Googleアドセンスで口座登録できない原因は?再設定の方法を解説

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Googleアドセンスで「口座登録ができない」というトラブルに遭遇する方は少なくありません。

Googleアドセンスでは、広告の収益の合計が8000円を超えた段階で銀行口座の登録が可能になり、デポジット入金という少額入金で口座の所有を確認する手続きを行います。

しかし、その設定が上手くいかないと口座情報を登録できず、「Googleアドセンスで収益は稼げているのに、そのお金を銀行の口座に移せない」という困った事態に陥ります。

今回は、Googleアドセンスで口座登録できないトラブルの原因と解決策について解説していきます。

Googleアドセンスの口座登録は難関?

Googleアドセンスは、Googleが提供しているインターネット広告です。

個人や企業が運営しているWEBサイトにGoogleアドセンスのタグを貼り付けることで自動的に広告が表示されるようになり、その広告がクリックされるたびに収益を得ることが出来るという仕組みのクリック報酬型の広告サービスです。

クリック報酬型のウェブ広告は種類が少なく、その中でもクリック単価が高いGoogleアドセンスは、サイトの収益化の有力な手段として、非常に人気があります。

そんなGoogleアドセンスですが、利用開始時の設定がやや複雑になっていて、その中でも特に厄介なのが、銀行口座の登録です。

広告の収益が8000円を超えた時点で銀行口座の登録が可能になり、この時点で初めて、広告から得た収益を自分の銀行口座に振り込んでもらえるようになります。

ところが、この銀行口座の登録で、設定につまずいてしまう方が多数いらっしゃいます。

Googleアドセンスでは銀行口座の本人確認にデポジット方式を採用しており、登録した銀行口座に少額の振り込みが行われ、その正確な金額をGoogleアドセンスに入力することで、銀行口座の本人所有が証明され、振り込みが実行されるという流れとなります。

しかし、このデポジット入金の手続きがなかなか上手く行かずに苦戦している方が少なくないようです。

何かとトラブルになりやすいGoogleアドセンスの初期登録設定、そのつまずきの原因を明らかにしていきましょう。

Googleアドセンスの初期設定の手順を再確認

まずはGoogleアドセンスの最初の設定手順について、全体の流れを説明します。

Googleアドセンスの初期設定では「サイト審査」「PINコードの登録」「銀行口座の登録」の3つのハードルがあります。

それぞれのハードルを通過するには一定の条件が必要で、条件が整うまでに長い時間がかかることも少なくありません。

初期設定の途中で迷子にならないように、プロセス全体を改めて俯瞰してみましょう。

Googleアドセンスのユーザー登録を行う

まずGoogleアドセンスのユーザー登録を行います。

このユーザー登録は、Googleアカウントを保有していることが前提なので、持っていない場合はGoogleアカウントの作成から始めましょう。

Googleアドセンスのユーザー登録では、氏名(本名)、メールアドレス、住所(郵送物が届くことが条件)、電話番号(ショートメールによる確認あり)の入力が求められます。

