イベント集客・チケット販売プラットフォームとは?料金の仕組みと使い方、セミナー主催の注意点を解説

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  • 運営会社と主な機能、無料の範囲がわかる
  • 4ステップの使い方と料金の考え方がわかる
  • 管理システムを選ぶ確認ポイントがわかる

ピーティックス(Peatix)とは、イベントの告知ページ作成、チケット販売、参加者管理までを一つの場所で行えるイベント・コミュニティのプラットフォームです。初期登録料と月額費は無料で、有料チケットを販売したときに決済処理費用がかかる仕組みのため、企業のセミナーや勉強会、交流会の主催にも使われています。本記事では、運営会社と主な機能、使い方の4ステップ、料金の考え方、参加者管理、セミナー主催でよくある失敗と開催後の効果確認を、公式情報をもとに整理します。申込の受付や参加者への連絡が手作業になってきたときの、イベント管理システムの選び方もあわせて取り上げます。

イベント運営のどこに手間がかかっている? かんたん診断

Q1. いまのイベント運営で、いちばん手間がかかっているのはどちらですか?

目次

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  1. イベントの申込受付・参加者管理が手作業になってきたときの選択肢
  2. イベントプラットフォームとは|ピーティックスの運営会社と主な機能
  3. 使い方|イベントページ作成から集客まで4ステップ
  4. 料金・決済手数料の仕組み
  5. 参加者管理・当日の受付・連絡の機能(アンケート・メッセージ配信)
  6. セミナー主催でよくある失敗と対策
  7. 開催後の効果の確認方法
  8. イベント管理システムを選ぶときの確認ポイント|中小企業の導入の進め方
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ|ピーティックスを使う前に押さえたい5つのこと
  11. 参考文献

イベントの申込受付・参加者管理が手作業になってきたときの選択肢

イベント管理システムとは、申込受付・参加者名簿・当日の受付・連絡・アンケートなど、イベント運営の事務をまとめて管理する仕組みです。

ピーティックスは、イベントを知ってもらい、申込とチケット代金を集める入り口に向いたサービスです。一方で、開催が毎月のように続くと、「参加者一覧を見ながら自社の名簿に転記する」「前日の案内を手作業で送る」「会員や取引先だけに招待を出す」といった運営の事務が増えていきます。この段階では、集客の場はそのまま使いながら運営の事務だけを別の仕組みに移すのか、運営も含めて専用のシステムに寄せるのかを選ぶことになります。ここでは、申込後の連絡と、参加者の申込・受付の管理という2つの課題に分けて、それぞれに合うサービスの一例を紹介します。

申込後の連絡と、参加者の申込・受付の管理を助ける2つのサービス

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:SMSLINKに合う例です。携帯電話番号宛のSMSを、予約配信も含めて一斉に送れます。

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この状況に合う一例:FannetsPass(ファンネッツパス)に合う例です。会員データを取り込み、招待から当日の受付まで専用ページで管理できます。

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サービス SMSLINK FannetsPass(ファンネッツパス)
向いている会社 申込者や会員に、前日・当日の案内を携帯電話へ確実に届けたい会社。予約システムなどからの自動配信を検討する会社 ファンクラブ・会員組織・取引先など、限られた参加者向けのイベントを定期的に開く会社
特徴 PCのブラウザから宛先リストのアップロード、メッセージ作成、送信日時の設定の3ステップで一斉配信・予約配信ができるWebタイプと、システム連携で自動配信するAPIタイプがある。配信結果やURLのクリック数を管理画面で確認できる 既存の会員データを取り込み、招待メールの一括送信、先着順・抽選の受付、QRコードによる当日のチェックイン、アンケートまでを専用ページで管理できる
注意したい点 利用のない月は請求されないが、利用があって利用額が一定額を下回った月には最低利用料金がかかる。送信には宛先の携帯電話番号が必要 イベント告知ページの作成やアンケート機能など、一部の機能はプランによって使えない。契約後のサポートはメールのみ
資料・詳細

