todoリストとは?作り方とタスク管理ツールとの違い、プロジェクト管理への移行ライン
Check!
- todoリストの意味と作り方、続けるコツがわかる
- Excelや無料アプリなど、道具の選び方を確認できる
- 個人のリストから工数・収益管理へ移る目安がわかる
todoリストとは、やるべきことを書き出して一覧にし、終わったものに印をつけながら進める管理方法で、紙のメモ、Excel、スマホのアプリなど道具を問わず始められます。抜け漏れを防ぎ、優先順位をつけ、予定を立てやすくなるため、個人の仕事や日常のタスク管理で広く使われています。一方で、案件が増えて複数のメンバーで進めるようになると、「自分のリストは埋まっているのに、チーム全体の進み具合が分からない」「どの案件が利益を生んでいるのか見えない」といった悩みが出てきます。この記事では、todoリストとタスク管理ツールの違い、作り方と続けるコツ、道具の選び方、個人のリストで管理しきれなくなる境界線、業種別の違いと失敗パターンを、公的資料と各サービスの公開情報をもとに整理します。
あなたのtodo管理、いまどの段階?2問で診断
Q1. いま管理したいのは、どの範囲ですか?
おすすめ記事
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
todoリストとタスク管理ツールの違い
todoリストは「やることの一覧」、タスク管理ツールは「誰が・いつまでに・どこまで進めたか」を共有する仕組みです。管理する対象が自分だけか、チームや案件全体かで使い分けると整理しやすくなります。
todoリストは、今日やること、今週やることを書き出し、終わったら消していく個人のメモに近いものです。一方でタスク管理ツールは、1つひとつの作業に担当者、期限、進捗の状態、関連ファイルやコメントを持たせ、チーム全員が同じ画面で状況を確認できるようにします。
なお、「ToDo」と「タスク」は、ToDoを「やるべきことの項目」、タスクを「担当者・期限・工数を持つ作業の単位」と使い分ける場合があります。その先に、工数や売上・原価まで管理するプロジェクト管理・工数管理システムがあり、管理したい範囲が広がるにつれて段階的に移っていきます。
| 比較項目 | todoリスト | タスク管理ツール | プロジェクト管理・工数管理システム |
|---|---|---|---|
| 管理の単位 | 個人のやること | チームの作業 | プロジェクト・案件 |
| 主な情報 | 項目名、完了チェック、期限 | 担当者、期限、進捗、コメント | 工程、工数、売上、原価、利益 |
| 代表的な道具 | 紙、Excel、無料アプリ | チーム向けタスク管理SaaS | プロジェクト型ビジネス向けERPなど |
| 分かること | 自分が何をすべきか | チームで何が遅れているか | どの案件が儲かっているか |
個人向け無料todoリストとビジネス向けツールの比較
個人の仕事なら無料のtodoリストアプリで十分ですが、案件ごとの工数や収益を追う必要がある企業は、プロジェクト型ビジネス向けの管理システムを比較対象に入れると判断しやすくなります。
個人向けでは、Googleアカウントで使えるGoogle ToDo リストや、Microsoftアカウントで使えるMicrosoft To Doがよく知られています。Microsoft To Doは無料で利用でき、iPhone、Android、Windows、Webの間で同期されると公式サイトに記載されています。ただし、いずれも作業時間や案件ごとの原価を記録する仕組みは持っていないため、「誰がどの案件に何時間使ったか」を知りたくなった時点で、別の仕組みが必要になります。
todoリストの次に比べたい、工数・案件管理の2サービス
自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています
この状況に合う一例:ZAC個別原価計算の自動化やタイムリーなプロジェクト管理により、利益の着地を可視化できると商品ページに記載されています。
資料を無料ダウンロードこの状況に合う一例:MA-EYESクラウドでありながら標準機能のカスタマイズが柔軟で、分析設定に独自の項目を追加できると商品ページに記載されています。
資料を無料ダウンロードこの状況に合う一例:MA-EYES導入前から導入後までのフルサポート体制を完備していると商品ページに記載されています。
