コンサル伴走型の人事評価クラウドとは?機能・費用感と目的別の選び方を解説
Check!
- あしたのクラウドの概要・機能・評判がわかる
- 伴走支援を頼むか自走するかの判断基準がわかる
- 目的別に比べたい人事評価システムを選べる
あしたのクラウド(あしたのクラウドHR)は、株式会社あしたのチームが提供するクラウド型の人事評価システムで、評価制度の構築支援と専任担当者による運用の伴走をあわせて受けられる点が特徴です。目標設定から評価、給与・賞与のシミュレーションまでをクラウド上で管理でき、公式サイトには導入企業数4,000社以上と記載されています。一方で料金は公開されておらず、すでに評価制度があって運用の手間だけを減らしたい会社には、支援が手厚すぎる場合もあります。この記事では、あしたのクラウドの概要・機能・評判・料金の考え方を公開情報から整理し、導入目的別に比べたい人事評価システムと、伴走支援を頼むか自社で運用できるようにするかの判断基準を解説します。
自社に合う人事評価システムのタイプを診断
Q1. いまの評価制度の状況は?
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あしたのクラウド(あしたのクラウドHR)とは
あしたのクラウドは、株式会社あしたのチームが提供する人事評価クラウドで、評価制度の構築支援と専任担当者の伴走をセットで受けられるサービスです。公式サイトと比較サイトの掲載内容(2026年10月15日確認)から、基本情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社あしたのチーム(2008年9月設立) |
| サービス名 | あしたのクラウド(ロゴ表記は「あしたのクラウドHR」) |
| 提供形態 | クラウド型(SaaS)の人事評価システム |
| 特徴 | 専任担当者が導入から運用まで伴走する。既存の評価制度を再現でき、導入前に制度見直しの助言も受けられるとされる |
| 導入企業数 | 4,000社以上(公式サイトの記載) |
| 料金 | 金額は公開されておらず、問い合わせフォームで確認する形式 |
| 試す・調べる | 無料のデモ・トライアルと、機能詳細資料(PDF)が公式サイトで案内されている |
「人事評価クラウド」「評価クラウド」とは、目標設定・評価の入力・集計・面談の記録といった人事評価の運用をクラウド上で行うシステムの総称です。クラウドとSaaSの言葉の違いは、SaaSとクラウドの違いで整理しています。あしたのクラウドは、その中でも制度づくりの支援まで含む「コンサルティング一体型」にあたります。機能・評判・料金は後半で説明するので、まず自社の目的に合うサービスを比べてみましょう。
あしたのクラウドと比べたい人事評価システム|目的別に3タイプで選ぶ
あしたのクラウドを検討するときは、「運用の手間を減らしたい」「制度づくりから整えたい」「人材データも一元化したい」の3つの目的で比較候補を分けると判断しやすくなります。代表的な3サービスを、商品ページで確認できる情報だけで並べました。優劣ではなく役割の違いで比べています。
あしたのクラウドと比べたい人事評価システム3つの違い
自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています
この状況に合う一例:人事評価ナビゲーター機能を絞ったシンプルな設計で、商品ページでは低価格を特徴としています。無料のお試し利用で全機能を確認できます。
資料を無料ダウンロードこの状況に合う一例:ジンジャー人事評価Excelに近い操作感で、評価シートの項目をドラッグ&ドロップで配置できます。
資料を無料ダウンロードこの状況に合う一例:カオナビ人材情報の一元化と人事評価、サーベイ、離職防止の分析を1つのシステムで扱えます。
資料を無料ダウンロード| サービス | ジンジャー人事評価 |
人事評価ナビゲーター |
カオナビ |
|---|---|---|---|
| 向いている会社 | 評価制度はあり、紙やExcelの運用負担を減らしたい会社 | 評価の型を使いながら、評価基準の考え方も整えたい会社 | 評価結果を配置・育成・離職防止にも活かしたい会社 |
| 特徴 | Excelに近い操作感で評価シートを作成。評価者の自動設定や一括リマインドで進捗管理の手間を減らせる | 目標達成度評価・行動評価・職務評価の型を備え、下位評価者の結果を一括コピーできる。利用者限定のナレッジサイトがある | 人材情報の一元化、人事評価、サーベイ、離職防止の分析など機能が幅広い |
| 注意したい点 | 申し込みから運用開始まで最低2-3か月程度かかる。契約期間途中の解約や利用者数の減少では払い戻しがない | 自社の人事制度をそのまま運用できない場合がある。問い合わせから導入まで約1か月かかる | 料金は問い合わせが必要。機能が豊富な分、運用ルールの整備が要る |
| 資料・詳細 |
3サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)
まとめて資料をダウンロード表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
評価制度はすでにあり、課題が評価シートの配布・回収・集計の手間にある場合の一例が、ジンジャー人事評価です。評価シートはドラッグ&ドロップで項目を配置して作れ、IF関数などExcelに近い計算式にも対応しています。評価者の条件を一度決めれば人事データから自動で設定され、入力が遅れている人には一括でリマインドを送れます。申し込みから運用開始まで最低2-3か月程度かかる点は、導入時期を決めるときに確認したいところです。料金は利用人数などで変わるため、資料や公式サイトで確認してください。
jinjer株式会社
ジンジャー人事評価
jinjer株式会社
ジンジャー人事評価
人事評価をシステム化!人事評価業務で悩んでいる企業におすすめ
おすすめ!
