メールの「御中」の使い方|会社・部署・複数宛の書き方と間違い例

Check!

  • メールで御中を書く位置と、使う場面がわかる
  • 名前や部署が不明なときの宛名の書き方がわかる
  • 様・各位との違いと、御中が要らない場面がわかる

メールの「御中」は、会社や部署など組織宛てに送るときに、本文冒頭の宛名の最後の組織名の後ろに付ける敬称です。担当者の名前がわかるなら御中は使わず、個人名に「様」を付けます。「会社名と部署名の両方に付けるのか」「複数の会社にまとめて送るときはどう書くのか」と、送信ボタンの前に手が止まった経験はありませんか。基本のルールは封筒と同じですが、メールには件名・署名・CC・一斉送信・返信といったメールならではの場面があり、封筒の書き方をそのまま当てはめると迷うポイントがいくつもあります。この記事では、御中を書く位置、会社宛・部署宛・複数宛の書き方、名前や部署がわからないときの宛名、「様」「各位」「ご担当者様」との使い分け、御中が要らない場面、よくある間違いまでを、例文と表で整理して解説します。

あなたの宛名の悩みに合う読み方を診断

Q1. メールの宛名で、いま一番迷うのはどこですか?

目次

開く

閉じる

  1. メールの「御中」とは|組織宛てに送るときの敬称
  2. 宛名のミスは敬称より「相手の情報」から起きる|名刺情報の管理
  3. メールでの御中の正しい書き方(会社宛・部署宛・個人宛)
  4. 名前や部署がわからないときのメールの宛名の書き方
  5. 複数の会社・部署・人に送るときの御中の書き方
  6. 御中と「様」「各位」「ご担当者様」の違い・使い分け
  7. 御中が要らない場面と、社内・社外での使い分け
  8. メールの御中でよくある間違いと注意点
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ|メールの御中は「組織宛てかどうか」で判断する
  11. 参考文献

メールの「御中」とは|組織宛てに送るときの敬称

「御中」は、会社・部署・団体など、個人ではなく組織に宛てて送るときに組織名の後ろに付ける敬称で、読み方は「おんちゅう」です。「その組織の中の方へ」という意味合いを持ち、特定の人ではなく、組織の中の誰かに読んでもらいたいときに使います。もともとは郵便物の宛名で使われてきた敬称ですが、ビジネスメールでも同じ考え方で使えます。

問い合わせ窓口に送るときや、取引先の部署に案内を送るときなど、読み手の個人名がわからない、あるいは部署として対応してほしい場面が御中の出番です。担当者の名前がわかっているなら、個人名に「様」を付けるほうが丁寧です。言葉の意味や読み方を詳しく知りたい方は、御中とは?読み方と意味からビジネスマナーを解説もあわせてご覧ください。

宛名のミスは敬称より「相手の情報」から起きる|名刺情報の管理

メールの宛名を正しく書くには、御中や様の使い分けだけでなく、相手の会社名・部署名・氏名そのものが最新で正確であることが前提になります。実際に起きる宛名のミスは、敬称のルールを知らないことよりも、古い部署名のまま送ってしまう、「株式会社」の位置を間違える、担当者が異動したことに気づかないといった、元になる情報の誤りから生まれることが少なくありません。

取引先の情報が紙の名刺や個人のメモに散らばっていると、送信のたびに探す手間がかかり、確認漏れも起きやすくなります。名刺をデータ化して社内で共有できる名刺管理ソフトは、この宛名の元データを最新に保つ選択肢の一つで、サービスごとに役割が異なります。次の表で、3つのサービスの違いを確認できます。

宛名の元になる取引先情報を管理する、名刺管理サービスの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:Sansanは人事異動情報で最新情報を把握できます

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:ネクスタ・メイシは部署単位で名刺を共有できます

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:名刺管理SKYPCEは組織図ツリーを自動作成できます

資料を無料ダウンロード
サービス Sansan ネクスタ・メイシ 名刺管理SKYPCE
向いている会社 取引先との接点や異動情報まで営業に活かしたい会社 名刺を部署単位でシンプルに共有したい会社 名刺情報から取引先の組織や配信まで管理したい会社
特徴 電話・メール・面会などの接触履歴を残せ、人事異動情報やニュース配信で相手企業の最新情報を把握できる シンプルな画面設計で、組織全体や部署単位で名刺情報を共有できる 名刺情報をもとにした組織図ツリーの自動作成や、メール配信機能を備える
注意したい点 顧客フォロー機能は多くなく、名刺管理が一段落すると利用頻度が減る場合もある 原則5ユーザーからの利用で、一部オプション対応の機能がある 利用料金が公開されておらず、問い合わせが必要
資料・詳細

3サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)

まとめて資料をダウンロード

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。商品ページで確認した内容(2026年10月19日確認)です。

宛名の元になる取引先情報を最新に保ちたい場合の一例がSansanです。商品ページによると、Sansan株式会社が提供するこのサービスは、電話・メール・面会などの接触履歴を残せ、人事異動情報やニュース配信で相手企業の最新の情報を把握できます。メールの署名から取得した顧客情報も、名刺データと同様に管理できるとされています。一方で、顧客フォロー機能は多くなく、名刺管理がある程度完了すると利用頻度が減る場合もあります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

Sansan株式会社

Sansan

Sansan

Sansan株式会社

Sansan

接点管理機能搭載で全社でのつながりを重視したい方におすすめ

全体評価
4.2 (28件)
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら

GOOD

おすすめ!

  • 電話・メール・面会などの接触履歴を残せ、名刺データを活かして有益な営業活動が行える
  • 人事異動情報・ニュース配信といった機能を搭載し、常に相手企業の最新の情報を把握できる
MORE

気になる…

  • 顧客フォロー機能が少なく、名刺管理がある程度完了すると利用頻度が減る場合も
評価・口コミ(一部抜粋)
4.2
  • 仕事柄大量の名刺を交換するが、挨拶程度で終わってしまうことも多く、後から連絡をいただいた時に思い出すのが大変だった。このサービスの導入後、オフィスにデータ取り込み用のスキャナーが設置されたたため、まずデータ化が非常に簡単にできるようになったのが良かった。また、データ化すると交換した時期も記録することができたので、お相手と連絡を取る際にとても助かった。

  • 企業全体での名刺管理の統一と共有化、そしてSalesforceなどのSFAと連携するとこで営業データまで一元化。属人的な情報管理から全社で顧客データを活用できるようになった。顧客先の人事異動なども把握しやすくなったので営業成果にも直結した。

  • 導入により、以下の課題が解決し、多くのメリットを実感しております。 * 顧客情報の一元化: 全社員が最新の顧客情報を共有できるようになり、重複した営業活動や情報伝達の遅れを防止。 * 営業効率の向上: 名刺情報が自動でデータ化されるため、入力作業の負担が軽減され、顧客検索やコンタクト履歴の確認が容易になりました。

他システムとの比較記事はこちら

機能の詳細や利用イメージは
「サービス詳細はこちら」をクリック

これまで散在していた情報が一元管理され、最新情報に更新されることなどによって、メール配信業務の簡素化やペーパーレス化を実現することができ、生産性の向上にもつながっています。

マツ六株式会社のSansan導入事例ページの記載 出典:Sansan導入事例 マツ六株式会社

メールでの御中の正しい書き方(会社宛・部署宛・個人宛)

メールでは、本文の1行目に「会社名 御中」または「会社名と部署名 御中」を書き、個人名がわかる場合は御中を使わず個人名に「様」を付けます。御中を付ける位置は、宛名のいちばん最後に来る組織名の後ろです。

宛先のパターン メール冒頭の宛名の書き方 ポイント
会社宛(部署も個人も不明) 株式会社〇〇 御中 会社名は「株式会社」の位置も含めて正式名称で書く
部署宛(個人は不明) 株式会社〇〇
営業部 御中
御中は最後の部署名の後ろにだけ付け、会社名には付けない
部署宛で担当者に届けたい 株式会社〇〇
営業部 ご担当者様
「部署の中の誰か一人に対応してほしい」ときは「ご担当者様」も使える
個人宛 株式会社〇〇
営業部 〇〇様
個人名がわかるときは御中を使わず、様だけにする
役職がわかる個人宛 株式会社〇〇
営業部 部長 〇〇様
「〇〇部長様」のように役職と様を重ねず、役職は名前の前に置く

