タスク管理表の作り方|Excelの項目・数式・共同編集と移行の目安

Check!

  • 最低限の項目は4つ、まず4項目から作る
  • Excelの6ステップとコピペ用の数式
  • 共同編集の条件と、限界のサインを確認

タスク管理表とは、やるべき作業(タスク)を1行ずつ書き出し、担当者・期限・優先度・進捗を一覧にして管理する表のことです。Excelやスプレッドシートで作るのが一般的で、最低限そろえる項目は、タスク名・担当者・期限・ステータス(進捗)の4つです。この4項目が1つの表にあれば、誰が何をいつまでに進めていて、終わったのかどうかを、一目で確認できます。本記事では、タスク管理表の役割と項目の決め方、Excelでの作り方6ステップ(入力規則・条件付き書式・数式のコピペ用サンプルつき)、ガントチャート型や週次型の作り分け、チームで使うときの共同編集の条件と運用ルール、専用ツールへ移る目安を、Microsoftの公式ヘルプなどで確認した内容にもとづいて整理します。内容は2026年10月21日時点です。

タスク管理表を作る前に、いまの状況に合う進め方を診断

Q1. どんな場面で使う表を作りたいですか?

目次

開く

閉じる

  1. タスク管理表とは|ToDoリスト・WBS・ガントチャートとの違い
  2. タスク管理表に入れる項目|最低限の4項目と、足すと役立つ項目
  3. Excelでタスク管理表を作る手順|6ステップとコピペできる数式
  4. ガントチャート型・週次型・WBS型|目的に合わせた作り分け
  5. チームで使うタスク管理表の運用ルール|共同編集の条件と更新の習慣
  6. Excelのタスク管理表が限界になるサインと、専用ツールへ移る目安
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ|タスク管理表づくりで押さえたい6つのこと
  9. 参考文献

タスク管理表とは|ToDoリスト・WBS・ガントチャートとの違い

タスク管理表とは、作業(タスク)ごとに担当者・期限・優先度・進捗を書き込み、チームの作業状況を1枚で確認できるようにした表です。

ToDoリストが「自分がやることを忘れないためのメモ」であるのに対し、タスク管理表は、ほかの人にも見える形で、誰が・何を・いつまでに進めているかをそろえて持つのが役割です。作業を1行ずつ書き出すので抜け漏れに気づきやすく、期限の近いものから順に着手できます。担当者の列を見れば、誰に作業が偏っているかもわかります。表はExcelやスプレッドシートで作る方法が最も手軽で、特別なツールを入れなくても、今日から始められます。

名称管理するもの向く場面注意したい点
ToDoリスト自分がやること(1行1項目)個人の備忘や、当日の作業整理期限や担当者がなく、ほかの人には状況が伝わりにくい
タスク管理表タスクごとの担当者・期限・優先度・進捗個人の複数の作業や、少人数のチームの作業管理項目を増やしすぎると、更新が止まりやすい
WBS作業を大・中・小の階層に分けた構成表工程が多く、作業の親子関係を整理したいとき細かく分けすぎると、管理の手間が増える
ガントチャート日付の軸に、作業の期間を棒で表した図並行する作業の日程の重なりを見たいとき日程が頻繁に変わると、更新の手間が大きい
課題管理表発生した問題の内容・対応・完了日品質管理やサポートなど、発生ベースで対応する業務計画した作業の進捗管理とは目的が違う

迷ったときは、まず4項目のタスク管理表を作り、日程の重なりを見たくなった時点でガントチャート型に、工程が多くなった時点でWBS型に広げる順番が、無理がありません。表の作り方と型の作り分けは、この後の章で順に説明します。

なお、イベントの準備に絞った管理表の項目や作り方は、イベント管理表をエクセルで作成しよう|必要な項目やメリットを解説で解説しています。本記事は、イベントに限らず、日々の業務のタスクを管理する表を対象にしています。

タスク管理表で管理できるものと、管理しきれないもの

タスク管理表が答えられるのは、「何を、誰が、いつまでに、どこまで進めたか」です。一方で、「その作業に何時間かかったか」「案件全体でいくらの人件費がかかったか」は、通常の表の項目には含まれません。案件ごとに利益を確認する仕事(制作、開発、コンサルティングなど)では、タスクに予定の工数と実績の工数を列として足し、時間を金額に換算していくと、作業の進み具合と案件の損益をつなげて見られます。

