通訳サービスの選び方|法人向けの依頼方法・形式の違い・料金の決まり方

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  • 同時・逐次・ウィスパリングの違いがわかる
  • 通訳の料金の決まり方と見積もりの比べ方がわかる
  • 商談後の外国語名刺の管理方法がわかる

通訳とは、異なる言語を話す人どうしの会話をその場で相手の言語に置き換えて伝える仕事で、ビジネスでは同時通訳・逐次通訳・ウィスパリングの3つの形式から場面に合うものを選んで依頼します。法人が通訳を頼むのは、海外企業との商談、来日した取引先の視察、多言語で行う国際会議など、言葉の壁があると成果が出にくい場面です。この記事では、形式の違い、依頼先の選び方、料金の決まり方、対面・オンライン・電話通訳の使い分け、依頼の流れまでを整理し、通訳を入れた商談のあとに残る外国語の名刺の管理にも触れます。

通訳を使う商談、あなたの場合はどう備える?2問で診断

Q1. 通訳が必要な場面はどちらに近いですか?

目次

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  1. 通訳を使う商談の成果を残す|外国語の名刺と取引先情報の管理
  2. 通訳とは|翻訳との違いと3つの形式
  3. 通訳の依頼先は3タイプ|法人が選ぶときの考え方
  4. 通訳の料金の決まり方|金額ではなく構成要素で見積もりを比べる
  5. 対面・オンライン・電話通訳とAI翻訳の使い分け
  6. 通訳の依頼から当日までの流れと準備
  7. 通訳を使った商談のあとにやること|名刺・メモ・次のアクションの整理
  8. 通訳依頼でよくある失敗パターンと対処法
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ
  11. 参考文献

通訳を使う商談の成果を残す|外国語の名刺と取引先情報の管理

通訳を入れる商談では、通訳の手配と同じくらい、商談のあとに相手とつながり続ける準備が成果を左右します。その土台になるのが、交換した名刺と取引先情報の管理です。

商談の場では、英語や中国語など外国語の名刺も交換されます。外国語の名刺は、氏名の姓名の順番や役職名の訳し方で入力に迷いやすく、担当者の名刺入れに残ったままになりがちです。オンライン商談では紙の名刺を交換できないこともあり、メールの署名などから相手の連絡先を拾う手間も生まれます。

名刺管理ソフトを選ぶときは、外国語の名刺をどこまでデータ化できるか、スマートフォン撮影やスキャナーなどどの方法で取り込めるか、社内でどう共有・活用できるか、の3点で整理すると比べやすくなります。ビジネスコンシェルジュの商品ページで確認できた内容は次のとおりです。外国語の対応言語数を商品ページで確認できたのはSansanのみで、ほかの2サービスは資料で確認する必要があります。

通訳を使う商談のあとに役立つ、名刺管理サービス3つの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:Sansanは、日本語を含む全11言語の名刺データ化に対応しています。

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:ネクスタ・メイシは、機能が絞られたシンプルな画面で、名刺の共有を始めやすい設計です。

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:名刺管理SKYPCEは、スマートフォン撮影に加え、スキャナーや複合機でまとめて取り込めます。

資料を無料ダウンロード
サービス Sansan ネクスタ・メイシ 名刺管理SKYPCE
向いている会社 海外を含む取引先が多く、名刺を営業活動に生かしたい会社 機能が絞られたシンプルな画面で、まず名刺の共有を始めたい会社 展示会や会議で名刺がまとまって集まり、情報管理のルールも重視する会社
特徴 日本語を含む全11言語の名刺データ化に対応。メール署名の取り込みやデジタル名刺交換でオンライン上の接点も蓄積できる。商品ページの口コミ評価は4.2(28件) 自動名寄せ、経歴表示、名刺単位・部署単位の公開・非公開設定、オンライン名刺交換機能を搭載。オペレーターによる修正がなく、登録後すぐ使える スマートフォン撮影のほか、推奨のスキャナー・複合機でまとめて取り込める。AI-OCRとオペレーターの確認でデータ化し、作業は国内で実施
注意したい点 名刺管理が一巡すると利用頻度が下がる場合があると、商品ページで挙げられている 原則5ユーザーからの利用で、一部の機能はオプション。外国語名刺の対応言語は資料で確認する 利用料金は公開されておらず問い合わせが必要。スキャナーは買取。外国語名刺の対応言語は資料で確認する
資料・詳細

3サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)

まとめて資料をダウンロード

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

※各サービスの情報は、ビジネスコンシェルジュの商品ページの公開情報(2026年10月14日確認)をもとにしています。機能や料金は変更される場合があるため、最新情報は各サービスの資料でご確認ください。

海外の取引先との商談で、通訳を介して交わした話を次につなげたい場合の一例がSansanです。Sansanは、日本語を含む全11言語の名刺を、AIとオペレーターの手入力でデータ化できると商品ページで紹介されています。メール署名の取り込みやデジタル名刺交換にも対応しており、紙の名刺を交換していない相手との接点も蓄積できます。電話・メール・面会などの接触履歴を残せるため、担当者が代わっても商談の経緯をたどりやすくなります。一方で、商品ページでは名刺管理が一巡すると利用頻度が下がる場合もある点が注意点として挙げられています。名刺を営業活動にどこまで生かしたいかを決めてから資料を確認すると、比較しやすくなります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

Sansan株式会社

Sansan

Sansan
出典:jp.sansan.com

Sansan株式会社

Sansan

接点管理機能搭載で全社でのつながりを重視したい方におすすめ

全体評価
4.2 (28件)

GOOD

ここがおすすめ!

  • 電話・メール・面会などの接触履歴を残せ、名刺データを活かして有益な営業活動が行える
  • 人事異動情報・ニュース配信といった機能を搭載し、常に相手企業の最新の情報を把握できる
MORE

ここが少し気になる…

  • 顧客フォロー機能が少なく、名刺管理がある程度完了すると利用頻度が減る場合も
評価・口コミ(一部抜粋)
4.2
  • 仕事柄大量の名刺を交換するが、挨拶程度で終わってしまうことも多く、後から連絡をいただいた時に思い出すのが大変だった。このサービスの導入後、オフィスにデータ取り込み用のスキャナーが設置されたたため、まずデータ化が非常に簡単にできるようになったのが良かった。また、データ化すると交換した時期も記録することができたので、お相手と連絡を取る際にとても助かった。

  • 導入により、以下の課題が解決し、多くのメリットを実感しております。 * 顧客情報の一元化: 全社員が最新の顧客情報を共有できるようになり、重複した営業活動や情報伝達の遅れを防止。 * 営業効率の向上: 名刺情報が自動でデータ化されるため、入力作業の負担が軽減され、顧客検索やコンタクト履歴の確認が容易になりました。

  • 複数の信頼性あるデータソースをもとに、短時間で反社チェックの結果が得られます。 Sansanの名刺管理と連携できるため、名刺をスキャンするだけで自動的に反社チェックができるようになり、営業や総務の現場でも活用しやすいです。

他システムとの比較記事はこちら

機能の詳細や利用イメージは
「サービス詳細はこちら」をクリック

Sansan株式会社が発表したプレスリリースには、海外拠点を持つ組織での導入が次のように紹介されています。

本部(東京)の一部、海外の5拠点(ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、シンガポール、ベンガルール)でクラウド名刺管理サービス「Sansan」を導入

出典:Sansan株式会社プレスリリース「JETROが、国内外の6拠点でクラウド名刺管理サービス「Sansan」を導入」(2020年10月6日、一部抜粋)

ネクスタ・メイシと名刺管理SKYPCEは、この後の節で、オンライン商談や商談後の名刺の整理の話とあわせて紹介します。

通訳とは|翻訳との違いと3つの形式

通訳とは、話し言葉をその場で別の言語に置き換えて伝える仕事で、同時通訳・逐次通訳・ウィスパリングの3つの形式があります。どの形式を選ぶかで、必要な通訳者の人数・機材・会議時間が大きく変わります。

