5分以上の動画を送る方法5選|LINEや法人向けサービスを徹底比較
Check!
- 5分以上の動画を送る5つの方法を比較できる
- LINEのファイル送信とiPhoneでの手順がわかる
- 社内で動画を繰り返し共有する仕組みがわかる
5分以上の動画は、LINEのトークに「写真・動画」として送ると5分を超える部分が届きませんが、「ファイル」として送るか、共有リンクやファイル転送サービスのURLを送れば、そのままの長さで相手に渡せます。メールは添付ファイルの上限が小さく、動画の添付には向きません。本記事では、5分以上の動画を送る5つの方法を比較表で整理したうえで、iPhoneとAndroidでの具体的なやり方、LINEやメールで送れない理由、送る前に容量を減らす下ごしらえ、法人向けサービスと無料サービスの違い、ビジネスで送るときの注意点までを順に解説します。社内で動画を繰り返し共有する場合の仕組みづくりもあわせて紹介します。
あなたの動画の送り方を診断
Q1. 5分以上の動画を送る相手は?
おすすめ記事
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
5分以上の動画を送る方法5選【比較表】
5分以上の動画は、LINEのファイル送信、写真アプリやGoogleフォトの共有リンク、ファイル転送サービス、クラウドストレージ、法人向けファイル転送サービスの5つの方法で送れます。どれが適しているかは、動画の容量、送る相手、映っている内容の機密性で決まります。まず全体像を比較表で確認しましょう。
| 方法 | 容量の目安 | 画質 | 主な利用者 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|---|
| LINEのファイル送信 | 1ファイル1GB程度まで | 元のまま | 個人向け | 家族や社内の少人数に手早く送る |
| 写真アプリ・Googleフォトの共有リンク | アカウントの保存容量の範囲 | 設定による | 個人向け | アプリを持たない相手にもURLで見せる |
| 無料のファイル転送サービス | 数十GBから数百GB | 元のまま | 個人向け中心 | 機密性の低い大容量動画を一度だけ渡す |
| クラウドストレージの共有 | 契約プランによる | 元のまま | 個人向け・法人向けの両方 | 複数の動画を継続して共有・保管する |
| 法人向けファイル転送サービス | 契約プランによる | 元のまま | 法人向け | 取引先に機密性のある動画を送る |
各方法の具体的な手順は、このあとの「5つの方法のやり方」で解説します。社外への単発の送信であれば、ここまでで方法を選べます。一方、社内の社員に同じ動画を繰り返し届けている場合は、送り方を工夫するより、届け方そのものを見直したほうが手間を減らせます。
社内で動画を繰り返し共有するなら「送る」より「掲載する」
社内の社員に同じ動画を繰り返し届けるなら、一人ずつ送る方法を探すより、動画を掲載して社員が見に行ける場所を用意するほうが、送信漏れと確認の手間を減らせます。社長メッセージ、朝礼、新サービスの説明、店舗オペレーションの手順など、社内向けの動画は「送って終わり」ではなく、全員が見たかどうかまで確認したい情報が多いためです。
LINEのグループやメールで個別に送る運用では、送信先の漏れ、共有リンクの期限切れ、後から入社した社員に過去の動画が届かない、誰が見たのか分からないといった問題が起きやすくなります。こうした課題に対応する仕組みの一つが、社内向けの記事や動画をWeb上で配信し、閲覧状況や反応を確認できるWeb社内報ツールです。社員は自分の好きなタイミングで見られ、担当者は送り直しの手間から解放されます。
社内向けの動画を定期的に発信する場合の一例が、株式会社ベクトルの「ザ社内報」です。商品ページでは、カラーやレイアウトのカスタマイズができること、社員もコンテンツの作成やコメントができる参加型の運用ができること、ユーザー属性別の分析で反響を確認できることが紹介されています。提供元の公式サイトには、動画の埋め込みや記事の閲覧履歴の機能も掲載されています。注意したい点は、スマートフォンアプリの利用には別途費用がかかることと、動画をどのような形式で掲載できるかが商品ページだけでは分からないことです。社員がスマートフォンで見る運用かどうか、掲載したい動画の形式に対応しているかを、資料で確認しておきましょう。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
株式会社ベクトル
ザ社内報
株式会社ベクトル
ザ社内報
社内コミュニケーションが加速!インナーブランディングの悩みを解決したい企業におすすめ
評判・口コミを紹介
社内体制の変更から配信対象者が大幅に増えたこともあり、ザ社内報を導入。全国にいる社員の社内報の認知度向上につながった。
導入事例(株式会社JTB様)|株式会社ベクトル
おすすめ!
