求人検索エンジンとは?仕組み・料金体系・メリットデメリットと採用での活かし方
Check!
- 求人検索エンジンの仕組みと特徴がわかる
- 企業側の料金体系と課金条件の見方がわかる
- 応募が増えたあとの選考の見極め方がわかる
求人検索エンジンとは、複数の求人サイトや企業の採用ページの求人情報を集約し、一つの検索画面で探せるようにするサービスです。代表例のキャリアインデックスは、株式会社キャリアインデックスが運営し、複数の転職サイトの求人情報をまとめて検索・応募できます。求職者は無料で使え、企業の求人は提携する求人サイト経由や、運営会社の応募課金型サービス「Adopt Admin」経由で表示されます。採用担当者にとっては、応募の入口が増える一方で、届いた応募の見極めや連絡の遅れ、費用の読み違いが起こりやすいサービスでもあります。この記事では、中小企業の採用担当者・経営者に向けて、求人検索エンジンの仕組みと他の求人手段との違い、キャリアインデックスの特徴、企業側の料金の考え方、メリットとデメリット、法令上の注意点、応募が増えたあとの選考の進め方までを解説します。
応募が増えたあとの選考の悩みを診断
Q1. 求人検索エンジン経由で応募が増えたとき、いちばん困りそうなことはどれですか?
おすすめ記事
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
求人検索エンジンで応募が増えたとき、選考の基準をどう持つか
キャリアインデックスのような求人検索エンジンは、応募の入口を増やすサービスです。入口が増えたあとに、面接へ進める人を見極める基準は、企業側で用意する必要があります。
求人検索エンジンには、複数の転職サイトに同時に登録して比べながら探している人も訪れます。キャリアインデックスの公式ヘルプでは、登録の際にパートナーサイトへもまとめて登録できると案内されており、一度の登録で複数のサイトとつながる仕組みです。応募のハードルが低くなる分、転職意欲や自社への理解度には幅が出やすいと考えられます。
応募が増えるほど、書類と面接だけで判断する負担は重くなり、面接官ごとの評価のばらつきも起きやすくなります。そこで、書類や面接を補う判断材料として使われるのが適性検査です。適性検査は結果だけで合否を決めるものではなく、面接で確認したい点を整理したり、評価の物差しをそろえたりするために使うのが基本です。ビジネスコンシェルジュに掲載されている2つの適性検査サービスを、役割の違いで並べます。
応募が増えたあとの選考を支える適性検査2サービス
自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています
この状況に合う一例:ミキワメAI 適性検査は社員の受検結果から自社の基準を作り、候補者を14段階で比べられます
資料を無料ダウンロードこの状況に合う一例:テキカクは現在の組織とのマッチ度に加え、目指す組織への貢献度も確認できます
資料を無料ダウンロード| サービス | ミキワメAI 適性検査 |
|
|---|---|---|
| 向いている会社 | 面接官ごとの判断をそろえたい会社。採用人数が増えて面接官も増える会社 | 採用後の定着や、組織との相性を重視する会社。まず社員向けの無料プランから試したい会社 |
| 特徴 | 社員の受検結果から自社独自の採用基準を作り、候補者が自社で活躍する可能性を14段階で表示 | 現在の組織とのマッチ度、理想の組織への貢献度、社内ハイパフォーマーとの類似度を確認できる |
| 注意したい点 | 受検から分析までシステム上で行うため、紙での受検には対応しない | 既存の採用サービスに追加して使う位置づけで、機能は多くない |
| 資料・詳細 |
2サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)
まとめて資料をダウンロード表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
面接官ごとに合否の判断がばらつく場合の一例が、ミキワメAI 適性検査です。株式会社リーディングマークが提供するサービスで、商品ページによると、社員に受検してもらった結果から自社独自の採用基準を策定し、候補者が自社で活躍する可能性を「S」から「E」の14段階で表示します。面接官の採用基準を統一しやすく、担当者ごとのばらつきを抑えられる点が特徴です。一方で、受検から分析までをシステム上で行うため、紙での受検には対応しません。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
株式会社リーディングマーク
ミキワメAI 適性検査
株式会社リーディングマーク
ミキワメAI 適性検査
採用時だけでなく従業員に◎部署単位で社風を分析したい企業におすすめ
おすすめ!
