Copilotライセンスの種類は?前提条件・確認方法・選び方を整理

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  • ライセンスの種類と前提条件がわかる
  • 自分のライセンスの確認方法がわかる
  • 従量課金と購入前の確認点がわかる

Copilotライセンスには、対象のMicrosoft 365に追加して使う有料のアドオンと、対象の契約に追加費用なしで含まれるCopilot Chatがあり、どれが必要かは、契約しているプランと使いたいアプリで決まります。Microsoftの公式の案内では、最大300人の組織向けのMicrosoft Copilot Businessと、エンタープライズ環境向けのMicrosoft Copilotがあり、Microsoft 365 E7にはCopilotが含まれます。職場・学校のアカウントなら、自分のライセンスはMicrosoft 365のホーム画面の下部に出るラベルで確認できます。本記事では、2026年10月22日時点の公式の案内にもとづいて、ライセンスの種類と前提条件、確認方法、無料版と有料版の違い、料金の見方、Coworkなど従量課金の機能、購入と割り当ての手順、選び方を整理します。金額は改定されるため本文には書かず、公式の価格ページの見方を説明します。

Copilotライセンスを選ぶ前に、社内で次に整えたいことを診断

Q1. いま一番知りたいのは、どちらですか?

目次

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  1. Copilotライセンスの種類は?前提条件と対象を一覧で整理
  2. 自分のCopilotライセンスを確認する方法|画面のラベルの見分け方
  3. Copilotの無料版と有料版の違い|Copilot Chatで足りる場合とアドオンが要る場合
  4. Copilotライセンスの料金の見方|金額は公式ページで確認し、従量課金は別に考える
  5. Copilotライセンスの購入と割り当ての手順|管理者がやること
  6. 自社に合うCopilotライセンスの選び方|判断フローと購入前の確認
  7. ライセンスの展開を支える教育サービス3つの違い|Copilotの操作を教える教材ではなく、周知と理解度の確認の支え
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ|Copilotライセンスを選ぶ前に押さえたい6つのこと
  10. 参考文献

Copilotライセンスの種類は?前提条件と対象を一覧で整理

Copilotライセンスは、対象のMicrosoft 365などに追加するアドオンが基本で、最大300人の組織向けのCopilot Businessと、エンタープライズ環境向けのMicrosoft Copilotがあり、Microsoft 365 E7にはCopilotが含まれます。

Microsoft Learnの「Microsoft Copilot のライセンス オプション」(2026年10月20日更新)では、ライセンスの名称が「Microsoft Copilot」と書かれています。以前の「Microsoft 365 Copilot」「Copilot for Microsoft 365」と同じ系統の名称整理と読めます(本記事の読み取り)。サポートページや価格ページには「M365 Copilot」の表記も残っていますが、購入するのがアドオンという点は共通です。

ライセンスの種類と対象(公式の案内)

種類対象と前提条件公式の案内の要点
Copilot Chat(基本)対象のMicrosoft 365ライセンスを持つ、職場または学校のアカウント。追加のCopilotライセンスは不要追加費用なしで使えるチャット。Word・Excel・PowerPoint・OneNoteのCopilotにはアクセスできない(OutlookのCopilotは使える)
Microsoft Copilot Business最大300人の組織。前提は、Microsoft 365 Business Premium・Standard・Basic、Microsoft 365 Apps for business、Microsoft Teams Essentialsのいずれかアドオンで、年間契約。テナントごとに最大300人のライセンスユーザーまで。機能は同じMicrosoft Copilotと説明されている
Microsoft Copilot(エンタープライズ向けのアドオン)300人を超える組織は、こちらのオプションを使う必要がある。前提は、Microsoft 365 E3・E5・F1・F3、Office 365 E1・E3・E5・F3、Microsoft 365 Apps for enterpriseなど管理センターで、ユーザーにライセンスを割り当てる。前提の一覧は、ExchangeやSharePointなど個別のプランにも及ぶ
Microsoft 365 E7大企業向けの上位プラン公式の案内では、Microsoft Copilotを含むプランとして示されている
教育機関向けMicrosoft 365 A1・A3・A5などの教育機関向けプラン教育機関向けソリューション登録(EES)またはクラウドソリューションプロバイダー(CSP)で購入。教職員と学生は13歳以上が対象。学生向けにはCopilot Chatがある
個人向けMicrosoft 365 Personal・Family・Premiumなどのサブスクリプション(Microsoftアカウント)サブスクリプションの所有者のみがデスクトップアプリでCopilotを使える。AIクレジットと使用制限がある
米国政府機関向けMicrosoft 365 G3・G5など(GCC・GCC High・DoD環境)米国政府機関向けの環境のため、本記事では詳しく扱いません

