Copilotでパワポ作成|手順と無料の範囲・作れない時の確認点

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  • Copilotでパワポを作る手順がわかる
  • 無料で使える範囲と条件がわかる
  • 作成できない時の確認順がわかる

Copilotでパワポを作成するには、PowerPointで新しいプレゼンテーションを開き、画面右下のCopilotアイコンからCopilot Chatを開いて、作りたいスライドの内容をプロンプト欄に書きます。対象ユーザーやスライドの枚数などを聞かれたら、答えるか、スキップしてCopilotに任せると、下書きが作られます。WordやPDFなどのファイルを元にする方法もあります。ただし、使えるのは対象のMicrosoft 365サブスクリプションやCopilotのライセンスがある場合で、仕事用アカウントに含まれるCopilot Chat (Basic)だけでは、PowerPointの中のCopilotにはアクセスできません。本記事では、Microsoftの公式ページにもとづき、手順、できること、無料の範囲、プロンプトの書き方、作成できないときの確認順、社内で使う前の確認点を整理します。内容は2026年10月21日時点の公式の案内です。

Copilotでパワポを作る前に、社内で次に整えたいことを診断

Q1. いま一番知りたいのは、どちらですか?

目次

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  1. Copilotでパワポを作成する手順|新規作成の流れと、ファイルから作る方法
  2. Copilot in PowerPointでできること|作成のあとに使える機能
  3. 無料で使える範囲と、入口ごとの違い|どこからパワポを作るか
  4. Copilotでパワポを作るプロンプトの書き方|期待通りにならないときの直し方
  5. Copilotでパワポが作成できない・表示されないときの確認順
  6. Copilotだけで足りないとき|他のAIとの使い分けと限界
  7. 作ったパワポを社内で使う前に確認すること|入力する情報・生成物の権利・数字
  8. 社内でCopilotのパワポ作成を広げるときの教育サービス3つの違い
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ|Copilotでパワポを作成するときに押さえたい6つのこと
  11. 参考文献

Copilotでパワポを作成する手順|新規作成の流れと、ファイルから作る方法

Copilotでパワポを作成する手順は、新しいプレゼンテーションを開き、右下のCopilotアイコンからプロンプトを入力して、質問に答えるだけです。

Microsoftの公式ページ「PowerPoint の Copilot を使用して新しいプレゼンテーションを作成する」(2026年10月更新)にもとづく流れです。CopilotはWindows、Mac、Web用のPowerPointで使えると、公式の「Copilot in PowerPoint で編集する」に書かれています。

  1. PowerPointで新しいプレゼンテーションを開始する
  2. 画面の右下隅にあるCopilotアイコンを選び、Copilot Chatを開く
  3. 必要に応じて、モデルセレクターでAIモデルを選ぶ(「自動」のままでもよい)
  4. 組織でブランドキットを使う場合は、「ブランドの選択」で使うキットを選ぶ(個人で使う場合や、組織にブランドキットが不要・未作成の場合は、この手順を飛ばせる)
  5. プロンプト欄に、作ってほしいプレゼンテーションの内容を書く
  6. 対象ユーザー、デッキの長さ、テンプレートやデザインの方向性、含める画像の種類などを聞かれたら、答えるか、スキップしてCopilotに任せる

質問に答えると、Copilotは情報を集めて内容を生成し、選んだテンプレートでプレゼンテーションを作ります。ブランドキットを選んだ場合は、その内容も適用されます。生成された内容は、あとから人が編集できます。

ファイルから作る方法|Wordなどの文書を元にスライドを作る

元になる文書がある場合は、公式ページ「Copilot in PowerPoint でファイルからスライドを追加する」の手順で、ファイルの内容にもとづくスライドを作れます。既存または新規のプレゼンテーションを開き、右下のCopilotボタンから、作りたいスライドを説明します。そのうえで、「ファイルを参照する」を選ぶか、プロンプト欄で「/」を入力して、参照するファイルを選び、送信します。Copilotが下書きを作るので、必要に応じて編集したり、テキストの書き換えを頼んだり、プロンプトを絞り込んでやり直したりします。

