Teams Copilotとは?できることと使える条件を公式情報で整理

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  • Teams Copilotでできることがわかる
  • 無料で使える範囲と条件がわかる
  • 使えない時の確認順と共有の方法がわかる

Teams Copilotとは、Microsoft Teamsの会議・通話・チャット・チャネルの中で、AIのCopilotに要約や質問を頼める機能の総称です。使うには、公式の案内でMicrosoft 365とCopilotのライセンスが必要とされており、会議では文字起こしか録音を有効にして使うのが基本です。本記事では、Microsoftの公式ページにもとづき、会議・チャット・チャネルでできること、無料で使える範囲、使えないときの確認順、そして要約を会議に出ていない人や社外の相手へどう届けるかまでを整理します。内容は2026年10月22日時点の公式の案内です。

Teams Copilotを使う前に、いま確かめたいことを診断

Q1. いま一番知りたいのは、どちらですか?

目次

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  1. Teams Copilotとは|会議・チャット・通話で使える3つの入口と、押さえたい前提
  2. Teams会議でCopilotを使う|始め方と、会議ごとの設定の違い
  3. Teamsで議事録・要約を作る|Copilot・Facilitator・インテリジェント要約の違い
  4. チャット・チャネルでTeams Copilotを使う|見逃しの要約とスレッド要約
  5. Teams Copilotは無料で使える?|ライセンスで変わる範囲
  6. Teams Copilotが使えない・表示されないときの確認順
  7. Copilotの要約を会議に出ていない人・社外の相手へ届ける|届く範囲と、届かない範囲
  8. 会社でTeams Copilotを使う前に決めること|権限・記録・周知
  9. Teamsで使えるエージェントと、外部サービスとの連携の考え方
  10. Teams Copilotの評判・レビューを読むときの見方と、効果の確かめ方
  11. よくある質問(FAQ)
  12. まとめ|Teams Copilotを使うときに押さえたい6つのこと
  13. 参考文献

Teams Copilotとは|会議・チャット・通話で使える3つの入口と、押さえたい前提

Teams Copilotとは、Teamsの会議・通話、チャット、チャネルの内容をもとに、要約や質問への回答、アクション項目の整理をCopilotに頼める機能です。

Microsoftの公式ページによると、TeamsのCopilotは、Teamsのチャットと会議のコンテンツを使って、分析情報と実用的な提案を生成します。Windows、Mac、Web、Android、iOSで使え、アクセスするにはMicrosoft 365とMicrosoft Copilotのライセンスが必要とされています。入口は大きく3つあり、参照する内容と条件がそれぞれ違います。

入口できること参照する内容条件の要点
会議・通話要約、見逃した内容の確認、質問への回答、アクション項目や未解決の質問の整理、結果を表にする依頼会議の文字起こし(会議中のみの設定では、その場の音声テキスト変換データ)文字起こしまたは録音を有効にする。組織内のユーザーが作成した会議で使う
チャット・チャネルチャットの主要ポイント・実施項目・決定事項の確認、チャネルのスレッド要約開いているスレッドのメッセージ。既定では過去30日分画像、Loopコンポーネント、チャットで共有されたファイルは要約できない
Copilot Chat(Teamsのチャット一覧の上部)ファイル・メッセージ・人物などを手がかりにした質問、会議の確認、プレゼンのアウトライン案の作成ドキュメント、メール、カレンダー、メモ、連絡先などのデータPDFは参照できないと公式に書かれている。会話は最大20件のクエリまで続けられる

ここで押さえておきたいのは、Copilotの回答は基本的に自分にしか見えないことです。公式ページでは、Teamsのチャットで質問したCopilotとの会話を確認できるのは自分だけで、他の人と共有したいときは回答をコピーして別のチャットやチャネルに貼り付けると案内されています。会議のCopilotも、会議コントロールから開くと自分専用のプライベートなチャットになります。つまり、Copilotが整理した要点は、そのままでは会議に出ていない人にも、Teamsを使っていない取引先にも届きません。

本記事は、使い方と条件を先に整理し、後半で、整理した内容をどう届け、どう周知するかまでを扱います。Copilot全般の機能や料金の考え方は、Copilotとは?主な機能や料金・使い方・活用例を解説と、Microsoft 365 Copilot(旧Copilot for Microsoft 365)とは?使い方などを解説で整理しています。

