賃貸の業者間流通サイトとは?機能・料金・失敗しない選び方を解説

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  • いい生活Squareの仕組みと機能がわかる
  • ログインの流れと入居申込の審査がわかる
  • 料金の考え方と導入前の注意点がわかる

いい生活Squareとは、株式会社いい生活が提供する賃貸の業者間流通サイトで、管理会社と仲介会社が空室の確認、内見予約、入居申込をオンラインで進められる仕組みです。管理会社の基幹システムとリアルタイムに連携するため、物件確認の電話やFAXを減らせるのが特徴で、仲介会社は物件検索・内見予約・入居申込を無料で利用できます。この記事では、仕組みと立場別の使い方、主な機能、ログインと利用開始の流れ、入居申込の審査、料金とサポート、導入事例と評判、セキュリティ、他の業者間流通サービスとの違い、よくある失敗までを、公式サイトの情報をもとに解説します。あわせて、物件を掲載したあとに管理会社が見落としがちな、取引先の仲介会社との関係づくりにも触れます。

いい生活Squareの読みどころを診断

Q1. あなたの立場に近いのはどちらですか?

目次

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  1. いい生活Squareとは|賃貸の業者間流通サイト
  2. 主な機能|物件情報の一括管理・内見予約・チャット
  3. ログインと利用開始の流れ|入居申込の審査の考え方
  4. 料金プラン|無料プランと有料オプション
  5. 導入事例・評判・口コミから見る導入効果と注意点
  6. セキュリティ機能|ゼロトラストアーキテクチャ
  7. ポータルサイト・REINS・他の業者間流通サービスとの違い
  8. 導入でよくある失敗パターン
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ
  11. 参考文献

いい生活Squareとは|賃貸の業者間流通サイト

いい生活Squareとは、管理会社と仲介会社が空室確認から内見予約・入居申込までをオンラインで行う賃貸業者間流通サイトです。公式サイトでは、基幹システムおよび内見予約・入居申込サービスとリアルタイムに連携する賃貸業者間流通サイトと説明され、全国の不動産管理会社・賃貸仲介会社が基本無料で物件情報の掲載や検索を行えるとされています。

業者間流通(BtoB)とはどういう仕組みか

賃貸の取引では、物件を預かって管理する管理会社(元付け)と、入居希望者を案内する仲介会社(客付け)が別の会社であることが少なくありません。仲介会社は案内の前に「その部屋がまだ募集中か」を管理会社へ確認する必要があり、従来は電話やFAXで行われてきました。業者間流通サイトは、この確認をWeb上の最新情報の閲覧に置き換える仕組みで、管理会社は確認電話への対応が減り、仲介会社は営業時間外でも空室状況を確かめられるようになります。

管理会社と仲介会社、それぞれにとっての意味

管理会社にとっては、自社の基幹システムに入っている物件情報を多くの仲介会社へ届け、空室期間を短くするための「募集の出口」です。仲介会社にとっては、管理会社の物件をまとめて検索し、そのまま内見予約や入居申込まで進められる「仕入れと手続きの窓口」になります。公式サイトでは公開物件数が約20万物件以上と案内されており(2026年10月確認)、参加する会社が増えるほど双方にとって使う価値が高まるネットワーク型のサービスです。いい生活が提供するサービス全体の特徴は、いい生活とは|不動産SaaSの特徴・費用相場・活用法を解説の記事で整理しています。

物件を載せたあとに残る、取引先の仲介会社との関係づくり

物件を掲載して終わりではなく、どの仲介会社が自社物件を案内してくれているかを見て、働きかけるところまでが空室対策です。いい生活も、2026年3月に管理会社が仲介会社へ能動的に働きかけるためのオプション機能(専用ページ機能)を発表し、今後は内見・申込件数などを把握する分析・集計機能も計画していると案内しています。ただ、取引先の仲介会社の担当者との関係は、営業担当者の名刺や手帳に残りがちで、異動や退職のたびに途切れやすくなります。物件の流通は業者間流通サイトで仕組み化できても、人との接点の管理には別の仕組みが必要です。