案件ごとの工数と原価まで追う必要がある場合の一例が、株式会社オロが提供するクラウドERPのZACです。商品ページでは、プロジェクト・案件・売上明細の3階層で売上を管理でき、個別原価計算を自動化できると紹介されています。工数管理の機能では、勤怠管理と工数管理を一元化し、プロジェクトや作業工程別に作業時間を集計できます。工程管理の機能では、プロジェクトの作業進捗と原価進捗を一元管理し、ガントチャートで各工程の進捗を確認できるとされています。注意したい点は、導入完了まで最短で3か月、平均で半年ほどかかることです(商品ページ)。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社オロ

ZAC

ZAC

株式会社オロ

ZAC

プロジェクト業務を効率化!タイムリーに管理したい企業におすすめ

全体評価
4 (1件)
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
出典:ZAC
GOOD

おすすめ!

  • 個別原価計算の自動化で業務を効率化できる
  • 独自設計で柔軟性を保ちつつ、安価での導入が可能
  • タイムリーなプロジェクト管理で利益の着地が可視化できる
MORE

気になる…

  • 詳しい料金やプランを確認するには問い合わせが必要
評価・口コミ(一部抜粋)
4
  • 見積発行の際、承認を電子化できる。また、低粗利で提案する際、ユーザーが各上長に直接フェイストゥフェイスでお伺いを立てなくとも、電子的に承認に入れるため、履歴も残り、管理の観点で負担軽減になる。

労務時間データと、それを金額換算するために必要な会計データがバラバラに管理されているため、集計作業が非常に大変でした。

株式会社カヤックのZAC Enterprise導入事例(代表取締役CEOの発言。導入前の課題として掲載。効果や状況は各社の条件によって異なります) 出典:ZAC導入事例 株式会社カヤック(株式会社オロ)

同じ事例では、導入前はプロジェクトごとにExcelで管理しており、社員数が約100人までは何とか対応できたものの、約160人規模になると管理が難しくなった、と語られています。Excelの表は始めやすい反面、人数や案件が増えると、時間や金額の集計が別の作業として積み上がっていく点は、意識しておきたいところです。

ZAC

プロジェクトごとの工数と原価を、一つの仕組みで見たい会社に

ZACの資料を無料でダウンロードできます

無料・30秒で完了 資料を無料ダウンロード

タスク管理表に入れる項目|最低限の4項目と、足すと役立つ項目

タスク管理表に最低限必要な項目は、タスク名・担当者・期限・ステータスの4つで、優先度・開始日・工数・備考は目的に応じて足します。

項目は多いほど詳しく管理できるように見えますが、入力する人の手間も増えます。表が続かなくなる原因の多くは、更新が面倒になることです。まず4項目で始め、「この情報が足りなくて困った」という場面が出てから、列を足していく進め方が安全です。下の表は、各項目の入力のしかたと、決めておくことの目安です。

項目入力のしかた決めておくこと入れる目的
タスク名自由入力「何を・どうする」の形で、動詞で終える(例:見積書を作成する)作業の中身を、書いた人以外にも同じ意味で伝える
担当者プルダウン1つのタスクに担当者は1人。複数人で進める作業は、タスクを分ける責任の所在をはっきりさせ、作業の偏りを見つける
期限日付日付の書式をそろえる(例:2026/10/30)。時刻まで要る作業は備考に書く着手の順番を決め、期限切れを見つける
ステータスプルダウン「未着手・進行中・確認待ち・完了」のように、選択肢と意味を決める進み具合をそろえて把握する
優先度プルダウン高・中・低の3段階程度にとどめる同じ期限の作業が重なったときの順番を決める
開始日日付ガントチャート型にする場合に足す期間(開始から期限まで)を見る
予定工数・実績工数数値(時間)単位を時間にそろえる。実績は終わった時点で入れる見積もりと実際のずれを知り、次の計画に生かす
備考・リンク自由入力関連ファイルのURLや、待ち状態の理由を短く書く表の外にある情報へ、すぐ移れるようにする