Learnには、ライセンスの条件は変更される可能性があるため、購入前に、価格とプランなどで適格性を確認するよう書かれています。Copilot全体の機能や使い方は、Microsoft 365 Copilot(旧Copilot for Microsoft 365)とは?使い方などを解説、Copilotとは?主な機能や料金・使い方・活用例を解説で説明しています。

Copilot Businessと、エンタープライズ向けのMicrosoft Copilotの違い

Learnでは、Copilot Businessは、適格なMicrosoft 365 Businessライセンスを持つユーザーが最大300人までの組織向けのアドオンで、「同じMicrosoft Copilot機能を提供し、中小企業向けに設計されたライセンスと購入オプションを備えている」と説明されています。年間契約で利用でき、300人を超える組織はエンタープライズ環境向けのオプションを使う必要があります。つまり、公式の案内で確認できる違いは、人数の上限、前提となるプラン、購入のしかたです。一部の解説記事にある機能の差は、公式のLearnでは確認できなかったため、本記事では書きません。

新規で契約する場合の選択肢

Microsoftの価格ページ(ビジネス向け)には、Business PremiumまたはBusiness StandardとCopilot Businessを組み合わせたプランと、すでに使っているプランに追加するアドオンのCopilot Businessが並んでいます。金額は価格ページに表示されるため、本記事には書きません。

購入のあとに必要になること|公式の準備チェックリスト

Learnの「Microsoft Copilotを設定し、ライセンスを割り当てる」には、導入前の準備として、テスト環境の用意、選択したユーザーグループでのパイロットテスト、コミュニケーション計画の作成、条件付きアクセスやSharePointの設定の確認などが挙げられています。このうち、パイロットとコミュニケーション計画は、使う人への周知と教育が必要な部分です。Copilotは組織のメールやファイルをもとに答えるため、入力してよい情報の基準を全員に同じ形で伝えておくことが、導入の土台になります。

利用者全員に、入力してよい情報の基準を同じ形で伝えたい場合の一例が、株式会社Oysterが提供するOneCompliance(ワンコンプライアンス)です。商品ページでは、コンプライアンス研修に特化したeラーニングで、ダッシュボードや自動リマインダーなどで研修の実施・管理の工数を最小化できることが紹介されています。公式サイトのコース一覧には、情報セキュリティ・個人情報・著作権などに関わるコースがありますが(2026年10月22日確認)、Copilotの利用に特化した専用のコースがあるかは、資料で確認してください。費用は受講人数に応じた課金体系のため、問い合わせでの確認が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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自分のCopilotライセンスを確認する方法|画面のラベルの見分け方

自分のCopilotライセンスは、職場や学校のアカウントなら、Microsoft 365のホーム画面を一番下までスクロールし、名前の下に出るラベルで確認できます。

職場・学校のアカウントで確認する手順

  1. 職場または学校のアカウントで、Microsoft 365にサインインする
  2. ホーム画面を一番下までスクロールして、アカウントを表示する
  3. 名前の下に表示される、Copilotのラベルを見る

