QRコードの読み取り方|iPhone・Android・パソコンの手順と業務での使い方
Check!
- iPhone・Androidなど端末別の読み取り手順がわかる
- 読み取れない原因と不正QRコードへの対処を押さえる
- 仕事で読み取るときの案内と決済の整え方を確認できる
QRコードの読み取りは、スマートフォンのカメラをコードに向けて、画面に出たリンクをタップするだけでできます。iPhoneはカメラアプリかコントロールセンターの「コードをスキャン」、Androidは標準のカメラやGoogleレンズ、パソコンはWindows 11のカメラアプリで読み取れます。「きゅうあーるコード読み取り」のように読み方で調べる方も多いこのテーマを、この記事では端末ごとの手順、読み取れないときの原因と対処、不正なQRコードへの注意点の順に整理します。あわせて、来客受付や店頭・ネットでの決済など、仕事で読み取る場面で手間が増えるところと、その整え方も取り上げます。
あなたの仕事に近い場面を診断(2問)
Q1. QRコードの読み取りが関わる場面は?
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目次
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QRコードの読み取り方|iPhone・Android・パソコンの基本手順
QRコードは、iPhoneはカメラアプリ、Androidは標準のカメラかGoogleレンズ、Windows 11のパソコンはカメラアプリの「バーコード」で読み取れます。基本はどの端末も、カメラをコードに向けて、表示されたリンクをタップまたはクリックする流れです。端末ごとの違いを、先に表で確認してください。
| 端末 | 読み取り方 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| iPhone・iPad | カメラアプリを写真モードにして向け、画面下のリンクをタップする。コントロールセンターの「コードをスキャン」でも読める | 「コードをスキャン」が出ていなければ、コントロールセンターに追加する |
| Android | 標準のカメラを向ける。Googleレンズや、Android 13以降のクイック設定からも読める | 機種によっては、カメラの設定で「QRコード読み取り」をオンにする |
| Windows 11のパソコン | カメラアプリを開き、右側のメニューから「バーコード」を表示して、コードをかざす | 内蔵カメラかWebカメラが必要。無いときは手元のスマホで読む |
| スマホの画面に出たQRコード | 別の端末のカメラで読むか、スクリーンショットを撮って写真アプリやGoogleレンズで読み取る | 同じスマホのカメラでは、自分の画面のコードは読めない |
操作はOSのバージョンや機種で表示が変わることがあります。端末ごとの詳しい手順は、後の「端末別の詳しい手順」で説明します。個人のスマホで読むだけなら、ここまでで十分です。仕事で読み取る場合は、読み取りの前後で別の手間が増えます。
仕事でQRコードを読み取るときに増える手間|来客受付と決済の例
仕事でQRコードを使うと、手間が増えるのは読み取りそのものより、読み取る前の案内と、読み取った後の決済や記録です。来客受付では、来訪者に受付用のQRコードやURLを事前に届け、当日に読み取ってもらう流れが一般的です。読み取りの手順が整っていても、その案内が相手に届かなければ、当日の受付は止まります。電話で1件ずつ連絡するのは手間がかかり、メールだけに頼ると見落としも起こりえます。携帯電話番号宛てに短い文面で届くSMSは、この「届ける」部分を補う手段のひとつです。
決済は、場面によって読み取りの形が変わります。店頭のQRコード決済は対面の会計で読み取る場面ですが、ネットショップでは別の決済手段から選ぶことになります。次の表は、この2つの場面で使えるサービスを、役割の違いで並べたものです。順位や優劣ではなく、どの場面に向くかで見てください。
QRコードの読み取りの前後で手間が増える場面別に見る
自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています
この状況に合う一例:SMSLINKは、予約リマインドや来店の案内を、一斉送信や予約配信で届けられます
資料を無料ダウンロードこの状況に合う一例:GMO後払いは、後払いの与信と、請求書の発行・督促・入金管理の代行をネットショップで使えます
