個人向け名刺アプリとは?無料版と有料版の違い・評判とチーム利用の限界を解説

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  • Eightの無料版と有料版の違いがわかる
  • 名刺なし登録や安全面の疑問を確認できる
  • チーム利用で足りない点と代替を比較できる

Eight(エイト)は、Sansan株式会社が提供する個人向けの名刺アプリで、基本機能は無料で使えます。名刺を撮影してデータ化・検索できる名刺管理アプリで、デジタル名刺の交換にも対応し、有料のEightプレミアムでは名刺情報のダウンロードなどが加わります。この記事では、無料版と有料版の違い、名刺がなくても登録できるか、仕事の名刺を預けて安全かといった疑問に答えたうえで、チームや会社で使うと不足しやすい点と、会社向けの選択肢である法人向け名刺管理サービスの違いを、公式情報と各サービスの公開情報をもとに整理します。

個人向けのEightの次に検討したい名刺管理の形を診断

Q1. 名刺を共有したい範囲は?

目次

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  1. Eight(エイト)とは|提供元・基本機能
  2. Eight(個人向け)で不足する機能と法人向け代替ツール
  3. Eightの料金プラン|無料版とEightプレミアムの違い
  4. Eightの使い方|アカウント作成と名刺の取り込み方
  5. Eightの評判|メリットと不足しやすい点
  6. 利用シーン別に見るEightと法人向けツールの向き不向き
  7. Eight運用でよくある失敗パターン
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ
  10. 参考文献

Eight(エイト)とは|提供元・基本機能

Eightは、Sansan株式会社が提供する個人向けの名刺アプリ(名刺管理アプリ)です。名刺を撮影してデータ化・検索できるほか、QRコードによるデジタル名刺の交換や、つながった相手の近況通知といったビジネスSNSに近い機能を備えています。基本機能は無料で、有料版との違いは料金プランの節で解説します。

提供元のSansan株式会社は、法人向けの名刺管理サービス「Sansan」も提供しており、個人向けのEightと会社向けのサービスを別々に用意しています。この違いが、後半で解説する「個人利用では足りなくなる場面」を理解する前提になります。

主な機能

Eightの公式サイトで案内されている主な機能は、次のとおりです(2026年10月14日確認)。

機能 内容
名刺のデータ化・検索名刺を撮影するとデータ化され、名前・会社名・部署・役職で検索できる
デジタル名刺交換QRコードでデジタル名刺を渡せる。Eightユーザー同士はスマートフォンをかざして交換することもできる
近況の通知・メッセージつながった相手が昇進や転職などで名刺を更新すると通知が届き、メッセージでやり取りもできる
PCでの利用スマートフォンだけでなくPCからも名刺情報にアクセスできる

紙の名刺を探す手間が減るだけでなく、相手の異動や転職を知るきっかけになる点が、一般的な連絡先アプリとの違いです。

Eight(個人向け)で不足する機能と法人向け代替ツール

個人向けの名刺アプリで不足しやすいのは、データの書き出しと活用、チーム内での共有と重複の整理、そして会社としてのセキュリティ管理の3つです。目的に合わせて法人向けのサービスを選ぶと、この不足を補えます。

Eightの次に比べたい法人向け名刺管理サービス3つの違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:Sansan。企業情報や接触履歴と合わせて、名刺を全社の営業データとして使える点が商品ページで紹介されています。

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:ネクスタ・メイシ。同じ人物の名刺を氏名とメールアドレスで自動的にまとめる名寄せがあり、原則5ユーザーから使い始められます。

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:名刺管理SKYPCE。許可したIPアドレスからのみアクセスを認める設定があり、データ化作業はすべて国内で実施されています。