公式のヒントは、スライドにしたい参照ファイルの中の特定のセクションやトピックをCopilotに指示すると、最適な結果が得られるというものです。公式のよくある質問には、既存のWord文書の内容にもとづくプレゼンテーションを、一度に1つのファイルで生成できること、Copilotのライセンスがある場合はWordかPDFを選べること、Copilotが1回のプロンプトで処理できる単語数には制限があることも書かれています。長い文書は、スライドにしたい部分を指定するか、分けて渡すのが現実的です。

ここまでが公式の手順です。ただ、手順どおりに操作できても、どんなプロンプトを書くか、どのテンプレートを使うか、どこまでCopilotに任せて、どこから人が直すかは、使う人や部署によってばらつきが出ます。一人の工夫で終わらせず、自社のプロンプトの型や資料のテンプレートの使い方を、誰でも見返せる教材にしておくと、同じ水準で作りやすくなります。自社の教育内容を学習プログラムにして、いつでも何度でも学べる形にしたい場合の一例が、株式会社FCEが提供するSmart Boardingです。商品ページでは、社内独自の教育内容を学習プログラムにできること、LMS機能で受講者ごとの進捗や理解度を確認できること、テストを作成して配信できること、マニュアルをアップロードできることが紹介されています。Copilotの操作そのものを教える既製の教材があるかは、資料で確認してください。社内独自の教育内容をプログラム化する際には一定の手間がかかり、キャリアマップや教育プログラムの作成にはサポートが必要とされています。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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Copilot in PowerPointでできること|作成のあとに使える機能

Copilot in PowerPointでできることは、新規作成のほか、ファイルからのスライド追加、画像の追加、要約、文章の書き換え、対話型スライドの作成などです。

パワポの作成は、1回のプロンプトで終わらず、作成のあとに直す作業が続きます。公式ページに書かれている機能を、使うときに押さえる点とあわせて整理します。

できること公式の説明にもとづく中身使うときに押さえる点
1. 新規プレゼンテーションの作成プロンプトから、コンテキストを集めてコンテンツを生成し、選んだテンプレートでプレゼンテーションを作る対象ユーザーや長さなどを質問されることがある。答えてもスキップしてもよい
2. ファイルからのスライド追加参照したファイルの内容にもとづいて、スライドの下書きを作るスライドにしたいセクションやトピックを指示すると、結果がよくなると案内されている
3. 画像の追加・生成ストック画像の提案や、AIによる画像の生成・既存画像の置き換えができる。スライドへ直接挿入するか、チャットで共有できるアップロードした画像を使う場合は、利用する権利と、写っている人の同意をユーザー側で確認する(公式)
4. プレゼンテーションの要約長いプレゼンテーションを読み、箇条書きで要約する。最大約40,000語までどのスライドを見る価値があるか、アクション項目の一覧も依頼できる
5. テキストの書き換えテキストボックスを選び、自動書き換え・コンデンス・プロフェッショナルにする・一覧として視覚化・カスタムプロンプトから選ぶテキストボックス全体が対象で、図形などには使えない(公式のよくある質問)
6. 対話型スライドダッシュボードやタイムラインなど、クリックして操作できるスライドをCopilotが作る提供は2026年10月中旬から月末にかけて順次。iPhone・Android・印刷・PDFでは操作できない画像になる。編集はCopilot経由
7. ブランドキットとテンプレートロゴ・テンプレート・フォント・色・画像などを登録し、ブランドに沿ったスライドを作るブランドキットを使うにはMicrosoft Copilotのライセンスが必要(公式)
8. スキルくり返す依頼を、再利用できる指示(スキル)にして呼び出す個人用。OneDriveのスキル用フォルダーに保存し、SKILL.mdというファイルで定義する(公式)
9. AIモデルの選択AnthropicのClaudeやOpenAIのChatGPTなど、複数のAIモデルから選べる選べるモデルは、組織の設定によって変わる場合がある

