パソコンの画面録画の方法|Windows・Mac標準機能とビジネス活用の注意点

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  • WindowsとMacの画面録画の手順がわかる
  • 真っ暗・音が入らない時の確認点がわかる
  • 映り込み対策と動画の管理方法がわかる

パソコンの画面録画は、WindowsでもMacでも、追加のソフトを入れずに標準機能だけで始められます。Windows 11ならSnipping Toolの録画(Windowsキー+Shift+R)かXbox Game Bar(Windowsキー+Alt+R)、MacならShift+Command+5で開くスクリーンショットのツールバーかQuickTime Playerを使います。ただし標準機能には、録れる範囲や音声、編集のしやすさに違いがあり、画面が真っ暗になる、音が入らないといったつまずきも起こります。この記事では、OS別の録画手順とショートカットの早見表、うまくいかないときの確認ポイント、標準機能の限界と専用ソフトを検討するタイミングを整理します。そのうえで、仕事で研修動画や操作マニュアルを作る人向けに、個人情報・機密情報の映り込みを防ぐ注意点と、録画した動画を社内で管理し続ける方法まで解説します。

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Q1. 画面録画を主に使うパソコンは?

目次

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  1. パソコンの画面録画のやり方一覧(Windows・Mac標準機能の早見表)
  2. Windowsで画面録画する手順(Snipping Tool・Xbox Game Bar・Clipchamp)
  3. Macで画面録画する手順(スクリーンショットのツールバー・QuickTime Player)
  4. 画面録画できない・真っ暗・音が入らないときの確認ポイント
  5. 標準機能の限界と、専用ソフトを検討するタイミング
  6. ビジネスでの活用シーン(研修動画・マニュアル・サポート動画)
  7. 録画した動画を社内で使い続けるための管理方法(個別保存とeラーニングの違い)
  8. 録画前に確認すべき注意点(個人情報・機密情報の映り込み)
  9. 配信・共有時のセキュリティへの配慮
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ|画面録画で押さえたい5つのこと
  12. 参考文献

パソコンの画面録画のやり方一覧(Windows・Mac標準機能の早見表)

Windowsでは「Snipping Tool」と「Xbox Game Bar」、Macでは「スクリーンショット」のツールバーと「QuickTime Player」が標準で使え、追加のソフトなしでパソコンの画面録画を始められます。

ツール起動のしかた録れる範囲向いている場面
Snipping Tool(Windows 11)Windowsキー+Shift+Rドラッグで選んだ範囲画面の一部や、複数のウィンドウをまたぐ短い手順
Xbox Game Bar(Windows 10・11)Windowsキー+Gで開き、Windowsキー+Alt+Rで開始・停止録画対象のアプリのウィンドウ1つの業務アプリの操作説明
Clipchamp(Windows・ブラウザ)Clipchampを開き、「作成 & レコード」から選ぶブラウザのタブ・ウィンドウ・画面全体録画から編集までを1つのツールで行いたいとき
スクリーンショットのツールバー(Mac)Shift+Command+5画面全体・選択部分(macOS Tahoe 26以降は選択したウインドウも)手早く操作を記録する用途全般
QuickTime Player(Mac)「ファイル」メニューの「新規画面収録」(Control+Command+N)画面全体・選択部分録画後すぐに開いて確認・編集したいとき

このほか、PowerPointの「挿入」メニューにある画面録画の機能を使えば、録画した動画をそのままスライドに埋め込めます。選び方は、個人の記録やチャットで送る短い操作説明なら標準機能、編集や長時間の録画が必要なら専用ソフトの検討、という順番で考えると迷いません。具体的な手順は、Windowsの手順とMacの手順で順に解説します。

ここまでは録画する側の話ですが、仕事で使うなら、録った動画をその後どう使い続けるかが次の課題になります。担当者のパソコンや共有フォルダに動画が増えるほど、誰がどれを見たか分からない、手順が変わっても古い動画が残る、といった管理の問題が出てくるためです。OJTや操作説明の動画を教材として整理するなら、eラーニングに自社の動画や資料を載せる方法があります。その一例がSmart Boardingです。社員研修・OJT・eラーニングを1つのシステムで運用できる社員教育のプラットフォームで、OJTで教えていた内容を資料や動画にしてプログラム化し、自社の資料や動画を組み合わせたオリジナルの研修コースを作成できます。学習管理(LMS)機能で受講者の進捗や理解度を確認でき、確認用の小テストも作れます。一方で、自社の教育内容をプログラム化する際には一定の手間がかかり、担当者との打ち合わせも必要になる点には注意が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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Windowsで画面録画する手順(Snipping Tool・Xbox Game Bar・Clipchamp)