Microsoftサポートの「所有している Copilot ライセンスの種類」(2026年4月更新)には、次の3つのラベルが示されています。このラベルは、Copilotアドオンのライセンスを持っているかどうかと、Copilotに直接アクセスできるアプリを示すと説明されています。

ラベル意味(公式の説明)Word・Excel・PowerPoint・OneNoteでの使える範囲
Copilot Chat(基本)CopilotのアドオンライセンスがないこれらのアプリのCopilotにはアクセスできない
M365 Copilot(基本)アドオンライセンスはないが、アプリでのCopilotへの標準アクセスがある標準的にアクセスできる。Microsoft Learnでは、標準アクセスは、サービス容量の可用性によって左右されると説明されている
M365 Copilot(プレミアム)Copilotのアドオンライセンスを持っているすべての機能と、優先アクセスを使える

高度な推論やモデルの選択などを使いたい場合は、管理者に問い合わせるよう、サポートページに書かれています。なお、一部の解説では、2026年4月以降、組織の規模によってWord・Excel・PowerPointでのCopilot Chatの扱いが変わったと紹介されています。公開されているMicrosoftの案内ページでは、規模による線引きの条件を確認できなかったため、本記事では書きません。自社のテナントへの適用は、管理者がMicrosoft 365管理センターのメッセージセンターなどで確認してください。

個人のMicrosoftアカウントで確認する方法

Microsoftアカウントの場合は、条件を満たすMicrosoft 365 Personal・Family・Premiumなどのサブスクリプションを持つユーザーだけがCopilotを使え、デスクトップアプリで使えるのはサブスクリプションの所有者のみです。所有しているバージョンが分からないときは、Microsoftアカウントのダッシュボードにサインインします。Windows 11では、[開始]から自分のアカウントを選ぶと、ライセンスが付与されているサブスクリプションが表示されます。

管理者が確認する方法と、大学などの例

管理者は、Microsoft 365管理センターで、ユーザーにライセンスを割り当てたり、割り当てを解除したりします。特定のアカウントがCopilotを使う要件を満たしているかは、Learnで案内されている「Microsoft Copilotサービスプラン診断ツール」で確認できます。教育機関の例では、機構アカウントのヘルプセンターに、Microsoft 365のホームから[アプリをインストール]、[Microsoft 365 Apps]を開き、マイアカウント画面の[サブスクリプション]で、A1・A3・A5などのライセンスの表記を確認する手順が載っています(所属機関ごとの案内のため、所属先のヘルプで確認してください)。

Copilotが表示されないときの確認順(本記事の整理)

  1. サインインしているアカウントが、職場・学校のアカウントか、個人のMicrosoftアカウントかを確かめる
  2. ホーム画面のラベルで、アドオンライセンスの有無を確かめる
  3. ライセンスが割り当てられているか、管理者に確認する(購入しただけでは使えず、ユーザーへの割り当てが必要)
  4. アプリの更新チャネルが、最新チャネルまたは月次エンタープライズチャネルかを管理者に確認する
  5. 組織の設定やアプリ側の条件を確認する。アプリごとの確認点は、Teams Copilotとは?できることと使える条件を公式情報で整理や、Excel Copilotとは?できること・使い方・使えない時の確認点で整理している

Copilotの無料版と有料版の違い|Copilot Chatで足りる場合とアドオンが要る場合

Copilot Chatは対象のMicrosoft 365の契約に追加費用なしで含まれるチャットで、アドオンのライセンスを追加すると、Word・Excel・PowerPointなどのアプリ内で、組織のデータをもとにしたCopilotを優先的に使えます。

「無料版」と呼ばれるのは、多くの場合、このCopilot Chatです。正確には、対象のMicrosoft 365の契約に含まれるもので、契約が無い状態で使えるものではありません。Microsoft Learnの「Microsoft Copilot Chatの概要」と、価格ページのよくある質問をもとに、違いを並べます(2026年10月22日確認)。Copilotの種類の全体像は、AIコパイロットとは?Copilotの種類・無料と有料の違い・導入時の注意点でも説明しています。