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

ピーティックスで申込を集めたあと、前日や当日の案内を参加者の携帯電話へ確実に届けたい場合の一例が、SMS配信サービスのSMSLINK(株式会社ネクスウェイ)です。PCのブラウザから、宛先リストのアップロード、メッセージの作成、送信日時の設定の3ステップで一斉配信や予約配信ができ、宛先ごとに名前や日付を差し込むこともできます。配信後は、結果やURLのクリック数を管理画面で確認できます。SMSを送るには参加者の携帯電話番号が必要なので、事前アンケートで番号を聞き、利用目的も示しておきます。注意点として、利用のない月は請求されませんが、利用があって利用額が一定額を下回った月には最低利用料金がかかります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社ネクスウェイ

SMSLINK

SMSLINK

株式会社ネクスウェイ

SMSLINK

キャリア直接接続の高品質◎SMSのほか、音声・メール認証にも対応!低コストでも確実に届けたい企業におすすめ

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GOOD

おすすめ!

  • TISインテックグループ&通信業35年以上の実績で安心のセキュリティ。「AWS認定ソフトウェア」認定
  • PCから3ステップで簡単に個別配信・同時配信が行えるWebタイプ
  • 開発容易なわかりやすいAPIタイプ。最短3日で開発完了した実例あり
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気になる…

  • サービスの利用がない月の場合は無料だが、利用有かつ利用額1,000円を下回った場合のみ、最低利用料金として1,000円がかかる

『SMSLINK』とのAPI連携で、日程リマインドや来院後フォローのSMSを自動配信できる機能をリリース。

出典:SMSLINK導入事例 GMOビューティー株式会社(株式会社ネクスウェイ)

会員や取引先、ファンクラブなど限られた参加者向けのイベントで、招待から申込受付、当日の受付までをまとめて管理したい場合の一例が、イベント管理システムのFannetsPass(ファンネッツパス)(株式会社クリエ)です。既存の会員データを取り込み、会員向けに一括でメールを送って申込を受け付けます。先着順や抽選の受付、当日のスマートフォンやタブレットによるQRコードでのチェックイン、複数のチェックポイントでの参加記録、アンケートまで、専用ページで管理できます。注意点は、イベント告知ページの作成やアンケート機能など一部の機能がプランによって使えないことと、契約後のサポートがメールのみであることです。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社クリエ

FannetsPass(ファンネッツパス)

FannetsPass(ファンネッツパス)

株式会社クリエ

FannetsPass(ファンネッツパス)

初期費用無料で大規模も対応!ファンクラブや限定イベントにもおすすめ

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  • 会員限定イベントに特化した機能を多数搭載
  • イベント情報の共有やメール送信・受付まで一元管理
  • 作成数に制限のない「アンケート機能」を備え、データ分析にも役立つ
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気になる…

  • 一部の機能はプランによって使えない

イベントプラットフォームとは|ピーティックスの運営会社と主な機能

ピーティックス(Peatix)とは、イベントの告知からチケット販売、参加者管理までを行えるイベント・コミュニティのプラットフォームです。

運営の成り立ちは、公式の会社概要で確認できます(2026年10月16日確認)。2007年に日本でOrinoco株式会社として創業し、2011年にピーティックスのサービスを開始しました。同年に米国法人のPeatix Inc.を設立してグローバル展開を進め、現在の本社はアメリカのニューヨークです。日本国内の拠点は、日本法人のPeatix Japan株式会社(東京都渋谷区)です。公式の「私たちについて」では、日本をはじめ22カ国でサービスを提供し、常時25,000以上のイベントが掲載されていると案内されています。「どこの国の会社か」という疑問には、日本で創業し、現在は米国法人が本社で、日本法人が国内の拠点を担っている、と答えられます。

主催者向けの主な機能

主な機能と費用の区分を、主催者ヘルプの機能一覧をもとに整理しました(2026年10月16日確認)。機能の名称や提供状況は変更されることがあるため、利用前に最新の情報を確認してください。

