX・SXのように変化の早いテーマは、外部の既製教材だけでは自社の方針まで伝えきれません。既製の動画で一般的な知識を学んでもらい、自社で作った短い資料で「当社ではこの言葉をこう使う」を補う組み合わせが現実的です。自社教材を載せられるか、既製コンテンツがどれだけあるか、受講人数に対して料金体系が合うかの3点で比べると選びやすくなります。各サービスの機能や選び方の詳細は、比較記事で整理されています。

DXの次とは|ひとつの後継語ではなく複数の概念が並立している

結論から言うと、「DXの次」として公的に決まった1つの言葉はありません。AX・GX・SXなどは、DXを置き換える後継語というより、DXとは別の「変革の軸」に名前を付けたものです。DXがデジタル技術とデータを軸にした変革であるのに対し、AXはAI、GXは脱炭素、SXは社会と企業の持続可能性を軸にしています。

検索上位の解説記事でも、DXの次としてVXを挙げるもの、GXとSXを並べるもの、AXを中心に据えるものなど、取り上げる言葉がそれぞれ違います。これは、どの言葉を「次」と呼ぶかが、書き手の業界や関心によって変わるためです。そこで本記事では、言葉ごとに「誰が言い出したのか」「公的な定義はあるのか」を先に整理します。この確度の違いを押さえておくと、社内外で言葉を使うときの重みを判断しやすくなります。

用語 変革の軸 主な提唱・推進主体 公的な定義の確度
DX デジタル技術とデータ 経済産業省(デジタルガバナンス・コード等) 高い(政府文書で定義あり)
GX 脱炭素・エネルギー転換 政府(内閣官房のGX実行会議、経済産業省等) 高い(国の方針として推進)
SX 社会と企業の持続可能性 経済産業省(伊藤レポート3.0等) 高い(政府の報告書で定義あり)
AX AI(またはアプリケーション) コンサルティング会社・IT企業・メディア等 低い(業界用語、意味が複数ある)
Beyond DX・VX等 DXの発展形や価値の変革など 企業・メディアごとに独自に使用 低い(統一された定義はない)

表のとおり、GXとSXは政府の方針や報告書に根拠があり、AXやBeyond DX、VXは業界の中で広まった言葉です。どちらが優れているということではありませんが、社外向けの資料や開示で使う場合は、定義の確度が高い言葉ほど説明しやすく、確度が低い言葉は自社での意味を明記する必要があります。なお、DXそのものの定義やIT化・デジタル化との違いは「DX化とは?IT化・デジタル化との違いを解説」で詳しく解説しています。

AX(AIトランスフォーメーション)とは

AXとは、一般にAIを業務や事業の中心に組み込み、仕事の進め方やビジネスモデルを変革する取り組みを指します。生成AIの普及をきっかけに、2023年ごろから急速に使われるようになった言葉です。ただし、本記事の執筆時点で、経済産業省などの公的機関がAXを正式に定義した文書は確認できていません。

AXには2つの意味がある

注意したいのは、AXという略語に2つの意味があることです。1つはAIトランスフォーメーション、もう1つはアプリケーション・トランスフォーメーション(スマートフォンのアプリなどを通じて顧客への提供価値を変えること)です。後者は生成AIが広まる前から一部で使われており、DXの次を解説する記事の中にもこちらの意味でAXを紹介しているものがあります。社内でAXという言葉を使うときは、どちらの意味なのかを最初に確認しておくと混乱を防げます。

DXとAXの関係

AIトランスフォーメーションとしてのAXは、DXと対立するものではなく、DXの延長線上にあると考えるのが一般的です。AIは学習や判断の材料となるデータがなければ力を発揮できません。紙の書類や個人のExcelに情報が散らばった状態では、AIを業務の中心に据えることは難しいため、データを整えるDXの取り組みがAXの土台になります。