Copilotの要約を届ける・広める道具の役割の違い

会議の要点や決定事項を、会議に出ていない人や社外の相手へ届ける場面と、利用ルールや注意点を全社に周知する場面では、必要な道具の役割が違います。ここでは、自社の資料請求フォームから資料を取り寄せられる2つのサービスを、役割の違いとして並べます。順位や優劣をつける表ではありません。

Copilotの要点を「届ける」「広める」道具の役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:Chatwork。チャットとタスクで、会議の要点や依頼を社内外のメンバーとやり取りする受け皿になります。

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この状況に合う一例:ourly。利用ルールの案内を記事として配信し、閲覧率や読了率を見ながら周知できます。

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サービス Chatwork ourly
向いている会社 会議の要点や決まったことを、会議に出ていないメンバーや社外の相手ともチャットとタスクでやり取りしたい会社 Copilotの利用ルールや注意点を全社員に伝え、どれだけ読まれたかを確認したい会社
特徴 チャットに加え、通話機能やタスク・ファイル管理などの機能がある。まずは無料のフリープランから始められる 記事ごとの閲覧率に加え、読了率・リアクション率といった独自の指標で分析できる。知識や経験がなくても入稿できる入稿・管理画面
注意したい点 より高いセキュリティとサポートの手厚さを求める場合は、エンタープライズの契約が必要 数十名から千名以上で利用できるが、アカウントの人数規模によって料金が変動し、詳細は問い合わせが必要
資料・詳細

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

会議の要点やアクション項目を、会議に出ていないメンバーや、Teamsを使っていない取引先にもすぐ届けたい場合の一例が、Chatwork株式会社が提供するChatworkです。商品ページでは、チャットだけでなく通話機能やタスク・ファイル管理などの機能が充実していること、年齢性別を問わず社内外でも使いやすいシンプルさが魅力であることが紹介されています。導入事例には、依頼にタスクを付けて担当を明確にする運用が紹介されており、Copilotが整理したアクション項目の担当者を、会議のあとに割り振る受け皿として使えます。注意点として、より高いセキュリティとサポートの手厚さを求める場合は、エンタープライズの契約が必要とされています。また、Teamsをすでに全社で使っている会社では連絡の場所が増えるため、会議はTeams、社外との連絡と依頼の管理はChatworkというように、使い分けを先に決めておくことが前提です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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タスク管理やビデオ通話も◎初めて導入する中小企業におすすめ

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  • チャットだけでなく通話機能やタスク・ファイル管理などの機能が充実
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  • より高いセキュリティとサポートの手厚さを求める方はエンタープライズの契約が必要

メールでは大事な内容が埋もれ、依頼しても忘れられることがあったため、チャットとタスクを使う運用に切り替えたと紹介されています(内容を要約)。

Chatwork導入事例(株式会社モリチュウ。取材2022年9月) 出典:導入事例ページ

Teams会議でCopilotを使う|始め方と、会議ごとの設定の違い

Teams会議のCopilotは、会議コントロールの[Copilot]を選ぶと、会議ウィンドウの右側のパネルで使えます。文字起こしか録音を有効にし、組織内のユーザーが作成した会議で使うのが基本の条件です。

会議の前から会議のあとまでの使い方

  1. 会議の開催者は、会議の予定の[オプション]にある[Copilotとその他のAI]で、Copilotを使えるかどうかと、その範囲を選びます。ライセンスがない人でも、自分が開催する会議のCopilotの設定は管理できると公式ページに書かれています。
  2. 会議中は、会議コントロールから[Copilot]を選びます。文字起こしがまだ有効になっていない場合は、有効にするよう求められます。
  3. 右側のパネルで、[その他のプロンプト]から候補を選ぶか、作成ボックスに自分で質問を書きます。回答は、会議の文字起こしの内容から作られます。
  4. 会議に5分以上遅れて参加し、会議が録音または文字起こしされている場合は、Copilotがそれまでの要約を希望するかを尋ねます。
  5. 会議の終了10分前になると、Copilotが、会議を終えるためのメモとアクション項目が必要かを尋ねます。
  6. 会議のあとは、Teamsの予定表で会議を選び、会議の詳細の[要約]タブか会議チャットからCopilotを開きます。通話の場合は、[通話]の履歴から[この通話について質問する]を選びます。

開催者が選ぶ3つの設定と、会議が終わったあとの違い

開催者が選べる設定は3つあり、会議のあとにCopilotへ質問できるかどうかが変わります。会議のあとに「あの決定は何だったか」と聞き直したい会議では、設定の選び方が重要です。