公式の説明には、制限も書かれています。サイズが大きいプレゼンテーションや複雑なプレゼンテーションは、システムの制限を超えることがあります。ブランドに沿った資料を作るには、テンプレートに代表的なサンプルスライドが十分に入っていることが重要で、サンプルが足りないと、Copilotはスライドマスターに戻り、出力の質が下がる可能性があると、公式のページで案内されています。

Microsoft 365全体のCopilotの機能はMicrosoft 365 Copilotで何ができる?アプリ別の機能と使える条件で、Copilotの基本と料金の考え方はCopilotとは?主な機能や料金・使い方・活用例を解説で整理しています。

無料で使える範囲と、入口ごとの違い|どこからパワポを作るか

PowerPointの中のCopilotは、対象のMicrosoft 365サブスクリプションかCopilotのライセンスがあるときに使えます。無料のCopilotの公式の説明には、パワポの作成は含まれていません。

「Copilotでパワポを作るのは無料か」は、どの入口から作るかで答えが変わります。公式ページ「所有している Copilot ライセンスの種類」(2026年4月更新)、「Microsoft Copilot (無料) と Microsoft 365 の Copilot の違いは何ですか」、「Microsoft Copilot で Word、Excel、PowerPoint エージェントの使用を開始する」にもとづき、入口を4つに分けて整理します。金額は書きません。プランや契約期間で変わるためです。

入口公式の説明にもとづく中身必要なもの(公式)
PowerPointアプリの中のCopilot右下のCopilotアイコンからCopilot Chatを開き、プレゼンテーションを作成・編集する個人は、Microsoft 365 Personal・Family・Premium・Proのサブスクリプション所有者(AIクレジットなどの使用制限あり)。仕事用アカウントは、ホームに「M365 Copilot (基本)」または「(プレミアム)」のラベルがある場合
Copilot ChatのPowerPointエージェントCopilot Chatのツールまたはエージェントのメニューから、説明にもとづいてプレゼンテーションを作成する。プレビューを確認し、OneDriveに保存して、PowerPointで開いて編集できるMicrosoft 365 Copilotのライセンスを持つMicrosoft 365ユーザーのみ(公式)
仕事用アカウントのCopilot Chat (Basic)対象のMicrosoft 365ライセンスに含まれる、Webに基づくAIチャットWord・Excel・PowerPoint・OneNoteのCopilotにはアクセスできない(公式)
無料のMicrosoft Copilotcopilot.cloud.microsoftなどで使える。文章作成、ブレーンストーミング、要約、Web検索にもとづく回答に向くとされる無料。公式の機能の説明に、PowerPointの中で使う機能は含まれていない

自分のライセンスは、公式ページによると、職場または学校のアカウントでMicrosoft 365にサインインし、ホームを一番下までスクロールして、名前の下に出るラベル(Copilot Chat (基本)、M365 Copilot (基本)、M365 Copilot (プレミアム))で確認できます。個人のMicrosoftアカウントの場合は、アカウントのダッシュボードで契約中のサブスクリプションを確認します。

個人向けのプランについて、公式の「Microsoft 365 サブスクリプションの AI クレジットと制限」には、AI機能には使用回数の制限があるものや、AIクレジットを使うものがあり、制限やクレジットの割り当てはプランによって異なると書かれています。AIの特典は、サブスクリプション所有者のみが使え、他のユーザーと共有できません。

無料のCopilotは、スライドそのものは作れなくても、構成案や原稿を相談する相手としては使えます。その場合は、出力をPowerPointに自分で反映します。ライセンス全般の整理はMicrosoft 365 Copilotで何ができる?アプリ別の機能と使える条件を、Microsoft 365 Copilotの位置づけはMicrosoft 365 Copilot(旧Copilot for Microsoft 365)とは?使い方などを解説を参照してください。

