SNSマーケターとは?仕事内容・年収・なり方と企業の判断を解説

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  • SNSで認知と集客を担う役割だとわかる
  • 年収・学歴・資格を公的データで確認できる
  • 自社は採用・育成・代行の3択で整理できる

SNSマーケターとは、X・Instagram・TikTok・YouTubeなどのSNSを使って、企業の商品やサービスの認知拡大・集客・販売につなげる役割を担う人のことです。公式アカウントの運用、SNS広告、インフルエンサーとの連携、投稿への反応の分析などを担当します。国の職業情報サイト(job tag)には「SNSマーケター」という項目はなく、近い仕事は「Webマーケティング」に含まれます。本記事では、仕事内容、SNS別の使い分け、年収の公的データ、なり方と資格、向いている人、将来性と「怪しい」と言われる理由を整理したうえで、企業がSNSマーケターを置くか、育てるか、運用代行に任せるかの判断をまとめます。内容は、2026年10月21日時点の公開情報と各サービスの商品ページにもとづきます。

自社のSNS運用の担当をどうするか、いまの状況に近い進め方を診断

Q1. 自社のSNS運用の担当について、近いのはどちらですか?

目次

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  1. SNSマーケターとは|SNSで認知・集客・販売を担う仕事
  2. SNSマーケターの仕事内容|5つの業務に整理
  3. SNS別の特徴と使い分け|X・Instagram・TikTok・YouTube・LINE
  4. SNSマーケターの年収|公的データで確認する
  5. SNSマーケターになるには|学歴や資格は必須ではない
  6. SNSマーケターの働き方|事業会社・支援会社・フリーランス
  7. SNSマーケターに向いている人・向かない人
  8. SNSマーケターの将来性と、「怪しい」と言われる理由
  9. 企業がSNSマーケターを置く・育てる・任せる判断の整理
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ|SNSマーケターを理解し、自社のSNS運用に生かすために押さえたい6つのこと
  12. 参考文献

SNSマーケターとは|SNSで認知・集客・販売を担う仕事

SNSマーケターとは、SNSを使って、企業の商品やサービスの認知拡大・集客・販売につなげる役割を担う人のことです。

具体的には、公式アカウントの運用、SNS広告の配信、インフルエンサーとの連携、投稿への反応の分析と改善を、目的に合わせて組み合わせます。消費者が商品を買う前にSNSで情報を調べることが増えたため、SNSは広報の補助ではなく、集客や販売の入り口として扱う企業が増えています(バンタンクリエイターアカデミーの解説)。企業がSNSで行う施策の全体像は、当サイトの企業のSNSマーケティングとは?施策やメリット、成功のポイントを解説で解説しています。

SNSマーケターは公的な職業名ではない|Webマーケティングの一部

厚生労働省の職業情報サイト(job tag)に「SNSマーケター」という項目はありません。近いのは「Webマーケティング(ネット広告・販売促進)」で、主な活動として「SNS等のWeb広告手法を活用した集客活動」と、アクセス解析にもとづく改善策の実施が挙げられています。つまり、SNSマーケターという呼び名や業務の範囲は、企業や求人によって幅があります。

呼び名 主な担当の範囲 見分けるポイント
SNSマーケター 目的の設定、運用の方針づくり、広告やインフルエンサー施策、分析と改善まで 数字をもとに、施策を決める役割が含まれる
SNS運用担当者(中の人) 投稿の作成と投稿、コメントへの返信など、日々の運用 日々の発信が中心で、方針は別の人が決める場合もある
Webマーケター SEO、広告、メール、アクセス解析など、Web全体の施策 SNSは担当範囲の一部で、SNS以外の施策も担当する
呼び名と担当範囲の整理(分け方は本記事での整理。job tagの説明をもとにしています。企業や求人によって異なります)

SNSに限らないWebマーケティング全体の仕事は、当サイトのWebマーケターとは?仕事内容や必要なスキル・年収などを徹底解説で解説しています。

仕事は「企画する部分」と「続ける作業」に分かれる

SNSマーケターの仕事を分解すると、目的や方針を決める企画の部分と、投稿の素材づくり、更新、反応の確認を毎週回し続ける作業の部分があります。企画は自社の事業を知る人が担うほうが進めやすい一方、続ける作業は担当者の時間を取りやすく、忙しい時期に止まりがちです。この続ける作業を専門会社に任せる場合の一例が、Instagramの運用代行サービスのトリドリライクスです。

