Cookie削除の手順とデメリット|ブラウザ・スマホ別の消し方と影響を解説
Check!
- Cookieを消すとログアウトされ設定が戻る
- 不具合は特定サイトだけ消すと影響が小さい
- 記録を残さないなら自動削除が確実
Cookie(クッキー)を削除するには、ブラウザの「閲覧履歴データを削除」などの画面で「Cookieと他のサイトデータ」にチェックを入れて実行します。消すと、ログインしていたサイトからログアウトされ、保存していた設定が初期状態に戻ります。この2点を押さえておけば、大きな失敗はありません。Cookieは英語で「cookie」と書き、日本語では「クッキー」と表記されます。
本記事では、Chrome・Edge・Safari・Firefoxのパソコン版とスマートフォン版の削除手順に加えて、消すとどうなるのか、デメリットや影響は何かを先にまとめます。特定サイトだけ消す方法や自動削除の設定、会社のパソコンで起きがちな失敗も紹介します。
Cookieを消したい理由で、次に読む場所がわかる かんたん診断
Q1. Cookieを消したい一番の目的は?
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目次
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Cookie削除とは|消すとどうなる?
Cookie削除とは、サイトがブラウザに保存した小さなデータを消し、初めて訪れた状態に戻す操作です。ログアウトや設定の初期化が起きますが、保存済みのパスワードは通常残ります。
Cookieは、アクセスしたWebサイトが作成してブラウザに保存するファイルです。Googleの公式ヘルプでは、サイトがログイン状態を維持したり、利用設定を記憶したりできるようになると説明されています。ネットショップのカートの中身や、広告配信のための閲覧情報も記録され、次に同じサイトを開いたときに利用されます。
Cookieを消すと起きること
- ログインしていたサイトからログアウトされる
- 「次回から入力を省略」などの保存設定や、言語・表示の設定が初期状態に戻る
- ネットショップのカートに入れていた商品が消えることがある
- 閲覧履歴に基づいて表示されていた広告の内容が変わる
- 二段階認証で「このデバイスを信頼する」と設定していた場合、再度認証を求められる
なお、ブラウザに保存したパスワード自体は、Cookieとは別の場所に保存されているため、Cookieを消しても通常は残ります。ただし、削除画面で「パスワード」の項目にもチェックを入れると一緒に消えるので注意しましょう。
会社のパソコンでは、消し方のばらつきがトラブルのもとになる
個人のパソコンなら、次章以降の手順で十分に対応できます。一方、社員のパソコンでは、「全部消したら業務システムに入れなくなった」「共用パソコンで前の人のアカウントのままだった」といった相談が、情報システム担当者に繰り返し届きがちです。手順書を配るだけでは、読まれたか、理解されたかが見えません。そこで、手順や社内ルールを自社の教材にして、受講状況を確認できるeラーニングを使う会社があります。次の表は、本サイト掲載の3サービスを役割の違いで並べたものです。優劣ではなく、自社の状況に合うかで見てください。
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Cookie削除のデメリットと、キャッシュとの違い
Cookie削除のデメリットは、ログアウトや設定のリセットなど、やり直しの手間が中心です。表示の崩れはキャッシュ、ログインの不調はCookieを消すと直ることが多くなります。
Cookie削除のメリットとデメリット
「デメリットはあるのか」と迷う場合は、期待できる効果と引き換えに起きる影響を、次の表で見比べてください。
| 観点 | メリット(期待できること) | デメリット・影響 |
|---|---|---|
| サイトの不具合 | ログインできない、エラーが続くといった症状が直ることがある | 原因がキャッシュや拡張機能にある場合は、消しても直らない |
| 閲覧の記録 | ブラウザに残っていた閲覧の記録や追跡用のデータが消える | 閲覧先のサイトや社内ネットワーク側に残る記録は消えない |
| ログイン | 共用パソコンで、前の人のログイン状態が引き継がれにくくなる | IDとパスワードを入れ直す手間が増え、二段階認証も再度求められる |
| 広告 | 閲覧履歴に基づいて表示されていた広告の内容が変わる | 広告そのものが表示されなくなるわけではない |
| 設定・入力内容 | 古い設定や壊れたデータがリセットされる | 保存していた設定が初期状態に戻り、入力途中のフォームやカートの中身が消えることがある |
Cookieの削除は困ったときに試す対処で、毎日行う必要はありません。消す範囲を絞るほど影響は小さくなるため、後述する特定サイトだけ削除する方法を先に試しましょう。
キャッシュとの違い
