ビジネスチャットとは?特徴と選び方をわかりやすく解説
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- Chatworkの基本機能とビジネスチャット共通の4機能がわかる
- 機能・料金・セキュリティ・サポートの4軸での選び方を紹介
- 業種別の活用シーンと導入前に確認すべき法務・失敗パターンを解説
「チャットワークとは何か」と検索してこのページに来た方は、社内のコミュニケーションを効率化するビジネスチャットの導入を検討している段階かもしれません。Chatworkは、株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)が提供する国内発のビジネスチャットで、グループチャットやタスク管理などの機能をひとつのツールに統合しているサービスです。本記事では、Chatworkの位置づけを踏まえたうえで、ビジネスチャット全般に共通する機能や導入メリット、セキュリティ面の注意点、業種別の活用シーン、そして自社に合うツールを選ぶ際に確認すべきポイントまでを整理して解説します。
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「チャットワーク」とはどのようなビジネスチャットか
Chatworkとは、株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)が提供する、グループチャット・タスク管理・ファイル共有・音声/ビデオ通話を1つの画面で使えるクラウド型のビジネスチャットです。2011年にサービスが開始され、国内で長く利用されてきたツールの一つとして知られています。
Chatworkの特徴として、やり取りがスレッドに分かれず時系列で表示される点や、送ったメッセージにタスクを直接紐づけられる点がよく紹介されます。ただし、こうした機能面の詳細や無料プラン・有料プランの範囲は変更される場合があるため、正確な内容は必ず公式サイトで確認してください。本記事では特定のサービスを推奨する目的ではなく、Chatworkのようなビジネスチャットというカテゴリ全体を対象に、選び方や注意点を整理していきます。
ビジネスチャットに共通する主な機能とChatworkの位置づけ
ビジネスチャットとは、社内外のコミュニケーションを効率化する目的で使われる、グループチャットを中心としたクラウド型ツールの総称です。Chatworkのほか、SlackやMicrosoft Teamsなど複数のサービスが提供されており、いずれも基本的な機能構成は共通しています。
多くのビジネスチャットは「グループチャット」「タスク管理」「ファイル共有」「音声・ビデオ通話」の4機能を土台とし、その上にメンション機能や既読管理、外部ツール連携といった機能を追加する形でサービスごとの個性を出しています。Chatworkを検討する際も、この4機能がどの程度使いやすいかという観点で他サービスと比較すると判断がしやすくなります。
ビジネスチャット導入が進む背景とメリット
ビジネスチャットの導入が進んでいる背景には、テレワークの普及とクラウドサービス利用の拡大があります。総務省の調査によると、テレワークを導入している企業の割合は令和6年時点で47.3%となっており、前年に続き減少したものの、依然として半数近い企業が何らかの形でテレワークを取り入れています(総務省「令和6年通信利用動向調査の結果」2025年5月30日公表、https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000178.html 2026年8月8日取得)。
また、同調査では、全社または一部でクラウドサービスを利用している企業の割合が8割を超えており、スケジュール共有などの用途でクラウドサービスを利用した企業の88.2%が効果を実感していると回答しています。ビジネスチャットも、こうしたクラウドサービス活用の一環として、メールよりも即時性の高い連絡手段として選ばれる場面が増えています(総務省「令和6年通信利用動向調査の結果」2025年、前掲URL 2026年8月8日取得)。
具体的なメリットとしては、メールの宛名・署名を省略した短いやり取りができること、スマートフォンからも利用できるため社外にいる担当者との連絡がしやすいこと、過去のやり取りを検索して情報を追跡できることなどが挙げられます。
導入前に確認したい情報セキュリティと個人情報保護のポイント
ビジネスチャットに顧客情報や社内の機密情報を含むメッセージを送受信する場合、情報セキュリティ対策と個人情報の取り扱いルールを事前に整理しておく必要があります。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」では、取引先や関係者を装った不審なメッセージへの警戒、サービスの公開設定・アクセス権限の確認、利用するアプリやクライアントを最新の状態に保つことなどが、中小企業が取り組むべき基本的な対策として示されています(IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0版」2026年3月、https://www.ipa.go.jp/security/guide/sme/about.html 2026年8月8日取得)。