- カラーやレイアウトなどをカスタマイズでき、デザインの要望にも柔軟に対応
- 社員もコンテンツ作成やコメントができるため、社員参加型のコミュニティとして活用可能
- 「ユーザー属性別分析」によって、より詳細な分析や反響を確認できる
気になる…
- スマートフォンアプリを利用するには、別途費用がかかる
以前使用していた社内報は、業務依頼事項やお知らせなど情報量が多すぎたことから、「見にくい」という声がありました。そこで『ザ社内報』を導入した結果PV数は2.5倍アップ!
株式会社セゾン情報システムズ様の導入事例(ザ社内報 公式サイト)
これは提供元が公開している導入事例の引用です。効果は企業や運用によって異なるため、自社で何を改善したいのか(見落としの防止、閲覧状況の確認、動画の置き場所の一本化など)を決めてから、資料を比較するとよいでしょう。
5つの方法のやり方|LINE・共有リンク・転送サービス・クラウド・法人向け
5分以上の動画を送る手順は、LINEなら「ファイル」として送る、それ以外ならURLを発行して送る、の2通りです。どの方法も、動画そのものではなく「ファイル」や「リンク」として扱うことで、再生時間の制限を受けずに済みます。
方法1:LINEの「ファイル」として送る
LINEのトークで「写真・動画」として送ると5分の制限を受けますが、「ファイル」として送ると再生時間の制限を受けず、1GB程度までのファイルを送れます。LINEの公式ヘルプには容量の上限が明記されていないため、1GBは広く案内されている目安として考え、大きな動画は事前に容量を確認しておきましょう。Androidはトーク画面の「+」から「ファイル」を選び、端末内の動画を直接選択します。iPhoneは写真アプリの動画をいったん「ファイル」アプリに保存し、トーク画面の「+」から「ファイル」で選びます。画質が圧縮されない点も利点です。ただし受け取った側がダウンロードせずに放置すると、一定期間後に保存できなくなることがあるため、大事な動画は早めに保存してもらうよう一言添えましょう。
方法2:写真アプリやGoogleフォトの共有リンクを使う
iPhoneの写真アプリの共有機能や、Googleフォトの共有リンクを使うと、動画そのものではなくURLを送る形になるため、再生時間の制限を気にせずに済みます。Googleフォトでは、動画を開いて共有ボタンからリンクを作成し、そのURLをLINEやメールに貼り付けます(Googleフォト ヘルプ「写真や動画を共有する」)。受け取る側はブラウザで再生でき、相手がLINEを使っていなくてもメールやチャットで渡せます。一方で、保存容量はアカウント全体で共有するため、長い動画を多く扱うと無料枠を早く使い切ります。また、アップロード時の画質設定によっては圧縮される場合があるので、元の画質で渡したいときは設定を確認しておきましょう。
30分を超えるような長い動画を見てもらうだけでよい場合は、YouTubeに「限定公開」でアップロードし、そのURLを送る方法もあります。限定公開の動画は検索結果やチャンネルには表示されず、URLを知っている人だけが再生できます(YouTube ヘルプ「動画のプライバシー設定を変更する」)。相手はダウンロードを待たずにすぐ再生でき、通信環境に合わせて画質が調整されるため、長時間の研修動画やセミナー録画でも見てもらいやすいのが利点です。一方で、アップロード時に動画が再変換されるため元のファイルそのものは渡せず、URLが転送されれば誰でも見られる点にも注意が必要です。業務で使う場合は、顧客や社員が映っていない、社外に出ても困らない動画に限るのが無難です。
方法3:無料のファイル転送サービスを使う