- 初心者でもわかりやすいシンプルな操作画面で、従来の評価と方法が変わってもスムーズに導入できる
- 評価シートはさまざまな入力形式に対応しており、複雑な操作なく運用を開始できる
- 評価シート内の権限は柔軟に設定が可能で、情報閲覧リスクが防げる
気になる…
- 申し込みから運用開始までに最低2~3ヶ月程度かかる
課題:人事評価を紙とExcelで実施。評価データの確認や回収、保管に手間がかかっていた。
出典:株式会社日本電商(電材を主軸に扱う専門商社)の導入事例、ジンジャー公式サイト
決め手:人事評価機能が充実しており、評価項目のウエイトを柔軟に変更できる点。
制度づくりから外部の知見を借りたい場合と、タレントマネジメントまで広げたい場合の選び方は、後半の章で説明します。人事評価システムをさらに幅広く比べたい場合は人事評価システムおすすめ12選も参考にしてください。
あしたのクラウドの主な機能・連携・セキュリティ
あしたのクラウドの機能は、目標設定から評価、給与・賞与のシミュレーション、1on1の記録、制度構築と運用の支援までで、公式サイトでは現行制度の再現、期日管理の自動化、AIによる目標添削が特徴として挙げられています。
主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 目標設定・評価の運用 | 目標の登録から自己評価、上長評価、最終評価までをクラウド上で管理し、評価シートの配布や未提出者への注意喚起を自動化する |
| AIによる目標の添削 | 社員が入力した目標の書き方をAIが確認し、具体性や測定しやすさの面から改善を促す |
| 給与・賞与のシミュレーション | 評価結果を処遇に反映した場合の人件費を試算し、評価と報酬の連動を確認する |
| 1on1・360度評価 | 上長と部下の面談記録を残し、複数の評価者による360度評価も行える |
| 評価の分析 | 経年分析や、評価者ごとの甘辛の傾向を見る分析で、評価のばらつきを確認する |
| 制度構築・運用サポート | 専任の担当者が評価制度の設計や期日管理、制度の改善提案などを支援する。相談や質問は無制限に受け付けるとされる |
中でも特徴的なのは、評価と報酬をつなげる設計を重視している点です。評価制度が形骸化する原因の1つに、「評価しても給与や賞与にどう反映されるのかが見えない」ことがあります。評価結果から人件費の総額を試算できれば、経営側は予算の範囲で処遇を決めやすく、社員側も評価の意味を理解しやすくなります。
一方で、こうした支援の厚さは、社内で評価制度を運用する体制をどこまで持っているかによって価値が変わります。すでに人事部門に制度設計のノウハウがあり、必要なのは評価シートの配布と回収の効率化だけという企業にとっては、支援の一部が過剰になる可能性もあります。人事評価制度の基本的な考え方は、厚生労働省が公開している職業能力評価基準のように、職種ごとに求められる能力を整理した公的な資料も参考になります(厚生労働省「職業能力評価基準について」)。
連携サービスとセキュリティ
公式サイトでは、SlackやKING OF TIME(キングオブタイム)などとのAPI連携が案内されています。比較サイトでは、SmartHR(労務管理)、OneLogin・Okta(ID管理)、Talknote(ビジネスチャット)などの連携先も掲載されていますが、掲載サイトによって数え方が異なるため、必要な連携は導入前に確認してください。勤怠システムとの連携を考えている場合は、クラウド勤怠とはも参考になります。セキュリティについては、公式サイトにISMS認証とプライバシーマークの取得が記載されています(ISMSの適用範囲は「プロダクト部」と記載)。
公開情報で非対応とされている項目
PRONIが運営するアイミツ SaaSの掲載情報(2026年1月6日更新)では、社員アンケート(パルスサーベイを含む)、エンゲージメント分析、ダッシュボードは非対応とされています。スマートフォンはブラウザでの利用に対応し、iOS・Androidアプリは非対応と記載されています。評価の運用が中心のシステムのため、サーベイや人材データの分析まで1つで済ませたい場合は、タレントマネジメント型のシステムも並べて検討するのが現実的です。掲載内容は変わることがあるので、最新の対応状況は公式サイトか資料で確認してください。