資料を無料ダウンロード| サービス | MA-EYES(株式会社ビーブレイクシステムズ) |
|
|---|---|---|
| 向いている会社 | IT・広告・コンサルなど、案件ごとに人の稼働が原価の大半を占めるプロジェクト型ビジネスの企業 | 工数・プロジェクト管理を、自社の運用や集計の軸に合わせて整えたい企業 |
| 特徴 | 個別原価計算の自動化により業務を効率化でき、タイムリーなプロジェクト管理で利益の着地を可視化できる | 予算や企業規模、運用ニーズに合わせて導入できるERPで、分析設定にも独自の項目を追加できる。導入前から導入後までのサポート体制がある |
| 注意したい点 | 詳しい料金やプランの確認には問い合わせが必要。todoの管理だけが目的なら機能が多い | 工数管理に特化しているため、ガントチャートなどの工程管理が必要なら対応範囲を資料で確認したい |
| 資料・詳細 |
表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
ZACは、プロジェクト型ビジネスの商慣習に合わせたクラウドERPで、案件ごとに複数の原価をひも付けて、プロジェクト全体の損益から売上明細ごとの利益までを見える化できます。工数の入力が各工程に自動で反映されるため、月の途中でも損益の着地見込みを把握でき、赤字になりそうな案件に早く手を打てます。料金は機能とライセンス数の組み合わせで決まるため、資料で確認してください。

ここがおすすめ!
- 個別原価計算の自動化で業務を効率化できる
- 独自設計で柔軟性を保ちつつ、安価での導入が可能
- タイムリーなプロジェクト管理で利益の着地が可視化できる
ここが少し気になる…
- 詳しい料金やプランを確認するには問い合わせが必要
-
見積発行の際、承認を電子化できる。また、低粗利で提案する際、ユーザーが各上長に直接フェイストゥフェイスでお伺いを立てなくとも、電子的に承認に入れるため、履歴も残り、管理の観点で負担軽減になる。

ZACによる個別原価計算の強化、グループの基幹システムリプレイスにおけるスムーズな業務移行と業務効率化が可能な点が評価されました。
株式会社イー・アイ・ソル(ソフトウェア開発業)の導入事例より。出典:株式会社オロ「ZAC 導入事例 株式会社イー・アイ・ソル」
MA-EYESについては、後半の業種別の解説で、コンサル・士業ファームの工数管理と合わせて紹介します。プロジェクト管理ツール全体を幅広く比較したい方は、プロジェクト管理ツールおすすめ17選(全47選)を徹底比較もあわせてご覧ください。タスク管理ツールの種類や費用相場はタスク管理ツールおすすめ比較で解説しています。
効果的なtodoリストの作り方と優先順位のつけ方
todoリストは「すべて書き出す、作業の粒度をそろえる、期限と優先順位をつける、見直す日を決める」の4つを押さえると、書いただけで終わらずに機能します。
todoリストを作る3つのメリット
やることを一覧にしておく効果は、大きく3つあります。1つ目は、頭の中だけで覚えておく必要がなくなり、対応漏れを防げることです。2つ目は、全体が見えるので、どれから手をつけるべきかが分かり、優先順位をつけられることです。3つ目は、1日や1週間の予定を立てやすくなることです。逆にいえば、これらの効果が感じられないときは、書き出し方や見直し方のどこかに改善の余地があるということです。詳しい意味の解説はToDoとは?意味やToDoリスト作成についてわかりやすく解説にもまとめています。
やることを一度すべて書き出す
最初に、仕事の予定、頼まれごと、気になっている用事を、重要かどうかを考えずに一度すべて書き出します。頭の中で覚えておこうとすると、それ自体が負担になり、抜け漏れの原因になります。書き出す場所は1か所にまとめ、紙とアプリ、複数のアプリに分散させないことが大切です。思いついたときにすぐ書き込めるよう、スマホのアプリなど、いつも手元にある道具を選ぶのも一つの方法です。
カテゴリで分けて、期限を仮でも決める
書き出した項目は、「社内の作業」「顧客対応」「定例業務」のように、自分の仕事に合ったカテゴリで分けておくと、似た作業をまとめて片づけやすくなり、リストが長くなっても目的の項目を探しやすくなります。カテゴリは3つから5つ程度に絞り、増やしすぎないのがコツです。あわせて、各項目に期限を記入します。締め切りが決まっていない作業も、「今週中」「月末まで」のように仮の期限を置いておくと、いつまでもリストに残り続けるのを防げます。期限があることで、後述する緊急度の判断もしやすくなります。