項目を増やしすぎない

毎回手で入力する項目ほど、更新が止まる原因になります。開始日や実績工数のように、タスクを始めるときや終えるときに1回だけ入れる項目は、負担になりにくい項目です。一方で、毎日書き換える項目(進捗率など)を増やすと、忙しい週に更新が追いつかなくなります。ステータスの選択肢を4つ程度にそろえ、進捗率の代わりにするのも一つの方法です。

個人用の表とチーム用の表の違い

個人用のタスク管理表(「個人用のタスク管理表をエクセルで作るには」という疑問への答え)は、タスク名・期限・優先度・ステータスの4項目で足ります。担当者は自分だけなので、列を省けます。期限の近い順に並べ替え、週の初めに今週の分を見直す、という使い方がシンプルです。チーム用の表では、担当者の列に加えて、依頼した人の列や「確認待ち」というステータスを足すと、作業の受け渡しが見えるようになります。

優先度の決め方

優先度は、緊急度(期限が近いか)と重要度(遅れると何が困るか)の2つの軸で、高・中・低の3段階に分けます。期限が近く、ほかの作業の前提になっているものを「高」、期限に余裕があり、遅れても影響が小さいものを「低」とするのが基本です。段階を増やすと、判断のたびに迷いが生まれるので、3段階を目安にしてください。

Excelでタスク管理表を作る手順|6ステップとコピペできる数式

Excelでタスク管理表を作る手順は、タスクの洗い出し、項目の配置、プルダウンの設定、期限切れの色づけ、日数の数式、フィルターと枠の固定の6ステップです。

ここでは、下の「記入例」と同じ配置(A列がNo、B列がタスク、C列が担当、D列が開始日、E列が期限、F列が優先度、G列がステータス、H列が営業日数)で説明します。数式は、2行目に入れる例を示しています。コピーして貼り付け、自分の列の位置に合わせて読み替えてください。

ステップ1:タスクを洗い出し、1行1タスクにする

まず、やるべき作業をすべて書き出します。表に入れる前に、メモ帳や付箋で構いません。1つのタスクは、1人が数時間から数日で終える大きさに分けておくと、進み具合を判断しやすくなります。「資料作成」のような大きな塊は、「構成案を作る」「数値を集める」「スライドにまとめる」のように、動詞で終わる作業へ分けます。

ステップ2:1行目に項目を並べ、表の形にする

Excelの1行目に、前の章で決めた項目を横に並べます。2行目以降に、1行ずつタスクを入れます。次の表は、4項目に優先度・開始日・営業日数を足した「記入例」です(内容は説明用のサンプルです)。

Noタスク担当開始日期限優先度ステータス営業日数
1見積書を作成する担当A10/2110/23高完了3
2提案資料の構成案を作る担当B10/2210/28高進行中5
3導入事例の数値を集める担当A10/2610/30中未着手5
4定例会の議事録を共有する担当C10/2710/27低未着手1

営業日数は、土日を除いた日数の例です(2026年10月21日から30日の間に祝日はありません)。H列の数式は、ステップ5で説明します。

ステップ3:プルダウンを設定して、表記ゆれを防ぐ

担当者・優先度・ステータスの列は、自由に入力させず、選択式にします。Excelでは、対象のセルを選び、「データ」タブの「データの入力規則」を開き、「入力値の種類」を「リスト」にして、「元の値」に選択肢を入力します。選択肢を直接入力する場合は、項目を区切り文字(カンマ)で並べます。Microsoftのドロップダウン リストを作成するでは、エラーメッセージのスタイルを「停止」にすると、リストにない値の入力を防げると説明されています。「完了」と「済」と「終了」のように、同じ意味の言葉が混ざると、後でフィルターで絞り込めなくなるため、最初に選択肢を決めておくことが大切です。

ステップ4:期限切れの行を色で知らせる

期限の過ぎた未完了のタスクが目に入るように、条件付き書式を設定します。表の範囲(例:A2からH100)を選び、「ホーム」タブの「条件付き書式」から新しいルールを作り、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます。Microsoftの条件付き書式を使用して Excel 内の情報を強調表示するによると、数式は先頭に等号(=)を付ける必要があり、結果がTRUEかFALSEになる式を指定します。次の数式を入れて、書式を赤い塗りつぶしにします。

