Googleアドセンスの審査で不合格になる原因と対策
Googleアドセンスの審査で何度も不合格になり、苦戦している人は少なくないでしょう。Googleは審査基準を明言していないため、手探りで試行錯誤を繰り返すことになりがちですが、審査で重視されるポイントを抑えていれば、合格はぐっと近づきます。今回はGoogleアドセンスの審査に落ちる理由とその対策について解説します。
Googleアドセンスの審査に落ちる原因は?
Googleアドセンスの審査は非常に厳しいことで知られており、落ちた理由が明かされることもないため、原因は手探りで探し当てるしかないのが難しいところです。
とはいえ、Googleが審査にあたって重視しているポイントは、利用規約やプログラムポリシーからある程度、推測することができます。
審査に不合格になる原因は、大別すると以下の3種類です。
コンテンツポリシーの違反
サイトの内容が、Googleが定めているコンテンツポリシーに違反しているために、審査を通過しないケースです。例えば成人向けや暴力的なコンテンツ、違法な情報を掲載しているサイトは、Googleが制限の対象としているため、確実に審査に通りません。この場合、そもそものテーマ自体に問題があるため、小手先の修正ではなく、サイトのテーマを根本的に見直す必要があるでしょう。
サイトの構成要素の不足
サイトには中心となるコンテンツ以外にも、様々なページが必要になります。例えばプライバシーポリシーや問い合わせフォームは、サイトを訪れたユーザーに真摯に向き合おうとすれば欠かせないページです。これらのページの有無も、Googleアドセンスの審査の合否を左右する要素になるので、サイトを作る際には忘れずに加えておきましょう。
記事の分量・内容の不足
サイトに掲載されている記事の本数や1記事あたりの文字数も、審査の際のチェック対象とされています。広告を供給するGoogleアドセンス側としては、完成度の低いサイトや品質に劣る記事に対しては広告を出稿したくないので、中身のある記事が一定規模で公開されているかは重要な関心事になります。ある程度、まとまった量の記事を公開した後で、審査に望むようにしましょう。
Googleアドセンスの審査を突破できないサイトの多くは、この3つのポイントのいずれかに問題を抱えています。
以降の章では、それぞれのポイントで注意すべき点を具体的に見ていきましょう。
コンテンツポリシーで注意すべきポイント
Googleアドセンスでもっとも注意すべきポイントが、コンテンツポリシーの違反です。Googleが公開している「Googleパブリッシャー向けポリシー」の中の「コンテンツポリシー」にその詳細が記載されていて、違法行為の推奨、差別的表現、成人向けコンテンツなどが違反の対象とされています。
違法行為や差別的表現については、マスメディアでも規制対象となっているので、一般常識的に掲載できない内容であることはすぐに察しがつくと思いますが、それ以外にも、タバコやアルコールなど社会的には認められていてもGoogleアドセンスでは制限の対象になっているテーマがいくつかあります。
ここでは、コンテンツポリシーで注意が必要な4つのテーマについて解説します。
タバコ
喫煙に関連した情報は、コンテンツポリシーにひっかかる恐れがある要注意ポイントです。タバコを販売するのはもちろんのこと、おすすめのタバコを紹介するのも推奨にあたるためにNGです。葉巻・電子タバコも同様で、タバコパイプや巻紙などのタバコの関連商品も規制の対象となります。タバコ関連で認められているのは禁煙に関する話題のみなので、基本的にタバコの話題は避けるのが無難でしょう。
アルコール
お酒、アルコール全般もコンテンツポリシーの規制対象です。アルコールの直接販売はもちろん、過度な飲酒を推奨する内容もアウトです。アフィリエイトではアルコール関連の商品も対象になりますが、Googleアドセンスでは禁止なので、アフィリエイトとアドセンスを併用している場合は注意しましょう。一方で、バーやパブなどアルコールを提供するお店を紹介するのは認められていて、オクトーバーフェストなどのお酒にちなんだイベント、アルコールメーカー主催のイベントを紹介するのも問題ありません。なお、以前はアルコールの中でもワインとシャンパンのみ、例外的に規制対象外とされていた時期がありましたが、現在はアルコールに含まれるようになっています。
ギャンブル
コンテンツポリシーでは、ギャンブルに関する内容も禁止されています。ただし、
これはオンラインカジノや違法賭博の情報発信を規制するためのもので、世間一般で認知されている公営ギャンブルに関してはその限りではありません。競馬、競輪、競艇は認められていますし、パチンコやパチスロ、宝くじ、サッカーくじについても規制対象にはなりません。ギャンブルの話題に関しては、それほど神経質になる必要はないでしょう。
医薬品、サプリメント
