プログラミング言語一覧|用途別の主要20言語と選び方を公式資料で解説

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  • 主要20言語を用途別の早見表で確認
  • 目的別の判断フローで最初の言語を決める
  • 社内で学ぶ人が増えたときの運用もわかる

プログラミング言語の一覧とは、コンピューターに処理を指示するための言語を、用途や特徴ごとに整理したものです。Webサイトの動きを作るJavaScript、データ分析で使われるPython、iPhoneアプリ向けのSwiftなど、言語によって得意な分野が分かれます。この記事では、公式サイトと公的な資料で確認できた事実をもとに、主要な20の言語を用途別の早見表と言語別の解説で整理し、TIOBE Indexで見る使われ方、情報処理技術者試験に出てくる言語、目的別の選び方までまとめます。「どの言語から学べばよいか」と迷っている方に加えて、社内のExcelマクロや外注システムの言語を把握したい業務担当者、社内で学ぶ人を増やしたい人事・情報システムの担当者も、判断の軸を持ち帰れる構成です。

自社の状況から、次に読む章と相談先を診断

Q1. いま知りたいのは、どちらですか?

目次

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  1. プログラミング言語とは|一覧を見る前に知っておきたい基本
  2. プログラミング言語一覧|用途別の早見表
  3. 用途別に見る主要言語の特徴
  4. 使われている言語の見方|TIOBE Indexの2026年10月版
  5. 目的別に選ぶ|言語を決める判断フロー
  6. 情報処理技術者試験で出る言語|IPAの公式資料から
  7. 社内で言語を学ぶ人・使う人が増えたときに決めておくこと
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ
  10. 参考文献

プログラミング言語とは|一覧を見る前に知っておきたい基本

プログラミング言語とは、コンピューターに実行させる処理を人が書き表すための言語で、Webサイト、スマホアプリ、データ分析など、作りたいものによって向く言語が異なります。

一覧に並ぶ言語は、すべてが同じ役割ではありません。たとえばHTMLは、MDN Web Docsでウェブサイトの構成をブラウザーに伝えるマークアップ言語と説明され、CSSはスタイル指定言語、JavaScriptはスクリプト言語として区別されています(MDN Web Docs「HTML の基本」)。SQLは、情報処理技術者試験を運営するIPAの資料で、プログラム言語とは別にデータベース言語として扱われています(IPA「試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など Ver.5.1」)。そのため、本記事の早見表では、データの操作で使われるSQLは含め、HTMLとCSSは補足として扱います。

一覧を読むときの3つの前提

  1. 言語に優劣はなく、用途で選ぶ。TIOBE Indexの公式ページも、この指標は「最良の言語」や「最もコード行数が多い言語」を示すものではないと注意しています
  2. 1つの開発でも複数の言語を組み合わせる。ウェブページなら、構造をHTML、見た目をCSSで指定し、動きをJavaScriptで加える形がよく見られます
  3. 言語を決めたあとに、学ぶ人の進み具合の管理や、使うときのルールの周知といった運用の課題が残る

言語を調べたあとに起きる、社内の課題

言語の一覧を調べるきっかけは、個人の学習だけではありません。部署でExcelのVBAマクロやGoogle Apps Scriptを使い始める、外注先が使っている開発言語を把握する、新入社員にプログラミング研修を行う、といった場面でも、まず言語の全体像が必要になります。

言語が決まったあとには、学ぶ人の進み具合を把握する、学んだ内容が身についたかを確かめる、生成AIで書いたコードの扱いや情報セキュリティ・著作権のルールを全員に伝える、という運用の課題が残ります。この運用を支える仕組みとして、eラーニングの3つのサービスを、役割の違いで比べます。いずれも、プログラミング言語そのものを教える教材として商品ページに記載されているわけではなく、教材や研修を運用する側の道具です。言語教材が含まれるかどうかは、資料で確認してください。