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サービス Sansan ネクスタ・メイシ 名刺管理SKYPCE
向いている会社 名刺を全社の顧客データとして一元管理し、企業情報やCRMとの連携まで活用したい会社 機能を絞ったシンプルな画面で、数人から名刺を共有し始めたい会社 アクセス制限などの管理面を重視し、法人として名刺データを預けたい会社
特徴 AIとオペレーターの入力で99.9%の精度をうたうデータ化。100万件を超える企業情報を搭載し、人事異動の通知やSalesforceなどとの自動連携を備える 氏名とメールアドレスが同じ名刺を自動で統合する名寄せと、名刺単位・部署単位の公開・非公開設定。オペレーターによる修正がなく、登録後すぐに使える AI-OCRとオペレーターの確認で99.9%の精度をうたい、作業はすべて国内で実施。許可したIPアドレスからのみのアクセス設定や、スキャナー・複合機からの取り込みに対応
注意したい点 商品ページでは、名刺管理がある程度完了すると利用頻度が減る場合があると触れられている 原則5ユーザーからの利用で、一部の機能はオプションまたは上位プランの対応 利用料金が公開されていないため、問い合わせて確認する必要がある
資料・詳細

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

法人向けの代表例が、同じSansan株式会社が提供するSansanです。Sansanは会社が契約し、全社員の名刺や営業活動の情報を組織の資産として管理するサービスで(Eight公式ブログのEight Team・Sansan比較記事)、個人の名刺整理にはEightが用意されています。つまり「Sansanを個人で使えるか」ではなく、「個人はEight、会社の営業データとして使うならSansan」と分けて考えるのが基本です。商品ページでは、名刺の99.9%の精度でのデータ化、100万件を超える企業情報の搭載、SalesforceやMarketoなどとの自動連携、二要素認証やIPアドレス認証といった管理機能が紹介されており、評価は4.2(28件)です(2026年10月14日確認)。

Sansan株式会社

Sansan

Sansan

Sansan株式会社

Sansan

接点管理機能搭載で全社でのつながりを重視したい方におすすめ

全体評価
4.2 (28件)
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GOOD

おすすめ!

  • 電話・メール・面会などの接触履歴を残せ、名刺データを活かして有益な営業活動が行える
  • 人事異動情報・ニュース配信といった機能を搭載し、常に相手企業の最新の情報を把握できる
MORE

気になる…

  • 顧客フォロー機能が少なく、名刺管理がある程度完了すると利用頻度が減る場合も
評価・口コミ(一部抜粋)
4.2
  • Sansanを利用することで名刺の管理が属人化せず、組織全体で人脈を共有・活用できるようになります。営業活動の効率化や情報の見える化が進み、機会損失の防止にも繋がります。また効率化という点では、手入力不要で正確にデータ化される点も大きなメリットです。

  • 顧客情報の一元化、営業生産性の向上、業務時間の削減、マーケティングの強化、ビジネスチャンスの拡大などのメリットが得られる。提携しているJ銀行では、Sansan導入により年間2万時間の業務時間削減と有効商談につながるセミナー参加者が5倍に増加した。

  • 名刺管理アプリ「サンサン」を導入したことで、紙の名刺を手作業で整理・共有する手間が大幅に削減されました。名刺情報をチーム内で簡単に共有できるようになり、営業活動の効率化や人脈の可視化にもつながっています。検索機能も優れており、必要な情報にすぐアクセスできる点も大きなメリットです。

他システムとの比較記事はこちら

機能の詳細や利用イメージは
「サービス詳細はこちら」をクリック

Sansanの導入事例(三菱倉庫株式会社)では、導入前の状況が次のように紹介されています。

Sansanを導入する以前は、社員個人が名刺をそれぞれ管理していました。各事業部や支店が持っている顧客情報についても共有されておらず、人脈を会社の資産として活用できていなかった状況は、大きな課題になっていました。

出典:Sansan導入事例 三菱倉庫株式会社
不足しやすい点 困る場面の例 法人向けで確認したい機能
データの書き出し・活用名刺を顧客リストやメール配信に使いたいCSV出力、顧客管理システムとの連携
チームでの共有・重複管理同じ相手の名刺を複数人が別々に登録している名寄せ、公開範囲の設定
セキュリティ・権限管理退職者のスマートフォンに名刺が残るアクセス制限、アカウント停止、データの取扱い体制

名刺アプリと法人向け名刺管理サービスの違い

名刺アプリは、個人が自分の人脈を整理するためのものと、会社が名刺を組織の資産として管理するためのものに大きく分かれます。前者は「自分が見つけやすいこと」を重視し、後者は「会社として誰がどの名刺を見られるか」「社員が辞めても名刺が会社に残るか」を重視します。どちらが優れているというより、目的が違う道具だと理解しておくと選び方で迷いにくくなります。個人向け・法人向けの名刺管理アプリを横断して比較したい方は、名刺管理アプリのおすすめ比較と選び方もあわせてご覧ください。