資料を無料ダウンロード| サービス | SMSLINK |
GMO後払い |
|---|---|---|
| 向いている会社 | 来客や予約の案内・リマインドを、電話やメールの代わりにまとめて送りたい会社 | ネットショップで後払いを用意し、請求・督促・入金管理を任せたい会社 |
| 特徴 | 国内4キャリアと直接接続。個別・一斉送信、予約配信、個別の情報差込、URLクリック数の確認に対応 | 決済時にその場で与信。与信を通過し正常に完了した取引の未回収リスクを同社が負担し、請求書発行・督促も代行 |
| 注意したい点 | 海外の携帯電話番号には送れない。SMSは文字数に応じて通数が増える | 対面販売・電話受注では使えない。Webサイトの審査があり、未完成のサイトでは申し込めない |
| 資料・詳細 |
2サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)
まとめて資料をダウンロード表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
来客や予約の案内をQRコードで進める場合の一例が、SMS送信サービスのSMSLINK(株式会社ネクスウェイ)です。国内の4大携帯キャリアと直接接続してSMSを送信し、宛先リストをアップロードして最大5万件まで一斉に送れるほか、送信日時を決める予約配信、宛先ごとに名前や日付を差し込む機能、本文のURLの自動短縮とクリック数の確認ができます。注意したい点は、海外の携帯電話番号には送れないことと、SMSは文字数に応じて通数が増えることです。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
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ネクスウェイが公開しているトヨタ自動車株式会社の事例は、カーシェアリングサービスの登録時のSMS認証にSMSLINKを導入したものです。届き方については、次のように紹介されています。
「SMSLINK」は国内携帯キャリアとの直接接続のため、海外サービス利用時と比べて『SMSが届かない』という連絡が減少。
出典:SMSLINK導入事例 トヨタ自動車株式会社(2024年9月時点の内容)
この事例は認証コードの送信で、来客受付の案内とは用途が異なります。それでも、相手に確実に届けたい連絡をSMSで補うという考え方は共通です。もうひとつの場面である決済については、後の「業務でのQRコード活用法」で触れます。
端末別の詳しい手順|iPhone・Android・パソコン・画面上のQRコード
読み取りの手順は、カメラを向けてリンクをタップするという流れが共通で、違うのは読み取りを起動する場所です。iPhoneはカメラかコントロールセンター、Androidはカメラ、Googleレンズ、クイック設定、パソコンはカメラアプリから起動します。
iPhone・iPadで読み取る方法
- カメラアプリを開き、写真モードにする。
- QRコードがカメラの枠に収まるように、iPhoneを向ける。
- 画面の下に表示されるリンクをタップする。
カメラアプリを開く手間を省きたい場合は、コントロールセンターに「コードをスキャン」を追加します。コントロールセンターを開いてスキャンのボタンをタップし、画面にコードが収まるようにiPhoneを向けます。暗い場所では、フラッシュライトのボタンで照明を明るくできます。対応しているモデルでは、カメラコントロールからも読み取れます(Appleサポートの案内による)。
Androidで読み取る方法
AndroidのQRコード読み取りは、標準のカメラ、Googleレンズ、クイック設定の3か所から使えます。Android 9以降の機種を中心に、標準のカメラを向けるだけで自動的に読み取りが始まるものが増えています。反応しないときは、カメラアプリの設定ボタンから「QRコード読み取り」がオンになっているかを確認します(auの案内による)。Googleレンズで読み取る手順は次のとおりです。
- ホーム画面の検索バー右端のカメラアイコンをタップするか、Googleレンズのアプリを開く。
- QRコードを画面に収め、シャッターボタンをタップして検索する。
- 表示された結果をタップすると、該当のサイトが開く。
Android 13以降では、画面を上から下にスワイプして開くクイック設定のパネルに「QRコードのスキャン」のタイルを追加でき、どの画面からでもすばやく読み取れます。標準のカメラで読み取れない機種は、OSを新しいバージョンに更新するか、別のバーコードスキャンアプリを試します(Android公式の案内による)。