社内で言語の学習を運用するときの、eラーニング3サービスの役割の違い

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特徴 研修・OJT・eラーニングを1つのシステムで運用でき、自社の資料や動画と用意された動画を組み合わせた研修コースを作れる CBTの技術を活かしたテスト機能が中心。用意された設問と自社の設問を1つのテストにまとめられる コンプライアンス研修に特化。ダッシュボードで受講進捗を一覧でき、自動リマインダーを使える
注意したい点 電話やメール相談、教育プログラム設計といった手厚いサポートは「充実サポートプラン」のみ 事務局運営やカスタマーデスクを利用する場合はオプション扱い 費用は受講人数に応じた課金体系のため、問い合わせでの確認が必要
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プログラミング言語一覧|用途別の早見表

主要なプログラミング言語は、Web、業務自動化、データ・AI、スマホアプリ、システム・組み込み、学習用の用途に分けて見ると整理しやすくなります。表の説明は、各言語の公式サイトや公的な資料の記載にもとづきます(2026年10月21日確認)。用途の区分は、公式資料に書かれた用途を参考にした本記事の整理で、言語の用途はこの区分に限りません。

用途言語公式・公的資料で確認できる特徴
WebJavaScriptウェブページでよく使われるスクリプト言語で、Node.jsなどブラウザー以外の環境でも使われる(MDN Web Docs)
WebTypeScriptJavaScriptに型の構文を加えた言語。コードはJavaScriptに変換して実行する(TypeScript公式)
WebPHPWeb開発に特に向いた汎用のスクリプト言語(PHP公式)
WebRuby1995年から提供されている言語で、作者はYukihiro Matsumoto氏(Ruby公式)
業務自動化VBAOfficeアプリケーションを拡張するためのイベント駆動型の言語。繰り返し作業の自動化に使う(Microsoft Learn)
業務自動化Google Apps ScriptJavaScriptで開発し、Google Workspaceと連携する業務アプリを作れる(Google for Developers)
データ・AIPythonWeb開発、データベース、科学技術計算、教育など幅広い用途に使われ、OSI承認のオープンソースライセンスで提供される(Python公式)
データ・AIR統計計算とグラフィックスのための言語・実行環境(The R Project)
データ・AISQLデータベース言語。IPAの試験ではJIS X 3005規格群に従う(IPA)
スマホアプリSwiftApple各OSなどで使える汎用言語。2015年12月にオープンソースとして公開された(Swift.org)
スマホアプリObjective-C2014年9月更新のAppleの文書アーカイブで、OS XとiOSのソフトウェア開発で主に使われ、Cの上位集合として設計された言語と説明されている(Apple Developer)
スマホアプリKotlinAndroid開発で完全にサポートされている(Android Developers)
システム・組み込みCJIS X 3010「プログラム言語C」として規格化されている(日本産業標準調査会)
システム・組み込みC++JIS X 3014で規格化され、情報処理安全確保支援士試験の出題言語に含まれる(IPA)
システム・組み込みRust信頼性と効率を掲げる言語。ランタイムやガベージコレクタを持たない(Rust公式)
システム・組み込みGoGoogleが支援するオープンソースの言語で、並行処理を組み込みで備える(Go公式)
業務システムJava1995年にSun Microsystemsが最初にリリースした言語・プラットフォーム(java.com)
業務システムVisual BasicMicrosoftが開発したオブジェクト指向言語で、タイプセーフな.NETアプリを作成できる(Microsoft Learn)
業務システムC#Microsoftが提供し、任意のアプリケーションを書ける言語として公式ドキュメントが整備されている(Microsoft Learn)
学習用Scratchブロックをつなげて作るビジュアルの言語。2007年にMITメディアラボで開発され、無料で使える(Scratch Foundation)

HTMLとCSSは、前の章で触れたとおり、構造とスタイルを指定する言語です。ウェブページを作るときはJavaScriptなどと組み合わせて使うため、Webの用途で学ぶ人は一緒に押さえておくと全体像をつかめます。

