ChatGPTをフル活用できる!おすすめChrome拡張15選

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ChatGPTの活用のしどころが分からずに困っている方はいないでしょうか。

実は、ChatGPTを有効に活かすには、ブラウザの拡張機能として日々の作業の中に組み込むのがベストかもしれません。

今回は、Google Chromeで利用できるChatGPTの拡張機能を紹介します。

ChatGPT for Googleとは?

ChatGPTの登場以降、生成AIを活用したツールやサービスは数多くリリースされていますが、その中でも基本として最初に押さえておきたいのが「ChatGPT for Google」です。

ChatGPT for Googleは、Google Chrome向けの拡張機能で、ChatGPTの機能をGoogle検索から利用するためのツールです。
ChatGPT for Googleを導入した状態でGoogle検索を行うと、そのキーワードに関する生成AIによる解説が、検索結果の画面に表示されます。

対応する生成AIはChatGPT-3.5ChatGPT-4のほかClaude2Google Bardも含まれており、情報のソースを明らかにしながら、これらの生成AIが出力したキーワードに関する詳しい説明を読むことができます。

ChatGPT for Googleは無料でも利用できますが、無料プランでは使える生成AIに制限があり、ChatGPT-4Claude2は利用できません。
すべての機能を利用するには月額16.58ドルのプロプランを契約する必要があります。

ChromeからChatGPTをより便利に活用できるおすすめの拡張機能15個

生成AIは、Google Chromeをはじめとするブラウザとの相性は抜群です。

拡張機能として生成AIをブラウザに組み込めば、オリジナルのウェブサービス版にはできない、強力なデータの操作やアウトプットが行えるようになります。

ここでは「ChatGPT for Google」を含めた、Chromeのユーザーなら必ず抑えておきたい、ChatGPTを活用したおすすめのプラグイン15個を紹介しましょう。

1:Chromeから簡単にChatGPTを呼び出す「ChatGPT for Google」

ChatGPTを利用したChrome拡張の筆頭が、先ほど紹介した「ChatGPT for Google」です。

Googleの検索結果の画面に、ChatGPTをはじめとする複数の生成AIの応答結果を表示する拡張機能で、検索エンジンと生成AIの出力結果を同時に見比べることができます。
検索結果の情報が多すぎて目的の情報を探しにくい状況でも、ChatGPT for Googleなら生成AIが最優先で知るべき情報を分かりやすい形で提示してくれます。
生成AIの出力を参考にしながら、検索結果からより詳しい情報を参照する、といった使い方も可能です。

2:録音・翻訳・文字起こし対応「Record, Transcribe & ChatGPT for Google Meet」

「Record, Transcribe & ChatGPT for Google Meet」は、ビデオ通話サービスの「Zoom」や「Google Meet」の音声を、ChatGPTを利用して翻訳したり文字起こししたりできるChrome拡張です。

ビデオ会議の映像の録音・テキスト化・翻訳にまとめて対応しており、長時間の会議でも議事録を簡単に作成できます。

3:Gmailの返信を自動生成する「Merlin Chat GPT」

「Merlin Chat GPT」はGmailで受信したメールの文面を元に、ChatGPTで最適な返信の内容を生成するChrome拡張です。

Gmailで受信したメールの内容を取り込み大まかな方向性を指示することで、返信の文面を自動的に作成してくれます。
メールの応答が苦手な人や、メッセージの作成に時間をかけたくない人が、返信の叩き台を作るのに最適でしょう。

4:説明や翻訳を担うAIアシスタント「monica」

ウェブのテキストをChatGPTに取り込んで、要約や翻訳を行うChrome拡張機能が「monica」です。

興味のある長文の記事に出会ったものの、読み通す時間や労力がないときには、monicaを利用すれば短い要約文にまとめてくれるので、ざっと目を通すことができます。
文字数の制限がなくなったX(Twitter)をはじめとするSNSの投稿を時短で読みたいときにも役立ちます。

5:音声で生成AIと会話できる「Voice Control for ChatGPT」

ChatGPTとの応答は文字情報に限られていますが、そのやりとりを音声に置き換えられるChrome拡張が「Voice Control for ChatGPT」です。

導入するとChatGPTに音声で質問を入力できるようになり、さらにChatGPTからの応答も音声で出力されます。
人間を相手にした会話と同じ感覚でChatGPTを利用可能で、一人でブレストしたいときや、面接の練習、英会話のトレーニングなどにも利用できます。

6:回答をスプレッドシートに出力する「GPT for Sheets™ and Docs」

ChatGPTは大量の答えを一度に出力できないため、長文の答えが欲しいときには、出力された内容をその都度、別のファイルにコピペして保存しなければならないのは面倒です。

そこで「GPT for Sheets™ and Docs」では、GoogleスプレットシートからChatGPTを呼び出し、その応答をスプレットシート上に出力できます。
長い文章をまとめて出力させられるだけでなく、用意された関数を使うことで、出力内容をシートの表に整理された状態で保存することが可能です。

7:メールのサンプル文を生成する「ChatGPT Writer」

ChatGPTの文章作成能力にフォーカスしたChrome拡張が「ChatGPT Writer」です。

この拡張では、テーマを設定することでChatGPTがそれに合わせた文章を生成してくれます。
Gmailと連携する機能があり、メールを作成したいが新しい文章をゼロから書き起こすのが面倒な場合に、主題を与えるだけで自動的に雛形を作ることができます。