形式進め方適したシーン留意点
同時通訳話し手の発言を聞きながらほぼ同時に訳す。通訳者はブースでヘッドホンから聞き、マイクで訳を送り、聞き手は受信機で聞く国際会議、多人数のセミナー、記者会見通訳者は交代しながら担当するため2名以上が目安。ブースや受信機など専用の機材が必要
逐次通訳話し手が区切りながら話し、区切りごとに通訳者が訳す商談、打ち合わせ、視察、インタビュー訳す時間が加わるため、発言の約2倍の時間がかかる。機材は不要
ウィスパリング通訳が必要な1名から2名の近くで、ささやくように訳す会議に参加する外国人が少人数の場合、工場見学での同行少人数向け。簡易な機材を使えば複数名に対応できる場合がある

形式の説明は、通訳会社の公開ページ(サイマル・インターナショナル「通訳形式・通訳者のクラス・料金」)をもとにしています。

通訳と翻訳の違い

通訳と翻訳は、扱う言葉の形と、求められる速さが異なります。会議や商談には通訳を、契約書や資料には翻訳を依頼するのが基本です。

  • 通訳は話し言葉を扱い、その場で即時に訳す。双方向の会話を成り立たせることが目的
  • 翻訳は書き言葉を扱い、時間をかけて文書として仕上げる。正確さと表記の統一が重視される
  • 通訳では、その場の流れに合わせて言い換えや要約が入ることがあり、翻訳のように一語一句を確定させる作業とは性質が異なる

契約書や取扱説明書など文書の翻訳を外部に頼む場合は、ほにゃく(翻訳)の依頼方法|費用相場と用途別の選び方・機密文書の注意点で依頼方法と注意点を整理しています。

人数と会議時間から形式を選ぶ

形式は、通訳が必要な人数と会議の長さで絞り込めます。通訳会社が公開している目安では、同時通訳は3時間以内なら通訳者2名、3時間を超えると3名から4名、逐次通訳は3時間以内なら1名、3時間を超えると2名とされています(上記サイマル・インターナショナルのページ。形式や会議時間によって人数は変わります)。同時通訳は負荷が大きく、通訳者が交代しながら進めるため、複数名の体制が前提です。

逐次通訳を選ぶときは、時間配分にも注意します。発言の約2倍の時間がかかるため、通訳なしなら1時間で終わる商談は2時間近くを見込んで予定を組みます。1時間の枠に通常どおりの議題を詰め込むと、半分も進まないまま時間切れになりかねません。

通訳の依頼先は3タイプ|法人が選ぶときの考え方

法人が通訳を依頼する先は、通訳会社、フリーランスの通訳者とつながるマッチングサービス、電話・オンラインの通訳サービスの3タイプです。場面の重要度、専門性、手配までの時間で選び分けます。

依頼先のタイプ特徴向く場面確認したい点
通訳会社コーディネーターが要望を聞き、通訳者の人数・クラス・必要な機材を提案する。当日までの手配をまとめて任せられる契約交渉、役員が出席する商談、同時通訳を伴う会議やセミナー法人のみ受け付ける会社もある(サイマル・インターナショナルは個人からの依頼を受け付けていない)。見積もりの内訳、キャンセル規定
フリーランス通訳者(マッチングサービス)通訳者と直接やり取りして条件を決める形が中心。通訳者の経歴や得意分野を見て選べる比較的短い打ち合わせ、特定の分野に詳しい通訳者を探したい場面契約条件や秘密保持の取り決め、当日欠席時の代替要員を依頼側で確認する必要がある
電話・オンラインの通訳サービス電話の三者間通話やWeb会議で通訳者がつながる。移動が不要で、短時間から使える海外拠点とのWeb会議、外国人からの問い合わせ対応対応言語、対応時間帯、利用時間の区切り方は事業者ごとに異なる

依頼先を選ぶ5つのチェックポイント

どのタイプに頼む場合でも、次の5つを確認すると失敗を防げます。

チェックポイント確認する内容
1. 分野の実績自社の業界(製造、IT、医療、法務など)での通訳実績があるか。通訳者の経歴を事前に確認できるか
2. 料金体系時間枠の区切り、延長料金、交通費・宿泊費、キャンセル料の条件が明示されているか
3. 事前準備への対応資料の事前共有や打ち合わせに応じてもらえるか。通訳者は事前に背景や用語を調べて準備するため、準備の質が通訳の出来を左右する
4. 秘密保持と情報管理秘密保持契約を結べるか。共有した資料や録音データの保管・削除のルール
5. 手配のスピードと代替要員希望日までに手配できるか。通訳者が急病の場合に代わりを出してもらえるか

