通話アプリの選び方|タイプ別の違いと営業・商談で失敗しないポイント【2026年版】
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- 通話アプリのタイプ(SNS型・Web会議型・IP電話型・クラウドPBX型)ごとの違いがわかる
- 社内会議・営業電話・顧客サポートなど利用シーン別の選び方がわかる
- 営業・商談の会話を記録して活かす視点と、導入の進め方・よくある失敗パターンがわかる
通話アプリとは、スマートフォンやパソコンにインストールし、インターネット回線を使って音声通話やビデオ通話を行うアプリの総称です。LINEのような個人向けのアプリから、Zoom・Microsoft Teams・Google MeetといったWeb会議アプリ、050番号で発着信できるIP電話アプリ、会社の代表番号を扱えるクラウドPBXまで、同じ「通話アプリ」でも仕組みと得意な用途は大きく異なります。
ビジネスで通話アプリを選ぶときに見落とされやすいのが、「会話ができるか」だけでなく「会話の中身を仕事に活かせるか」という視点です。社内会議ならWeb会議アプリで十分でも、営業電話や商談、顧客サポートでは、誰がどんな話をして成約や解決につながったのかを記録し、振り返れる仕組みが成果を左右します。この記事では、通話アプリのタイプ別の違い、利用シーン別の選び方、導入でよくある失敗パターン、営業成果への影響の試算方法までを、総務省の資料をもとに整理します。スマホの電話アプリの仕組みや種類から知りたい方は電話アプリとは?仕組み・種類・選び方・失敗しない導入手順を解説もあわせてご覧ください。
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Q1. 通話アプリを主に使いたい用途は?
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通話アプリとは|タイプ別の分類(Web会議型/IP電話型/クラウドPBX型)
ビジネスで使われる通話アプリは、大きく「SNS型」「Web会議型」「IP電話型」「クラウドPBX型」の4タイプに分かれ、電話番号を持つかどうかと、会話を業務データとして残せるかどうかが主な違いです。どれも音声をデジタルのデータに変換してインターネット回線で送るVoIP(Voice over IP)という技術を使っていますが、つながる相手と使える機能が異なります。
| タイプ | 代表的な例 | 電話番号 | 向いている用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| SNS型 | LINE、Viberなど | なし(アカウント同士で通話) | 少人数の連絡、個人事業主の取引先対応 | 私用アカウントと業務の区別がつきにくい |
| Web会議型 | Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど | 基本はなし(URLで参加) | 社内会議、画面共有を伴う商談、セミナー | 相手の電話番号へ直接かける用途には向かない |
| IP電話型 | 050番号で発着信できるアプリ | 050番号など | 外出の多い社員の業務用番号、少人数の電話業務 | 通話品質が回線環境に左右されやすい |
| クラウドPBX型 | ビジネスフォンの機能をクラウドで提供するサービス | 050番号や03などの0AB-J番号 | 代表番号の受電、内線、複数拠点、コールセンター | 着信ルールや番号の設計に手間がかかる |
Web会議型は、相手がアカウントを持っていなくても招待URLから参加でき、画面共有や録画ができるのが強みです。一方で、顧客の電話番号に直接かける、会社の番号で着信を受けるといった「電話」の役割は、IP電話型やクラウドPBX型が担います。IP電話型が使う050番号は、総務省の電気通信番号計画でIP電話用に定められた番号で、地域を示す市外局番を持たないため、オフィスの場所に縛られずに使えます(出典:総務省「電気通信番号制度」)。050番号の仕組みを詳しく知りたい方は050番号とは?IP電話の仕組み・費用相場・法人での選び方、IP電話全体の種類はIP電話とは?仕組み・種類・料金相場と法人向け選び方が参考になります。
実務では用途ごとにタイプを使い分けるのが一般的です。問題は、社内で慣れたアプリのまま商談や営業電話まで済ませてしまうことです。
