アフィリエイトの基本!Amazonアソシエイトの特徴と始め方
アフィリエイトの中でも、初心者から上級者まで幅広い層にすすめられるのが「Amazonアソシエイト」です。
これからアフィリエイトを始めようとしている人の、最初の選択肢に上がるサービスですが、その特徴やメリットを正確に把握している人は、それほど多くないのではないでしょうか。
今回は、Amazonアソシエイトについて詳しく解説していきます。
Amazonアソシエイトの特徴とは?
Amazonアソシエイトは、ネットショッピングサイトの大手であるAmazonが提供しているアフィリエイトサービスです。
Amazonで販売されている商品を対象に、サイトで紹介した商品リンクから商品が購入されると、サイトに一定の紹介料が支払われます。
数あるアフィリエイトの中でも、トップクラスの人気を誇るサービスで、ウェブを巡回していて、Amazonアソシエイトで紹介されている商品を見ない日はないと言ってもいいほどです。
Amazonアソシエイトはいくつかの特徴的な機能を備えていますが、その中でも特にチェックしておくべき3つのポイントを紹介しましょう。
購入までのハードルが低い
Amazonアソシエイトは、商品購入の敷居が低いという特徴があります。
ECサイトで商品を購入するには、アカウント登録を行い、クレジットカードなどの決済手段を設定した上で購入しなければなりません。
オンラインショッピングでは、この作業が購入の大きなハードルとなっていますが、Amazonはアカウント登録者数が非常に多いため、購入までの敷居が低くなっています。
Amazonのユーザーであれば、欲しいAmazonの商品が紹介されているのをみつけたら、面倒な設定なしで即、購入手続きを始められます。
購入までのハードルの低さは、圧倒的なユーザー数を誇るAmazonならではの強みと言えるでしょう。
販売している商品の種類が多い
Amazonが取り扱っている商品は多種多様です。
国内のオンラインショッピングでは楽天市場と市場を二分する巨大ECサイトだけあって、ネットで買えるあらゆる商品が売られていると言っても過言ではありません。
どんなテーマのサイトを運営していても、Amazonで販売されている商品とは一切関係がないということはまずありえないので、アフィリエイトサイトを運営するなら、必ずアカウントを作っておきたいサービスです。
24時間以内の購入もカウントされる
Amazonアソシエイトでは、商品のリンクを直接経由して商品を購入した場合だけでなく、その商品ページからいったん離脱した場合であっても、24時間以内にAmazonで商品を購入(ショッピングカードに商品を追加)すれば、アフィリエイトの対象になるという仕組みがあります。
これはユーザーのブラウザの中に保存されたCookieの情報を利用した機能です。
例えば、アフィリエイトサイトで紹介されていた商品が気になって、リンクからAmazonの商品ページに移動したものの、気が変わって購入を取りやめたという場合、半日後に考え直してAmazonで商品を購入すれば、その商品の紹介料が発生します。
また、商品ページを訪れた際に、レコメンドされている商品が欲しくなって、そちらの方を購入した場合にも紹介料が発生します。
アフィリエイトサイト側としては、紹介した商品を買ってもらえなくても、ユーザーをAmazonにさえ誘導できれば、そこでの24時間以内の購買行動の紹介料を得られるという仕組みとなっています。
Amazonアソシエイトのメリット・デメリット
Amazonアソシエイトをアフィリエイトブログで展開する場合に覚えておきたいメリット、デメリットについて解説しましょう。
メリット①商品が多いためレビューを書きやすい
アフィリエイトブログでAmazonアソシエイトを利用する場合、一番のメリットに挙げられるのがレビューの書きやすさです。
商品の種類が多いために、自分が使ったことのある商品を見つけやすく、読者におすすめしたい商品があるのに販売がないため、紹介できないということがほとんどありません。
記事のネタに困ったら、普段自分が使っているお気に入りの商品についてのレビュー記事を書けばいいし、世間でブームになっている商品をその話題と絡めて書くこともできます。
また、価格が高い商品も安い商品も扱っているので、購買層を限定する必要もなく、最大多数に向けた紹介ができるのも特徴です。
メリット②定期的なセールが開催される
ご存知の人も多いと思いますが、Amazonでは「Amazonプライムデー」「Amazonサイバーマンデー」といったセールイベントが定期的に開催されています。
これらのセールイベントはテレビCMで告知され、ニュースサイトでも取り上げられるほどの話題となるため、ユーザーの財布の紐が緩みがちになり、この期間はAmazonの商品はかなり購入されやすくなります。