CSV一括出力・データ活用の限界

名刺をデータ化する目的が「探せるようにする」ことから「営業に使う」ことへ移ると、名刺情報をまとめて取り出し、顧客リストやメール配信に使いたくなります。個人向けアプリでも有料版で書き出せる場合はありますが、各自がばらばらに書き出したファイルを集めて整えるのは手間がかかり、同じ人物の名刺が何件も重なることもよくあります。名刺データを営業活動の仕組みにつなげる考え方は、営業支援(SFA)の仕組みと選び方で詳しく解説しています。

なお、名刺のメールアドレスに広告や宣伝のメールを送る場合は、特定電子メール法のルールにも注意が必要です。広告・宣伝を目的とした電子メールは同法の規制対象になると総務省が案内しているため、書き出した名刺データの使い道は、社内で事前に確認しておきましょう。

チームで名刺データを共有しつつ、コストを抑えて始めたい場合の候補になるのが、ネクスタ・メイシです。画面がシンプルで機能が絞られているため、個人アプリに慣れた社員にも受け入れられやすく、氏名とメールアドレスが同じ名刺を自動的にまとめる名寄せや、名刺単位・部署単位の公開・非公開設定を備えています。オペレーターによる修正を行わない分、登録後すぐにデータを使えるのも特徴です。個人でばらばらに管理している名刺を、まずはチームの共通データにまとめたいという段階であれば、資料でプランごとの機能の違いを確認してみてください。

東日印刷株式会社

ネクスタ・メイシ

ネクスタ・メイシ

東日印刷株式会社

ネクスタ・メイシ

高い技術力が魅力◎月600円から使えてコスパ重視の企業におすすめ

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GOOD

おすすめ!

  • 月々600円からスタートできる手軽さとコストパフォーマンスの高さ
  • 初心者でも始めやすいシンプルなUIと無駄のない機能
  • 高い技術力を持つ世界最高峰のエンジニアによる開発
MORE

気になる…

  • 原則5ユーザーからの利用で、一部オプション対応の機能がある

機能の詳細や利用イメージは
「サービス詳細はこちら」をクリック

千代田ビル管財株式会社の導入事例では、名刺の管理がうまくいかないと必要な場面ですぐ顧客情報にたどり着けないという課題と、導入後の変化が紹介されています。

ネクスタ・メイシを導入したことで、まず名刺を探す手間というものがなくなりましたし、名刺に関する無駄な確認作業も減りました。

出典:ネクスタ・メイシ導入事例 千代田ビル管財株式会社

セキュリティ・アクセス権限管理

会社として名刺を管理するうえで、最も個人向けアプリとの差が出るのがセキュリティです。個人のアカウントに登録された名刺は、会社がアクセス権限を設定したり、退職時に確実に回収したりすることが難しくなります。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」でも、情報資産を把握し、誰がアクセスできるかを管理することが対策の基本として示されています。名刺は顧客や取引先の情報そのものなので、社内で共有するなら、アクセスできる人と場所を会社が決められる仕組みが必要です。

セキュリティ要件を重視する企業で候補になるのが、名刺管理SKYPCEです。AI-OCRとオペレーターの確認で99.9%の精度をうたうデータ化を行い、データ化の作業はすべて国内で実施されています。許可したネットワーク(IPアドレス)からのみアクセスを認める設定ができ、未許可のアクセスを検知すると管理者に通知されるほか、スマートフォンでの撮影に加えて推奨スキャナーや複合機からの一括取り込みにも対応しています。解約時などに全データを返却する有償サービスもあります。取引先から情報管理の体制を問われることが多い業種や、社外からのアクセスを制限したい企業は、資料で取扱い体制と取り込みの流れを確認してみてください。

Sky株式会社

名刺管理SKYPCE

名刺管理SKYPCE

Sky株式会社

名刺管理SKYPCE

名刺管理を効率化!顧客情報を効率的に集約・共有し営業活動に活かしたい方におすすめ

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GOOD

おすすめ!