=AND($E2<>"",$E2<TODAY(),$G2<>"完了")

この式は、期限が入力済みで、期限が今日より前で、ステータスが「完了」ではない行が、赤くなるという意味です。「期限が入力済み」の条件を入れないと、まだ使っていない空欄の行まで赤くなってしまうため、先頭に付けています。完了した行をグレーにしたいときは、別のルールとして、=$G2="完了"を追加します。

ステップ5:営業日数を数式で自動計算する

開始日から期限までの作業日数は、NETWORKDAYS関数で求めます。MicrosoftのNETWORKDAYS関数によると、書式は「NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [祭日])」で、土曜・日曜と、指定した祭日を除いた稼働日数を返します。祭日の引数は省略でき、省略すると土日だけが除外されます。日付を文字列で入力するとエラーになることがあるため、日付として入力しておく必要があります。

用途設定する場所数式(2行目の例)意味
営業日数H2のセル=IF(OR(D2="",E2=""),"",NETWORKDAYS(D2,E2))開始日と期限が入っているときだけ、土日を除いた日数を表示する
期限までの営業日数別の列(例:I2)=IF(E2="","",NETWORKDAYS(TODAY(),E2))今日から期限までの営業日数。数字が小さいほど期限が近い
祝日も除く場合H2のセル=IF(OR(D2="",E2=""),"",NETWORKDAYS(D2,E2,$L$2:$L$20))L2からL20に、祝日の日付を並べておく
期限切れの色づけ条件付き書式(数式)=AND($E2<>"",$E2<TODAY(),$G2<>"完了")期限が過ぎた未完了の行を赤くする
完了行のグレー表示条件付き書式(数式)=$G2="完了"完了した行を目立たなくする

ステップ6:フィルターと枠の固定で、見やすくする

最後に、表の見やすさを整えます。1行目を選び、「データ」タブの「フィルター」を押すと、列の見出しに矢印が付きます。担当者の列で自分の名前だけを選べば、自分のタスクだけが表示されます(Microsoftのオートフィルターを使ってデータにフィルターを適用する)。行数が増えると見出しが画面から消えるため、「表示」タブの「ウィンドウ枠の固定」で、1行目を固定しておきます。選択したセルの上の行と左側の列が固定される仕組みです(Microsoftのウィンドウ枠を固定して行と列をロックする)。

ガントチャート型・週次型・WBS型|目的に合わせた作り分け

タスク管理表を目的に合わせて広げる型は、日程の重なりを見るガントチャート型、1週間の計画を見る週次型、作業を階層で整理するWBS型の3つです。

基本の表(4項目)は、そのまま土台になります。見たいものに合わせて、列や仕組みを足していきます。次の表は、3つの型で足すものと、向く場面の目安です。

型足すもの向く場面作るときの注意
ガントチャート型開始日の列と、日付を横に並べた列。期間のセルを条件付き書式で塗る複数の作業が並行して進み、日程の重なりや遅れの影響を見たいとき日程の変更のたびに、開始日と期限を直す。ルールを決めておく
週次型月曜から金曜(または日曜まで)の列。曜日ごとに作業を置く定型の作業が多く、1週間の計画を見直しながら進めたいとき前の週の未完了の行を、翌週の表へ移す手順を決める
WBS型階層を示す番号の列(1、1.1、1.2のように)と、親子関係工程が多く、作業の依存関係を整理したいとき(新規事業の立ち上げや、システム開発など)階層を増やしすぎない。大・中・小の3階層までを目安にする

ガントチャート型の作り方

ガントチャート型は、タスク管理表の右側に、日付を横に並べた列を足して作ります。たとえば、J1セルに表示を始める日付を入れ、K1セル以降は「左のセル+1」の式で1日ずつ増やします。続いて、J2からAM100のような範囲を選び、ステップ4と同じ方法で条件付き書式を追加し、次の数式を入れて、塗りつぶしの色を指定します。