特に大きいのがまとめ買い需要で、アフィリエイトサイトからAmazonへの誘導に成功すると、その商品だけでなく、セールで安くなっている日用品のまとめ買いが発生しやすいことから、まとまった紹介料を獲得できるチャンスが広がります。
普段の利益はそれほどではなくても、このセールイベントのタイミングで、紹介料を大きく稼いでいるアフィリエイトサイトは少なくないようです。
デメリット①紹介料が安い
Amazonアソシエイトの最大のデメリットは紹介料の安さで、Amazonの紹介料は商品によって違いがありますが、他のASPと比べると全体的にかなり安く、おおむね2~8%の範囲内に設定されています。
- Amazonアソシエイト紹介料率一覧
商品カテゴリー 紹介料率 Amazonビデオ(レンタル・購入)、Amazonコイン 10.00% Kindle本、 デジタルミュージックダウンロード、Androidアプリ、食品&飲料、お酒、服、ファッション小物、ジュエリー、シューズ、バッグ、SaaSストアの対象PCソフト(*1)
8.00% ドラッグストア・ビューティー用品、コスメ、ペット用品 5.00% Kindleデバイス、 Fireデバイス、Fire TV、 Amazon Echo 4.50% DIY用品、産業・研究開発用品、ベビー・マタニティ用品、スポーツ&アウトドア用品、ギフト券
4.00% 本、文房具/オフィス用品、おもちゃ、ホビー、キッチン用品/食器、インテリア/家具/寝具、生活雑貨、手芸/画材
3.00% CD、DVD、ブルーレイ、ゲーム/PCソフト(含ダウンロード)、カメラ、PC、家電(含 キッチン家電、生活家電、理美容家電など)、カー用品・バイク用品、腕時計、楽器
2.00% フィギュア 0.50% ビデオ、Amazon ネットスーパー 0.00% 上記商品カテゴリーに含まれない商品 2.00%
また紹介料には上限が設けられていて、1商品あたり最大1000円となっていて、これはつまり、例え100万円の商品が売れたとしても、紹介料は上限の1000円に留まるということです。
こういった条件からAmazonアソシエイトでは、高額な商品を少ない販売点数で稼ぐやり方は不可能で、安い商品を大量に売る薄利多売のビジネスモデルでしか稼げないタイプのアフィリエイトと言えるでしょう。
デメリット②在庫切れが通知されない
Amazonでは人気のある商品が在庫切れになることがよくあります。
その場合、商品が補充されるまでは購入することができませんが、アフィリエイトサイトに対しては通知も何もないため、ユーザーは商品リンクからAmazonを訪れて、そこで商品を買えないことに初めて気付くことになります。
他のAPSでは、商品が購入できなくなると提携しているユーザーに通知が届くため、これはAmazonアソシエイト特有のデメリットです。
今のところAmazonの在庫切れを検知するシステムはないため、在庫切れを防ごうとすれば、定期的に商品ページを訪れて目視で在庫をチェックする以外に方法はないという不便な仕組みになっています。
Amazonアソシエイトの初期登録方法
ここからはAmazonアソシエイトの初期登録の手順について解説していきます。
Amazonのユーザーアカウントを持っていることが前提なので、まだ持っていない人は先にそちらの作成を行ってから取り掛かりましょう。
Amazonアソシエイトのページを開いて「登録」ボタンをクリックしましょう。
「アカウント作成」で、Amazonアカウントに登録してある住所や連絡先が表示されたのを確認し、「このアカウントのメイン担当者はどなたですか?」で「上記の紹介料受取人」、「米国の税務上、ご自身は米国人ですか?」で「いいえ」を選択、「法人として登録します」で「いいえ」を選んで「次へ」をクリック。
「ウェブサイト情報の入力」にAmazonアソシエイトを利用するサイトのURLを入力して「追加」で登録、モバイルアプリで利用する場合はそちらを登録します。
希望する登録IDと、掲載するサイトやアプリの説明を入力し、以降に続く質問の回答を入力していきます。
画像に表示されている文字列を入力して「アソシエイト・プログラム運営規約に同意します」のチェックボックスを有効にして「次へ」をクリックしましょう。
最後に電話による本人確認のアカウント認証が行われて設定は完了、登録したウェブサイトやモバイルアプリの審査が始まります。
アソシエイトツールバーの使い方
Amazonアソシエイトは、Amazonの商品のURLをサイトの記事内に貼り付けて利用します。
この商品のURLにはトラッキングIDが組み込まれており、ユーザーがそのリンクを通じてAmazonを訪れ、商品を買うことによって、紹介料が発生する仕組みです。
