在庫管理アプリは無料で使える?無料プランの条件と確認点を比較

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  • 無料でも人数・品目数・期間に条件がある
  • 無料のAI機能には月の回数上限がある
  • 仕事で使う前にIPAの6項目を確認する

在庫管理アプリには、無料で使えるものがあります。Tana・zaico・MonoC・Squareなどは、公式ページに無料で使える範囲が示されていて、在庫の数をスマホで記録するだけなら無料のまま始められます。ただし、使える人数・登録できる品目数・入出庫の回数・広告の有無・無料の期間といった条件はサービスごとに違い、途中で改定されることもあります。この記事では、2026年10月22日時点で公式ページを確認した無料プランの条件を比べ、無料で使えるAI機能、仕事で使う前にIPA(情報処理推進機構)のチェックシートで確かめたい6つの点、無料から有料や別の仕組みへ移る目安を整理します。

あなたの状況に合わせて、読む順番と無料アプリの確かめどころを案内します

Q1. 在庫を置いているのは、どちらに近いですか?

目次

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  1. 無料の在庫管理アプリとは?4つのタイプと、条件が出る場所
  2. 無料プランの条件を公式ページで比べる|Tana・zaico・MonoC・Square・在庫ノート
  3. 無料で在庫管理ができるAIは?無料プランで使えるAI機能と注意点
  4. 無料アプリを仕事で使う前に確認したい6つの点|IPAのチェックシートより
  5. 無料のままで足りる?有料や別のシステムへ移る目安とセルフチェック
  6. よくある質問(FAQ)
  7. まとめ|無料の在庫管理アプリを選ぶ前に押さえる5つのこと
  8. 参考文献

無料の在庫管理アプリとは?4つのタイプと、条件が出る場所

無料の在庫管理アプリとは、スマホやブラウザで在庫を記録できる、無料プランや無料機能があるサービスです。人数・品目数・回数・広告・期間のどこかに条件があります。

「無料」といっても中身は一様ではありません。この記事で公式ページを確認したサービスは、次の4つのタイプに分けると違いがつかみやすくなります。

タイプこの記事で確認した例条件が出やすい場所向く場面
在庫管理専用のクラウドアプリ(無料プランあり)Tana、zaico、MonoC使える人数、登録できる品目数、入出庫の回数、広告、無料の期間数人で品目ごとの数を記録し、棚卸をスマホで行いたい場合
POSレジ・決済サービスの在庫機能Square決済サービスのアカウントが前提。決済を使う場合の条件は別に確認する店頭の販売と在庫の数を同じ場所で見たい場合
家庭・小規模向けの共有アプリ在庫ノートアプリ内購入(プレミアムプラン)、広告表示備品や消耗品の残りを、家族や少人数で共有したい場合
表計算ソフトGoogleスプレッドシート、Excel同時編集、スマホからの入力、数式の保守品目が少なく、記録する人が1人から数人の場合

表計算ソフトでの管理は、在庫管理をエクセルで始める方法|表の作り方・関数と自動計算・限界の判断基準で作り方まで解説しています。この記事は、アプリやサービスの無料プランに絞って、条件の確かめ方を扱います。

無料アプリが得意なことと、記録の範囲を超える場面

無料の在庫管理アプリが得意なのは、品目ごとに「いくつあるか」を記録し、棚卸で数え直し、残りが少なくなったら知らせることです。Squareの公式ページには在庫が少ない商品や売り切れ商品を毎日メールで知らせるアラート、Tanaの料金ページにはバーコード・QRコードのスキャンと在庫アラートが記載されています。商品の種類が限られ、記録する人も少ないあいだは、無料のままで運用できます。

記録の範囲を超えるのは、在庫が「品目の数」から「受注に紐づく部品の動き」に変わるときです。受注ごとに仕様が変わる個別受注生産の工場では、どの受注にどの部品を使うか、いつまでに発注するか、原価がいくらかかったかが在庫と一緒に動きます。今回確認した無料プランの公式な説明に、受注や工程と在庫を結びつける機能の記載は見当たりませんでした。この段階では、在庫を単独で記録するアプリより、受注・購買・工程・原価をつなげて管理する仕組みのほうが、二重入力と転記を減らせます。