Cookieと一緒によく削除の対象になるのが「キャッシュ」です。キャッシュは、一度開いたページの画像やデザインの部品を一時保存して、次に開いたときの表示を速くするためのデータで、ログイン状態などは含みません。ページのデザインが崩れる、更新したはずの内容が古いまま表示されるといった症状はキャッシュの削除で直ることが多く、ログインできない、サイトがエラーを繰り返すといった症状はCookieの削除が効くことが多い、と使い分けると、無駄に消しすぎずに済みます。
Cookieの種類と、削除したときの違い
Cookieには、大きく2つの種類があります。Googleの公式ヘルプでは、アクセスしているサイト自身が作成する「ファーストパーティCookie」と、そのサイトに埋め込まれた広告や画像などを通じて他のサイトが作成する「サードパーティCookie」に分けて説明されています。サードパーティCookieは、他のサイトでの行動を把握して広告をカスタマイズする目的にも使われることがあります。
ログイン状態の維持に使われるのは主にファーストパーティCookieなので、全体を消すとログアウトされます。一方、閲覧した商品の広告が出続けるといった悩みは、サードパーティCookieの扱いに関わるため、削除に加えて後述するブロック設定も検討すると効果的です。
困りごと別の消し方の目安
| 困りごと | まず試すこと | それでも直らないとき |
|---|---|---|
| 特定のサイトにログインできない・エラーが続く | そのサイトのCookieだけを削除 | 直近1時間や24時間分のCookieとキャッシュを削除 |
| ページの表示が崩れる・古いまま | キャッシュだけを削除 | そのサイトのCookieも削除 |
| 閲覧した商品の広告が出続ける | 全期間のCookieを削除 | サードパーティCookieのブロックやトラッキング防止を有効にする |
| 共用パソコンで閲覧の記録を残したくない | プライベートブラウズ(シークレットモード)を使う | 終了時にCookieを自動削除する設定にする |
ブラウザ別のCookie削除手順(パソコン)
パソコンのブラウザでCookieを削除するには、右上のメニューから閲覧データを削除する画面を開き、「Cookieと他のサイトデータ」にチェックを入れて実行します。メニューの名称や位置は、ブラウザのバージョンアップで変わることがあります。見当たらない場合は、各ブラウザの公式ヘルプも確認してください。
Google Chrome
- 画面右上の縦3点の「その他」アイコンを開き、「閲覧履歴データを削除」を選ぶ
- 「期間」で削除する範囲(1時間以内、全期間など)を選ぶ
- 「Cookieと他のサイトデータ」にチェックを入れる(不要な項目のチェックは外す)
- 「データを削除」をクリックする
Windowsでは「Ctrl+Shift+Delete」、Macでは「Command+Shift+Delete」のキー操作で、削除画面を直接開けます。アドレスバーに「閲覧履歴データを削除」と入力して、表示される操作を選ぶ方法もあります。
Microsoft Edge
- 画面右上の横3点のメニューから「設定」を開く
- 「プライバシー、検索、サービス」を選ぶ
- 「閲覧データをクリア」の「クリアするデータの選択」をクリックする
- 時間の範囲を選び、「Cookieおよびその他のサイトデータ」にチェックを入れて「今すぐクリア」をクリックする
Edgeでも「Ctrl+Shift+Delete」で削除画面を開けます。Microsoftの公式ヘルプでは、この操作で選択した時間範囲のCookieとサイトデータが削除され、ほとんどのサイトからサインアウトされると説明されています。会社のパソコンでは、管理者が設定を固定していて項目を変更できない場合があります。
Safari(Mac)
- メニューバーの「Safari」から「設定」を開く
- 「プライバシー」タブを選ぶ
- 「Webサイトデータを管理」をクリックする
- すべて消す場合は「すべてを削除」、特定のサイトだけなら選んで「削除」をクリックする
Mozilla Firefox
- 画面右上の3本線のメニューから「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を選ぶ
- 「Cookieとサイトデータ」の「データを消去」をクリックする
- 「Cookieとサイトデータ」にチェックを入れて「消去」をクリックする
スマートフォンでのCookie削除手順
スマートフォンでは、iPhoneのSafariは本体の「設定」アプリから、AndroidのChromeはアプリのメニューから削除します。パソコンでは問題ないのにスマートフォンだけ表示がおかしい場合は、スマートフォン側のCookieを確認しましょう。
iPhone・iPad(Safari)
Safariの削除は、ブラウザ内ではなく本体の「設定」アプリから行います。Appleの公式サポートでは、「設定」を開いて「アプリ」をタップし(iOSのバージョンによっては、Safariが「アプリ」の中にない場合があります)、「Safari」を選んだあと、下にスクロールして「履歴とWebサイトデータを消去」をタップすると、履歴とCookieなどがまとめて消えると案内されています。