スマホの画面に表示されたQRコードを読み取る方法
メールやチャットで届いたQRコードのように、自分のスマホの画面に表示されているものは、そのスマホのカメラをかざしても読めません。次のいずれかで読み取ります。
- 手元のもう1台の端末(別のスマホなど)のカメラで読み取る。
- 画面のスクリーンショットを撮り、写真アプリで開いてコード部分を長押しするか、Googleレンズなどの画像検索機能で読み取る。操作は機種やOSのバージョンによって異なる。
- パソコンの画面に表示されたコードなら、スマホのカメラでそのまま読み取る。
業務では、Web会議の画面共有で表示したQRコードを参加者に読んでもらう場面もあります。その際は画面を大きく表示し、読み取る時間を数秒確保すると、読み取りに失敗する人が減ります。
パソコンで読み取る方法
Windows 11のパソコンでは、内蔵カメラかWebカメラがあれば、標準のカメラアプリで読み取れます。スタートボタンの「すべてのアプリ」から「カメラ」を開き、右側のメニューから「バーコード」を表示して、コードをカメラにかざします。読み取りに成功すると画面の下にURLが表示されるので、クリックするとブラウザで開きます(FMVサポートの案内による)。うまく読めないときは、コードをゆっくり近づけたり遠ざけたりして、ピントを合わせます。
カメラがないパソコンでは、スクリーンショットや画像を読み込ませるWeb上の読み取りツールを使う方法もあります。ただし、ツールによっては画像が外部のサーバーに送られることがあります。社内情報や個人情報を含むコードには使わず、手元のスマホで読み取るほうが安全です。
Wi-Fi接続用のQRコードと、読み取りアプリの使いどころ
URLを開く以外に、職場でよく使われるのがWi-Fi接続用のQRコードです。ネットワーク名とパスワードを記録したコードをスマホのカメラやWi-Fi設定画面から読み取ると、パスワードを手入力せずに接続できます。来客用Wi-Fiの案内を会議室に掲示しておけば、口頭でパスワードを伝える手間や入力ミスを減らせます。ただし、コードを読めば誰でも接続できるため、掲示するのは来客用のネットワークに限り、社内用のネットワークとは分けておくのが基本です。
スマホ向けには、標準カメラとは別に読み取り専用のアプリもあります。読み取った履歴を残せる、QRコードを作成できるといった機能があり、同じコードを繰り返し確認する人には便利です。一方で、標準カメラで足りる場面も多く、提供元がはっきりしないアプリを業務用の端末に入れるのは避けたいところです。業務で使う場合は、会社として利用を認めるアプリをあらかじめ決めておくと、端末ごとに読み取り方がばらつくのを防げます。
業務での読み取り方法の選び方|スマホ・専用リーダー・業務システム連携と費用
業務での読み取り方法は、スマホ、専用リーダー、業務システム連携の3つに分かれ、読み取る人と1日の読み取り回数から選びます。読み取った結果をデータとして残す必要があるか、読み取る人が従業員か来訪者か顧客かによっても、向く方法が変わります。
専用リーダー・ハンディターミナルで読み取る方法
倉庫の棚卸しや工場での部品管理のように、同じ人が1日に何百回も読み取る作業では、スマホよりも専用のリーダーが向いています。2次元コードに対応したイメージャー方式のリーダーは、読み取りの速さと安定性に優れ、手袋をしたままでもボタンひとつで読めます。据え置き型、手持ち型、読み取ったデータを本体に記録できるハンディターミナル型などがあり、パソコンやタブレットとはUSBやBluetoothでつなぎます。読み取った文字列をキーボード入力と同じように送る機種であれば、表計算ソフトや既存のシステムの入力欄にそのまま流し込めるため、小さく始めたい場合にも使いやすい方法です。
業務システムと連携して読み取る方法
受付システム、勤怠管理システム、POSレジ、在庫管理システムなどの多くは、アプリやタブレットのカメラ、接続したリーダーでQRコードを読み取る機能を備えています。この方法の強みは、読み取った瞬間に「誰が」「いつ」「何を」がデータとして記録され、照合や集計まで自動で進むことです。読み取りそのものより、その後の転記や確認の手間を減らしたい場合に選ばれます。3つの方法を、業務での使い分けの観点で比べると次のとおりです。
| 読み取り方法 | 向いている場面 | 強み | 弱み・注意点 |
|---|---|---|---|