項目Copilot Chat(追加費用なし)Microsoft Copilotのライセンス(アドオン)
含まれる契約対象のMicrosoft 365ライセンスに含まれる対象のプランに追加するアドオン。Microsoft 365 E7には含まれる
回答のもとにする情報Webの情報、利用者が提供した内容、対応するアプリのコンテキストGraph API、Work IQ、Microsoft 365全体のセマンティックインデックスも使う
Word・Excel・PowerPoint・OneNoteラベルが「Copilot Chat(基本)」ならアクセスできない。「M365 Copilot(基本)」なら標準アクセスすべての機能と、優先アクセス
OutlookOutlook内のCopilot Chatは、受信トレイ、予定表、会議、チャット、限定的な関連コンテンツをもとにする組織のデータ全体をもとにしたCopilotの体験
エージェント組織が作成したカスタムエージェントは、従量課金制で利用するMicrosoft提供の事前構築済みエージェントと、支援型カスタムエージェントを追加料金なしで使える権利がある
利用状況の分析公式の説明では触れられていないライセンスを持つ組織は、利用状況、定着率、ビジネスへの影響を測る高度な分析機能が使えると説明されている

Copilot Chatで足りる作業と、アドオンの検討が要る作業(本記事の整理)

次の表は、上の公式の案内にもとづく判断の目安です。作業が1つ当てはまるかどうかではなく、社内でいちばん使いたい場面から考えてください。

使いたい場面Copilot Chatで足りる可能性アドオンの検討が要る可能性
Webの情報の調査、文章の書き換え、提供したファイルの分析足りる可能性が高い–
Word・Excel・PowerPointの画面の中で、下書きやデータ分析を頼みたい標準アクセスのラベルなら一部使える。優先アクセスは得られない全員が安定して使う前提なら、検討する
メール・会議・ファイルなど、組織のデータをまとめて参照した回答がほしい範囲が限られる検討する(Graph・Work IQを使うのはライセンスの体験)
導入の効果を、利用状況や定着率で測りたい公式の説明では、ライセンスを持つ組織向けの機能とされている検討する
Coworkなど、高度なAIの機能を使いたい前提のライセンスが要る検討する(従量課金の設定も必要。次のH2で説明)

1か月の無料試用と、キャンセルの条件

Microsoftの価格ページでは、Copilot BusinessなどのプランにCopilotを無料で試せるボタンがあります。注記によると、1か月の無料試用期間の終了後は、サブスクリプションが自動的に有料に切り替わり、選択した期間と課金プランに応じた料金が請求されます。試用中はいつでもキャンセルでき、それ以降は請求されません。サインアップにはクレジットカードが必要です。有料サブスクリプションの開始から7日間はキャンセルでき、按分計算で払い戻されると書かれています。試す前に、自動更新と請求の開始日を管理者と確認してください。

名前が似ているが別のもの|個人向け・GitHub Copilot・Copilot Studio

  • 個人向け(Microsoft 365 Personal・Family・Premium):Microsoftアカウントのサブスクリプションに含まれる。AIクレジットと使用制限がある(Microsoftサポート)
  • GitHub Copilot:GitHubが別のプランとして提供している。個人向けにFree・Student・Pro・Pro+・Max、組織向けにBusiness・Enterpriseのプランがある(GitHubドキュメント)。コードを書く開発者向けで、Microsoft 365のライセンスの話とは別
  • Copilot Studio:Microsoft Copilotのライセンスに含まれるものは、Microsoft 365内でライセンスを持つユーザーが追加費用なしで内部エージェントを作って使える。スタンドアロンのライセンスは、外部のチャネル(Webサイトなど)にも公開でき、エージェントを使う人にライセンスは不要(価格ページのよくある質問)