AXの取り組み例としては、需要予測や在庫管理、問い合わせ対応など、これまで人が担っていた判断の一部をAIに任せ、その前提で業務フローや意思決定の仕組みを組み直すことが挙げられます。AIツールを導入するだけでなく、AIの出力を誰がどう確認するかまで含めて仕組みを作る点が、単なるツール導入との違いです。DXからAXへの流れを業務別に詳しく知りたい場合は、「DXとAXの違い|アナログ変革からの流れ」もあわせて参考にしてください。

GX(グリーントランスフォーメーション)とは

GXとは、化石燃料中心の産業構造や社会の仕組みを、再生可能エネルギーなどのクリーンなエネルギー中心へ転換し、脱炭素と経済成長の両立を目指す取り組みです。日本では2020年に政府が2050年のカーボンニュートラルを宣言したことを背景に、内閣官房に設置されたGX実行会議などで国の方針として議論が進められてきました。

GXは、AXやVXと比べて国の政策としての位置づけが明確な言葉です。そのため、企業にとっては「取り組むかどうか」を自由に選ぶテーマというより、取引先からの要請や開示の流れの中で、いずれ向き合うことになるテーマという性格が強くなります。大手企業のサプライチェーンに入っている中小企業では、取引先から自社の温室効果ガス排出量について問い合わせを受けるケースも出てきています。

GXとDXの関係

GXとDXは軸が異なりますが、実務では深くつながっています。温室効果ガスの排出量を把握するには、電気や燃料の使用量などのデータを継続的に集める必要があり、そのデータ収集の仕組みはDXの取り組みそのものです。また、設備の稼働データを見える化して無駄な稼働を減らすことは、省エネ(GX)と業務効率化(DX)を同時に進める取り組みになります。GXを進めるうえでも、データを扱う基盤づくりが先に必要になる点を押さえておきましょう。

SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)とは

SXとは、社会のサステナビリティ(持続可能性)と企業のサステナビリティを同期させ、長期的に企業価値を高めていくための経営・事業の変革を指します。経済産業省が2022年8月に公表した「伊藤レポート3.0(SX版伊藤レポート)」では、社会の持続可能性に関する課題から生じる中長期のリスクや事業機会を踏まえ、投資家などとの対話を通じて経営・事業変革を実行することとして整理されています。

GXが「環境」、特に脱炭素に焦点を当てるのに対し、SXは環境に加えて人権や人的資本、ガバナンスなど、経営全体を広く対象にします。GXはSXを構成する重要な要素の1つと考えると、両者の関係を理解しやすくなります。

SXとSDGs・ESGの違い

SXと混同されやすい言葉に、SDGsとESGがあります。SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年の国連サミットで採択された、2030年までに国際社会全体で達成を目指す17の目標です。ESGは環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の頭文字で、主に投資家が企業を評価する際の観点として使われます。これに対してSXは、こうした社会課題や評価の観点を自社の経営戦略に取り込み、長期的に稼ぐ力を高めていく企業側の変革を指します。

用語 何を指すか 主な視点
SDGs 国際社会が共有する目標(ゴール) 国・自治体・企業・個人を含む社会全体
ESG 企業を評価する観点 主に投資家
SX 持続可能性を経営に組み込む変革の取り組み 企業の経営

SDGsは「何を目指すか」、ESGは「どう評価されるか」、SXは「企業としてどう変わるか」と整理すると、3つの言葉の役割の違いがわかりやすくなります。SXに取り組むことが、結果としてSDGsへの貢献やESG評価の向上につながる関係です。

SXとDXの関係

SXの考え方では、DXは目的ではなく、SXという大きな経営変革を実現するための手段の1つとして位置づけられます。たとえば人的資本の情報を開示するには、社員のスキルや研修の受講状況、働き方に関するデータを正確に集める必要があり、ここでもデジタルの基盤が前提になります。「DXが終わったから次はSX」という順番ではなく、DXで整えた基盤の上にSXやGXの取り組みが乗る関係と捉えるのが自然です。

