通訳アプリおすすめ比較|業種別選び方・費用の考え方と失敗しないポイント

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  • 通訳アプリの仕組みと利用シーン別の選び方がわかる
  • 無料アプリを業務で使うときの確認点がわかる
  • 通訳アプリで足りない研修の仕組み化がわかる

通訳アプリとは、話した言葉を認識して別の言語に訳し、文字や音声で相手に伝えるアプリのことです。外国人のお客様への接客、海外取引先との商談、外国人スタッフとの日々のやり取りなど、ビジネスで言葉の壁にぶつかる場面で使われます。選ぶときは、利用シーン、必要な言語、入力データの扱い、費用の4点で考えると整理しやすくなります。本記事では、通訳アプリの仕組み、代表的な無料アプリの特徴、利用シーン別の選び方、専門用語への対応、費用の考え方、セキュリティの注意点を順に解説し、アプリだけでは埋まりにくい「外国人スタッフへの研修やマニュアルの伝達」を仕組みにする方法も整理します。

あなたの職場に合う、通訳アプリと研修の組み合わせは? かんたん診断

Q1. 通訳アプリを主に使いたい場面はどれですか?

目次

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  1. 通訳アプリの導入と合わせて検討したい、外国人スタッフへの研修・マニュアルの仕組み化
  2. 通訳アプリとは|音声翻訳の仕組みと種類
  3. 代表的な無料の通訳・翻訳アプリの特徴と、選ぶ前の確認項目
  4. 利用シーン別おすすめの傾向(店舗接客/会議商談)
  5. 業界特化型アプリの選び方(専門用語・固有名詞対応)
  6. 料金の考え方(無料アプリから法人向けプラン・端末代まで)
  7. 選び方のポイント(利用シーン・言語数・セキュリティ・コスト)
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ
  10. 参考文献

通訳アプリの導入と合わせて検討したい、外国人スタッフへの研修・マニュアルの仕組み化

通訳アプリは目の前の会話をその場で助ける道具であり、繰り返し伝える研修やマニュアルは、eラーニングなどの仕組みに載せたほうが、内容と理解度をそろえやすくなります。

外国人スタッフを受け入れている職場や、海外拠点と継続的にやり取りする企業では、「業務マニュアルの内容を正しく理解してもらう」「安全ルールやコンプライアンスを全員に同じように伝える」といった、会話の通訳だけでは解決しにくい課題が出てきます。研修のたびにアプリ越しで説明すると、伝わり方が担当者ごとにばらつき、誰がどこまで理解したかも記録に残りません。下の表は、資料請求ができる3つの研修・教育サービスを、優劣ではなく役割の違いで並べたものです。受講画面や教材の言語対応はサービスごとに異なるため、自社で使う言語に対応しているかは資料で確認してください。

外国人スタッフへの研修・理解度確認を仕組みにする3サービスの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:Smart Boarding 自社の資料や動画で研修コースを作り、受講の進捗や理解度を確認できます。

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この状況に合う一例:SAKU-SAKU Testing テストの作成と、受講状況や結果のリアルタイム集計に強みがあります。

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この状況に合う一例:OneCompliance 情報セキュリティや個人情報保護法などのコンプライアンス研修コンテンツがそろっています。

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サービス Smart Boarding SAKU-SAKU Testing OneCompliance
向いている会社 OJTや研修の教え方が担当者ごとにばらつき、教育内容をそろえたい会社 確認テストや受講状況の集計を重視し、自社の設問も使いたい会社 ハラスメントや情報セキュリティなどのコンプライアンス研修を全社で整えたい会社
特徴 社員研修・OJT・eラーニングを1つのシステムで運用でき、自社の資料や動画を組み合わせた研修コースを作成できる。学習管理機能で進捗や理解度を確認できる CBTの技術を活かしたテスト機能が特徴。既存の設問と自社オリジナルの設問を1つのテストにまとめられ、受講状況や結果はリアルタイムで集計される 複数の専門家が作成・レビューしたコンプライアンス研修コンテンツを提供。簡単なコースアサインや自動リマインダーで、連絡や集計の手間を減らせる
注意したい点 自社の教育内容を学習プログラム化する準備と、担当者との打ち合わせが必要。管理画面は英語表記に対応するが、教材の言語は要確認 日本国内仕様のため、海外での利用はサポート対象外。AIを使った監視機能などは有償オプション 料金体系は受講者の人数に応じて変わり、トライアルの内容とあわせて問い合わせでの確認が必要
資料・詳細

3サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)

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表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

繰り返し伝える内容を教材にしたい場合の一例が、Smart Boardingです。Smart Boardingは、社員研修・OJT・eラーニングを1つのシステムで進められる社員教育プラットフォームで、OJTで教えていた内容を資料や動画のプログラムにして、いつでも何度でも学習と復習ができるようにできます。自社の資料や動画を組み合わせた研修コースを作成でき、学習管理機能(LMS)で受講者ごとの進捗や理解度も確認できます。運営会社は株式会社FCEです。注意点として、自社の教育内容を学習プログラム化する準備と、担当者との打ち合わせが必要です。管理画面は英語表記に対応していますが、教材の言語対応は資料で確認してください。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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通訳アプリとは|音声翻訳の仕組みと種類

通訳アプリとは、話した言葉を認識して別の言語に翻訳し、文字や音声で相手に伝えるアプリのことです。文章を入力して訳す翻訳アプリと違い、声でのやり取りをその場で成立させることに重点が置かれています。スマートフォンにインストールして使うもののほか、パソコンのWeb会議で字幕を出すもの、専用の翻訳端末として販売されているものもあります。AIを使った業務アプリ全般の選び方を知りたい場合は、AIアプリの選び方もあわせて参考にしてください。

音声が訳されるまでの3つの処理

多くの通訳アプリは、内部で次の3つの処理を順に行っています。どの段階でつまずくかによって、誤訳の原因も変わります。

処理 内容 うまくいかないときの例
1. 音声認識 話した声を文字に変換する 周囲の雑音、早口、方言で聞き間違える
2. 機械翻訳 文字になった文章を別の言語に訳す 主語の省略や専門用語で意味がずれる
3. 音声合成 訳した文章を音声で読み上げる 固有名詞の読み方が不自然になる

画面に表示される認識結果を見れば、1の段階で聞き間違えたのか、2の段階で訳し方がずれたのかを切り分けられます。聞き間違いが原因なら言い直すかマイクに近づいて話す、訳し方が原因なら短い文に区切って主語を省かずに話す、と対処の仕方が変わります。

逐次通訳型と同時通訳型

通訳アプリは、話し終えてから訳す「逐次通訳型」と、話している途中から訳を出していく「同時通訳型」に分けられます。接客のような短いやり取りでは、ボタンを押して話し、話し終えたら訳が出る逐次通訳型が扱いやすく、会議のように長い発言が続く場面では、字幕のように訳が流れる同時通訳型が向いています。

総務省は2020年に「グローバルコミュニケーション計画2025」を策定し、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)を中心に、会話レベルの翻訳から、文脈や話者の意図を補う議論レベルの同時通訳の実現に向けた研究開発を進めてきました。情報通信白書によれば、訪日・在留外国人への対応を想定した21言語について実用レベルの翻訳精度が実現されており、AIによる同時通訳はビジネスの現場でも現実的な選択肢になりつつあります。ただし、計画自体も2030年に向けて「交渉レベル」を次の目標としており、重要な交渉で通訳アプリだけに頼れる段階には至っていないと考えるのが妥当です。

翻訳アプリ・翻訳ソフト・プロの通訳との違い

通訳アプリと翻訳アプリの境目はあいまいで、同じアプリに文章翻訳、音声通訳、カメラで撮った文字の翻訳がまとめて入っていることも少なくありません。外国語の文書を日本語にする「和訳」を目的とした翻訳ソフトは、文章を訳す翻訳アプリ側に近い道具です。選ぶときは名称より、「声で会話するのか」「文書を訳すのか」という使い方から考えるのが確実です。また、契約条件の交渉や謝罪など、言葉のニュアンス一つで結果が変わる場面では、通訳アプリよりもプロの通訳者を手配するほうが安全です。アプリは日常的なやり取りの負担を減らす道具、と位置づけると使いどころを誤りにくくなります。