設定Copilotの動き会議のあとの扱い
会議中および会議後Copilotの利用には文字起こしが必要。参加者が文字起こしを始めるとすぐにCopilotが起動し、文字起こしを止めるとCopilotも止まる会議のあとも、会議チャットと[要約]タブから質問できる
会議中のみ会議コントロールで[Copilot]を選ぶとすぐに始まる。会議の音声テキスト変換データを使って分析情報を出す誰かが文字起こしを始めた部分だけ、会議のあとも使える。文字起こしされなかった部分とCopilotとのやり取りは、会議が終わると使えなくなる
オフ会議のCopilotが無効になる。共有された機密情報にCopilotが触れないよう、会議の記録と文字起こしも無効になる会議チャットのCopilotは使えるが、参照できるのはチャットの内容だけ

「会議中のみ」を選ぶと、公式ページの案内では、会議のあとに質問したり、Copilotとの会話履歴を見直したりするには、会議中にライブ文字起こしをオンにする必要があります。一方で、文字起こしを残さずにCopilotを使える点は、機密性の高い会議で選ばれやすい設定です。ただし、組織のMicrosoft Purviewの保持ポリシーによっては、記録と文字起こしが無効でも、会議中のプロンプトと応答がコンプライアンスの目的で保持される場合があると、管理者向けの公式ドキュメントに書かれています。

2サービスの役割を比較表で見る

Teamsで議事録・要約を作る|Copilot・Facilitator・インテリジェント要約の違い

Teamsで議事録の下書きを作る方法は、会議中にCopilotへ頼む、Facilitatorで会議中のAIメモを作る、会議後のインテリジェント要約を見る、の3つがあり、必要なライセンスと範囲が違います。

方法得られるもの必要なもの注意点
Copilot(会議コントロールから)プロンプトに応じた要約、実施項目、未解決の質問、意見の違い、長所と短所の表Microsoft Copilotのライセンス。文字起こしまたは録音(「会議中のみ」の設定なら不要)回答は自分専用のチャットに出る。会議のあとも使いたいなら、会議中にライブ文字起こしをオンにする
Facilitator(エージェント)会議中にリアルタイムで作られるAIメモ、決定事項と未解決の質問の要約、議題の追跡とタイマー、会議に基づくWord文書の下書き会議にFacilitatorを追加する、または会議中にオンにするには、Microsoft Copilotのライセンススケジュールされた会議にだけ追加できる。チャネル会議・インスタント会議・通話には使えない。外部参加者は会議ノートにアクセスできない
インテリジェント要約会議のあとに表示される要約Teams Premium(アドオン)か、Microsoft Copilotのライセンス文字起こしの有効化が前提。ライセンスの有無は管理者に確認する

Facilitatorで作られたAIメモは、Microsoft Loopのページに保存されます。会議の参加者は誰でも、会議の前・中・後にそのページを編集でき、会議のあとは、会議チャットの[要約]から[メモ]を開くと確認できます。公式ページには、議題を会議の説明かメモに事前に書いておくと、Facilitatorが議題を読み取ってチャットに送り、時間の割り当てつきで進行を追跡することも書かれています。

Copilotへのプロンプトの書き方

公式ページでは、自然な言葉で指示し、詳細を多く書くほど良い結果が得られること、結果が合わなければ指示を絞り込んで繰り返すことが案内されています。Copilot Chatでは、1つの会話を最大20件のクエリまで続けられます。会議の議事録づくりでは、次のように、知りたいことと出力の形を具体的に書くのがコツです。

知りたいことプロンプトの例元にした公式の例・考え方
解決していないことこの会議で解決されなかった質問は何ですか?公式の例そのまま
意見の違いこの施策について、チームのメンバーはどのような意見を持っていましたか?公式の例(キャンペーンの意見)を言い換え
比較表この施策の長所と短所を表にしてください。公式の例。表で返すよう頼むとコピーして共有できる
担当と期限決まったことを、担当者と期限の候補ごとに表にまとめてください。公式の「実施項目」の確認を、表の形に言い換えた例。担当と期限は人が必ず確かめる
出席しなかった人向け欠席した人に伝えるため、決定事項と、本人がやるべきことを5行でまとめてください。公式の「見逃した内容の確認」を、届ける相手に合わせて言い換えた例

Copilotの応答が1,300文字を超える場合は、[Wordで開く]で、Wordに回答を開けます。表の形式の回答は、[Excelで開く]でExcelに移せます。ただし、会議に、内容を書き出せない秘密度ラベルを付けた場合や、会議オプションで[会議チャット、ライブキャプション、トランスクリプトのコピーと転送を無効にする]をオンにした場合は、WordやExcelへの書き出しはできません。