ログインと問い合わせ先
すでに契約していて「あしたのクラウド ログイン」を探している場合は、公式のログイン画面から入ります。企業コード・ログインID・パスワードの入力が必要で、パスワードを忘れたときは画面内の再設定のリンクから手続きします。契約前に検討している段階なら、公式サイトの無料デモ・トライアルや資料請求から始められます。
あしたのクラウドの評判・口コミ
あしたのクラウドHRの口コミは、ITreviewで総合満足度3.9(5点満点、39件)、BOXILで総合評価4.08(48件)です。導入のしやすさとサポートが高く評価される一方、価格と一部の操作面には課題が挙がっています。
| ITreviewの評価項目(5点満点) | 点数 |
|---|---|
| 導入のしやすさ | 4.3 |
| サポート品質 | 4.2 |
| 管理のしやすさ | 4.1 |
| 機能への満足度 | 4.1 |
| 使いやすさ | 4.0 |
| 価格 | 3.3 |
| 企業規模別の満足度(大企業・中堅企業・中小企業) | 3.1・3.6・4.2 |
項目別に見ると、導入のしやすさとサポート品質が高く、価格が最も低くなっています。企業規模別では中小企業の満足度が4.2と高く、大企業は3.1にとどまります。専任担当者が伴走する設計は、人事部門が少人数で制度づくりのノウハウが社内に少ない会社ほど効果を感じやすいと考えられます。(ITreviewの掲載内容、2026年10月15日確認。ITreview「あしたのクラウドHR」)
個別の口コミでは、評価基準が分かりやすくなった、AIによる目標の添削で目標の質が上がった、Web上で完結するため在宅勤務でも遠方の相手と面談できた、評価の履歴をすぐ確認できる、といった声があります。BOXILでも、評価の透明化やスケジュール管理・リマインドの仕組みを評価する口コミが掲載されています(BOXIL「あしたのクラウドHR」、2026年10月15日確認)。一方、改善を望む声としては、目標設定やフィードバック面談の遅れを防ぐ通知機能、前期との項目別の比較、コンピテンシー項目の絞り込みなどが挙がっています。
口コミの点数は、投稿した人の会社規模や使い方で変わります。件数も限られるため、点数だけで決めず、自社と同じ規模の口コミを読み、無料のデモやトライアルで実際に入力する管理職に試してもらうのが確実です。
あしたのクラウドの料金・費用感
あしたのクラウドの料金は公式サイトで一律の金額が公開されておらず、企業規模や利用人数、制度構築支援やコンサルティングの内容に応じて個別に見積もる方式です。比較サイトでも「詳細は問い合わせ」とされていることが多く、他のシステムと金額だけで単純に比べにくい点には注意が必要です。
見積もりを比べるときは、月額のシステム利用料だけでなく、次のような費用がどこまで含まれているかを確認しましょう。コンサルティング一体型のサービスは、制度構築の初期費用が別に発生する場合があり、システム単体のサービスとは費用の構造が異なります。
| 費用項目 | 確認すること |
|---|---|
| 初期費用 | アカウント設定、既存データの移行、評価シートの初期設定が含まれるか |
| 制度構築支援 | 等級・評価基準・報酬制度の設計を支援する範囲と期間、追加費用の有無 |
| 月額利用料 | 利用人数による単価の変化、最低利用人数の有無 |
| 運用サポート | 評価者研修やフィードバック面談の支援、制度改善の提案がどこまで標準か |
| 契約条件 | 契約期間の縛り、途中解約時の扱い、人数が減った場合の精算 |
費用対効果を判断するときは、「外部の支援がなければ自社で何時間かけることになるか」という視点が役立ちます。評価制度を一から作る場合、等級の定義、評価項目の作成、評価者への説明、初回の運用の振り返りまで、人事担当者だけで進めると数か月単位の時間がかかります。この工数を社内でまかなえない企業にとっては、支援込みの費用は合理的な投資になりえます。逆に、制度を自社で作れる体制があるなら、システム単体の費用で比較したほうが納得感のある選択になりやすいでしょう。ITreviewでも価格の評価は他の項目より低く、見積もりの段階で支援範囲と費用の内訳をそろえて比べることが大切です。