営業・商談通話で失敗しないための選び方|対応品質を可視化する視点
営業や商談に使う通話アプリは、「つながるか」「安いか」に加えて、「通話を録音・記録し、話し方を振り返れるか」で選ぶと成果につながりやすくなります。Web会議アプリでも会議の録画はできますが、日々の架電一件一件の内容を自動で残し、担当者ごとの話し方の傾向を比べるところまでは想定されていないことが一般的です。
営業組織でよく起きるのが、トップ営業がなぜ成果を出せているのかを誰も説明できない状態です。上司が同行や横での聞き取りをしなければ会話の中身がわからず、新人は先輩のメモや口頭の助言だけを頼りに学ぶことになります。通話を録音し、AIで話す割合や沈黙の長さ、話す速さなどを数値にできれば、「商談の前半で相手に話させている」「価格の説明に入るタイミングが早すぎる」といった具体的な改善点をチームで共有できます。選定時には、次の観点を確認しておきましょう。
- 通話が自動で録音され、担当者や顧客ごとに検索できるか
- 話し方の傾向(話す割合、沈黙、話す速さなど)を数値で確認できるか
- SFAやCRMと連携し、通話の記録を商談情報に紐づけられるか
- 電話番号をクリックするだけで発信できるなど、架電の手間が少ないか
- サポートの受付時間が自社の営業時間と合っているか
こうした観点を満たすサービスの一例がMiiTel Phoneです。電話番号を1クリックするだけで架電でき、SFAやCRMと連携して通話情報を共有し、AIの音声解析でトップ営業の話し方の特徴を分析・可視化できるとされています。一方で、サポートの受付は平日9時から18時までのため、夜間や休日に電話業務がある組織は運用体制とあわせて確認しておきましょう。
ここがおすすめ!
- 電話番号を1Clickするだけで架電が可能
- SFA/CRMツールと連携することで、情報共有も正確で効率的に届く
- AIの音声解析により、トップ営業の話し方の特徴を分析・可視化できる
ここが少し気になる…
- サポート対応は平日9時~18時まで
なお、録音と解析はあくまで道具であり、導入するだけで成果が上がるわけではありません。録音データを誰が、どの頻度で聞き、どう指導に反映するのかという運用の設計が欠かせません。週に1回、成約した通話と失注した通話を1件ずつチームで聞き比べる、といった小さな習慣から始めると定着しやすくなります。
通話アプリの導入が進む背景|テレワーク普及とコスト削減ニーズ
通話アプリの導入が進んだ背景には、テレワークの定着で「会社の固定電話の前にいない社員」が増えたことと、拠点ごとの電話回線や設備の費用を見直す動きがあります。総務省はテレワークを、働く場所や時間を柔軟に選べる働き方として推進しており、導入の手引きや事例を公開しています(出典:総務省「テレワークの推進」)。
在宅勤務や外出先から会社の番号で電話を受けられないと、「電話番のために出社する」という非効率が生まれます。スマホの通話アプリで会社の番号を扱えるようにすれば、場所を問わず代表番号や担当者番号で発着信でき、固定電話の子機を増やしたり、拠点ごとに回線を引いたりする必要も減ります。企業のクラウドサービスの利用状況やテレワークの導入状況は、総務省の「通信利用動向調査」や「情報通信白書」で毎年公表されているため、自社の取り組みを世の中の水準と比べる際の参考になります。
費用面では、通話アプリの料金は「初期費用」「月額基本料(ユーザー単位や番号単位)」「通話料」「録音・分析などの付加機能」で構成されるのが一般的です。社内の通話が中心なら同じサービス内の無料通話で済むことが多い一方、営業電話が中心の組織では携帯電話宛の通話料と付加機能の費用が総額を左右します。料金は提供会社ごとに異なり改定されることもあるため、ここでは金額を断定せず、必ず各社の公式サイトで最新の料金表を確認してください。
もう1つの背景が、顧客とのやり取りをデータとして残す必要性の高まりです。対面や固定電話中心の営業では、会話の記録は担当者の手書きメモに頼りがちでした。通話がアプリ経由になると、録音や通話履歴を自動で残せるようになり、担当者の異動や退職があっても、顧客とのやり取りを会社の資産として引き継ぎやすくなります。通話アプリの選定は、単なる電話機の置き換えではなく、営業や顧客対応の情報をどう蓄積するかという業務設計の問題でもあるのです。