トリドリライクス(運営は株式会社トリドリ)の商品ページでは、アカウントの設計から分析・改善までのサポート、投稿画像の作成と投稿の代行、分析月次レポートの作成、レポートをもとにした運用設計の改善が紹介されています。一方で、運用開始前の申込日から料金が発生すること、撮影などのオプションは別途の月額費用がかかることには注意が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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SNSマーケターの仕事内容|5つの業務に整理

SNSマーケターの主な仕事は、公式アカウントの運用、SNS広告の運用、インフルエンサー施策、ソーシャルリスニング、キャンペーンの企画と効果分析の5つに整理できます。

業務 主な内容 見る数字の例
1. 公式アカウントの運用 投稿の企画と作成、コメントやDMへの対応、世界観の統一 インプレッション、エンゲージメント率、フォロワー数の推移
2. SNS広告の運用 年齢や関心で届ける相手を絞った配信、広告の画像・文面づくり、配信後の見直し クリック数、獲得単価、成果につながった数
3. インフルエンサー施策 発信者の選定と依頼、投稿内容のすり合わせ、効果の測定 投稿の反応数、自社サイトへの流入
4. ソーシャルリスニング SNS上の口コミや話題を集めて分析し、商品や発信の改善に生かす 言及の数、好意的・否定的な反応の傾向
5. キャンペーンの企画と効果分析 投稿を促す企画、プレゼント企画の設計、実施後のレポート 参加数、拡散の広がり、来店や購入への影響
5つの業務の整理(出典: モアワークス・バンタンクリエイターアカデミーの解説をもとに本記事で整理。見る数字は一例)

1. 公式アカウントの運用

いわゆる「中の人」としての仕事です。投稿の企画と作成、コメントやDMへの対応を通じて、ブランドのイメージをつくります。投稿数を増やすことよりも、誰に何を伝えるアカウントなのかを決めておくことが土台になります。SNSの運用の始め方と目的の決め方は、当サイトのSNS運用とは?目的・始め方3ステップ・よくある失敗と代行の活用を解説で解説しています。

2. SNS広告の運用

SNS広告は、年齢や関心などで届ける相手を絞って配信できる点が特徴です。画像や文面を作り、配信後は数字を見て調整します。広告の種類や費用の仕組みは、SNS広告とは?種類・費用・運用の仕組みをわかりやすく解説を参照してください。job tagでも、Webマーケティングの集客活動では「SNSの普及に伴いSNS上に広告を配信するSNS広告の利用が主になっている」と説明されています。

3. インフルエンサー施策とステルスマーケティング規制

インフルエンサーに商品の紹介を依頼する場合は、ステルスマーケティング規制の確認が欠かせません。消費者庁の案内では、広告であるにもかかわらず広告であることを隠すことがステルスマーケティングで、令和5年10月1日から景品表示法違反となります。企業がインフルエンサー等の第三者に依頼・指示する投稿も広告に含まれ、規制の対象は商品やサービスを供給する事業者(広告主)です(消費者庁)。

SNSマーケターにとっては、依頼の時点で、投稿に広告やPRと分かる表示を入れる運用を決めておくことが仕事の一部になります。具体的な表示の方法や個別のケースは、消費者庁の運用基準やQ&Aで確認してください。なお、この記事の内容は法的助言ではありません。投稿に付けるハッシュタグの考え方は、ハッシュタグとは?意味と目的、SNS別の違い、企業の注意点を解説で解説しています。

4. ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングは、SNS上の口コミや話題を集めて分析し、商品や発信の改善に生かす仕事です。job tagでも、Webマーケティングの細かな仕事(タスク)として「社会のトレンドや利用者のニーズ、行動傾向等を把握するため、SNSの情報などWeb上のビッグデータを分析する」が挙げられ、実施率は85.1%とされています。この数字は、SNSマーケターだけでなく、Webマーケティングの仕事全体に対するものです。

5. キャンペーンの企画と効果分析

投稿やフォローを促す企画を設計し、実施後に参加数や拡散の広がりをまとめて次の企画に生かします。ここでも、実施前に「何を成果とするか」を決めておかないと、終わったあとに評価ができません。