SXの取り組みでは、人的資本の一部として社員の学び直し(リスキリング)の状況を把握し、説明できることも求められます。誰が何を学んだかを記録できる学習管理の仕組みがあると、社内への浸透度を確認できるだけでなく、社外への説明にも使いやすくなります。概念の理解を社内教育の仕組みに落とし込む方法は、比較記事が参考になります。

Beyond DX・VXなど、その他の言葉の整理

AX・GX・SX以外にも、DXの次として紹介される言葉があります。いずれも統一された公的な定義はなく、使う企業やメディアによって意味が異なる点に注意が必要です。

言葉 よく使われる意味 使うときの注意点
Beyond DX DXを土台にした次の段階の変革を指す総称。SXやGXと結び付けて語られることが多い 独立した新しい概念ではなく、文脈によって指す内容が変わる総称として扱う
VX バリュー(価値)トランスフォーメーションなど、顧客への価値の変革を指す使い方が見られる Vが何の略かは使う人によって異なるため、社内で使う前に意味を確認する
CX・EX 顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)、従業員体験(エンプロイーエクスペリエンス) Xはトランスフォーメーションではなくエクスペリエンスの略で、DXの次という関係ではない

特にCXやEXは、見た目が似ているためDXの仲間として並べられがちですが、XはExperience(体験)を指しており、変革を意味するTransformationのXとは別物です。英語圏ではTransformationの接頭辞「Trans」を交差を意味する「X」で表す慣習があり、DX・GX・SXのXはこの用法から来ています。言葉の成り立ちを押さえておくと、末尾にXが付く新しい言葉に出会ったときに、それが変革を指すのか体験を指すのかを見分けやすくなります。

DXの次を理解するときによくある誤解

新しい言葉が次々に登場すると、言葉の関係を取り違えたまま議論が進んでしまうことがあります。社内の会議や資料づくりで起きやすい誤解を、正しい捉え方とあわせて整理しました。

よくある誤解 正しい捉え方
DXはもう古く、次の言葉に乗り換えるべき AX・GX・SXはいずれもデータとデジタルの基盤を前提にしており、DXはむしろ土台として重要性が増している
DXの次は1つに決まっている 公的に決まった後継語はなく、変革の軸ごとに複数の言葉が並立している
AXもGXやSXと同じように国が定義している GXとSXは政府の方針や報告書に根拠があるが、AXは業界用語で意味も複数ある
GXとSXは同じもの GXは脱炭素に焦点を当てた変革で、SXは環境・社会・ガバナンスを含む経営全体の変革。GXはSXの一部と捉えられる
すべてに同時に取り組まなければならない 業種や規模、取引先からの要請によって優先順位は変わる。自社の課題に近いものから着手すればよい

これらの誤解の多くは、言葉の定義の確度や変革の軸を確認しないまま、流行している言葉を並べて議論してしまうことから起きます。社内の会議資料や企画書では、見出しや議題に「DX」「GX」「SX」「AX」のどれに関する話なのかを明記するだけでも、参加者の理解のずれを減らせます。また、外部のセミナーや提案資料で新しい言葉が出てきた場合は、それが公的な定義に基づくものか、その会社独自の用語なのかを確認する習慣を持つと、社内外への説明に一貫性を持たせやすくなります。

自社にとってどれを優先すべきか|業種・規模別の考え方

AX・GX・SXのどれを優先するかに唯一の正解はありません。判断の手がかりになるのは、「外部から求められているか」と「自社の事業課題に直結しているか」の2点です。取引先や投資家から対応を求められているテーマは期限があることが多く、事業課題に直結するテーマは成果が見えやすいため、どちらかに当てはまるものから着手すると社内の合意を得やすくなります。