生成された内容は、事実とずれることがあります。公式のよくある質問でも、回答は言語データのパターンと確率にもとづいて作られるため、正確とは限らず、決定や行動の前に自分で事実を再確認するよう案内されています。議事録として共有する前に、数字・固有名詞・担当者・期限を、人が会議の記録と照らして確かめてください。

チャット・チャネルでTeams Copilotを使う|見逃しの要約とスレッド要約

チャットやチャネルのCopilotは、開いているスレッドの主要ポイント・実施項目・決定事項を短くまとめます。既定で参照するのは過去30日分で、画像・Loopコンポーネント・共有ファイルは要約できません。

1対1・グループチャットで使うとき

  1. Teamsの左側で[チャット]を開き、対象のチャットを選びます。
  2. チャットの右上にある[Copilotを開く]を選びます。右側のパネルに、提案されたプロンプトと作成ボックスが出ます。
  3. 「見逃したことを要約してください」「先月の重要なポイントは何ですか」「(メンバー名)は何と言いましたか」「どんなリンクが共有されましたか」など、候補か自分の言葉で質問し、[送信]を選びます。
  4. 「2025年12月」「先月」のように期間を書くと、その期間のメッセージだけが対象になります。回答の最後の[ソース]を選ぶと、元のメッセージまで移動できます。

チャットに戻ったとき、未読のメッセージが8件以上あると、「聞き逃したことをまとめる」という提案が出ることもあります。会議チャットでは、会議が文字起こしされていれば、会議のトランスクリプトの内容も参照されます。文字起こしされていない場合は、会議チャットの会話だけが参照されます。

チャネルで使うとき

チャネルでは、チャネルの投稿の下のリンクで返信を展開し、スレッド全体を開いた画面で[Copilotを開く]を選びます。スレッド全体をまとめたいときは、[その他のアクション]から[スレッドの要約]を選びます。スレッドの要約を作るには、スレッドに1,000文字以上のテキストが必要です。

Copilot Chat(アプリ間のチャット)を使うとき

Teamsの左側の[チャット]の一覧の上部にある[Copilot]を選ぶと、特定のチャットに限らず、ファイル・メッセージ・人物などをもとに質問できます。公式ページには、「前回の会議で何が起こったか」「未読のチャットを確認する」「プロジェクトの次のマイルストーンは何か。リスクはあるか」といったプロンプトの候補が載っています。回答には引用元のソースが付くので、AIが作った内容は正しくないことがあるため、可能な限りソースで確認するよう案内されています。

2サービスの役割を比較表で見る

Teams Copilotは無料で使える?|ライセンスで変わる範囲

Teamsの会議・チャット・チャネルのCopilotは、公式の案内でMicrosoft Copilotのライセンスが必要とされており、無料では使えません。無料に近い形で使えるのは、Microsoft 365のサブスクリプションに含まれるCopilot Chatです。

使いたいこと公式の案内にある必要なもの補足
会議・通話の要約と質問、チャット・チャネルの要約Microsoft 365とMicrosoft Copilotのライセンス会議・通話の機能は、文字起こしまたは録音を有効にする
Facilitatorを会議に追加する・オンにするMicrosoft Copilotのライセンスライセンスがない参加者も、AIメモなどのリアルタイム更新は見られる(外部参加者を除く)
インテリジェント要約Teams Premium(アドオン)か、Microsoft CopilotのライセンスTeams Premiumは、会議をよりパーソナライズする追加機能のアドオンと説明されている
Copilot ChatMicrosoft 365のサブスクリプションを持つ組織では自動的に含まれるMicrosoft Entraのアカウントでサインインすると、エンタープライズデータ保護が適用される

Copilot Chatは、Webにもとづくチャットで、公式FAQでは、Microsoft Copilotのライセンスがない場合、共有されたエンタープライズデータ、個人データ、Microsoft Graphコネクタで索引化された外部データにはアクセスできないと説明されています。ただし、ファイルを自分でアップロードして質問することはできます。つまり、「無料で使える範囲」は、会議やチャットの内容を読み取って要約する機能ではなく、Webにもとづく質問や文章作成の範囲だと考えると、混同しにくくなります。

ライセンスの名称は、公式ページの更新とともに変わっています。現行のMicrosoft Learnでは「Microsoft Copilot」のライセンスと書かれており、古い解説では「Microsoft 365 Copilot」「Copilot for Microsoft 365」と書かれることがあります。ライセンスの選び方を調べるときは、更新日を確認してください。Copilotとのつながりで他のAIとの違いを知りたい場合は、CopilotとChatGPTの違いとは?仕様や料金・機能を比較も参考になります。