機能 できること 費用の区分
グループ(コミュニティ)ページ 過去イベントの参加者がフォロワーとして溜まり、次回以降のイベントページ公開時に自動で告知が届く 無料
イベント告知ページ・オンラインイベント イベント名、チケット金額、会場住所などを入力して作成する。会場を「オンライン」にすると、申込者だけがアクセスできる専用の視聴ページが自動で作られる 無料
チケット販売 チケットの券種と枚数を設定し、無料チケットと有料チケットを選ぶ。チケットなしの告知のみの利用もできる 無料チケットは無料、有料チケットの決済は有料
事前アンケートフォーム 参加者に事前に聞いておきたい情報を集める 無料
参加者管理 申込数をリアルタイムで確認し、参加者一覧から一斉または個別にメッセージを送る。申込のキャンセル手続きも行える 無料
電子チケット・当日の受付 会場開催イベントの当日受付を、専用アプリ、パソコン、紙のリストで行える。電子チケットも発行できる 無料
アクセス解析・ウィジェット イベントページの閲覧数や流入経路を確認する。自社サイトやブログにチケット申込の入口を設置できる 無料
リンク先URL変更 申込ボタンのリンク先を外部サイトに変え、主催者独自の申込フォームに遷移させる 有料
有料集客サポート・定額課金プラン カテゴリー上位掲載やイベント紹介メールなどで告知を強める。月額または年額で会費を集める 有料

評判と向き不向き

参加者側の評判を数字で見られるのは、参加者向けアプリです。iPhone向けのPeatixアプリはApp Storeで無料で入手でき、評価は4.5、評価件数は約2.6万件と表示されています(2026年10月16日確認)。主催者側の評価は、どの機能を重視するかで変わります。向いているのは、初期登録料や月額費をかけずに小さく始めたい、グループのフォロワーに次回の告知を自動で届けたい、新しい参加者との出会いを広げたい、という運営です。

一方で、イベントページはピーティックスの形式に沿って作ります。自社サイトと同じデザインに作り込みたい、自社の顧客リストと同じ画面で参加履歴を見たい、会員や取引先だけを対象にしたい、という場合は工夫が要ります。自社サイトにウィジェットで申込の入口を置く方法や、有料のリンク先URL変更で自社の申込フォームに遷移させる方法も用意されていますが、運営の事務そのものを自社に寄せたいときは、前の章で紹介したイベント管理システムが選択肢になります。

2サービスの役割を比較表で見る

使い方|イベントページ作成から集客まで4ステップ

主催者としてイベントを公開するまでの流れは、大きく4つのステップに分けられます。画面の名称や項目は変更されることがあるため、実際の操作は公式の主催者向けガイドもあわせて確認してください。

ステップ1:アカウントとグループを作成する

まず主催者のアカウントを作り、主催者の顔となる「グループ」を作成します。グループ名には、会社名や部署名、セミナーのシリーズ名など、参加者が見て主催者を判断できる名前を付けます。企業として主催する場合は、担当者個人のアカウントではなく、部署で共有するアカウントで管理すると、担当者の異動があっても過去のイベントやフォロワーを引き継げます。操作に慣れないうちは、公式が案内しているテストページを作り、動作を試しておくと安心です。

ステップ2:イベントを作成し、開催形式を選ぶ

イベント名を入力し、会場での開催かオンライン開催かを選びます。会場開催なら会場名と住所、オンライン開催なら配信方法を設定します。オンラインイベントの配信サービスは主催者側で別に用意し、ピーティックスのオンラインイベント機能の利用に追加料金はかからないと案内されています。イベント名は検索やカテゴリー一覧で表示されるため、「誰向けの」「何がわかる」イベントかが一目で伝わる言葉を入れるのがポイントです。

ステップ3:チケットとイベントページを設定する

チケットの形態(有料・無料)を選び、チケットの種類、金額、販売数、販売期間を設定します。早期申込と通常申込、複数の参加枠などを分けたい場合は、チケットの種類を分けておくと管理しやすくなります。公開後は、開催形式、開催日時、開催国、イベントページのURLなどを編集できなくなると、主催者ヘルプに案内されています(2026年10月16日確認)。公開前に、これらの項目を関係者で見直しておきましょう。

あわせて、カバー画像、イベントの詳細説明、申込時に参加者へ質問する事前アンケートフォームを設定します。会社名や役職、参加の目的、連絡用の携帯電話番号などを聞いておくと、当日の進行や開催後のフォローに役立ちます。ただし、必要以上の項目を聞くと申込の途中で離脱されやすくなるため、使い道が決まっている項目に絞ることが大切です。