8:ウェブの文字情報を要約する「Glarity-Summary」

ウェブの情報をChatGPTを利用して要約してくれるのが「Glarity-Summary」です。

要約できるのはYouTubeとGoogle検索で、前者ではYouTubeの動画の内容を解析して文字起こしをしてくれるので、長い動画を見通す時間や余力がない方が、動画の内容をざっくり把握するのに便利です。
またGoogleの検索結果の要約では、キーワード検索を行うとその検索結果の画面で、検索で得られた内容をまとめて文章化して表示するので、検索結果のリンク先に移動して情報を集めなくても、検索結果の全体像を知ることができます。

9:論文を要約してくれる「SCISPACE」

大量の論文を読みこなすときの強い味方になるChrome拡張が「SCISPACE」です。

SCISPACEは世界中の学術論文を収録しているプラットフォームで、そこで取得したPDFの要約と翻訳をChatGPTの力を借りて行えます。
収録されている論文は基本的に英語ですが、日本語に翻訳しての要約にも対応しているので、海外の論文に短時間で目を通したいときにぜひ活用しましょう。

10:検索キーワードについて要約する「Perplexity」

検索エンジンの検索結果を要約してくれるChrome拡張が「Perplexity」です。

キーワードを入力すると、その検索結果を要約した文章を表示するので、リンク先のページを読まなくても、整理された情報を入手できます。
また、このツールでは要約の元となったページの情報を明記するので、情報のソースを遡って調べることが可能、ChatGPTがデタラメな情報を出力する「ハルシネーション」(幻覚)への対策にもなります。

11:生成AI用のプロンプトを作成する「AIP RM」

生成AIを活用する鍵であるプロンプト(質問)を作成するChrome拡張が「AIP RM」です。

様々な種類のプロンプトのテンプレートがカテゴリ別に用意されており、そこから目的に沿ったものを選択できます。
プロンプトは他のユーザーと共有したり改良したりする機能もあるため、コミュニティ内で切磋琢磨された高度なプロンプトでChatGPTのパフォーマンスを引き出せます。

12:ChatGPTに便利な機能を追加する「Superpower for ChatGPT」

ChatGPTをより便利に活用するための機能を追加するChrome拡張が「Superpower for ChatGPT」です。

過去に利用したプロンプトの履歴を整理して再利用を容易にしたり、他のユーザーによく利用されている人気のプロンプトを調べることが可能。
また便利なのがテキストの自動分割機能で、ChatGPTの出力する文字量が制限にひっかかった際に、文章の続きが出力されるよう自動的に促してくれます。

13:ChatGPTとの会話を見やすくデザインする「Fancy GPT」

ChatGPTとの対話をそのまま資料として利用したりコンテンツとして公開したいときに役立つChrome拡張が「Fancy GPT」です。

ChatGPTに入力・出力した内容をそのままPDF化することが可能で、対話の背景画像を変更して読みやすいデザインに変更することもできます。
また、対話の中で不要な部分を消すこともできるので、肝心な部分だけを抜き出したりまとめたいときにも使えます。

14:ChatGPTの履歴をメモ帳などで開ける「ChatGPT Prompt Genius」

ChatGPTで作成したテキストを、丸ごと保存しておきたいときに使えるのが「ChatGPT Prompt Genius」です。

ChatGPTの出力内容をテキストやPDFといった形式で保存可能で、長い文章や複数の質問のログも保存できます。
生成AIに作らせた大量の文章やコードを、後からテキストエディタで編集したり取捨選択したいときにピッタリです。

15:ウェブの情報を取得して表にまとめる「ExtractGPT」

ウェブから情報を取得するスクレイピングをChatGPTで行えるChrome拡張が「ExtractGPT」です。

ターゲットとなるサイトをブラウザで開き、そこから取得したい要素を指定すると、それを抜き出すためのコードをChatGPTが生成してくれます。
難易度が高いスクレイピングの作業をChatGPTの力を借りることで便利にしてくれるツールです。

ChatGPT for Googleを使うには?

ChatGPT for Googleのインストール方法は、他のChrome拡張と同じで、chromeウェブストアから簡単に導入が行なえます。

ただし、ChatGPT for Googleでは導入直後から有料のプロプランへの加入を強く薦められるので、無料プランで利用したい場合はその画面をスキップしなければなりません。
また、Google Bardを有効にする場合は、設定画面から「Bard APIプロバイダー」を有効にしておく必要があります。

ChatGPT for Googleの導入とこれらの設定について、手順を解説していきましょう。

①ChromeウェブストアのChatGPT for Googleのページを開いて「Chromeに追加」をクリックしましょう。

②「「ChatGPT for Google」を追加しますか?」が表示されるので「拡張機能を追加」をクリックします。

③インストールが完了したら「Googleでサインアップ」をクリックし、Googleアカウントでログインしましょう。

④ChatGPT for Googleのプロプランへの加入を促す画面が表示されたら、右上の「スキップ」をクリックしましょう。

⑤「大幅な割引!」が表示されますが、「無料版を試す」をクリックします。

⑥ChatGPT for Googleの設定画面が表示されたら、左カラムの「AIモデル」を選択、「Bard APIプロバイダー」の「許可を付与する」ボタンをクリックします。

⑦「「ChatGPT for Google」が通知の許可をリクエストしています」が表示されたら「許可する」をクリックしましょう。

まとめ

今回は、「ChatGPT for Google」をはじめとする生成AIを利用したChrome拡張機能を紹介しました。

ChatGPTなどの生成AIの機能を組み込んだGoogle Chrome向けの拡張機能には多くの種類があり、何ができるのかいまいちよく分からないという方も少なくありません。
しかし、その機能はおおむねいくつかのパターンに分かれており、今回紹介している拡張機能は、その代表的なバリエーションをほぼ網羅しています。

本記事で解説した拡張機能を活用しつつ、生成AIだけでなく生成AIを効率良く利用するためのツールも積極的に利用してみてください。

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逢坂 秀範

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