ファイル転送サービスは、動画をアップロードして発行されたダウンロードURLを相手に伝える仕組みです。会員登録なしで使えるものも多く、数GB単位の動画でも比較的簡単に送れます。ただし、無料版は保存期間が短く設定されていることが多く、URLを知っていれば誰でもダウンロードできる状態になりがちです。私的な動画や公開前提の素材には便利ですが、顧客や社員が映った動画を送る手段としては慎重に判断しましょう。業務で使う前に確認したい利用規約の読み方は、無料ファイル転送サービスの利用規約の読み方|会社で使う前に確認したい責任範囲と有料プランで解説しています。
方法4:クラウドストレージの共有機能を使う
GoogleドライブやOneDrive、Dropboxなどのクラウドストレージに動画を置き、ファイルやフォルダの共有リンクを送る方法です。転送サービスと違って保存期間の制限がなく、共有相手を特定のアカウントに限定することもできます。同じ取引先と何度も動画をやり取りする場合や、編集前後の複数ファイルを並べて確認したい場合に向いています。業務で使うなら、個人アカウントではなく会社が管理する法人プランで共有するのが基本です。
方法5:法人向けファイル転送サービスを使う
法人向けのファイル転送サービスは、通信の暗号化、パスワード設定、ダウンロード回数や期限の制限、送信履歴やダウンロード履歴の記録、上長の承認を経てから送る機能などを備えています。無料サービスとの最大の違いは「誰がいつ受け取ったか」を後から確認できる点です。取引先に提出する撮影素材や、顧客が映った動画、社外秘の説明動画を送る機会がある企業では、有力な選択肢になります。
目の前の相手に渡すならAirDropやUSBメモリも使える
同じ場所にいる相手に渡すだけなら、インターネットを経由しない方法もあります。iPhoneやiPadなどのApple製デバイス同士であれば、AirDropで写真アプリの動画をそのまま送れます。送る側と受け取る側の双方でWi-FiとBluetoothをオンにし、共有ボタンから「AirDrop」を選びます(Apple サポート「iPhoneやiPadでAirDropを使う方法」)。Apple製以外の端末が混ざる場合や、オフラインの環境で大きな動画を受け渡したい場合は、USBメモリや外付けドライブに入れて直接渡す方法が確実です。ただし、紛失や置き忘れによる情報漏えいのリスクがあるため、機密性のある動画は暗号化やパスワードの設定を検討しましょう。
iPhoneとAndroidで手順はどう違うのか
LINEの「ファイル」送信は、iPhoneとAndroidで最初の動画の選び方が異なります。Googleフォトの共有リンクはどちらの端末でも同じ手順で使えます。
| やり方 | iPhone | Android |
|---|---|---|
| LINEの「ファイル」で送る | 写真アプリの動画を「ファイル」アプリに保存してから、トーク画面の「+」で「ファイル」を選ぶ | トーク画面の「+」で「ファイル」を選び、端末内の動画を直接選ぶ |
| Googleフォトの共有リンク | アプリで動画を開き、共有ボタンからリンクを作成してURLを送る | iPhoneと同じ手順でリンクを作成してURLを送る |
| 近くの相手に渡す | Apple製デバイス同士ならAirDropが使える | AirDropは使えないため、共有リンクやUSBメモリなどで渡す |
LINE・メールで動画が送れない理由|5分の壁とは
LINEのトークで「写真・動画」として送れる動画は5分までで、それを超える部分は送信時にカットされます。メールは添付ファイルの容量上限が小さく、Gmailでは個人アカウントで25MBまでとされているため、数分の動画でも添付できません。つまり「送れない」のは端末や通信の不具合ではなく、各サービスの仕様による制限です。Gmailの上限はGmail ヘルプ「Gmail のメールにファイルを添付して送信する」で確認できます。