取引先の担当者との接点を組織で共有したい場合の一例が、Sky株式会社が提供する名刺管理SKYPCEです。スマートフォンで撮影した名刺をAI-OCRとオペレーターの確認でデータ化し、名刺情報に日々の活動記録を紐付けて時系列で登録できます。蓄積した名刺から相手企業の組織図ツリーを自動で作成でき、対象と接点を持つ自社社員も確認できる点が特徴です。注意点として、名刺管理サービスのため、物件情報の流通や入居希望者の反響管理を担うものではありません。また、利用人数分のライセンス契約が必要で、契約は1年単位の自動更新と案内されています。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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主な機能|物件情報の一括管理・内見予約・チャット

いい生活Squareの主な機能は、物件情報のリアルタイム連携、Web内見予約・入居申込、チャットの3つです。管理会社向けと仲介会社向けの公式ページの記載をもとに整理します。

機能 概要 主なメリット
基幹システムとのリアルタイム連携 いい生活賃貸管理クラウドなどの基幹システムの物件情報を一括で登録し、更新内容もリアルタイムに反映 二重入力が減り、成約済み物件の掲載が残る状態を防ぎやすい
物件検索(仲介会社向け) リアルタイムの物件検索、地図からの検索、絞り込み条件、初期費用の自動計算、物件チラシのダウンロード 確認電話をせずに、空室状況と初期費用の目安を把握できる
Web内見予約 24時間Webで内見の予約を受け付け。スマートフォンにも対応 営業時間外の機会損失を減らせる
Web入居申込 スマートフォンに最適化された申込フォームと、番手の確認 紙の申込書のやり取りや転記が減る
チャット 管理会社と仲介会社、社内の担当者間で連絡し、やり取りを記録 経緯を確認しやすく、担当者不在でも引き継ぎしやすい
保証会社連携・付帯サービス取次 家賃保証会社への審査依頼の連携や、ライフライン等の取次 申込後の手続きをつなげやすい
申込ステータス・ToDo管理 申込の状況や進み具合をステータスで管理 担当者が不在でも進み具合を確認しやすい

物件情報の一括登録とリアルタイム反映

管理会社にとって最も効果が大きいのが、基幹システムとの連携です。物件情報を複数のサイトに手作業で登録していると、同じ情報を何度も入力することになり、成約後の掲載取り下げも漏れがちです。基幹システム側で情報を更新すれば流通サイトにも反映される仕組みであれば、更新作業そのものを減らせます。仲介会社向けページでは、管理会社が更新した情報がリアルタイムでサイトに反映され、1分単位で最新の情報に更新されると案内されています。

内見予約・入居申込のオンライン化

内見の予約や入居の申込は、仲介会社の営業時間と管理会社の営業時間が重なっていないと進まない業務でした。Webで24時間受け付けられれば、夜間や定休日に入った反響も翌営業日まで待たずに予約まで進められます。申込の時点で番手を確認できるため、「申込できるか」を電話で確かめる手間も減らせます。

チャットによるやり取りの記録

鍵の受け渡し方法や申込条件の確認など、物件ごとに細かな連絡は避けられません。チャットでやり取りし、その履歴がシステムに残れば、担当者が不在でも経緯を確認できます。

申込ステータスの管理と、集計・分析機能の位置づけ

いい生活Squareで確認できるのは、内見予約や入居申込の状況をステータスで管理する機能です。管理会社向けの公式ページには、申込状況のリアルタイム管理・ステータス管理、TODO管理・申込進捗管理が機能として挙げられています。一方、募集物件の掲載状況や内見・申込件数をリアルタイムに把握する「分析・集計機能」は、2026年3月の発表の時点では実装を計画している段階とされていました。導入を検討するときは、集計や分析で何を見たいのかを整理し、提供状況を公式サイトや問い合わせで確認してください。