メールでの宛名の例文

部署宛てにサービスの問い合わせを送る場合、本文の書き出しは次のようになります。

株式会社〇〇
カスタマーサポート部 御中

突然のご連絡失礼いたします。
株式会社◇◇ 総務部の□□と申します。
貴社のサービスについてお伺いしたく、ご連絡いたしました。

会社名と部署名は1行にまとめても2行に分けてもかまいませんが、2行に分けるほうが読みやすくなります。宛名の後に1行空けて挨拶と名乗りに入り、用件を述べる流れが一般的です。

宛名のあとの書き出しと名乗り

宛名のあとの書き出しは、相手との関係に合わせて選びます。取引のある社外の相手には「いつもお世話になっております。」、初めて連絡する相手には「初めてご連絡いたします。」や「突然のご連絡失礼いたします。」が合います。そのあとに自分の会社名と氏名を名乗り、用件に入ります。書き出しは1行から2行にとどめると、読み手がすぐ用件に入れます。取引先へのお礼など場面別の組み立ては、お礼メールの書き方でも確認できます。

メール本文の途中で相手の会社を指すときの言い方

宛名の敬称とは別に、本文の途中で相手の会社を指す場合の言い方も迷いやすいところです。一般的に、メールなど書き言葉では「貴社」、会話などの話し言葉では「御社」を使います。宛名で「御中」を付けていても、本文の中では「貴社のサービス」のように書きます。

件名・署名・アドレス帳には御中を付けない

御中を書くのは本文冒頭の宛名だけです。件名は用件が一目でわかることが優先されるため、「株式会社〇〇御中 お見積りのご依頼」のように件名に御中を入れる必要はありません。また、自分の署名は自社の情報なので、当然ながら敬称は付けません。

注意したいのが、メールソフトのアドレス帳に登録された表示名です。宛先欄に表示される名前(表示名)は、相手のメールソフトにもそのまま表示されることがあります。表示名に「様」や「御中」を付けて登録しておくと丁寧に見える一方で、「株式会社〇〇様」のように組織名に様が付いた登録のまま送ってしまうと、本文の宛名と食い違って見えます。表示名に敬称を付けるかどうかは社内でルールを決め、付ける場合は組織なら御中、個人なら様と、本文と同じ基準で登録しておくと混乱を防げます。

封筒や請求書の宛名の書き方まで含めて御中の使い方を確認したい方は、御中の使い方|様・各位との使い分けと封筒・メール・請求書での正しい書き方で整理しています。

3サービスの役割を比較表で見る

名前や部署がわからないときのメールの宛名の書き方

担当者の名前や部署がわからないときは、わかっている範囲のいちばん小さな単位に敬称を合わせ、組織宛てなら御中、担当者個人に読んでほしいなら「ご担当者様」を選びます。わからない部分を推測で書くと、かえって失礼な宛名になります。

わかっていること 宛名の書き方の例 考え方
会社名だけ 株式会社〇〇 御中 受け取る部署が決まっていない問い合わせなど、会社全体に宛てる形
部署名まで 株式会社〇〇
営業部 御中
部署として受け取ってもらう形。部署名が不確かなときは推測せず、会社名宛てにするか「ご担当者様」にする
部署名と、読んでほしい業務 株式会社〇〇
営業部 ご担当者様
部署の中の担当者一人に対応してほしいときの形
係やチームなど小さな単位 株式会社〇〇
総務部 経理係 ご担当者様
係やチームは個人に近い規模のため、御中より「ご担当者様」がなじむことがある
採用・人事の窓口 株式会社〇〇
人事部 採用ご担当者様
部署名がわからないときは「採用ご担当者様」とし、部署名を推測で書かない

「ご担当者様」には御中を重ねません。「営業部 御中 ご担当者様」のように書くと、組織と個人の敬称が二重になるため、どちらか一方にします。

就活・採用担当者宛てのメールの宛名

就職活動で企業にメールを送るときも、考え方は同じです。担当者名がわかれば「人事部 〇〇様」、名前がわからなければ「人事部 採用ご担当者様」、人事部全体に宛てるなら「人事部 御中」とします。「採用担当者様御中」のように重ねないよう注意しましょう。応募先の部署名や担当者名は、企業の採用ページや募集要項で確認できます。推測で書くよりも、確認できた表記を使うほうが安全です。