中小企業向けの「Microsoft Copilot Business」

2026年10月20日更新のMicrosoft Learnには、Microsoft Copilot Businessが、適格なMicrosoft 365 Businessのライセンスを持つユーザーが最大300人の組織向けのアドオンとして載っています。年間契約で、テナントごとに最大300人のライセンスユーザーまで対応し、300人を超える組織はエンタープライズ向けのライセンスを使う必要があります。対象となるプランにはMicrosoft 365 Business Basic・Standard・Premiumなどが並んでいます。料金は、公式の価格ページで最新の情報を確認してください。個人のMicrosoftアカウントや、教育機関向けの提供条件は、本記事の確認範囲外です。

Teams Copilotが使えない・表示されないときの確認順

Teams Copilotが使えないときは、ライセンスの割り当て、会議の主催者と設定、文字起こしの状態、管理者のポリシーの順に確認します。多くの原因は、公式ページに書かれた条件のどれかに当てはまります。

症状よくある原因(公式の案内)確認する場所
Copilotのボタンが出ないMicrosoft Copilotのライセンスが、そのユーザーに割り当てられていないMicrosoft 365管理センターで、ユーザーへのライセンス割り当てを確認する(管理者)
特定の会議だけで使えない会議が外部の組織によって作成されている。この場合、その会議ではCopilotを使えない会議の主催者がどの組織か。外部の参加者が、主催者ではない人から招待されただけなら、Copilotは使える
会議でCopilotが無効になっている主催者が[Copilotとその他のAI]を「オフ」にしている。オフにすると、記録と文字起こしも無効になる会議の予定の[オプション]で、主催者が設定を変えられる
会議のあとに質問できない会議中に文字起こしがオンになっていない。設定が「会議中のみ」のときは、文字起こしされた部分しか残らない会議中にライブ文字起こしをオンにする。管理者の文字起こしポリシーも確認する
1対1の通話で使えない通話の文字起こしを有効にしていない。または、既存の1対1の通話に後から追加された通話者である通話の文字起こしを有効にする
エラーが出る・要約が出ない会議の音声の文字起こしが十分でない。スレッドの要約は1,000文字以上のテキストが必要話す時間を確保する。スレッドが短すぎないかを確認する
どの会議でも使えない管理者のCopilotの会議ポリシーの既定が「オフ」になっている(主催者が会議ごとに変えられる設定の場合もある)。エンドツーエンド暗号化の会議では使えず、GCC Highでは使えないTeams管理センターの[会議]、[会議ポリシー]、[記録と文字起こし]

管理者は、Teams管理センターの[会議]、[会議ポリシー]、[記録と文字起こし]の項目で、Copilotの設定を「オン」「トランスクリプトの保存が必要でオン」「デフォルトでトランスクリプトが保存されている状態でオン」「オフ」から選びます。PowerShellでは、CsTeamsMeetingPolicyの-Copilotパラメーターに、Enabled、EnabledWithTranscript、EnabledWithTranscriptDefaultOn、Disabledを指定します。設定の内容によっては、開催者が会議ごとに値を変えられない場合があります(Microsoft Learn、2026年8月30日更新)。

チャットやチャネルのCopilotが画像やファイルの内容を拾えないのは、不具合ではなく仕様です。公式ページでは、チャットで共有された画像、Loopコンポーネント、ファイルは要約できないと明記されています。回答の根拠は、元の投稿の本文に限られます。

Copilotの要約を会議に出ていない人・社外の相手へ届ける|届く範囲と、届かない範囲

Copilotの回答は自分だけが見られるため、要約を会議に出ていない人へ届けるには、回答をコピーして共有するか、参加者に見える場所に残す必要があります。社外の相手に届ける経路は、Copilotとは別に決めておく必要があります。

届けたい相手公式の案内で使える経路届かない点・注意
会議の参加者(組織内)FacilitatorのAIメモ(Loopのページ)と、会議チャットの[要約]タブ。参加者は、Chatと Notesでリアルタイムの更新を見られるFacilitatorをオンにするには、Copilotのライセンスが必要。会議の前に議題を書いておくと、メモに反映されやすい
会議に出ていない社内の人Copilotの回答を、コピーして別のチャットやチャネルに貼り付ける(公式の案内)貼り付けた先で、内容の確認と担当者の指名は人が行う。回答は不正確なことがあるため、確認してから共有する
社外の取引先Copilotの外にある連絡手段(メール、社外と共有できるチャットなど)外部の組織が主催する会議ではCopilotが使えない。外部の参加者は、Facilitatorの会議ノートにアクセスできない