ここでGoogleアドセンスの広告を掲載するウェブサイトのURLを登録すると、審査用のコードを取得できます。

ウェブサイトの審査

ユーザー登録で取得した審査用のコードをサイトのヘッダー部分に貼り付けて保存すると、サイトの審査が開始されます。

ヘッダーはサイト内全てのページで表示されるため、サイトの全要素が審査の対象となります。

Googleアドセンスの審査の合否はメールで送付され、通常は1日、長くても1週間程度で結果が出ます。

審査に不合格だった場合は、原因と考えられる箇所を修正した上で、審査に再挑戦しましょう。

アドセンスの広告をサイトに掲載

サイト審査に通過すると、ひとまずGoogleアドセンスの広告をサイトに掲載できるようになります。

管理画面から広告のコードを取得して、サイト内の広告を表示したい箇所にコードを貼り付けましょう。

この段階で広告から収益が発生するようになりますが、まだ初期登録は完全には終了していないので、以降のプロセスを忘れずに進めましょう。

PINコードの郵送と登録

Googleアドセンスの広告の収益の合計が1000円を超えると、設定した住所に郵送でPINコードが送られてきます。

PINコードは個人識別用の番号で、Googleアドセンスに登録した住所が実在することを確認するためのものです。

ハガキの閉じられた部分を開封すると6桁のPINコードが記載されているので、それをGoogleアドセンスの管理画面から入力しましょう。

このPINコードの登録を郵送から6ヶ月以内に行わなかった場合、Googleアドセンスの広告配信は停止されます。

銀行の口座情報を登録

次に、広告の収益の合計が8000円を超えると、収益の振込先となる銀行口座の登録が可能になります。

Googleアドセンスの管理画面で銀行口座の名義、種類、銀行コード、支店コード、口座番号を登録します。

設定が完了すると、3〜5日後にデポジット入金として少額のお金が振り込まれるので、その金額を確認しましょう。

デポジット入金の金額の入力

登録した銀行口座にGoogleからデポジット入金があったら、その金額を確かめた上で、Googleアドセンスの管理画面の銀行口座の設定を開き、デポジット入金で振り込まれた金額を入力しましょう。

入金された金額と入力した金額が合致すれば、登録した銀行口座が本人のものであることが証明されます。

Googleアドセンスの初期設定の完了

デポジット入金による認証が完了したら、Googleアドセンスの初期設定は完了です。

PINコードの送付やデポジット入金は収益の合計額が一定以上に到達しないと発生しないため、広告の成果が上がらないと何ヶ月も設定ができない状態が続く可能性があります。