株式会社〇〇
人事部 採用ご担当者様

突然のご連絡失礼いたします。
◇◇大学 □□学部の□□と申します。
面接日程のご確認でご連絡いたしました。

複数の会社・部署・人に送るときの御中の書き方

複数の組織に1通のメールで送るときは、宛先の組織ごとに御中を付けて1行ずつ並べ、「株式会社A・株式会社B 御中」のように1つの御中でまとめないのが基本です。メールは封筒と違って1通で複数の相手に届けられるため、宛名の書き方で迷う場面が多くなります。

送り方のパターン 宛名の書き方の例 考え方
複数の会社に1通で送る 株式会社A 御中
株式会社B 御中
組織ごとに1行ずつ、それぞれ御中を付ける
同じ会社の複数部署に送る 株式会社〇〇
営業部 御中
経理部 御中
会社名は1回だけ書き、部署ごとに御中を付ける
部署宛てと個人宛てが混在する 株式会社〇〇
営業部 御中
経理部 〇〇様
行ごとに組織か個人かを判断し、御中と様を使い分ける
複数の個人に一斉に送る プロジェクト関係者各位 組織ではなく個人の集まりに向けるときは御中ではなく各位を使う
TOの相手とCCの相手がいる 株式会社〇〇 営業部 〇〇様
(CC:株式会社〇〇 経理部 〇〇様)
本文の宛名はTOの相手を先に書き、CCの相手は括弧書きで添える

CCやBCCで送るときの注意点

CCに入れた相手にも宛名で触れておくと、「自分は参考として共有されている」ことが伝わりやすくなります。CCの相手を宛名に書く場合も、組織なら御中、個人なら様という基準は変わりません。一方、BCCは他の受信者に見えない宛先なので、本文の宛名にBCCの相手を書くと、他の受信者にBCCの存在が伝わってしまいます。BCCの相手は宛名に書かないようにしましょう。

複数の取引先に同じ案内を一斉送信するとき、TOやCCに社外のアドレスを並べると、受信者同士に互いのアドレスが見えてしまいます。社外の複数の相手に一斉に送るときはBCCを使う、またはメール配信の仕組みを使って1通ずつ送るなど、宛名の書き方より先にアドレスの扱いに注意することが大切です。取引先のメールアドレスは個人情報にあたる場合もあるため、宛先欄に入れる前に一度立ち止まって確認しましょう。

取引先へ一斉に送る案内の宛名の例

個人の集まりに向けて一斉に案内を送る場合は、御中ではなく各位を使い、「各位様」のように重ねません。お客様や取引先全体に向けた定型の案内なら、次のような書き出しが一般的です。

お取引先各位

いつもお世話になっております。
◇◇株式会社の□□です。
下記のとおり、年末年始の営業日をご案内いたします。

一斉配信・宛名の差し込みで起きる敬称のミス

メール配信の仕組みで宛名を自動で差し込む場合は、リストの登録内容と敬称の付け方をそろえておく必要があります。リストの氏名に最初から「様」が入っているのに差し込みの設定でも「様」を付けると「田中様 様」のように重なり、反対に敬称なしで登録されたまま差し込むと呼び捨てになります。会社名と個人名が混在するリストで一律に「様」を付けると、会社名に様が付いてしまうため、法人は御中、個人は様と分けて登録しておきます。配信前にテスト送信をして、宛名の見え方を確認すると防げます。

同じ会社の複数部署に送るときは、部署名の把握が前提になる

同じ会社の複数の部署に送る場合や、名刺情報をもとに案内をまとめて配信する場合は、宛先の部署名を正確に把握していることが前提になります。この場面の一例が名刺管理SKYPCEです。商品ページによると、Sky株式会社が提供するこのサービスは、名刺情報をもとにした組織図ツリーの自動作成や、メール配信機能を備えています。スマホで撮影して名刺を登録できるともされています。一方で、利用料金は公開されておらず、問い合わせが必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

Sky株式会社

名刺管理SKYPCE

名刺管理SKYPCE

Sky株式会社

名刺管理SKYPCE

名刺管理を効率化!顧客情報を効率的に集約・共有し営業活動に活かしたい方におすすめ

30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら

GOOD

おすすめ!

