勘定奉行クラウド

このサービスを導入する上で最も重視したのは、仕訳承認機能がしっかりと備わっているか、そしてそれが上場監査に耐えうるレベルであるかという点でした。会計システムは単に数字を管理するだけでなく、内部統制の要だと考えていたからです。

仕訳承認機能が充実している点です。これにより、会計処理の厳格性が向上し、内部統制の強化に大きく貢献したと実感しています。

また、補助科目や取引先、部門別といった多様な形式で帳票が表示・出力できるのも非常に大きなメリットでした。経営層への報告資料を作成する際も、必要な情報を柔軟に抽出・加工できるため、資料作成の手間が大幅に削減され、経営判断に役立つ正確なデータ提供がスムーズに行えるようになりました。

奉行シリーズ全体に共通することではありますが、時折、システム動作が重くなったり、ページが開かなくなったりすることがあります。
また、機能が充実している分、料金が高いと感じるのも正直なところです。上場企業にも耐えうる品質であることは理解しておりますが、もう少しコストパフォーマンスの面で検討の余地が欲しいと思っています。

勘定奉行クラウドが他システムとどれくらいスムーズに連携できるかについて、正直なところ少し不安を感じていましたが、意外にも多くのシステムに対応しており、連携設定もスムーズに行うことができました。

上場を目指す企業や、既に上場しており厳格な内部統制と監査対応が求められる企業に特におすすめできます。多様な帳票出力機能があるため、経営層への詳細な報告資料作成を重視する経理担当者の方にも非常に適していると思います。

もともと同じ会社の勘定奉行V10というソフトを使用していましたが、経理を委託されている関連会社が増えたことから、勘定奉行クラウドのGroupsharedモデルを導入することとなりました。導入検討時、他サービスとの比較は行いませんでした。行わなかった理由は、もともと使用していた勘定奉行V10の機能面やサービス面に関して特に不満等もなく、担当者との関係も良好だったためと聞いています。

年々、関連会社の数が増えていくばかりでしたが、勘定奉行クラウドには会社数制限はなく、一つのアカウントで多くの会社を管理できるところが魅力でした（コストはもちろんかかりますが）
また、勘定奉行V10に比べ様々な機能が追加されており、銀行入出金を自動で取得してくれる機能や、取引辞書という過去の取引を参照し、登録された仕訳を自動で呼び出し、起票までしてくれるといったサービスが作業効率UPにつながりました。
また、仕訳に証憑を貼り付ける機能があり、該当する請求書や補足資料などを添付することができるため、仕訳処理後の見直し時に勘定奉行クラウド一つで資料の参照から会計処理まで確認することができ、いろいろな媒体を見に行く必要がなくなりました。

また、OBCさんの良いことろとして、サポート面が手厚いうえにOBCネットというサービス使用者向けのネットワークサービス内で機能の使い方の相談や要望などを投稿することができ、その要望に対して賛同意見が多い場合は機能追加を検討してくれます（実際にいくつか機能が追加されました）

特になし

特になし

作業効率化を図りたいかたはもちろん、はじめて会計ソフトを導入する方にもおすすめです

何かわからないことがあってもすぐに対応をしてくれるのでその日のうちに不明点が解消できるのがよいということでこのサービスを利用しています。誰が使う時でも不明点を聞けるというサポート体制が充実しているのが大きいポイントです。

不明点があった場合や操作方法に手こずった場合もすぐにサポートの方が回答してくれるので、作業が滞ることがなく進められるというのがストレスがなく使いやすいです。また、実際に使っている人の声や質問への回答など掲示板のようなものがあるのでそちらで確認することもできてサポートが充実しているのが安心できます。

スペックが低いパソコンの場合は作業が固まったり、時間がかかる場合があるので改善があれば嬉しいです。操作が難しく、作業をするには調べたりサポートへのと合わせをしたりとそういう時間が少し多くかかってしまうのが難点だと思います。

特になし

スペックの高いパソコンが使えて経理の作業が慣れている方