ChatGPTが使えないときは?トラブルやエラー時の対処法を解説
ChatGPTを利用していて「ChatGPTが使えない」と感じる場面はないでしょうか。
欲しい情報についての質問を投げかけるだけという、極めて簡単に使えるChatGPTですが、その性能を発揮できないシーンは、実は少なからずあります。
肝心なときにChatGPTが求める情報を提供してくれない……という事態を避けるためにも、ChatGPTがどんなときに使えなくなるのか、しっかり把握しておくことが重要です。
今回は、ChatGPTが使えない画面について、詳しく解説します。
ChatGPTが使えないときの基本的な対処法
ChatGPTでトラブルやエラーに遭遇することはよくありますが、サーバー側で処理が行われるオンライサービスということもあって、原因として考えられる要素はそれほど多くありません。
ChatGPTが使えないトラブルに対しては、次の4つの方法をまず試してみるのが基本となります。
①ChatGPTが正常に動いているかチェック
まずはChatGPTが正常に動作しているかを確認しましょう。
ChatGPTののサーバーの稼働状況は「https://status.openai.com/」で常に公開されているので、サーバー障害が起きていないかをチェックします。
アクセスの集中による過負荷でChatGPTが使えないことは珍しくありません。
サーバーが原因の場合、対処法はないので回復するまで待ちましょう。
②ブラウザの画面を更新する
ChatGPTはブラウザのトラブルが原因で使えなくなることがあります。
特に文章の生成中はブラウザがフリーズすることがあるので、画面をリロードして対処しましょう。
③ブラウザの拡張機能を無効にする
ブラウザの拡張機能の中には、ChatGPTの機能を阻害するものがあります。
特に注意したいのが広告ブロックやトラッキング対策のツールで、これらの拡張機能が有効になっていると、ChatGPTが正しく動作しないことがあります。
また、ブラウザの自動翻訳機能が有効になっていると、ChatGPTのエラーの原因になることがあるので、こちらも無効にしておきましょう。
④ブラウザのキャッシュを削除する
ブラウザのキャッシュがChatGPTのトラブルの元になることもあります。
長くChatGPTを使っていると、ブラウザに大量のキャッシュが溜まり、それが動作を妨げることがあるようです。
ブラウザのキャッシュを削除し再起動した上で利用してみましょう。
ChatGPTのエラーの種類を解説します
ChatGPTが使えなくなったら、解決のために、まずはエラーの内容を探るのが先決です。
ChatGPTのエラーと一口に言っても、発生する現象や表示されるエラーメッセージはさまざまで、どのように対処すべきか状況に合わせて判断する必要があります。
ChatGPTでエラーが発生しやすいシーンを初期設定時、ログイン時、利用中の3つの場面に分けて、それぞれ起こりやすいトラブルやエラーと、その対処法について解説します。
1:ChatGPT初期設定時のエラー
ChatGPTを初めて利用するときの、初期設定の際に発生するエラーです。
ChatGPTの使い始めのタイミングで躓いた方は、次のエラーが起きていないか確認しましょう。
- パスワード確認のメールが届かない
ChatGPTの初期設定ではメールアドレスを登録し、送られてくるメールの中にあるリンクをクリックすることで本登録が完了します。
このメールが届かない場合は、メールアドレスを間違って設定していたり、メールは届いているが迷惑メールに自動的に振り分けられているケースが考えられます。
メールアドレスをもう一度確認し、迷惑メール用のフォルダに自動で収納されていないかを確認しましょう。
- 電話番号を登録できない
ChatGPTの利用には、スマホの電話番号の登録が必須で、その電話番号に送られてくるショートメールを使って本人認証を行います。
電話番号を登録したにも関わらずショートメールが送られて来ない場合は、電話番号が正しいかを確認しましょう。
また、ショートメールの機能がない固定電話やIP電話、海外の電話番号はChatGPTの登録には利用できない点にも注意しましょう。
- エラーメッセージ「The user already exists」が表示される
ChatGPTのユーザー登録で「The user already exists」というエラーメッセージが表示された場合、そのユーザー情報が既に登録されていることを意味します。
以前に同じアカウント情報で登録したことがないか、過去のメールを遡るなどして確認しましょう。
なお、ChatGPTは1人につき1アカウントでの利用が推奨されていますが、メールアドレスを変えれば複数のアカウント登録が可能で、電話番号1つで2つのアカウントを登録できます。
2:ChatGPTへのログイン時のエラー
ユーザー登録後、ChatGPTにログインする際によく起きるエラーやトラブルです。