- 14段階で自社とのマッチ度を提示するため、一目で判断しやすい
- カスタマーサクセスチームが丁寧にサポートしてくれるため安心
- 自動で社員や組織の分析し、見える化してくれる
気になる…
- 紙ベースでの受験ができない
データ・主観の両軸で合否判断ができるようになったことは、ミキワメを導入しての変化だと思います。
株式会社フレッシュハウス 導入事例(ミキワメAI公式サイト)
自社の組織や社風との相性まで確認したい場合の一例が、テキカクです。株式会社ラフールが提供する適性検査で、商品ページによると、候補者の価値観や性格特性と現在の社員・組織とのマッチ度を確認でき、企業が目指す理想の組織への貢献度や、社内ハイパフォーマーとの類似度も見られます。社員向けには期間・人数の制限がない無料プランがあり、採用候補者に使う場合は有料プランが必要です。注意点は、既存の採用サービスに追加して使う位置づけのため、機能が多くないことです。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
ビッグデータを活用したAIによる分析で、人材の未来における貢献度に加え、現在の組織へのフィットも把握するなら、テキカクの導入がおすすめです。
おすすめ!
- 革新人材や社内ハイパフォーマー類似チェックが行え、よりよい人材確保が可能
- 人間関係や組織風土との相性を確認でき、離職防止にも効果的
- 無料でテストを行えて、従業員が適した職についているかがわかる
気になる…
- 現在使用している採用サービスにプラスして使うため、機能は少なめ
「テキカク」の結果から、採用候補者の価値観傾向、ストレス耐性、性格特性を確認しながら、気になる点や深掘りして聞きたい点を整理でき、とても役立っています。
株式会社五味八珍 導入事例(テキカク公式サイト)
※各サービスの情報は、ビジネスコンシェルジュの商品ページの公開情報(2026年10月19日確認)をもとにしています。機能や料金は変更される場合があります。無料で試せる適性検査を広く比べたい場合は、無料の適性検査おすすめ4選|メリットや選ぶ際のポイントも解説もあわせてご覧ください。
キャリアインデックスとは|サービス概要と求人検索エンジンの仕組み
キャリアインデックスとは、株式会社キャリアインデックスが運営する、複数の転職サイトの求人情報をまとめて検索・応募できる総合転職サイトです。公式ヘルプでは、掲載されている求人情報はパートナーサイトである他の転職サイトから提供され、毎日更新されると案内されています。求人数は約150万件と案内されていますが、ページ上部に表示される件数は日々変わります(2026年10月19日の確認時は約134万件と表示)。求職者は無料で利用でき、会員登録の際にパートナーサイトへもまとめて登録できます。
運営会社の会社概要によると、株式会社キャリアインデックスは2024年10月に新設分割により設立され、親会社は株式会社ディスラプターズです(2026年10月19日確認)。提携サイトや掲載件数、運営体制は変わることがあるため、取引や出稿を検討するときは公式サイトの最新情報を確認してください。
求人検索エンジン(アグリゲーション型)の仕組み
求人検索エンジンは、自社で求人を一件ずつ集めるのではなく、複数の求人サイトや企業の採用ページに掲載されている求人情報を集約し、一つの検索画面で探せるようにするサービスです。「アグリゲーション型」とも呼ばれます。キャリアインデックスの場合、提携する転職サイトから提供された求人が一覧に並び、求職者はそこから掲載元のサイトへ移動して応募する、あるいはキャリアインデックス上で応募するといった流れになります。
採用担当者にとって重要なのは、自社の求人が「どの掲載元のデータとして」表示されているかです。求人広告サイトに出稿した求人が提携先として表示される場合、応募はその求人広告サイトの管理画面に届きます。運営会社の企業向けサービスを直接使う場合は、別の管理画面で応募を受け付けることになります。同じ「キャリアインデックスで見つけた応募者」でも、届く場所が違う点に注意が必要です。