ステップ4:カテゴリーを設定して公開し、集客する

イベントの内容に合ったメインカテゴリーとサブカテゴリーを選んで公開します。公開後は、グループのフォロワーへの自動の告知に加えて、自社サイト、メールマガジン、SNSなど自社の告知手段でもイベントページを案内します。プラットフォームの集客力だけに頼らず、既存の接点から申込を集める流れをつくると、集客が安定しやすくなります。公開後はピーティックス側でイベントページの審査があり、検索結果に表示されるまでに約2営業日かかると案内されているため、開催日から逆算して早めに公開します。なお、社内向けや既存顧客限定にするために「限定公開」や「パスワード保護あり」で公開した場合は、フォロワーへの新規イベント公開通知メールは配信されません。カテゴリー上位掲載やイベント紹介メールなどの有料集客サポートもありますが、まずは無料の範囲で反応を見てから、費用をかける回を選ぶ進め方が無理のない方法です。

困ったときのサポート

公式の料金ページには、15分の電話サポート、集客用のオンライン面談、活用支援サイトのPeatix U、機能ごとの使い方を検索できるヘルプが案内されています(2026年10月16日確認)。企業が初めて主催する場合は、担当者が1人で抱え込まず、公開前にヘルプとPeatix Uで設定を確認し、迷う箇所は電話サポートに相談する流れにしておくと、公開後のやり直しを減らせます。

料金・決済手数料の仕組み

ピーティックスの料金は、初期登録料と月額費が無料で、有料チケットを販売したときに決済処理費用がかかる仕組みです。

下の表は、公式の料金ページとPeatix Uの手数料の解説をもとに、費用の考え方を整理したものです(2026年10月16日確認)。料率や金額は変更される場合があるため、利用前に必ず公式の料金ページで最新の内容を確認してください。

項目 費用の考え方 確認する場所
アカウント作成・イベント掲載 初期登録料・月額費は無料 公式の料金ページ
無料チケットのみのイベント、告知のみの利用 費用はかからない 公式の料金ページ
有料チケットの販売 販売額に対する定率と、売れたチケット1枚あたりの固定額を合わせた決済処理費用がかかる。大規模イベントは手数料の相談フォームがある 公式の料金ページ
売上金の振込 イベント終了から5営業日以内に振込の手続きが行われる。振込手数料は主催者の負担 Peatix Uの手数料の解説
割引コードを使ったチケット 割引後の金額をもとに決済処理費用が計算される。割引後の金額が0円なら無料チケットとして扱われる Peatix Uの手数料の解説
有料集客サポート・リンク先URL変更・定額課金プランなど オプションごとに別の料金。内容と条件は公式の料金ページで確認する 公式の料金ページ

手取りの金額は、「チケット販売額から、決済処理費用と振込手数料を引いた額」で計算します。決済処理費用が「定率」と「1枚あたりの固定額」の組み合わせなので、参加費が低いイベントほど、販売額に対する決済処理費用の割合は大きくなります。参加費を決める前に、公式の料金ページの料率と金額を当てはめて、想定する参加者数での手取りを試算しておきましょう。

経理担当者が気にする点として、公式のヘルプには、ピーティックスは米国のPeatix Inc.が提供するプラットフォームを利用して運営しているため、決済処理費用は不課税になる、と案内されています。仕訳や消費税の扱いは、公式の案内を確認したうえで、社内の経理担当者や税理士に相談してください(本記事は税務上の助言を目的としたものではありません)。

開催回数が多い企業では、年間の決済処理費用の合計を出し、月額制のイベント管理システムと比べる価値があります。年に数回の単発イベントなら、使った分だけかかる決済処理費用の方が負担を抑えやすく、毎月のように有料のセミナーを開くなら、月額制の方が割安になる場合もあります。月額制のサービスは、開催枠、アカウント数、会員人数などに上限があるプランが多いため、金額だけでなく上限も資料で確認してください。どちらが有利かは参加費と開催頻度で変わるため、実際の数字で比べることが大切です。

参加者管理・当日の受付・連絡の機能(アンケート・メッセージ配信)