履歴は残してCookieだけを消したい場合は、Safariの設定の「詳細」から「Webサイトデータ」を開き、「全Webサイトデータを削除」をタップして「今すぐ削除」を選びます。なお、「すべてのCookieをブロック」をオンにした場合も、既存のCookieとWebサイトのデータがすべて削除されるため、実行前に影響を確認してください。
Android(Chrome)
Chromeアプリの右上の縦3点のメニューから「履歴」を開き、「閲覧履歴データを削除」を選びます。期間を選んで「Cookieとサイトデータ」にチェックを入れ、「データを削除」をタップします。iPhoneでChromeアプリを使っている場合も、アプリ内のメニューから同じように削除できます。
削除時の注意点(ログアウト・設定リセット)
Cookieの削除で困るのは、操作そのものよりも、消した後に起きることです。特に仕事で使っているパソコンでは、実行前に次の点を確認しておきましょう。
- ログインし直すためのIDとパスワードが手元にあるか(パスワードを覚えていないサイトがないか)
- 二段階認証に使うスマートフォンや認証アプリがすぐ使えるか
- 入力途中のフォームや、保存していないカートの中身がないか
- ブラウザの同期機能を使っている場合、ほかの端末のデータにも影響しないか
- 会社のパソコンの場合、業務システムの利用ルールでCookieの削除が制限されていないか
ブラウザの同期をオンにしている場合、削除画面の表示に「同期しているすべてのデバイスから削除されます」といった注意が出ることがあります。自宅と会社で同じアカウントを使っていると、片方で消した影響がもう片方にも及ぶため、表示をよく読んでから実行してください。
ここまでの内容は、個人のパソコンなら自分で判断して進められます。ただ、会社で複数のパソコンを管理している場合は、確認事項が増えるぶん、担当者の手間も増えます。次のチェックで、自社のブラウザ運用の状況を確かめてみてください。
社内のブラウザ運用、今のやり方で大丈夫?セルフチェック
当てはまるものを選んでください(登録不要)
特定のサイトだけCookieを削除する方法
特定のサイトだけCookieを消すには、各ブラウザの設定にあるサイトデータの一覧で、対象のサイトを検索して削除します。不具合が1つのサイトだけで起きているなら、全部消すより影響を小さくできます。
- Chrome:「設定」の「プライバシーとセキュリティ」から「サードパーティCookie」を開き、「すべてのサイトデータと権限を表示」を選ぶ。右上の欄でサイト名を検索し、サイトの右にある削除アイコンを選んで確定する
- Edge:「設定」の「プライバシー、検索、サービス」から「Cookie」を開き、「すべてのCookieとサイトデータを表示する」で対象のサイトを探して削除する
- Safari(Mac):「設定」の「プライバシー」で「Webサイトデータを管理」を開き、対象のサイトを選んで「削除」する
- Firefox:「設定」の「プライバシーとセキュリティ」で「データを管理」を開き、対象のサイトを選んで削除する
サイトによっては、ログインに別のドメイン(認証専用のサイト)のCookieを使っていることがあります。対象のサイトのCookieを消しても直らない場合は、直近1時間分など期間を絞って削除する方法を試しましょう。それでも直らないときは、キャッシュの削除、拡張機能の無効化、別のブラウザでの確認を順に試し、原因を切り分けます。
業務で使う複数のパソコンのCookieやブラウザ設定をまとめて管理する方法、社内ルールの作り方、法務面の論点は、クッキー削除方法の完全ガイド|ブラウザ別手順と法務・セキュリティの注意点で詳しく解説しています。
Cookieを許可・ブロックする設定と、同意しないとどうなるか
Cookieはブラウザの設定で許可とブロックを切り替えられます。サードパーティCookieだけをブロックする選択肢があり、すべてをブロックすると、一部のサイトにログインできなくなることがあります。
ブラウザの設定でブロックする方法と影響
- Chrome:「設定」の「プライバシーとセキュリティ」から「サードパーティCookie」を開き、サードパーティCookieを許可するかブロックするかを選ぶ。特定のサイトだけ例外として許可することもできる
- Edge:「設定」の「プライバシー、検索、サービス」から「Cookie」を開き、「サードパーティのCookieをブロックする」を有効にする。すべてのCookieをブロックする設定もある
- iPhoneのSafari:「設定」アプリでSafariを開き、「詳細」の「すべてのCookieをブロック」をオンにする。既存のCookieとWebサイトのデータがすべて削除される
ブロックの影響について、AppleのサポートとChromeのヘルプは、いずれも一部のサイトが想定どおりに動作しなくなる可能性を挙げています。Appleのサポートでは、正しいユーザ名とパスワードを使ってもサインインできなくなる場合や、Cookieが必要だというメッセージが表示される場合があると説明されています。まずはサードパーティCookieだけをブロックし、不具合が出たらサイトごとに例外を許可する、という順で試すと失敗が少なくなります。
Cookieをすべて許可するとどうなる?