利用シーン別に見る通話アプリの選び方
通話アプリは、社内会議なら既存の業務ツールとの相性、営業・商談なら記録と振り返りのしやすさ、顧客サポートなら着信の振り分けと応対品質の管理を軸に選ぶのが基本です。同じ企業の中でも部署によって最適なタイプは異なります。
社内会議・チームコミュニケーション
社内の会議やチームの連絡では、すでに使っているメールやチャット、スケジュール管理のツールと連携しやすいWeb会議型が第一候補です。Microsoft 365を使っている企業ならTeams、Google Workspaceを使っている企業ならGoogle Meetというように、アカウント管理を一本化できるものを選ぶと、招待の手間やパスワード管理の負担を減らせます。選定時には、同時に参加できる人数、画面共有と録画の可否、会議の文字起こしや議事録の機能、社外の人を招待するときの操作の簡単さを確認しておきましょう。会議の記録を残したい場合は、録画を誰が保存し、どのくらいの期間保管するかを決めておくと、後から「どこに記録があるのかわからない」という事態を防げます。
営業・商談通話
営業・商談では、画面共有が必要な提案の場面はWeb会議型、アポイントの獲得や日々のフォローの電話はIP電話型やクラウドPBX型と、場面で使い分ける組織が多くなります。重要なのは、どちらの場面の会話も記録として残り、SFAやCRMの商談情報と結びついていることです。Web会議の録画はフォルダに散らばり、電話の内容は担当者のメモだけ、という状態では、商談全体の流れを振り返ることができません。顧客の電話番号をクリックして発信し、通話が自動で録音・記録される仕組みを持つアプリを選ぶと、架電の効率と振り返りの質を同時に高められます。インサイドセールスのように1日の架電件数が多い部署ほど、この差は大きくなります。
顧客サポート・コールセンター
問い合わせ窓口やコールセンターでは、代表番号にかかってきた電話を空いている担当者へ振り分ける機能、自動音声で用件ごとに案内するIVR(自動音声応答)、応対中の通話を上長が確認できる機能が求められます。これらはクラウドPBX型やコールセンター向けのサービスが得意とする領域です。応対の録音は、「言った・言わない」のトラブル確認だけでなく、応対品質のばらつきを減らす教育にも使えます。ただし録音データには顧客の氏名や連絡先、相談内容といった個人情報が含まれ得るため、個人情報保護法にもとづき利用目的を特定し、プライバシーポリシーなどで公表する対応が必要です(参考:個人情報保護委員会「法令・ガイドライン等」)。通話冒頭での録音の告知、保存期間、閲覧できる社員の範囲も社内ルールとして決めておきましょう。本記事は一般的な情報提供であり、個別の法的助言ではありません。判断に迷う場合は弁護士などの専門家に確認してください。
通話アプリ導入の進め方|4つのステップ
通話アプリの導入は、「用途と利用者の整理」「候補の絞り込み」「試験導入」「本番運用とルール整備」の4段階で進めると、品質や運用面のつまずきを防げます。個人向けのアプリのようにその場でインストールして使い始めることもできますが、法人では誰がどのアカウントや番号を使い、通話の記録をどう扱うかまで決めておく必要があります。
| 段階 | やること | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 1. 用途と利用者の整理 | 社内会議・商談・営業電話・問い合わせ対応ごとに、利用する部署と人数、必要な機能を洗い出す | 電話番号が必要な用途と不要な用途を分けて考える |
| 2. 候補の絞り込み | タイプを決め、料金体系・録音や連携の機能・サポート体制を比較する | 既存のSFAやCRMと連携できるかを先に確認する |
| 3. 試験導入 | 一部の部署で使い、拠点や在宅環境ごとに通話品質と操作性を確かめる | 繁忙時間帯の回線混雑時にも試す |
| 4. 本番運用とルール整備 | アカウントと番号の割り当て台帳、録音データの扱い、退職時の手順を決める | 録音データを閲覧できる社員の範囲を決めてから共有を始める |
試験導入の段階では、通話品質だけでなく「録音をどう使うか」まで試しておくのがポイントです。たとえば営業部門なら、2週間ほどの試験期間中に成約した通話と失注した通話を数件ずつチームで聞き比べ、振り返りの時間が実際に確保できるか、指導に使える気づきが得られるかを確認します。ここで運用が回らないとわかれば、本番導入前に担当者や頻度を見直せます。電話番号を割り当てられた事業者の状況は、総務省の「電気通信番号指定状況」で公表されているため、IP電話型やクラウドPBX型を選ぶ際の確認材料の1つになります。