運用代行2サービスの違いを比較表で見る

SNS別の特徴と使い分け|X・Instagram・TikTok・YouTube・LINE

SNSマーケターは、X・Instagram・TikTok・YouTube・LINE公式アカウントなどを、目的と発信できる体制に合わせて使い分けます。

全部のSNSを同時に始める必要はありません。競合の解説でも、SNSごとに得意な発信の形が違うため、自社の商品と届けたい相手に合うものから選ぶ考え方が示されています(モアワークス、バンタンクリエイターアカデミー)。

SNS 主な発信の形 担当者が確認すること
X(旧Twitter) 短い文章の投稿、リポスト 話題への反応の早さ、投稿の頻度と言い回し
Instagram 画像のフィード投稿、リール動画、ストーリーズ 見た目の統一、保存やコメントなどの反応
TikTok ショート動画 動画の企画と制作を続けられる体制
YouTube 長めの動画、解説動画 企画・撮影・編集にかかる時間
Facebook 投稿、ページでの情報発信 実名での利用が多い層への発信内容の丁寧さ
LINE公式アカウント 友だち登録した人へのメッセージ配信 配信の頻度と内容、1人ずつに合った案内
SNS別の発信の形と確認事項(本記事での整理。各SNSの仕様や機能は公式ヘルプで確認してください)

担当者が1人か兼任の場合は、まず1つか2つのSNSに絞り、投稿の作り方と反応の見方が固まってから広げるほうが続きやすくなります。Instagram・Facebook・Xのように、同じ内容を複数のSNSに出す場合でも、SNSごとに読まれ方が違うため、反応を別々に見る必要があります。

SNSマーケターの年収|公的データで確認する

SNSマーケターだけの公的な年収統計はなく、近い「Webマーケティング」は、job tagで年収736.8万円(令和7年賃金構造基本統計調査を加工)とされています。

項目 数値 備考
賃金(年収) 736.8万円 全国。令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成されたもの
年齢 43歳 全国。同上
労働時間 月158時間 全国。同上
賃金(1時間当たり) 3,633円 一般労働者。残業代や賞与を含む。全国のみの数値
Webマーケティング(ネット広告・販売促進)の統計データ(出典: 厚生労働省 job tag。2026年10月21日に確認)

この数字を読むときは、3点に注意が必要です。1つ目は、job tagの統計データは「企画・調査事務員」等の分類に対応しており、必ずしもその職業のみの統計ではないと明記されている点です。2つ目は、年収に賞与などを含むため、単純に12か月で割った約61.4万円が毎月の給与になるわけではない点です。3つ目は、給与などの待遇は各社の規定に準ずると説明されている点で、同じ「SNSマーケター」でも、企業や担当範囲で変わります。

求人を見るときは、年収の額だけでなく、残業代や賞与を含む額か、担当がSNSだけかWeb全体か、運用の実務だけか方針づくりまで含むかを確認すると、比べやすくなります。job tagには、キャンペーンなどがあれば残業時間が多くなることもあると書かれており、勤務時間の実態も確認したい点です。

SNSマーケターになるには|学歴や資格は必須ではない

SNSマーケターになるために、特別な学歴や資格は必須ではありません。job tagでも、近い「Webマーケティング」は、入職にあたって特に学歴や資格は必要とされないと説明されています。

入職の経路としては、大学や専門学校などを卒業後、広告代理店やWebマーケティング会社、Webマーケティング部門のある企業に入る道が一般的とされます。Webデザイナー等として経験を積んだ人が転職する場合もあり、マーケティングやITの経験者を中心に中途採用も多いと説明されています。一通り仕事を覚えて、自分で仕事を回せるようになるまでには、個人差はあるものの1年程度が必要とされます(job tag)。

未経験から目指す5つのステップ

競合の解説で共通して挙げられる進め方を、順番に整理すると次のようになります(進め方の整理は本記事によるものです)。

  1. 自分のアカウントで投稿し、どんな投稿に反応があったかを記録する
  2. マーケティングの基礎(誰に何を伝えるかの整理、目標の置き方)を学ぶ
  3. インプレッションやエンゲージメント率など、SNSで見る数字の意味を押さえる
  4. 運用の記録と改善案を、第三者が読める形のレポートにまとめる
  5. 求人の担当範囲(SNSだけか、広告や分析も含むか)を確認して応募する

資格は必須ではないが、学びの手がかりにはなる

job tagの「関連資格」の欄には、関連する資格はありませんと記載されています。つまり、取れば仕事に就ける公的な資格があるわけではありません。ただし、広告や解析ツールの使い方を学ぶ手段として、各社の公式の学習サイトを使う方法があります。たとえばGoogleのSkillshopは、Google製品の専門家が設計したe-learningコースを提供するサイトで、Google Adsなどの認定の取得を目指せます。認定そのものよりも、自分が何を担当し、どんな数字を見て、何を変えたのかを説明できる状態にしておくことが、実際の仕事では役に立ちます。