Windows 11なら、Snipping ToolでWindowsキー+Shift+Rを押して範囲を選ぶか、Xbox Game BarでWindowsキー+Alt+Rを押すだけで録画を始められます。

Snipping Toolで範囲を指定して録画する(Windows 11)

Windows 11のSnipping Toolは、スクリーンショットだけでなく画面の録画にも対応しています。Microsoftのサポートページでは、次の手順が案内されています。

  1. Snipping Toolを開いて「録画」ボタンを選び、「新規」を選ぶ(Windowsキー+Shift+Rでも録画用の画面を開けます)
  2. 録画したい領域をドラッグで選び、「開始」を選ぶ
  3. 操作が終わったら「停止」を選ぶ
  4. 録画をそのまま保存する。続けて動画を編集したいときは「Clipchampで編集」を選ぶ

範囲を自由に決められるため、画面の一部や、複数のウィンドウをまたぐ操作も録画の対象にできます。一方で、表示されるボタンや音声の設定項目は、Windowsやアプリの更新状況によって異なります。録画ボタンが見当たらないときは、Windows Updateとアプリの更新を確認し、本番の前に短いテスト録画で音の入り方を確かめてください。

Xbox Game Barでアプリのウィンドウを録画する(Windows 10・11)

Xbox Game Barは、Windows 10・11に入っている、もともとゲームの録画用に作られた機能です。業務で使うアプリの録画にも使えます。

  1. 録画したいアプリを開き、そのウィンドウをクリックして選択状態にする
  2. Windowsキー+Gを押してGame Barを開く(開かないときは、設定の「ゲーム」でGame Barが有効になっているか確認する)
  3. 「キャプチャ」のウィジェットで録画を開始する。Windowsキー+Alt+Rを押す方法でも、録画を開始・停止できる
  4. 録画を止めると、動画は「ビデオ」フォルダの「キャプチャ」に保存される

音声は、Windowsの設定の「ゲーム」にあるキャプチャの項目で、システム音とマイク音のどちらも録音するかを選べます。同じ画面で、1回の録画の最大時間も選べ、その長さに達すると自動で保存されます。保存先は、エクスプローラーでキャプチャのフォルダを移動すると変えられます。

ただし、Game Barが録画の対象にするのはゲームやアプリのウィンドウが中心で、デスクトップ画面やエクスプローラーの操作は録画しにくい点が特徴です。複数のアプリを行き来する業務手順を1本の動画にしたいときは、Snipping Toolか専用ソフトを選びます。

Clipchampで画面とカメラを録画して、そのまま編集する

Clipchampは、Microsoftの動画編集ツールです。「作成 & レコード」の「画面」または「画面とカメラ」を選ぶと、ブラウザのタブ、ウィンドウ、画面全体のいずれかを録画でき、録画したあとはそのまま編集に進めます。講師の顔を画面の隅に映した研修動画のように、画面と話し手を同時に見せたい場合に向いています。画面とカメラのレコーダーで録画できるのは合計30分までのため、長い研修は複数回に分けて録画します。音声の扱いは録画する対象によって異なるため、Microsoftサポートの手順で確認してください。

録画した動画の保存先

保存先はツールごとに異なります。録画後に探し回らないよう、先に確認しておきます。

ツール保存先の目安
Xbox Game Bar「ビデオ」フォルダの「キャプチャ」。エクスプローラーで場所を移動すると、以降の保存先も変わる
Snipping Tool録画を停止したあとに保存の操作をして、保存先を選ぶ
Mac(スクリーンショットのツールバー)初期設定はデスクトップ。ツールバーの「オプション」で保存先を変えられる
Mac(QuickTime Player)収録後に自動で開く。自動保存した場合、ファイル名は「画面収録[日付][時刻].mov」になる

