【解決法付】アフィリエイト初心者が失敗する12の理由
こんにちは、お名前.comのアフィリエイト担当です。
アフィリエイトサイトが上手く行かないという話はよく聞きますが、実はそこには決まったパターンがあります。トライ&エラーが大前提のアフィリエイトでは、なぜ失敗するのか、どこに問題があったかを正確に把握することが、何よりも重要になります。
今回は、アフィリエイトが失敗する主な要因と、克服方法について解説していきます。
アフィリエイト失敗の9つの要因とその解決方法
一念発起でアフィリエイトサイトを始めたものの、どうしてもつまずいてしまうという人は、スキルの面で問題を抱えていると考えられます。
ここではアフィリエイトを初めたばかりの人が突き当たりがちなスキルの壁と、その解決方法について、スタート編・SEO編・コンテンツ編の3つに分けて解説していきます。
スタート編
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ドメインが見つからずにやめてしまう
アフィリエイトサイトのために独自ドメインを取ろうとしたが、欲しかった文字列が既に取られていてやる気を失ってしまった、という人がいます。
独自ドメインの更新は年単位で、しかも元の持ち主が手放す保証がない以上、とても待っていられません。その場合は、似たような文字列を探すか、トップレベルドメイン(.jpや.comなど)が違うものを選びましょう。
「お名前.com」は、多彩なトップレベルドメインに対応。
第一希望の文字列が既に取得済みでも、ドット以降の末尾の文字列を変えることで、いろいろな類似パターンのドメインを取得できます。
さらに、過去に使用されていた中古ドメインの取得も可能。中古ドメインの中には実績のあるサイトのものも含まれているので、上手く活用すれば、最初からSEOに有利な状態でサイトを始めることができます。
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サーバー環境構築で力尽きる
レンタルサーバーを契約したものの、初期設定が上手くできずに止めてしまうケースです。
初めてレンタルサーバーを利用する人にとって、転送ソフトの設定やブログシステムの導入は難易度が高いはず。さらに取得した独自ドメインの設定となると、完全にお手上げという方もいるかもしれません。
このトラブルは、初心者対応のレンタルサーバーを利用すれば解決できます。独自ドメインの簡単登録や、WordPressの自動インストールに対応した、「お名前.com」のレンタルサーバーを選択しましょう。
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サイトのカスタマイズで投げ出す
WordPressのインストールまでは成功したものの、理想の機能が実現できずに嫌になってしまうケース。あるいはデザインに凝りすぎて、そこで力尽きてしまうこともあります。
サイトの機能やデザインにこだわるのもいいですが、これらはSEOには直接的な影響がないので後回しでも問題ありません。
検索エンジンはサイトの機能やデザインよりも、記事の数やタイトル、文章の内容を重視しているので、まずはそちらを充実させることを優先しましょう。機能やデザインにこだわるのは、その後でも遅くはありません。
SEO編
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ジャンル選択の間違い
アフィリエイトは、ジャンルによって成功しやすいものと難しいものに分けられます。
激戦区となっているクレジットカードや保険、FXといったジャンルで検索結果の上位に入るのは至難の技。既に実績がある大手サイトを今から追い抜くのは、ほとんど不可能といっていいでしょう。
また、不動産や中古車のような高額商品の場合は、何よりも信頼性が重視されます。資格や職歴などで信用をアピールできないサイトからの購入は、ほとんど発生しないと考えるべきです。
ジャンルの選び方ひとつで、アフィリエイトサイトの難易度は一変します。
初心者が新たに始める場合は、SEOで優位に立ちやすく、市場での需要が多いジャンル、つまり、多くの人の目に触れて、手に取りやすい商品を選びましょう。
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タイトルの間違い
SEOでは記事のタイトルが大きな意味を持ちます。
漠然とタイトルを付けていたのでは集客は見込めません。読者に検索される強力なワードの組み合わせを、いかに自然にタイトルに組み込むかに知恵を絞りましょう。
また、タイトルで強すぎるワードを選んでしまったために、多くのサイトがしのぎを削る激戦区に踏み込んでしまい、検索結果の上位に入るのが難しくなっているケースもよく見かけます。
タイトルを決めるときは、ある程度検索ボリュームがあり、なおかつ競争が厳しくないワードの組み合わせで構成するのがベスト。
実際に検索してみることで、どのようなサイトが上位に出てくるかを調べて、自分のサイトに勝ち目があるかをチェックするといいでしょう。
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サイトに一貫性がない