ピーティックスでは、申込数の確認、参加者への一斉・個別メッセージ、電子チケットでの当日受付、アクセス解析を無料で使えます。

イベントは申込を集めたら終わりではなく、開催前の連絡、当日の受付、開催後のフォローまでが運営の仕事です。公式の機能一覧で確認できる、参加者管理まわりの機能は次のとおりです。

  • 申込数の確認と参加者一覧:申込数をリアルタイムで確認し、申込のキャンセル手続きも行えます。
  • メッセージ配信:参加者一覧の画面から、参加者に一斉または個別のメッセージを送れます。開催前の案内や持ち物の連絡に使えます。
  • 事前アンケートフォーム:申込時に、参加者に事前に聞いておきたい情報を集められます。
  • 電子チケットと当日の受付:会場開催のイベントでは、専用アプリ、パソコン、紙のリストで受付ができます。
  • アクセス解析:イベントページの閲覧数と流入経路を確認し、告知の効果を振り返れます。

集計と分析の面では、公式の機能一覧に載っているのは、イベントページの閲覧数や流入経路、申込数、参加者一覧が中心です。「誰がどのセミナーに何回参加したか」を自社の顧客情報と合わせて一か所で見たい場合は、ピーティックスの画面だけでは完結しないことがあります。自社サイトにはウィジェットで申込の入口を置けますが、自社の顧客管理システムとの連携の可否は、利用前に公式ヘルプで確認してください。

企業がセミナーを主催する場合、重要になるのは開催後のフォローです。アンケートで「詳しい説明を聞きたい」と答えた参加者に個別に連絡したり、参加者リストを営業部門と共有したりすることで、イベントが商談や問い合わせにつながります。このとき、参加者の情報を社内で共有・利用する範囲は、申込時に示した利用目的の範囲内にとどめる必要があります。個人情報の取扱いについては、個人情報保護委員会が公表しているガイドラインも確認しておきましょう。

開催直前の案内は、メールが他の連絡に埋もれて読まれないことがあります。事前アンケートで携帯電話番号を聞き、利用目的を示したうえで、SMSで補う方法もあります。SMSとRCSの違いや配信サービスの選び方は、RCSメッセージとは?SMS・LINEとの違いと導入メリット、配信サービスの選び方で解説しています。参加者への案内をSMSで一斉に届けたい場合の一例が、前の章で紹介したSMSLINKです。

SMSLINK

参加者への案内を携帯電話に届けたい会社に

SMSLINKの資料を無料でダウンロードできます

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2サービスの役割を比較表で見る

セミナー主催でよくある失敗と対策

企業がピーティックスでセミナーを開くときに起こりやすい失敗を、原因と対策に分けて整理しました。公開前のチェックリストとして使ってください。

よくある失敗 主な原因 対策
公開後に開催日時や開催形式を変えられず困った 公開後に編集できない項目を確認しなかった 開催形式・開催日時・開催国・ページのURLは公開前に確定し、主催者ヘルプで編集できない項目を確認しておく
低価格のイベントで想定より手取りが少ない 1枚あたりの固定額の決済処理費用を考慮しなかった 参加費を決める前に、決済処理費用と振込手数料を差し引いた手取りを試算する
申込は多いのに当日の欠席が多い 無料イベントで開催前の連絡をしていない 前日と当日にメッセージでリマインドし、参加方法をあらためて案内する
「残りわずか」と書いたが実際は席に余裕があった 申込を急がせる表現を事実と異なる形で使った 定員・割引期限・通常価格などの表示は事実どおりにする
参加者リストを営業に渡したら苦情が来た 申込時に情報の利用目的を示していなかった 申込ページやフォームで利用目的を明記し、その範囲内で連絡する
担当者の異動でフォロワーや過去の記録が引き継げない 個人のアカウントでグループを運営していた 部署で共有するアカウントで管理し、権限の付け方を決めておく

特に注意したいのが、価格や割引に関する表示です。たとえば「本日限りの特別価格」と書きながら実際にはいつでも同じ価格で申し込める場合や、根拠のない通常価格と並べて割引を強調する場合は、景品表示法の有利誤認表示にあたるおそれがあると一般的にいわれています。早期割引や定員の表示は、実際の条件どおりに書くことを徹底しましょう。具体的な表示が問題ないかの判断は、消費者庁の公表資料を確認したうえで、必要に応じて専門家に相談してください(本記事は法的助言を目的としたものではありません)。