静止画のスクリーンショットだけでよいときは

手順書に画像を貼るだけなら、動画にする必要はありません。Windowsは、Snipping ToolをWindowsキー+Shift+Sで開いて範囲を選ぶと静止画を撮れます。Macは、Shift+Command+5のツールバーに、静止画の取り込みと動画の収録のコントロールが並んでいます。操作の流れを見せたいときは動画、画面の状態を示したいときは静止画、と使い分けると、見る人の負担も作る側の手間も減らせます。

Macで画面録画する手順(スクリーンショットのツールバー・QuickTime Player)

Macでは、Shift+Command+5でスクリーンショットのツールバーを開き、「画面全体を収録」か「選択部分を収録」を選ぶと、画面録画を始められます。

  1. Shift+Command+5を押して、ツールバーを開く
  2. 「オプション」を開き、保存先・タイマー・使用するマイク・マウスクリックの表示を設定する
  3. 「画面全体を収録」または「選択部分を収録」を選び、「収録」をクリックする
  4. 止めるときは、メニューバーの停止ボタンを押すか、Command+Control+Escを押す

収録したファイルは、初期設定ではデスクトップに保存されます。macOS Tahoe 26以降では、収録するウインドウを選ぶこともできます(Appleサポート「Macで画面を収録する方法」)。

QuickTime Playerでも、「ファイル」メニューの「新規画面収録」(Control+Command+N)で収録を始められます。収録が終わると、そのファイルがQuickTime Playerで自動的に開くため、その場で再生して確認したり、不要な前後を切り取るなどの編集をしたりできます。簡単な手直しであれば、Macの標準機能だけで完結します。

Macで音声を録音するときの注意

マイクの音声は、ツールバーの「オプション」でマイクを選ぶと録音できます。パソコン内部で鳴っているシステム音声は、macOS 27 Golden Gate以降で「システムオーディオを含める」を選ぶと録音できます。それより前のmacOSでは、標準機能だけでは内部の音を録れません。Web会議や動画付きの教材の音も録りたい場合は、お使いのmacOSのバージョンを確認したうえで、内部音声の録音に対応した専用ソフトを検討します。

画面録画できない・真っ暗・音が入らないときの確認ポイント

画面録画がうまくいかないときは、録画の対象、音声の設定、保存先の空き容量、保護された映像かどうかの4点を順に確認すると、原因を切り分けられます。

症状考えられる原因確認すること
録画した画面が真っ暗(黒い)動画配信サービスなど、著作権保護のかかった映像は、録画すると黒く表示されることがある。ブラウザの設定やグラフィックスドライバが影響する場合もある録画しているのが保護された映像でないかを確かめる。違うときは、ブラウザのハードウェアアクセラレーションの設定やドライバの更新を確認し、別の録画機能で試す
音が入らないマイクがオフ・未接続になっている、システム音を録音する設定になっていない、Macで内部の音を録ろうとしている(macOS 27より前は標準で録れない)Windowsはキャプチャの設定でシステム音とマイク音を確認する。Macは「オプション」で使うマイクを選び、内部音はmacOSのバージョンを確認する
Game Barが開かない・録画ボタンが押せないGame Barが無効になっている、対象がデスクトップやエクスプローラーになっている、会社のパソコンで機能が制限されている設定の「ゲーム」で有効か確認し、録画したいアプリのウィンドウをクリックして選択する。制限が疑われるときは情報システム部門に確認する
録画が途中で止まる・保存に失敗する最大録画時間の設定に達した、保存先の空き容量が足りない、ほかのアプリで動作が重い設定のキャプチャで最大録画時間を確認し、空き容量を確保し、録画に関係ないアプリを閉じる。長い研修はテーマごとに分けて録画する
Snipping Toolに録画ボタンがないWindowsやアプリが古く、録画機能が入っていないWindows Updateとアプリの更新を確認する。Windows 11以外では、Game Barなど別の方法を使う

なお、保護された映像を回避して録画するための方法は、サービスの利用規約や著作権の面で問題になるおそれがあるため、ここでは案内しません。会社のパソコンでは、設定を変えても直らないときに自己判断で別のソフトを入れず、先に情報システム部門へ相談してください。