雑記型サイトに発生しやすい問題で、記事の方向性がバラバラなために、アフィリエイトの効率が悪くなっているケースです。
例えば電子機器・ファッション・アニメをメインテーマにしているサイトは、内容に一貫性がないため、検索エンジンに評価されにくく、どのジャンルでも検索結果の上位に入るのは難しくなります。
また、検索ワードで訪れる読者層もテーマごとに分散されるため、目的の記事を読んだ後は即サイトから離脱されがち。
他の記事に誘導されてサイト内部を巡回する動きが生まれにくいことから、アフィリエイトの効率も悪くなります。
アフィリエイトブログであれば雑記型サイトよりも、特定のジャンルに話題を限定した特化型サイトの方が有利になります。
コンテンツ編
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何を書けばいいか分からない
初めてサイト運営に挑戦する人がよく突き当たるのが、「何を書けばいいのか分からない」という問題。記事の一行目を書けずに頭を抱えてしまっているケースです。その場合は、最初に記事のテーマとなるワードを決めて、それを軸に記事の具体的な内容を考えてみましょう。
検索ワードのリストアップツールでは、テーマに関連する語の組みあわせを自動抽出できます。それを元に記事の中身を決めていきましょう。特に、5W1H(誰が・いつ・どこで・なにを・どうやって)を意識しながら話題を広げていくと、無理なく文章を書き進めることができます。
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コンテンツの質が足りない
記事の質が足りないために上手く行かない。これは、最も解決が難しい問題かもしれません。考えるべきは、コンテンツの質とは何か、その定義です。
アフィリエイトサイトの場合、必ずしも記事に面白さは求められません。それよりも、読者に必要とされているかどうかの方がはるかに重要です。読者が求める情報を、ライバルサイトよりも詳細かつ具体的に提示できていれば、質の問題は解決します。
必要なのはユーザー目線。ターゲットの読者層は何を求めているのか、徹底した調査が重要になります。
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更新を継続できない
冒頭でも触れましたが、アフィリエイトサイトの挫折で最も多いのは「更新を継続できない」、サイトを作ったのに3日坊主で終わってしまうようなケースです。
アフィリエイトにおいてモチベーションの維持が難しいのは、見返りが得られない作業を徒労に感じるからです。
わずかでも収益があれば、それを心の支えに継続できます。重要なのは心が折れる前に収益化すること。そのためには、早い段階であらゆる施策を、出し惜しみせずに打っておく必要があります。
また、初めから収益を期待せずに、趣味に徹して書けるテーマを選ぶという方法もあります。アフィリエイトという目標がなくても、継続的に記事を更新し続けられるテーマがあれば、それを選ぶのがベストでしょう。
アフィリエイトにありがちな3つの思い込み
アフィリエイトサイトを作ったことはあるものの、思っていたようには行かずに止めてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
アフィリエイトサイトの最大の壁は継続性にあります。サイトの約4割が1年で入れ替わっているという調査結果があるほど、生き残りが難しいのがアフィリエイトの世界です。
なぜ、アフィリエイトは続かないのでしょうか。
そこには様々な理由があると思いますが、根底にあるのは、アフィリエイトに対する過剰な期待ではないでしょうか。
アフィリエイトは、楽をして大金を稼げるビジネスではありません。ほかの仕事と同様の、場合によってはそれ以上の努力と忍耐が求められます。
そこを正しく理解していないと、アフィリエイトそのものに失望して、サイトの運営を止めてしまうことになります。
まずは、アフィリエイトに対するありがちな「思い込み」を払拭するところから始めてみましょう。
アフィリエイトに対する思い込み
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すぐに儲かると思い込んでいる
「ぜんぜん儲からなかった」という理由でアフィリエイトを辞めてしまう人がいますが、これはほとんどの場合、収益が発生する時期まで更新を継続できていないのが原因です。
アフィリエイトで収益が生まれるまでには一般的に3ヶ月〜半年ほどかかり、それまでは利益が出ていない状態のまま地道な更新作業を続けなければなりません。この期間を耐え忍べるかどうかが、アフィリエイトの最初の大きな壁となっています。
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楽に稼げると思い込んでいる
「労力が割に合わない」という人もいますが、これはアフィリエイトは楽に稼げるという思い込みがあるからでしょう。
確かにアフィリエイトの成功者たちは、大した苦労もせずに大金を稼いでいるように見えるかもしれませんが、それは彼らなりのやり方を確立し、サイトが安定軌道に乗った後を見ているからです。