ここまで見ると、Copilotは「要点を出す」ところまでを助け、「誰に・どこへ・いつまでに届けるか」は、使う側の運用で決める部分だとわかります。Copilotで要約を出すだけで終わらせず、共有の流れを先に決めると、会議のあとの抜け漏れが減ります。

共有の流れの例

  1. Copilotに、決定事項・未解決の質問・担当者つきのアクション項目を、表の形で出してもらう。
  2. 人が、会議の記録や文字起こしと照らして、数字・固有名詞・担当者・期限を確かめる。
  3. 会議に出ていない人や、Teamsを使っていない相手には、確かめた内容を、普段使う連絡の場所に貼る。
  4. 依頼ごとに担当者と期限を決め、完了したかどうかを同じ場所で確かめる。

この流れの3と4を、Teamsの外の相手とも続けたい場合は、社内外の相手とチャットとタスクでやり取りできる道具が役立ちます。前に紹介したChatworkは、商品ページで、チャットだけでなく通話機能やタスク・ファイル管理などの機能が充実し、社内外でも使いやすいシンプルさが紹介されています。

会議の要点や依頼を、社内外のメンバーとチャットとタスクで共有したい会社に

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Copilotで整理した会議の要点、きちんと届いていますか?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

会社でTeams Copilotを使う前に決めること|権限・記録・周知

会社でTeams Copilotを使う前には、誰にライセンスを割り当てるか、会議の記録と文字起こしの扱い、入力と共有のルールを決め、全員に周知します。決めただけでは守られず、周知と確認までが運用です。

権限と記録の扱い

  • 参照するデータ: チャットのCopilotは、開いているチャットスレッドで利用できるデータだけを使います。会議では、会議の文字起こしの内容を処理して回答を作ります(公式ページ)。
  • 記録の通知: 会議で文字起こしや録音を有効にすると、すべての参加者に、会議のトランスクリプションが行われていることが通知されます。
  • 保持: 「会議中のみ」の設定でも、組織の保持ポリシーによっては、プロンプトと応答が保持される場合があります。社内の規程と合わせて、情報システムと法務で扱いを決めておきます。
  • 主催者の裁量: 管理者のポリシーによって、会議ごとの既定値と、主催者が変えられる範囲が変わります。機密性の高い会議の扱いを、主催者向けに決めておくと、現場が迷いません。

正確性と責任の所在

Copilotが作った要約や議事録は、そのまま正式な記録にはしません。公式のよくある質問でも、回答は正確とは限らず、決定や行動の前に事実を再確認するよう案内されています。「誰が、何を見て、確認するか」を、会議の種類ごとに決めておきます。たとえば、取引先との合意事項や、数字を含む決定事項は、必ず人が元の記録と照らして確認する、というルールです。

周知と浸透の確認

ルールを決めても、読まれなければ守られません。メールで一斉に送るだけでは、誰がどこまで読んだかが分かりにくく、次の案内を直す手がかりも残りません。社内向けの案内を記事として配信し、閲覧率や読了率を見ながら周知したい場合の一例が、ourlyです。商品ページでは、記事ごとの閲覧率に加え、読了率・リアクション率といった独自の指標で分析できること、知識や経験がなくても入稿できるシンプルな入稿・管理画面、社内報支援だけでなく組織改善まで支援する体制が紹介されています。注意点として、数十名から千名以上で利用できますが、アカウントの人数規模によって料金が変動し、詳細は問い合わせが必要とされています。料金は資料や公式サイトで確認してください。

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初めての利用でも直観的な操作でわかりやすく、情報の伝え漏れを防止する独自の機能を搭載したWeb社内報システムなら、ourlyの導入がおすすめです。

評判・口コミを紹介

ourlyを導入する前は年1回の全社集会など物理的なコミュニケーションがメインだったので、どうしても頻度に限界がありました。また店舗ごとに、どれくらい情報が伝わっているかを可視化できないという課題がありました。

ourly導入によって、社内のコミュニケーションが格段に円滑になったと感じています。

導入事例(株式会社アントワークス)|ourly株式会社

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  • 知識や経験がなくても入稿できるシンプルな入稿・管理画面
  • 社内報支援だけではなく組織改善まで支援する体制がある
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  • 数十〜千名以上で利用可能だが、アカウントの人数規模によって料金が変動し、詳細は問い合わせが必要