標準機能の限界と、専用ソフトを検討するタイミング

標準機能は「すぐ録れる」ことに特化しているため、業務で繰り返し使う動画には物足りない場面があります。次の表で、どこから専用ソフトを検討するかを判断できます。

標準機能でつまずきやすい点業務で困る場面専用ソフトで補えること
録画範囲の制約(Xbox Game Barはアプリのウィンドウ単位)ファイル操作や複数アプリをまたぐ手順を1本に録りにくい全画面・ウィンドウ・範囲指定を切り替えられるものが多い
編集機能が限られる(ツールによって差がある)言い間違いや待ち時間を切れず、長く見づらい動画になるカット・テロップ・矢印や枠の注釈を加えられるものがある
システム音声(macOS 27より前のMacは標準で内部音を録れない)Web会議や動画付き教材の音が入らないマイクとパソコン内部の音を同時に録音できるものが多い
共有の仕組みがない大きな動画ファイルを毎回アップロードして送る必要がある録画後すぐに共有リンクを発行できるものがある

専用ソフトには、無料で使えるもの、買い切りのもの、クラウド型で月額課金のものがあります。無料ソフトは試しやすい反面、録画時間の上限やロゴの透かしが入るなどの制限がある場合があります。提供元が分かりにくいものは、業務のパソコンに入れる前に社内のルールに照らして確認が必要です。会社のパソコンでは、情報システム部門がインストールできるソフトを制限していることも多いため、まず社内で許可されているツールがないかを確認するのが近道です。

判断の目安としては、単発の記録や社内チャットで送る短い操作説明なら標準機能、継続的にマニュアルや研修動画を作るなら編集機能のある専用ソフト、という分け方が現実的です。ツールごとの選定基準や費用の考え方、業界別の使い方は、PC画面録画とは?録画方式の違い・ツールの選び方で詳しく解説しています。

ビジネスでの活用シーン(研修動画・マニュアル・サポート動画)

画面録画が業務で効果を発揮するのは、文章や口頭では伝わりにくい「画面上の操作の流れ」を説明する場面です。同じ画面録画でも、研修・マニュアル・サポートでは求められる長さや作り込みの度合いが異なります。

活用シーン主な視聴者動画の長さの目安作るときのポイント
研修動画新入社員・異動者テーマごとに区切り、1本を短めにまとめる業務の目的や背景も音声で説明し、確認テストと組み合わせる
操作マニュアルシステムを使う全社員1つの作業を1本で完結させるテキストの手順書と対にして、動画には手順番号を表示する
サポート動画顧客・取引先1つの質問に1本で答えるダミーデータを使い、社内情報が映らない画面で録る
不具合の報告社内の開発・情報システム担当再現手順だけを短くエラーが出るまでの操作をそのまま録り、発生日時も添える
会議・説明会の記録欠席者・後から参加した人会議の長さに依存録画することを参加者に事前に伝え、了承を得る

研修動画:同じ説明の繰り返しを減らす

新人が入るたびに同じシステムの使い方を説明している職場では、一度画面録画で研修動画を作っておくと、説明担当者の負担を減らせます。受講者も分からないところを何度でも見返せるため、自分のペースで理解を深められます。ポイントは、操作だけでなく「なぜこの入力が必要なのか」「間違えると後工程で何が起きるのか」といった業務の意味を音声で添えることです。操作だけを見せる動画は、画面が変わるとすぐに使えなくなりますが、業務の意味まで説明しておけば、画面が多少変わっても理解の助けになります。

操作マニュアル:テキストの手順書と組み合わせる

動画だけのマニュアルは、特定の手順を探したいときに頭から見直す必要があり、かえって手間になることがあります。テキストの手順書に番号付きで手順を書き、各手順に対応する動画の再生位置を添える、あるいは動画側に手順番号を表示しておくと、読む人と見る人の両方に使いやすくなります。マニュアル作成の効率化という点では、生成AIで手順書のたたき台を作る方法もあり、AIでマニュアル作成する方法|手順書・FAQ・更新運用の進め方で解説しています。

サポート動画:問い合わせの多い操作から作る

顧客からの問い合わせ対応では、よく聞かれる操作を短い動画にしておき、回答時にリンクを案内するだけで説明の手間を減らせます。すべての操作を動画化しようとすると作業量が膨らむため、問い合わせ履歴を見て件数の多い質問から順に作るのが効率的です。1本に複数の手順を詰め込むより、1つの質問に1本で答える構成の方が、顧客は必要な動画だけを見つけやすくなります。