通話アプリ導入でよくある失敗パターン
通話アプリ導入の失敗は、「社内会議用のアプリをそのまま商談にも使い、通話の記録が残らない」「私用アカウントで顧客とやり取りし、退職時に履歴が消える」「通話品質を試さずに全社展開する」の3つに集約されます。スイッチを切り替えて、よくある状態と改善後の状態を比べてみてください。
通話の記録:商談はWeb会議、電話は私用の携帯電話。会話の内容は担当者のメモ頼みで、上司はどの商談で何が話されたのかを把握できない。
ナレッジ:トップ営業の話し方は本人の感覚の中にあり、新人は同行でしか学べない。
失敗1:社内会議用のアプリで商談も済ませ、記録が残らない
社内で使い慣れたWeb会議アプリを商談にもそのまま使うのは自然な流れですが、録画を毎回手動で開始し、保存先も担当者ごとにばらばらという運用では、後から商談を振り返ることはほとんどできません。さらに、アポイント獲得やフォローの電話は私用の携帯電話でかけていて、そもそも記録がないというケースもよくあります。商談の会話を組織の資産にするには、通話が自動で記録され、顧客ごとに検索できる仕組みを用意することが前提です。
失敗2:私用アカウントで顧客とやり取りし、退職時に履歴が消える
SNS型の通話アプリは手軽な反面、社員個人のアカウントで顧客とつながると、会話や連絡先が会社から見えなくなります。担当者が退職したとたんに顧客と連絡が取れなくなる、過去にどんな約束をしたのかわからない、といった問題が起こりがちです。顧客との連絡には会社が管理するアカウントや番号を使い、退職や異動の際に引き継げる状態にしておきましょう。
失敗3:通話品質を試さずに全社展開する
インターネット回線を使う通話アプリの品質は、利用者側の回線やWi-Fiの状態に大きく左右されます。本社で問題なく使えたため全拠点・全社員に展開したところ、在宅勤務者の自宅回線で声が途切れ、顧客対応に支障が出たという例は珍しくありません。050番号のIP電話は、0AB-J番号のIP電話よりも通話品質の基準が緩やかに設定されています(出典:総務省「信頼性・品質の確保(技術基準)について」)。一部の部署で試験導入し、拠点や在宅環境ごとに試験通話をしてから展開するのが確実です。
3つの失敗に共通するのは、通話アプリを「話すための道具」としてだけ選び、「会話を記録して活かす仕組み」として設計していないことです。営業や顧客対応の通話が多い組織ほど、録音と解析まで含めて選定すると導入効果が大きくなります。
ここがおすすめ!
- 電話番号を1Clickするだけで架電が可能
- SFA/CRMツールと連携することで、情報共有も正確で効率的に届く
- AIの音声解析により、トップ営業の話し方の特徴を分析・可視化できる
ここが少し気になる…
- サポート対応は平日9時~18時まで
営業成果を数値で確認する|トーク品質改善の簡易シミュレーター
通話の振り返りによる改善効果は、「月間の架電件数×接続率×商談化率×成約率」のどこかがわずかに上がったときの成約件数の差で考えるとわかりやすくなります。以下のシミュレーターに自社の数値に近い値を入れて試算してみてください。初期値は計算例として置いた仮の値です。
簡易シミュレーター:トーク品質の改善で変わる月間成約件数の目安
改善後の月間成約件数は約24.2件です。
差は月あたり約4.2件(年間約50.4件)です。
※商談化率と成約率の両方が同じ割合だけ改善したと仮定した簡易計算です。実際の効果は商材や運用によって異なり、改善を保証するものではありません。
商談化率と成約率はかけ算で効いてくるため、それぞれが少しずつ改善するだけでも、成約件数への影響は足し算より大きくなります。通話アプリの費用を比べるときは、月額料金の差だけでなく、こうした成果の変化と、上司が同行や聞き取りに使っていた時間の削減もあわせて考えるのがポイントです。ビジネスフォンやIP電話のサービスを横並びで比べたい方はビジネスフォン・IP電話おすすめ12選を徹底比較も参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 通話アプリとはどんなアプリですか?