そうした工場が検討対象にできる一例が、株式会社日本コンピュータ開発が提供するFUSEです。商品ページによると、個別受注生産を行う中小製造業向けのセミオーダー型生産管理システムで、販売・購買・在庫・生産工程・生産計画・実績の6つの機能領域を一元管理します。在庫管理では入出庫管理と棚卸管理に対応し、受注から原価までを製番単位でつなげて、進捗と原価をリアルタイムで把握できる点が特長です。BOM(部品表)がすべて確定していない段階でも、確定した部品から先行手配できます。一方で、導入範囲やカスタマイズの内容によって費用が変わるため、詳しい料金は問い合わせが必要で、先に業務フローを整理してから必要な範囲を決める進め方になります。対象は個別受注生産の中小製造業で、店舗やネットショップの商品在庫を管理するアプリの代わりにはなりません。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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  • 受注・購買・在庫・工程・原価を製番単位でつなぎ、進捗や原価をリアルタイムに把握できる
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  • 導入範囲やカスタマイズ内容によって費用が変動するため、詳細な料金は問い合わせが必要
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導入事例として、FUSEを2020年から使うプレス加工・鈑金加工の株式会社丸善(社員数約30名)の事例が、開発元の事例ページに公開されています。同社の代表取締役社長は、受注伝票の入力について次のように語っています。

「これまではExcelでの手入力だったこともあり、伝票の2重打ちなどもなくなったことで時間も短縮できていると思います。」

株式会社丸善のFUSE導入事例より(カイゼンナビ、掲載日の記載なし)。出典:https://kaizen-navi.biz/case/visualization-of-production-plans-and-tracking-of-defects、2026年10月22日確認

この事例で語られているのは受注伝票の話で、在庫の記録そのものではありません。同じ事例では、在庫管理について、拠点を統合したときの情報の集約と新しい製品のマスタ整備が途中で、一部の製品がFUSEでの運用に乗っていない点も課題として挙げられています。システムを入れたあとも、データの整備と運用への乗せ込みが必要だとわかります。

無料プランの条件を公式ページで比べる|Tana・zaico・MonoC・Square・在庫ノート

無料プランの条件は、Tanaが品目とメンバーを無制限で広告ありと記載、zaicoがフルユーザー1名、MonoCが1人・100商品、Squareが在庫管理機能を無料と記載しています。

次の表は、各サービスの公式ページ(在庫ノートはApp Storeの掲載ページ)に書かれている内容を、2026年10月22日に確認してまとめたものです。順位や優劣は付けていません。無料の条件は改定されることがあるため、使い始める前に必ず最新のページを確認してください。

サービス無料で使える範囲(公式ページの記載)条件として押さえたい点確認したページ
Tanaアイテム数・メンバー数ともに無制限。バーコード・QRコードのスキャン、在庫アラート、AI連携(MCPサーバー)に対応。iPhone・iPad・Android・ブラウザで利用できる料金ページに「Free (until April 2027)」と記載があり、無料の期間に区切りがある。広告が表示される。2026年10月1日からユーザー数による課金をやめた。今後は有料のAI機能を提供する予定で、内容と料金は決まり次第案内するとしているhttps://get.tana.app/pricing
zaicoフルユーザー1名・閲覧ユーザー1名(ユーザーの追加は不可)。データ登録数は50,000件が推奨。在庫データの登録・編集、在庫の確認・検索ができる。メールサポート・サポートサイト・自動回答チャットも無料プランの欄に記載がある画像・ファイルの添付は1枚まで。AIの帳票読み取りは月7ページ、コードスキャンでの検索は月50回など、機能ごとに月間の回数上限がある。どのプランから申し込んでも、まず30日間の無料お試しが始まるhttps://www.zaico.co.jp/plans/
MonoC1人・100商品・50入出庫・1ロケーション有料プランは年間契約と記載がある。料金ページに「勝手に課金されることはありません」と書かれているhttps://monoc.app/prices/
Square在庫管理機能はSquareアカウントの作成で無料と記載。CSVファイルでの商品の一括インポート、在庫が少ない商品・売り切れ商品を毎日メールで知らせるアラート、在庫情報のダウンロードができるPOSレジ・決済サービスの在庫機能。決済サービスを使う場合の手数料などは、別に公式ページで確認するhttps://squareup.com/jp/ja/point-of-sale/features/inventory-management
在庫ノートストアの掲載ページに「無料」「アプリ内購入あり」と表示。家庭・小売向けで、在庫の記録を家族や複数人でリアルタイムに共有できる。消費や購入の履歴を残せるApp Storeの評価は4.6(485件)。プレミアムプランがあり、レビューには広告表示への言及もある。対応はiOS 15.5以降https://apps.apple.com/jp/app/id1643927984