用途別に見る主要言語の特徴

言語ごとの違いは、動く場所と得意な作業にあります。ここでは、早見表の言語を6つの用途に分けて、公式資料で確認できた範囲の特徴を説明します。

Web|JavaScript・TypeScript・PHP・Ruby

JavaScriptは、MDN Web Docsによると、軽量でインタープリター型の言語で、ウェブページ以外にもNode.jsなどで使われています。同じ資料は、JavaScriptはJavaのインタープリター版ではなく、2つは構文や利用形態が大きく異なると注意しています。名前が似ているため、混同しないようにします。

TypeScriptは、JavaScriptに型の構文を加えた言語です。書いたコードはJavaScriptに変換されるため、JavaScriptが動く環境で実行できます。PHPは公式サイトでWeb開発に特に向いた汎用のスクリプト言語と紹介され、Rubyは1995年から提供されている言語です。サーバー側の処理を担当する言語として、プロジェクトごとに選ばれます。

業務自動化|VBA・Google Apps Script

業務担当者が最初に触れやすいのが、普段使うソフトの中で動く言語です。VBAは、Microsoftの資料でOfficeアプリケーションを拡張するプログラミング言語と説明され、マウスやキーボードでできる操作のほとんどを自動化できるとされています。タスクを自動で繰り返し実行することが、Officeで最も一般的な使い方だと書かれています。

Google Apps ScriptはJavaScriptで開発する仕組みで、ブラウザー上のコードエディタで書き、スクリプトはGoogleのサーバー上で実行されます。スプレッドシートやドキュメントにメニューやカスタム関数を追加できると、Googleの公式ページに説明があります。こうした社内のマクロやスクリプトは、作った人にしか内容がわからない状態になりやすいため、後の章で扱う棚卸しが重要になります。

データ・AI|Python・R・SQL

Pythonの公式サイトは、Web開発、データベースへのアクセス、科学技術計算、教育、ソフトウェア・ゲーム開発などの用途を挙げています。Rは統計計算とグラフィックスのための言語で、データの操作、統計手法、グラフ作成の機能を備えています。SQLはデータベースを操作するための言語で、IPAの試験ではJIS X 3005規格群が仕様とされています。データベースからの取り出しはSQL、加工や統計・グラフ作成はPythonやR、というように、役割で使い分けることができます。

スマホアプリ|Swift・Kotlin・Objective-C

SwiftはApple各OS向けのアプリ開発に使われる汎用言語で、Swift.orgによると、LinuxやWindows、WebAssemblyなどにも対応しています。KotlinはAndroid Developersの説明で、Android開発に完全にサポートされており、プロのAndroid開発者の60%以上が使っているとされています。Objective-Cは、2014年9月更新のAppleの文書アーカイブで、OS XとiOSのソフトウェア開発で主に使われ、Cの上位集合として設計された言語と説明されています。古い版の資料のため、新規に開発する場合の言語はAppleの最新のドキュメントで確認してください。スマホアプリを自社で作るか外注するかの判断は、アプリの作り方で手段ごとに整理しています。

システム・組み込み・業務システム|C・C++・Rust・Go・Java・C#・Visual Basic

CとC++は、日本産業規格にそれぞれ規格があり(JIS X 3010とJIS X 3014)、C++は情報処理安全確保支援士試験の出題言語にも含まれます。Rustは性能と信頼性を掲げ、ランタイムやガベージコレクタを持たないと公式サイトに書かれています。Goは、Googleが支援するオープンソースの言語で、並行処理と標準ライブラリを備えています。

JavaとC#、Visual Basicは、本記事では業務システムの区分に置いた言語です。Javaは1995年にSun Microsystemsが最初にリリースし、デスクトップアプリケーションやWebサイトなど多くのサービスを支えるプラットフォームとして紹介されています。また、IPAの情報処理安全確保支援士試験ではJava SE 8の仕様が使われています。C#はMicrosoft Learnに公式のドキュメントがあり、任意のアプリケーションを書ける言語として案内されています。Visual BasicはMicrosoftが開発したオブジェクト指向言語で、タイプセーフな.NETアプリを作成できると説明されています。なお、JavaはOracle Corporationなどの商標または登録商標です。

