ポップアップブロック解除方法|4大ブラウザとスマホの手順、業務システムでの注意点

Check!

  • ポップアップブロックの役割と、標準でブロックされる理由がわかる
  • 4大ブラウザとスマートフォンで特定サイトだけを許可する手順がわかる
  • 業務システムで許可が必要な場面と、解除しても開かないときの確認ポイントがわかる

電子申請の画面が開かない、ログインボタンを押しても反応しない、帳票のダウンロード画面が出てこない。こうしたトラブルの原因として多いのが、ブラウザのポップアップブロック機能です。ポップアップブロックは本来、迷惑な広告や不審な画面から利用者を守るための機能ですが、別ウィンドウを使う業務システムや行政サービスでは、必要な画面まで止めてしまうことがあります。

本記事では、Google Chrome・Microsoft Edge・Safari・Firefoxの4大ブラウザと、Android・iPhoneでのポップアップブロック解除方法を手順つきで解説します。あわせて、e-Gov電子申請のような業務システムで許可が必要になる場面、解除しても開かないときの確認ポイント、解除したままにしておくリスクと安全な使い分けも整理します。

あなたに合う読み方をかんたん診断

Q1. ポップアップブロックを解除したい理由は?

目次

開く

閉じる

  1. ブラウザのトラブルを社内で減らす|IT研修向けeラーニングの比較
  2. ポップアップブロックとは|標準でブロックされる理由
  3. ブラウザ別のポップアップブロック解除方法(Chrome/Edge/Safari/Firefox)
  4. スマートフォン(Android/iPhone)での解除方法
  5. 業務システム利用時の注意点(e-Gov電子申請など)
  6. よくある失敗パターン
  7. ポップアップブロック解除に関するよくある質問
  8. まとめ
  9. 参考文献

ブラウザのトラブルを社内で減らす|IT研修向けeラーニングの比較

ポップアップブロックの解除は、手順さえ知っていれば数分で終わる作業です。それでも職場では「申請画面が開かない」「ボタンを押しても何も起きない」という問い合わせが情報システム担当者に繰り返し届きがちです。原因は社員一人ひとりの能力ではなく、ブラウザの基本的な仕組みを学ぶ機会がないまま業務システムを使い始めていることにあります。

ブラウザ設定やセキュリティの基礎を社員が自分で判断できるようにするには、IT研修向けのeラーニングを使って、操作の基本を短時間で共有する方法があります。ITに苦手意識がある社員にも取り組みやすいタイプを中心に、代表例を整理しました。

タイプ サービス例 強み 留意点
ITが苦手な社員向け MENTER 短時間のレッスンを漫画や動画の形式で学べ、段階的にITの基本を身につけやすい IT専門職向けの高度な内容には向かない
動画量重視型 Schoo for Business 7,000本以上の動画があり、スマートフォンでも視聴できる 基礎的な内容が多く、深い専門知識の習得には別の手段が必要
スキマ時間学習型 AirCourse 750コース以上を5分単位の動画で学べ、業務の合間に取り組みやすい 必要な内容が不足する場合は教材の追加や切り替えが必要

料金や収録内容は時期によって変わるため、導入前に各サービスの公式情報で確認してください。ほかのサービスも含めた特徴や選び方は、次の記事で比較しています。

ポップアップブロックとは|標準でブロックされる理由

ポップアップブロックとは、Webページを開いたときに自動で表示される別ウィンドウ(ポップアップ)を、ブラウザが止める機能です。現在の主要なブラウザには標準で搭載されており、初期設定ではほとんどのポップアップがブロックされます。

ポップアップが使われる場面

ポップアップは、悪いものばかりではありません。たとえば次のような用途で使われています。

  • ログイン画面や認証画面を別ウィンドウで開く
  • 申請内容の確認画面や入力補助の画面を表示する
  • PDFや帳票のプレビュー、ダウンロード画面を開く
  • オンライン決済の手続き画面に移る
  • キャンペーン告知や広告を表示する