無料の条件は変わる|Tanaの料金ページに見る期限と課金方式の変更

無料の条件は、サービス側の都合で変わります。Tanaの料金ページには、無料の期間が2027年4月までと書かれ、2026年10月1日からユーザー数による課金をやめたこと、今後は有料のAI機能を提供する予定であることも案内されています。現時点では全機能が無料でも、期限や有料化の予定が公式に示されているサービスを仕事に組み込むなら、その後の扱いを先に確認しておく必要があります。

zaicoのように無料プランと30日間の無料お試しが別に用意されているサービスもあります。無料お試しの機能と、お試し後に残る無料プランの機能は同じではないため、「無料で試せた機能」が「ずっと無料で使える機能」とは限りません。第三者の紹介記事に載る上限の数字は、更新が追いつかない場合があります。数字は記事ではなく、公式の料金ページで確認し、確認した日付を社内の記録に残しておくと、あとで条件が変わったときに見直しやすくなります。

自社の人数・品目数・入出庫の回数を、無料の上限に当てはめる

無料プランが自社に収まるかは、記録する人の数、管理する品目の数、1か月の入出庫の回数の3つを数えると確かめられます。たとえばMonoCの無料の範囲(1人・100商品・50入出庫)に当てはめると、次のように考えられます。

数えるもの数え方計算の例(MonoCの無料の範囲に当てはめた場合)
記録する人入出庫や棚卸を入力する担当者の数。閲覧だけの人は別に数える入力する人が2人なら、無料の1人を超える
品目数色・サイズ・ロットで分けるなら、分けた単位で数える40品目に3サイズずつあるなら120になり、無料の100商品を超える
入出庫の回数1日の入出庫の回数に、月の営業日数をかける1日5回で月20日なら100回になり、無料の50入出庫を超える

この計算は、上限の考え方を示す例であり、実際の条件はサービスごとに違います。3つのうち1つでも上限に近いなら、同じサービスの有料プランに上げるのか、人数や品目の上限が別の形で設けられた別のサービスにするのかを、使い始める前に決めておくと、データの入れ直しを減らせます。選び方や費用の全体像は在庫管理アプリおすすめ比較2026|費用相場・選び方・失敗しないポイントを解説で整理しています。

人数・品目数・回数の上限のほかに、ネットショップや会計ソフトなど、ほかのサービスとの連携が必要なときは、連携が無料プランの対象かどうかを、料金ページの機能一覧で確認します。連携やデータ分析は、プランによって使える範囲が違うことがあるため、「連携あり」という表記だけで判断しないようにします。

無料で在庫管理ができるAIは?無料プランで使えるAI機能と注意点

無料で使えるAI機能は、zaicoの無料プランにある帳票の読み取りや写真での登録(月の回数に上限あり)と、Tanaの無料プランのAI連携です。

在庫管理のAIといっても、アプリの中に組み込まれたAI機能と、外部のAIアシスタントをアプリにつなぐ方法があります。公式ページで確認できた範囲を整理します(2026年10月22日確認)。

サービス無料プランで確認できるAIの機能上限・注意点
zaicoAIが帳票を読み取って在庫データを登録する機能。写真を撮るだけでAIが在庫データを登録・編集する機能。写真を撮るだけでAIが在庫データを検索する機能帳票の読み取りは月7ページ、写真での登録は組織ごとに月10回、写真での検索はユーザーごとに月10回と記載。ほかのAI機能は、プランによって使える範囲が違う
TanaAI連携(MCPサーバー対応)。MCPに対応したAIアシスタントから、在庫の確認や変更を指示できると説明されている。無料プランに含まれると記載AIは自分の権限の範囲で、選んだ1つのチームの中で在庫を確認・変更するとの説明。Tana独自のAI機能は準備中で、内容・料金・開始時期は決まり次第案内するとしている

無料のAI機能を使うときは、次の3点を確かめておくと安心です。1つ目は、月の回数や1か月あたりのページ数の上限です。帳票を数十枚まとめて読み取るような使い方では、無料の範囲をすぐに使い切ります。2つ目は、AIに渡すデータの範囲です。取引先名や単価、担当者名を入力する前に、利用規約とプライバシーポリシーで取り扱いを確認します。3つ目は、AIが読み取った数量や品名を人の目で確かめる手順を決めておくことです。読み取り結果をそのまま在庫に反映すると、数量の違いに気づきにくくなります。