  • 法人向け・営業・セキュリティに強い名刺管理サービス
  • スマホ撮影ですぐに登録でき、精度99.9%で名刺をデータ化
  • 164万件超の企業情報データベースを活用。CRM/SFAとも連携可能
MORE

気になる…

  • 利用料金が公開されていないため、問い合わせる必要がある

機能の詳細や利用イメージは
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株式会社テリーナテリーナの導入事例では、交換した名刺が机の引き出しに入ったままだった状況からの変化が紹介されています。

「SKYPCE」導入後は、外出先から社内にいる社員に発送や連絡、訪問先の指示などを依頼する際、会社名と担当者名を伝えるだけですぐに検索できるようになりました。

出典:SKYPCE導入事例 株式会社テリーナテリーナ

※Sansan、ネクスタ・メイシ、名刺管理SKYPCEの情報は、ビジネスコンシェルジュの商品ページの公開情報(2026年10月14日確認)をもとにしています。機能や提供条件は変更される場合があるため、最新情報は各サービスの資料でご確認ください。

Eightの料金プラン|無料版とEightプレミアムの違い

Eightは基本機能を無料で使え、個人でさらに活用したい人向けに有料の「Eightプレミアム」があります。チームや会社で名刺を共有したい場合は、個人の有料版とは別に、法人向けの「Eight Team」などの契約が必要です。

プラン 主な対象 主な内容
無料版個人名刺のデータ化と検索、デジタル名刺交換、近況通知、メッセージ
Eightプレミアム個人(有料・月額または年額)無料版に加え、名刺両面の全項目のデータ化、名刺情報のダウンロード、共通の知り合いの表示、端末の連絡先との連携など
Eight Team会社・部署・チームEightで管理している名刺をチームで共有する法人向けの契約。個人のEightのアカウントをそのまま使え、個人のプランとは別に契約する

※Eight公式サイトと公式ヘルプの案内(2026年10月14日確認)をもとに整理しています。具体的な料金や機能の範囲は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。

バーチャル名刺アプリとしての料金体系|無料・個人有料・法人向けの3段階

Eightのデジタル(バーチャル)名刺は、無料版から使えます。料金体系は、無料版、個人向け有料のEightプレミアム、チーム向けのEight Teamの3段階で、金額は公式サイトで確認します。

「最新のバーチャル名刺アプリとその料金」を調べる場合は、名刺を渡すだけか、受け取った名刺を管理するところまで含めるかで比べる対象が変わります。オンライン商談で自分の名刺を渡すだけなら無料版で足りますが、受け取った名刺のデータを書き出して使うなら有料版、会社として共有するならチーム向けの契約と、必要な機能に応じて段階が上がります。複数のサービスのオンライン名刺機能は、デジタル名刺交換の節の表で比べられます。

法人向けの「Eight Team」とは|個人のEightを会社で共有する仕組み

Eight Teamは、個人向けEightのアカウントをそのまま使い、名刺をチームで共有できる法人向けの契約です。会社単位だけでなく、部署やチーム単位でも申し込めます(Eight公式サイト、2026年10月14日確認)。

公式のよくある質問とブログによると、Eight Teamの特徴は次のとおりです。共有する名刺としない名刺を利用者が選べること、名刺の検索、共有メモ・共有タグ、名寄せ、権限管理、CSV出力、メンバーがチームから外れたあとも名刺を残すアーカイブといった機能があること、HubSpotとkintoneとの連携に対応していることです。契約は年間契約で、途中解約は原則受け付けておらず、1人が複数のEight Teamに所属することはできません。小規模な組織での利用が多いとされ、公式の比較記事でも、名刺を共有する用途のEight Team、全社の営業データとして使うSansanという位置づけで説明されています。

注意したいのは、名刺データの帰属が個人のEightにある設計である点です。公式の比較記事でも資産の帰属は個人のEightと整理されており、ITreviewのレビューでは、退職者がチームから外れると名刺を見られなくなる点を課題とする声が挙がっています。退職や異動のたびに名刺をどう引き継ぐかは、契約前に社内で決めておく必要があります。個人のEightから会社の仕組みへ段階を上げるとき、数人のチームで名刺を共有する段階の選択肢を比べたい場合は、機能を絞って始められる法人向けサービスの資料も確認材料になります。