ChatGPTにログインできなくなったら、次のエラーが表示されていないか確認しましょう。
- ChatGPTへのログインで「Wrong email or password」と表示される
ログインしようとして「Wrong email or password」というエラーが表示された場合は、入力したメールアドレスもしくはパスワードを間違っていないか確認しましょう。
よくあるのが、初期設定の際にGoogleやFacebookなどのアカウントで設定したのに、別のメールアドレスでログインしようとしているケースや、逆にメールアドレスを登録したのに、GoogleやFacebookのアカウントでログインしようとしているケースです。
正しい方法でログインしようとしているか、再度確かめてみましょう。
- ログインすると画面に「ChatGPT is at capacity right now」と表示される
ログインした直後に画面に「ChatGPT is at capacity right now」と表示された場合、サービスへのアクセス過多により、ChatGPTへのアクセスが制限されています。
この場合、ユーザー側で対処できることはないので、サーバーの混雑が解消されるまで待機するしかありません。
3:ChatGPT利用時のエラー
ChatGPTを利用している最中に発生するエラーやトラブルと、その対策について解説します。
ChatGPTがエラーで思ったように動いてくれないときに役立てましょう。
- 回答生成中に文章作成が停止する
ChatGPTが文章の生成中に停止した場合、ブラウザの機能が動作を阻害している可能性があります。
特に注意したいのはブラウザに搭載されている自動翻訳機能で、Google Chromeの自動翻訳による日本語化が有効になっていると、ChatGPTは文章を姿勢できなくなることがあります。
Chromeの自動翻訳機能を無効にすれば、このトラブルは解消されます。
- 質問を投稿できなくなった
ChatGPTを使い続けていて、突然質問を投稿できなくなった場合には、質問数の上限に達した可能性があります。
ChatGPTは質問回数に制限があり、ChatGPT-4では3時間で25回までとなっています。
また、具体的な数字は明らかにされていませんが、1時間で行える質問回数にも上限が設けられているようです。
質問数の制限で投稿できなくなった場合、時間の経過により再び利用できるようになります。
- 回答が途中で停止する
ChatGPTに質問を投稿したところ、その応答が途切れてしまうことがあります。
ChatGPTでは1回の回答の文字数に上限があり、日本語は2048文字、英語は4096単語までとなっています。
この上限に達すると、その時点で回答が中断されますが、「続けて」などと継続するように促すと、その後に続く文章が続けて出力されます。
これはChatGPTの仕様上の制限となっています。
- エラーメッセージ「現在利用できません」が表示される
ChatGPTを利用していて「現在利用できません」というエラーメッセージが表示された場合、システム障害が発生している可能性があります。
多くのアクセスが集中したためにアクセスが制限されている状態で、サインアップの直後に表示されることもあります。
このエラーの解決策はないので、時間を置いてから再度アクセスしてみましょう。
- エラーメッセージ「不審なアクティビティを検出しました」が表示される
ChatGPTで「不審なアクティビティを検出しました」というエラーメッセージが表示されたら、サーバーの拡張機能をチェックしましょう。
ボットなどを使った不正使用の兆候により起きたエラーで、ブラウザの拡張機能の動作が原因となっていることがよくあります。
一度、拡張機能をすべて停止させて、エラーが出なくなったことを確認したら、ひとつずつ有効にして原因となっている拡張機能を特定しましょう。
- エラーメッセージ「問題が発生しました」が表示される
ChatGPTのエラーで「問題が発生しました」と表示された場合には、原因を探るところから始めます。
アクセス過多によるサーバー障害でも発生するエラーなので、時間を置いてアクセスしてみましょう。
またVPNを利用しながらChatGPTにアクセスするとこのエラーが出ることがあるので、VPNを終了してから利用してみるといいでしょう。
まとめ
今回はChatGPTが使えなくなったときのエラーと、その対策について解説しました。
ChatGPTは非常に柔軟性のあるサービスで、どんな種類の文章を入力してもエラーメッセージを表示することはなく、必ず何らかの応答が返ってきます。
そのため、ChatGPTでエラーが発生した場合、基本的にサーバーやシステムの不調と考えて良いでしょう。
ChatGPTで不具合が出たら、今回の記事で紹介したエラーのパターンから原因を突き止め、適切な対策を取って解決を図りましょう。
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