標準でブロックされる理由

ブロックが標準になっているのは、ポップアップが迷惑広告や詐欺に悪用されてきたためです。代表的なのが、閲覧中に突然「ウイルスに感染しました」と表示し、サポート窓口と称する電話番号に連絡させる偽のセキュリティ警告です。IPA(情報処理推進機構)も、こうした偽警告の画面が表示されただけではパソコンはウイルスに感染しておらず、表示された電話番号に連絡しないよう注意を呼びかけています。

つまり、ポップアップブロックは「全部止めてから、必要なものだけ通す」という考え方の安全装置です。解除するときも、機能をまるごとオフにするのではなく、使いたいサイトだけを許可するのが基本になります。

4大ブラウザの設定箇所の早見表

ブラウザ 設定の入り口 設定項目の名前
Google Chrome 右上のメニュー(縦3点)から設定、プライバシーとセキュリティ、サイトの設定 ポップアップとリダイレクト
Microsoft Edge 右上のメニュー(横3点)から設定、Cookieとサイトのアクセス許可 ポップアップとリダイレクト
Safari(Mac) メニューバーのSafariから設定、Webサイト ポップアップウインドウ
Firefox 右上のメニュー(三本線)から設定、プライバシーとセキュリティ 許可設定内のポップアップウィンドウをブロックする

メニューの名前や位置はブラウザのバージョンによって変わることがあります。見つからない場合は、設定画面の検索欄に「ポップアップ」と入力すると、該当する項目にすぐたどり着けます。

ブラウザ別のポップアップブロック解除方法(Chrome/Edge/Safari/Firefox)

ここではパソコン版の4大ブラウザについて、特定のサイトだけを許可する方法を中心に解説します。どのブラウザも、ブロック機能全体をオフにすることはできますが、安全のためおすすめしません。

Google Chromeの場合

Chromeでは、ポップアップがブロックされるとアドレスバーの右端にブロックを示すアイコンが表示されます。いま開いているサイトだけを許可したい場合は、このアイコンから操作するのが最も手軽です。

  1. アドレスバー右端のポップアップブロックのアイコンをクリックする
  2. 表示されたメッセージで、そのサイトのポップアップとリダイレクトを常に許可する項目を選ぶ
  3. 完了をクリックし、ページを再読み込みする

設定画面から許可するサイトを追加する場合は、次の手順です。

  1. 右上のメニュー(縦3点)をクリックし、設定を開く
  2. プライバシーとセキュリティから、サイトの設定を選ぶ
  3. コンテンツの中にあるポップアップとリダイレクトを開く
  4. ポップアップの送信やリダイレクトの使用を許可するサイトの欄で追加をクリックし、サイトのURLを入力する

Chromeでは「[*.]example.go.jp」のように入力すると、そのドメイン配下のサイトをまとめて許可できます。

Microsoft Edgeの場合

Windows標準のEdgeも、Chromeと同じ考え方で設定できます。ブロックされたときはアドレスバーにアイコンが表示され、そこから個別に許可することも可能です。

  1. 右上のメニュー(横3点)をクリックし、設定を開く
  2. 左側のメニューからCookieとサイトのアクセス許可を選ぶ
  3. すべてのアクセス許可の中にあるポップアップとリダイレクトを開く
  4. 許可の欄で追加をクリックし、サイトのURLを入力して追加する

会社から配布されたパソコンでは、情報システム部門がグループポリシーなどで設定を管理しており、利用者側では変更できない場合があります。その場合は自分で回避しようとせず、管理者に許可の追加を依頼してください。

Safari(Mac)の場合

  1. 許可したいサイトをSafariで開いておく
  2. メニューバーのSafariから設定を開き、Webサイトのタブを選ぶ
  3. 左側の一覧からポップアップウインドウを選ぶ
  4. 右側に表示された現在開いているサイトの設定を、許可に変更する

Safariでは、サイトごとに「ブロックして通知」「ブロック」「許可」の3つから選べます。「ブロックして通知」にしておくと、ブロックされたときにアドレスバーへ通知が出るため、必要なときだけ表示できて便利です。画面下部の「ほかのWebサイトを訪問したとき」の設定は、全サイト共通の初期値になります。

Firefoxの場合

  1. 右上のメニュー(三本線)をクリックし、設定を開く
  2. 左側のプライバシーとセキュリティを選ぶ
  3. 許可設定の欄にあるポップアップウィンドウをブロックする、の横の例外をクリックする
  4. 許可するサイトのURLを入力し、許可をクリックして変更を保存する