ネクスタ・メイシ

名刺を数人のチームで共有し始めたい会社に

ネクスタ・メイシの資料を無料でダウンロードできます

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3サービスの違いを比較表で見る

Eightの使い方|アカウント作成と名刺の取り込み方

Eightは、手元に名刺がなくても、名前やメールアドレスなどをフォームに入力してアカウントを作成できます。受け取った名刺の取り込みは、スマートフォンでの撮影のほか、対応するスキャナーやPC向けの連携ソフトでも行えます。

名刺がなくても登録できる?|名刺なしでのアカウント作成

Eightは、2022年6月から、手元に名刺がなくてもフォーム入力で新規登録できるようになりました(Sansan株式会社のニュースリリース)。入力するのは名前、会社名、部署、役職、メールアドレスで、名前とメールアドレスは必須です。入力内容から簡易的な名刺が作られ、その名刺でEightを使い始められます。

公式ヘルプのアプリ版の手順は、「手元に名刺がない方はこちら」をタップして名刺情報を入力し、認証メールの送信先を確認して送信し、メール内のボタンで認証する流れです。そのあとプロフィールやログイン情報を設定します。パスワードは8文字以上30文字以内で、半角の大文字・小文字・記号・数字のうち3種類以上を含める必要があります(Eightヘルプ、2026年10月14日確認)。注意点として、フォーム入力での登録は新規登録時のみ可能で、転職や異動などで名刺情報が変わったときは、新しい名刺を撮影して登録し直します。

名刺の取り込み方|スマホ・スキャナー・PC

名刺が多い人ほど、取り込み方法の選び方で手間が変わります。PFUの解説記事をもとに、主な方法を整理します。

方法 内容 条件・注意
スマートフォンで撮影クイックスキャンは複数枚をまとめて撮影でき、取り込むのは表面のみ。連続スキャンは名刺の両面を登録できる外出先ですぐ登録したいときに向く
対応するScanSnap連携設定で保存先にEightを指定すると、スキャンした名刺が自動で登録される対応するScanSnapの機種と設定が必要
パソコン(Eight scan)専用の連携ソフトで、パソコンからスキャンした名刺を取り込む有償のEightプレミアムのアカウントが必要
どこでもスキャン全国のスキャンスポットに設置された専用スキャナーを使って取り込むサービスは無料だが、設置場所の利用料は別途かかる場合がある

※PFUの解説記事(Eightを使った名刺管理術、2026年10月14日確認)をもとにしています。対応機種や提供状況は変わる場合があるため、最新はEightの公式ヘルプでご確認ください。

名刺を大量に取り込む必要がある場合は、データ化の方法そのものが選定の基準になります。個人のEightではスキャンした画像をアプリが読み取りますが、法人向けサービスの中には、オペレーターが確認して精度を高める方式や、スキャナー・複合機からの一括取り込みを前提にしたものがあります。どの方式が自社の名刺の量と運用に合うかは、資料で取り込みの流れを比べて判断するとよいでしょう。

Eightの評判|メリットと不足しやすい点

Eightは「無料でも名刺の整理と検索が十分にできる」「名刺交換後もつながりが続く」点が評価される一方、書き出しや共有を求める段階で無料版の範囲が物足りなくなるという声が見られます。

評価されやすいメリット

  • 無料で始められ、名刺を撮影するだけで検索できる状態になる
  • デジタル名刺を使えば、オンライン商談や紙の名刺を切らしたときでも名刺交換ができる
  • 相手の昇進や転職の通知で、名刺情報が古くなりにくい
  • スマートフォンとPCの両方から使え、外出先でも名刺を確認できる

ITreviewに見る評価の傾向

ITreviewでは、Eightの平均評価は4.1、レビュー件数は501件です(ITreview Eightのレビュー、2026年10月14日確認)。レビューの要約で多く挙がっている点は次のとおりです。

  • 良い点:スマートフォンでの撮影でデータ化でき手入力が減ること、検索やタグ・メモで整理しやすいこと、相手の異動や昇進の情報が更新されること、無料プランで基本機能を使えて始めやすいこと
  • 課題として挙がる点:無料版ではデータ出力に制限があること、通知やSNS的な要素がノイズに感じられること、Eight Teamでは退職者がチームから外れると名刺を見られなくなること、利用者が少ない相手の名刺はスキャンが必要なこと