開催後の効果の確認方法

イベントを開催したら、数字で振り返って次の開催に生かします。企業のセミナーであれば、次のような指標を毎回同じ形で記録しておくと、改善点が見えやすくなります。

指標 見方 改善の打ち手の例
ページ閲覧数と申込率 ページを見た人のうち何割が申し込んだか イベント名、カバー画像、冒頭の説明文を見直す
申込経路 プラットフォーム内、自社サイト、メール、SNSのどこから来たか 効果の高い告知手段に力を入れる
参加率 申込者のうち実際に参加した人の割合 リマインドの回数やタイミングを変える
アンケートの満足度・次の行動 内容への評価と、相談や資料請求を希望した人の数 テーマや構成を見直し、フォローの連絡を早める
1人あたりの集客コスト 決済処理費用や有料オプションの費用を参加者数で割った値 有料集客サポートの効果を、使わなかった回と比べる

アンケートの設問の作り方や、回答を集めるときの個人情報の扱いは、アンケートテンプレートの作り方|目的別設計手順と個情法対応を解説で詳しく解説しています。数回の開催で数字がそろってきたら、「プラットフォームからの新規申込が多いのか」「既存顧客や会員からの申込が多いのか」を確認しましょう。既存顧客や会員からの申込が中心で、参加者情報を自社で一元管理したいという課題が大きくなってきたら、運用の方法を見直すタイミングです。

イベント管理システムを選ぶときの確認ポイント|中小企業の導入の進め方

イベント管理システムは、開催頻度、参加者の範囲、必要な機能の3点を整理してから選びます。

ピーティックスとイベント管理システムの役割の違い

どちらが優れているかではなく、役割が異なります。新しい参加者に広く知ってもらう場としてピーティックス、自社の会員や顧客に向けた運営の事務を担う仕組みとしてイベント管理システム、と使い分ける企業もあります。

観点 ピーティックス(プラットフォーム) イベント管理システム
得意なこと 多くのイベントが載る場で参加者を募り、申込とチケット代金を集める 自社の会員や顧客を起点に、申込・受付・名簿・連絡を運営する
参加者の範囲 不特定多数の新しい参加者 会員、取引先、ファンなど特定の参加者を対象にしたものがある
参加者の情報 プラットフォームの管理画面で確認する 自社の会員データを取り込める、または書き出せるものがある
費用の考え方 初期登録料・月額費は無料で、有料チケットの販売時に決済処理費用がかかる 月額のプラン制が多く、開催枠・アカウント数・会員人数などに上限がある
申込ページ ピーティックスの形式で作成する。ウィジェットや外部の申込フォームへの遷移も使える 自社専用の申込ページやフォームを作れるものがある

選ぶときの確認ポイント

イベント管理システムの比較記事では、対応するイベントの形式、申込から決済・出欠までの自動化、参加者情報の管理、参加率を高める工夫、データの取得範囲、料金体系などが共通して取り上げられています。小規模な運営でも使えるように整理すると、次の7点になります。

確認ポイント 見方
対応するイベントの形式 会場・オンライン・ハイブリッド、有料・無料、会員限定など、自社が開く形式に対応しているか
申込受付・出欠・決済の自動化 申込受付から出欠の記録、決済までを、どこまで自動で行えるか。有料イベントに対応しているか
参加者・顧客情報の管理 会員データの取り込みと書き出し、過去の参加履歴の確認ができるか
参加率を高める工夫 リマインドの配信手段、アンケートの作成、当日の受付の方法
データの取得範囲 申込経路、出欠、アンケートの回答などをどこまで集計できるか
料金体系と上限 初期費用の有無、月額か従量か、開催枠・アカウント数・会員人数の上限、無料期間の有無
サポートと個人情報の管理 サポートの窓口(メール・電話)、個人情報の取扱い体制に関する認証の取得状況

中小企業が導入を進める手順

担当者が少ない運営では、担当者が替わっても引き継げること、操作に迷ったときに問い合わせられることが大切です。次の手順で進めると、機能の過不足に気づきやすくなります。

  1. 直近の数回のイベントで、手作業になっている作業を書き出す
  2. 必要な機能と、開催頻度や会員人数から必要な上限を決める
  3. 候補の資料を取り寄せ、機能・プラン・サポート体制を同じ観点で比べる
  4. 無料期間やデモがあれば、実際のイベント1回分の流れで試す
  5. 申込時の利用目的の案内を更新し、名簿を取り込んで本番に移る

最後に、今の運営の事務が手作業でどこまで増えているかを、次のセルフチェックで確認してください。

イベント運営の事務、今のやり方で足りている? セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

よくある質問(FAQ)

Q1. ピーティックスとは何ですか?