| スマホの標準カメラ | 資料やチラシのURLを開く、単発の確認 | 追加の費用や準備がいらない | 読み取り結果が記録として残らない。私物端末だと組織の管理が及ばない |
| 専用リーダー・ハンディターミナル | 棚卸し、入出庫、部品や資産の管理など、連続して読む作業 | 読み取りが速く安定し、現場の環境に強い | 機器の購入や保守が必要。読み取った後の処理は別の仕組みが必要 |
| 業務システム連携 | 受付、勤怠の打刻、決済、在庫の記録など、結果を残す必要がある作業 | 照合・記録・通知まで自動化でき、転記の手間とミスが減る | システムの利用料がかかる。運用ルールの整備と社内への周知が必要 |
選び方の目安として、「誰が読み取るのか」を最初に決めると迷いにくくなります。従業員が現場で大量に読むなら専用リーダー、来訪者や顧客に読んでもらう(またはかざしてもらう)なら、相手のスマホと受付用タブレットや業務システムの組み合わせ、というように、読み取る人と読み取る回数から逆算するのがおすすめです。
導入費用の目安
QRコード読み取りの費用は、「読み取るだけ」なら無料で始められる一方、業務として仕組み化する場合は機器代とシステム利用料がかかります。具体的な金額は機種やサービス、利用人数によって大きく変わるため、ここでは費用の内訳と考え方を整理します。
| 読み取り方法 | 主な費用の内訳 | 費用を比べるときのポイント |
|---|---|---|
| スマホの標準カメラ | 基本的に追加費用なし(業務用端末を配る場合は端末代と通信費) | 私物端末を使わせる場合のセキュリティ対策と、ルール作りの手間も含めて考える |
| 専用リーダー・ハンディターミナル | 機器の購入費(またはレンタル・リース料)、保守費、バッテリーなどの消耗品 | 必要な台数、読み取り距離、耐久性(落下・防塵防水)の要件で価格帯が変わる |
| 業務システム連携 | 初期費用、月額の利用料(利用人数や拠点数に応じる形が多い)、タブレットなどの機器代 | 料金に含まれる機能の範囲、外部サービス連携の有無、無料トライアルの有無を確認する |
費用を判断するときは、機器やシステムの料金だけでなく、いま人手でかかっている時間と比べるのが現実的です。たとえば来客の受付であれば、「1件あたりの取り次ぎにかかる時間 × 月の来客数」、棚卸しであれば「手書きの記録と転記にかかる時間 × 年間の回数」を出してみると、仕組み化によって減らせる手間の大きさが見えてきます。料金は各社の最新の資料や見積もりで確認し、この記事の内容はあくまで考え方の目安として参考にしてください。
2サービスの役割を比較表で見る業務でのQRコード活用法|受付・勤怠・決済・在庫管理など
業務でのQRコード活用は、「誰がQRコードを持ち、誰が読み取るか」の組み合わせで整理すると、自社に当てはめやすくなります。代表的な活用シーンを次の表にまとめました。
| 活用シーン | QRコードを持つ人 | 読み取る側 | 期待できる効果 |
|---|---|---|---|
| 来客受付・入館管理 | 来訪者(事前に送られた受付用コード) | 受付のタブレット・受付システム | 受付票の記入と取り次ぎの削減、入退館記録の自動化 |
| 勤怠の打刻 | 従業員(社員証やスマホのコード)、または拠点に掲示したコード | 打刻用タブレット、または従業員のスマホ | タイムカードの集計作業の削減、拠点ごとの出退勤の把握 |
| 店頭での決済 | 顧客(スマホのコード決済画面)、または店舗が掲示したコード | POSレジ・決済端末、または顧客のスマホ | 現金の受け渡しの削減、会計の時間短縮 |
| 在庫・備品・資産の管理 | 商品・棚・備品(貼り付けたラベル) | ハンディターミナル・スマホアプリ | 入出庫や棚卸しの記録の正確さの向上、所在の把握 |
| イベント・セミナーの入場 | 参加者(電子チケット) | 受付スタッフのスマホ・タブレット | 名簿との照合時間の短縮、当日の出席データの集計 |
| マニュアル・資料の案内 | 設備・機器・紙の資料(掲示したコード) | 従業員や顧客のスマホ | 最新の手順書や動画への誘導、紙の資料の更新作業の削減 |
表を見るとわかるとおり、QRコードを「読む側が自社」の場面(受付、入場、在庫)では読み取り機器やシステムを自社で用意する必要があり、「読む側が相手」の場面(資料の案内、店頭に掲示するコード)では、相手のスマホで確実に読めるコードを作って掲示することが大切になります。どちらの立場で使うのかを分けて考えると、準備するものが明確になります。なお、QRコードは誰でも複製できるため、電子チケットのような入場管理に使う場合は、コードの複製への対策も合わせて確認しておく必要があります(ソフトバンクニュースの解説による)。