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SNSマーケターの働き方|事業会社・支援会社・フリーランス

SNSマーケターの働き方は、事業会社(インハウス)、支援会社(広告代理店やWebマーケティング会社など)、フリーランスの3つに分けて考えると整理しやすくなります。

働き方 主な仕事 確認したい点
事業会社(インハウス) 自社のアカウント運用と、商品開発・広報・営業との連携 専任か兼任か、投稿の確認や決裁をする人の範囲
支援会社(広告代理店・Webマーケティング会社など) 複数の取引先のSNS運用や広告の支援 担当する案件の数と業種、成果の求められ方
フリーランス 運用代行やコンサルティングを個人で受ける 営業、契約、請求などを自分で管理する負担
3つの働き方の整理(出典: モアワークス・バンタンクリエイターアカデミーの解説をもとに本記事で整理)

企業側から見ると、自社に人を置くか、支援会社に任せるかの違いが、そのまま働き方の違いに対応します。この選び方は、後半の「企業がSNSマーケターを置く・育てる・任せる判断の整理」で扱います。

SNSマーケターに向いている人・向かない人

SNSマーケターに向いているのは、トレンドに関心があり、数字をもとに改善を続けられ、社内外の関係者と調整できる人です。

job tagでは、近い「Webマーケティング」で活躍するために、情報リテラシーとマーケティングの知識、データを集めて分析する能力、ユーザーのニーズを読み取って企画にまとめる力、コミュニケーション能力と交渉・調整能力が必要とされています。仕事のサイクルが短く、常にスピーディーな対応が求められる点も挙げられています。

向いているとされる面 力を発揮しやすい場面 負担になりやすい場面
数字を見て改善できる 投稿の反応を比べ、次の投稿の仮説を立てる 反応が出ない時期が続き、仮説を変えられない
トレンドに関心がある 話題を投稿や企画に取り入れる 変化の速さについていけない
人と調整できる 広報・営業・法務などと投稿内容をすり合わせる 確認や承認に時間がかかり、投稿が遅れる
批判に落ち着いて対応できる ネガティブなコメントにも冷静に返信する 炎上のリスクを常に意識する負担が大きい
向き不向きの整理(出典: job tagの記載と、ベスト進学ジャーナル・モアワークスの解説をもとに本記事で整理)

向かないというより、負担を感じやすいのは、変化が苦手な人や、地道な入力・スケジュール管理が続く作業が苦手な人、批判的なコメントが気になって続けにくい人です。これらは、担当者の個性だけで解決しようとせず、役割分担や承認の流れを決めておくことで軽くできます。

SNSマーケターの将来性と、「怪しい」と言われる理由

SNSマーケターは需要のある職種とされる一方で、肩書きの曖昧さや、SNSで稼げるとうたう勧誘とのトラブルから、「怪しい」と言われやすい背景があります。

将来性|求められるのは「作業」より「判断」

job tagでは、近い「Webマーケティング」について、急拡大している分野で人材不足の状態にあり、マーケティングやIT経験者を中心に中途採用も多いと説明されています。同時に、技術の変化が激しい仕事で、社会のトレンドへの関心と研修などでの学び直しが欠かせないこと、生成AIやデバイスの進化に伴い、実施手法がさらに大きく変わることが考えられることも書かれています。

この説明から読み取れるのは、投稿の作成や集計といった作業は道具や外部の支援で置き換えやすくなる一方、目的を決め、数字を読み、次の手を判断する力の価値が高まるという見方です(この読み取りは本記事の見方です)。

「怪しい」と言われる3つの理由

  1. 呼び名が公的な職業名ではなく、関連する資格もないため、肩書きだけでは実力や担当範囲が分からない
  2. 「SNSで稼げる」「未経験から高収入」とうたう副業の勧誘や講座の契約をめぐるトラブルが起きている
  3. 成果が数字で見えるため、運用を依頼する側が、成果を断定する説明を信じてしまうことがある