=AND(J$1>=$D2,J$1<=$E2)

この式は、日付の行(1行目)の日付が、その行の開始日以上で、期限以下であれば、セルを塗るという意味です。日付の行にはTODAY関数を使った式も入れられるため、今日の列だけ色を変える、といった工夫もできます。ただし、Excelで作るガントチャートは、日程が変わるたびに、人が開始日と期限を書き換える必要があります。依存関係のある作業が多い案件では、この手間が大きくなる点は、あらかじめ知っておきたいところです。

週次型とWBS型の使いどころ

週次型は、毎週同じ種類の作業を繰り返すチーム(定例業務や運用業務など)に向いています。1週間の列に作業を置き、金曜に未完了の行を翌週へ移す、というサイクルを決めると、作業の漏れに気づけます。WBS型は、大きな作業を小さく分けて整理する型です。たとえば「新サービスの準備」を、「市場の確認」「社内の承認」「公開準備」へ分け、さらにそれぞれを細かい作業へ分けます。WBS番号の列を付けておくと、親子関係を保ったまま、並べ替えやフィルターができます。

ここまでの型は、どれもExcelのままで作れます。目的が単純なタスク管理表であれば、専用のツールを入れる必要はありません。ツールや無料のアプリを比べたい場合は、タスク管理アプリ おすすめ比較|失敗しない選び方と費用相場や、おすすめの無料タスク管理ツール5選|チーム向け・個人向けが参考になります。

チームで使うタスク管理表の運用ルール|共同編集の条件と更新の習慣

チームで使うタスク管理表は、保存場所を1か所にし、更新のタイミングを決め、同時に編集できる条件を確認しておくと、崩れにくくなります。

「同時編集できない」は本当か|Microsoft公式の共同編集の条件

Excelのタスク管理表の弱点として、「同時に編集できない」とよく言われます。しかし、Microsoftの公式ヘルプ(Excel ブックの共同編集を使用して同時に共同作業を行う)では、条件を満たせば、複数人が同じブックを同時に編集できると説明されています。確認されている条件は、次のとおりです(2026年10月21日時点)。

  • Microsoft 365のサブスクリプションがあり、最新のExcel for Microsoft 365でサインインしていること
  • ファイル形式が、.xlsx・.xlsm・.xlsbのいずれかであること(Strict Open XMLスプレッドシート形式は対象外)
  • ブックを、OneDrive、OneDrive for Business、SharePoint Onlineのいずれかに保存していること(Microsoftがホストしていない、SharePointのオンプレミスのサイトは対象外)

一方で、別のヘルプ(Office for the web を使用して Microsoft 365 で共同作業する)には、Excel 2019以前のデスクトップ版でブックを開いた人がいると、その人が閉じるまで、ほかのユーザーがブックから締め出される、と書かれています。また、同じセルを同時に編集した場合は、後から保存された内容が優先されるのが一般的で、作業する範囲を人ごとに分けると衝突を避けやすい、と説明されています。つまり、「同時編集できない」のではなく、保存場所・ファイル形式・全員のExcelのバージョンがそろっているかで、使えるかどうかが決まります。メンバーのExcelがバラバラだったり、ファイルをメールで回していたりする職場では、この条件を満たしにくいのが現実です。

更新ルールを3つだけ決める

共同編集の条件を満たしても、表が更新されなければ意味がありません。次の3つを、チームで決めておきます。

  • 更新のタイミング:たとえば、始業時と終業前の1日2回、など。タイミングが決まっていないと、見る人ごとに情報の鮮度が変わる
  • ステータスの意味:「完了」は、作業が終わった時点か、確認まで済んだ時点か。選択肢の意味を文章で決める
  • 棚卸しの日:週に1回、完了した行を別のシートへ移し、期限切れや担当者のいない行を洗い出す

タスク管理がうまい人に共通する使い方

「タスク管理がうまい人の特徴は」という疑問には、表の使い方で答えられます。多くの場合、(1)すべてのタスクに期限を入れる、(2)大きな作業を小さく分ける、(3)優先度を3段階程度にとどめる、(4)決まった時間に更新する、(5)終わった行を残して振り返る、という習慣が共通点として挙げられます。これらは、特別な才能ではなく、表の運用ルールとして仕組みにできることです。考え方や進め方の全体像は、タスク管理とは?やり方・ToDo管理との違いとツールのタイプ別選び方を解説で詳しく解説しています。