1項目を「30分から1時間で終わる作業」に分ける
「提案書を作る」のような大きな項目は、いつまでも完了にならず、手をつけにくくなります。「構成案を書く」「前回の資料から数字を集める」「上長に確認を依頼する」のように、1回で終わる大きさまで分けると、着手のハードルが下がり、進み具合も把握しやすくなります。項目は「〇〇を送る」「〇〇を決める」のように動詞で終わる形にすると、次に何をすればよいかが明確になります。
重要度と緊急度で優先順位をつける
書き出した項目は、重要度と緊急度の2つの軸で分けると優先順位がつけやすくなります。緊急で重要なものは今日中に、重要だが緊急でないものは時間を確保して計画的に、緊急だが重要でないものは短時間で済ませるか人に任せ、どちらでもないものは思い切って削ります。
| 分類 | 例 | 扱い方 |
|---|---|---|
| 重要かつ緊急 | 今日締め切りの見積提出、障害対応 | 最優先で今日中に着手 |
| 重要だが緊急でない | 業務手順の見直し、スキル習得 | カレンダーに時間を確保して計画的に |
| 緊急だが重要でない | 定型の問い合わせ回答、日程調整 | 短時間で処理するか、任せる |
| 重要でも緊急でもない | 目的のはっきりしない資料整理 | リストから外すことも検討 |
見直すタイミングを決めておく
todoリストが続かない最大の理由は、書いたまま見直さないことです。朝の始業時に今日の項目を選び、終業時に終わらなかった項目を翌日に回す、週の最初に1週間分を並べ替えるといったように、見直す時刻を習慣として決めておくと、リストが古い情報のまま放置されるのを防げます。
厚生労働省は「働き方改革」の取組として、長時間労働の是正や生産性の向上を掲げています。todoリストで優先度の低い作業を削り、重要な仕事に時間を振り向けることは、個人レベルでできる生産性向上の第一歩といえます。
続けるためのコツ:置き場所・通知・達成の記録
書き方が整っていても、開かなければ続きません。毎日必ず目に入る場所にリストを置く、カレンダーやメールなど普段使うツールと連携して確認漏れを防ぐ、終わった項目を消さずに「達成した記録」として残して進み具合を実感できるようにする、といった工夫が有効です。反対に、通知を増やしすぎると集中が途切れて逆効果になるため、期限が近いものだけ通知する設定にするなど、自分に合う量に調整しましょう。1日の終わりに未完了の項目を見直し、翌日に回すか、削るか、人に任せるかを決めておくと、リストが膨らみ続けるのを防げます。
道具の選び方:紙・Excel・無料アプリ
todoリストを書く道具は、手元で書ける紙や手帳、自由に作れるExcel、スマホとパソコンで同期できる無料アプリの3つに大きく分かれます。どれが正解というわけではなく、書く頻度と共有の有無で選びます。
| 道具 | 向いている人 | 注意したい点 |
|---|---|---|
| 紙・手帳 | 手で書くほうが頭に残る人、機器を開かない場面が多い人 | 並べ替えや検索ができず、他の人と共有できない |
| Excel・スプレッドシート | 項目や期限の列を自由に設計したい人 | スマホからの入力や通知は、アプリに比べて手間がかかる |
| 無料アプリ(Google ToDo リスト、Microsoft To Doなど) | スマホとパソコンの両方で、すぐに書き込みたい人 | 会社のアカウントでは、管理者の設定によって使えない場合がある |
Excelでtodoリストを作るなら、項目名・期限・優先度・状態の列を用意し、完了の列にはチェックボックスを使うと見た目で進み具合が分かります。Microsoftの公式ヘルプによると、チェックボックスを入れたいセル範囲を選び、[挿入]から[チェックボックス]を選ぶと挿入でき、チェックの値はTRUEまたはFALSEとして扱われるため、数式で完了数を数えることもできます。
Google ToDo リストは、パソコンのブラウザではGoogleカレンダーのToDo リストから開け、スマホではToDo リストアプリをインストールして使います。Gmailやカレンダー、チャット、ドライブなどの画面のサイドパネルからも呼び出せます。仕事用や学校用のアカウントでは、ToDo リストへのアクセスは管理者が管理しているため、見当たらない場合は管理者に問い合わせるよう、Googleのヘルプに記載されています。