評判を見るときは、書き手が個人で使っているのか、会社で使っているのかを分けて読むことをおすすめします。個人利用の立場では満足度が高くても、会社で使う立場からは「管理しきれない」という評価になることがあります。これは機能の良し悪しというより、個人向けのアプリを組織の用途で使おうとしたときに生じるずれです。

不足しやすい点・注意点

  • 名刺情報の一括ダウンロードなど、データを外に出す機能は有料版が前提になる
  • 個人のアカウントに名刺がたまるため、会社として「誰がどの名刺を持っているか」を把握しにくい
  • 異動や退職のときに、名刺の引き継ぎが本人任せになりやすい
  • SNS的なつながり機能を、社外との関係でどこまで使ってよいか社内ルールがないと判断に迷う

名刺交換アプリとして使う|デジタル名刺交換のポイント

名刺交換アプリとしてのEightは、QRコードで自分のデジタル名刺を相手に渡せ、Eightユーザー同士ならスマートフォンをかざして交換できます。オンライン商談では紙の名刺を渡せないため、画面にQRコードを表示したり、会議のチャットで名刺のリンクを共有したりすることで、名刺交換の代わりにできます。紙の名刺を切らしてしまった場面でも、相手にその場で連絡先を渡せるのは大きな利点です。

オンラインで名刺を交換する機能は、法人向けサービスにもあります。公開情報で確認できた範囲を整理すると、次のとおりです。

サービス オンラインでの名刺交換機能 確認した情報源
EightQRコードでデジタル名刺を渡せる。Eightユーザー同士はスマートフォンをかざして交換できるEight公式サイト
Sansan「オンライン名刺」機能があり、対面できない相手とも名刺交換ができるSansan株式会社のニュースリリース、導入事例
ネクスタ・メイシオンライン名刺交換機能で、Web会議など非対面でも名刺情報を交換できるビジネスコンシェルジュの商品ページ
名刺管理SKYPCEWeb名刺交換で、参加者がWeb会議用URLから名刺画像をアップロードして登録する。SKYPCEのユーザー以外の参加者も利用できるビジネスコンシェルジュの商品ページ

ただし、デジタル名刺は相手がアプリを使っていない場合もあるため、紙の名刺を完全に置き換えるものではなく、併用する前提で考えるのが現実的です。また、デジタル名刺に載せる情報は、紙の名刺と同じく会社の表記ルールに合わせておきましょう。部署名や肩書きを各自が自由に書き換えられる状態だと、取引先から見たときに会社としての表記がそろわず、名刺を受け取った側のデータにも表記ゆれが残ります。会社で使うなら、どの情報を載せるか、異動のときに誰が更新するかを決めておくと安心です。

Eightは安全?|2段階認証と仕事の名刺を登録するときの注意

Eightは2段階認証を設定でき、公式ヘルプのセキュリティガイドでも設定が推奨されています。ただし、仕事の名刺を登録してよいかは、サービスの安全性だけでなく、会社の規程と退職時の扱いまで含めて判断します。

公式ヘルプのセキュリティガイドで案内されているのは、次の3点です(Eightヘルプ セキュリティガイド、2026年10月14日確認)。名刺に記載のメールアドレスでIDの照会やパスワードの再設定ができるよう、プロフィール名刺を最新にしておくこと。パスワードとアカウントの情報を誰にも教えず、安全に保管すること。メールアドレスとパスワードに加えて、SMSまたは認証アプリでの認証を追加する2段階認証を設定することです。運営元のSansan株式会社はプライバシーマークの認定を受けているとEight Teamの公式FAQに記載されています。

また、Eightの公式サイトでは、運営を装ったフィッシングメールへの注意が呼びかけられています。メールの送信元が「@8card.net」かを確認し、2段階認証を設定すること、情報を入力してしまった場合は早急にパスワードを変更することが案内されています。個人のアカウントが乗っ取られると、登録済みの知人の名刺情報を使った詐欺にもつながるおそれがあるため、仕事の名刺を預けるなら特に注意が必要です。