実績時間の記録を習慣にしたいとき

更新の習慣の中でも、実績時間の入力は忘れられやすい項目です。作業が終わったときに、予定の時間と実際にかかった時間を記録していないと、次の見積もりに生かせません。実績時間の記録を、タイマーで行える仕組みにしたい場合の一例が、株式会社かなめが提供する工数管理システムのKirokuです。

商品ページでは、勤務管理とプロジェクト管理を1つのシステムで行えるツールとして紹介されています。作業時間の記録では、予定の時間を登録し、「記録」ボタンで開始、「停止」ボタンで終了すると、実績の時間が加算される仕組みです。レポート機能では、プロジェクト別・タスク別・ユーザー別にデータを抽出でき、CSVで出力もできます。注意したい点は、無料トライアルの期間が申込日の翌月末日までで、本契約をしない場合は、終了後に一部の機能が制限されることです(商品ページ)。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社かなめ

Kiroku

Kiroku

株式会社かなめ

Kiroku

手軽に導入!使いやすさ重視の方や記録データを活用したい方にもおすすめ

30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
GOOD

おすすめ!

  • 社員の勤務や工数の管理が1つで行え、コストダウンに貢献
  • どれだけ作業しているのか明確にでき、自分の作業量や作業時間の確認にも最適
  • レポートや分析機能を活用することで、分担や作業の偏りを防止
MORE

気になる…

  • サービス連携やAPI利用についての詳細は問い合わせで確認

商品ページに掲載されているユーザーの声では、「正確な費用の算出と作業者の偏りなどを視覚的に確認できる」という評価が紹介されています。Kirokuには、導入事例のページが公式には見当たらなかったため、ここでは商品ページの口コミの紹介にとどめます。

Excelのタスク管理表が限界になるサインと、専用ツールへ移る目安

Excelのタスク管理表が限界に近いサインは、更新の衝突、複数案件の横断管理、期限の通知、工数や原価の集計の4つで、先に運用の見直しを試してから移行を考えます。

Excelの表を使い続けるか、専用のツールへ移るかは、人数や案件の数だけでは決まりません。次の表は、よく起きるサインと、移る前にExcelで試せること、ツールを検討する目安をまとめたものです。

サイン起きていることまずExcelで試すことツールを検討する目安
更新の衝突ファイルが開けない、別の人の更新が上書きされる共同編集の条件(保存場所・形式・バージョン)をそろえる。作業範囲を人ごとに分ける条件をそろえても、全員のExcelの環境をそろえられない
複数案件の横断案件ごとにファイルが分かれ、全体の進み具合が見えない案件名の列を足して1つの表に集約する案件の数が増え、集約と更新の手間が、実際の作業を圧迫する
期限の見落とし期限切れに、人が目で見て気づいている条件付き書式で、期限切れを赤くする見落としで実際に遅れが出ている。通知の仕組みが要る
工数・原価の集計作業時間を別の表で集計し、人件費へ手で換算している予定工数・実績工数の列を足し、単価の列で金額を出す案件の数と人数が増え、月末の集計に時間がかかりすぎる

4つのサインのうち、更新の衝突と期限の見落としは、運用の見直しで改善できることが多い問題です。一方で、複数案件の横断と、工数・原価の集計は、表を足していくほど手作業が増える問題で、専用の仕組みのほうが向くことがあります。ツールの種類や選び方は、todoリストとは|SaaS型タスク管理の6分類と選び方や、おすすめのタスク管理ツール4選|選び方や注意点を詳しく解説で整理しています。ここでは、案件ごとの工数と原価の集計に絞って、考え方を説明します。

案件ごとの原価まで追う段階になったとき

タスク管理表に実績工数の列を足し、人ごとの単価をかけると、案件ごとの人件費は出せます。しかし、人件費に加えて、間接費の配賦まで含めた原価を、Excelの表で毎月計算するのは、手間が大きい作業です。この段階で選択肢になるのが、プロジェクトの管理と原価の管理を一つの仕組みで行える、ERPと呼ばれるシステムです。一例が、株式会社ビーブレイクシステムズが提供するERPのMA-EYESです。