そろそろ個人のtodoリストの限界?セルフチェック
当てはまるものを選んでください(登録不要)
個人のtodoリストで限界を感じたら|プロジェクト管理への移行ライン
同時に動く案件が増え、複数人で分担し、案件ごとの利益を知りたくなった時点が、todoリストからプロジェクト管理・工数管理の仕組みへ移る目安です。
todoリストはあくまで「自分がやること」を管理する道具のため、管理したい範囲が広がると、どれだけ丁寧に書いても情報が足りなくなります。次の表は、よく見られる段階と、そのときに検討したい仕組みを整理したものです。自社がどこに当てはまるかを確認してみてください。
| 段階 | よくある状態 | 検討したい仕組み |
|---|---|---|
| 段階1:個人 | 自分のやることを覚えきれない | 紙・Excel・無料のtodoリストアプリ |
| 段階2:チーム共有 | 誰が何を持っているか分からず、確認の連絡が増える | チーム向けタスク管理ツール |
| 段階3:工数の把握 | 案件ごとにどれだけ人の時間を使ったか分からない | 工数管理システム |
| 段階4:収益の見える化 | 終わってみたら赤字だった案件がある | プロジェクト別の損益まで管理できるシステム |
段階2までは、タスクの「状態」を共有できれば解決することが多いです。しかし段階3と4では、作業にかかった時間と、それが売上や原価にどうつながるかという「数字」が必要になります。todoリストやタスク管理ツールで完了チェックを付けても、その作業に何時間かかったかは残らないため、案件の利益を後から計算することはできません。
移行を判断する具体的なサインとしては、次のようなものがあります。
- 同時に進む案件が常に複数あり、担当者のtodoリストを集めないと全体が分からない
- 見積時の想定工数と実際の工数の差を、案件が終わるまで誰も把握していない
- メンバーの稼働時間を、月末に表計算ソフトで手作業集計している
- 案件ごとの利益を、経理の締めを待たないと確認できない
また、厚生労働省の「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」では、使用者が労働者の始業・終業時刻を確認し、記録することが求められています。工数管理の仕組みを整えることは、案件の採算を見るためだけでなく、勤怠と作業時間を正しく記録する体制づくりにもつながります。勤怠と工数を別々に入力している場合は、両者を一元化できる仕組みかどうかも比較の観点になります。
ビジネス向けタスク・プロジェクト管理ツールの選び方
ビジネス向けのツールは、今の管理方法からの移りやすさ、プロジェクト別の収益と進捗の見える化、チームへの定着しやすさの3点で比較すると失敗しにくくなります。
既存の管理方法(Excelなど)との親和性
多くの企業では、todoリストや工数をExcelで管理しているところから移行を検討します。そのため、現在のExcelの項目や集計の考え方をそのまま移せるか、CSVでデータを取り込めるか、移行期間中に並行して使えるかを確認しておくと、切り替えがスムーズになります。財務会計ソフトや勤怠システムなど、すでに使っているシステムと連携できるかも重要です。連携できないと、同じ数字を複数のシステムに入力する作業が残ってしまいます。
プロジェクト別の収益・進捗の見える化
タスクの進捗だけでなく、案件ごとの予算と実績、工数、原価を1つの画面で確認できるかを見ます。特に、案件が終わる前に損益の着地見込みが分かるか、工数が予定を超えたときにアラートが出るかは、赤字案件を減らすうえで大きな差になります。経営層が見たい粒度(部門別、顧客別、案件別)で集計できるかも、デモで実際のデータに近い形で確認しましょう。
チームの定着しやすさ(操作のシンプルさ)
どれだけ高機能でも、メンバーが毎日入力しなければ正しい数字は集まりません。工数の入力画面がシンプルか、スマホから入力できるか、予定表やアサインされた案件から入力候補が出るかなど、入力の手間を減らす工夫があるかを確認します。ITツールに慣れていないメンバーがいる場合は、導入時の研修や問い合わせ対応などのサポート体制も比較のポイントです。
MA-EYES
工数の入力ルールや集計の軸が、自社の運用に合うか不安ではありませんか?