評価制度の整備と人材育成を組み合わせる場合、条件を満たせば国の助成制度を活用できることもあります。たとえば、社員の職業訓練などを支援する人材開発支援助成金があります(厚生労働省「人材開発支援助成金」)。対象となる取り組みや要件は年度ごとに見直されるため、活用を考える場合は最新の情報を確認してください。
評価制度の設計から相談したいなら|伴走支援の中身と自走の考え方
評価制度がない、または形骸化していて設計から見直したい企業は、コンサルティングのノウハウがどのような形でシステムに組み込まれているかを比べると、費用に見合う支援を選びやすくなります。支援の形は、あしたのクラウドのように専任担当者が伴走するものと、人事コンサル会社が設計した評価の仕組みをシステムとして使うものに大きく分かれます。
伴走支援の中身
公式サイトでは、専任の担当者が導入から運用まで伴走し、評価制度の構築支援、運用支援、ユーザーコミュニティを提供するとされています。専任のカスタマーサクセスチームが相談や質問を無制限に受け付けるとの記載もあります(株式会社あしたのチーム「あしたのクラウド」、2026年10月15日確認)。評価者によって甘い・厳しいのばらつきが出る、目標の立て方が人によって違うといった運用上の課題は、制度の文書だけでは解決しにくく、第三者が関わることで改善しやすくなります。一方で、支援が手厚いほど費用がかかり、社内にノウハウが残りにくいという面もあります。
評価の納得感を高めるには
社員が評価に納得できるかどうかは、評価基準の分かりやすさ、評価者ごとのばらつきの小ささ、フィードバック面談の質で決まります。あしたのクラウドの口コミでも、評価基準が明確になり、何をすれば評価が上がるかが伝わりやすくなったという声があります。システムの機能に加えて、評価者となる管理職が基準を同じ目線で使えるようにする研修や面談の練習も欠かせません。提供元の会社概要には、評価制度の構築・運用のほか、1on1コーチングやオンライン学習ツールも事業内容として記載されています。
自走を前提に選ぶ|契約前に確認したい6つの質問
伴走支援は、導入期に制度を整えるうえで心強い一方、いつまで頼るのかを決めておかないと、支援の費用が続き、社内に運用の力が育ちません。契約前に、次の6つを見積もりの段階で確認しておくと、支援を「卒業」できる設計かどうかを判断できます。
| 確認する質問 | 確認する理由 |
|---|---|
| 制度構築の支援範囲と期間は、等級・評価基準・報酬のどこまでか | 範囲があいまいだと、あとから追加費用の原因になる |
| 契約後も、評価シートや基準を自社で変更できるか | 変更のたびに外部へ依頼する状態を防ぐ |
| 長期の伴走を実際に担当するのは誰か、人事側の窓口は誰か | 提案者と実務担当者が違うと、運用の質がぶれる |
| 評価者研修やフィードバック面談の支援は標準に含まれるか | 評価の納得感に直結し、別料金になることがある |
| 何期で自社運用に切り替える計画か | 期限を決めないと、支援が続いて費用が積み上がる |
| 解約するとき、評価データを出力して持ち出せるか | 乗り換えやシステムの見直しの自由度が決まる |
システムで制度づくりを助ける選択肢
もう1つの選択肢が、人事コンサルティング会社の現場経験をもとに設計された人事評価ナビゲーターです。目標達成度評価、行動評価、職務評価といった評価の型を使いながら、自社の制度を整えていけます。評価基準や自己評価を確認しながら評価を入力でき、下位の評価者の結果を一括でコピーする機能もあるため、上位の評価者の負担も抑えられます。利用者限定のナレッジサイトでコンサルのノウハウを学べ、無料のお試し利用ではオプションを含むすべての機能を確認できます。公式サイトには人事制度構築コンサルのページもあり、人事評価制度や賃金制度の構築支援、管理職向けの研修などが案内されています。現行の制度をそのまま運用できない場合がある点は、見方を変えれば、評価の型に合わせて制度を整理する機会にもなります。
株式会社日本経営
人事評価ナビゲーター
株式会社日本経営
人事評価ナビゲーター
紙・Excelから卒業!低コストで負担を軽減させたい企業におすすめ
おすすめ!