連携の軸は3つあります。1つ目は基幹システムで、管理会社向けページでは、いい生活賃貸管理クラウドとのリアルタイム連携が機能として案内されています。他社の基幹システムとの連携可否や追加費用は公式ページから読み取れないため、導入前に提供会社へ確認が必要です。2つ目は保証会社で、審査依頼を連携して手続きを自動化する機能があります。3つ目は付帯サービスの取次で、ライフラインや保険などの取次を申込と一緒に進められます。なお、仲介会社向けページでは「基本無料・既存システムのまま利用開始」と案内されています。

ログインと利用開始の流れ|入居申込の審査の考え方

いい生活Squareは、無料のいい生活アカウントを作成してログインし、管理会社は物件の掲載、仲介会社は検索から内見予約・入居申込へ進みます。公式サイトの案内をもとに、利用開始までの流れを整理します。

  1. 公式サイトの「新規アカウント作成(無料)」から、いい生活アカウントを作る(すでにお持ちの場合は、そのアカウントでログインする)。仲介会社向けのログイン画面には、アカウント作成にあたってお手元に宅建業免許証の画像を用意するよう案内がある
  2. 管理会社は、自社の基幹システムとの連携や掲載の設定を、提供会社の案内に沿って進める
  3. 仲介会社は、いい生活Squareのログイン画面から物件を検索し、気になる物件の内見予約・入居申込へ進む

ログイン画面は、公式の仲介会社様向けページにも「ログイン画面はこちら」として案内されています。ログインできない場合は、ログイン画面のサポートサイトや公式サイトのお問い合わせから確認してください。

入居申込の審査は誰が行うのか

入居申込の審査は、一般に貸主側の管理会社と、利用する場合は家賃保証会社が行います。いい生活Squareは審査そのものを行うサービスではなく、申込内容の受付、番手の確認、保証会社への審査依頼の連携、審査の進み具合のステータス管理をオンラインで行う仕組みです。なお、サービスを使い始めるためのアカウント作成については、仲介会社向けのログイン画面で、宅建業免許証の画像を用意するよう案内されています。作成後の確認の流れなど詳しい条件は、公式の案内や問い合わせで確認してください。

料金プラン|無料プランと有料オプション

いい生活Squareの料金は、基本の利用が無料で、内見予約・入居申込などの機能をオプションで追加する考え方です。具体的な金額は公式サイトに掲載がなく、見積もりで確認します。

公式サイトでは、仲介会社は物件検索・内見予約・入居申込を無料で使えるとされています。管理会社向けページでは、基本の利用は無料とされ、内見予約・入居申込などのオプションはプランにより異なるため問い合わせで確認する形と案内されています。比較サイトでも「無料プランあり」と掲載されていますが、どの機能を使うかで費用は変わります。料金や提供条件は変更される場合があるため、導入時点の公式情報で必ず確認してください。見積もりを依頼する前に、次の点を整理しておくと比較しやすくなります。

  • 自社は管理会社として掲載するのか、仲介会社として検索・申込に使うのか、両方か
  • 現在使っている基幹システム(賃貸管理システム)は何か、連携の可否と追加費用
  • Web内見予約・Web入居申込・保証会社連携のうち、どの機能を使いたいか
  • プランの課金方式が自社の取扱件数に合うか
  • 付帯サービスの取次を組み合わせた場合の費用と収益の関係

特に管理会社は、流通サイトの利用料だけでなく、基幹システム側の費用や設定作業の工数も含めた総額で考えることが大切です。基本無料の範囲で試し、効果を確かめてからオプションを追加するという段階的な進め方も取りやすいサービスです。

サポート・問い合わせ窓口

公式ページには、サービスに関する問い合わせ、オンライン相談の予約、お役立ち資料のダウンロードの窓口が用意されています。比較サイトのbizocean DX比較の掲載では、サポート窓口としてお問合せフォーム、サポートセンター・サポートサイト、オンライン相談が挙げられ、保守プランにはサービス利用料に問い合わせ対応・バージョンアップ・データバックアップが含まれるとされています。サポートの範囲や対応時間は契約プランで変わる可能性があるため、見積もり時に確認しておきましょう。