PDFでの配信は分析ができず、経営メッセージがどの程度浸透しているかを計測できなかったため、クラウドのツールを検討したと紹介されています(内容を要約)。

ourly導入事例(株式会社インフォマート) 出典:導入事例ページ

Copilotの利用ルールのように、全社員に読んでほしい案内は、配信したあとの閲覧状況を見て、読まれていない部署に個別に伝え直す、という運用にもつなげられます。公式のFacilitatorやチャネルエージェントなど、新しい機能が加わるたびに、同じ流れで案内を更新できます。

2サービスの役割を比較表で見る

Teamsで使えるエージェントと、外部サービスとの連携の考え方

TeamsのCopilotまわりには、会議用のFacilitatorとチャネル用のチャネルエージェントなどの「エージェント」があります。自社のデータや業務システムにつなぐ独自のエージェントは、別に作る領域です。

エージェント何をするか公式FAQにある制限
Facilitator会議中のリアルタイムのAIメモ、チャットでの質問への回答、議題の追跡、決定事項と未解決の質問の要約インスタント会議・Teams通話・チャネル会議では使えない。外部参加者は会議ノートにアクセスできない。会議チャットの内容は典拠データに含まれない
チャネルエージェント(パブリックプレビュー)プロジェクトのAIステータスレポートの下書きと共有、会議のスケジュール設定、タスク管理、質問への回答1つのチャネルに1つだけ。プライベートチャネルは未対応。英語以外は公式にサポートされていない。外部参加者がいるチャネルや会話では使えない。プレビューのデータ処理がEUデータ境界の外で行われる場合がある

Facilitatorは、管理者がTeams管理センターでアプリを管理することで、組織で許可するかどうかを選べます。Facilitator自体の設定はカスタマイズできません。一方、チャネルエージェントは、ナレッジソースを追加し、ステータスレポートの承認者や生成する日時を設定して、カスタマイズします。ナレッジソースを追加すると、エージェントがスキルに使う情報を集める許可を与えることになるため、追加の範囲は慎重に決めます。

SharePointやMicrosoft Graphのコネクタのコンテンツにアクセスするエージェントは、Copilot Chatでは従量課金の消費にもとづいて課金され、既定ではオフです。使うには、管理者がCopilot Studioのサブスクリプションを設定する必要があると、公式FAQに書かれています。独自のエージェントの作り方や、社内システムとの連携は、Copilotエージェントの作り方を整理した記事で詳しく扱っています。本記事では、Teamsの標準のエージェントと、その制限までにとどめます。

Teams Copilotの評判・レビューを読むときの見方と、効果の確かめ方

Teams Copilotの評判記事は、公開時期・ライセンス・会議の設定で前提が違うため、そのまま比べられません。読むときは、公開時期、使ったライセンスと設定、人が確認した範囲の3つを確かめます。

  1. 公開時期: Copilotの機能と名称は、短い周期で変わります。たとえば、2024年1月に公開された解説記事は、当時、Teamsに新しいAI機能が加わる予定という前提で書かれています。現在の公式ページの条件と合っているかを確かめます。
  2. 使ったライセンスと設定: 文字起こしの有無、「会議中のみ」と「会議中および会議後」の違い、Copilotのライセンスの有無で、できることが変わります。記事が、どの条件で試したかを書いているかを確かめます。
  3. 人の確認の範囲: 「議事録がすぐできた」という感想は、人が確認する時間を含んでいるとは限りません。公式も、回答は正確とは限らないとしているため、確認の手間を含めた時間で考えます。

「月に何時間の節約になる」といった数字を見かけることがありますが、その前提の人数・会議の数・会議の種類が、自社と同じとは限りません。数字をそのまま社内の見積もりに使わず、小さく試して、自社で数え直すのが確実です。

小さく試して、自社で数える指標の例

見たいこと数え方の例見るときの注意
議事録づくりの手間会議1回あたりの、議事録の作成から共有までにかかった時間を、担当者の申告で記録するCopilotの回答を確認・修正した時間も含めて数える
共有までの早さ会議の終了から、要点が全員に届くまでの時間を記録する共有の場所を決めたあとで比べる
抜け漏れ会議のあと、「聞いていない」「担当が決まっていなかった」が出た回数を数える会議の種類ごとに分けて見る
周知の浸透利用ルールの案内が読まれた割合と、問い合わせの数を見るourlyのように閲覧率や読了率を見られる道具があると数えやすい

評判を読み比べるより、自社の会議のうち1種類を選び、共有の場所と周知の方法を決めて数えるほうが、判断の材料として確かな結果が得られます。

よくある質問(FAQ)

Q1. TeamsでCopilotを使うには、どうすればよいですか?