来客受付・イベントの入場|読み取りの前の案内まで決める
来客受付は、読み取った後の処理(来訪予定との照合、担当者への通知、記録)が決まっているため、システム化の効果が出やすい分野です。受付担当者が不在になりがちな中小規模のオフィスや、1日の来客が多い拠点では、とくに検討する価値があります。ただし、受付の流れは「受付用のコードを事前に届ける、当日に読み取る、照合して担当者に知らせる、記録を残す」の順に進み、最初の「届ける」が滞ると全体が止まります。読み取り機器やシステムを整える前に、この前段の連絡を今どう行っているかを点検しておきましょう。
来訪・予約の案内、今のやり方で大丈夫?セルフチェック
当てはまるものを選んでください(登録不要)
店頭とネットの決済|対面はQRコード決済、ネットショップは後払いも選択肢
決済でのQRコードは、店頭で顧客のスマホのコードをレジで読み取る、または店舗が掲示したコードを顧客が読み取る、という対面の会計が中心です。レジや決済端末の導入は、決済事業者への相談から始めます。キャッシュレスの種類や店舗への導入方法は、キャッシュレスとは?決済の種類・仕組みと店舗への導入方法を解説【2026年版】で整理しています。
一方、ネットショップでは、QRコード決済のように顧客のスマホで読み取る場面は多くありません。カード、コンビニ払い、後払いなどから、顧客に選んでもらう形が中心です。決済手段が少ないと、購入の途中で離れる顧客が出やすくなります。自社で請求書の発行や督促を行っている場合、その手間と未回収のリスクも自社で抱えます。この2つを外に出す手段として、後払いを選択肢に加える会社があります。
ネットショップで後払いを用意する場合の一例が、決済代行サービスのGMO後払い(GMOペイメントサービス株式会社)です。決済時にその場で与信が行われ、与信を通過して正常に完了した取引の未回収リスクは同社が負担します。請求書の発行、督促、入金管理も代行されるため、自社での債権管理の負担を減らせます。注意したい点は、対面販売や電話での受注には使えないことと、Webサイトの審査があり、サイトが未完成の段階では申し込めないことです。店頭の会計には向かないので、対面はQRコード決済などで整え、ネットショップでの決済手段を増やしたいときに検討する、という使い分けになります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
GMOペイメントサービス株式会社
GMO後払い
GMOペイメントサービス株式会社
GMO後払い
カードより現金で払いたい顧客を抱えるEC事業におすすめ
おすすめ!
- 決済時に与信審査が行える「アルタイム与信」は業界最長の事績を持ち、安心かつスムーズな取引が可能
- 与信審査通過かつ正常に完了した取引に限り、業界最低水準の料金設定で「未回収リスク100%保証」
気になる…
- サイトが未完成の場合や、対面販売・電話受注販売には対応していない
-
GMO後払いを利用することで、代金未回収のリスクを大幅に軽減できたのが大きなメリットです。特に医療や通販など、商品やサービスを先に提供する業態では、支払い遅延や未払いが課題でしたが、このサービスにより与信審査や回収業務を任せられるようになり、スタッフの負担も軽減されました。顧客側も手元に商品が届いてから支払える安心感があるため、購買率アップにもつながっていると思います。
-
昨今、クレジットカード決済でのオンライン注文が当たり前だが、個人情報やクレジットカード決済をしたくない方、そのやり方がわからないシニア層にとってはオンライン注文のハードルが後払いの支払い方法がある事により下がったと思う。特に、現金で支払いたいが、代引きはNGという方にとってもむいていると思う。
GMOペイメントサービスの公式サイトには、導入企業の事例が掲載されています。妊活から子育て期の女性向けECサイトを運営する株式会社はぐくみプラスは、それまで自社で行っていた請求書の発行と督促の業務について、導入後の変化を次のように話しています(取材時期は2022年3月)。
2サービスの役割を比較表で見るやはり、社内から請求書発行・回収業務がなくなったというのが一番のメリットですね。
出典:GMO後払い 導入事例 株式会社はぐくみプラス 様(取締役の発言)
QRコードが読み取れないときの原因と対処法|不正なQRコードへの注意