代表的な無料の通訳・翻訳アプリの特徴と、選ぶ前の確認項目

無料で使える代表的な通訳・翻訳アプリには、Google 翻訳、Microsoft Translator、DeepL、VoiceTraがあり、備えている機能や得意な場面が異なります。下の表は、各公式ページとアプリストアの説明で確認できる内容を、2026年10月14日時点で整理したものです。人気や精度の順位ではなく、特徴の違いを見るための表です。対応する機能は言語やバージョンによって異なり、更新で変わることもあります(たとえばMicrosoft Translatorでは、マルチデバイス間の会話機能が廃止されたとアプリストアに記載されています)。

アプリ 公式の説明で確認できる主な機能 費用の形 向く場面の例
Google 翻訳 テキスト、音声、カメラ、写真、手書きの翻訳、2か国語の会話翻訳、オフライン翻訳(App Storeの説明より) アプリは無料と表示 接客での短いやり取り、看板やメモの翻訳
Microsoft Translator 100以上の言語のテキスト・音声・画像の翻訳、話し言葉のリアルタイム翻訳(App Storeの説明より) アプリは無料と表示 短い会話や、画像内の文字の確認
DeepL 100以上の言語、用語集や語調のカスタマイズ、リアルタイム音声翻訳(DeepL Voice)、APIでの導入(DeepL公式サイトより) 無料版と有料プランがあり、機能の違いは公式で確認 専門用語を含む文書の翻訳、会議での音声翻訳
VoiceTra 33言語の音声翻訳(NICT公式サイトより) ダウンロードも利用も無料 試験的な利用、個人の旅行者向けの短い会話

この表のうち、日本語の通訳を無料で試せるのは、Google 翻訳やVoiceTraのように、アプリ自体が無料と案内されているものです。ただし、無料で使えることと、業務で使ってよいことは別の問題です。業務利用の可否は、各アプリの利用規約で確認する必要があります。

選ぶ前に確認したい5つの項目

項目 確認すること 見落としやすい例
対応言語 自社が使う言語で、音声の通訳まで対応しているか 言語数は多くても、文章翻訳のみで音声通訳に対応しない言語がある
対応メディア 音声、テキスト、カメラ(写真)のうち、現場で必要な入力方法 接客では音声だけでなく、客が見せる画面やメモの翻訳も必要になる
オフライン対応 電波の弱い場所や通信量の上限に備えて、オフラインで使えるか 事前に言語データのダウンロードが必要で、オフラインでは機能が限られる場合がある
OS・端末 スマートフォン、パソコン、専用端末のどれで使うか。私物端末か会社の端末か スタッフの端末のOSが対応していない、会社の端末にアプリを入れられない
通信量 音声やカメラの翻訳で、どの程度の通信が必要か 店舗の無線LANが不安定で、翻訳が止まる

「いちばん正確なアプリ」は一律に決まらない

どのアプリがいちばん正確かは、言語の組み合わせ、話し方、周囲の雑音、専門用語の有無によって変わり、公的に確定した順位があるわけではありません。ランキングを鵜呑みにせず、自社で使う言葉で試して選ぶのが確実です。次の手順で、導入前に比べておくと判断しやすくなります。

  1. 自社で実際に使う文や用語を20から30個書き出す
  2. 同じ文を、候補のアプリそれぞれで訳す
  3. 訳した文を元の言語に訳し戻し、意味が変わっていないかを確かめる(逆翻訳)
  4. 短い文に区切る、主語を省かない、静かな場所で試すなど、話し方の工夫でどこまで改善するかも見る

利用シーン別おすすめの傾向(店舗接客/会議商談)

通訳アプリは、使う場面によって求められる機能が大きく異なります。ビジネスでの利用は、大きく「店舗・接客対応」と「会議・商談」の2つに分けて考えると選びやすくなります。