Copilotでパワポを作るプロンプトの書き方|期待通りにならないときの直し方

Copilotでパワポを作るプロンプトは、目的・対象・枚数・構成・トーン・参照ファイルの6つを書くと、意図を伝えやすくなります(本記事の整理)。

公式ページでは、Copilotが対象ユーザー、デッキの長さ、テンプレートやデザインの方向性、含める画像の種類を質問することがあるとされています。質問されてから答えるより、最初に書いておくほうが、やり取りの手間は少なくなります。次の表は、その6つを書き分ける例です。例文は説明のための例で、公式の例文ではありません。

書くこと中身例文(説明用の例)
目的何のための資料か新入社員向けの情報セキュリティ研修の資料
対象誰が読むか。専門用語をどこまで使うか配属前の新入社員。専門用語は最小限にする
枚数スライドの長さ10枚程度
構成話の順番背景、よくある事故、守るルール、困ったときの連絡先の順
トーン文体と言葉づかい丁寧で簡潔に
参照ファイル元にする文書とその範囲「/」でファイルを選び、第3章の内容を中心にする

一度で完成させず、段階で直す

パワポ作成を扱う解説記事でも、「一度で完成させない」という点は共通しています。プレゼンテーション制作の支援サイト「プレゼンエージェント」の解説(2026年3月11日更新)では、1行のプロンプトで23ページの資料が1分弱で生成された例が紹介されています。一方で、同じようなプロンプトを入力すると同じような内容になりやすく、仕事で使えるかは別だと書かれています。そのうえで、目的に加えて構成も指定すると、意図に近づけられたとしています。また、Qiitaの検証記事(2026年1月6日投稿)では、同じ依頼でも入口によって出来が大きく変わること、5枚と指定したのに9枚や11枚が出た例があることが報告されています。これらは、個々の書き手が試した結果であり、毎回同じになるとは限りません。公式のよくある質問にも、同じ指示を出した複数のユーザーに、同一またはよく似た内容が生成される場合があると書かれています。

直す順番は、次のように分けると、作り直しが少なくなります(本記事の整理)。

  1. 全体の構成(アジェンダ)を直す。ここが違うと、あとの修正がすべてやり直しになる
  2. 各スライドの文章を直す。足りない内容は、スライドごとにCopilotへ追加で頼む
  3. 数字・固有名詞・日付を、元の資料と照合する
  4. テンプレートやブランドの決まりに合わせる。書き換え機能で、文章の長さやトーンをそろえる
  5. 最後に、画像や図表に問題がないかを確認する

どれくらい時間がかかるか

「Copilotでパワポを作るのに、どれくらい時間がかかるか」について、公式のページには、所要時間の目安は書かれていません。前述の解説記事には1分弱という例がありますが、これは1つの例で、資料の量や指示の内容でも変わると考えられます。本記事の見方では、全体の時間を左右するのは、生成そのものより、直す順番と、確認する人をあらかじめ決めてあるかどうかです。

プロンプトの型や確認の手順を共有しても、全員が理解したかは、読んだだけでは分かりません。資料作成の基本ルールを、テストで確かめる形にしたい場合の一例が、株式会社イー・コミュニケーションズが提供するSAKU-SAKU Testingです。商品ページでは、CBTの技術を活かしたテスト機能があり、選択式・穴埋め・並び替え・記述式のテストを配信できること、既存の問題と自社の問題を1つのテストにまとめられること、受講状況や結果をリアルタイムで確認できることが紹介されています。Copilotに特化した既製の問題があるかは、資料で確認してください。AIを使ったリモート監視機能などを使う場合は、有償オプションの契約が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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Copilotでパワポが作成できない・表示されないときの確認順