求人検索エンジンと求人広告サイト・人材紹介の違い
求人検索エンジンは、求人を集約して探しやすくする「入口」で、求人広告サイトや人材紹介とは役割が異なります。中途採用で使われる主な手段と、求人検索エンジンの位置づけを整理すると次のようになります。それぞれ得意な場面が異なるため、どれか一つに絞るよりも、採用したい職種や予算に応じて組み合わせるのが一般的です。
| 手段 | 仕組み | 主な料金体系(一般的な例) | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 求人検索エンジン(キャリアインデックス等) | 複数サイトの求人を集約して横断検索できるようにする | クリック課金、応募課金など(サービスにより異なる) | 幅広い求職者の目に触れさせ、母集団を広げたい |
| 求人広告サイト | サイト内に求人原稿を一定期間掲載する | 掲載課金が中心 | 原稿で自社の魅力をしっかり伝えたい |
| 人材紹介(エージェント) | 紹介会社が求職者を推薦する | 採用決定時の成功報酬 | 専門職や管理職を確実に採りたい |
| ハローワーク | 公共職業安定所が求人を受理し紹介する | 無料 | 地元の求職者に費用をかけず届けたい |
| スカウト(人材データベース) | 企業が登録者を検索して直接声をかける | 利用料・成功報酬など | 転職意欲が顕在化していない人にも接触したい |
求人検索エンジンにはIndeedや求人ボックスなどもあり、いずれも複数のサイトの求人情報を集めて検索できる点は共通しています。ただし、料金体系や求人の取り込み方は各サービスで異なるため、各社の公式サイトで確認してください。求人広告サイトや人材紹介まで含めて比べたい場合は、おすすめの中途採用サイトの記事も参考になります。
法令上の位置づけ|募集情報等提供事業とは
求人検索エンジンのように、求人情報を集めて提供するサービスは、職業安定法上の「募集情報等提供事業」に関わります。厚生労働省によると、2022年10月1日に施行された改正職業安定法で、募集情報等提供事業の範囲が拡大され、求人等に関する情報の的確な表示の義務化、個人情報の取扱いに関するルールの整備、求人メディア等に関する届出制の創設などが行われました。求職者の情報を収集して情報提供に使う「特定募集情報等提供事業」は、事前に厚生労働大臣への届出が必要です。
この改正は、求人を出す企業側にも関係します。厚生労働省は求人企業向けのリーフレットも公表しており、求人情報の的確な表示は、媒体を運営する事業者だけでなく、労働者の募集を行う企業にも求められています。求人検索エンジンに転載される求人原稿も、虚偽や誤解を生む表示がなく、最新の内容に保たれている必要があります。具体的な義務の範囲や対象は、厚生労働省の資料で確認してください。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言ではありません。個別の判断が必要な場合は、労働局や専門家にご相談ください。
キャリアインデックスの特徴|求職者向けの機能と企業向けのサービス
キャリアインデックスの特徴は、「求職者向けの機能」と「企業向けのサービス」に分けて理解すると整理しやすくなります。採用担当者は求職者向けの機能も知っておくと、応募者がどのような状態で自社の求人にたどり着くのかを想像しやすくなります。
求職者向けの主な機能
- 職種・業種・都道府県・総合ランキングなどの条件で、複数の転職サイトの求人を横断して検索できる
- 会員登録の際に、パートナーサイトへもまとめて登録できる
- 39の質問に答える適職診断など、転職活動を支えるオンラインツールを無料で使える
- 履歴書・職務経歴書をオンラインで作成できる(会員登録が必要)
- 希望条件に合う新着求人をメールで受け取れる。マイページにはスカウトの機能もある