A. Microsoft Copilotのライセンスが、自分のアカウントに割り当てられていることが前提です。そのうえで、会議では会議コントロールの[Copilot]、チャットでは右上の[Copilotを開く]、チャットの一覧の上部の[Copilot]から使います。会議では、文字起こしまたは録音を有効にします。管理者のポリシーで、Copilotがオフになっていないかも確認してください。

Q2. TeamsのCopilotは無料で使えますか?

A. 会議・チャット・チャネルの要約や質問は、公式の案内でMicrosoft Copilotのライセンスが必要とされており、無料では使えません。Microsoft 365のサブスクリプションを持つ組織では、Copilot Chatが自動的に含まれますが、ライセンスがない場合、共有されたエンタープライズデータにはアクセスできません。金額はプランによって異なるため、公式の最新の案内かIT管理者に確認してください。

Q3. TeamsでCopilotが表示されない・使えないのはなぜですか?

A. 主な原因は、ライセンスが割り当てられていない、会議が外部の組織によって作成されている、主催者が会議のCopilotをオフにしている、文字起こしがオンになっていない、管理者のポリシーがオフ、の5つです。エンドツーエンド暗号化の会議や、1対1の通話に後から追加された通話者も使えません。上から順に確認してください。

Q4. Teams会議でCopilotを使うのに、文字起こしや録音は必要ですか?

A. 会議・通話での基本の条件は、文字起こしまたは録音を有効にすることです。ただし、開催者が会議の設定を「会議中のみ」にすれば、文字起こしなしでも、会議中にCopilotを使えます。この場合、会議が終わると、文字起こしされなかった部分とCopilotとのやり取りは使えなくなります。会議のあとに質問したいときは、会議中にライブ文字起こしをオンにします。

Q5. Teamsの議事録は、Copilotだけで作れますか?

A. 議事録の下書きは、Copilot、Facilitator、インテリジェント要約で作れますが、そのまま正式な記録にはしないでください。公式のよくある質問でも、回答は正確とは限らず、事実を再確認するよう案内されています。数字・固有名詞・担当者・期限を、会議の記録と照らして人が確かめてから共有します。

Q6. Copilotが作った要約を、会議に出ていない人や社外の相手に共有するには、どうすればよいですか?

A. Copilotとの会話を確認できるのは自分だけなので、回答をコピーして、別のチャットやチャネルに貼り付けて共有します。社外の相手には、Copilotとは別の連絡手段が必要です。外部の組織が主催する会議ではCopilotが使えず、外部参加者はFacilitatorの会議ノートにもアクセスできません。共有の場所と、確認の担当者を先に決めておくと、抜け漏れが減ります。

まとめ|Teams Copilotを使うときに押さえたい6つのこと

Teams Copilotは、会議・チャット・チャネルの内容を整理してくれますが、使える条件と、整理したあとの届け方・確認が欠かせません。入口ごとの条件を押さえ、小さく試してから広げることが、安全に使うための基本になります。

  1. 入口は3つ。会議・通話は文字起こしか録音を有効にして使い、チャット・チャネルは開いているスレッドの過去30日分が対象になる
  2. 会議の設定は、会議中および会議後・会議中のみ・オフの3つ。会議のあとに質問したいなら、会議中にライブ文字起こしをオンにする
  3. 会議・チャット・チャネルのCopilotはMicrosoft Copilotのライセンスが必要。無料で使えるのは、Copilot Chatの範囲に限られる
  4. 使えないときは、ライセンス、会議の主催者、主催者の設定、文字起こし、管理者のポリシーの順に確認する
  5. Copilotの回答は自分だけが見られ、不正確なことがある。人が確認してから、会議に出ていない人や社外へ届ける場所を決める
  6. 要点の共有と利用ルールの周知を整えるため、チャットとタスクで共有するChatworkや、周知の浸透を見られるourlyの資料を請求して比べる

6つ目の行動に進む場合は、共有の抜け漏れを減らしたいならChatwork、利用ルールの周知を確かめたいならourlyの資料を、それぞれ無料で請求できます。

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Copilotの機能や提供の範囲は、短い周期で変わります。変わらないのは、どこまでをCopilotに任せ、どこで人が確認し、誰にどう届けるかを決めるのは、使う組織の側だということです。まず1つの会議の種類から、手順と確認の流れを試してください。

参考文献

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