業種・規模 意識されやすいテーマ 考え方の例
製造業 GX、AX 設備や物流のエネルギー使用量が大きく、取引先から排出量の問い合わせを受けやすい。設備の稼働データを整えると、省エネ(GX)と予知保全などのAI活用(AX)の両方に使える
小売・サービス業 AX、SX 需要予測や問い合わせ対応などでAIを活用しやすい。人手不足への対応や働き方の改善は、人的資本の観点からSXにもつながる
上場企業・大企業 SX、GX 投資家との対話や開示の要請があり、経営全体でSXを体系的に進める必要性が高い
中小企業 DXの基盤づくり、取引先の要請に応じたGX 専任者を置く余裕がない場合が多いため、まず業務のデジタル化とデータの一元管理を進め、その上でAXやGXに段階的に着手する

どのテーマを選んでも共通して必要になるのが、データを扱う基盤と、変革の意味を理解した人材です。特に中小企業では、推進担当者を外部から採用するのは簡単ではありません。まずは社内で基礎知識をそろえ、関心の高い社員を推進役として育てていく方法が現実的です。経済産業省とIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公開している「デジタルスキル標準」も、社員に何を学んでもらうかを決める際の目安になります。

学ぶ内容はテーマによって変わりますが、全社員向けの基礎と推進メンバー向けの実践を分けて計画すると、限られた時間でも効果を出しやすくなります。受講状況をまとめて管理できる仕組みを使えば、誰がどこまで理解しているかを確認しながら次の施策に進めます。

よくある質問(FAQ)

Q. DXの次に来る言葉は何ですか?

A. 公的に決まった1つの後継語はありません。AIを軸にしたAX、脱炭素を軸にしたGX、社会と企業の持続可能性を軸にしたSXなどが並立しており、目的や課題に応じて使い分けるのが一般的です。

Q. AXとは何の略ですか?

A. 現在は主にAIトランスフォーメーションの略として使われ、AIを業務や事業の中心に組み込む変革を指します。ただし、アプリケーション・トランスフォーメーションの意味で使われる場合もあり、公的な定義もないため、使う前に意味を確認することが大切です。

Q. GXとSXの違いは何ですか?

A. GXは脱炭素とエネルギー転換に焦点を当てた変革で、SXは環境に加えて人権や人的資本、ガバナンスなどを含む経営全体の変革です。GXはSXを構成する要素の1つと捉えると理解しやすくなります。

Q. DXはもう不要になるのですか?

A. 不要にはなりません。AX・GX・SXのいずれも、データを集めて活用するデジタルの基盤を前提にしています。DXは次の変革を支える土台として、引き続き重要な取り組みです。

Q. Beyond DXとは何ですか?

A. DXを土台にした次の段階の変革を指す総称として使われる言葉で、統一された公的な定義はありません。SXやGXと結び付けて語られることが多いため、独立した新しい概念ではなく、文脈によって指す内容が変わる言葉として扱うのが無難です。

Q. 新しい概念を社内に浸透させるにはどうすればよいですか?

A. まず自社でその言葉をどういう意味で使うかを決め、関係者が同じ教材で基礎を学ぶ機会を作ることが効果的です。eラーニングなどで受講状況を管理すれば、全員が一度は内容に触れたかを確認しながら共通言語を作れます。

まとめ

DXの次として語られる言葉は1つではなく、変革の軸ごとに複数の概念が並立しています。押さえておきたいポイントは次の4つです。

  1. AXはAI、GXは脱炭素、SXは社会と企業の持続可能性を軸にした変革で、公的に決まった「DXの次」はない
  2. GXとSXは政府の方針や報告書に根拠があるが、AXやBeyond DX、VXは業界用語で、意味が複数ある場合もある
  3. いずれの変革もデータとデジタルの基盤を前提にしており、DXは次の変革を支える土台になる
  4. 優先順位は業種・規模や取引先からの要請で変わるため、自社の課題に近いテーマから着手し、社内で言葉の意味をそろえる学習の仕組みを用意する

新しい言葉に振り回されないためには、言葉ごとの定義の確度と変革の軸を確認し、自社にとっての意味を決めてから使うことが大切です。なお、本記事は各用語の一般的な整理を目的としたものであり、具体的な取り組みの内容は自社の事業や体制に合わせて判断してください。

参考文献

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