比較項目 店舗・接客対応 会議・商談
会話の長さ 短い質問と回答の繰り返し 数分続く発言や資料の説明
重視したい機能 すぐに起動できる、雑音に強い、画面を相手に見せやすい 同時通訳、字幕表示、文字起こし、議事録への書き出し
主な利用形態 スマートフォンのアプリ、専用の翻訳端末 Web会議ツールの字幕翻訳、会議向けの通訳サービス
特に注意したい点 通信環境、端末の共用と衛生管理、多国籍の来客への言語対応 発言内容が外部に送られることの情報管理、専門用語の誤訳

店舗・接客対応で選ばれやすいもの

飲食店、小売店、宿泊施設、観光案内などの接客では、Google 翻訳やMicrosoft Translatorのような無料のスマートフォンアプリから始める店舗が多くあります。ボタンを押して話すだけで訳が音声と文字で出るため、メニューの説明や道案内といった短いやり取りなら十分に役立ちます。カメラで撮った文字を訳す機能があれば、来店客が見せてきたメモや予約画面の内容も確認できます。

レジや受付など、スタッフの私物のスマートフォンを使いにくい場所では、POCKETALK(ポケトーク)のような専用の翻訳端末を店舗の備品として置く方法もあります。業務用の端末を決めておけば、誰が対応しても同じ手順で使え、私物のスマートフォンに来客との会話履歴が残る心配もありません。電話で外国語の問い合わせを受ける場面がある場合は、通話アプリ側の機能もあわせて確認しておくと安心です。通話アプリの選び方も参考にしてください。

会議・商談で選ばれやすいもの

海外の取引先とのWeb会議では、普段使っているWeb会議ツールに備わっている字幕翻訳機能を使うのが手軽です。新しいツールを相手に入れてもらう必要がないため、社外との会議でも導入の手間がかかりません。ただし、字幕翻訳の対応言語や使える条件はツールやプランによって異なるため、事前に公式の案内で確認しておきましょう。より長時間の会議や多人数の会議を頻繁に行う場合は、同時通訳や文字起こし、議事録作成まで一体になった会議向けの通訳サービスが候補になります。

顧客との打ち合わせを記録したい個人事業主や少人数の会社では、文字起こしの機能を備えたアプリやWeb会議ツールの標準機能から試すのが現実的です。無料の範囲で使い勝手を確かめ、会議の回数や録音時間が増えてから有料プランを検討する、という順序なら、使わない機能に費用をかける失敗を避けられます。

対面の商談では、テーブルの中央にスマートフォンを置き、双方の発言を画面に表示しながら進める使い方がよく見られます。訳の画面を相手にも見せることで、聞き取りの誤りにお互いが気付きやすくなります。金額、納期、数量といった重要な数字は、通訳アプリの訳だけで合意せず、会議後にメールなどの文書で確認し合う運用にしておくと安心です。

社内の外国人スタッフとのやり取り

接客や商談のほかに、社内で外国人スタッフに作業指示を出す場面でも通訳アプリは使われています。日々の声かけや簡単な確認には便利ですが、作業手順や安全ルールのように「全員が同じ内容を正確に理解する」必要がある情報は、その都度アプリで口頭説明するより、あらかじめ多言語の資料や教材にしておくほうが確実です。会話はアプリ、繰り返し伝える内容は教材、と分けて考えるのがポイントです。

公的なガイドラインも同じ方向を示しています。厚生労働省は、2019年3月28日付の通達「外国人労働者に対する安全衛生教育の推進等について」(基発0328第28号)で、外国人労働者への安全衛生教育は、母国語等を用いる、視聴覚教材を用いるなど、その内容を確実に理解できる方法で行うこととしています。同じ言語を話せる日本語の上手な労働者に通訳や教育の補助役を依頼することや、理解度を確認しながら継続的に教育を繰り返すことも望ましいとされています。会話をその場で訳すアプリだけでは、内容を確実に理解できたかの確認や、教育の繰り返しまでは補いきれません。なお、この説明は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。自社に必要な対応は、労働基準監督署や社会保険労務士などの専門家に確認してください。

社員側が外国語でのやり取りを学び直したい場合は、英語アプリの選び方と活用法も参考になります。

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業界特化型アプリの選び方(専門用語・固有名詞対応)

