アフィリエイト用広告バナーの貼り方とは?クリック率アップに効果的な方法を解説します
ウェブ広告にはさまざまな形態があり、それぞれ機能も異なっています。
広告効果を最大限、発揮するためには、状況に応じた広告の使い分けが求められますが、どれをどこに設置すべきなのか分からないという人もいるはずです。
今回はウェブ広告の種類と、効果的な貼り方について解説します。
ウェブ広告の種類とは?
今日、ネットを利用していてウェブ広告を見かけない日はありません。バナー、テキスト、ポップアップと様々な形態の広告が、ウェブの記事を彩っています。
しかし、いざ自分のブログにウェブ広告を導入するとなると、どんな広告をどの位置に設置すべきなのか、よく分からないという人も多いはずです。
とはいえ、ウェブ広告はあまりに種類が多過ぎるので、ひとつずつ挙げながらその使い方を検討したところで、混乱に拍車をかけるだけでしょう。
そこで、ウェブ広告の基本となる2つの分類を、まずは確認しましょう。
バナー広告
四角形の看板の形をしたバナー型の広告で、正方形、縦長、横長と様々な形態やサイズがあります。
目立つように派手な画像やフォントが使われることが多く、最近ではページを更新するごとに内容が変化したり、動きのある映像が使われたりと、ビジュアル面での進化も顕著です。
ただし、広告であることを強く主張するため、ユーザーに警戒されやすい傾向にあるため、必ずしも派手な広告=効果の高い広告ではない点には注意が必要です。
テキスト広告
文字だけで表現された広告で、テキストが広告主のサイトへのリンクとなっている形式です。
バナー広告と比べると広告としての主張は弱くなりますが、その分、ユーザーに警戒されにくく、ページのコンテンツと融合した広告を提供できる点に魅力があります。
課題はやはりその地味さで、広告と気付かれずに無視されてしまうことが少なからずあります。
テキストの目立たなさを活かしながら、ユーザーが自然とクリックするような形で提供できるかどうかが鍵となるでしょう。
アフィリエイトやアドセンスでは、様々な名称や機能の広告が登場しますが、基本的にはこの2種類の広告の機能を正しく理解していれば、それぞれを有効に展開する局面の見当が付くようになります。
そしてもうひとつ、アフィリエイト広告を利用する上で、覚えておきたい区分があります。
それは、広告主が提供する広告と、ブログの運営者が作成する広告です。
広告主が提供する広告
広告主が用意した広告を、ブログに貼り付ける形態の広告で、広告は完成した状態のものが何パターンか提供され、ブログの運営側は配置する場所を決めるだけで導入できます。
設置が簡単で完成度の高い広告が多い反面、ブログ側は広告の内容に一切介入ができません。
広告の表現がブログのカラーに合わずに浮いてしまう場合も多々あるため、内容については事前に精査する必要があります。
ブログ運営者が作成する広告
ブログの運営側が自分で作成する広告の場合は、バナー、ボタン、テキストなどを作成し、そこにアフィリエイトのリンクを設定します。
作成の手間はかかりますが、ブログの雰囲気に合った広告を記事内に組み込めるため、高い効果を期待できます。
ただし、やりすぎは禁物で、広告と分からないように偽装されたリンクは、「騙しリンク」としてユーザーに嫌われるだけでなく、アフィリエイトの規約違反となる点に注意しましょう。
この2種類の広告は、どちらかが有利というわけではありません。
いずれの広告も、使われ方に応じてそれぞれメリットがあるので、両者の特徴をしっかり把握した上で、活用方法を考えましょう。
アフィリエイトのコードを取得する
ウェブ広告のおおまかな分類をおさらいしましたが、実際のアフィリエイトの現場でこれらがどのように使われているのか、ピンと来ない人もいるでしょう。
そこで今回はA8.netを利用して、アフィリエイトプログラムと提携し、「広告主が提供する広告」(バナー広告)と「ブログ運営者が作成する広告」(テキスト広告)を作成します。
A8.netでは、前者を「広告リンク」、後者を「商品リンク」と呼んでいて、広告リンクでは、広告主が提供する様々なバナー広告から掲載する広告を選択でき、商品リンクでは、広告主のサイトにリンクするテキストや画像を指定した条件で出力できます。
それぞれの利用方法を解説していきましょう。
アフィリエイトプログラムを選択して提携する
A8.netにログインしたら、メニューバーの「プログラム検索」内の「プログラム検索」を開きましょう。
利用したいアフィリエイトプログラムを検索します。
商品や会社の名前で検索するのもOKです。
ヒットしたプログラムの中から、利用したいものを選び「詳細を見る」をクリックしましょう。
プログラムの内容を確認した上で「提携申請する」ボタンをクリックします。
プログラムへの申請が行われます。
提携が完了すると「広告リンク作成」や「商品リンク作成」の機能が利用できる様になります。
