アフィリエイトで捕まるって本当?知っておくべき法律とリスク

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本記事をご覧になっている人の中には、アフィリエイトが原因で逮捕された人がいることをご存知の方もいるかもしれません。

これからアフィリエイトで稼ごうと考えていた方の中には「捕まる=怪しい商売=手を出すべきではない!?」と結論付けてしまう方もいるかもしれませんが、捕まるのは当然、明確な理由があるからです。

そこで今回は、なぜアフィリエイトが原因で捕まる人が出てくるのか、その理由と、リスクを回避するためにできることについて解説します。

アフィリエイトで捕まる原因は?

アフィリエイトで逮捕に至った人はたしかに存在しますが、「捕まる」ということは、その行為を禁止する何らかの法律やルールが存在しているということです。

では、アフィリエイトで稼ぐにあたってどのような法律に抵触する可能性があるのでしょうか。

薬機法違反

1つ目の原因は「薬機法」です。

薬機法は「薬事法」と呼ばれていた法律が改正されたものであり、その目的は医薬品や医療器具、健康食品などの品質・有効性・安全性を確保するために、対象となる品物の製造や販売などを規制することにあります。

薬機法が規制している行為には「広告」が含まれており、対象となる品物の広告において誇大広告(大げさな表現で広告すること)虚偽広告(ウソの内容で広告すること)を禁止しています。

アフィリエイトは、広告する品物に関する説明を行い、ユーザーに購入を勧めるビジネスであるため、その説明の表現の中に薬機法に抵触する内容があれば、書類送検・逮捕される可能性は十分にあるのです。

実際に、あるアフィリエイターが薬機法違反の疑いにより書類送検された事例があります。

景品表示法違反

2つ目の原因は「景品表示法」です。

景品表示法は、消費者が正当な評価で合理的に購入する商品を選択できるように、商品の広告宣伝において誇大広告や虚偽広告といった行為を禁止する目的があります。

法解釈の観点からは、景品表示法違反が適用されるのは広告主だけとされていますが、広告掲載だけでなく自ら情報発信する場合など、アフィリエイターが消費者に対して影響力を及ぼす可能性があるケースにおいては処罰されないとも限りません。

特定商取引法違反

3つ目は「特定商取引法」です。

特定商取引法は、消費者トラブルを招きやすい販売方式を対象として、クーリングオフなどのルールを設けて消費者の利益を守る目的があります。

アフィリエイト自体は、特定商取引法が規制する販売形態ではありませんが、アフィリエイト広告の対象が特定商取引法の対象となる販売方式であるケースは決して珍しくありません。

もし、掲載した広告の事業主体が特定商取引法に違反している場合、アフィリエイターにも何らかの影響が及ぶ可能性は十分にあります。

基本的にこの法律の関係で捕まる可能性はあまり高くないのですが、リスクはゼロではありませんので意識を向けておく必要は十分にあるといえるでしょう。

納税のトラブル

4つ目は「納税」に関するトラブルです。

副業収入で20万円以上、アフィリエイト収入以外に収入がない場合は控除額以上の収入を得ている場合には確定申告を行い、所得税を納税する義務があります。

上記の条件を満たしているにも関わらず確定申告を怠って適切に納税しなかった場合は、税務署から何らかの調査が実施され、その結果としてペナルティを科せられる可能性があるのです。

所得税の未申告は追徴課税のペナルティだけでなく、悪質だと判断された場合は「脱税」として扱われ、金額が巨額の場合は逮捕される可能性も出てきます。

アフィリエイトで捕まる以外のリスクは?