これらの機能から分かるのは、キャリアインデックス経由の応募者には「まだ情報収集の段階で、複数のサイトに同時登録している人」が含まれやすいということです。応募のハードルが低い分、転職意欲の強さには幅があります。企業側は、応募の数だけでなく、面接に進む割合や辞退率もあわせて見ていく必要があります。
企業向けサービス「Adopt Admin」の公式情報から分かること
運営会社は、企業向けに「Adopt Admin(アダプト・アドミン)」という応募課金型の採用支援サービスを提供しています。運営会社のサービス紹介では、国内最大級の求人メディアから求人検索エンジンまで、複数のメディアへ手間をかけずに一括で求人を掲載する採用支援として案内されています。公式サイトの案内を整理すると、次のようになります(2026年10月19日確認)。
| 項目 | 公式サイトの案内 | 企業側で確認したい点 |
|---|---|---|
| 費用の考え方 | 初期費用無料の完全応募課金型。費用は申込単価と応募数による従量課金 | 1応募あたりの単価と、月ごとの予算の上限 |
| 掲載までの流れ | ヒアリングシートの作成と応募シミュレーション、申請と審査・アカウント発行、求人データの入稿の順。最短3日の掲載も可能 | 入稿する求人原稿の準備と、掲載開始までの社内スケジュール |
| 重複応募の扱い | 月内の同じメールアドレスからの重複応募はカウントされない。月をまたぐ重複応募や連絡がつかない場合は課金対象 | 重複応募や連絡がつかない応募を、自社でどう記録するか |
| レポート機能 | 管理画面にレポート機能はなく、掲載前の応募シミュレーションに近づくよう運営会社が運用する | 応募数や経路別の結果を、自社で記録して集計する方法 |
| 主な利用 | アルバイト・派遣求人の募集を掲げ、特に人材派遣会社の応募集客に利用されている | 自社の採用職種や雇用形態に合うか |
この表で見落としやすいのは、レポート機能がない点と、重複応募の扱いです。応募の記録と集計は企業側で行う前提になるため、掲載を始める前に、応募者の名前、応募日、経路、面接実施の有無を記録する様式を決めておくと、費用と成果を後から突き合わせられます。また、公式サイトがアルバイト・派遣求人の募集を前面に出している点から、正社員の中途採用で使えるかどうかは、申込前のヒアリングで確認するのが確実です。
なお、キャリアインデックスに表示される求人の多くは、提携する転職サイトや人材紹介会社の求人です。すでに求人広告サイトに出稿している企業は、その求人が提携先経由でキャリアインデックス上にも表示されている可能性があります。自社の求人がどのような形で表示されているかは、実際にキャリアインデックスで自社名や職種名を検索して確認しておくと、原稿の見え方や情報の古さに気づくきっかけになります。
求職者の評判・口コミから企業が読み取れること
転職サイトの評判をまとめた複数の記事では、評価されている点として、複数のサイトの求人を一括で検索できること、スカウトが届くこと、一度の登録で複数のサイトに登録できることが挙げられています。一方で、メールが多い、求人情報が古いことがある、自動で複数のサイトに登録される点が手間といった声も共通して見られます。これは企業側から見ると、応募者が多くの企業からの連絡に埋もれやすく、古い情報のまま表示された求人が辞退の原因になりうる、ということです。応募者に選ばれるには、最初の連絡を早くし、求人原稿の情報を常に最新に保つことが大切になります。
2サービスの役割を比較表で見るキャリアインデックスの料金体系
キャリアインデックスの料金は、求職者と企業で考え方が異なります。求職者は、公式ヘルプで案内されているとおり、適職診断や書類作成ツールを含めて無料で利用できます。企業側の費用は、どの経路で求人を掲載しているかによって変わります。
| 利用者・経路 | 料金の考え方 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 求職者 | 無料で利用できる | 登録先の転職サイトやメール配信の設定 |