導入事例・評判・口コミから見る導入効果と注意点

いい生活Squareの評判は、電話・FAX対応の削減や二重入力の解消が評価される一方、口コミの件数がまだ少なく、運用面では申込のキャンセルへの備えが注意点です。公式の導入事例と比較サイトの掲載から整理します。

公式の導入事例では、株式会社TFDエステート様(いい生活square 内見/申込管理)が、電話での反響対応が導入前と比べて8割ほど削減でき、通常の申込ではFAXでの対応が0件になったと述べています。また、Web入居申込にしたことで番手の管理が楽になったとされています。事例ページには、ほかにも多店舗での運用開始や、物件登録・電話対応の時間削減に関する事例が掲載されています。

評価されている点 注意したい点
電話での反響対応が導入前より8割ほど削減できた(TFDエステート様の取材) 申込が手軽になった結果、番手確保を目的とした申込や直前のキャンセルが増えたという声がある(同取材)
通常の申込ではFAX対応が0件になった(同取材) 口コミの件数がまだ少なく、傾向として判断しにくい(bizoceanは評価4.0・1件、2026年10月14日確認)
物件情報や顧客情報を一元管理でき、二重入力や手戻りが減った。外出先やリモートからも対応できる(bizoceanの口コミ、2025年11月投稿) 内見予約・入居申込などはオプションのため、プランによって使える機能が変わる

こうした数値や感想は、特定の会社の利用環境での声です。自社の取扱件数や基幹システムによって効果は変わるため、傾向として参考にし、トライアルや問い合わせで実際の操作を確認することをおすすめします。直前キャンセルへの対策は、管理会社と仲介会社のあいだで申込の運用ルールを決めておくことが現実的です。

セキュリティ機能|ゼロトラストアーキテクチャ

いい生活Squareを提供する株式会社いい生活は、ゼロトラストとクラウドネイティブを組み合わせた構造的なセキュリティを公開しています。入居申込者の氏名や勤務先、年収といった個人情報を扱うため、サービス選びではセキュリティ体制の確認が欠かせません。

  • 社内のオフィス環境と、顧客データを扱うSaaS環境を分離し、社内PCが感染してもSaaS環境に広がりにくい構造にしている
  • 「誰も信用しない」ことを前提としたゼロトラストの考え方で、社内からのアクセスも都度検証し、多要素認証を徹底している
  • 遠隔操作型ではなく、ブラウザやAPI通信による方式を一貫して採用し、感染経路になりやすいドライブ共有などの仕組みを持たない
  • ISO/IEC 27001(ISMS)、ISO/IEC 27017(クラウドセキュリティ)、ISO/IEC 20000(ITサービスマネジメント)の認証を取得している

ただし、サービス提供側の対策が十分でも、利用する会社側のアカウント管理が甘ければ情報漏えいのリスクは残ります。退職者のアカウント削除、パスワードの使い回し防止、申込データをダウンロードした後のファイルの扱いなど、自社側のルールもあわせて整えておきましょう。個人情報の取扱いについては、個人情報保護委員会のガイドライン等も確認しておくと安心です。内容は公式の発表で確認できます。

電子化の制度面もあわせて確認する

不動産取引のオンライン化は、制度面でも進んでいます。国土交通省によると、2022年5月18日から、重要事項説明書、契約締結時書面、媒介契約締結時書面などの書面を、相手方の承諾を得たうえで電磁的方法で提供できるようになりました。ITを活用した重要事項説明(IT重説)や書面の電子化についても、国土交通省が運用の指針を公表しています。内見予約や入居申込をオンライン化した先には、こうした契約手続きの電子化も視野に入ります。実際の運用にあたっては、国土交通省の公表資料で要件を確認してください。本記事は法的助言を目的としたものではありません。不動産業務のITツールの全体像は、不動産SaaSとは?PropTech活用と宅建業法対応を解説の記事でも整理しています。