すべてのCookieを許可すると、アクセスしたサイト自身のCookieに加えて、広告や埋め込みコンテンツを通じて他のサイトが作るサードパーティCookieも保存されます。Googleのヘルプでは、サードパーティCookieを使ってコンテンツや広告をカスタマイズしたり、他のサイトでのアクティビティを把握したりするサイトがあると説明されています。ログイン状態の維持など便利さは保たれますが、閲覧の傾向が広告などに使われる範囲は広がります。気になる場合は、サードパーティCookieのブロックを検討しましょう。
Cookieの同意バナーで「同意しない」を選ぶと?
Webサイトを開いたときに「Cookieの使用に同意しますか」というバナーが出るのは、サイト側がCookieの利用を説明し、利用者に選んでもらうためです。総務省は、2022年6月の電気通信事業法の改正で、利用者に関する情報が第三者に送信される場合に、利用者自身が確認できるようにする外部送信規律を設けています。
同意しない場合でも、多くのサイトでは基本的な閲覧はできます。ただし、入力した内容やログイン状態が保存されず、アクセスのたびに同じ情報を入力し直す必要が出たり、同意画面が何度も表示されたり、一部の機能が使えなくなったりすることがあります。「すべて許可」「必要なものだけ許可」「拒否」の選択肢があるサイトでは、サイトの機能に必要なものだけを選ぶ方法も選べます。
Cookieの同意や個人情報の扱いを、社内で統一したいとき
Cookieの同意をどう判断するか、どの情報を共用パソコンに残してよいかは、社員によって判断がぶれやすい論点です。担当者が個別に答えるより、情報セキュリティや個人情報の基礎を全員が同じ水準で学ぶ仕組みを用意しておくと、問い合わせ自体が減りやすくなります。
その一例が、OneCompliance(ワンコンプライアンス、株式会社Oyster)です。商品ページでは、コンプライアンス研修に特化したeラーニングで、コースに情報セキュリティ(リスク、外部からの攻撃、人の不注意や不正、リスクを最小化する対策)や個人情報保護法が含まれること、ダッシュボードや自動リマインダーで研修の管理工数を抑えられることが紹介されています。注意点として、費用は受講人数に応じた課金体系のため、問い合わせでの確認が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
株式会社Oyster
OneCompliance(ワンコンプライアンス)
株式会社Oyster
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コンプライアンスに特化!上場準備中/IPO準備中、上場企業、大手グループ会社、監査法人、金融機関/フィンテック、中堅/中小企業の方に特におすすめ

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- 費用は人数に応じた課金体系のため、問い合わせで確認
時間・場所を選ばずにeラーニングで受講でき、また テキスト・動画、どちらでも学習可能
株式会社プリメディカ(導入事例の「お役立ちポイント」)、OneCompliance公式サイト
Cookieを自動で削除する設定と、共用パソコンの使い方
共用のパソコンを使う場合や、閲覧の記録を残したくない場合は、毎回手で消すより、自動で消える仕組みを使う方が確実です。代表的な方法は、プライベートブラウズの利用と、ブラウザを閉じたときの自動削除の設定です。
プライベートブラウズ(シークレットモード)を使う
Chromeの「シークレットウィンドウ」、Edgeの「InPrivateウィンドウ」、SafariやFirefoxの「プライベートウィンドウ」では、ウィンドウを閉じるとそのウィンドウで保存されたCookieが消えます。一時的に別のアカウントでログインしたいときにも便利です。ただし、閲覧先のサイトや社内ネットワークの管理者からは、アクセスの記録が見えなくなるわけではありません。
ブラウザを閉じたときに削除する設定
ChromeとEdgeには、ブラウザを閉じるたびにCookieを削除する設定があります。Edgeは「設定」の「プライバシー、検索、サービス」にある「閲覧データをクリア」から、ブラウザを閉じるたびにクリアする内容を選び、「Cookieおよびその他のサイトデータ」をオンにします。Chromeは「設定」の「プライバシーとセキュリティ」内のCookieとサイトデータに関する項目で設定でき、Firefoxも履歴の設定で、終了時にCookieを消去するよう指定できます。メニューの名称はバージョンで変わるため、見当たらない場合は公式ヘルプも確認してください。