Amazonアソシエイトでは、「アソシエイトツールバー」という便利な機能が提供されています。
アソシエイトツールバーは、Amazonアソシエイトに登録したアカウントでAmazonを開くと、画面上部に自動的に表示され、表示しているAmazoの商品ページからトラッキングID入りのURLを簡単に取得できるようになります。
アソシエイトツールバーがあれば、サイトの記事の中に簡単にAmazonアソシエイトのリンクを挿入できるようになるので、ぜひ使い方を習得してください。
Amazonアソシエイトに登録後、Amazonの商品ページを開くと、画面上部にアソシエイトツールバーが表示されるようになります。
紹介したい商品のページを開いた状態で、アソシエイトツールバーの「リンク作成」の「テキスト」をクリックすると、開いている商品のアフィリエイトリンクが生成されます。
「通常URL」では、トラッキングIDが組み込まれたURLが表示されるので、そのままアフィリエイトサイトの商品紹介で利用しましょう。
このURLから移動してAmazonで商品が購入されると、紹介料が発生します。
「短縮URL」では、トラッキングIDが入ったURLを短縮して短くしたものが表示されますが、機能は同じです。
「画像」では、トラッキングID入りの画像URLが生成されます。
商品の画像をクリックすると、その商品のAmazon販売ページに移動するリンクを作成でき、画像は大・中・小の3種類から選択できます。
「テキストと画像」では、商品名と商品画像、Amazonのロゴと「今すぐ購入」ボタンがセットになったボックスが生成されます。
Amazonの商品紹介でよく使われている形式なので、ウェブで見かけたことのある人も多いでしょう。
アフィリエイトツールバーの右端の歯車のアイコンをクリックすると「アソシエイトツールバーを表示しない」が表示され、オフにすると以降はAmazonのページでアソシエイトツールバーが出てこなくなります。
アソシエイトツールバーを復活させたいときは、Amazonアソシエイトのページの「ホーム」の「管理」から「ツールバー表示」を有効にしましょう。
まとめ
今回は、Amazonアソシエイトの特徴と使い方について解説しました。
Amazonアソシエイトは、アフィリエイトの代名詞的な存在と言えるほど人気のあるサービスです。
しかしその一方で、導入時にサイトの審査があるため、無審査の楽天アフィリエイトやA8.netと比べると、決して敷居の低いアフィリエイトではありません。
また、紹介料の低さや上限があることを考えると、薄利多売の戦略を選ばざるをえないという、収益を稼ぐための手法が限られるアフィリエイトである点にも注意が必要です。
収益を得ること自体は難しくありませんが、収益を大きく伸ばしていこうとすると途端に難しくなるのがAmazonアソシエイトの特徴と言えます。
今回紹介した特徴を踏まえた上で、Amazonアソシエイトを最大限、活用できるように工夫してみましょう。
誰でも10分!WordPressブログの始め方
ブログを始めるには、ライブドアブログやはてなブログといった無料ブログを使う方法、あるいはWordPressなどを使用する方法があります。
まだWordPressを持っていない人でも、簡単に準備できる方法を以下の記事で解説してます。
初心者でもわずか10分で始められるので、参考にしてみてください。
合わせて読みたい
【完全ガイド】誰でも10分!WordPressブログの始め方
コロナ禍によりアフィリエイト業界が受けた影響
アフィリエイトマーケティング協会は、コロナ禍によるアフィリエイトへの影響について調査結果を公表しています。
報告によれば、全体の30.1%のアフィリエイターがコロナ禍による影響を受けたと回答しています。
そのうち、収入が増えたのが全体の43.3%で、内訳をみると100万円以上増加したユーザの割合が最も多く23.2%でした。
ジャンル別の状況では、脱毛サロン・エステ・スクール等の来店系案件が苦戦した一方で、オンライン型のサービスやVODなど巣ごもり需要と相性が良い案件が伸びたようです。
生活仕様の大きな変化に伴い、現状の生活に合わせたジャンルを選択することが成功の近道となるかもしれません。
アフィリエイトブログを始めるなら「お名前.com」
「お名前.com」は、国内No.1のドメイン登録サービス。独自ドメインと合わせて、WordPressの自動インストールに対応したレンタルサーバーも利用できます。
WordPressや独自ドメインを一度も使ったことのない人でも、スムーズに始められるはず。
アフィリエイトに挑戦してみようと考えている方は、以下のリンクから、ぜひご利用ください!