Copilotでパワポが作成できないときは、ファイルの形式、ボタンの位置、ライセンス、アプリの更新、更新チャネル、プライバシー設定の順に確認します。

公式の「Microsoft 365 アプリで欠落している Copilot ボタンを見つけて有効にする方法」(2026年7月更新)と、「Copilot in PowerPoint に関してよく寄せられる質問」にもとづく確認順です。ボタンが見つからない原因は、大きく2つです。1つはボタンの位置が変わっただけの場合、もう1つは、アカウントやライセンスに注意が必要な場合です。

順確認すること見方・対処(公式の案内)誰が直すか
1ファイルの形式とネット接続リボンのCopilotボタンが淡色表示や非アクティブのときは、ファイルが.pptまたは.pptxか、インターネットに接続できているかを確認する。PowerPointのCopilotは、この形式でのみ使え、接続が必要本人
2ボタンの位置Copilotを開く方法は、ドキュメントの右下隅に固定された「Copilot 動的アクション ボタン」に統合されている。まず右下隅を見る。リボンの横に移動することもできる本人
3ライセンスMicrosoft 365のサブスクリプションに含まれていない、または組織の設定で使えない場合は表示されない。ライセンスの種類は、前の章の方法で確認する本人が確認し、組織のライセンスは管理者
4アプリの更新最新のビルドを使っているかを確認し、古ければ更新する本人(組織管理の端末は管理者)
5ライセンスの更新「ファイル」の「アカウント」で「ライセンスの更新」を選び、開いているMicrosoft 365アプリをすべて閉じて再起動する本人
6更新チャネル(法人)Semi-Annual エンタープライズ チャネルだと、Copilotの機能を使えないことがある。最新チャネルまたは月次エンタープライズ チャネルへの切り替えが必要管理者・ヘルプデスク
7プライバシー設定「ファイル」の「アカウント」の「アカウントのプライバシー」で「設定の管理」を開き、「コンテンツを分析するエクスペリエンス」と「すべての接続エクスペリエンス」がオンか確認する本人。組織が管理している場合は管理者
8Web版の場合ページを更新する。ブラウザーがサードパーティのCookieをブロックしていると、ライセンスを検証できないことがある本人
9機能の提供時期新しい機能は順次提供される。たとえば対話型スライドは、Windows・Mac・Webの最新チャネルと月次エンタープライズ チャネルで、2026年10月中旬に開始し、10月末までに完了する予定と案内されている待つ、または管理者に確認

「ライセンスはあるのに表示されない」ときは、4から7のどれかが原因のことが多いと考えられます。会社のアカウントで自分では直せない項目(ライセンスの割り当て、更新チャネル、プライバシー設定の管理)は、確認した項目を添えて、情報システム部門や管理者に相談すると進みやすくなります。

作成はできるのに、期待どおりにならない場合は、前の章のプロンプトの書き方と直す順番に戻ってください。公式のよくある質問にも、Copilotが作ったものは、生成されるコンテンツが不正確または不適切な場合があるため、必ず読み返して判断に使うようにと書かれています。

Copilotだけで足りないとき|他のAIとの使い分けと限界

Copilotは、PowerPointの画面の中で作成と編集を進められる点が特徴です。社外のデータを使う資料や、別のソフトで作る資料では、他の方法も選べます。

「プレゼンエージェント」の解説は、Copilotの特長を、パワーポイントの画面上で操作できることだと整理しています。他のAIでは、スライドの状況を説明して、生成されたものをコピーして貼る手間が増えるという見方です。一方で、同じ解説は、GeminiやGoogle NotebookLMを使う方法も紹介しています。Copilot自体も、前の章の表のとおり、複数のAIモデルから選べます。どれが優れているかではなく、資料をどこで作り、どこで使うかで選ぶのが現実的です。次の表は、公式の情報から導いた、入口の選び方の例です(本記事の整理)。