無料アプリを仕事で使う前に確認したい6つの点|IPAのチェックシートより

仕事で使う前は、IPAのチェックシートのうち、サービス品質・認証・バックアップ・サポート・終了時のデータ・契約条件の6項目を、無料プランでも確認します。

IPAは「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」(第4.0版)の付録として、「中小企業のためのクラウドサービス安全利用の手引き」を公開しています。手引きは、クラウドサービスのセキュリティは、サービスを提供する事業者と利用者がそれぞれの役割と責任を分担して維持するものだと説明し、選択・運用・セキュリティ管理にわたる15項目のチェックシートを示しています。このうち、無料の在庫管理アプリで特に見落としやすい6項目を、アプリで確かめる場所とあわせて表にしました。

チェックシートの項目(IPA)在庫管理アプリで確かめること
No.6 サービスの稼働率、障害発生頻度、障害時の回復目標時間などのサービス品質保証が示されているか料金ページや利用規約に、無料プランの品質についての記載があるかを見る。記載がなければ、棚卸や発注の締め日にアプリが使えなくなったときに、紙や表計算の控えで続けられるように決めておく
No.9 パスワードなどの認証機能を適切に設定・管理できているか二段階認証の有無を確かめる。IPAの手引きは「ID・パスワードの共有はしない」と例示しているため、無料プランの人数の上限を理由にIDを共有しない
No.10 サービス停止やデータの消失・改ざんなどに備えて、重要情報を手元に確保しているか在庫データをCSVや表計算の形式で書き出せるかを確かめ、定期的に書き出して社内に保存する。Squareの公式ページには、CSVでの一括インポートと在庫情報のダウンロードが記載されている
No.12 使い方がわからないときの支援(ヘルプデスクやFAQ)は提供されているか無料プランのサポートの範囲を確かめる。zaicoの料金ページでは、メールサポート・サポートサイト・自動回答チャットが無料プランの欄にも記載されている
No.13 サービスの利用が終了したときのデータの取扱い条件を確認したか無料の提供に期限があるサービスでは特に確かめる。Tanaは無料の期間を2027年4月までと記載しているため、その後のデータの扱いを公式ページで確認し、書き出せる状態にしておく
No.14 個人情報保護などを想定し、一般的な契約条件の各項目を確認したか取引先の担当者名や顧客の情報を品目のメモ欄に入れるなら、利用規約とプライバシーポリシーでデータの取り扱いと、委託先の管理の記載を確かめる

この表は、IPAの手引きの一般的な整理を在庫管理アプリに当てはめたものです。ここで挙げたサービスが各項目を満たしているかを評価したものではなく、セキュリティについての助言でもありません。実際の利用では、IPAの手引き(下の参考文献にURLを掲載)を開き、15項目すべてを確認してください。

無料のままで足りる?有料や別のシステムへ移る目安とセルフチェック

無料のままで足りるのは、記録する人と品目が少なく、在庫の数だけを追う場合です。人数・品目・受注との連動が増えたら、移行を検討します。

状況無料のままでよいか次に検討すること
入力する人が無料の上限を超え、1つのIDを複数人で使っている見直しが必要。IDの共有は避ける人数を増やせる有料プラン、または人数の上限がないサービス
品目数や入出庫の回数が、無料の上限に近い上限に達すると記録が止まるため、早めの判断が要る同じサービスの上位プランに移れるか、データを書き出して別のサービスに移せるか
複数の拠点や倉庫で在庫を管理したい無料プランが拠点の数を制限していることがある(MonoCの無料は1ロケーション)拠点を管理できるプランの有無
在庫の数に加えて、受注・購買の発注・工程・原価を同じ画面で見たい在庫の記録だけの無料アプリでは、つなげて管理することが難しい受注から原価までをつなげて管理する仕組み(個別受注生産の中小製造業なら、FUSEのような生産管理システム)
無料の期間や条件が変わる予定が公式に示されている変更の前に、データの書き出しと移行先の検討が要る書き出し機能の確認と、移行先の候補を2つほど決めておく

無料で使える範囲の比較や、有料プランも含めた費用の考え方は、おすすめの無料の在庫管理システム|注意点・選び方も解説でも解説しています。こちらはパソコンで使うシステムを含めた無料の選択肢の整理で、この記事は、スマホで使うアプリの無料プランの条件と、仕事で使う前の確認に絞っています。スマホで進められる棚卸や入出庫の業務はおすすめの在庫管理アプリ|スマホでシステム化できる業務も解説にまとめています。