効果的な録画に共通する準備

どの用途でも、録画前に「この動画で何ができるようになってほしいか」を1文で決め、手順を一度通しで試しておくと、迷った操作や無関係な画面が映り込むのを防げます。画面の解像度が高すぎると文字が小さく見えるため、録画するときはアプリのウィンドウを適度な大きさにし、ブラウザの文字表示を少し拡大しておくと見やすくなります。音声を入れる場合は、周囲の雑音が少ない場所で、ヘッドセットなど口元に近いマイクを使うと聞き取りやすさが大きく変わります。

ここまでで、録画のやり方と、動画の作り方は押さえられました。仕事で使い続けるうえでは、作った動画をどう管理しているかも点検が必要です。次のチェックリストで、自社の今の状況を確認してみてください。

録画した動画の運用、今のやり方で大丈夫?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

録画した動画を社内で使い続けるための管理方法(個別保存とeラーニングの違い)

録画データを個別に保存して共有する方法は手軽ですが、本数が増えると探しやすさ・視聴状況の把握・差し替えが難しくなり、eラーニングで体系化すると管理しやすくなります。

比較の観点録画データを個別に保存・共有eラーニングで体系化
探しやすさフォルダ構成やファイル名の付け方に依存し、人によってばらつくコースや階層ごとに並べられ、受講者は決まった場所から見られる
視聴状況の把握誰が見たかを確認する手段がほぼない受講履歴や進捗を管理画面で確認できるものが多い
理解度の確認別途テストや口頭確認が必要動画の後に確認テストを組み合わせられるものが多い
更新時の差し替え古いファイルが残りやすく、最新版が分からなくなる教材を差し替えれば受講者側の表示も更新される
閲覧範囲の管理共有リンクや権限設定を動画ごとに管理する必要があるユーザーやグループ単位で受講対象を設定できる
導入の手軽さ追加費用なしですぐ始められるシステムの選定・契約・初期設定が必要

動画が数本のうちは個別保存でも回りますが、部署をまたいで研修やマニュアルとして使う本数が増えてきたら、体系化を検討するタイミングです。自社で録画した動画を載せる前提なら、自社の動画や資料を使って研修コースを作れるタイプのeラーニングが候補になります。お名前.comビジネスコンシェルジュに掲載されているeラーニングのうち、役割の違う3つを次の表にまとめました。1つ目のSmart Boardingは、前の章で紹介したとおりです。表の内容は、各サービスの商品ページで確認した情報(2026年10月14日時点)に基づいており、優劣を示すものではありません。

録画した動画を研修・教育に使うときの、3サービスの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:Smart Boarding自社の資料や動画を組み合わせたオリジナルの研修コースを作れ、学習管理機能で進捗も確認できます。

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サービス Smart Boarding SAKU-SAKU Testing OneCompliance(ワンコンプライアンス)
向いている会社 OJTや操作説明の内容を資料や動画にして、教育を標準化したい会社 動画で学んだあとに、テストで理解度を確認したい会社 個人情報やセキュリティを含むコンプライアンス研修を、全社で続けたい会社
特徴 社員研修・OJT・eラーニングを1つのシステムで運用できる。自社の資料や動画を組み合わせた研修コースを作成でき、学習管理(LMS)機能で進捗や理解度を確認できる CBTの技術を活かしたテスト機能が特徴。動画・スライドの登録、ドリル・テスト・アンケートの作成ができ、受講状況をリアルタイムで集計できる コンプライアンス研修に特化したeラーニング。法務・労務・情報領域の研修コンテンツを提供し、自動リマインダーとダッシュボードで管理の手間を減らせる
注意したい点 自社の教育内容をプログラム化する際に一定の手間がかかり、担当者との打ち合わせも必要になる AIを使ったリモート監視機能などは有償オプション。日本国外での利用はサポート対象外 料金は受講者数に応じて変わり、詳細は問い合わせで確認が必要。無料トライアルの期間や内容も要確認
資料・詳細

3サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)

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表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

録画した操作動画のあとに、理解度を確認したい場合の一例がSAKU-SAKU Testingです。CBTの技術を活かしたテスト機能を持つeラーニングプラットフォームで、動画やスライドの登録、ドリル・テスト・アンケートの作成ができます。既存の設問と自社で作った設問を1つのテストにまとめられるため、手順動画ごとの確認問題を自社で用意しやすい点が特徴です。受講状況や結果はリアルタイムで集計できます。一方で、AIを使ったリモート監視機能などは有償オプションで、日本国外での利用はサポート対象外という点は確認が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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録画前に確認すべき注意点(個人情報・機密情報の映り込み)