LINEで動画を送る方法による違いは、次のとおりです。同じ動画でも、送り方によって届き方が変わります。
| 比較項目 | 「写真・動画」として送る | 「ファイル」として送る |
|---|---|---|
| 再生時間 | 5分まで(超える部分は送れない) | 再生時間の制限を受けない |
| 画質 | 送信時に圧縮されて落ちる | 元のまま届く |
| 容量 | LINEの公式ヘルプに上限の記載はない | 1GB程度までが目安 |
| 受け取る側の操作 | トーク画面でそのまま再生 | ダウンロードしてから再生。保存期限がある |
動画の容量は、再生時間と画質の設定でおおよそ決まります。スマートフォンで撮影した場合の目安は次のとおりです(撮影機種や保存形式、映像の動きの多さで変わります)。
| 撮影設定 | 1分の目安 | 5分の目安 | 10分の目安 |
|---|---|---|---|
| HD(720p、30fps) | 約60MB | 約300MB | 約600MB |
| フルHD(1080p、30fps) | 約130MB | 約650MB | 約1.3GB |
| 4K(2160p、30fps) | 約350MB | 約1.75GB | 約3.5GB |
この目安で考えると、フルHDの5分動画はメール添付の上限を大きく超え、4Kの5分動画はLINEのファイル送信の目安である1GBも超えてしまいます。「5分」は、LINEの再生時間の制限とメールや一般的なチャットの容量上限が同時に効いてくる境目だといえます。送信方法を選ぶ前に、端末の写真アプリで動画の容量を確認し、上の表のどのあたりに当たるかを把握しておくと判断が早くなります。
5分以内の動画なのに送れないときの確認ポイント
5分以内の動画でも送信に失敗する場合は、再生時間以外に原因があります。まず確認したいのは通信環境です。容量の大きい動画は送信に時間がかかるため、電波の弱い場所やモバイル回線の速度制限中は途中で失敗しやすくなります。Wi-Fiに切り替えるか、通信が安定した場所で送り直しましょう。次に、端末の空き容量とアプリのバージョンです。送信時には一時的に端末内の容量を使うため、空きが少ないと処理が止まることがあります。LINEなどのアプリが古いままの場合も、アップデートで改善することがあります。iPhoneでは、動画の実体がiCloud上にあり端末にダウンロードされていないと読み込めないことがあるため、写真アプリで動画を開いてダウンロードが終わるまで待ちましょう。それでも送れない場合は、画面録画や他のアプリで書き出した特殊な形式の動画である可能性があるため、MP4形式で書き出し直してから送るか、ファイルとしての送信や共有リンクに切り替えましょう。
ビジネスチャットやWeb会議ツールにも上限がある
社内で使うビジネスチャットにもファイル容量の上限があり、プランによって異なります。Web会議の録画ファイルは1時間で数百MBから数GBになることがあるため、チャットに直接添付するより、録画の保存先の共有リンクを送る方が確実です。社内のツールで上限がいくつに設定されているかを、情報システム担当者に一度確認しておくとよいでしょう。
送る前にできる下ごしらえ|分割・圧縮・書き出し
送信手段を変えなくても、動画を分割する、解像度を下げて書き出す、不要な部分を切り取るといった下ごしらえで、5分の壁を越えられる場合があります。相手が見慣れたLINEやメールのままで届けたいときに有効です。
| 下ごしらえ | やり方の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 不要な部分を切り取る | 写真アプリの編集機能で、冒頭と末尾の待ち時間を削る | 元の動画を残す設定か確認してから編集する |
| 5分以内に分割する | 動画編集アプリで前半と後半に分け、「1/2」「2/2」と番号を付けて送る | 分割点で話が途切れないよう区切りを選ぶ |