| 企業(提携先の求人広告サイト経由) | 出稿している求人広告サイトの料金体系に従う | 提携先として表示されるか、応募がどの管理画面に届くか |
| 企業(Adopt Admin) | 初期費用無料の完全応募課金型。申込単価と応募数による従量課金 | 1応募あたりの単価、課金対象となる応募の範囲、予算の上限の設定方法 |
企業向けサービスの具体的な単価は、職種、勤務地、雇用形態、時期によって変わると公式サイトでも案内されており、一律の金額は示されていません。最新の料金は運営会社に直接問い合わせて確認してください。
応募課金型を比べるときの見方
応募課金型は、応募がなければ費用がかからないため、掲載課金型に比べて無駄な出費を抑えやすいとされています。一方で、応募の数が多くても、面接に来ない人や条件が合わない人が多ければ、採用1人あたりの費用はかえって高くなることがあります。料金を比べるときは、1応募あたりの単価だけでなく、次の3つの数字をセットで見ることが大切です。
- 1応募あたりの費用(媒体費用の総額を応募数で割ったもの)
- 面接実施率と内定承諾率(応募からどれだけ選考が進んだか)
- 1採用あたりの費用(媒体費用の総額を採用人数で割ったもの)
この3つを媒体ごとに比べるには、応募者がどの経路から来たのかを正確に記録しておく必要があります。Adopt Adminのように管理画面にレポート機能がないサービスでは、特に自社での記録が欠かせません。応募が複数の管理画面やメールに散らばった状態では、集計自体が担当者の大きな負担になり、結局「なんとなく効果がありそう」という感覚で媒体を続けてしまいがちです。
2サービスの役割を比較表で見るキャリアインデックスのメリット・デメリット
採用担当者の視点で、キャリアインデックスのような求人検索エンジンを活用するメリットとデメリットを整理します。求職者の評判と企業側の運用のしやすさの両面から見ていきます。
| 観点 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| 母集団形成 | 複数サイトを横断して探す求職者に求人を届けられ、接点が広がる | 情報収集段階の人も多く、転職意欲に幅がある |
| 費用 | 応募課金型なら応募がない限り費用が発生しにくい | 応募の質が低いと1採用あたりの費用が膨らむ |
| 運用の手間 | 複数媒体への一括掲載で入稿作業を減らせる | 応募の届き先が増え、確認漏れや連絡の遅れが起きやすい |
| 求人原稿 | 求人が多くの求職者の検索結果に表示される | 転載元の情報が古いまま表示されると、応募者の誤解や辞退につながる |
| 効果測定 | 応募数という分かりやすい指標で効果を見られる | 経路を記録しないと、どの媒体が採用につながったか分からない |
メリットを活かせる企業
求人検索エンジンのメリットを活かしやすいのは、営業職や事務職、販売・サービス職など、応募者の母数を集めることが重要な職種を継続的に採用している企業です。また、地方の拠点で採用したい場合も、全国の求人をまとめて探す求職者の目に触れやすくなるため、地元志向の転職者やUターン希望者との接点を作る手段になります。
デメリットが大きくなりやすい企業
反対に、高度な専門職や管理職を少人数だけ採用したい企業は、応募数が増えても求める人材に出会える割合が低く、選考の手間が増えるだけになることがあります。また、採用担当者が一人で他の業務と兼務している企業では、応募の入口が増えたことで連絡が遅れ、せっかくの応募者を逃してしまうリスクが高くなります。求人検索エンジンを加える前に、増えた応募を処理できる体制があるかを確認しておきましょう。
応募が増えると、面接官の人数も増えがちです。面接官ごとに見る点が違うと、同じ候補者でも担当者によって合否が分かれてしまい、せっかく集めた応募を活かせません。応募の入口を増やす前に、面接前の見極めの物差しを用意しておくと、対応の質を落とさずに済みます。
ミキワメAI 適性検査
面接官ごとに合否の判断がばらつき、基準をそろえたいと感じていませんか?