A. スマートフォンやパソコンに入れて、インターネット回線で音声通話やビデオ通話を行うアプリの総称です。ビジネスでは、LINEなどのSNS型、ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議型、050番号で発着信できるIP電話型、代表番号や内線を扱えるクラウドPBX型の4タイプに分けて考えると選びやすくなります。
Q2. Web会議アプリとIP電話アプリは何が違いますか?
A. Web会議アプリは招待URLから会議に参加する仕組みで、画面共有や録画が得意です。IP電話アプリは050番号などの電話番号を持ち、固定電話や携帯電話へ直接発信したり、番号で着信を受けたりできます。社内会議はWeb会議アプリ、顧客への電話はIP電話アプリというように使い分けるのが一般的です。
Q3. 営業電話に使う通話アプリは何を基準に選べばよいですか?
A. 通話料や使いやすさに加えて、通話が自動で録音・記録されるか、話し方の傾向を数値で振り返れるか、SFAやCRMと連携できるかを確認しましょう。会話の内容を組織で共有できると、成果の出る話し方を新人教育に活かせます。
Q4. 通話アプリの費用はどのように比較すればよいですか?
A. 初期費用、月額基本料、通話料、録音や分析などの付加機能に分けて、自社の利用人数と月間の通話時間を当てはめた総額で比べます。営業電話が多い組織では、携帯電話宛の通話料と付加機能の費用が総額を左右しやすい点に注意してください。料金は改定されることがあるため、各社の公式サイトの最新の料金表を確認しましょう。
Q5. 社員の私物スマホに通話アプリを入れて業務に使っても大丈夫ですか?
A. 使うこと自体はできますが、顧客との履歴が個人のアカウントに残らないよう、会社が管理するアカウントや番号を使うことが大切です。退職時のアカウント停止、端末紛失時の対応、業務時間外の着信の扱いを事前に社内ルールとして決めておきましょう。
Q6. 顧客との通話を録音するときに注意することはありますか?
A. 録音データには個人情報が含まれ得るため、個人情報保護法にもとづき利用目的を特定して公表するなどの対応が必要です。通話冒頭での録音の告知、保存期間、閲覧できる社員の範囲を社内ルールとして定めておくと安心です。個別の判断に迷う場合は専門家に確認してください。
まとめ|通話アプリ選びで今日からできる4つのこと
通話アプリは、SNS型、Web会議型、IP電話型、クラウドPBX型でつながる相手と得意な用途が異なります。社内会議は既存の業務ツールとの相性、営業や商談は会話の記録と振り返りのしやすさ、顧客サポートは着信の振り分けと応対品質の管理を軸に選ぶのが基本です。まずは次の4つから始めてみてください。
- 用途ごとに通話を棚卸しする:社内会議、商談、営業電話、問い合わせ対応のそれぞれで、今どのアプリや電話を使っているかを書き出します。
- 会話の記録が残っているかを確認する:商談や営業電話の内容が、担当者のメモ以外に残っているかを点検します。
- 費用を総額で比べる:利用人数と月間の通話時間を当てはめ、基本料・通話料・付加機能を合わせた総額で比較します。
- 一部の部署で試験導入する:拠点や在宅環境ごとの通話品質と、録音データの社内ルールを確認してから全社に広げます。
通話アプリを「話すための道具」から「会話を活かす仕組み」へ切り替えることで、通信費の見直し以上の効果が期待できます。自社の通話業務の課題に合ったタイプを選んでいきましょう。
参考文献
- 総務省「テレワークの推進」、2026年9月24日確認
- 総務省「情報通信白書」、2026年9月24日確認
- 総務省「通信利用動向調査」、2026年9月24日確認
- 総務省「電気通信番号制度」、2026年9月24日確認
- 総務省「電気通信番号指定状況」、2026年9月24日確認
- 総務省「信頼性・品質の確保(技術基準)について」、2026年9月24日確認
- 個人情報保護委員会「法令・ガイドライン等」、2026年9月24日確認