状況向く入口押さえる点
普段のPowerPointのテンプレートで、社内資料を作るPowerPointアプリの中のCopilot対象のライセンスが必要。テンプレートにサンプルスライドを十分に入れておく
WordやPDFの文書を、スライドにまとめたいファイルからの作成(アプリ内)一度に1つのファイル。スライドにしたい範囲を指示する
アプリを開かず、チャットで下書きを作り、あとで編集したいCopilot ChatのPowerPointエージェントMicrosoft 365 Copilotのライセンスが必要。OneDriveに保存される
構成案や原稿だけ相談したい無料のMicrosoft Copilotスライドは作れないため、出力は自分でPowerPointに入れる
Googleスライドで共同編集するGoogleスライドの側のAI機能本記事の対象外。AIでプレゼン資料作成|手順・ツールの使い分け・プロンプト例で、ツール別の使い分けを整理している

Copilot以外のAIとの違いは、CopilotとChatGPTの違いとは?仕様や料金・機能を比較で整理しています。AIでプレゼン資料を作る手順全体は、AIでプレゼン資料作成|手順・ツールの使い分け・プロンプト例を参照してください。

Copilotだけで足りない場面も、公式のページから読み取れます。たとえば、サイズが大きいプレゼンテーションや複雑なプレゼンテーションは、システムの制限を超えることがあります。公式のよくある質問には、Copilotは多くの言語に対応していて、英語では品質が最も高いと予想され、他の言語でも時間とともに品質が向上すると予想される、と書かれています。日本語の資料では、共有する前の確認が、より重要になります。

作ったパワポを社内で使う前に確認すること|入力する情報・生成物の権利・数字

Copilotが作ったパワポを社内外で使う前には、入力した情報、生成された文章・画像の権利、数字と固有名詞の3点を、人が確認します。

Copilotは作成を速くしますが、確認の責任は使う側に残ります。公式の「Copilot in PowerPoint で編集する」にも、出力はさまざまで、常に正確であるとは限らず、意図と一致しない場合や機密性の高い内容が含まれる場合もあるため、AIが生成した内容は、プレゼンテーションに含める前に確認して検証することをお勧めする、と書かれています。公的な資料から、確認の視点を3つ取り出します。

入力する情報|個人情報を含むプロンプト

個人情報保護委員会は、2023年6月2日の「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」で、個人情報取扱事業者が生成AIサービスに個人情報を含むプロンプトを入力する場合は、特定された利用目的を達成するために必要な範囲内であることを十分に確認するよう求めています。あらかじめ本人の同意を得ずに個人データを含むプロンプトを入力し、その個人データが、応答結果の出力以外の目的で取り扱われる場合は、個人情報保護法に違反する可能性があるとして、サービス提供事業者が機械学習に利用しないことなどを確認するよう求めています。また、利用規約やプライバシーポリシーを十分に確認することも、留意点として挙げられています。Copilotで入力した内容がどう扱われるかは、契約や設定で変わるため、IT管理者とMicrosoftの公式の案内で確認します。

生成された文章・画像の権利|類似性と依拠性

文化審議会著作権分科会法制度小委員会の「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月15日)は、生成AIによる生成物であっても、生成・利用の段階で、既存の著作物との類似性と依拠性が認められれば、著作権侵害に当たり得ると整理しています。この場合、差止請求や損害賠償請求を受けるおそれがあり、故意による侵害には刑事罰の適用もあり得るとされています。公式のページでも、Copilotが生成する内容は、既存のインターネット上のコンテンツによく似ることがあり、使用前に独創性や適切性を見直すよう案内されています。社外に出す資料では、文章や画像が、既存のものに似ていないかを確かめます。本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。個別の判断が必要な場合は、専門家に相談してください。

数字・固有名詞・日付

数字・固有名詞・日付は、元の資料と1つずつ照合します。生成された文章は、確率的に作られるため、自然に読めても、事実と違うことがあります。個人情報保護委員会の注意喚起にも、生成AIの応答結果には不正確な内容が含まれることがあるため、そのリスクを踏まえて適切に判断するよう書かれています。