学習の入口|Scratch

Scratchは、ブロックをドラッグしてつなげるだけでプログラムを作れる、子ども向けの創造的な学習のためのプラットフォームです。難しい構文を覚える必要がなく、誰でも無料で使えます。2007年にMITメディアラボで開発され、2019年にScratch Foundationへ移管されました。

使われている言語の見方|TIOBE Indexの2026年10月版

TIOBE Indexの2026年10月版では、Python(19.23%)、C(11.33%)、C++(8.87%)、Java(8.41%)、C#(3.79%)の順です。ただし、この指標は最良の言語を示すものではありません。

順位言語レーティング
1Python19.23%
2C11.33%
3C++8.87%
4Java8.41%
5C#3.79%
6JavaScript2.77%
7Visual Basic2.20%
8R2.06%
9SQL1.97%
10Rust1.44%

出典: TIOBE Index(2026年10月21日確認)。TIOBEプログラミングコミュニティ指数は毎月更新され、世界中のエンジニアの数、講座、サードパーティベンダー、Google、Amazon、Wikipediaなど20以上のサイトの検索結果をもとに算出されます。

この表を読むときは、3つの点に注意します。1つ目は、指標は検索結果などから推計した人気度で、社内で使われている言語の実態とは別だという点です。2つ目は、毎月更新されるため、順位が入れ替わる点です。3つ目は、用途が違う言語を同じ表で並べているため、上位だから自社の目的に合うとは限らない点です。上位の言語を学ぶ前に、次の章の判断フローで目的を確認します。

なお、「プログラミングの三大言語」や「5大言語」といった呼び方は、公的な資料や規格で定義されたものを確認できませんでした。解説記事ごとに挙げる言語が異なるため、使われ方の目安としては、上のような指標を日付つきで確認するのが確実です。

目的別に選ぶ|言語を決める判断フロー

最初に学ぶ言語は、何を作るか、どの作業を自動化するかで決めます。公式資料で確認できる用途に沿って選ぶと、目的に合わない言語から始める遠回りを避けやすくなります。

やりたいこと最初に検討する言語根拠
ウェブページに動きをつけたいJavaScriptMDN Web Docsで、ウェブページでよく使われるスクリプト言語と説明されている
Excelの繰り返し作業を自動化したいVBAMicrosoftの資料で、Officeの操作の自動化と繰り返し実行が最も一般的な使い方とされている
Googleスプレッドシートやフォームを自動化したいGoogle Apps ScriptGoogle公式で、JavaScriptで開発し、Google Workspaceを自動化・拡張できるとされている
データを分析したい、AI開発に近づきたいPython(統計中心ならR)Python公式が科学技術計算を用途に挙げ、R公式が統計計算とグラフィックスを用途とする
データベースから必要なデータを取り出したいSQLIPAの資料でデータベース言語として扱われ、JIS X 3005規格群に従う
iPhoneなどApple製品のアプリを作りたいSwiftSwift.orgで、Apple各OSなどで使える汎用言語とされている
Androidアプリを作りたいKotlinAndroid Developersで、Android開発に完全にサポートされているとされている
まずプログラミングの考え方に触れたいScratchブロックをつなげて作れ、難しい構文を覚える必要がない
情報処理技術者試験の対策をしたい擬似言語(試験により C++・Java・ECMAScript)IPAの資料に出題言語が定められている(後の章で整理)

一番簡単な言語はどれか

どの言語が一番簡単かを、公的な基準で比べた資料は確認できませんでした。難しさは、目的との距離と、学ぶ環境で大きく変わります。判断の軸として、次の4つが現実的です。