こんな会社に向いています
予算や企業規模に合わせて、導入前後のサポートを受けながら始めたい会社
分析設定に自社独自の項目を追加したい会社
なお、中小企業のITツール導入を支援する国の補助金制度として、2026年度は「デジタル化・AI導入補助金」が公募されています。中小企業庁の「中小企業白書」でも、デジタル化の取組段階が紙中心の段階から業務効率化、ビジネスモデルの変革へと進む流れとして整理されています。対象となるツールや申請要件は年度ごとに変わるため、検討時点で公式サイトの最新情報を確認してください。
業種別に見るタスク・工数管理の違い
SI・システム開発企業はプロジェクト別の収益管理、コンサル・士業ファームは稼働時間と請求単価をつなぐ工数管理、総務・労務は期限から逆算するtodoリストが、それぞれ中心になります。
SI・システム開発企業(プロジェクト別収益管理)
システム開発では、要件の追加や仕様変更によって工数が当初の見積から膨らみやすく、原価の大半はエンジニアの人件費です。さらに外注先への発注や、ライセンスの仕入れなども案件ごとに発生します。担当者のtodoリストやタスク管理ツールで作業の進み具合を追えていても、「この案件はいま黒字か赤字か」は分からないため、プロジェクトが終わってから利益が出ていなかったことに気づくケースが少なくありません。
この業種では、案件に工数・外注費・経費をひも付けて、予算と実績を並べて見られる仕組みが重要です。前半の比較表で紹介したZACは、購買管理で売上項目に仕入・外注をひも付けて登録でき、工程管理ではガントチャートで作業進捗と原価進捗を一元管理できます。見積から請求まで同じデータを使うシングルインプットの設計のため、二重入力を減らしながら案件の採算を追えます。
コンサル・士業ファーム(稼働時間と請求単価をつなぐ工数管理)
コンサルティング会社や会計・法律・社労士などの士業ファームでは、商品は専門家の時間そのものです。顧客ごと、案件ごとに誰が何時間使ったかを記録し、それを請求単価や顧問料と照らし合わせることで、はじめて案件の採算が分かります。タイムチャージで請求する場合は、稼働時間の記録がそのまま請求の根拠になるため、todoリストの完了チェックだけでは足りません。
また、顧問契約のように毎月定額の案件では、稼働時間が想定を超えていても気づきにくく、特定の顧客に時間を取られて他の案件が圧迫されることがあります。案件ごとの稼働時間を月単位で集計し、契約金額に対して時間を使いすぎていないかを定期的に確認できる仕組みが求められます。
MA-EYESは、工数管理を中心に、予算や企業規模、運用のニーズに合わせて導入できるERPシステムです。クラウドでありながら標準機能のカスタマイズに柔軟に対応し、分析の設定に独自の項目を追加できるため、顧客別・担当者別・契約形態別など、ファームごとに異なる集計の軸に合わせやすい点が特徴です。導入前から導入後までのサポート体制も用意されています。一方で、工数管理に特化しているため、ガントチャートでの工程管理まで必要な場合は、対応範囲を資料で確認しておきましょう。

ここがおすすめ!