3つ目の事前準備については、通訳会社のよくある質問でも、通訳者が事前に背景や専門用語を準備するため、可能な範囲で資料を共有してほしいと案内されています(サイマル・インターナショナル「よくあるご質問」)。

秘密保持と個人データの扱い

通訳者には、未発表の製品情報や取引条件、参加者の氏名・連絡先などを事前に渡すことになります。個人データの取り扱いを外部に委託する場合、個人情報取扱事業者は、委託先に対して必要かつ適切な監督を行うことが求められます(参考:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」)。通訳会社を選ぶ際は、秘密保持契約の締結と、資料の返却・削除のルールまで確認しておきましょう。

この考え方は、通訳のあとに手元に残る名刺にも当てはまります。名刺に書かれた氏名やメールアドレスは個人情報にあたるため、名刺を社内で共有する場合は、誰がどこまで見られるかを決めておく必要があります。ネクスタ・メイシの商品ページでは、名刺単位や部署単位で非公開に設定できる機能や、2要素認証の設定、ログイン端末の確認が紹介されています。

ネクスタ・メイシ

名刺を社内で共有しつつ、見られる範囲を名刺単位・部署単位で分けたい会社に

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通訳を「委託」「派遣」で頼むときの違い

通訳会社へ都度手配を依頼する形のほかに、継続的に社内で通訳を使いたい場合は、業務の外部委託、人材派遣、人材紹介といった契約形態があります。通訳会社の中には、通訳だけでなく人材派遣・人材紹介や、外国語対応のアウトソーシングを扱う会社もあります。

契約形態概要依頼側が確認したい点
業務委託(請負・準委任)通訳業務の処理を委託先に任せる。委託先が自社の責任で通訳者を手配する依頼側が通訳者に業務の進め方や労働時間を直接指示する運用になっていないか
労働者派遣派遣元が雇用する通訳者を、派遣先の指揮命令のもとで働かせる派遣期間、業務の範囲、派遣先として負う責任
人材紹介・紹介予定派遣通訳者を紹介してもらい、直接雇用または一定期間の派遣を経て直接雇用する紹介手数料の条件、雇用後の処遇

契約の名称が請負や業務委託であっても、実態が派遣にあたるかどうかは、受託側が業務の遂行方法や労働時間の管理を自ら行っているかなどで判断されます。厚生労働省の告示「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準」第2条は、請負の形式の契約であっても、受託側が自ら業務の指示や労働時間の管理などを行う要件のいずれにも該当する場合を除き、労働者派遣事業を行う事業主とすると定めています(厚生労働省「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準」)。

なお、この解説は法的助言ではありません。継続的に通訳者を社内に迎える場合や、契約形態の判断に迷う場合は、依頼先や社内の法務・人事、必要に応じて専門家に確認してください。

通訳の料金の決まり方|金額ではなく構成要素で見積もりを比べる

通訳の料金は、形式・通訳者のクラス・言語・時間枠・通訳者の人数・諸経費の組み合わせで決まり、会社によって設定も異なるため、一律の相場は示しにくいとされています(インターグループ「通訳費用の相場は? 料金に関する疑問を解決!」)。

通訳会社の公開料金は会社や時期、条件によって大きく変わるため、この記事では具体的な金額は載せません。金額は各社の公式ページや見積もりで確認し、見積もりの内訳を同じ物差しで比べる方法を整理します。