  1. 目的に直結しているか。作りたいものや自動化したい作業に近い言語ほど、学んだことをすぐ試せます
  2. 環境構築が軽いか。Google Apps Scriptはインストール不要でブラウザー上のエディタで書け、Scratchはブロックをつなげるだけで作れます
  3. 質問できる相手や教材があるか。社内に使っている人がいれば、つまずいたときに聞けます。学び方の選択肢は、ITエンジニア向けプログラミングスクールは無駄?で注意点を整理しています
  4. 続けられる仕組みがあるか。学習の進み具合が見えて、確認テストなどで手応えが得られると、途中でやめにくくなります

「Pythonはやめとけ」と言われるのはなぜか

Pythonがやめたほうがよい言語だという公的な根拠は確認できませんでした。そう言われる場面の多くは、目的と言語が合っていない場合だと考えられます。たとえば、Android向けのアプリを作りたい場合は、Android Developersが完全にサポートしていると説明するKotlinが公式の選択肢で、Apple製品向けならSwiftがあります。Pythonの公式サイトが挙げる用途は、Web開発、データベース、科学技術計算、教育などです。目的がこれらに近ければ、候補になります。

生成AIを使ったコード作成を学びに取り入れる場合の注意点は、AIプログラミングとはで、ツールの使い方の例は、ChatGPTによるプログラミングのコツでまとめています。

情報処理技術者試験で出る言語|IPAの公式資料から

IPAの「試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など Ver.5.1」では、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は擬似言語、情報処理安全確保支援士試験はC++・Java・ECMAScriptが出題言語と定められています。

試験出題されるプログラム言語仕様など
ITパスポート試験擬似言語(IT パスポート試験用の記述形式)別紙1
基本情報技術者試験・応用情報技術者試験擬似言語(基本情報・応用情報用の記述形式)別紙2
情報処理安全確保支援士試験C++、Java、ECMAScript(JavaScriptの規格名)C++はJIS X 3014、JavaはThe Java Language Specification Java SE 8 Edition、ECMAScriptはJIS X 3060
データベース言語(試験全般)SQLJIS X 3005規格群

擬似言語とは、IPAの資料で、アルゴリズムを表現するための擬似的なプログラム言語と説明されています。特定の言語の文法を覚えなくても、処理の考え方を問う形式です。資料の改訂履歴には、2019年7月のVer.4.0で基本情報技術者試験の言語がCOBOLの廃止とPythonの追加に変わったこと(令和2年度春期試験から)や、2022年8月のVer.5.0で基本情報技術者試験の出題範囲変更に対応したこと(2023年4月の試験から)が記載されています。受験する場合は、最新の資料をIPAの試験要綱・シラバスのページで確認してください。

試験の対象になる言語は、試験ごとに決められています。社内で資格取得を支援するときは、どの試験を目標にするかを先に決めると、学ぶ内容を絞れます。学んだ内容が身についたかを、受験前に社内で確かめる方法もあります。

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社内で言語を学ぶ人・使う人が増えたときに決めておくこと

言語の選定のあとは、使っている言語の把握、学習の管理、理解度の確認、利用ルールの周知の4つを決めておくと、個人任せの運用を避けやすくなります。

1. 社内で使われている言語の棚卸し

部署ごとに、どの言語で何が動いているかを一覧にします。ExcelのVBAマクロ、Google Apps Script、外注先が作った業務システムなどが対象です。作った人しか内容がわからない状態は、担当者の異動や退職で保守できなくなる恐れがあるため、言語名、用途、作成者、使っている部署を最低限記録します。

2. 学習の進み具合の管理

学ぶ人が複数になると、誰がどこまで進んだかを把握する負担が増えます。eラーニングのLMS機能や、受講状況の一覧のような仕組みを使うと、進捗の確認を個人の自己申告に頼らずに済みます。

3. 理解度の確認

見ただけ、読んだだけでは、身についたかはわかりません。小テストや確認テストで理解度を確かめ、つまずいている箇所を把握します。確認の方法は、試験のような形式に限らず、社内の手順書にもとづく小テストでも構いません。

4. 利用ルールの周知

生成AIで書いたコードの扱い、入力してよい情報、著作権や情報セキュリティの基礎は、全員が同じ内容で理解している必要があります。ルールを文書にするだけでなく、受講の記録を残す方法が必要です。生成コードの著作権やライセンスについては、AIプログラミングとはで整理しています。

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よくある質問(FAQ)

Q1. プログラミング言語にはどんな種類がありますか?