2つ目については、国民生活センターが2026年9月16日に「ビジネス講座のトラブルにご注意」と注意喚起しています。SNS運用講座をAI講座などと並ぶビジネス講座の例として挙げ、これらの相談が増加傾向にあるとしています。PIO-NETに登録された相談は、2024年度が2,682件、2025年度が3,551件で、2026年度は7月31日までの登録分で1,121件です。SNS広告をきっかけに、ウェブ会議で勧誘される例が見られるとしています(国民生活センター)。

国民生活センターは、契約前に講座の内容や難易度を細かく確認すること、ウェブ会議で勧誘されてもその場では契約せずいったん冷静に検討すること、月々の支払額だけでなく総支払額を確認すること、契約前に解約条件を確認することを呼びかけています。不安を感じたときは、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センター等を案内してもらえます。つまり、SNSマーケターという仕事そのものが怪しいわけではなく、仕事の入り口として売られる講座や勧誘の契約内容を確認することが大切です。

3つ目は、運用代行を依頼する企業側の注意点でもあります。SNSの成果は、商品、投稿の内容、広告費など多くの要素で決まります。成果を断定する説明を受けたときは、根拠と、成果が出なかった場合の取り決めを確認してから判断してください。

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企業がSNSマーケターを置く・育てる・任せる判断の整理

自社のSNS運用を進める方法は、担当者を採用する、社内で育てる・兼任する、運用代行に任せる、の3つに整理できます。

進め方 向いている状況 確認したい点
担当者を採用する 方針づくりから分析まで、専任で任せたい 求人の担当範囲、採用までの期間、評価の方法
社内で育てる・兼任する 商品知識が重要で、投稿の頻度はそれほど多くない 担当者の時間の確保、引き継ぎ、属人化しないか
運用代行に任せる 投稿の作成や分析の作業を外に任せ、社内は方針と確認に集中したい 対応するSNS、契約期間、素材の提供が必要か
3つの進め方の整理(本記事での整理。どれか1つに決める必要はなく、組み合わせてもよい)

3つは組み合わせることもできます。たとえば、方針づくりと最終確認は社内の担当者が行い、素材づくりや更新、分析のレポート作成は運用代行に任せる形です。判断の分かれ目は、担当者の時間が、企画と確認に使えているか、毎回の素材づくりに取られているかです。運用代行の2つのサービスを、商品ページで確認した内容(2026年10月21日時点)で並べます。順位や優劣をつけるものではありません。

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自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:トリドリライクス。Instagramを中心に、アカウントの設計から分析・改善までを任せたい場合の一例です。

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この状況に合う一例:アルパカSNS。Instagram・Facebook・Xから依頼する媒体を選び、投稿の作成を任せたい場合の一例です。

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サービス トリドリライクス アルパカSNS
向いている会社 Instagramに絞り、設計から分析・改善までまとめて任せて始めたい会社 Instagram・Facebook・Xなど複数のSNSに投稿したく、素材や資料を用意できる会社
特徴 アカウントの設計から分析までのサポート、投稿画像の作成と投稿の代行、分析月次レポート、運用設計の改善 3つのSNSから依頼する媒体を選べる、投稿画像・リール動画の制作、投稿文の作成、ハッシュタグの挿入などを依頼できる
注意したい点 運用開始前の申込日から料金が発生する。撮影などのオプションは別途の月額費用。利用には審査があり、運用開始まで時間がかかる 画像・動画の素材や資料の提供が必要。運用開始後は最低3か月の契約。基本的にはInstagramと同じ内容がFacebook・Xにも投稿される
資料・詳細

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

2つ目に紹介するアルパカSNSは、続ける作業のうち、投稿の素材づくりを任せたい場合の一例です。商品ページでは、Instagram・Facebook・X(旧Twitter)の3つのSNSから依頼したい媒体を選べること(プランにより異なる)、投稿画像やリール動画の制作、投稿文の作成、ハッシュタグの挿入などを依頼できることが紹介されています。一方で、画像・動画の素材や資料の提供が必要なこと、運用開始後は最低3か月の契約が必要なこと、基本的にはInstagramと同じ投稿内容がFacebookとXにも投稿されることには注意が必要です。サービスの構成は更新されることがあるため、対応するSNSやプランは資料で最新の内容を確認してください。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

アルパカSNSの公式サイトの事例ページ(不動産会社の例)には、原稿オプションを使った例が次のように紹介されています。

原稿の提案から編集までを一括で任せることで、スムーズな動画投稿が可能になりました。

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  • 「Instagram」「Facebook」「X」の3つで、プランにより運用SNSが異なる

自社で続けるか、任せるかを決める前に、次のセルフチェックで、いまの体制を確認してみてください。当てはまる数が少なければ、今のやり方で十分です。

自社のSNS運用、続けられる体制になっていますか?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

担当者の時間を、方針づくりと数字の確認に使うために、素材づくりや更新、分析のレポート作成を外に任せる。この分担を取る場合は、Instagramを中心に設計から分析まで任せられるトリドリライクスの資料で、対応範囲と進め方を確認できます。

よくある質問(FAQ)

Q1. SNSマーケターとはどんな仕事ですか?