Firefoxでも、ブロックが起きるとアドレスバーの下に通知バーが表示され、そこからそのサイトのポップアップを許可できます。

スマートフォン(Android/iPhone)での解除方法

スマートフォンでも、ネット銀行や証券、予約サイト、行政サービスの手続きでポップアップの許可が必要になることがあります。パソコンと違い、iPhoneはブラウザアプリの中ではなく本体の設定アプリから変更する点に注意してください。

Android(Chromeアプリ)の場合

  1. Chromeアプリを開き、右上のメニュー(縦3点)をタップする
  2. 設定から、サイトの設定をタップする
  3. ポップアップとリダイレクトをタップし、許可に切り替える

Android版Chromeは、パソコン版のようにサイト単位の許可リストを細かく管理しにくい場合があります。全体を許可に切り替えた場合は、手続きが終わったらブロックに戻しておきましょう。

iPhone(Safari)の場合

  1. ホーム画面の設定アプリを開く
  2. Safariをタップする(iOSのバージョンによっては、アプリの中にあるSafariを選ぶ)
  3. 一般の欄にあるポップアップブロックをオフにする

iPhoneのSafariには、サイトごとにポップアップを許可する設定がありません。オフにするとすべてのサイトでポップアップが表示されるようになるため、用事が済んだら必ずオンに戻してください。

業務システム利用時の注意点(e-Gov電子申請など)

業務でポップアップブロックが問題になる代表例が、行政手続きのオンライン申請です。デジタル庁が運営するe-Gov電子申請は、情報をわかりやすく表示するために別ウィンドウを使っており、ポップアップブロックが有効なままだと画面が正しく表示されないことを公式に案内しています。

許可するのは「使うサイトのドメインだけ」

e-Gov電子申請の案内では、ブラウザに応じて「shinsei.e-gov.go.jp」「account.e-gov.go.jp」、Chromeでは「[*.]e-gov.go.jp」といったドメインを許可するよう説明されています。業務システムを使う場合も同じで、ブロック機能全体を止めるのではなく、システムの提供元が案内しているドメインだけを許可リストに入れるのが安全です。

社内で設定をそろえておくと問い合わせが減る

電子申請や会計、勤怠、経費精算など、別ウィンドウを使う業務システムは少なくありません。システムごとに社員が個別に設定を調べていると、同じ質問が担当者に何度も届き、設定内容も人によってばらつきます。業務で使うシステムと許可すべきドメインを一覧にして社内で共有しておくと、トラブル対応の手間を減らせます。

共有しておきたい項目 内容の例
対象システム 電子申請、会計、勤怠、経費精算など、別ウィンドウを使うもの
許可するドメイン 提供元の公式案内に記載されたドメインのみ
推奨ブラウザ 提供元が動作確認しているブラウザとバージョン
設定変更の窓口 管理されたパソコンで変更できない場合の依頼先

解除しても開かないときの確認ポイント

ポップアップを許可しても画面が開かない場合は、次の順番で原因を切り分けます。

  1. 許可したURLが正しいか(httpとhttpsの違い、サブドメインの違いを含めて確認する)
  2. ページを再読み込みしたか、ブラウザを再起動したか
  3. 広告ブロックやセキュリティ系の拡張機能が別ウィンドウを止めていないか
  4. パソコンにインストールされたセキュリティソフトのポップアップ制御が有効になっていないか
  5. システムの推奨ブラウザ以外を使っていないか
  6. 会社のポリシーで設定が固定されていないか

このような切り分けの考え方は、ポップアップに限らず多くのITトラブルに共通します。社員がブラウザや拡張機能の役割を理解していれば、担当者に聞く前に自分で原因を絞り込めるようになります。社内でITの基本操作をそろえる方法として、IT研修向けeラーニングの活用も検討してみてください。