- 予算や企業規模、運用ニーズに合わせて導入できるオールラウンドなERPシステム
- 導入前から導入後まで充実したフルサポート体制を完備
- クラウドでありながら標準機能へのカスタマイズも柔軟で、分析設定にも独自の項目追加が可能
ここが少し気になる…
- 工数管理に特化しているため、工程管理には対応していなそう
各プロジェクトの収益とコストの進捗状況をリアルタイム且つ正確に確認できるようになり、問題発生に対し早期の状況把握と迅速な対応が可能になった。
コンサルティング会社の導入事例より。出典:株式会社ビーブレイクシステムズ「MA-EYES ERP導入事例 コンサルティング会社」
総務・労務のtodoリスト(期限から逆算して作る)
労務担当者のtodoリストは、手続きごとの提出期限を先に書き出し、そこから逆算して準備の日を置くと抜け漏れを防げます。人事・労務の業務は、入社や賞与の支給、毎年の定期的な届出など、期限が決まっているものが多いためです。
日本年金機構が公表している健康保険・厚生年金保険の届出を例に、期限をリストの項目にすると次のようになります。ここでは代表的なものだけを挙げています。提出時期の詳細や例外は、日本年金機構の各ページと管轄の年金事務所で確認してください。この表は一般的な情報の整理であり、個別の手続きについての法的な助言ではありません。
| 手続き | 提出時期(日本年金機構の記載) | todoリストへの落とし込み方 |
|---|---|---|
| 被保険者資格取得届(従業員を採用したとき) | 事実発生から5日以内 | 入社日が決まった時点で、必要書類の回収日と提出日を2つの項目にする |
| 被保険者賞与支払届 | 賞与支払日から5日以内 | 賞与の支給日が決まったら、支払日の翌日を作業開始日として登録する |
| 算定基礎届 | 毎年7月10日まで(10日が土曜または日曜の場合は翌営業日) | 4月から6月の報酬の確認を、6月中の項目として前倒しで置く |
このように期限が決まった手続きは、毎年・毎月くり返し発生します。年間の予定を一度リストにしてExcelやタスク管理ツールの繰り返し機能に登録しておけば、毎回ゼロから書き出す必要がなくなります。人事情報や勤怠データをまとめて扱う仕組みへ移るかどうかは、前に述べた移行ラインの表で、人数や拠点が増えた段階かどうかを基準に考えるとよいでしょう。
一般オフィス・その他の業種
総務・経理・営業事務などの一般的なオフィス業務では、作業の多くが定型業務で、案件ごとの収益を管理する必要はあまりありません。この場合は、個人のtodoリストを共有する段階か、チーム向けタスク管理ツールで担当者と期限を見える化する段階までで十分なことが多いです。ただし、社内の複数部署をまたぐ導入プロジェクトや、外部の顧客向けに制作物を納める部署がある場合は、その部分だけプロジェクト管理の考え方を取り入れると効果的です。やることリストをより業務寄りに整えたい場合は、やることリストとは?ビジネス向けタスク管理SaaSの選び方と費用相場も参考になります。
todoリスト運用でよくある失敗パターン
よくある失敗は、個人ツールのまま案件を増やす、ツールを入れても入力が定着しない、工数を後からまとめて入力するの3つです。スイッチを切り替えると、失敗例と回避策を見比べられます。
失敗パターン1:個人のtodoリストのまま案件を増やした。担当者ごとにリストが分かれ、進捗の確認に会議と連絡が増え、どの案件が遅れているか誰も把握していなかった。
失敗パターン2:高機能なツールを入れたが入力されなくなった。項目が多く入力が面倒で、結局メンバーは個人のメモに戻ってしまった。
失敗パターン3:工数を月末にまとめて入力していた。記憶を頼りに入力するため数字が不正確で、案件の利益が実態と合わなかった。
3つの失敗に共通するのは、管理したい範囲と使っている道具の段階が合っていないことです。個人のtodoリストで済む段階で高機能なシステムを入れても定着せず、反対に収益まで見たい段階で個人のリストを使い続けても数字は集まりません。先ほどの移行ラインの表で自社の段階を確認し、その段階に合った道具を選ぶことが、todo管理を長続きさせるコツです。工数の月末入力が失敗の原因になっている会社で、案件ごとの損益を月の途中でも確認したい場合の一例がZACです。
よくある質問(FAQ)
Q1. todoリストとはどういう意味ですか?