Microsoft全体のAIの製品の整理は、マイクロソフトのAIとは?Copilot・365 Copilot・Foundry・Copilot+ PCの違いと選び方で説明しています。

Copilotライセンスの料金の見方|金額は公式ページで確認し、従量課金は別に考える

Copilotライセンスの料金は、既存の契約に追加するアドオンなら、前提のMicrosoft 365のプランの料金に加えて考え、Coworkなどの一部の機能は、ライセンスとは別に従量課金で発生します。

Copilotの料金は、解説記事ごとに金額が違います。公開した時点の価格や為替、キャンペーンが混ざっているためで、公式の価格ページが最新です。本記事では金額を書かず、価格ページを見るときの確認点を整理します。

価格ページで確認する5つの点(本記事の整理)

  1. 税抜か:Microsoftの価格ページには「価格には消費税は含まれていません」と書かれている
  2. 年払いか月払いか:ページ上で切り替えて表示され、「ユーザー/月相当、年払い」のように示される
  3. 年間契約・自動更新か:年間サブスクリプションで、自動更新と書かれているプランがある
  4. 割引は初年度だけか:注記には、割引キャンペーンは2026年7月1日から2026年12月31日までで、年間契約が必要、プロモーション価格は初年度のみ、Microsoftが予告なく変更・終了することがあると書かれている
  5. 従量課金の機能が別にあるか:ライセンスの金額とは別に、使った分の料金が発生する機能がある

従量課金になる機能(公式のよくある質問)

価格ページのよくある質問では、チャットやMicrosoft 365アプリのCopilotなど、日常的に使うAIの機能はライセンスに含まれ、より高度なAIの機能は使用量に応じて課金されると説明されています。現在の対象として、Copilot Cowork、Copilot Code、Copilot Autopilot、Work IQ APIなどが挙げられ、今後追加される可能性があります。これらはCopilotクレジットを使い、実際の使用量にもとづいて料金が発生します。管理者は、Microsoft 365管理センターのCost Managementで、従量課金の設定や支出のポリシーを調整できます。料金が発生するのは、従量課金の機能を使った場合のみです。

Copilot Coworkを使うために必要なもの

Microsoft Learnの「Copilot Cowork の使用を開始する」(2026年9月23日更新)には、始める前の前提条件として、次の項目が挙げられています。

  • アカウントに割り当てられている、アクティブなMicrosoft 365 Copilotライセンス
  • Coworkが、Microsoft Copilot環境で有効になっていること
  • 使用量ベースの課金とCowork課金が有効になっていること
  • アプリを作る機能を使う場合は、Frontierプログラムに参加していること

Cowork専用の別のライセンスは、前提条件に挙がっていません(本記事の読み取り)。必要なのは、Copilotのライセンスと、従量課金の設定です。つまり、ライセンスを買うだけでは使えず、管理者が課金の設定を済ませ、使い方と予算の考え方を利用者に伝える必要があります。

Copilotライセンスの購入と割り当ての手順|管理者がやること

Copilotライセンスは、Microsoft 365管理センターのマーケットプレース、Microsoftのパートナー、またはMicrosoftのアカウントチームを通じて購入し、管理センターでユーザーに割り当てます。

Microsoft Learnの「Microsoft Copilotを設定し、ライセンスを割り当てる」(2026年10月22日確認)の内容をもとに、手順を本記事で整理します。ライセンスを割り当てる前に、ユーザーを追加し、Microsoft 365のライセンスを割り当てておく必要があります。

  1. 前提のMicrosoft 365ライセンスと、人数を確認する(H2「Copilotライセンスの種類」の表で、対象になるかを見る)
  2. テスト環境で、構成とテストのシナリオを確かめる
  3. 選んだユーザーグループでパイロットテストを行い、問題とフィードバックを集める
  4. 今後の変更をユーザーに通知するコミュニケーション計画を作り、必要なリソースとサポートを用意する
  5. 条件付きアクセス、SharePointの検索・高度な管理のポリシー、ネットワーク要件を確認する
  6. アプリの更新チャネルを、最新チャネルまたは月次エンタープライズチャネルにする
  7. Microsoft 365管理センターで、Copilotのライセンスをユーザーに割り当てる(セットアップガイドも使える)
  8. サービスプラン診断ツールで、アカウントが要件を満たしているかを確かめる