画面録画は画面に表示されたものをそのまま記録するため、意図しない情報の映り込みが最も大きなリスクです。一度作った動画は長く使い回されることが多く、公開後に気づいても、すでに視聴やダウンロードされていれば回収が難しくなります。録画を始める前に、次の点を確認しておくと安心です。

確認する項目起こりがちな映り込み事前の対策
通知・ポップアップメールやチャットの通知に顧客名や社内の話題が表示される通知を一時的にオフにし、不要なアプリを閉じる
業務データ実在の顧客の氏名・連絡先・取引内容が画面に出るテスト環境やダミーデータで録画する
ブラウザブックマークバー、開いている別タブ、入力候補の履歴録画用のブラウザプロファイルを用意するか、非表示にする
デスクトップファイル名から案件名や人事情報が分かる範囲指定で録るか、デスクトップを整理しておく
パスワード・認証情報ログイン操作の入力内容や認証コードログイン後の画面から録画を始める
第三者の画面・音声Web会議の参加者の顔・名前・発言録画の目的と範囲を事前に伝え、了承を得る

顧客の氏名や連絡先などが映った動画は、個人情報を含むデータとして扱う必要があります。個人情報保護法では、事業者に対して個人データの漏えいなどを防ぐための安全管理措置が求められており、具体的な考え方は個人情報保護委員会のガイドラインで示されています。また、Web会議を録画する場合は、参加者の映像や発言も記録されるため、録画の目的と利用範囲を事前に伝えて了承を得ておくのが望ましい運用です。映り込みそのものを避けるのが最も確実な対策であり、ダミーデータでの録画を社内の標準にしておくと、確認の手間も減らせます。本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の事案についての法的助言ではありません。判断に迷う場合は、社内の法務・個人情報保護の担当者や専門家に相談してください。

画面に表示される他社のソフトウェアや動画、画像を録画して社外に公開する場合は、著作権や各サービスの利用規約にも注意が必要です。社内の研修やマニュアルで使う場合でも、有料の動画教材や他社の資料をそのまま録画して配布するのは避け、自社で作成した画面や教材を中心に録るようにします。

配信・共有時のセキュリティへの配慮

録画の段階で映り込みを防いでも、共有の方法を誤ると想定外の相手に動画が渡ってしまいます。社内向けと社外向けで共有の考え方を分け、公開前のチェックの流れを決めておくことが大切です。

共有範囲と権限を絞る

クラウドストレージや動画共有サービスで「リンクを知っている人は誰でも閲覧可」の設定にすると、リンクが転送されたときに社外の人でも見られる状態になります。社内限定の動画は、組織内のアカウントだけが見られる設定にし、必要な部署やメンバーに限定して共有します。社外の顧客向けに公開する動画でも、限定公開にするのか一般公開にするのかを作成時に決め、設定を確認してから共有する運用にしておくと安心です。ダウンロードを許可するかどうかも、あわせて決めておきます。

公開前のチェックを二人の目で行う

作成者本人は、見慣れた画面の中の映り込みに気づきにくいものです。公開前に作成者以外の1人が動画を通しで確認し、映り込み、音声の内容、共有設定の3点をチェックする流れを決めておくと、見落としを減らせます。確認した日と確認者を記録しておけば、後から問題が見つかったときにも経緯をたどれます。

保管と更新・削除のルールを決める

ファイル名に対象業務・作成日・版数を入れ、保存場所を部署横断で統一しておくと、担当者が異動しても動画を探せます。業務の手順やシステムの画面が変わった動画は、古いまま使われると誤った操作を広めてしまうため、半期ごとなど見直しの時期を決めて、更新または削除します。退職者や異動者のアカウントに動画が残ったままにならないよう、組織の共有領域で管理することも重要です。情報セキュリティ対策の全体的な考え方は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開している資料も参考になります。