  • 法人向け・営業・セキュリティに強い名刺管理サービス
  • スマホ撮影ですぐに登録でき、精度99.9%で名刺をデータ化
  • 164万件超の企業情報データベースを活用。CRM/SFAとも連携可能
MORE

気になる…

  • 利用料金が公開されていないため、問い合わせる必要がある

機能の詳細や利用イメージは
「サービス詳細はこちら」をクリック

会社名と担当者名を伝えるだけですぐに検索できるようになりました。探す、思い出すなどの無駄な時間を減らすことができています。

株式会社テリーナテリーナ 導入事例のコメント(名刺管理SKYPCE) 出典:SKYPCE導入事例 株式会社テリーナテリーナ
3サービスの役割を比較表で見る

御中と「様」「各位」「ご担当者様」の違い・使い分け

御中は組織に、様は個人に、各位は複数の個人に付ける敬称で、同じ宛名に御中と様を重ねて使うことはできません。メールでよく使う敬称の違いは次のとおりです。

敬称 対象 メールでの使用例
御中 会社・部署・団体などの組織 株式会社〇〇 人事部 御中
様 特定の個人 株式会社〇〇 人事部 〇〇様
ご担当者様 名前のわからない担当者個人 株式会社〇〇 人事部 採用ご担当者様
各位 複数の個人(みなさま) お取引先各位、関係者各位

「御中」と「ご担当者様」の使い分けで迷ったときは、そのメールを誰に処理してほしいかで考えると判断しやすくなります。部署全体に知っておいてほしい情報や、部署としての対応を求める問い合わせなら御中、特定の業務の担当者一人に読んで対応してほしい依頼ならご担当者様がなじみます。どちらを使っても大きな失礼にはあたりませんが、「株式会社〇〇 御中 ご担当者様」のように両方を重ねるのは、組織と個人の敬称を二重に付けていることになるため避けましょう。

御中と各位は、どちらも複数の人に届く可能性がありますが、意味が異なります。御中は「その組織の中の、特定しない誰か」に、各位は「その組織や集まりの全員」に宛てる敬称です。部署の誰かが対応すればよい問い合わせなら「営業部 御中」、部署全員に周知したいお知らせなら「営業部 各位」と書きます。各位はそれ自体に敬意が含まれているため、「各位様」「皆様各位」のように他の敬称と重ねる必要はありません。

なお、文化庁の答申「敬語の指針」は、敬語を含む敬意表現を、相互尊重の精神に基づき、相手や場面に配慮して使い分ける言葉遣いと説明しています。御中と様のどちらを使うか迷ったときも、形式を覚えるだけでなく「このメールは誰に向けたものか」という視点で選ぶことが大切です。御中と様の違いを手短に確認したい方は御中と様の違いと正しい使い分け、様・各位・殿・行・宛まで含めて一覧で確認したい方は御中の使い方|様・各位・殿・行・宛との使い分け一覧も参考になります。

敬称を正しく使い分けるには、相手が組織なのか個人なのか、個人ならどの部署の誰なのかを正確に把握している必要があります。名刺交換をした相手の部署名や役職を社内で共有できていれば、「部署名がわからないからとりあえず会社宛の御中にしておく」といった迷いも減らせます。取引先の部署名や役職の変更を把握する手段として、人事異動情報やニュース配信を備えた名刺管理サービスもあります。

Sansan

取引先の異動情報を把握して宛名を最新に保ちたい会社に

Sansanの資料を無料でダウンロードできます

無料・30秒で完了 資料を無料ダウンロード

御中が要らない場面と、社内・社外での使い分け

御中が要らないのは、宛名に個人名がある場合、「ご担当者様」や「各位」を使う場合、件名や自分の署名に書く場合です。御中を付けないほうがよいということではなく、組織宛てのメールでは社外・社内を問わず使えます。

場面 御中は 宛名の書き方の例
宛名に個人名がある 付けない 株式会社〇〇 営業部 〇〇様
「ご担当者様」を使う 付けない 株式会社〇〇 営業部 ご担当者様
「各位」を使う 付けない 営業部 各位
件名・自分の署名 付けない 件名は用件だけ、署名は自社の情報だけを書く
社内の部署宛てのメール 会社の慣習で決める 経理部 御中、または経理部の皆さま

社外のメールと社内のメールの違い

社外の取引先や問い合わせ窓口に送る場合は、組織宛てなら御中、個人宛てなら様を使うのが基本です。社内の部署宛てでも御中を使えますが、部署全員に読んでほしいときは「経理部各位」「経理部の皆さま」と書く会社もあります。どちらを使うかは会社ごとの慣習によるため、迷ったときは過去の社内メールや社内の文書ルールに合わせると安心です。