準備のチェックリストの担当を分ける(本記事の整理)

公式の準備の項目は、IT管理者が担う設定と、人に関わる周知に分けて考えると、抜けを見つけやすくなります。

項目公式の案内の内容主に担う人
テスト環境必要なライセンスで、構成とテストのシナリオを検証するIT管理者
パイロットテスト選択したユーザーグループで、問題を見つけ、フィードバックを集めるIT管理者と、現場の代表者
コミュニケーション計画今後の変更をユーザーに通知し、必要なリソースとサポートを提供する管理者と、社内の周知・教育の担当
セキュリティ多要素認証、監査ログ、過剰共有の確認と、機密情報の制限IT管理者

この表の「パイロットテスト」と「コミュニケーション計画」は、設定の作業ではなく、人に伝える作業です。パイロットで分かった使い方や、社内のルールを、社内向けの教材として何度でも学べる形にしたい場合の一例が、株式会社FCEが提供するSmart Boardingです。商品ページでは、社内独自の教育内容を学習プログラム化し、いつでも何度でも学習と復習ができること、自社オリジナルコースの作成と学習進捗の管理ができること、LMS機能で各受講者の進捗や理解度を確認できることが紹介されています。電話・メールでの相談や教育プログラムの設計といった手厚いサポートは、「充実サポートプラン」のみです。Copilotの利用に特化した既製のコースがあるかは、資料で確認してください。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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自社に合うCopilotライセンスの選び方|判断フローと購入前の確認

Copilotライセンスは、まず前提のMicrosoft 365のプランと人数を確認し、次に使いたいアプリと機能を決め、最後に購入と展開の体制を確認する順で選びます。

契約状況から候補を絞る判断フロー(本記事の整理)

次の表は、Microsoftの公式の案内にもとづいて、状況ごとに候補を整理したものです。優劣ではなく、公式の説明に当てはまる候補を示しています。

状況候補になるもの確認すること
Microsoft 365 Business Basic・Standard・Premiumなどを契約していて、ユーザーが300人までMicrosoft Copilot Business(アドオン)前提のプランと、テナントの上限人数
Microsoft 365 E3・E5などを契約している、または300人を超えるMicrosoft Copilot(エンタープライズ向けのアドオン)前提のプランに含まれるか。購入先(管理センター・パートナー・アカウントチーム)
Copilotを含む上位のプランを新しく契約したいMicrosoft 365 E7含まれる内容と契約条件を、公式の案内で確認
まず追加費用なしで試したいCopilot Chat、または1か月の無料試用試用後の自動切り替えと、請求の開始日
大学・学校などの教育機関A1・A3・A5などのプランへのアドオン(EESまたはCSPで購入)対象の年齢。学生向けのCopilot Chat
個人の利用Microsoft 365 Personal・Family・Premiumサブスクリプションの所有者のみがデスクトップで使える
Coworkなど、高度なAIの機能Copilotライセンスと、従量課金の設定Cost Managementでの支出の管理
コードを書く業務の支援GitHub Copilot(別のプラン)Microsoft 365のライセンスとは別に選ぶ

購入前の確認5項目(本記事の整理)

  1. 前提のライセンス:契約中のMicrosoft 365のプラン名と、ユーザーの人数
  2. 割り当て対象:Copilotを使う人を、部署や役割で決めているか
  3. 機能と従量課金:Coworkなど、別に料金が発生する機能を使うか。使うなら、予算と管理者の設定を決めているか
  4. パイロットと周知:試す部署と、全体への知らせ方の計画があるか
  5. 入力してよい情報の基準:Copilotに入れてよい情報を決め、使う全員に伝えて、理解を確かめる仕組みがあるか