映り込みの確認や共有範囲の設定は、動画を作る担当者一人の注意だけでは守りにくく、動画を作る人も見る人も、同じ基準を知っていることが前提になります。個人情報保護法や情報セキュリティの考え方を全社で継続して学ぶ方法の一例が、OneCompliance(ワンコンプライアンス)です。コンプライアンス研修に特化したeラーニングで、法務・労務・情報領域の研修コンテンツを提供しており、コースには個人情報保護法や情報セキュリティも含まれます。専門家がコンテンツの作成とレビューを行い、法改正に合わせて内容が更新されるほか、自動リマインダーやダッシュボードで受講状況の確認にかかる手間を減らせます。一方で、料金は受講者の人数に応じて変わるため詳細は問い合わせが必要で、無料トライアルの期間や内容も確認が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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  • 費用は人数に応じた課金体系のため、問い合わせで確認

よくある質問(FAQ)

Q1. Windows 11でパソコンの画面録画はできますか?

A. はい、できます。Windows 11では、Snipping ToolのWindowsキー+Shift+RかXbox Game BarのWindowsキー+Alt+Rで、追加のソフトなしに画面録画ができます。Snipping Toolは範囲を選んで録画でき、Game Barはアプリのウィンドウを録画します。Windows 10ではGame Barを使います。

Q2. 画面録画をすると真っ暗(黒い画面)になるのはなぜですか?

A. 動画配信サービスなど、著作権保護のかかった映像は、録画すると黒く表示されることがあります。保護された映像でない場合は、ブラウザのハードウェアアクセラレーションの設定やグラフィックスドライバ、セキュリティソフトの影響を確認し、別の録画機能で試します。保護された映像を回避して録画することは避けてください。

Q3. パソコンの画面を録画すると、相手にバレますか?

A. 自分のパソコンの画面を標準機能で録画するだけなら、通常は他の人に通知されません。ただし、Web会議ツールの録画機能を使うと、参加者に録画中であることが表示される場合があります。会議や顧客対応を録画するときは、目的と利用範囲を事前に伝えて了承を得るのが望ましい運用です。

Q4. 画面録画でパソコンの音が入らないときは、どうすればよいですか?

A. Windowsでは、設定の「ゲーム」にあるキャプチャの項目で、システム音とマイク音を録音する設定になっているか、マイクが使える状態かを確認します。Macでは、「オプション」で使うマイクを選びます。パソコン内部の音は、macOS 27 Golden Gate以降で「システムオーディオを含める」を選ぶと録音できます。

Q5. 録画するときに個人情報が映り込まないようにするにはどうすればよいですか?

A. 通知をオフにして不要なアプリを閉じ、実在の顧客データではなくテスト環境やダミーデータで録画するのが確実です。公開前には作成者以外の人が動画を通しで確認し、映り込みと共有設定をチェックすると見落としを減らせます。

Q6. 録画した動画を社内研修に使い続けるには、どう管理すればよいですか?

A. テーマごとに短く区切った動画を作り、ファイル名・保存場所・更新の時期のルールを決めます。本数が増えて、誰が見たかの把握や差し替えが難しくなったら、eラーニングで研修コースにまとめると管理しやすくなります。選ぶときは、自社の動画を載せられるか、受講状況を確認できるかを比べます。

まとめ|画面録画で押さえたい5つのこと

パソコンの画面録画は、WindowsのSnipping ToolやXbox Game Bar、MacのShift+Command+5やQuickTime Playerを使えば、標準機能だけで今日から始められます。ただし、録画範囲・編集・音声には標準機能ならではの制約があり、業務で継続的に使うなら専用ソフトとの使い分けや、動画の管理の仕組みが必要です。

  1. WindowsはSnipping Tool(Windowsキー+Shift+R)かXbox Game Bar(Windowsキー+Alt+R)、MacはShift+Command+5のツールバーかQuickTime Playerで、標準機能だけで録画を始める
  2. 真っ暗になる・音が入らないときは、保護された映像か、音声の設定か、保存先の空き容量かを順に確認する
  3. 編集や長時間の録画、システム音声が必要になったら専用ソフトを検討し、社内で許可されたツールを使う
  4. 通知オフとダミーデータで映り込みを防ぎ、公開前に作成者以外の人が確認する
  5. 録画した動画が増えて管理しきれなくなったら、研修コースとして管理できるeラーニングの資料を取り寄せて比べる

まずは問い合わせや説明の回数が多い業務を1つ選び、短い操作動画を1本作るところから始めてみてください。

参考文献

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