A. SNSマーケターとは、X・Instagram・TikTok・YouTubeなどのSNSを使って、企業の商品やサービスの認知拡大・集客・販売につなげる役割を担う人のことです。国の職業情報サイトjob tagに「SNSマーケター」の項目はなく、近い仕事は「Webマーケティング」に含まれます。呼び名や担当範囲は、企業や求人によって異なります。

Q2. SNSマーケターの仕事内容は何ですか?

A. 主な仕事は、公式アカウントの運用、SNS広告の運用、インフルエンサー施策、ソーシャルリスニング、キャンペーンの企画と効果分析の5つに整理できます。インフルエンサーに商品の紹介を依頼する場合は、広告と分かる表示を入れる運用など、ステルスマーケティング規制の確認も仕事の一部になります。

Q3. SNSマーケターの収入(年収)はどのくらいですか?

A. SNSマーケターだけの公的な統計はありません。近い「Webマーケティング」は、job tagで年収736.8万円、年齢43歳、労働時間は月158時間とされています(令和7年賃金構造基本統計調査を加工)。ただし、分類にはほかの職業も含まれ、賞与等を含む数字です。実際の給与は各社の規定で決まるため、求人で確認してください。

Q4. SNSマーケターに向いている人はどんな人ですか?

A. トレンドに関心があり、数字をもとに改善を続けられ、社内外の関係者と調整できる人です。job tagでは、近い仕事で、マーケティングの知識、データを分析する能力、企画力、コミュニケーション能力と調整能力が必要とされています。変化の速さや批判的なコメントへの対応が負担になりやすい面もあります。

Q5. なぜSNSマーケターは怪しいと言われるのですか?

A. 呼び名が公的な職業名ではなく関連する資格もないため肩書きだけでは実力が分かりにくいこと、SNSで稼げるとうたう講座や副業の勧誘をめぐるトラブルがあることが背景にあります。国民生活センターは、SNS運用講座を含むビジネス講座の相談が増えているとして、契約前に内容・総支払額・解約条件を確認するよう呼びかけています。仕事そのものが怪しいわけではありません。

Q6. SNSマーケターになるのに、資格は必要ですか?未経験でもなれますか?

A. 特別な学歴や資格は必須ではありません。job tagでも、近い仕事は入職にあたって特に学歴や資格は必要とされないと説明されており、関連する資格もありません。未経験から目指す場合は、自分のアカウントで投稿と反応の記録を重ね、運用の記録と改善案をレポートにまとめて、担当範囲が合う求人に応募する進め方があります。

まとめ|SNSマーケターを理解し、自社のSNS運用に生かすために押さえたい6つのこと

SNSマーケターは、SNSで認知・集客・販売につなげる役割で、公的な職業名ではなく、Webマーケティングの一部として位置づけられます。呼び名や担当範囲は企業によって違うため、求人や依頼では範囲を確認することが大切です。

  1. SNSマーケターは、公的な職業名ではなく、Webマーケティングの一部として位置づけられることを押さえる
  2. 仕事を、公式アカウントの運用・SNS広告・インフルエンサー施策・ソーシャルリスニング・キャンペーンの5つに分けて、自社に必要な業務を決める
  3. 年収は、近い「Webマーケティング」の公的データ(job tag)を目安にし、求人では担当範囲と残業代・賞与の扱いを確認する
  4. 学歴や資格は必須ではないため、運用の記録と改善の説明ができる状態を目指す
  5. 「怪しい」と言われる背景を踏まえ、講座や運用代行の契約前に、内容・総支払額・解約条件・成果の取り決めを確認する
  6. 自社の運用は、採用・社内で育てる・運用代行の3つで整理し、作業を任せる選択肢として運用代行の資料を請求して、対応するSNSや契約条件を比べる

まずは、本文の5つの業務のうち、自社で最も時間を取られている作業はどれかを書き出すところから始められます。

参考文献

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