| 解像度を下げて書き出す | 4KやフルHDの動画を720p程度で書き出し直す | 資料の文字や細部が読める画質かを確認する |
| 互換性の高い形式にする | MP4(H.264)形式で書き出す | iPhoneの高効率形式は相手の環境で再生できない場合がある |
分割は手軽ですが、相手が複数のファイルを順番どおりに再生する必要があり、10分を超えるような動画では受け取る側の負担が大きくなります。また、画面共有しながら説明した会議の録画のように資料の文字を読ませたい動画は、解像度を下げすぎると内容が伝わらなくなります。下ごしらえは「短めの動画をいつもの手段で送る」ための工夫と割り切り、長い動画や画質を保ちたい動画は、共有リンクやファイル転送サービスに切り替えるのが現実的です。1GBを超えるような長い動画を、画質を保ったまま送れるサービスの違いは、長い動画を送る方法5選|画質劣化なし・無料で使えるサービスを徹底解説で詳しく解説しています。
撮影の段階で工夫するのも効果的です。記録用の社内動画であれば、最初からフルHDや720pで撮影する設定にしておくと、4Kで撮ってから書き出し直す手間を省けます。社員が撮影して共有する機会が多い職場では、推奨の撮影設定を簡単なルールとして決めておくと、送れないトラブルそのものが減ります。
法人向けサービスと無料サービスの違い
法人向けサービスと無料サービスの違いは、送れる容量よりも「管理できるかどうか」にあります。無料サービスでも5分以上の動画は送れますが、誰に送ったか、相手が受け取ったか、URLが転送されていないかを会社として把握することは難しくなります。
| 比較項目 | 無料サービス(個人向け) | 法人向けサービス |
|---|---|---|
| アカウント管理 | 社員個人のアカウントで利用し、退職後も会社が把握できないことがある | 会社が利用者を一括で管理し、退職時に利用を止められる |
| アクセス制限 | URLを知っていれば誰でも開ける設定が多い | パスワード、期限、回数、閲覧できる相手を細かく設定できる |
| 履歴の記録 | 送信やダウンロードの記録は残らないか、限定的 | 送信履歴、ダウンロード履歴を後から確認できる |
| 誤送信への備え | 送信後の取り消しが難しい | 承認フローやURLの無効化で被害を抑えやすい |
| 広告・規約 | 広告表示があり、業務利用の可否は規約で確認が必要 | 業務利用を前提とした契約で、サポートも受けられる |
| 費用 | 無料で始められる | 利用人数や容量に応じた費用がかかる |
判断の目安は、動画に映っている内容です。社外に出ても困らない公開前提の素材なら無料サービスで十分なことも多い一方、顧客、社員、未発表の商品、社内の資料画面が映った動画は、法人向けサービスや会社管理のクラウドストレージで扱うのが安全です。社員が個人の判断で無料サービスを使う「シャドーIT」の状態を避けるためにも、会社として使ってよい手段を決めておくことが大切です。
社外に送る動画と、社内で共有する動画は分けて考える
もう一つの視点が「社外に送る動画」と「社内で共有する動画」を分けて考えることです。取引先に送る動画はファイル転送サービスのように相手ごとに届ける仕組みが向いていますが、社内向けの動画は、全社員に同じものを見てもらうことが目的の場合がほとんどです。社内向けの動画を毎回ファイルとして送っていると、新しく入った社員に届かない、最新版がどれか分からないといった問題が起きます。社内向けの動画は、Web社内報ツールのように社員が見に来る場所に掲載し、閲覧状況を確認できる形にすると、送る手間そのものをなくせます。
ザ社内報
社内向けの動画を送りっぱなしにして、誰が見たのか分からなくなっていませんか?