QRコードが読み取れない原因は、「読み取る側(端末・環境)」と「コードの側(作り方・印刷・掲示)」のどちらかにあります。現場で慌てないよう、原因を2つに分けて確認するのが近道です。
| 原因の側 | よくある原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 読み取る側 | カメラの読み取り機能がオフになっている、レンズが汚れている | カメラの設定で「QRコード読み取り」がオンか確認し、レンズを拭く |
| 読み取る側 | 近すぎる・遠すぎる、ピントが合っていない、手ぶれ、カメラが斜めになっている | コード全体が画面に収まる距離で、できるだけ正面から構え、少し待ってピントを合わせる |
| 読み取る側 | 照明の反射、逆光、暗すぎる場所。コードを表示した画面が暗いこともある | 角度を変える、照明を明るくする、コードを表示した画面のコントラストを強くする。受付のタブレットは設置場所を見直す |
| 読み取る側 | カメラアプリや端末の一時的な不具合、OSやアプリのバージョンが古い | カメラアプリを終了して開き直す、端末を再起動する。OSとアプリを最新の状態に更新する |
| 読み取る側 | 1次元専用のバーコードリーダーを使っている | 2次元コードに対応したイメージャー方式の機器を使う |
| コードの側 | 画像を拡大・縮小してセルがゆがんだ、印刷が小さすぎる・かすれている | 画像を加工せず必要なサイズで作り直し、鮮明に印刷する |
| コードの側 | 周囲の余白(クワイエットゾーン)が足りない、文字や画像が重なっている | 周囲に十分な余白をとり、コードの上に装飾を重ねない |
| コードの側 | 色の組み合わせでコントラストが弱い、光沢のある素材に印刷している | 濃い色のコードを明るい背景に配置し、反射しにくい素材を選ぶ |
QRコードには、汚れや欠けがあっても一定の範囲ならデータを復元できる誤り訂正の仕組みがあります。ただし、汚れの範囲が大きい場合や、位置を判別する四角い切り出しシンボルが読めない場合は、読み取れません。仕組みやコードの種類は、QRコード(キューアールコード)とは?仕組み・種類・業務での活用と費用の考え方で詳しく解説しています。
不正なQRコード(クイッシング)への注意
読み取りの「トラブル」として、近年とくに注意したいのが不正なQRコードです。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、QRコードを悪用したフィッシング詐欺を、「QR」と「フィッシング」を合わせて「クイッシング」とも呼ばれる手口として紹介し、注意を呼びかけています。実在する事業者を装ったメールのQRコードを読み取らせ、偽のサイトでIDやパスワード、クレジットカード情報を入力させるものです。QRコードは画像のため、メールのURLを検査するフィルタリングをすり抜けやすく、従業員が私物のスマホで読み取ると組織のセキュリティ対策を通らない点も指摘されています。
- 読み取った後に表示されるURLのドメインを確認し、心当たりのないサイトでは情報を入力しない。
- メールで届いたQRコードからのログインは避け、公式サイトやブックマークからアクセスする。
- 店頭や受付に掲示したQRコードの上に、別のシールが貼られていないか定期的に点検する。
- 業務で読み取る端末とアプリを決め、私物端末で業務用のQRコードを読む場合のルールを社内で共有する。
来訪者が読み取れなかったときの連絡手段を決めておく
来客受付で読み取りがうまくいかないと、来訪者を待たせることになり、第一印象にも関わります。受付のタブレットは、窓からの光が画面やカメラに当たらない位置に置き、来訪者がかざしやすい高さにそろえておくと、トラブルが大きく減ります。それでも読み取れない来訪者のために、担当者の呼び出し方法を画面や掲示で案内しておくこと、事前に連絡手段を決めておくことが大切です。
電話がつながらないときは、短い文面のSMSで要件を伝える方法もあります。SMSLINKのような国内キャリアと直接接続したSMS送信サービスなら、宛先リストへの一斉送信や、受付用の案内を決まった文面で送る運用ができます。一方、IPAは不審なメールやSMSを開封しないよう呼びかけているため、SMSで案内を送る側は、冒頭に会社名と用件を明記し、案内するURLを受付用の正規のものに限る工夫が欠かせません。来訪者への案内を整えたい場合は、資料で機能と運用の範囲を確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. QRコードをスマホで読み取るにはどうすればよいですか?