ビジネスチャット上で顧客の氏名や連絡先といった個人情報をやり取りする場合は、退職者のアカウントを放置しない、外部の取引先を含むグループチャットへの権限設定を定期的に見直すなど、社内での運用ルールを明文化しておくことが望まれます。なお、本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法的判断を行うものではありません。個人情報の取り扱いについて具体的な判断が必要な場合は、個人情報保護法に詳しい専門家にご確認ください。
業界別に見るビジネスチャットの活用シーン
ビジネスチャットの活用状況は業種によって差があり、情報通信業のようにテレワークとの相性が良い業種と、現場作業が中心で対面対応が欠かせない業種とでは、求められる機能や使い方が異なります。総務省の調査では、テレワークの実施率が情報通信業で55.7%と最も高く、医療・介護・福祉では4.3%と業種間で大きな差があることが示されています(総務省「令和3年版情報通信白書」2021年、https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd123410.html 2026年8月8日取得)。
情報通信業やIT関連の企業では、社外の開発パートナーや複数のプロジェクトチームとやり取りする機会が多く、グループチャットを案件単位で分ける使い方や、タスク管理機能で進行状況を共有する使い方が定着しています。
建設業では、現場と事務所の担当者が離れた場所で作業することが多く、写真や図面をその場で共有できる点がビジネスチャットの利点になります。ただし、現場では電波状況や端末操作に制約があるため、スマートフォンアプリの操作性や、再送・再ダウンロードのしやすさを重視して選ぶ企業が見られます。
医療・介護・福祉の現場では、対面での申し送りが中心となる一方で、法人内の複数拠点間の連絡や、勤務シフトの調整連絡にビジネスチャットを併用する例があります。患者・利用者の個人情報を扱う可能性があるため、前述のアクセス権限管理やログ管理の機能を重視した選定が特に重要になります。
自社に合うビジネスチャットの選び方
自社に合うビジネスチャットを選ぶ際は、必要な機能・料金体系・セキュリティ対策・サポート体制の4つの軸で複数のサービスを比較することが基本になります。Chatworkを含め、どのサービスにも得意な使い方と苦手な使い方があるため、1つのサービスの機能だけを見て判断するのではなく、候補を並べて比較する視点が欠かせません。
| 確認軸 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 必要な機能 | グループチャット・タスク管理・ファイル共有・音声/ビデオ通話のうち、自社が重視する機能の使いやすさ |
| 料金体系 | 無料プランの範囲、利用人数やメッセージ保存期間による制限、有料プランへの移行条件 |
| セキュリティ対策 | 通信の暗号化、アクセス権限設定、外部連携時のログ管理のしやすさ |
| サポート体制 | 導入時の問い合わせ対応、マニュアル・ヘルプページの充実度 |
特に、無料プランでどこまで使えるかは企業によって評価が分かれやすいポイントです。メッセージの保存期間や利用人数に制限があるサービスも多いため、実際に試用してから有料プランへの移行を検討する企業が一般的です。具体的な料金は変更される場合があるため、必ず各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。
複数のビジネスチャットをまとめて比較検討したい場合は、主要サービスの特徴を横並びで整理した記事を参考にすると、自社の使い方に合った候補を効率よく絞り込めます。
導入でよくある失敗パターンと回避策
ビジネスチャットの導入でよく見られる失敗は、導入目的が不明確なまま選んでしまうこと、無料プランのままなし崩し的に運用範囲を広げてしまうこと、社内の運用ルールを整備しないまま使い始めてしまうことの3つです。それぞれの具体例と回避策を整理します。
- 失敗1:導入目的が不明確なまま選んでしまう 「他社が使っているから」という理由だけで導入すると、メール中心の業務フローと二重管理になり、かえって連絡経路が分かりにくくなることがあります。まず「メールを減らしたい」「現場との連絡を早くしたい」など、解決したい課題を明確にしてから機能を比較することが重要です。
- 失敗2:無料プランの範囲を超えて業務利用を続けてしまう メッセージの保存期間や参加人数に制限がある無料プランを部署全体で使い続けた結果、過去のやり取りが確認できなくなるなどの支障が出るケースです。利用人数や保存期間の見込みを事前に確認し、必要な時点で有料プランへの切り替えを検討しましょう。
- 失敗3:社内ルールを整備せずに使い始めてしまう 通知の設定や既読確認の運用、社外の取引先を含むグループの権限設定などのルールを決めないまま導入すると、情報が埋もれたり、意図しない相手にメッセージが見えてしまったりするリスクが生じます。導入前に簡単な運用ルールを文書化し、周知しておくことが望まれます。
よくある質問(FAQ)
Q1. チャットワーク(Chatwork)とはどのようなサービスですか?