アフィリエイトプログラムの「広告リンク」を作成する
メニューバーの「プログラム管理」から「参加中プログラム」をクリックしましょう。
利用可能なアフィリエイトプログラムが表示されますので、「広告リンク」ボタンをクリックしましょう。
さまざまな形態のバナー広告が表示されます。
利用したいバナーの「素材をコピーする」ボタンをクリックすると、コードがクリップボードにコピーされるので、ブログの記事内に貼り付けましょう。
なお、「通常の広告リンク」はパソコン用、「AMP対応リンク」はスマホ対応のバナーです。
アフィリエイトプログラムの「商品リンク」を作成する
「参加中プログラム」のページで「商品リンク」をクリックしましょう。
「商品リンクコード生成」のページが開きますので、今回はテキスト形式のアフィリエイトリンクを作成します。
「テキスト生成」のボタンをクリックしましょう。
「リンク先URL」に、アフィリエイトの商品ページのURL、「リンクテキスト」にリンク化したい文章を入力して「商品リンク作成」をクリックしましょう。
下にテキストリンクのコードが表示されますので、「素材をコピーする」をクリック、クリップボードにコピーされるので、ブログに貼り付けましょう。
広告の設置場所について考える
広告の作成方法について理解したら、次に考えるべきは、広告を記事内のどの場所に展開するかについてです。
広告の効果は設置場所によって天と地ほども異なるので、何も考えずに記事のド真ん中に貼り付けても、低調なクリック率にしかならないでしょう。
ここでは、記事内で広告を設置すべき場所と、その考え方について解説します。
ユーザーが知りたい情報の直後
記事内で広告がクリックされやすい第一のポイントは、ユーザーが知りたがっている情報が開示された直後です。
情報を求めてページを訪れたユーザーは、その情報を得るまではページを離脱しませんが、情報を得た後ではページに滞在する動機を失います。
そのタイミングで、ユーザーが興味を持ちやすい広告を提示すると、クリック率は高くなりますので、読者のニーズが解消した直後に狙いを絞りましょう。
記事の最後尾
広告配置のスタンダードといえるのが記事の最後尾です。
記事は前半の方が読まれやすく、後半になるほど離脱率が高くなるため、記事末尾の広告は不利になると思われがちですが、むしろ記事を最後まで読んでいる、つまり記事に強い関心を抱いているユーザーにこそ広告を見せるべきです。
記事を読み終えたユーザーは、次の行き先を決めかねている状態なので、そこに広告を提示すれば、自然に誘導が行えます。
ユーザーに行動を促した直後
記事内で、ユーザーに行動を促す記述がある場合、その直後は広告の有力な配置ポイントです。
「○○をしましょう」「○○してみよう」といったユーザーに呼びかける表現は、文章の区切りとなっていることが多く、読者もそれに促されて、記事内容への集中がいったん途切れるタイミングでもあります。
そこで広告リンクによる移動の順路を提示することで、ユーザーを自然にリンク先へ導くことができるようになります。
続きが気になるタイミング
記事の続きが気になるところで挿入される広告も、ユーザーのクリックを強く促します。
記事の解説は、あえて最後まで書き切らずに、続きをほのめかしてリンク先に誘導するのも技術のひとつ。
続きが気になるユーザーにリンクをクリックさせることができれば目論見は成功です。
ただし、単に説明をリンク先に丸投げしたのでは、ユーザーを失望させるだけで成約には繋がりません。
読み手に期待を抱かせながら、伝えるべきことは伝えるテクニックが求められます。
手順の説明の途中
広告のリンクは、記事の途中に挿入する場合、どうしても不自然さが残ります。
バナー広告はもちろん、テキスト広告でも本文の途中にリンクがあると、それが広告であることを強くユーザーに意識させることになります。
そこで有効なのが、手順の解説の途中に広告リンクを挿入する方法で、手順を追跡する文章の場合、途中にリンクがあっても違和感はありません。
むしろ、手順を補完する情報を求めて、積極的にクリックされることの方が多いでしょう。
広告リンクの作為性を回避するテクニックとして活用しましょう。
まとめ
今回は、アフィリエイト広告の展開の仕方について解説しました。
アフィリエイトブログでは、コンテンツの作り方に関するノウハウばかりが注目されがちですが、収益化の観点からは、どんな広告をどのように設置するかも極めて重要になります。
ただし、広告をクリックさせる技術に依存しすぎると、ユーザーの意図を無視した広告への誘導となり、逆に広告効果を失う結果になりかねません。
広告展開の技術は、あくまで高品質なコンテンツとの組み合わせで力を発揮するもの、ユーザーの需要に応えた、誠実な記事作りで、高いコンバージョンを目指すべきです。
今回紹介したテクニックも、その前提のもとに活用しましょう。