名刺に書かれた氏名やメールアドレスは個人情報にあたります。個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)では、事業者が個人データを取り扱う際に、漏えいなどを防ぐための安全管理措置を講じることが求められています。仕事で受け取った名刺を個人のアプリに登録する場合も、会社としてどのアプリの利用を認めるか、退職時にどう扱うかを決めておくと安心です。個別の判断は、社内の担当部署や専門家にご確認ください。会社でEightのような個人向けアプリの利用を認める前に、次の点を確認しておくと運用の抜けを防げます。

  1. 仕事の名刺を個人のアプリに登録してよいか、社内の規程で決まっているか
  2. 2段階認証の設定を利用の条件にするか
  3. 退職や異動のとき、名刺データを誰がどう引き継ぐか
  4. 私物のスマートフォンで名刺を扱ってよい範囲はどこまでか
  5. 名刺データを営業に使うとき、書き出しと保管の方法を誰が管理するか

このうち、退職者の端末に名刺が残る不安や、アクセスできる場所と端末を会社が決めたいという要望は、個人向けアプリの設定だけでは解消しにくい部分です。その場合は、アクセス制限を備えた法人向けサービスを比べる段階です。

名刺管理SKYPCE

退職者のスマートフォンに名刺が残ったままになっていませんか?

こんな会社に向いています

許可したIPアドレスからのみ名刺データにアクセスさせたい会社

名刺のデータ化を国内で行うサービスを選びたい会社

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利用シーン別に見るEightと法人向けツールの向き不向き

自分の人脈を整理するだけならEightの無料版や有料版で十分なことが多く、チームで共有する段階からは共有機能を持つEight Teamや法人向けサービス、全社で営業データとして使う段階からは連携と管理機能のそろった法人向けサービスが向いています。

利用シーン Eight無料版 Eightプレミアム Eight Team 法人向け名刺管理サービス
個人の人脈を整理・検索したい向いている向いている機能が過剰になりやすい機能が過剰になりやすい
名刺情報を表計算ソフトに書き出したい不向き向いている向いている(CSV出力あり)向いている
数人のチームで名刺を共有したい不向き不向き向いている向いている(シンプル型でも対応)
全社の名刺を営業データとして使いたい不向き不向き連携先と機能の範囲を要確認向いている(連携・企業情報まで備えた型)
アクセス制限や退職者管理を徹底したい不向き不向き管理機能の範囲を要確認向いている(セキュリティ重視型)

この表で「不向き」としているのは、個人向けアプリの品質が低いという意味ではなく、そもそも想定している使い方が違うということです。たとえば営業担当者が一人で顧客と向き合う働き方なら、Eightで十分に回ることも多いでしょう。一方で、担当者が入れ替わる営業チームや、複数部署で同じ取引先と接点を持つ会社では、名刺が個人のスマートフォンの中にあるだけでは、組織として顧客との関係を把握できません。

名刺管理も、最初から大がかりな仕組みを入れる必要はありません。今の使い方がどの段階にあるかを表で確かめ、一段上の使い方が必要になったタイミングで仕組みを見直すのが現実的です。導入費用の負担が気になる場合は、中小企業・小規模事業者向けの補助金「デジタル化・AI導入補助金2026」の対象になるツールかどうかを、公式サイトで確認するのも一つの方法です。あわせて、会社でSaaSを選ぶときの判断基準は、SaaSサービスの選び方で整理しています。

3サービスの違いを比較表で見る

Eight運用でよくある失敗パターン

Eightの運用で多い失敗は、個人向けアプリを会社の共有ツールのように使い始めてしまい、名刺データが分散・重複したり、退職時に回収できなくなったりすることです。スイッチで失敗例と回避策を切り替えて確認できます。

よくある失敗 回避策

失敗パターン1:無料版のまま部署の全員が各自で使い始めた。名刺が一人ひとりのスマートフォンに分散し、同じ取引先の名刺が何人分も登録されて、誰が窓口なのか分からなくなった。