こんな会社に向いています
社員全員に同じ動画や情報を繰り返し届けている会社
社員の反響や閲覧状況を分析しながら運用したい会社
ビジネス利用時のセキュリティ注意点
業務で5分以上の動画を送るときは、送り方の技術だけでなく、個人情報、情報漏えい、著作権の3つの観点を確認する必要があります。長い動画ほど、意図しない情報が映り込む可能性も高くなります。
人が映っている動画は個人情報として扱う
顧客や社員の顔、名前、声などで特定の個人を識別できる動画は、個人情報保護法上の個人情報に当たる場合があります。個人情報保護委員会のガイドラインでは、個人データを扱う事業者に安全管理措置を講じることが求められています(個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」)。撮影や第三者への提供の前に本人の了解を得ているかを確認し、送る際は閲覧できる相手を限定できる手段を選びましょう。また、動画ファイルには、端末の設定やファイル形式によって、撮影日時や撮影場所などのメタデータが含まれることがあります。社外に送る前に、不要な情報が残っていないかを確認しておくと安心です。
共有リンクの設定ミスと誤送信に備える
情報処理推進機構(IPA)が毎年公表している「情報セキュリティ10大脅威」では、組織向けの脅威として不注意による情報漏えいなどが挙げられています(IPA「情報セキュリティ10大脅威」)。動画の共有では、「リンクを知っている全員が閲覧可」のまま送ってしまう、宛先を取り違えるといったミスが起こりがちです。送信前に共有範囲を確認する、パスワードはURLとは別の手段で伝える、用が済んだら共有を解除するといった基本を徹底しましょう。
映り込みと著作権を確認する
オフィスで撮影した動画には、ホワイトボードの書き込み、パソコン画面、書類などが映り込むことがあります。社外に送る前には最初から最後まで再生して確認しましょう。また、購入した研修教材や外部の講師によるセミナー映像を社内外に配布する場合は、契約で定められた利用範囲を超えないか確認が必要です。著作権の考え方は文化庁が解説しています(文化庁「著作権」)。
※本セクションは一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言ではありません。個別の判断については、弁護士などの専門家や所管の行政機関にご確認ください。
送信方法別のよくある失敗パターン
5分以上の動画の送信トラブルは、操作の難しさよりも、相手側の受け取り状況や設定の確認不足から起きることがほとんどです。送信方法ごとに起こりやすい失敗と対策を整理しました。
| 送信方法 | よくある失敗 | 対策 |
|---|---|---|
| LINEの動画送信 | 5分を超えた部分がカットされ、画質も落ちて届いた | 「写真・動画」ではなく「ファイル」として送る |
| LINEのファイル送信 | 相手が保存しないまま時間がたち、見られなくなった | 送信時に早めの保存を依頼し、元の動画は手元に残す |
| 共有リンク | 公開範囲が広いまま送り、関係のない人に転送された | 共有相手を限定し、不要になったら共有を解除する |
| 無料のファイル転送サービス | 保存期限が切れて相手がダウンロードできなかった | 期限をメッセージに明記し、重要な動画は期限を延ばせる手段を使う |
| 全般 | 相手のパソコンで再生できなかった | MP4(H.264)形式で書き出してから送る |
| 社内への一斉送信 | 送信漏れの社員がいて、誰が見たかも分からなかった | 社員が見に来る場所に掲載し、閲覧状況を確認する |
とくに見落とされやすいのが最後の社内への一斉送信です。研修動画や社長メッセージをLINEグループやメールで一斉に送ると、グループに入っていない社員に届かない、後から入社した社員が過去の動画を見られない、誰が見たか確認できないといった問題が重なります。社内向けの動画配信が定期的に発生しているなら、送る方法を工夫するより、配信と閲覧状況の確認ができる仕組みに切り替えるほうが、担当者の手間も読み手の見落としも減らせます。自社の運用が当てはまるかを、次のチェックで確認してみてください。
社内向けの動画共有、今のやり方で大丈夫?セルフチェック
当てはまるものを選んでください(登録不要)
よくある質問(FAQ)
Q1. LINEで5分以上の動画を送るにはどうすればよいですか?