A. iPhoneはカメラアプリを写真モードにしてコードに向け、画面の下に出るリンクをタップします。Androidは標準のカメラを向けるか、Googleレンズから読み取ります。専用アプリは必須ではありませんが、読み取った結果を記録したり、勤怠や在庫のデータと連携したりする業務では、専用アプリや業務システムを使うのが一般的です。
Q2. AndroidのQRコード読み取り機能はどこにありますか?
A. 標準のカメラアプリのほか、ホーム画面の検索バー右端のカメラアイコンから使えるGoogleレンズ、Android 13以降のクイック設定パネルの「QRコードのスキャン」から読み取れます。カメラで反応しないときは、カメラの設定で「QRコード読み取り」がオンになっているかを確認します。
Q3. スマホの画面に表示されたQRコードはどう読み取りますか?
A. 画面のスクリーンショットを撮り、写真アプリでQRコード部分を長押しするか、Googleレンズなどの画像検索機能で読み取ります。別の端末のカメラで読む方法もあります。パソコンの画面に表示されたQRコードであれば、スマホのカメラでそのまま読み取れます。
Q4. QRコードが読み取れないときは、まず何を確認すればよいですか?
A. 原因は読み取る側とコードの側に分けて確認します。読み取る側はカメラの設定、レンズの汚れ、距離や光の反射を、コードの側は印刷のかすれ、サイズ、周囲の余白、コントラストを見直すと、多くのケースは解決します。
Q5. QRコードを読み取るだけで危険なことはありますか?
A. 不正なQRコードから偽のサイトに誘導され、IDやパスワード、カード情報を入力させられる手口(クイッシング)が確認されています。読み取った後に表示されるURLを確認し、心当たりのないサイトでは情報を入力しないことが大切です。
Q6. 今使っているバーコードリーダーでQRコードは読めますか?
A. 2次元コードに対応したイメージャー方式の機器であれば読み取れますが、レーザー式などの1次元専用機では読み取れません。機器の仕様書で、QRコード(2次元コード)への対応を確認してください。
まとめ
QRコードの読み取りは、スマホの標準カメラで手軽に始められる一方、業務で使うなら「読み取る前の案内」と「読み取った後の記録や決済」まで考えることで効果が大きく変わります。最後に、この記事のポイントを整理します。
- 端末ごとの読み取り方を確認する。iPhoneはカメラかコントロールセンター、Androidはカメラ・Googleレンズ・クイック設定、パソコンはWindows 11のカメラアプリ。
- 業務の読み取り方法は、スマホ、専用リーダー、業務システム連携から、読み取る人と回数で選び、費用は今の手作業の時間と比べて判断する。
- 読み取れないときは、読み取る側とコードの側に分けて原因を確認し、不正なQRコードにも注意する。
- 来客受付や予約では、読み取りの前の案内の連絡を点検する。電話やメールで手間がかかっているなら、SMSで案内を届けるSMSLINKの資料で、機能と運用の範囲を確認する。
- ネットショップの決済手段を増やしたいなら、対面は使えない点を踏まえたうえで、GMO後払いの資料で後払いの使い方を確認する。
参考文献
- Apple「iPhoneやiPadでQRコードをスキャンする」
- Apple「iPhoneのカメラでQRコードをスキャンする」(iPhoneユーザガイド)
- Android「Android スマホ標準搭載のバーコード(QR コード)読み取りで、より気軽なデジタル生活を」
- KDDI株式会社「QRコードの読み取り方法を教えてください(Android)」
- 富士通クライアントコンピューティング株式会社「パソコンの内蔵カメラでQRコードを読み取ろう!」(FMVサポート)
- ソフトバンク株式会社「【解説】いまさら聞けない、QRコードって何? 仕組み編」(ソフトバンクニュース)
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「IPA NEWS Vol.69(2024年11月号)」
- 株式会社デンソーウェーブ「QRコードドットコム」
- 株式会社デンソーウェーブ「読み取りトラブルの例|QRコードドットコム」