商品ページでは、予算や企業規模、運用ニーズに合わせて導入できるERPで、導入前から導入後までのフルサポート体制があり、クラウドでありながら標準機能へのカスタマイズも柔軟、と紹介されています。注意したい点として、商品ページには、工数管理に特化しているため、工程管理には対応していない可能性がある、という記載があります。工程の進捗(ガントチャートなど)まで一つの仕組みで見たい場合は、資料で対応範囲を確認してください。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社ビーブレイクシステムズ

MA-EYES

MA-EYES

株式会社ビーブレイクシステムズ

MA-EYES

自社に合った柔軟なプロジェクト管理を実現したい方におすすめ

30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
出典:MA-EYES
GOOD

おすすめ!

  • 予算や企業規模、運用ニーズに合わせて導入できるオールラウンドなERPシステム
  • 導入前から導入後まで充実したフルサポート体制を完備
  • クラウドでありながら標準機能へのカスタマイズも柔軟で、分析設定にも独自の項目追加が可能
MORE

気になる…

  • 工数管理に特化しているため、工程管理には対応していなそう

人手を介して実施すると膨大な時間がかかるプロジェクト原価管理(労務費計算、間接費配賦など)について、今回の仕組みを構築することで処理が効率化し、正しい計算が早く行えるようになりました。

株式会社ドワンゴのMA-EYES導入事例(導入効果として掲載。インタビュー掲載時点の内容で、効果は各社の導入条件によって異なります) 出典:ERP導入事例 ドワンゴ様(株式会社ビーブレイクシステムズ)

MA-EYES

案件ごとの人件費や間接費の配賦を、Excelで手計算していませんか?

こんな会社に向いています

予算や運用に合わせて、自社に合ったプロジェクト管理を実現したい会社

導入前から導入後まで、サポート体制を重視したい会社

MA-EYESの資料を無料で見る

3つのサービスの役割の違い(商品ページで確認した内容)

ここまでに紹介した3つのサービスは、同じ「タスクの先」を扱っていても、役割が異なります。次の表は、商品ページ(2026年10月21日時点)で確認した内容を、横に並べたものです。優劣や順位をつけるものではありません。料金やプランの違いは、各社の資料で確認してください。

サービス(提供会社)向いている状況商品ページで確認した特徴注意したい点詳細
ZAC(株式会社オロ)案件ごとの工数・原価・損益を見たい、プロジェクト型の事業(IT・広告・クリエイティブ・コンサルティングなど)プロジェクト・案件・売上明細の3階層で売上を管理。個別原価計算の自動化。工数管理と、ガントチャートによる工程管理導入完了まで最短3か月、平均で半年ほど。パラメータの範囲で対応しきれない場合は、上位版のZAC Enterpriseでの対応ZACの紹介へ
Kiroku(株式会社かなめ)勤務時間とプロジェクトの工数を、シンプルな画面で記録したいタイムカード、タイマーによる作業時間の記録、プロジェクト別・タスク別・ユーザー別のレポート(CSV出力)、36協定の時間設定無料トライアルは申込日の翌月末日まで。本契約をしない場合は、終了後に一部の機能が制限されるKirokuの紹介へ
MA-EYES(株式会社ビーブレイクシステムズ)予算や規模、運用に合わせて、自社に合ったプロジェクト管理を実現したいオールラウンドなERP。導入前から導入後までのフルサポート体制。標準機能へのカスタマイズが柔軟工数管理に特化しているため、工程管理には対応していない可能性があると、商品ページに記載MA-EYESの紹介へ

いまのタスク管理表で足りているかを確認する

専用のツールへ移るかどうかは、人数や案件の数ではなく、いまの運用で何が手作業になっているかで決まります。次のチェックで、当てはまる数を確かめてください。

Excelのタスク管理表、今のやり方で足りていますか?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

よくある質問(FAQ)

Q1. タスク管理表とは何ですか?