アフィリエイトをするにあたっては、捕まること以外にもさまざまなリスクについて考慮する必要があります。

この項目では、アフィリエイトによって起こり得る「逮捕以外のリスク」について解説します。

詐欺師扱いされる

アフィリエイトをしていると、詐欺師扱いされるというリスクがあります。

悲しいことですが、世の中には消費者を騙すような悪質な商品・販売形式でビジネスを成り立たせようとする悪徳業者も少なからず存在します。

そして、アフィリエイト広告の中には、詐欺的な商品の広告が存在する可能性も十分に考えられるのです。

もし、アフィリエイターが詐欺的な商品の広告を掲載しその商品をブログでおすすめしてしまったら、広告の商品が詐欺だと判明した際に、広告を掲載したアフィリエイターも同じ詐欺師だと認定されてしまう可能性があります。

ブログ運営者が詐欺師だと評価されてしまった場合、誰もそのブログの情報を信用しなくなってしまうでしょう。

報酬が支払われない

アフィリエイトをする中で、アフィリエイトの報酬が支払われないリスクがあります。

アフィリエイトの報酬は、基本的に広告のクリックや商品購入など規定の成果を挙げたうえで、広告主が報酬支払いを承認することでASPから報酬が振り込まれるという仕組みです。

成果をあげられないアフィリエイターに対して報酬が支払われないのは仕方ありませんが、場合によっては成果をあげても報酬が支払われないことがあります。

具体的には「悪意のある広告主が意図的に報酬の承認をしなかった」「ASPが資金不足で報酬支払いをしなかった」といったリスクが考えられるのです。

大手の事業者ではありえませんが、身元の怪しいASPや広告主と取引を行っている場合は、充分に起こりうるトラブルです。

アカウントの凍結

アフィリエイトをする中では、アフィリエイトに関係するアカウントが凍結されるリスクがあります。

アフィリエイトで稼ぐためには、アフィリエイト広告を掲載するためのブログなどの媒体が必要であり、無料ブログの場合はアカウント登録をして利用するのが一般的です。

無料ブログの中にはアフィリエイトに関して一定の範囲であれば許可しているところも多いのですが、場合によってはアフィリエイトの利用がアカウントの規約違反となり、アカウントを凍結・削除されてしまう可能性があります。

また、アフィリエイトとは無関係な理由でブログのアカウントが使えなくなってしまうケースも十分に考えられるでしょう。

ブログの利用に必要なアカウントが使えなくなってしまうと、当然ながらアカウントに紐づけされているブログは更新できなくなり、最悪の場合は非表示となる可能性もあります。

アフィリエイト自体の終了

アフィリエイトで稼ぐためには、稼ぐための仕組みが機能していることは必要不可欠ですが、アフィリエイトを運用する中でアフィリエイト自体が終わってしまうリスクがあります。

アフィリエイト広告は、掲載する対象となる商品・サービスの販売が終了していたり、広告の掲載依頼が終了したりしてしまうことは珍しいことではありません。

また、登録しているASPがサービスを終了してしまう可能性についても念頭に置く必要があります。

そして現状では考えにくいことではありますが、アフィリエイトという仕組み自体が終わってしまう可能性についても、リスクがゼロというわけではありません。

長期的には別のサービスによってアフィリエイトの仕組みが淘汰される可能性もありますし、法的な規制が及びビジネスとしては成立しなくなるような事態もあり得ないとは言い切れません。

いずれにしても、アフィリエイトで稼ぐための仕組みが終了すれば別の手段で稼がなければならないことを念頭に置いて活動する必要があるでしょう。

アフィリエイトで安全に稼ぐには?

アフィリエイトでは、捕まるリスクや、稼げなくなるリスクから完全に逃れることは困難ですが、リスクの存在を知っておけば、そのリスクを避けて活動する方法を模索することはできるはずです。