これらの確認は、一人が気をつけるだけでは守れません。全員が同じ基準を知っている必要があります。入力してよい情報、著作権、情報セキュリティの基準を、全員に同じ形で届けたい場合の一例が、株式会社Oysterが提供するOneCompliance(ワンコンプライアンス)です。商品ページでは、コンプライアンス研修に特化したeラーニングで、個人情報保護法・情報セキュリティ・著作権(AIに関する著作権を含む)などのコースがあること、ダッシュボードや自動リマインダーで研修の実施・管理の工数を抑えられること、法改正などに合わせて内容が更新されることが紹介されています。Copilotに特化した専用コースがあるかは、資料で確認してください。料金は受講者の人数に応じて変わるため、問い合わせでの確認が必要です。

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社内に法務専任担当や教育専任担当がおらず、社内のみでの実施が困難

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Copilotでパワポを作る前に、社内の準備は足りているかセルフチェック

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社内でCopilotのパワポ作成を広げるときの教育サービス3つの違い

3つのサービスは、Copilotの操作を教える教材ではなく、入力ルールの周知・理解度の確認・手順の教材化という運営面を支える教育サービスです。

ここまでに登場した3つのサービスを、役割の違いで並べます。優劣や順位ではなく、社内の状況に合うものを選ぶための整理です。自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。

Copilotでパワポを作る社内展開で、教育サービス3つの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:OneCompliance(ワンコンプライアンス)。個人情報保護法・情報セキュリティ・著作権などのコースを、全員に同じ基準で届けやすいサービスです。

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この状況に合う一例:SAKU-SAKU Testing。選択式・穴埋め・並び替え・記述式のテストを作れ、受講状況や結果をリアルタイムで確認できます。

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この状況に合う一例:Smart Boarding。自社の教育内容を学習プログラム化でき、LMS機能で受講者ごとの進捗や理解度を確認できます。

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向いている会社 コンプライアンス研修を、全従業員に同じ基準で届けたい会社。商品ページでは、上場準備中の企業や中堅・中小企業にも向くとされています 研修の内容を、テストで定着度まで確かめたい会社。受講者の管理をスムーズに行いたい人に向くとされています OJTや研修など、社内独自の教育を整えたい会社
特徴 コンプライアンス研修に特化したeラーニング。ダッシュボードや自動リマインダーで、研修の実施・管理の工数を減らせるとされています CBTの技術を活かしたテスト機能。既存の問題と自社の問題を1つのテストにまとめられ、受講状況や結果はリアルタイムで確認できます 自社の教育内容を学習プログラム化でき、LMS機能で進捗や理解度を確認できます。自社の資料や動画と、同社の動画を組み合わせたコースも作れます
注意したい点 費用は受講人数に応じた課金体系のため、問い合わせでの確認が必要です。AI専用のコースがあるかは、資料で確認してください AIを使ったリモート監視機能などは、有償オプションです。日本国内仕様のため、海外での利用はサポート対象外です 自社の教育内容を学習プログラム化する際には一定の手間がかかり、キャリアマップと教育プログラムの作成にもサポートが必要です
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まとめて資料をダウンロード

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

どのサービスも、Copilotの設定や操作を代わりに行うものではありません。Copilotを使うためのMicrosoft側の設定は、前章までの確認順のとおり、本人と管理者が行います。そのうえで、使う人が増えたときの入力ルールの周知、理解の確認、手順の教材化を、研修の仕組みに載せるかどうかを検討する位置づけです。複数のサービスの資料をまとめて請求して、研修の内容・管理の方法・サポートの範囲を比べてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. Copilotでパワポを作成するには、どうすればよいですか?

A. PowerPointで新しいプレゼンテーションを開き、画面の右下隅にあるCopilotアイコンからCopilot Chatを開いて、作りたいスライドの内容をプロンプト欄に書きます。対象ユーザーや枚数などを聞かれたら、答えるか、スキップしてCopilotに任せます。生成されたら、内容を読み返し、必要に応じて追加の指示で直します。

Q2. PowerPointのCopilotは無料で使えますか?