A. 用途で整理すると、Web(JavaScript・TypeScript・PHP・Ruby)、業務自動化(VBA・Google Apps Script)、データ・AI(Python・R・SQL)、スマホアプリ(Swift・Kotlin・Objective-C)、システム・組み込み(C・C++・Rust・Go)、業務システム(Java・C#・Visual Basic)、学習用(Scratch)に分けられます。言語の総数について公的な集計は確認できなかったため、本記事では主要な20の言語を取り上げました。

Q2. プログラミングの三大言語は何ですか?

A. 公的な資料や規格で「三大言語」と定義されたものは確認できませんでした。解説記事ごとに挙げる言語は異なります。目安としては、TIOBE Indexの2026年10月版の上位3つ(Python、C、C++)がありますが、この指標は最良の言語を示すものではないため、目的に合う言語を選ぶことが前提です。

Q3. Pythonはなぜやめとけと言われるのですか?

A. Pythonをやめたほうがよいという公的な根拠は確認できませんでした。そう言われるのは、目的と合っていない場合だと考えられます。Androidアプリを作りたいならKotlin、Apple製品向けのアプリならSwiftなど、用途に合う言語があります。Python公式が挙げる用途(Web開発、データベース、科学技術計算、教育など)に近い目的なら、有力な候補です。

Q4. プログラミングで一番簡単な言語は何ですか?

A. 公的な基準で難しさを比べた資料は確認できませんでした。簡単かどうかは、目的との距離と学ぶ環境で変わります。入り口としては、ブロックをつなげて作るScratchや、インストール不要でブラウザー上のエディタで書けるGoogle Apps Scriptがあります。まず目的を決め、質問できる相手や教材、学習の進み具合が見える仕組みがあるかで選びます。

Q5. プログラミングでよく使われる言語は何ですか?

A. TIOBE Indexの2026年10月版では、上位からPython、C、C++、Java、C#、JavaScriptの順です。Android Developersは、KotlinをプロのAndroid開発者の60%以上が使っていると説明しています。使われ方は指標や分野で異なるため、日付つきの数字を目安にしてください。

Q6. HTMLやCSSはプログラミング言語ですか?

A. MDN Web Docsは、HTMLをウェブサイトの構成を伝えるマークアップ言語、CSSをスタイル指定言語、JavaScriptをスクリプト言語と区別しています。HTMLとCSSは構造と見た目を指定する言語で、処理を行うJavaScriptなどとは役割が異なります。ウェブページを作るときは組み合わせて使います。

まとめ

プログラミング言語の一覧は、公式資料で確認できる用途と特徴で整理すると、目的に合う言語を選びやすくなります。言語を選んだあとは、個人任せにしない運用が必要です。まず取り組みたいのは、次の4つです。

  1. 作りたいものや自動化したい作業から、最初に学ぶ言語を1つ決める
  2. 社内のVBAマクロやGoogle Apps Script、外注システムの言語を棚卸しして、作った人しかわからない状態をなくす
  3. TIOBE Indexや試験の出題言語は参考にとどめ、目的と合わせて判断する
  4. 学ぶ人が増えるなら、学習管理、確認テスト、ルールの周知という役割の違いで、eラーニングの資料を取り寄せて比べる

言語は道具であり、目的に合わせて選ぶものです。使っている人が増えるほど、運用の仕組みが成果を左右します。なお、本記事は公式サイトと公的な資料にもとづく一般的な情報提供を目的としたもので、個別の導入や学習計画の判断は、状況に合わせて専門家や担当部署に確認してください。

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