- シンプルかつ使いやすいシステム設計で評価者も管理者も安心して利用できる
- 業界トップクラスの低価格なシステムで長期にわたって利用できる
- システム利用者限定でプロのコンサルノウハウが無料で学べるナレッジサイトを活用できる
気になる…
- 問い合わせから導入までには約1ヶ月ほどかかる
課題:明確な評価制度が存在せず、属人的な運用になっていた
出典:抱月工業株式会社(製造業、従業員51名-200名)の導入事例、人事評価ナビゲーター公式サイト
効果:シンプルな操作性で、初めてでもスムーズに評価を実施できた
どちらのタイプを選ぶ場合でも、評価制度は労働条件と深く関わります。評価結果を賃金や賞与に反映する仕組みを新たに導入したり変更したりする場合は、就業規則や賃金規程との整合を確認し、社員への説明を丁寧に行うことが大切です。労働条件の変更に関する基本的なルールは厚生労働省の資料で確認できます(厚生労働省「労働契約(契約の締結、労働条件の変更、解雇等)」)。本記事は法的助言を目的としたものではないため、個別の判断は社会保険労務士などの専門家に相談してください。
タレントマネジメントまで一体化したいなら
評価結果を昇格・配置・育成・離職防止にも活かしたい企業は、評価に特化したシステムよりも、人材情報を一元管理できるタレントマネジメントシステムを候補に入れると、あとからシステムを追加する手間を省けます。評価データは、それだけで完結させるより、スキルや経歴、異動履歴、社員アンケートの結果と組み合わせることで活用の幅が広がります。
近年は、人材を資本と捉えて投資の効果を開示する「人的資本経営」への関心も高まっています。内閣官房は人的資本の可視化に関する指針を公表し、2026年3月に改訂しており、上場企業を中心に、育成やエンゲージメントに関する情報を整理する動きが広がっています(内閣官房「「人的資本可視化指針」の改訂について」)。開示の義務がない中小企業でも、評価と育成のデータがそろっていれば、採用や定着の施策を数字で振り返れるようになります。
この目的に合うのがカオナビです。人事出身の創業者が作ったタレントマネジメントシステムで、利用企業数は4,500社を超えています(2025年9月末時点、商品ページの記載による)。人材情報の一元化に加えて、人事評価、労務管理、サーベイ、離職防止の分析など幅広い機能を備え、企業の業務ニーズに合わせて機能を組み合わせられます。紙やExcelに散らばった人材データを集約し、評価の結果を配置や育成の判断に使いたい企業に向いています。機能が豊富な分、導入前に運用ルールとセキュリティ面の整備が必要ですが、伴走型のサポートやサポートツール、ユーザーコミュニティが用意されています。タレントマネジメントシステム全体の比較はタレントマネジメントシステムおすすめ15選を徹底比較で紹介しています。
株式会社カオナビ
カオナビ
株式会社カオナビ
カオナビ
社員の個性・才能を見える化!人事評価を公平・透明に運用したい企業におすすめ
おすすめ!