社内外を問わず、部署名の表記や所属がわからなければ、御中を付ける組織名そのものに迷います。名刺情報から取引先の組織図を確認できるサービスもあるため、部署構成を把握したい場合は選択肢になります。

名刺管理SKYPCE

取引先の部署構成を名刺情報から確認したい会社に

名刺管理SKYPCEの資料を無料でダウンロードできます

無料・30秒で完了 資料を無料ダウンロード

メールの御中でよくある間違いと注意点

メールの御中で多い間違いは、御中と様の併用、会社名と部署名の両方への御中、件名への記載、返信時の宛名の放置の4つです。いずれも送信前に宛名の行を見直せば防げるものです。

よくある間違い 誤った例 正しい例
御中と様の併用 株式会社〇〇 御中 〇〇様 株式会社〇〇 〇〇様
会社名と部署名の両方に御中 株式会社〇〇 御中 営業部 御中 株式会社〇〇 営業部 御中
複数の組織を1つの御中でまとめる 株式会社A・株式会社B 御中 株式会社A 御中
株式会社B 御中
役職と様の重複 営業部 〇〇部長様 営業部 部長 〇〇様
会社名の略記 (株)〇〇 御中 株式会社〇〇 御中

返信メールでは宛名を相手に合わせて書き換える

部署宛てに御中で問い合わせを送り、担当者の個人名で返信が来た場合は、次のメールから宛名を「株式会社〇〇 営業部 〇〇様」と個人宛てに切り替えます。返信のたびに最初のメールの宛名をそのまま引き継いでいると、せっかく担当者が名乗ってくれたのに組織宛てのままになり、よそよそしい印象を与えかねません。反対に、窓口のアドレスから部署名で返信が来た場合は、引き続き御中を使って問題ありません。個人名で返信が来た場合の書き出しは、次のようになります。

株式会社〇〇
営業部 〇〇様

お世話になっております。◇◇株式会社の□□です。
ご返信をありがとうございます。

送信前に宛名で確認する5点

  1. 宛先は組織か個人か(組織なら御中、個人なら様)
  2. 御中と様、役職と様を重ねていないか
  3. 会社名の「株式会社」の位置や部署名が、相手の名刺や署名の表記どおりか
  4. TO・CC・BCCの相手と、本文の宛名が食い違っていないか
  5. 件名や自分の署名に、御中や様を付けていないか

この5点は、宛名の行を見直すだけで30秒ほどで確認できます。とくに一斉送信や、初めて送る相手へのメールでは、送信前に必ず確認する習慣をつけておくと安心です。

会社名・部署名の正式名称を確認する

敬称が正しくても、会社名の「株式会社」が前か後ろか、部署名が組織変更で変わっていないかといった基本情報を間違えると、相手に失礼な印象を与えます。相手の名刺やメール署名、公式サイトの会社概要で正式名称を確かめてから宛名を書く習慣をつけましょう。名刺の情報を社内で共有していれば、部署名の変更などにも気づきやすくなります。

宛名や敬称を間違えて送ってしまったときの対処

紙の書類は書き直してから送れますが、メールは送信した時点で相手に届くため、送った後に誤りに気づくこともあります。会社名や担当者名を誤記した、個人宛てなのに御中を付けてしまったなど、相手に失礼にあたる誤りに気づいたら、なるべく早くお詫びのメールを送りましょう。件名には元のメールの件名に「【お詫び】」などを添え、本文では宛名を正しく書いたうえで、どこを誤ったかを簡潔に伝えて謝罪します。長々と弁明する必要はなく、「先ほどのメールでお名前を誤って記載しておりました。大変失礼いたしました」程度の短い一文で十分です。用件の内容に誤りがない場合は本文を送り直す必要はありませんが、添付ファイルや日時など用件自体に関わる誤りがあった場合は、訂正した内容を改めて記載します。同じ相手に何度も誤りを重ねないよう、訂正後はアドレス帳や名刺管理の登録情報も正しい表記に直しておきましょう。お詫びメールの文例は、謝罪メールの書き方で場面別に確認できます。