常にログインしておきたいサイトは、例外として登録できる場合が多いので、業務で毎日使うサイトは除外しておくと便利です。自動削除をオンにしたままだと、ブラウザを閉じるたびにログアウトされるため、ログイン情報を管理できる状態にしてから設定しましょう。
共用パソコンで守りたい3つのルール
- 使い終わったら必ずログアウトし、プライベートブラウズを使うか、終了時にCookieが消える設定にする
- IDやパスワード、住所などの個人情報を入力しない。ブラウザに保存するかを聞かれたら保存しない
- 前の人のアカウントでログインされた状態を見つけたら、使わずにログアウトして、管理者に報告する
ルールそのものは単純ですが、全員に徹底するのは簡単ではありません。ルールを決めたあと、社員が読んだか、守れているかを確認できる仕組みまで用意すると、運用が安定します。
Cookie削除でよくある失敗パターンと、社内での防ぎ方
Cookie削除でよくある失敗は、消す範囲を広げすぎることと、消したあとに起きることを確認していないことです。次の表で、原因と対策を確認しておきましょう。
| 失敗パターン | 原因(Before) | 対策(After) |
|---|---|---|
| 全サイトからログアウトされて業務が止まった | 1つのサイトの不具合で、全期間のCookieをすべて消した | まず対象のサイトだけ、または直近の期間だけを削除する |
| 保存していたパスワードまで消えた | 削除画面で「パスワード」にもチェックが入ったまま実行した | 実行前にチェック項目を確認し、Cookie以外は外す |
| 消したのに不具合が直らない | 原因がキャッシュや拡張機能、別のブラウザにあった | キャッシュの削除、拡張機能の無効化、別のブラウザでの確認を順に試す |
| 共用パソコンで前の人のアカウントが開いた | ログアウトもCookie削除もせずに離席した | 共用パソコンはプライベートブラウズか終了時の自動削除を使うルールにする |
| 「Cookieを削除してください」という偽の警告に従った | 画面の指示に従って、不審なソフトをインストールしたり電話をかけたりした | Cookieの削除はブラウザの設定画面から行うものと覚え、画面の警告から操作しない |
偽のセキュリティ警告に注意する
最後の例のように、Cookieやウイルスを口実に操作を促す手口は、ブラウザの仕組みを知っていれば見抜けるものがほとんどです。情報処理推進機構(IPA)は、偽のセキュリティ警告(サポート詐欺)の画面が表示されただけであれば、パソコンはウイルスに感染しておらず、画面を閉じるだけで問題ないと説明しています。表示された電話番号にかけてしまうと被害につながるため、全画面表示で閉じられないときは、ESCキーを長押しして閉じるボタンを出す方法が案内されています。会社のパソコンで警告が出た場合は、自己判断せず管理者に連絡することも、IPAの関連情報に挙げられています。
こうした対応は、個別に注意しても定着しにくい分野です。社内で同じ失敗を繰り返さないためには、ブラウザの安全な使い方を全員で学ぶ機会をつくり、理解できているかを確かめることが効果的です。迷惑メールやフィッシングへの備えは、迷惑メール対策の完全ガイドでも解説しています。
周知した内容を、理解度テストで確かめる
手順書やルールを配ったあとに、社員が内容を理解しているかを確かめる方法の一例が、SAKU-SAKU Testing(株式会社イー・コミュニケーションズ)です。商品ページでは、CBTの技術を活かしたテスト機能を備えたeラーニングで、受講状況と結果をリアルタイムで集計できること、組織やグループごとに進捗を把握できること、ラインナップに情報セキュリティを含む既製のコンテンツがあることが紹介されています。既存の問題と自社で作った問題を1つのテストにまとめられる点も、自社ルールの理解度を確認したい場面に向いています。
注意点として、事務局運営やカスタマーデスクを利用する場合は、オプション扱いになります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
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- 事務局運営やカスタマーデスクを利用する場合はオプション扱いとなる
よくある質問(FAQ)
Q1. Cookieの削除はどうやるの?