汎用の通訳アプリは日常会話に強い一方で、業界特有の専門用語や、自社の製品名・人名などの固有名詞を苦手とすることがあります。医療機関、製造業の現場、自治体の窓口、観光施設など、決まった用語が頻繁に出てくる職場では、専門用語への対応力を軸に選ぶと誤訳を減らせます。

確認したい3つの機能

機能 できること 役立つ場面の例
用語集(辞書)登録 特定の単語をどう訳すかを事前に登録する 自社製品名、部品名、社内の部署名
分野別の翻訳モード 医療・観光・ビジネスなど分野に合わせて訳し方を変える 問診、施設案内、技術的な打ち合わせ
定型文の登録 よく使う案内文を登録し、ワンタップで表示・再生する 受付の手順説明、注意事項の案内

用語集を登録できるアプリでは、導入前に自社で頻繁に使う単語を20から30語程度書き出し、実際に登録して訳を試してみるのがおすすめです。書き出す作業自体が、現場で誤解が起きやすい言葉を洗い出すきっかけにもなります。

無料の公的アプリを業務で使うときの注意

NICTが提供する音声翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」は、33言語に対応し、ダウンロードも利用も無料です。ただし、NICTの公式サイトでは、VoiceTraは個人の旅行者の試用を想定して作られた研究用アプリで、研究目的のサーバーを使用していると説明されています。試験的な利用はできるとされる一方で、VoiceTraの技術を活用した民間サービスの利用も検討するよう案内されています。無料で使えるからといってそのまま業務の標準ツールにするのではなく、提供元の利用条件を確認したうえで、同じ技術を使った法人向けサービスも選択肢に入れるのが筋といえます。

これはVoiceTraに限った話ではありません。無料版の通訳アプリの中には、個人利用を前提とした利用規約になっているものや、入力された音声・文章をサービスの改善に使うと定めているものもあります。業務で使う前には、利用規約で商用利用が認められているか、入力データがどう扱われるかを必ず確認しましょう。

利用規約を確認して使い方を決めても、現場のスタッフが「どの情報をアプリに入力してよいか」を理解していなければ意味がありません。入力してよい情報の線引きは、個人情報保護法や情報セキュリティの考え方とあわせて、全員に同じ内容で伝える必要があります。こうした教育を継続的に行いたい場合の一例が、OneComplianceです。OneComplianceは、コンプライアンス研修に特化したeラーニングプラットフォームで、情報セキュリティや個人情報保護法のほか、ハラスメント予防、下請法、著作権などのコンテンツが用意されています。複数の専門家が作成・レビューしたコンテンツで、コースの割り当てや自動リマインダーによって、連絡や集計にかかる手間を減らせます。運営会社は株式会社Oysterです。注意点として、料金体系は受講者の人数に応じて変わるため、トライアルの内容とあわせて問い合わせでの確認が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社Oyster

OneCompliance(ワンコンプライアンス)

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出典:onecompliance.jp

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コンプライアンスに特化!上場準備中/IPO準備中、上場企業、大手グループ会社、監査法人、金融機関/フィンテック、中堅/中小企業の方に特におすすめ

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  • 費用は人数に応じた課金体系のため、問い合わせで確認

料金の考え方(無料アプリから法人向けプラン・端末代まで)

通訳アプリの費用は、無料アプリ、有料アプリ・法人向けプラン、専用の翻訳端末、API・システム連携の4つの形態で、かかり方が異なります。下の表は、形態ごとの費用のかかり方を整理したものです。具体的な料金は提供元やプラン、契約人数によって異なるため、導入前には必ず各公式サイトで最新の料金を確認してください。

形態 費用のかかり方 向いている使い方
無料アプリ アプリの利用自体は無料。ただし、業務利用の可否や入力データの扱いに制限がある場合がある 試験的な導入、ときどき外国人の来客がある店舗
有料アプリ・法人向けプラン 利用人数や機能、利用時間に応じた月額や年額の課金が中心。法人契約は人数や管理機能によって異なる 定期的な会議・商談、複数部署での利用
専用の翻訳端末 端末の購入代に加え、通信や利用期間に応じた費用がかかる場合がある 店舗の受付、レジ、イベント会場
API・システム連携 翻訳した文字数や時間に応じた従量課金が中心 自社のアプリや受付システムに通訳機能を組み込む