失敗パターン2:退職者の名刺を回収できなかった。担当者の個人アカウントに名刺が残ったまま退職し、後任者は取引先の連絡先を一から集め直すことになった。

失敗パターン3:名刺データを営業に使おうとして手作業が増えた。各自が書き出したファイルを集めて貼り合わせたため、表記ゆれと重複の修正に時間がかかった。

どの失敗も、始まりは「無料で手軽だから、とりあえず各自で使ってもらう」という判断です。個人の道具として使う分には問題がなくても、会社の名刺を預ける場所として使い始めた時点で、管理の責任が生まれます。個人情報保護委員会のガイドラインでも、従業者の監督や個人データを取り扱う機器の管理が安全管理措置の一部として挙げられています。Eightを使い続けるにしても、法人向けに切り替えるにしても、「誰の名刺を、どこに、誰が見られる形で置くか」を一度言葉にしておくことが、失敗を防ぐいちばんの近道です。

失敗パターン3のように、名刺データを全社の営業活動で使う段階に進む場合は、名刺を顧客データとして一元管理し、他システムと自動連携できるSansanの資料も、比較材料になります。

Sansan

名刺を全社の営業データとして活用したい会社に

Sansanの資料を無料でダウンロードできます

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よくある質問(FAQ)

Q1. Eightは無料で使えますか?

A. はい。名刺のデータ化と検索、デジタル名刺交換、近況の通知、メッセージといった基本機能は無料で使えます。名刺情報のダウンロードや両面の全項目のデータ化などを使いたい場合は、有料のEightプレミアムを検討します。

Q2. EightとSansanの違いは何ですか?Sansanは個人でも使えますか?

A. どちらもSansan株式会社が提供していますが、Eightは個人が自分の人脈を整理するためのアプリ、Sansanは会社が契約して名刺を組織の資産として一元管理する法人向けサービスです。個人の名刺整理にはEightが用意されており、Sansanには企業情報との連携や他システムとの自動連携、アクセス制限など組織向けの機能があります。

Q3. Eightは安全ですか?仕事の名刺を登録しても問題ありませんか?

A. Eightは2段階認証を設定でき、公式ヘルプでも設定が推奨されています。ただし、仕事で受け取った名刺は個人情報にあたるため、会社によっては個人のアプリへの登録を規程で制限している場合があります。まず社内の規程を確認し、会社として名刺を管理する必要があれば、アクセス制限などに対応した法人向けサービスを検討しましょう。個別の判断は社内の担当部署や専門家にご確認ください。

Q4. Eightは名刺なしで登録できますか?

A. はい。手元に名刺がなくても、名前やメールアドレスなどをフォームに入力して新規登録できます。入力内容から簡易的な名刺が作られ、認証メールで認証すると登録が進みます。ただし、フォーム入力での登録は新規登録時のみで、転職や異動で情報が変わった場合は新しい名刺を撮影して登録します。

Q5. Eightの法人契約やチームでの利用はできますか?

A. はい。個人のEightのアカウントをそのまま使い、名刺をチームで共有できる「Eight Team」が用意されています。会社単位だけでなく部署やチーム単位でも申し込めますが、個人のプランとは別の契約です。共有に加えて営業データとしての活用やセキュリティ管理まで求める場合は、法人向け名刺管理サービスと比べて検討するとよいでしょう。

Q6. Eightの名刺データをCSVなどで書き出せますか?

A. 名刺情報のダウンロードは、有料のEightプレミアムの機能として案内されています。チームで名刺データをまとめて活用したい場合は、名寄せや公開範囲の設定を備えたネクスタ・メイシのような法人向けサービスも選択肢になります。

まとめ

Eightは、無料で名刺をデータ化・検索でき、名刺なしでも登録できる便利な個人向けアプリです。一方で、名刺を会社として共有・活用・管理する段階では、個人向けアプリだけでは足りない場面が出てきます。自分に合う使い方を判断するために、次の4点を確認しましょう。

  1. 名刺アプリを使う目的が、個人の人脈整理か、チームでの共有か、会社の営業データ活用かを決める
  2. 名刺情報を書き出す必要があるかどうかで、無料版と有料版のどちらを使うかを判断し、チームで共有するならEight Teamも比べる
  3. 仕事の名刺を個人のアプリに登録してよいか、社内のルール、2段階認証の設定、個人情報の扱いを確認する
  4. 共有や権限管理が必要になったら、目的に合う法人向け名刺管理サービスの資料を比べる

まずは今の使い方が利用シーン別の表のどこに当てはまるかを確かめ、一段上の使い方が必要になった時点で、法人向けの3サービスの資料を取り寄せて比べてみてください。

参考文献

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