料金を決める6つの要素

要素内容見積もりで確認すること
形式同時通訳は通訳者が交代しながら複数名で担当し、機材も必要。逐次通訳は1名から手配できる形式ごとの通訳者の人数、機材費が含まれているか
通訳者のクラス経験や得意分野でクラス分けし、クラスごとに料金を設定する会社が多い。例として、サイマル・インターナショナルは一般(経験3年以上の目安)、B(5年以上)、A(10年以上)、最上位のSに分けている。クラスの基準は会社ごとに異なる提案されたクラスの理由、通訳者の経歴を確認できるか
言語通訳者が少ない言語や、日本語を介さない組み合わせ(例:英語とフランス語)は高くなる傾向がある対象の言語の組み合わせで手配できるか、手配に必要な日数
時間枠半日・1日の区切りで設定する会社が多い。サイマル・インターナショナルでは、半日は3時間以内、延長は1時間単位。オンライン会議向けに2時間単位のパックを用意する会社もある半日と1日の時間の区切り、延長の単位、休憩や移動時間の扱い
人数同時通訳は交代要員が必要で、会議が長いほど人数が増える(前節の目安を参照)会議の長さに対して、何名体制の見積もりか
諸経費・規定交通費、宿泊費、機材費が加算される場合がある。サイマル・インターナショナルでは、通訳者の手配確定の連絡以降は、日時の変更も含めてキャンセル料の対象になる。出張扱いとなる範囲も定められている交通費・宿泊費の扱い、キャンセル料が発生する時点、早朝・深夜の取り扱い

クラスや時間枠、キャンセルの扱いは、サイマル・インターナショナル「通訳形式・通訳者のクラス・料金」と、インターグループのブログの説明をもとにしています。

見積もりを比べるときの計算の型

複数の会社から見積もりを取るときは、次の4点に沿って内訳を揃えると、会社ごとの違いに気づきやすくなります。

  • 総額は、通訳料(単価、人数、時間枠)に、延長分、機材費、交通費・宿泊費、その他の割増を足した金額で比べる
  • 単価が同じでも、会議が長くなれば通訳者の人数が増え、総額は人数分になる(逐次通訳で3時間を超える場合は2名体制が目安)
  • 通訳料だけが安くても、交通費・機材費・延長料金が別料金なら総額で逆転することがある
  • キャンセル料の発生時点が早い会社では、日程が固まる前の仮押さえに注意が必要

電話通訳・オンライン通訳の料金体系の見方

電話通訳サービスやオンライン通訳の料金は、事業者によって、利用時間に応じた課金、月額の固定料金、契約プランなど体系が異なります。問い合わせの件数と1件あたりの通話時間、利用する時間帯と言語をあらかじめ見積もったうえで、同じ条件で比べましょう。オンライン通訳では、移動が不要で交通費がかからないため、対面より総額が抑えられる可能性があるとされています。

費用を抑えたい場合は、通訳が必要な時間帯だけに絞る、事前に資料を十分に渡して準備を助ける、会議の一部をオンラインに切り替えるといった方法があります。ただし、費用だけを優先して経験の浅い通訳者を選ぶと、重要な商談で意図が伝わらないおそれがあります。失敗したときの影響の大きさと費用のバランスで判断してください。

3サービスの違いを比較表で見る

対面・オンライン・電話通訳とAI翻訳の使い分け

通訳の方式は、誤訳したときの損失の大きさで選びます。契約交渉は対面か通訳者が参加するオンライン通訳、窓口や問い合わせへの短時間の対応は電話通訳、社内の情報共有はAI翻訳が目安です。

方式向いている場面特徴留意点
対面通訳重要な商談、視察、表情や場の空気を読む必要がある交渉通訳者が会場に同席する。表情や資料を見ながら進められる交通費や移動の拘束が発生し、遠方は出張扱いで別途見積もりになる会社がある。急な手配は難しい
オンライン通訳(通訳者が参加)海外拠点とのWeb会議、ウェビナー、国際会議のオンライン配信通訳者がWeb会議に参加して訳す。Web会議のシステムと専用の遠隔同時通訳システムの両方に対応する会社がある通信環境が悪いと聞き取れず訳が途切れる。事前に接続テストを行う
電話通訳外国人からの電話対応、短い問い合わせや確認利用者、通訳オペレーター、受け手の三者で通話する(三者間通話)。自治体の例として、港区は13か国語に対応し、平日の開庁時間に利用できる事業者や自治体ごとに、対応言語・対応時間・利用できる範囲が異なる
AI翻訳ツール社内の情報共有、簡単な確認、議事録の補助音声や文字を自動で訳す。通訳会社の中にはAI通訳を組み合わせた提案を行う会社もある固有名詞や専門用語、言外のニュアンスを誤訳することがある