自社の状況を、次のセルフチェックで確かめられます。当てはまる数が少なければ、無料のままで足りる可能性が高いです。

無料の在庫管理アプリで足りているか?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

無料アプリの次に確認する、受注生産の在庫管理の見直しどころ

個別受注生産の中小製造業では、在庫の数が合っていても、どの受注のために押さえた部品かが分からなければ、手配や納期の判断はできません。部品表(BOM)がすべて確定する前に長納期の部品を手配したい、案件ごとの原価を締めの前に把握したい、という場面では、在庫を単独で記録するアプリより、受注・購買・工程・原価を製番単位でつなげる仕組みが向きます。FUSEの商品ページには、確定した部品から先行手配できる点と、製番単位で進捗と原価をリアルタイムに把握できる点が記載されています。導入する機能の範囲によって準備内容が変わるため、まず自社の業務の流れと、二重入力が起きている箇所を整理してから、資料で自社に合うかを確かめてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 無料で使える在庫管理アプリはありますか?

A. あります。Tana・zaico・MonoCは公式の料金ページに無料プランが載っており、Squareは在庫管理機能が無料と記載しています。Tanaは公式ページにiPhone・iPad・Android・ブラウザで使えると記載があり、在庫ノートはiPhone向けのApp Storeで無料と表示されています。表計算ソフトで自作する方法もあります。ただし、使える人数・品目数・入出庫の回数・広告・無料の期間に条件があり、改定されることもあるため、使い始める前に公式の料金ページで確認してください。

Q2. 無料で在庫管理ができるAIはありますか?

A. zaicoの無料プランには、AIによる帳票の読み取り(月7ページ)や写真での登録・検索(月の回数に上限あり)が記載されています。Tanaの無料プランは、MCPに対応したAIアシスタントとの連携を含むと記載しています。どちらも回数や条件に上限があり、AIに渡すデータの範囲は利用規約で確認が必要です。

Q3. 在庫管理を無料でできるクラウドソフトはありますか?

A. あります。この記事で公式ページを確認したTana・zaico・MonoC・Squareは、いずれもクラウドで在庫のデータを保存する形で、無料の範囲があります。クラウド型は複数の端末から確認できる一方、無料プランには人数や品目数の上限があるため、自社の人数と品目数を数えてから選びます。

Q4. Squareの在庫管理は無料ですか?

A. Squareの公式ページには、在庫管理機能はSquareアカウントの作成で無料と記載されています。CSVファイルでの商品の一括インポートや、在庫が少ない商品を知らせる毎日のメールなどが紹介されています。ただしSquareはPOSレジ・決済サービスで、決済を使う場合の手数料などの条件は別に公式ページで確認が必要です。

Q5. 無料の在庫管理アプリを仕事で使っても問題ありませんか?

A. 無料かどうかより、IDの共有をしないこと、データを書き出して手元に確保すること、サポートの範囲、サービス終了時のデータの扱い、利用規約の確認ができているかが問題になります。IPAの「中小企業のためのクラウドサービス安全利用の手引き」のチェックシートで、これらを確かめられます。

Q6. 無料アプリから有料や別のシステムに移る目安は?

A. 入力する人が無料の上限を超えてIDを共有している、品目数や入出庫の回数が上限に近い、複数の拠点で管理したい、在庫の記録と受注・購買・原価を二重に入力している、無料の期限が近い、のいずれかに当てはまったら検討の時期です。移行の前に、在庫データを書き出せるかを確かめておきます。

まとめ|無料の在庫管理アプリを選ぶ前に押さえる5つのこと

  1. 無料で使える在庫管理アプリはあるが、人数・品目数・入出庫の回数・広告・無料の期間に条件があり、公式の料金ページで確認する。
  2. 自社の記録する人の数、品目の数、1か月の入出庫の回数を数えて、無料の上限に当てはめる。
  3. 無料のAI機能には月の回数の上限があり、AIに渡すデータの範囲は利用規約で確認する。
  4. 仕事で使う前に、IDの共有をしない、データを書き出して保存する、終了時のデータの扱いを確かめる、といったIPAのチェックシートの項目を確認する。
  5. 受注ごとに部品・購買・原価がつながる個別受注生産の中小製造業は、無料アプリの記録の範囲を超えるため、FUSEのような生産管理システムの資料を取り寄せて、自社に合うかを確認する。

本記事は一般的な情報の整理です。無料プランの条件・機能・上限は、2026年10月22日に確認した公式ページの内容にもとづきます。改定されることがあるため、利用の前に各サービスの公式ページで最新の内容を確認してください。

参考文献

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