A. ピーティックス(Peatix)とは、イベントの告知ページ作成、チケット販売、参加者管理を行えるイベント・コミュニティのプラットフォームです。2007年に日本で創業し、2011年にサービスを開始しました。初期登録料と月額費は無料で、主催者は告知ページを作って参加者を募り、参加者はチケットを申し込みます。

Q2. ピーティックスの料金はいくらですか?

A. 初期登録料と月額費は無料で、無料チケットのみのイベントや告知のみの利用は費用がかかりません。有料チケットを販売したときは、販売額に対する定率と、チケット1枚あたりの固定額を合わせた決済処理費用がかかり、売上金の振込時には振込手数料を主催者が負担します。具体的な料率と金額は変更されることがあるため、公式の料金ページで確認してください。

Q3. Peatixはどこの国の会社ですか?

A. 2007年に日本でOrinoco株式会社として創業し、2011年に米国法人のPeatix Inc.を設立しました。現在の本社はアメリカのニューヨークで、日本国内ではPeatix Japan株式会社(東京都渋谷区)が拠点です。公式の会社概要で確認できます(2026年10月16日確認)。

Q4. Peatixは安全ですか?

A. 安全かどうかを一言で断定することはできませんが、確認できる材料はあります。公式サイトでは会社概要、利用規約、プライバシーポリシー、特定商取引法に基づく表記が公開され、ヘルプには違反行為の報告窓口があります。参加者として申し込むときは、主催者の情報、イベントの内容、キャンセルと返金の条件を申込前に確認しましょう。主催者として使うときは、参加者の個人情報を、申込時に示した利用目的の範囲で扱うことが大切です。

Q5. ピーティックスとイベント管理システムはどう使い分ければよいですか?

A. 新しい参加者に広く知ってもらい、申込とチケット代金を集める単発のイベントはピーティックス、会員や取引先など限られた参加者への招待・受付・名簿管理を自社で続けたい定期イベントはイベント管理システムが向いています。参加費と開催回数で年間の費用を比べ、運営で手作業になっている作業から選びましょう。

Q6. 申込者の情報を営業活動に使ってもよいですか?

A. 申込時に示した利用目的の範囲内であれば使えます。営業の連絡に使う予定がある場合は、申込ページやフォームでその旨を明記しておきましょう。個人情報の取扱いの詳細は、個人情報保護委員会のガイドラインを確認してください。

まとめ|ピーティックスを使う前に押さえたい5つのこと

ピーティックスは、イベントの集客からチケット販売、参加者管理までを、初期登録料・月額費なしで始められるプラットフォームです。本記事のポイントを整理します。

  1. 初期登録料と月額費は無料で、有料チケットを売ったときに決済処理費用がかかる。公式の料金ページで料率と金額を確認し、手取りを試算する
  2. 日本で創業し、本社は米国のPeatix Inc.、国内の拠点は日本法人のPeatix Japan株式会社である
  3. 使い方はアカウント・グループ作成、イベント作成、チケットとページ設定、カテゴリー設定と公開の4ステップで、公開後に編集できない項目を公開前に確認する
  4. 価格・割引の表示は事実どおりにし、参加者の情報は申込時に示した利用目的の範囲で使う
  5. 開催が増えて名簿・受付・連絡が手作業になったら、イベント管理システムやSMS配信サービスの資料を取り寄せ、確認ポイントに沿って比べる

まずは次のセミナーで、決済処理費用を含めた手取りを試算し、開催後は申込率と参加率を記録するところから始めてみてください。数字がそろうと、ピーティックスで集客を続けるのか、運営の事務を専用のシステムに移すのかを判断しやすくなります。

参考文献

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