費用を比べるときは、月額料金だけでなく、利用時間の上限、利用できる人数、端末の台数、通信費を含めた総額で考えることが大切です。たとえば会議向けのサービスでは、プランごとに1か月に通訳できる時間の上限が決まっていることがあり、上限を超えると追加料金がかかったり、利用できなくなったりします。導入前に、1か月に何回、何分くらいの会議で使うかを見積もっておきましょう。

また、通訳アプリの費用を考えるときは、アプリで解決できない部分のコストも視野に入れておくと判断を誤りにくくなります。外国人スタッフへの研修を毎回通訳アプリ越しに口頭で行っていると、説明する側の時間が積み重なり、理解の度合いも確認できません。繰り返し伝える内容を教材にまとめて受講状況を記録できるようにすれば、通訳アプリは現場の会話に集中させられます。

3サービスの役割を比較表で見る

選び方のポイント(利用シーン・言語数・セキュリティ・コスト)

ここまでの内容をもとに、ビジネスで通訳アプリを選ぶときに確認したいポイントを4つに整理します。

1. 利用シーンに合った形態か

接客なら起動の速さと雑音への強さ、会議なら同時通訳や字幕、文字起こしの有無が判断の中心になります。まずは「誰が、どこで、どのくらいの長さの会話に使うか」を書き出し、スマートフォンのアプリ、専用端末、Web会議の字幕機能のどれが合うかを決めましょう。

2. 必要な言語に対応しているか

対応言語の数が多いことよりも、自社が実際に使う言語で十分な精度が出るかのほうが重要です。英語や中国語は多くのアプリで精度が高い一方、東南アジアや南アジアの言語は、アプリによって音声通訳に対応していなかったり、文章翻訳のみだったりします。外国人スタッフや来客の国籍を確認し、その言語で実際に話して試してみましょう。

3. セキュリティと情報の扱いは十分か

通訳アプリでは、話した内容がインターネット経由で翻訳サーバーに送られるのが一般的です。会議や商談で取引条件や顧客の情報を話す場合は、入力したデータが翻訳以外の目的に使われないか、保存期間はどうなっているか、管理者が利用者を管理できるかを確認します。来客の氏名や連絡先などの個人情報を扱う可能性がある場合は、個人情報保護委員会が公表しているガイドラインも参考に、社内のルールを決めておきましょう。ルールを決めたあとは、スタッフ全員に同じ内容で周知し、理解度を確認することも欠かせません。

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4. 総額のコストと運用の手間は見合うか

月額料金、端末代、通信費に加え、スタッフへの使い方の周知や、用語集の登録・更新といった運用の手間も含めて比べます。無料アプリで試し、実際に使う頻度や困った点が見えてから法人向けプランに切り替える、という段階的な進め方なら、使われないツールに費用をかける失敗を避けられます。

よくある失敗パターンと対策

よくある失敗 主な原因 対策
店舗に導入したが現場で使われない 置き場所や使い方が決まっていない 置き場所、起動手順、よく使う定型文を一枚にまとめて共有する
商談で数字の認識がずれた 金額や納期をアプリの訳だけで合意した 重要な条件は会議後に文書で確認し合う
無料アプリを業務の標準にして後から問題になった 利用規約で業務利用や入力データの扱いを確認しなかった 導入前に利用規約を確認し、必要なら法人向けサービスを選ぶ
研修をアプリ越しに行い、理解度にばらつきが出た 繰り返し伝える内容まで口頭の通訳に頼っていた 手順や安全ルールは多言語の資料・教材にして、受講状況や理解度を記録する

最後の失敗パターンのように、理解度のばらつきは、研修のあとに確認テストを行い、受講状況を数字で見えるようにすることで早く気づけます。その仕組みを作りたい場合の一例が、SAKU-SAKU Testingです。SAKU-SAKU Testingは、CBTの技術を活かしたテスト機能が特徴のeラーニングプラットフォームで、既存の設問と自社オリジナルの設問を1つのテストにまとめて配信できます。受講状況や結果はリアルタイムで集計され、組織やグループごとの進捗も把握できます。パソコン・スマートフォン・タブレットから受講できるため、現場のスキマ時間にも使えます。運営会社は株式会社イー・コミュニケーションズです。注意点として、日本国内仕様のため、海外での利用はサポート対象外です。設問や教材の言語は、自社で用意する内容と提供コンテンツで異なるため、資料で確認してください。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社イー・コミュニケーションズ