電話通訳の仕組みは、港区「多言語対応三者通話サービス」で、利用者が言語を選んで通訳コールセンターに電話し、区の職員と通訳オペレーターを交えた3人で会話する流れとして紹介されています。オンライン通訳やAI通訳への対応は、サイマル・インターナショナルのよくあるご質問とインターグループの通訳サービスのページをもとにしています。

判断の目安は「誤訳したときの損失の大きさ」です。契約条件の交渉や初めての取引先との商談のように、言葉の行き違いが取引に直結する場面では、対面か、通訳者が参加するオンライン通訳を選びます。一方、社内での情報共有や簡単な確認であれば、AI翻訳ツールで足りる場合もあります。なお、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の音声翻訳アプリ「VoiceTra」は、個人の旅行者の試用を想定した研究用アプリとされ、民間サービスの利用も検討するよう案内されています(参考:NICT「VoiceTra」)。業務で自動翻訳を使う場合は、商用サービスの利用規約とデータの取り扱いを確認しましょう。

電話やオンラインでの通訳を取り入れると、取引先とのやり取りの場所が広がります。その一方で、オンライン商談では紙の名刺を交換できず、相手の連絡先や役職を後から集める手間が残ります。海外の取引先の情報を担当者ごとにばらばらに持たず、オンラインの名刺交換から登録まで1か所にまとめたい場合の一例が、名刺管理SKYPCEです。名刺管理SKYPCEは、Web名刺交換機能を通じてオンライン会議で名刺を交換できると商品ページで紹介されています。主催者が会議の予定を設定し、参加者がWeb会議用のURLを開いて名刺画像をアップロードすると登録が完了し、名刺管理SKYPCEを使っていない参加者も利用できます。スマートフォンでの撮影やスキャナー・複合機での取り込みにも対応し、データ化はAI-OCRとオペレーターの確認で行われ、作業は国内で実施されるとされています。

外国語の名刺の読み取りについては、公式サイトの導入事例ページに載っている利用者の声に、デザイン性の高い名刺や海外の方の名刺で読み取れない部分が出ることがあるという改善要望もあります。外国語の名刺が多い会社は、資料や試用で対応言語と読み取りの状況を確認しましょう。料金は公開されておらず問い合わせが必要です。

Sky株式会社

名刺管理SKYPCE

名刺管理SKYPCE
出典:www.skypce.net

Sky株式会社

名刺管理SKYPCE

名刺管理を効率化!顧客情報を効率的に集約・共有し営業活動に活かしたい方におすすめ

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  • 法人向け・営業・セキュリティに強い名刺管理サービス
  • スマホ撮影ですぐに登録でき、精度99.9%で名刺をデータ化
  • 164万件超の企業情報データベースを活用。CRM/SFAとも連携可能
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ここが少し気になる…

  • 利用料金が公開されていないため、問い合わせる必要がある

機能の詳細や利用イメージは
「サービス詳細はこちら」をクリック

名刺管理SKYPCEを運営するSky株式会社の導入事例ページには、自社でのオンライン会議での使い方が次のように紹介されています。

Sky株式会社ではSKYPCEを活用し、オンライン会議でも名刺交換を行っています。

出典:SKYPCE公式サイト「導入事例」(Sky株式会社の自社活用事例)

通訳の依頼から当日までの流れと準備

通訳会社に依頼する場合の一般的な流れは、問い合わせ、見積もり・提案、契約、事前準備、当日の順です。通訳者の手配には時間がかかるため、日程が決まったらできるだけ早く問い合わせます。

  1. 問い合わせ:日時、場所(対面かオンラインか)、言語、形式、参加人数、分野を伝える
  2. 見積もり・通訳者の提案:通訳者のクラスと人数、必要な機材、総額の見積もりを確認する
  3. 契約:料金、キャンセル規定、秘密保持契約を取り交わす
  4. 事前準備:資料や用語集を共有し、必要に応じて通訳者と打ち合わせをする
  5. 当日:開始前に通訳者と進行を確認し、話し手は区切りを意識して話す
  6. 終了後:延長の有無を確認して精算し、交換した名刺や商談メモを整理する