A. タスク管理表とは、作業(タスク)ごとに担当者・期限・優先度・進捗を書き込み、チームの作業状況を1枚で確認できるようにした表です。ToDoリストが自分用のメモであるのに対し、ほかの人にも見える形で、誰が・何を・いつまでに進めているかをそろえて持ちます。最低限の項目は、タスク名・担当者・期限・ステータスの4つです。

Q2. タスク管理表はどうやって作るのですか?

A. Excelでは、(1)タスクを洗い出して1行1タスクにする、(2)1行目に項目を並べる、(3)担当者・優先度・ステータスをプルダウンにする、(4)条件付き書式で期限切れを色づけする、(5)NETWORKDAYS関数で営業日数を出す、(6)フィルターと枠の固定を設定する、の6ステップで作れます。数式のコピペ用サンプルは、本文の手順の章に載せています。

Q3. 個人用のタスク管理表をエクセルで作るには、どうすればよいですか?

A. 個人用は、タスク名・期限・優先度・ステータスの4項目で足ります。担当者は自分だけなので、列を省けます。期限の近い順に並べ替え、ステータスをプルダウンにして、週の初めに今週の分を見直す使い方がシンプルです。期限切れを赤くする条件付き書式を入れると、見落としを防げます。

Q4. タスク管理表に必要な項目は何ですか?

A. 最低限は、タスク名・担当者・期限・ステータスの4つです。目的に応じて、優先度、開始日(ガントチャート型にする場合)、予定工数・実績工数(時間や原価を見たい場合)、備考・リンクを足します。毎回手で入力する項目を増やしすぎると更新が止まりやすいため、困ったときに1列ずつ足す進め方が安全です。

Q5. 無料の簡単なタスク管理ツールはありますか?

A. 無料から使えるタスク管理ツールは複数ありますが、無料の範囲(人数・機能・保存容量)はサービスごとに異なるため、利用前に各社の公式ページで確認してください。比較は、当サイトの「おすすめの無料タスク管理ツール5選」で整理しています。まずは、Excelの4項目の表で始め、足りなくなった段階でツールを検討する方法もあります。

Q6. Excelのタスク管理表は、複数人で同時に編集できますか?

A. 条件を満たせば編集できます。Microsoftの公式ヘルプでは、Microsoft 365のサブスクリプションと最新のExcel for Microsoft 365があり、.xlsx・.xlsm・.xlsbのファイルを、OneDriveやSharePoint Onlineに保存している場合に、共同編集ができると説明されています(2026年10月21日時点)。Excel 2019以前のデスクトップ版で開く人がいると、ほかの人が締め出される場合があります。

まとめ|タスク管理表づくりで押さえたい6つのこと

タスク管理表は、タスクごとの担当者・期限・進捗を1枚にそろえ、抜け漏れと遅れに気づくための表です。始めやすさがExcelの強みなので、4項目から作り、運用しながら広げていくのが基本です。

  1. タスク管理表の最低限の項目は、タスク名・担当者・期限・ステータスの4つ。優先度・開始日・工数は、必要になってから足す
  2. Excelでは、プルダウン、期限切れの条件付き書式、NETWORKDAYS関数、フィルターと枠の固定の6ステップで作れる
  3. 日程の重なりを見るならガントチャート型、定型業務なら週次型、工程が多いならWBS型へ広げる
  4. 同時編集は、Microsoft 365・対応のファイル形式・OneDriveやSharePoint Onlineの条件がそろえば可能。更新のタイミング・ステータスの意味・棚卸しの日を決める
  5. 更新の衝突・複数案件の横断・期限の見落とし・工数と原価の集計が、Excelの限界のサイン。先に運用を見直し、それでも追いつかなければツールを検討する
  6. 案件ごとの工数や原価まで追う段階なら、ZAC・Kiroku・MA-EYESの資料を請求し、対応範囲を比べる

タスク管理表は、作って終わりではなく、更新し続けて初めて役に立つ道具です。まずは今日、4項目の表を1枚作り、期限とステータスだけでも入れてみてください。

参考文献

同じカテゴリの記事を探す

同じタグの記事を探す

同じタグの記事はありません

top