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出典:www.e-coms.co.jp

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「コンテンツの質の向上はもちろん、受講者への事前リマインドによる受講率向上や、受講状況・結果を容易に把握できるようになったことで、次の施策への展開が容易になった。」メディカル・データ・ビジョン株式会社の導入事例(イー・コミュニケーションズ公式サイト)より

よくある質問(FAQ)

Q1. 無料で使える通訳アプリで、代表的なものはどれですか?

A. Google 翻訳、Microsoft Translator、DeepL、VoiceTraなどが代表的です。VoiceTraは利用が無料で、Google 翻訳とMicrosoft Translatorのアプリは無料と表示されており、DeepLには無料版と有料プランがあります。どれが人気かを示す公的な順位はないため、本記事の比較表で特徴を確認し、自社で使う言語と場面で試して選んでください。

Q2. Google 翻訳のアプリは無料ですか?

A. App Storeでは、Google 翻訳のアプリは無料と表示されています。ただし、無料で使えることと、業務で使ってよいことは別の問題です。業務で使う前に、利用規約で商用利用が認められているか、入力データがどう扱われるかを確認してください。

Q3. いちばん正確な通訳・翻訳アプリはどれですか?

A. 言語の組み合わせ、話し方、雑音、専門用語の有無によって変わるため、一律には決まりません。自社で使う文や用語を20から30個用意して複数のアプリで訳し、訳し戻して意味が変わらないかを確かめる方法が確実です。

Q4. 通訳アプリと翻訳アプリの違いは何ですか?

A. 通訳アプリは声での会話をその場で訳すことに重点を置いたアプリで、翻訳アプリは主に文章を訳すアプリです。ただし、1つのアプリに両方の機能が入っていることも多いため、名称よりも「会話に使うか、文書に使うか」で選ぶのが確実です。

Q5. 無料の通訳アプリを仕事で使っても問題ありませんか?

A. アプリによって異なります。個人利用を前提とした利用規約になっているものや、入力データをサービス改善に使うと定めているものもあります。業務で使う前に、利用規約で商用利用が認められているか、入力データがどう扱われるかを確認してください。

Q6. 外国人スタッフへの研修も通訳アプリで足りますか?

A. 日々の声かけや簡単な確認には役立ちますが、作業手順や安全ルールなど全員が同じ内容を正確に理解する必要がある研修には不向きです。厚生労働省の通達でも、外国人労働者への安全衛生教育は、内容を確実に理解できる方法で行い、理解度を確認しながら継続的に繰り返すことが望ましいとされています。繰り返し伝える内容は、eラーニングなどで教材にし、受講状況を記録できるようにすると確実です。

まとめ

通訳アプリは、接客・会議・社内のやり取りで言葉の壁を低くしてくれる身近な道具です。本記事のポイントを整理します。

  1. 通訳アプリは音声認識・機械翻訳・音声合成の3つの処理で動き、逐次通訳型と同時通訳型がある
  2. 無料アプリは機能や得意な場面が異なり、精度の順位は一律に決まらないため、自社の言葉で試して選ぶ
  3. 店舗接客は起動の速さと雑音への強さ、会議・商談は同時通訳や字幕と情報管理を重視して選ぶ
  4. 無料アプリは利用規約で業務利用の可否と入力データの扱いを確かめ、費用は月額料金だけでなく利用時間・人数・端末代を含めて比べる
  5. 研修やマニュアルなど繰り返し伝える内容は、eラーニングなどで教材にして理解度を確認する。自社に合うサービスの資料を取り寄せて比べることから始める

まずは自社で通訳が必要になる場面と言語を書き出し、無料アプリで実際に試すところから始めてみてください。使う場面がはっきりすると、有料プランや専用端末が必要か、教育の仕組みまで整えるべきかを判断しやすくなります。

参考文献

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