- 人事評価システムで適正な評価を実現。評価履歴をまとめて管理。
- 評価シートの配布から回収・集計までを一元化し、運用の手間と属人化を防ぐ
- 評価結果を比較・分析でき、客観性と公平性の高い人事評価につなげられる
気になる…
- 料金を確認するには問い合わせが必要
公式の導入事例には、人事評価制度・等級制度・報酬制度の設計を外部のコンサルティング会社の支援で進め、評価情報や面談記録の管理にカオナビを使う例も紹介されています。制度づくりは外部に相談し、評価の運用と情報の置き場はシステムに任せる、という役割分担もできます。
従業員の評価情報の検索時間を10分の1以下に短縮できています。以前はExcelやWordに散在していた評価・面談の情報がカオナビに集約されているため、名前検索一発で全情報を確認できるようになりました。
出典:株式会社スタートークの導入事例、カオナビ公式サイト
人材データを一か所に集めるほど、個人情報の取り扱いには注意が必要です。評価の記録や面談のメモも個人情報にあたるため、閲覧できる人の範囲、利用目的の明示、クラウド事業者の安全管理措置を確認しておきましょう(個人情報保護委員会「法令・ガイドライン等」)。
人事評価システム選定でよくある失敗パターン
人事評価システムの導入でつまずく原因の多くは、「何を解決したいのか」を決める前に機能や知名度で選んでしまうことにあります。スイッチを切り替えると、それぞれの回避策を確認できます。
支援の過不足:評価制度がすでにあるのに制度構築の支援まで含むプランを契約し、使わない支援に費用を払い続けた。
現場の定着:機能の多さで選んだ結果、管理職が操作に慣れず、評価期間の終わりに入力が集中して結局Excelに戻った。
処遇との連動:システムは導入したが、評価結果を賃金や賞与にどう反映するかを決めておらず、社員の納得感が上がらなかった。
3つの失敗に共通するのは、システム選びを「どれが一番高機能か」という比較で進めてしまったことです。人事評価システムは、制度の設計、評価の入力、集計、処遇への反映、社員へのフィードバックという一連の流れのうち、どこを効率化したいのかによって最適な選択が変わります。導入前に、現在の評価の流れを書き出し、時間がかかっている工程と、社員の不満が出ている工程に印を付けておくと、必要な機能と支援の範囲がはっきりします。
また、人事評価は一度導入して終わりではありません。初回の評価期間が終わったら、評価のばらつき、入力の遅れ、面談での社員の反応を振り返り、評価項目や運用ルールを見直すことが定着の鍵になります。伴走支援のあるサービスを選ぶ場合も、振り返りの場を自社主体で持てるよう、人事担当者が運用の中心に立つ体制を作っておきましょう。
評価業務コストを数値で確認する
紙やExcelで人事評価を運用している場合、評価シートの配布・回収・集計と面談準備にかかる時間を金額に換算すると、システム導入の費用対効果を判断しやすくなります。下のシミュレーターに自社の数字を入れて試算してみてください。
人事評価にかかる年間の作業コスト(簡易計算)
年間の作業時間:約0時間(作業コスト約0万円)
削減できる時間:約0時間(約0万円)
※入力値にもとづく簡易計算です。削減割合は仮定の値で、実際の効果は運用方法やシステムによって異なります。制度設計にかかる時間やシステムの利用料は含みません。
初期値の例では、年間の作業時間が約250時間、作業コストが約75万円になり、そのうち3割を減らせれば約75時間、約22.5万円分の時間が生まれる計算です。人数が増えるほど、評価シートの回収と集計、未提出者への催促にかかる時間は大きくなります。この金額と各システムの見積もりを比べると、システム単体で十分か、制度構築の支援まで含めるべきかを判断する材料になります。削減できた時間を面談の質の向上や評価者研修に回せるかどうかも、あわせて考えておきましょう。
試算で一番大きいのが配布・回収・集計と催促の時間なら、評価シートの再現と一括リマインドに強いタイプから比べるのが近道です。ジンジャー人事評価のように、評価者の自動設定や一括リマインドで進捗管理の手間を減らせるシステムがあります。
ジンジャー人事評価
評価シートの配布・回収・集計や催促に、毎期かなりの時間をかけていませんか?
こんな会社に向いています
評価制度やシートはあり、紙やExcelの運用負担を減らしたい会社
管理職の入力の遅れを、一括リマインドで減らしたい会社
よくある質問(FAQ)
Q1. あしたのクラウド(あしたのクラウドHR)とは何ですか?
A. 株式会社あしたのチームが提供するクラウド型の人事評価システムです。目標設定から評価、給与・賞与のシミュレーションまでを管理でき、評価制度の構築支援や専任担当者による運用の伴走をあわせて受けられる点が特徴です。
Q2. あしたのクラウドの費用はいくらですか?