ポータルサイト・REINS・他の業者間流通サービスとの違い

業者間流通サイトは、一般向けのポータルサイトや法にもとづくREINSとは目的が異なり、民間企業が不動産会社同士の実務を効率化するために提供するサービスです。

ポータルサイト・REINSとの違い

よく混同されるのが、一般の入居希望者向けの不動産ポータルサイトと、国土交通大臣が指定する不動産流通機構が運営するREINS(レインズ)です。ポータルサイトは一般消費者に物件を広告する場であり、REINSは宅地建物取引業法にもとづく指定流通機構のシステムで、取引の公正さや情報の公開性を目的としています。役割の違いを整理すると次のとおりです。

種類 主な利用者 主な目的
業者間流通サイト(いい生活Square等) 管理会社・仲介会社 空室確認・内見予約・申込の効率化
不動産ポータルサイト 一般の入居希望者 物件の広告・集客
REINS(指定流通機構) 宅地建物取引業者 法にもとづく物件情報の登録・公開による取引の円滑化

他の業者間流通サービスとの違い

賃貸の業者間流通サービスは、いい生活Square以外にも複数あります。各社の公式サイトで確認できる範囲で、特徴の方向性を整理します。機能や対象は更新されることがあるため、最新の内容は各社の公式サイトで確認してください。

サービス名(提供会社) 公式情報から確認できる特徴 検討時に確認したい点
いい生活Square(株式会社いい生活) 基幹システムや内見予約・入居申込サービスとリアルタイムに連携。仲介会社は基本機能を無料で利用できる 他社製の基幹システムを使っている場合の連携方法
ITANDI BB(イタンジ株式会社) 公式ページでは「リアルタイム業者間サイト」として案内されている 取引先の仲介会社・管理会社がどのサービスを使っているか、無料の範囲
いえらぶBB(株式会社いえらぶGROUP) 公式ページでは、無料のリアルタイム不動産業者間サイトとして、Web内見予約・Web申込み・保証会社連携・電子契約などが案内されている 基本機能とオプション機能の範囲

業者間流通サービスは、取引相手が同じサービスを使っていて初めて効果が出る性質があります。そのため、機能の多さだけで選ぶのではなく、自社の取引先がどのサービスを主に使っているかを確認することが重要です。実際には、管理会社は複数のサービスに物件を流通させ、仲介会社は複数のサービスを横断して検索しているケースも少なくありません。賃貸仲介向けのITANDI系サービスについては、ノマドクラウド(ITANDI賃貸仲介)とは?機能・料金を解説の記事も参考になります。

選び方の3つの視点

  1. 取引先との共通性:主要な取引先の管理会社・仲介会社が使っているサービスか
  2. 既存システムとの連携:基幹システムから一括登録でき、申込データを取り込めるか
  3. 費用と運用体制:無料で使える範囲、オプションの課金方式、導入時のサポート

サービスの選び方には、さらに「選んだあとの人の動き」があります。取引先の数が増えるほど、どの担当者がどの仲介会社とどんな連絡をしているかが見えにくくなります。物件の流通を整えたあとは、取引先との接点も組織で共有できる状態にしておくと、担当者が替わっても関係を引き継げます。

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導入でよくある失敗パターン

業者間流通サイトの導入でよくある失敗は、基幹システムと連携せず手入力で掲載することと、窓口を二重に残すことです。ほかにも、次の失敗が起こりがちです。

失敗パターン(Before) 起きること 対策(After)
基幹システムと連携せず手入力で掲載 更新が遅れ、成約済み物件の問い合わせが続く 導入前に連携の可否を確認し、更新の起点を基幹システムに一本化する
電話・FAXの受付を並行して残し続ける 窓口が二重になり、かえって確認漏れが増える 取引の多い仲介会社にWeb予約への切り替えを案内し、段階的に窓口を移す
物件写真や募集条件の入力ルールがない 情報の質がばらつき、仲介会社に選ばれにくい 掲載項目と写真の基準を社内で決め、担当者間で統一する
申込の運用ルールを決めずに開始する 申込が手軽になる分、番手確保目的の申込や直前のキャンセルが増える場合がある 申込の取り扱いや連絡のルールを、取引先の仲介会社と共有しておく
取引先の仲介会社との関係を担当者任せにする 担当者の異動や退職で、連絡履歴や関係が引き継がれない 名刺や訪問・連絡の履歴を、組織で共有できる形にする