A. ブラウザの「閲覧履歴データを削除」などの画面を開き、期間を選んで「Cookieと他のサイトデータ」にチェックを入れて実行します。パソコンではCtrl+Shift+Delete(MacはCommand+Shift+Delete)で画面を開けます。iPhoneのSafariは「設定」アプリのSafariから、AndroidのChromeはアプリのメニューの「履歴」から削除します。
Q2. Cookieを削除するとパスワードも消えますか?
A. ブラウザに保存したパスワードはCookieとは別に保存されているため、Cookieを削除しても通常は残ります。ただし、削除画面で「パスワード」の項目にもチェックを入れると一緒に消えるため、実行前にチェック項目を確認してください。
Q3. Cookieを削除するとどうなりますか?デメリットはありますか?
A. ログインしていたサイトからログアウトされ、保存していた設定が初期状態に戻ります。カートの中身や入力途中のフォームが消えることもあり、二段階認証を再度求められる場合があります。普段使いで問題がなければ、こまめに消す必要はありません。不具合が起きたときや共用パソコンを使ったときに、対象を絞って削除すれば十分です。
Q4. Cookieをすべて許可するとどうなりますか?
A. ログイン状態の維持など便利さは保たれますが、広告や埋め込みコンテンツを通じて他のサイトが作るサードパーティCookieも保存されます。閲覧の傾向が広告のカスタマイズなどに使われる範囲が広がるため、気になる場合はサードパーティCookieだけをブロックする設定を検討してください。
Q5. 特定のサイトのCookieだけを消すことはできますか?
A. できます。Chrome・Edge・Safari・Firefoxのいずれも、設定画面のサイトデータの一覧から、サイトを選んで個別に削除できます。不具合が1つのサイトだけで起きている場合は、この方法を先に試すと、ほかのサイトのログイン状態を残せます。
Q6. シークレットモードならCookieは残りませんか?
A. シークレットモードやプライベートブラウズでは、ウィンドウを閉じるとそのウィンドウで保存されたCookieが消えます。ただし、閲覧先のサイトや社内ネットワークの管理者からアクセスの記録が見えなくなるわけではないため、完全に匿名になるものではありません。
まとめ|Cookie削除で押さえたい5つのこと
- Cookieを削除すると、ログイン状態やサイトの設定が初期状態に戻る。デメリットを理解したうえで実行する
- 表示の崩れはキャッシュ、ログインのトラブルはCookieと、症状に合わせて消すものを選ぶ
- 不具合が1つのサイトだけなら、そのサイトのCookieだけを削除する
- 記録を残したくない場合は、プライベートブラウズや終了時の自動削除を使う
- 会社のパソコンでは、手順と社内ルールを全員に周知し、理解度を確かめる仕組みとして、eラーニングの資料を取り寄せて比べる
Cookieの削除は簡単な操作ですが、何が消えるのかを理解してから実行すると、余計なトラブルを避けられます。困りごとに合った消し方を選んで、ブラウザを快適に使いましょう。
参考文献
- Google Chrome ヘルプ「Chrome で Cookie を削除、許可、管理する」https://support.google.com/chrome/answer/95647?hl=ja
- Appleサポート「iPhoneでSafariの閲覧履歴、キャッシュ、Cookieを消去する」https://support.apple.com/ja-jp/105082
- Microsoft サポート「Microsoft Edge で Cookie を管理する」https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-edge/microsoft-edge-%E3%81%A7-cookie-%E3%82%92%E5%89%8A%E9%99%A4%E3%81%99%E3%82%8B-63947406-40ac-c3b8-57b9-2a946a29ae09
- 総務省「外部送信規律」https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/gaibusoushin_kiritsu.html
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ」https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/fakealert.html