通訳会社によっては、おおまかな日程だけで仮手配ができ、案件が確定するまでキャンセル料がかからない仕組みを用意しています(インターグループの通訳サービスのページ)。一方、手配が確定したあとは日時の変更もキャンセル料の対象になる会社もあるため(サイマル・インターナショナル)、仮手配と確定の区切りを最初に確認しておきましょう。初めての取引では事前入金が必要になる会社もあります。

通訳者に事前に渡す資料

  • 会社案内、製品資料、議題と進行表
  • 専門用語や社内の略語の一覧(日本語と先方の言語を併記できると望ましい)
  • 参加者リスト(氏名の表記、役職、読み方)
  • 過去のやり取りや契約書の要点(共有してよい範囲に限る)

当日、話し手が気をつけること

当日、話し手が気をつけたいのは、一文を短くし、主語と結論をはっきり言うことです。日本語特有のあいまいな表現や、社内でしか通じない略語は通訳者が訳しにくく、誤解のもとになります。逐次通訳では、数文ごとに区切って話し、通訳者がメモを取り終えてから次へ進みます。

通訳を使った商談のあとにやること|名刺・メモ・次のアクションの整理

通訳を使った商談のあとは、当日中に名刺と商談メモを登録して社内で共有し、お礼の連絡と次のアクションの期限を決めるところまで進めます。通訳に費用をかけた商談の成果は、この後始末で決まります。

  1. 名刺を当日中に登録する:外国語の名刺は、姓名の順番と役職名の表記を確認して入力する
  2. 商談メモを残す:決まったこと、宿題、先方の関心事を、通訳を介して確認した範囲で書く。聞き違いが疑われる箇所は、通訳者や先方に確認する
  3. 次のアクションと期限を決める:お礼の連絡、資料の送付、次回の日程調整を担当と期限つきで決める
  4. 社内で共有する:担当者が代わっても取引先とのやり取りをたどれるように、名刺とメモを同じ場所にまとめる
  5. 個人情報として管理する:名刺の氏名・連絡先は個人情報にあたるため、見られる範囲と保管のルールを決める

名刺をどのように管理するかは、名刺管理アプリや名刺管理ソフトの選び方にもつながります。個人向けのアプリから法人向けに移る目安や、アプリの比べ方は、名刺管理アプリおすすめ比較2026|個人向け・法人向けの選び方と失敗回避を解説で整理しています。

通訳を使った商談のあとの名刺整理、今のやり方で大丈夫?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

3サービスの違いを比較表で見る

通訳依頼でよくある失敗パターンと対処法

通訳の依頼でつまずく原因は、通訳者の力量よりも、依頼する側の準備不足にあることが少なくありません。よくある失敗と対処法を整理します。

失敗パターンよくある状況(Before)対処法(After)
1. 資料を渡していない当日初めて製品名や専門用語を聞き、訳語が安定しない会社案内、製品資料、用語集、参加者リストを数日前までに共有する
2. 形式の選び間違い多人数の会議に逐次通訳を頼み、議題の半分しか終わらない参加人数と会議時間から形式を選び、逐次通訳なら時間を長めに取る
3. 見積もりの見落とし会議が延びて延長料金が発生し、交通費や機材費も後から加算される延長料金、交通費、機材費、キャンセル料を含めた総額で見積もりを取る
4. 商談後のフォローがない外国語の名刺が担当者の手元に残ったまま、連絡が途絶える名刺と商談メモをその日のうちに登録し、社内で共有する

4つ目の失敗は、通訳の手配そのものとは別の問題に見えますが、通訳に費用をかけた商談の成果を無駄にしてしまうという点で見逃せません。展示会や国際会議のあとは名刺が一度にたまり、入力が後回しになりやすいものです。外出先でその場で名刺を登録し、営業担当者どうしで共有できるようにしておけば、お礼のメールや次回の日程調整を素早く進められます。