A. 公式サイトに金額の記載はなく、企業規模や利用人数、制度構築支援の内容に応じた個別の見積もりです。比較する際は、初期費用、制度構築支援、月額利用料、運用サポート、契約条件がどこまで含まれるかを確認しましょう。
Q3. あしたのクラウドを運営している会社はどこですか?
A. 株式会社あしたのチームです。2008年9月に設立され、人事評価制度の構築・運用支援のほか、人事評価クラウド「あしたのクラウドHR」や1on1コーチングなどを事業としています(公式サイトの会社概要より)。
Q4. あしたのクラウドは運用がめんどくさいと言われますか?
A. 評価の入力や面談の運用には管理職の協力が必要で、口コミには通知機能や前期との比較機能の改善を望む声もあります。一方、ITreviewでは導入のしやすさが4.3、サポート品質が4.2(5点満点)と高めです。導入前に実際に入力する管理職に試してもらい、自社で運用できるかを確かめましょう。
Q5. あしたのクラウドの代わりに検討できる人事評価システムはありますか?
A. 導入目的によって候補が変わります。低コストでシンプルに運用したいならジンジャー人事評価、人事コンサル会社が設計した仕組みで制度も整えたいなら人事評価ナビゲーター、人材情報の一元化まで求めるならカオナビが候補になります。
Q6. 人事評価システムを導入するときに注意することは何ですか?
A. 解決したい課題を先に決め、実際に入力する管理職に操作を試してもらうことが大切です。評価結果を賃金や賞与に反映する場合は就業規則や賃金規程との整合を確認し、評価データの閲覧範囲など個人情報の取り扱いも事前に決めておきましょう。
まとめ|あしたのクラウドを検討するときの5つのポイント
あしたのクラウドは、評価制度の構築と運用の定着を外部の支援とともに進めたい企業にとって有力な選択肢です。一方で、自社の課題が運用の手間やデータ活用にある場合は、別のタイプのシステムのほうが費用対効果に優れることもあります。最後に、検討の際に押さえておきたいポイントを5つにまとめます。
- 導入目的を3つのタイプで整理する:シンプル運用、制度設計の相談、タレントマネジメント一体化のどれを重視するかを決めます。
- 料金は費用の内訳で比べる:初期費用、制度構築支援、月額利用料、運用サポート、契約条件を並べて確認します。
- 伴走支援の範囲と自社運用への切り替えを決める:契約前の6つの質問で、支援をいつまで・どこまで頼むかを確認します。
- 現場で試してから決める:評価を入力する管理職にトライアルやデモで操作してもらい、自社と同じ規模の口コミも読みます。
- 資料を取り寄せて、同じ条件で見積もりを比べる:候補のサービスの資料をそろえ、支援範囲と費用の内訳を横に並べて判断します。
迷ったときは、まず3つの目的別の比較表で自社に近い状況を選び、資料を並べて見比べるところから始めましょう。
参考文献
- 厚生労働省「職業能力評価基準について」、2026年10月15日確認
- 厚生労働省「人材開発支援助成金」、2026年10月15日確認
- 厚生労働省「労働契約(契約の締結、労働条件の変更、解雇等)」、2026年10月15日確認
- 内閣官房「「人的資本可視化指針」の改訂について」、2026年10月15日確認
- 個人情報保護委員会「法令・ガイドライン等」、2026年10月15日確認
- 株式会社あしたのチーム「あしたのクラウド」、2026年10月15日確認
- 株式会社あしたのチーム「会社概要」、2026年10月15日確認
- 株式会社あしたのチーム「あしたのクラウド ログイン」、2026年10月15日確認
- PRONIアイミツ SaaS「あしたのクラウドHRの機能/連携サービス」、2026年10月15日確認
- ITreview「あしたのクラウドHRの特徴・導入事例など製品情報」、2026年10月15日確認
- BOXIL「あしたのクラウドHRの料金・機能・導入事例」、2026年10月15日確認
- jinjer株式会社「株式会社日本電商の導入事例」、2026年10月15日確認
- 株式会社日本経営「抱月工業株式会社の導入事例」、2026年10月15日確認
- 株式会社カオナビ「株式会社スタートークの導入事例」、2026年10月15日確認