A. Chatworkは、株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)が提供するクラウド型のビジネスチャットです。グループチャット・タスク管理・ファイル共有・音声/ビデオ通話といった機能を1つの画面で利用できる点が特徴として紹介されています。詳しい機能・料金は公式サイトでご確認ください。
Q2. Chatworkは他のビジネスチャットと何が違いますか?
A. サービスごとに細かな機能や操作性は異なりますが、基本的な機能構成(グループチャット・タスク管理・ファイル共有・通話)は共通しています。どのサービスが自社に合うかは、本文「自社に合うビジネスチャットの選び方」で紹介した4つの軸で比較することをおすすめします。
Q3. ビジネスチャットを導入するとメールは完全に不要になりますか?
A. 必ずしも不要になるわけではありません。契約書のやり取りなど正式な記録が必要な連絡にはメールを使い、日常的な社内連絡にはビジネスチャットを使うといった役割分担をしている企業が多く見られます。
Q4. ビジネスチャットに個人情報を含む内容を送っても問題ありませんか?
A. サービスの設定やアカウント管理の状況によってリスクが異なります。詳しくは本文「導入前に確認したい情報セキュリティと個人情報保護のポイント」を参照し、必要に応じて専門家にご確認ください。
Q5. 複数のビジネスチャットを比較する方法はありますか?
A. 機能・料金体系・セキュリティ対策・サポート体制の4つの軸で、候補となるサービスを横並びに整理する方法がおすすめです。主要サービスをまとめて比較した記事もあわせて参考にしてください。
Q6. 無料プランと有料プランはどこで判断すればよいですか?
A. メッセージの保存期間、参加人数、外部連携機能の有無などが主な違いになることが多いです。小規模なチームであれば無料プランで試し、利用範囲が広がってきた段階で有料プランを検討するという進め方が一般的です。具体的な条件は変更される場合があるため、公式サイトの最新情報を確認してください。
まとめ|今日からできる5つのこと
- Chatworkが提供する4つの基本機能(グループチャット・タスク管理・ファイル共有・音声/ビデオ通話)を理解する
- 自社の課題(メール削減・現場連絡の迅速化など)を明確にしたうえで導入目的を整理する
- 個人情報や機密情報を扱う場合は、アクセス権限とログ管理の観点でセキュリティ対策を確認する
- 情報通信業・建設業・医療福祉など、自社の業種特有の使い方を踏まえて機能を検討する
- 機能・料金体系・セキュリティ対策・サポート体制の4軸で複数サービスを比較検討する
ビジネスチャットは一度導入すると社内の情報の流れそのものに影響するため、機能の見た目だけで選ぶと後から使い勝手の不一致に気づくことも少なくありません。Chatworkのようなサービスの特徴を理解したうえで、自社の課題と業務フローに合わせて比較検討し、必要な範囲で試用しながら導入を判断することをおすすめします。セキュリティや個人情報の取り扱いについては、導入後も定期的にルールを見直す姿勢が欠かせません。
参考文献
- 総務省「令和6年通信利用動向調査の結果」2025年5月30日公表 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000178.html(2026年8月8日取得)
- 総務省「令和3年版情報通信白書」2021年 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd123410.html(2026年8月8日取得)
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0版」2026年3月 https://www.ipa.go.jp/security/guide/sme/about.html(2026年8月8日取得)