最初の登録から長い時間が経つと、詳細を忘れて進め方が分からなくなってしまうことがあるので注意しましょう。

口座登録に失敗する原因

Googleアドセンスの初期設定の中でも特に多いトラブルが、「デポジット入金が振り込まれない」というもので、その原因の多くは銀行口座の登録時にあります。

入金が正しく行われない理由としては、次の2つが考えられます。

銀行の口座情報が間違っている

Googleアドセンスの銀行口座の設定内容に間違いがあったために、振り込みが行われないケースです。

Googleアドセンスの設定では、金融機関の登録内容にミスがあっても警告が表示されず、エラーメッセージが届くこともありません。

そのため、間違った情報を登録しても気付きにくいため注意が必要です。

銀行で自動支払いが承認されなかった

Googleアドセンスの銀行口座の設定は正しいものの、銀行側で自動支払いを承認しなかったために、デポジット入金が行われなかったケースです。

この場合、銀行がGoogleアドセンスに対応していないので、登録する金融機関を変えるしか方法がありません。

とはいえ、現在は多数の銀行がGoogleアドセンスの自動支払いに対応しているため、基本的にこのトラブルはほとんど発生しないと考えて問題ありません。

銀行口座情報の修正方法

Googleアドセンスの銀行口座の設定が間違っている場合は、再設定が必要になります。

Googleアドセンスの管理画面で銀行口座の情報は確認できるのですが、口座情報を修正するためには、設定自体を削除しなければなりません。

銀行口座の設定には「編集」という項目があるのですが、ここで変更できるのは銀行口座の名義人の部分だけで、それ以外の情報の変更はできない仕様となっています。

それでは、銀行口座の設定を削除して、正しい口座の情報を再入力し、デポジット入金の金額を入力するところまでの手順を見ていきましょう。

1.現在の銀行口座の情報を削除する

Googleアドセンスの管理画面で、左メニューから「お支払い情報」をクリックし、「お支払い方法の管理」をクリックしましょう。

登録済みの銀行口座の設定が表示されるので「削除」をクリックします。

「お支払い方法を削除しますか」が表示されたら「削除」をクリックします。

2.新しい銀行口座の設定を作成

「お支払い方法を追加」をクリックしましょう。

3.銀行口座の情報を入力

銀行口座の名義、アカウントの種類、銀行コード、支店コード、口座番号を入力します。

銀行口座の名義は半角カタカナで入力、アカウントの種類は普通口座の場合は「普通」を選択します。

銀行コード、支店コード、口座番号はキャッシュカードの表面に記載されている数字を正確に入力しましょう。

入力が完了したら「保存」をクリックします。

3〜5日後に、設定した銀行口座にGoogleから少額(25円未満)が振り込まれる旨が表示されるので「OK」をクリックします。

4.デポジットの振り込みを確認

銀行口座にデポジットが入金されたら、金額を確認した上でGoogleアドセンスの管理画面の「お支払い情報」で、銀行口座の設定の「確認」をクリックします。

「Googleからのデポジット入金の確認」で「金額を選択」から、入金された金額を選択して「確認」をクリックします。

Googleアドセンスの口座登録に関するQ&A

続いて、Googleアドセンスの口座登録に関する、よくある質問とその対応策について紹介していきます。

Gogoleアドセンスでトラブルに遭遇したら、以下の状況に該当しないかを確認してみましょう。

口座は登録できたのに収益が入金されない

銀行口座の登録には成功したのに収益が振り込まれない場合は、Googleアドセンスの管理画面に表示されている収益額を確認しましょう。

Googleアドセンスでは最低振込金額が8000円に設定されており、累積の収益が8000円に届かない場合は、振り込みが行われません。

8000円に到達しなかった月の収益は翌月に繰り越され、8000円を超えた月にまとめて振り込まれます。

登録口座を別の銀行口座に変更したいのにできない

Googleアドセンスに登録している銀行口座を、別の銀行に変更したいのにできない場合も、収益の残高を確認しましょう。

銀行口座の変更をしたい場合でも、Googleアドセンスの残金が8000円以上になっていないと行えません。

この場合は、Googleアドセンスの収益が8000円を超えた時点で、口座変更の手続きを行いましょう。

前月入金があった日を過ぎたのに収益が入金されない

前月、Googleアドセンスから収益が振り込まれた日を過ぎたのに、今月は一向に振り込まれないという場合は、もう少し待ってみましょう。

Googleアドセンスの入金日は一定ではなく、毎月21日〜26日の間となって、月によってズレることもあるので、少なくとも26日までは待ってみましょう。

デポジットの入力を3回間違えてしまった

Googleアドセンスのデポジット入金額の入力は、回数に制限が設けられています。

銀行に振り込まれた金額とは異なる数字を3回入力すると、ロックされて金額の再入力ができなくなります。

この場合、設定からロックを解除することはできないので、「銀行口座振込(電子決済)に関するトラブルシューティング」からGoogleアドセンスのサポートに連絡しましょう。

「予期しないエラー」が表示される

Googleアドセンスの設定時に「予期しないエラー」というメッセージが表示され、「OR-BAIH-01」「OR-BAIH-02」といったエラーコードが表示されることがあります。

この場合は、ブラウザの問題が考えられるので、ブラウザの設定画面からクッキーを削除したり、シークレットウインドウから試行したり、可能であれば別の銀行口座を設定してみましょう。

それでも問題が解決しない場合は、「銀行口座振込(電子決済)に関するトラブルシューティング」からサポートに問い合わせをしましょう。

まとめ

今回は、Googleアドセンスの銀行口座の登録に失敗する原因と対策について解説しました。

アフィリエイト関連のサービスでは、お金の振り込みが発生するため、銀行口座の登録が欠かせません。

しかしGoogleアドセンスは、一般的なASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)とは違った、独自の口座登録の手順となっているため、設定に失敗する例が多く、「広告で収益は獲得できているに、貯まったお金を自分の口座に移せずに困っている」という声をよく耳にします。

Googleの口座登録のトラブルは、デポジット入金が行われないというものが大半で、その原因のほとんどが、銀行口座の情報の入力ミスです。

デポジット入金を確認できない場合は、本記事を参考にしつつGoogleアドセンスに銀行口座の情報を再設定してみましょう。

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逢坂 秀範

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