担当者の異動や社名変更を宛名に反映する

宛名の誤りで多いのが、取引先の担当者が異動したり部署名が変わったりしたことに気づかないまま、以前の宛名で送ってしまうケースです。名刺ホルダーを引き継いだり、個人のExcelで共有したりしていると、更新に気づくのは情報を持っている本人だけになりがちです。取引先の異動や組織変更があったときに、更新された名刺情報を部署内で共有できる状態にしておくと、宛名の元データがそろいます。

名刺情報を部署単位で共有して引き継ぎたい場合の一例がネクスタ・メイシです。商品ページによると、東日印刷株式会社が提供するこのサービスは、シンプルな画面設計で、組織全体や部署単位での名刺情報の共有ができます。一方で、原則5ユーザーからの利用で、一部オプション対応の機能があります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

東日印刷株式会社

ネクスタ・メイシ

ネクスタ・メイシ

東日印刷株式会社

ネクスタ・メイシ

高い技術力が魅力◎月600円から使えてコスパ重視の企業におすすめ

30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
GOOD

おすすめ!

  • 月々600円からスタートできる手軽さとコストパフォーマンスの高さ
  • 初心者でも始めやすいシンプルなUIと無駄のない機能
  • 高い技術力を持つ世界最高峰のエンジニアによる開発
MORE

気になる…

  • 原則5ユーザーからの利用で、一部オプション対応の機能がある

機能の詳細や利用イメージは
「サービス詳細はこちら」をクリック

名刺ホルダーをそのまま渡したり、名刺情報をエクセルでデータ化して引き継いだりしていました。

株式会社埼玉新聞社のコメント(ネクスタ・メイシ導入事例。導入前の人事異動時の引き継ぎについて) 出典:ネクスタ・メイシ導入事例 株式会社埼玉新聞社

ここまでの内容を、自社の宛名づくりに当てはめて確認してみましょう。

メールの宛名づくり、今のやり方で大丈夫?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

よくある質問(FAQ)

Q1. メールで御中はどこに書けばよいですか?

A. 本文の冒頭に書く宛名の、いちばん最後の組織名の後ろに付けます。件名や署名には付けません。

Q2. 御中と様は、どちらを使うべきですか?

A. 宛先が会社や部署などの組織なら御中、個人名がわかる場合は個人名に様を付けます。同じ宛名に御中と様を重ねて使うのは誤りです。

Q3. 御中はいらないのは、どんなときですか?

A. 宛名に個人名がある場合や、「ご担当者様」「各位」を使う場合は、御中を付けません。件名や自分の署名にも付けません。

Q4. 複数の会社に1通のメールで送るときはどう書きますか?

A. 「株式会社A 御中」「株式会社B 御中」のように、組織ごとに1行ずつ御中を付けて並べます。社外の複数の相手に一斉に送る場合は、アドレスが互いに見えないようBCCなどを使いましょう。

Q5. 「ご担当者様」と「ご担当者御中」はどちらを使いますか?

A. 「ご担当者様」を使います。「ご担当者」は個人を指すため御中は付けず、組織に宛てるなら「営業部 御中」のように部署名の後ろに付けます。

Q6. 宛名の書き間違いを防ぐにはどうすればよいですか?

A. 送信前に宛名の行を見直すとともに、取引先の会社名・部署名・氏名を正確な表記で管理しておくことが大切です。名刺情報を社内で共有するには、名刺管理ソフトの活用も選択肢になります。

まとめ|メールの御中は「組織宛てかどうか」で判断する

メールの御中は、会社や部署など組織に宛てて送るときに、本文冒頭の宛名の最後の組織名に付ける敬称です。送信前に次の5点を確認しておけば、宛名で失礼になることはまずありません。

  1. 宛先が組織なら御中、個人なら様を使い、同じ宛名に重ねない
  2. 御中は最後の組織名の後ろにだけ付け、件名や署名には付けない
  3. 複数の組織に送るときは組織ごとに御中を付けて並べ、個人の集まりには各位を使う
  4. 名前や部署がわからないときは、わかる範囲に敬称を合わせ、推測で書かない
  5. 宛名の元になる取引先情報の管理方法を見直す場合は、名刺管理ソフトの資料で機能や対象を比べる

宛名のミスを根本から減らすには、敬称のルールに加えて、取引先の情報を正確に管理しておくことが近道です。記事前半の比較表で、名刺管理ソフト3サービスの役割の違いを確認できます。

参考文献

同じカテゴリの記事を探す

同じタグの記事を探す

同じタグの記事はありません

top