A. 動画を「写真・動画」ではなく「ファイル」として送ると、再生時間の制限を受けずに1GB程度まで送れます。トーク画面の「+」から「ファイル」を選んで動画を送信します。1GBを超える場合は、共有リンクやファイル転送サービスのURLをトークで送りましょう。
Q2. iPhoneから5分以上の動画を送るにはどうすればよいですか?
A. 写真アプリの動画をいったん「ファイル」アプリに保存し、LINEのトーク画面の「+」から「ファイル」で選んで送ります。Googleフォトなどで共有リンクを作成してURLを送る方法もあり、近くのApple製デバイスならAirDropも使えます。Androidは「ファイル」から端末内の動画を直接選べます。
Q3. メールで5分以上の動画を送ることはできますか?
A. 添付ファイルとして送るのは難しいのが実情です。Gmailの添付上限は個人アカウントで25MBとされており、フルHDの5分動画は数百MBになるためです。動画はクラウドストレージやファイル転送サービスに置き、そのURLをメール本文に記載して送る方法が一般的です。
Q4. 画質を落とさずに5分以上の動画を送る方法は?
A. アプリによる自動圧縮を避けられる手段を選びます。LINEのファイル送信、ファイル転送サービス、クラウドストレージの共有は、元のファイルのまま渡せます。写真共有サービスはアップロード時の画質設定によって圧縮される場合があるため、設定を確認してから使いましょう。
Q5. 取引先に動画を送るときは無料サービスを使っても大丈夫ですか?
A. 公開前提で機密性のない動画であれば使える場面もありますが、顧客や社員、未発表の情報が映った動画は避けるのが無難です。パスワード、期限、送信履歴を管理できる法人向けファイル転送サービスや、会社が管理するクラウドストレージを使いましょう。業務利用の可否は各サービスの利用規約でも確認が必要です。
Q6. 社内で研修動画などを何度も共有するならどの方法がよいですか?
A. 一人ずつ送るより、社員が見に来る場所に動画を掲載する方法が向いています。Web社内報ツールのように動画を掲載でき、閲覧状況や反応を確認できる仕組みを使えば、送信漏れや最新版の混乱を防げます。動画の掲載方法や対応人数はツールによって異なるため、資料で確認して選びましょう。
まとめ
5分以上の動画が送れないのは、LINEの再生時間の制限やメールの容量上限といった仕様によるものです。送り方を変えれば解決できます。
- 手早く送りたいときは、LINEの「ファイル」送信か共有リンクを使う
- いつもの手段で送りたいときは、切り取り、分割、書き出しで容量を減らす
- 取引先に送る動画は、映っている内容を確認し、管理できる法人向けサービスを選ぶ
- 社内で繰り返し共有する動画は、送るのではなく掲載して閲覧状況を確認できる仕組みに切り替える
- 社内向けの動画共有が定期的な業務になっているなら、Web社内報ツールの資料を取り寄せて比較検討する
送る相手と動画の中身に合わせて手段を使い分けることで、送れない、見られない、漏れるといったトラブルを防げます。社内向けの動画発信が増えてきたら、共有の仕組みそのものを見直すタイミングです。
参考文献
- Google「Gmail のメールにファイルを添付して送信する」 https://support.google.com/mail/answer/6584?hl=ja
- Google「写真や動画を共有する」(Googleフォト ヘルプ) https://support.google.com/photos/answer/6131416?hl=ja
- YouTube ヘルプ「動画のプライバシー設定を変更する」 https://support.google.com/youtube/answer/157177?hl=ja
- Apple サポート「iPhoneやiPadでAirDropを使う方法」 https://support.apple.com/ja-jp/119857
- 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」 https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「情報セキュリティ10大脅威」 https://www.ipa.go.jp/security/10threats/index.html
- 文化庁「著作権」 https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/
- 株式会社ベクトル「ザ社内報」公式サイト https://the-shanaiho.com/