こんな会社に向いています
採用人数が増え、面接官も増えている会社
社員の受検結果から自社の採用基準を作りたい会社
求人検索エンジンを採用に活かす手順
キャリアインデックスのような求人検索エンジンを採用活動に組み込む場合は、いきなり掲載を始めるのではなく、次の順序で準備すると失敗を減らせます。
- 採用したい職種・人数・時期を決め、求人検索エンジンに向いた職種かを判断する
- 現在使っている求人媒体が、提携先として求人検索エンジンに表示されているかを確認する
- 求人原稿の給与、勤務地、業務内容、募集期間などが最新かを見直す
- 応募が届く場所と担当者を決め、最初の連絡までの目標時間を社内で共有する
- 応募経路、面接実施、内定、入社の人数を記録できる様式を作ってから掲載を始める
- 面接前の見極めの基準(確認したい点・評価の物差し)を面接官で共有する
- 1か月から3か月ごとに経路別の数字を確認し、継続・見直しを判断する
特に3番目の求人原稿の見直しは重要です。求人検索エンジンには転載元の情報が表示されるため、元の原稿が古いままだと、すでに募集を終えた求人や変更前の条件が表示され続けることがあります。改正職業安定法で求められる求人情報の的確な表示の観点からも、募集を終えた求人は速やかに掲載を止め、条件を変えた場合は原稿を更新する運用を決めておきましょう。
また、応募者との面接では、厚生労働省の「公正な採用選考をめざして」で示されているとおり、公正な採用選考に必要なのは応募者の適性と能力です。本籍や家族の職業、思想や信条など、本人の適性・能力に関係のない事項を尋ねたり、判断に使ったりしないよう注意が必要です。応募の入口が増えて面接担当者も増える場合は、質問してはいけない事項を事前に共有しておくと安心です。
6番目の「見極めの基準の共有」は、手順の中でも手作業だと抜けやすい部分です。この作業を毎回担当者の経験と記憶に頼っているなら、適性検査のような判断材料を加えて、面接前に候補者の特性をそろえて見られる状態にする方法もあります。今の自社の状況を、次のセルフチェックで確認してみてください。
応募が増えたあとの選考、今のやり方で大丈夫?セルフチェック
当てはまるものを選んでください(登録不要)
導入・活用でよくある失敗パターン
求人検索エンジンを使い始めた企業でよく見られる失敗と、その改善策をまとめました。いずれも、サービスそのものの問題ではなく、受け入れ側の準備や運用で防げるものです。
| 失敗パターン | Before(よくある状態) | After(改善後) |
|---|---|---|
| 連絡の遅れ | 媒体ごとの管理画面を担当者が空き時間に確認し、返信が数日後になる | 応募の届き先を決め、当日か翌営業日までに最初の連絡を送るルールにする |
| 古い求人の表示 | 募集を終えた求人や変更前の給与が転載先に残り、問い合わせや辞退が起きる | 募集終了・条件変更時に元の原稿を必ず更新する手順を決める |
| 応募数だけで判断 | 応募が多いので効果があると考え、面接に来ない応募者の多さに気づかない | 面接実施率と1採用あたりの費用まで経路別に集計する |
| 二重対応・連絡漏れ | 同じ人が複数の媒体から応募し、別々の担当者が連絡してしまう | 応募者の一覧表を一つにまとめ、重複応募を確認してから対応する |
| 課金条件の誤解 | どの応募が課金対象になるかを確認せず、想定以上の請求が来る | 課金対象の範囲や予算上限を契約前に確認し、月ごとに実績と照合する |
| 評価基準のばらつき | 応募が増えて面接官も増え、同じ候補者でも担当者によって合否が分かれる | 確認したい点と評価の物差しを面接前にそろえ、結果は面接で確かめる仮説として使う |
表の失敗の多くは、応募が複数の場所に散らばり、担当者の経験や手作業に頼って管理していることが原因です。なかでも最後の評価基準のばらつきは、応募が増えて初めて表に出る課題です。面接官ごとに見る点が違うままでは、せっかく集めた応募者との面接が、担当者の印象で決まってしまいます。候補者の価値観や性格特性を面接の前に把握できれば、面接で深掘りしたい点を事前に整理でき、面接官どうしで共通の材料をもとに話せます。
なお、転職フェアなど対面での母集団形成を検討している場合は、転職フェアの出展費用と選び方もあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. キャリアインデックスとはどのようなサービスで、仕組みはどうなっていますか?
A1. 株式会社キャリアインデックスが運営する、複数の転職サイトの求人情報をまとめて検索・応募できる求人検索エンジン型の転職サイトです。掲載される求人はパートナーサイトから提供されて毎日更新され、求職者は一度の会員登録でパートナーサイトにもまとめて登録できます。運営会社の親会社は株式会社ディスラプターズです(2026年10月19日に公式サイトで確認)。
Q2. キャリアインデックスを利用するにはいくらかかりますか?