A. todoリストとは、やるべきことを書き出して一覧にし、終わったものに印をつけながら進める管理方法のことです。紙、Excel、スマホのアプリなど道具は問わず、抜け漏れの防止、優先順位づけ、1日や1週間の予定づくりに役立ちます。
Q2. 使いやすいtodoリストにするにはどうすればよいですか?
A. やることを1か所にすべて書き出し、30分から1時間で終わる大きさに分け、期限と重要度・緊急度で優先順位をつけるのが基本です。朝と夕方など見直す時刻を決め、毎日目に入る場所に置くと続けやすくなります。
Q3. エクセルでtodoリストを作るにはどうすればよいですか?
A. 項目名・期限・優先度・状態の列を用意し、完了の列にチェックボックスを入れると進み具合が分かります。Microsoftの公式ヘルプでは、セル範囲を選んで[挿入]から[チェックボックス]を選ぶと挿入でき、値はTRUEまたはFALSEになると説明されています。
Q4. Google ToDo リストはどうやって開きますか?
A. パソコンのブラウザではGoogleカレンダーのToDo リストから開け、スマホではToDo リストアプリをインストールして使います。Gmailやカレンダーなどのサイドパネルからも呼び出せます。仕事用アカウントで見当たらない場合は、管理者に問い合わせてください。
Q5. 仕事のtodoリストは無料のアプリで十分ですか?
A. 個人の仕事や少人数のタスク共有であれば、Google ToDo リストやMicrosoft To Doなどの無料アプリで十分なことが多いです。ただし、案件ごとの工数や利益を把握したい場合は、工数管理やプロジェクト管理の仕組みが別に必要になります。
Q6. todoリストからプロジェクト管理システムに移るタイミングはいつですか?
A. 同時に動く案件が複数あり、複数のメンバーで分担し、案件ごとの工数や利益を知りたくなった時点が目安です。稼働時間を月末に手作業で集計している、終わってから赤字に気づく案件がある場合は、移行を検討しましょう。
まとめ
todoリストは、やることを書き出して優先順位をつけるだけで始められる、もっとも手軽な管理方法です。一方で、案件やメンバーが増え、工数や利益まで見たくなると、個人のリストだけでは管理しきれなくなります。自社に合った管理方法を選ぶために、次の5点を確認しましょう。
- 管理したい対象が、自分のタスクか、チームの作業か、案件の収益・工数かを決める
- 個人のtodoリストは、書き出し・粒度・優先順位・見直しの4点を整える
- 道具は、書く頻度と共有の有無で、紙・Excel・無料アプリから選ぶ
- 移行ラインの表で自社の段階を確認し、段階に合った道具を選ぶ
- 工数や収益まで見たい場合は、ZACやMA-EYESなどの資料を取り寄せて比較する
まずは現在のtodoリストの使い方と、案件ごとに知りたい数字を書き出し、今の道具で足りているかを見直すところから始めてみてください。
参考文献
- 厚生労働省「「働き方改革」の実現に向けて」、2026年9月24日確認
- 厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」、2026年9月24日確認
- 中小企業庁「2025年版 中小企業白書(HTML版)」、2026年9月24日確認
- 独立行政法人中小企業基盤整備機構「デジタル化・AI導入補助金2026」、2026年9月24日確認
- 日本年金機構「就職したとき(健康保険・厚生年金保険の資格取得)の手続き」、2026年10月16日確認
- 日本年金機構「従業員に賞与を支給したときの手続き」、2026年10月16日確認
- 日本年金機構「定時決定(算定基礎届)」、2026年10月16日確認
- Microsoft「Excel でチェック ボックスを使用する」、2026年10月16日確認
- Microsoft「Microsoft To Do」、2026年10月16日確認
- Google「Google ToDo リストの概要 – Google Tasks ヘルプ」、2026年10月16日確認