この5項目のうち、いくつが決まっていないかを、次のチェックで確かめてください。

Copilotライセンスを買う前に、社内の準備は足りているかセルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

法人のライセンスでも、入力してよい情報の基準は決める

Microsoftの価格ページのよくある質問では、Copilotのエンタープライズデータ保護(EDP)により、プロンプトと応答はMicrosoft 365のサービス境界内にとどまり、基礎となる大規模言語モデルのトレーニングには使われないと説明されています。具体的なコントロールは、基本となるサブスクリプションのプランによって異なるとも書かれています。ただし、保護の仕組みがあっても、どの情報を入力してよいかは、使う組織が決める必要があります。個人情報保護委員会は、2023年6月2日付の「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」で、個人データを含むプロンプトを入力するときは、利用目的の範囲内かを確認し、サービス提供事業者がその個人データを機械学習に利用しないことなどを十分に確認するよう示しています。個別の判断が必要な場合は、社内の担当部署や専門家に相談してください。本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。

基準を決めて周知したあとに、全員が理解できているかをテストで確かめたい場合の一例が、株式会社イー・コミュニケーションズが提供するSAKU-SAKU Testingです。商品ページでは、CBT(コンピュータで受けるテスト)の技術を活かしたeラーニングで、選択式・穴埋め・並び替え・記述(単語・長文)の問題を配信できること、ダッシュボードで受講状況やデータ分析が自動でグラフ化されること、コンテンツの受講状況や結果がリアルタイムで集計されることが紹介されています。事務局運営やカスタマーデスクを利用する場合は、オプション扱いです。Copilotの利用に特化したコンテンツがあるかは、資料で確認してください。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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ライセンスの展開を支える教育サービス3つの違い|Copilotの操作を教える教材ではなく、周知と理解度の確認の支え

3つのサービスは、Copilotの操作を教える教材ではなく、入力してよい情報の基準の周知・理解度の確認・手順の教材化という運営面を支える教育サービスです。

ここまでに登場した3つのサービスを、役割の違いで並べます。優劣や順位ではなく、社内の状況に合うものを選ぶための整理です。自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。

Copilotライセンスの展開を支える、教育サービス3つの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:OneCompliance(ワンコンプライアンス)。情報セキュリティ・個人情報・著作権などに関わるコースを、全員に同じ基準で届けやすいサービスです。

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注意したい点 費用は受講人数に応じた課金体系のため、問い合わせでの確認が必要です。Copilot専用のコースがあるかは、資料で確認してください 事務局運営やカスタマーデスクを利用する場合は、オプション扱いです 電話・メールでの相談や教育プログラムの設計といった手厚いサポートは、「充実サポートプラン」のみです
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どのサービスも、Microsoft 365管理センターでのライセンスの割り当てや、Copilotの設定、操作を代わりに行うものではありません。設定は管理者が、前の章までの手順どおりに行います。そのうえで、使う人が増えたときの入力してよい情報の基準の周知、理解の確認、手順の教材化を、研修の仕組みに載せるかどうかを検討する位置づけです。複数のサービスの資料をまとめて請求して、研修の内容・管理の方法・サポートの範囲を比べてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. Copilotのライセンス料はいくらですか?

A. 金額は、前提のMicrosoft 365のプラン、年払いか月払いか、年間契約か、割引の有無で変わり、改定もあるため、Microsoftの公式の価格ページで確認してください。価格は税抜で、「ユーザー/月相当」のように表示されます。Coworkなど一部の機能は、ライセンスとは別に、使った分だけ従量課金で発生します。

Q2. Copilotの有償版と無償版の違いは何ですか?