A2. 求職者は無料で利用できます。企業側の費用は掲載の経路によって異なり、提携する求人サイト経由で表示される場合は、その求人サイトの料金体系に従います。運営会社の企業向けサービス「Adopt Admin」は、公式サイトで初期費用無料の完全応募課金型と案内されており、費用は申込単価と応募数で決まります。具体的な単価は運営会社に確認してください。
Q3. キャリアインデックスにログインできないときはどうすればよいですか?
A3. 公式ヘルプでは、登録したメールアドレスであるか、半角英数字で入力しているか、前後にスペースが入っていないかを確認するよう案内されています。パスワードを忘れた場合は再設定ができ、誤った入力が続くとアカウントがロックされることもあります。これは求職者向けサイトの案内で、企業が応募を受け取る管理画面は、掲載元のサービスごとに異なります。
Q4. 求人検索エンジンと求人広告サイトの違いは何ですか?
A4. 求人広告サイトは自社のサイト内に求人原稿を掲載するサービスで、掲載課金が中心です。求人検索エンジンは複数のサイトの求人を集約して横断検索できるようにするサービスで、クリック課金や応募課金など成果に応じた料金体系が多いのが特徴です。料金体系はサービスごとに異なるため、申込前に課金の条件を確認してください。
Q5. 求人検索エンジンに求人を出すときの法律上の注意点はありますか?
A5. 2022年10月施行の改正職業安定法では、求人等に関する情報の的確な表示が義務化されており、求人を出す企業も対象とされています。転載される元の原稿を最新に保ち、募集を終えた求人は速やかに掲載を止めましょう。詳しくは厚生労働省の資料を確認し、個別の判断は労働局や専門家に相談してください。
Q6. 応募が増えたあと、面接に進める人はどう見極めればよいですか?
A6. 評価の基準を面接の前に決め、面接官ごとの判断のばらつきを抑えることが基本です。補助として、適性検査を判断材料に加える方法があります。ミキワメAI 適性検査は社員の受検結果から自社独自の基準を作って候補者を14段階で表示し、テキカクは候補者と組織とのマッチ度を確認できます。どちらも結果だけで合否を決めず、面接や書類とあわせて使い、本人の適性と能力に関係のない事項を判断に使わないよう注意してください。
まとめ|キャリアインデックスを活用する前に確認したい4つのこと
キャリアインデックスは、複数の転職サイトの求人をまとめて検索できる求人検索エンジンで、採用担当者にとっては応募の入口を広げる手段の一つです。活用する前に、次の4つを確認しておきましょう。
- 自社の求人がどの経路で表示され、応募がどこに届くのかを把握する
- 課金の条件(重複応募の扱いなど)を確認し、1採用あたりの費用で比べる
- 転載される求人原稿を常に最新に保ち、的確な表示の観点から見直す
- 増えた応募を見極める基準を、応募が増える前に用意する。適性検査のような判断材料を検討する場合は、比較表で2つのサービスの違いを確認する
求人検索エンジンは、使い方次第で母集団を大きく広げられる一方、受け入れ体制が整っていないと応募を逃す原因にもなります。媒体を選ぶことと同じくらい、集まった応募をどう見極めて対応するかを意識して、採用活動全体を設計していきましょう。
参考文献
- 厚生労働省「令和4年職業安定法の改正について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000172497_00003.html
- 厚生労働省「募集情報等提供事業について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/boshuujouhouteikyou.html
- 厚生労働省「公正な採用選考をめざして」https://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/
- 株式会社キャリアインデックス「CAREER INDEX 当サイトについて」https://careerindex.jp/help/site
- 株式会社キャリアインデックス「会員登録・ログインについて」https://careerindex.jp/help/regist
- 株式会社キャリアインデックス「SERVICE」https://careerindex.co.jp/service/
- 株式会社キャリアインデックス「会社概要」https://careerindex.co.jp/company/
- Adopt Admin(株式会社キャリアインデックス)https://adopt.jp/
- ミキワメAI「株式会社フレッシュハウス 導入事例」https://mikiwame.com/casestudy/fresh-house.html
- テキカク「株式会社五味八珍 導入事例」https://tekikaku.lafool.jp/case-study/gomihattin/