ここでは、アフィリエイトで安全に稼ぐために必要なことについて解説します。

正しい知識を身に着けて実践する

アフィリエイトで安全に稼ぐためには正しい知識を身に着けることが基本となります。

ここまでの内容を読んで、「アフィリエイトは危ないからやめておこう…」と判断した方もいるかもしれません。

確かに、アフィリエイトで捕まるリスクはゼロではありませんし、稼げなくなってしまう可能性があることも事実です。

しかし、だからといってアフィリエイトで稼ぐこと自体が危険な行為であるというわけではありません。

アフィリエイトはあくまでも広告活動の一環でしかなく、ビジネス自体は健全な経済活動の一部です。

問題なのはアフィリエイトに関係する法律やルール、リスクのことを知らないまま活動をスタートし、問題のある行動やリスクのある行動をしてしまうことにあります。

アフィリエイターとして安全に稼ぎたいと考えるのであれば、必要な知識をしっかりと身に着けて、リスクを回避した行動を選べるようにすることが基本であり、最も重要なことなのです。

薬品関係の広告を避ける

アフィリエイトで安全に稼ぐためには、薬品関係の広告宣伝は避けることが重要です。

前述の通り「薬機法」は医薬品や医療器具、健康食品や化粧品などさまざまな品物の広告に関して規制を行っています。

薬機法の対象となる品物を宣伝すること自体は悪いことではないのですが、宣伝の仕方次第では薬機法に抵触し、最悪の場合は書類送検・逮捕されるリスクもゼロではありません。

ベテランのアフィリエイターであっても、薬機法に抵触するような宣伝の仕方をしてしまう可能性があります。

そのため、薬機法が対象としている品群については、広告の掲載自体を避けることがリスクを回避する選択肢となるのです。

商品の情報を正しく過不足なく伝える

アフィリエイトで安全に稼ぐためには、宣伝する商品の情報を正しく、かつ過不足なく伝えることが重要です。

先に挙げた薬機法に抵触しない場合であっても、宣伝の仕方次第では「景品表示法」「特定商取引法」といった法律に違反してしまう可能性は十分に考えられます。

これらの法律は、広告宣伝の方法に問題がある場合に法律違反となるので、そのやり方にさえ注意すれば抵触するリスクを避けることができます。

重要なのは「間違ったことを伝えない」ことにあります。

嘘偽りはもちろん、誇大表現や誤認させるような表現をしないことにより、ユーザーに対して商品の情報を正しく伝えることが、アフィリエイトで安全に稼ぐコツになるのです。

「書類送検の事例がある」ことを意識しておく

アフィリエイトで安全に稼ぐためには、書類送検されたアフィリエイターがいることを念頭に置いて活動することが重要です。

前述の通り、過去には薬機法違反の疑いで書類送検されたアフィリエイターもいます。

「自分もそうなるかもしれない」と認識することは、リスクを避けた行動を肝に銘じるきっかけとなるでしょう。

まとめ

今回は、アフィリエイトが原因で捕まるケースと、その対策について解説しました。

アフィリエイトが原因で捕まるのは、アフィリエイトに関わる何らかの法律に違反したことが原因です。

アフィリエイト自体に問題があるわけではなく、表現の仕方に問題があるケースがほとんどであるため、正しい知識をもってアフィリエイターとして活動すれば、リスクを避けながら稼ぐことはそれほど難しくはありません。

アフィリエイトで扱うテーマの法律知識はひととおり学び、事前にリスクに備えるようにしましょう。

コロナ禍によりアフィリエイト業界が受けた影響

アフィリエイトマーケティング協会は、コロナ禍によるアフィリエイトへの影響について調査結果を公表しています。


報告によれば、全体の30.1%のアフィリエイターがコロナ禍による影響を受けたと回答しています。


そのうち、収入が増えたのが全体の43.3%で、内訳をみると100万円以上増加したユーザの割合が最も多く23.2%でした。

ジャンル別の状況では、脱毛サロン・エステ・スクール等の来店系案件が苦戦した一方で、オンライン型のサービスやVODなど巣ごもり需要と相性が良い案件が伸びたようです。

生活仕様の大きな変化に伴い、現状の生活に合わせたジャンルを選択することが成功の近道となるかもしれません。

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このサイトのライター
逢坂 秀範

ウェブメディアやメールマガジンのコンテンツ制作のプロ。
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