A. 無償版にあたるCopilot Chatは、対象のMicrosoft 365の契約に追加費用なしで含まれ、Webの情報や提供したファイルなどをもとに答えます。ラベルが「Copilot Chat(基本)」の場合、Word・Excel・PowerPoint・OneNoteのCopilotにはアクセスできません。有償のライセンスは、これらのアプリ内のCopilotを優先アクセスで使え、組織のデータをもとにした回答や、利用状況の分析も使えます。

Q3. Copilot for Microsoft 365の無料版と有料版の違いは何ですか?

A. 「Copilot for Microsoft 365」は、現在のMicrosoftのページでは「Microsoft 365 Copilot」や「Microsoft Copilot」と書かれているアドオンのライセンスの旧称にあたります(本記事の読み取り)。無料版にあたるのは、対象の契約に含まれるCopilot Chatです。違いはQ2のとおりで、アプリ内のCopilotの優先アクセスや、組織のデータをもとにした回答は、有料のライセンス側です。

Q4. Copilot Coworkを使うにはどのライセンスが必要ですか?

A. Microsoft Learnの前提条件では、アカウントに割り当てられたアクティブなMicrosoft 365 Copilotライセンスに加え、Coworkが有効なこと、使用量ベースの課金とCowork課金が有効なことが挙げられています。Cowork専用の別のライセンスは、前提条件に挙がっていません。使った分は従量課金で、管理者はCost Managementで設定を管理します。

Q5. 自分のCopilotライセンスはどこで確認できますか?

A. 職場・学校のアカウントなら、Microsoft 365のホーム画面を一番下までスクロールし、名前の下に出る「Copilot Chat(基本)」「M365 Copilot(基本)」「M365 Copilot(プレミアム)」のラベルで確認できます。個人のMicrosoftアカウントは、アカウントのダッシュボードか、Windows 11のアカウント画面で、ライセンスが付与されたサブスクリプションを確認します。

Q6. Copilot Businessと、それ以外のMicrosoft Copilotは何が違いますか?

A. Microsoft Learnでは、Copilot Businessは、適格なMicrosoft 365 Businessライセンスを持つユーザーが最大300人までの組織向けのアドオンで、同じMicrosoft Copilot機能を提供し、年間契約で利用すると説明されています。300人を超える組織は、エンタープライズ環境向けのオプションを使う必要があります。公式の案内で確認できる違いは、人数の上限、前提のプラン、購入のしかたです。

まとめ|Copilotライセンスを選ぶ前に押さえたい6つのこと

Copilotライセンスは、名称がページによって違って見えますが、対象のMicrosoft 365に追加するアドオンと、追加費用なしで使えるCopilot Chatを分けて考えると整理できます。前提のプランと人数を確かめ、使いたい機能から、必要なライセンスを選んでください。

  1. ライセンスは、最大300人の組織向けのCopilot Business、エンタープライズ向けのMicrosoft Copilot、Copilotを含むMicrosoft 365 E7などがあり、前提のMicrosoft 365のプランが必要
  2. 自分のライセンスは、Microsoft 365のホーム画面のラベル(Copilot Chat(基本)・M365 Copilot(基本)・M365 Copilot(プレミアム))で確認する
  3. 無償版にあたるCopilot Chatは契約に含まれ、Word・Excel・PowerPointのCopilotは、ラベルやアドオンの有無で使える範囲が変わる
  4. 金額は公式の価格ページで、税抜か・年払いか・初年度のみの割引かを確かめる。Coworkなどは従量課金で、管理者の設定が要る
  5. 購入は管理センター・パートナー・アカウントチームから行い、ユーザーに割り当てる。パイロットとコミュニケーション計画を先に用意する
  6. 展開後の入力してよい情報の基準の周知・理解度の確認・手順の教材化をそろえるため、eラーニングの資料を請求して比較する

Copilotのライセンスの名称や条件は、今後も見直されます。変わらないのは、どの契約にどの機能が含まれるかを確かめ、使う人に伝える責任は、導入する組織の側にあるということです。まず、契約中のプランと人数を確認することから始めてください。

参考文献

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