なかでも見落とされやすいのが最後のパターンです。業者間流通サイトで内見予約や申込が増えても、どの仲介会社がどのくらい自社物件を案内してくれているか、その担当者とどんなやり取りをしてきたかが担当者の頭の中にしかなければ、取引先への働きかけを組織として続けられません。次のセルフチェックで、自社の状況を確かめてみましょう。

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よくある質問(FAQ)

Q1. いい生活Squareとは何ですか?

A. 株式会社いい生活が提供する賃貸の業者間流通サイトです。管理会社が物件情報を掲載し、仲介会社が検索して、内見予約や入居申込をオンラインで行えます。管理会社の基幹システムとリアルタイムに連携し、物件確認の電話やFAXを減らせるのが特徴です。

Q2. いい生活Squareは無料で使えますか?

A. 公式サイトによると、仲介会社は物件検索・内見予約・入居申込を無料で利用できます。管理会社も基本の利用は無料で、内見予約・入居申込などのオプションはプランにより異なります。具体的な金額や条件は導入時点の公式情報で確認してください。

Q3. いい生活Squareの入居申込の審査はどうなっていますか?

A. 入居審査は一般に管理会社と、利用する場合は家賃保証会社が行います。いい生活Squareは、申込の受付、番手の確認、保証会社への審査依頼の連携、審査の進み具合のステータス管理をオンラインで行う仕組みです。アカウント作成には宅建業免許証の画像の用意が案内されているため、詳しい条件は公式の案内で確認してください。

Q4. REINS(レインズ)とは何が違うのですか?

A. REINSは宅地建物取引業法にもとづく指定流通機構が運営するシステムで、物件情報の登録・公開による取引の円滑化が目的です。いい生活Squareは民間企業が提供するサービスで、空室確認や内見予約、申込といった賃貸の実務を効率化することを目的としています。

Q5. セキュリティ面は安心できますか?

A. 株式会社いい生活は、社内環境とSaaS環境の分離や多要素認証の徹底など、ゼロトラストの考え方にもとづくセキュリティ構成を公開しており、ISMSなどの国際認証も取得しています。あわせて、アカウント管理やダウンロードしたデータの扱いなど、利用する会社側のルールを整えることも大切です。

Q6. 物件の流通を効率化したあと、取引先の仲介会社との関係はどう管理すればよいですか?

A. 業者間流通サイトが効率化するのは物件情報の共有や内見予約、申込といった物件まわりの業務です。仲介会社の担当者との接点や訪問・連絡の履歴は、名刺管理サービスなどで組織として共有する方法があります。一例として、名刺情報に活動記録を紐付けて管理できる名刺管理SKYPCEがあります。

まとめ

いい生活Squareは、管理会社と仲介会社のあいだの物件確認や内見予約、入居申込をオンライン化する賃貸の業者間流通サイトです。基幹システムとのリアルタイム連携により、二重入力や物件確認の電話を減らせるのが大きな特徴で、仲介会社は基本機能を無料で使えます。導入を検討する際は、次の点を押さえておきましょう。

  1. 業者間流通サイトはポータルサイトやREINSとは目的が異なり、不動産会社間の実務を効率化するサービスである
  2. 料金は基本無料で、必要な機能をオプションで追加する考え方のため、使う機能と基幹システムの費用を含めた総額で判断する
  3. 利用はいい生活アカウントで始め、入居申込の審査は管理会社や保証会社が行う。Squareは受付や連絡のオンライン化を担う
  4. 取引先が使っているサービスかどうか、既存システムと連携できるかが選び方の要になる
  5. 物件の流通を整えたら、取引先の仲介会社との関係を組織で管理する仕組み(名刺管理サービスなど)の検討も、行動の1つに加える

物件の流通と取引先との関係づくりを組み合わせ、自社に合った形で空室対策を進めていきましょう。

参考文献

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