A. 公式の案内では、PowerPointの中のCopilotは、Microsoft 365 Personal・Family・Premium・Proのサブスクリプション所有者が、AIクレジットなどの使用制限つきで使えます。仕事用アカウントでは、Microsoft 365のホームに「M365 Copilot (基本)」か「(プレミアム)」のラベルがあれば使えますが、「Copilot Chat (基本)」だけだとアクセスできません。無料のMicrosoft Copilotの公式の説明には、PowerPointの中で使う機能は含まれていません。金額はプランで変わるため、公式の最新の案内かIT管理者に確認してください。

Q3. Copilotでパワポが作成できないのは、なぜですか?

A. ファイルの形式、ボタンの位置、ライセンス、アプリの更新、更新チャネル、プライバシー設定のどれかが原因のことが多いです。まず、ファイルが.pptまたは.pptxで、インターネットに接続できているかを確認し、右下隅のCopilotボタンを探します。会社のアカウントで自分では直せない項目は、確認した内容を添えて管理者に相談してください。

Q4. Copilotでパワポを作成するコツはありますか?

A. 目的・対象・枚数・構成・トーン・参照ファイルを最初に書くと、意図を伝えやすくなります。一度で完成させず、全体の構成を決めてから、各スライドの文章、数字の照合、デザインの順に直していくのが現実的です。同じ指示でも出力が変わることがあるため、気に入った指示文は社内で共有しておくと再現しやすくなります。

Q5. WordやPDFなどのファイルから、パワポを作成できますか?

A. できます。Copilotのプロンプト欄で「/」を入力するか、「ファイルを参照する」を選んで、元にするファイルを指定します。公式のよくある質問では、一度に対応するファイルは1つで、Copilotのライセンスがある場合はWordかPDFを選べると説明されています。スライドにしたいセクションやトピックを指示すると、結果がよくなると案内されています。

Q6. Copilotが作ったスライドは、そのまま社外に出してよいですか?

A. そのまま出さず、人が確認してください。公式のよくある質問では、生成される内容は不正確または不適切な場合があり、書かれた内容を必ず読み返すよう案内されています。個人情報を含む入力、既存の著作物に似ていないか、数字や固有名詞が元の資料と合っているかを、共有の前に確認します。

まとめ|Copilotでパワポを作成するときに押さえたい6つのこと

Copilotは、説明を書くだけでパワポの下書きを作ってくれますが、使える条件と、作ったあとの確認が欠かせません。手順を押さえ、小さく試してから広げることが、安全に使うための基本になります。

  1. 新しいプレゼンテーションを開き、右下のCopilotアイコンからプロンプトを入力する。ファイルを元にする場合は「/」で参照ファイルを選ぶ
  2. PowerPointの中のCopilotは、対象のサブスクリプションかライセンスが必要。無料のCopilotや、Copilot Chat (Basic)だけでは使えない
  3. プロンプトには、目的・対象・枚数・構成・トーン・参照ファイルを書く。構成、文章、数字、デザインの順に直す
  4. 作れないときは、ファイルの形式、ボタンの位置、ライセンス、更新、更新チャネル、プライバシー設定の順に確認する
  5. 社内外で使う前に、入力した情報、生成物の権利、数字と固有名詞を人が確認する
  6. 使う人が増える前に、入力ルールの周知・理解度の確認・手順の教材化をそろえるため、eラーニングの資料を請求して比較する

6つ目の行動に進む場合は、3サービスの資料をまとめて請求し、研修の内容・管理の方法・サポートの範囲を比べてください。入力は1回で、資料はすべて無料です。

3サービスの資料をまとめて無料ダウンロード

Copilotの機能や提供時期は、短い周期で変わります。変わらないのは、どこまで任せ、どこで人が確認するかを決めるのは、使う組織の側だということです。まず1つの資料、1つのチームから、手順と確認の流れを試すところから始めてください。

参考文献

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