名刺の登録と共有を、シンプルな画面で始めたい場合の一例がネクスタ・メイシです。ネクスタ・メイシは、展示会やセミナーで集めた名刺を外出先からその場で登録でき、同じ相手と何度か名刺を交換しても情報を自動でまとめる名寄せ機能で、最新の部署や役職が表示されると商品ページで紹介されています。画面や機能が絞られているため、使いこなすまでの負担を抑えたい会社に向いています。一方、原則5ユーザーからの利用で、一部の機能はオプションです。オペレーターによる名刺の修正がなく登録後すぐに使える反面、読み取り結果の確認は利用者側で行い、外国語名刺の対応言語は資料で確認する必要があります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

東日印刷株式会社

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高い技術力が魅力◎月600円から使えてコスパ重視の企業におすすめ

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  • 原則5ユーザーからの利用で、一部オプション対応の機能がある

機能の詳細や利用イメージは
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ネクスタ・メイシの公式サイトの導入事例では、名刺管理を導入した建物管理会社が、導入後の変化を次のように語っています。

ネクスタ・メイシを導入したことで、まず名刺を探す手間というものがなくなりましたし、名刺に関する無駄な確認作業も減りました。

出典:ネクスタ・メイシ公式サイト「千代田ビル管財株式会社」の導入事例

よくある質問(FAQ)

Q1. 通訳と翻訳の違いは何ですか?

A. 通訳は話し言葉をその場で別の言語に置き換えて伝える仕事で、翻訳は文書などの書き言葉を別の言語に置き換える仕事です。会議や商談には通訳を、契約書や資料には翻訳を依頼します。

Q2. 法人が通訳を依頼するには、どこにどう頼めばよいですか?

A. 依頼先は、通訳会社、フリーランス通訳者のマッチングサービス、電話・オンラインの通訳サービスの3タイプです。日時、場所、言語、形式、参加人数、分野を伝えて見積もりを取ります。法人のみ受け付ける通訳会社もあるため、事前に確認しましょう。

Q3. 通訳の料金はどのように決まりますか?

A. 形式、通訳者のクラス、言語、時間枠、人数、交通費・機材費などの諸経費の組み合わせで決まり、会社ごとに設定が異なります。通訳料だけでなく、延長料金やキャンセル料を含めた総額で見積もりを比べましょう。

Q4. 通訳を業務委託する場合、派遣との違いに注意が必要ですか?

A. 請負などの委託契約でも、受託側が業務の進め方や労働時間の管理を自ら行っていない場合は、労働者派遣にあたるとされることがあります。継続的に通訳者を社内で働かせる場合は、契約形態を依頼先や社内の法務・人事に確認してください。この回答は法的助言ではありません。

Q5. 電話通訳サービスはどんな場面で使えますか?

A. 外国人からの電話対応や、短い問い合わせ・確認に向いています。利用者、通訳オペレーター、受け手の三者で通話する三者間通話の形が一般的で、対応言語や対応時間は事業者ごとに異なります。契約交渉のような重要な場面では、対面か通訳者が参加するオンライン通訳が安心です。

Q6. 通訳を使った商談の後は、名刺や商談メモをどう管理すればよいですか?

A. 交換した名刺と商談メモを当日中に登録し、社内で共有します。外国語の名刺は後回しにされやすいため、手作業の負担が大きい場合は、取り込み方法や対応言語を比べたうえで名刺管理ソフトを検討する方法があります。

まとめ

ビジネスで通訳を依頼するときは、次の5点を押さえておきましょう。

  1. 国際会議は同時通訳、商談や打ち合わせは逐次通訳、少人数の会議はウィスパリングと、人数と時間から形式を選ぶ
  2. 依頼先は、通訳会社、マッチングサービス、電話・オンラインの通訳サービスから、場面の重要度と専門性で選ぶ
  3. 料金は金額だけで判断せず、クラス・時間枠・人数・諸経費・キャンセル規定を揃えて、総額で見積もりを比べる
  4. 委託や派遣で通訳者を迎える場合は、契約形態と秘密保持、個人データの扱いを事前に確認する
  5. 商談後は名刺と商談メモを当日中に登録して共有し、手作業の負担が大きいなら名刺管理ソフトの資料を取り寄せて比べる

通訳は商談を成立させるための手段であり、本当の成果はその後の取引で生まれます。通訳の手配とあわせて、商談で得たつながりを活かす仕組みも整えておきましょう。

参考文献

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