Googleアドセンスでは、医薬品やサプリメントの取り扱いにも制約がありますが、これは主に未承認薬が対象となっていて、それ以外ではサイトで処方薬の販売を行ったり、ドラックストア・薬局などのオンライン店舗への誘導を意図的に行ったりした場合が該当します。市販されている薬やサプリの情報を扱う分には問題ありません。
審査で重視されるサイトの構成要素
Googleアドセンスの審査では、サイトを構成する要素のうち、重点的にチェックされるポイントがいくつかあります。ここでは審査の申請時に必ず満たしておきたいサイトの要件を紹介しましょう。
なお、この中で最も重要なのは独自ドメインで、独自ドメイン以外のURLで審査に望んだ場合、ほぼ確実に不合格にされます。また、プライバシーポリシーについても規約で明記するように定められているので、必ず用意してから審査に望みましょう。
なお、審査対策で作成したページは見つけやすいように、トップページからアクセスできるリンクを張っておくといいでしょう。
独自ドメイン
Googleアドセンスの審査に申し込むサイトには、必ず独自ドメインを利用しましょう。ブログサービスなどのURLを初期設定のままで申請した場合、ほぼ確実に審査で落とされます。トップレベルドメインの種類には何を選んでも問題ありません。ドメインの取得には、「お名前.com」などのレジストラを利用しましょう。
プライバシーポリシーと利用規約
プライバシーポリシーは、サイトがユーザーから取得した個人情報や位置情報、購買情報などの取り扱いのルールを明記した文章です。近年のネットユーザーの個人情報を保護する機運の国際的に高まりを受けて、プライバシーポリシーの公開はすべてのサイトで強く推奨されています。また、利用規約はサイトを通じたサービスの利用条件や取引条件を記載した文章です。どちらもウェブに無料で使えるテンプレート(雛形)が大量に公開されているので、その一部を書き換えればすぐに作成できるでしょう。
プロフィールページ
サイトの管理者に関する情報を公開したページです。記事の書き手の経歴、資格、実績を明らかにすることは、コンテンツの信頼性を担保することに繋がりますし、専門的な内容を扱うサイトの場合は、ライターにそのテーマを書くだけの資格があるか、つまり媒体の権威性を示す上での根拠になります。サイトが信頼に足るメディアであることを証明する上で、プロフィールページはなくてはならない存在でしょう。
お問い合わせフォーム
ユーザーがサイトの管理サイドにメッセージを送付できるお問い合わせフォームも、事前に用意しておきたいページです。Googleアドセンスの審査では、ユーザーファーストであるかどうかも評価の対象となります。問い合わせ先が公開されていないサイトは、発信した情報に関して責任を負うつもりがないと見做されるので、オフィシャルの連絡先の記載は必須となります。
審査の際に満たすべき記事本数と文字量
Googleアドセンスの審査は、サイトを完成させ運用が始まっている状態で提出しなければなりませんが、どの程度の本数の記事が公開されていればいいのかについては、多くの人が悩むところでしょう。
Googleアドセンスの審査通過に必要な記事の本数や文字量については、次の通りです。
公開記事の本数
Googleアドセンスの審査で最低限必要とされる記事の本数には諸説あり、数本程度で通過したという報告もいくつかありますが、確実な通過を目指すのであれば、10本〜20本前後は公開された状態で審査に望みたいところです。いずれにせよ、記事の本数は増やさないと、Googleアドセンスの収益は伸びていかないので、記事はかなり多めに公開してから申請するのがオススメです。
1記事あたりの文字数
審査で求められる1記事あたりの文字量についても、明確な基準が明かされていないため、議論の的になっていますが、文字量が原因の落選を回避するには、少なくとも1500字以上は確保しておくのが安全です。Google検索での上位進出を目指すには少なくとも3000字程度の文字数が必要とされており、評価の俎上に乗るための基準がこの数字と考えれば、1500字以上は妥当なラインと言えるでしょう。
まとめ
今回は、Googleアドセンスの審査で不合格になる原因について解説しました。
今回紹介した中でもっとも注意したいのが、コンテンツポリシーの違反が原因の不合格です。
Googleアドセンスの審査は何度でもチャレンジできるので、構成要素の不足や記事本数・文字量の不足については、修正し改善を続ければいつかは合格できます。
しかし、コンテンツポリシーはサイトのテーマに直結するため、ここが原因で不合格になると、いくら細部を修正しても合格することができません。
コンテンツポリシーに関しては、リスクのある表現は可能な限り避けた上で、審査に望むようにしましょう。
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