よくある失敗パターン

ポップアップブロックの解除でよく見られる失敗と、その対策を整理します。

失敗パターン 起きること 対策
ブロック機能を全体でオフにしたまま 不要な広告や偽のセキュリティ警告が表示されやすくなる 必要なサイトだけを許可リストに追加する
別のブラウザで設定した 普段使うブラウザでは相変わらず画面が開かない 実際に使うブラウザで設定し、推奨ブラウザも確認する
許可するURLを間違えた サブドメインが違うため、ログイン画面だけ開かない 提供元の案内どおりのドメインを登録する
偽警告を本物と思い込む 表示された番号に電話し、遠隔操作ソフトの導入や支払いを求められる 電話をかけずにブラウザを閉じ、社内の担当者に報告する
iPhoneでオフにしたまま戻し忘れ すべてのサイトでポップアップが表示される状態が続く 手続きが終わったらすぐにオンへ戻す

特に注意したいのが、偽のセキュリティ警告への対応です。IPAによると、偽警告はクリックすると全画面表示になり閉じにくくなることがありますが、パソコンではEscキーを長押しすると閉じるボタンが表示されます。こうした対処法を知っているかどうかで、被害に遭うかどうかが分かれます。

失敗の多くは、一度解決しても知識が個人にとどまり、別の社員が同じところでつまずくことで繰り返されます。ブラウザ設定やセキュリティの基礎を全員が同じ水準で学べる環境をつくっておくと、同じトラブルの再発を防ぎやすくなります。

ポップアップブロック解除に関するよくある質問

Q. ポップアップブロックは解除しても安全ですか?

A. 信頼できるサイトだけを個別に許可する方法であれば、リスクは小さく抑えられます。ブロック機能全体をオフにすると、不審な広告や偽のセキュリティ警告が表示されやすくなるため、おすすめしません。

Q. 特定のサイトだけポップアップを許可できますか?

A. パソコン版のChrome、Edge、Safari、Firefoxでは、設定画面の許可リストにサイトを追加することで、特定のサイトだけを許可できます。iPhoneのSafariにはサイト単位の設定がないため、一時的にオフにして、使い終わったらオンに戻します。

Q. e-Gov電子申請でポップアップの許可が必要なのはなぜですか?

A. e-Gov電子申請は、情報をわかりやすく表示するために別ウィンドウを使っているためです。ブロックが有効なままだと画面が正しく表示されないため、公式の案内に記載されたe-Govのドメインを許可リストに追加します。

Q. 解除したのにポップアップが開きません。何を確認すればよいですか?

A. 許可したURLが正しいか、ページを再読み込みしたかをまず確認します。それでも開かない場合は、広告ブロックなどの拡張機能、セキュリティソフトのポップアップ制御、推奨ブラウザかどうか、会社のポリシーで設定が固定されていないかを順に確認してください。

Q. 突然「ウイルスに感染しました」というポップアップが出たらどうすればよいですか?

A. 偽のセキュリティ警告の可能性があります。表示された電話番号には連絡せず、ブラウザを閉じてください。IPAによると、画面が表示されただけではウイルスに感染していません。閉じにくい場合は、パソコンではEscキーを長押しすると閉じるボタンが表示されます。

Q. 社員から同じ問い合わせが何度も来ます。どう対策すればよいですか?

A. 業務で使うシステムと許可すべきドメインを一覧にして社内で共有すると、個別の問い合わせを減らせます。あわせて、ブラウザ設定やセキュリティの基礎をIT研修向けのeラーニングなどで学べるようにしておくと、社員が自分で原因を切り分けられるようになります。

まとめ

ポップアップブロックは、迷惑広告や偽のセキュリティ警告から利用者を守るための機能です。業務システムや行政サービスで別ウィンドウが開かないときは、機能全体をオフにするのではなく、必要なサイトだけを許可するのが基本です。

  • パソコンのブラウザは、設定画面の許可リストに使うサイトを追加する
  • iPhoneは設定アプリからオフにし、用事が済んだらオンに戻す
  • 業務システムは提供元が案内するドメインだけを許可し、社内で一覧を共有する
  • 解除しても開かないときは、拡張機能やセキュリティソフトまで順に切り分ける

同じトラブルを社内で繰り返さないためには、ブラウザやセキュリティの基礎を社員全員で共有しておくことが近道です。

参考文献

同じカテゴリの記事を探す

同じタグの記事を探す

同じタグの記事はありません

top