アフィリエイトに熟達していても、サイトの立ち上げ直後は、大量の記事を投下しなければ収益化まで辿り着けないため、かなりの作業量が必要となります。一度はじめたら、寝食を忘れて取り組まなければならないことは覚悟しましょう。
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大金を得られると思い込んでいる
アフィリエイトで成功した人の中には、毎月何十万円も稼いでいる人がいます。
しかし、そこまで到達できるのはほんの一部です。調査によると、月に50万円以上稼げているのは全体の1割もいません。ジャンルやスキル、継続年数にもよりますが、月に5〜10万円程度の収益が発生すれば成功の部類で、もしそれ以上の収益を目指すなら、事業化して作業の一部を外注するといった、リスクを負った施策を視野に入れなければならないでしょう。
メディアではアフィリエイトの華々しい成功例ばかりが取り上げられがちです。簡単な更新作業で、毎月数百万円の収益が入ってくるといった話に憧れてアフィリエイトを始める人もいると思います。
しかし、それはほんの一握りの成功事例であり、そこに至るまでには、勤勉な努力と膨大な試行錯誤が積み重ねられていることは念頭に置くべきでしょう。
アフィリエイトの収益発生までの流れ
アフィリエイトで収益が発生するまでのプロセスを確認しておきましょう。
収益の発生までには、以下の5つの段階(アドセンスの場合は4段階)を経由する必要があります。
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記事が視界に入る
まずは、記事がユーザーの視界に入るところから始まります。
もっとも多いのは検索エンジンかSNSでの表出でしょう。Googleの検索結果の中に記事が含まれている、あるいはTwitterのフィードで記事のURLが流れてくる、といったケースです。SEO対策やバズを狙った記事作りによって、人の目に触れる機会が少しでも増えるように工夫を凝らしましょう。
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記事をクリック
検索結果やフィードの中から記事がクリックされます。
ここで重要なのはアテンション(注意、注目)を集めることです。膨大な情報の中から抜きん出た存在感を示すことで、ユーザーをクリックへと誘導します。
記事タイトルで人を惹き付けるセンスも重要ですが、そもそも記事に興味を持ちそうなユーザーを集められているか、SEOの検索ワードやSNSのタグが適切に設定されているかも大事です。Googleサーチコンソールでは検索結果での表示回数とクリック数をもとにGoogle検索上でのCTR(クリック率)を確認できます。
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記事を読む
クリックして記事が開かれても最後まで読まれる保証はありません。
一行か二行で閉じてしまうことも充分ありえます。隅々まで精読される必要はありませんが、少なくとも手を止めて記事を読む時間を確保してもらうことが、収益化には重要になります。
記事を読む時間が長いほど、広告が視界に入る時間も増え、広告がクリックされる可能性も高くなるからです。
これはGoogle Analyticsの「滞在時間」の項目によって計測できます。
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広告をクリック
広告がクリックされます。
広告の種類にもよりますが、一般的にはバナー広告のCTR(クリック率)は1%前後。
100人が記事を読んだら1人クリックする人が現れる程度の割合です。このCTRには、記事との関連性、広告の配置場所、広告自体のクオリティが影響します。
記事内容と関わりの深い広告であれば当然クリックされやすくなりますし、目に触れやすくカーソルが置かれやすい場所に広告が配置されることも重要です。さらに、広告本体のコピーやデザインによってもCTRは変わりますが、ウェブ広告では基本的にサイトは広告内容には干渉できないので、そこには目をつむるしかありません。
なお、Googleアドセンスなどのクリック成果型の広告では、このクリックの時点で収益が発生します。
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商品の購入
アフィリエイトでは広告がクリックされると、ランディングページへと移動、そこで商品が購入された時点で収益が発生します。
ただし、ランディングページは広告主のサイトにあるので、アフィリエイトサイト側にできることはほとんどありません。
せっかく訪問者が広告をクリックしたのに、ランディングページの出来が悪くて購入に至らないケースも多々あります。アフィリエイトサイト側にできるのは、ランディングページの完成度が低い広告主とは提携しないことくらいです。
アフィリエイトサイトで収益が思ったように伸びないときは、この5段階のプロセスのどこかに問題が発生している可能性があります。
自分がユーザーになったつもりで、購入までの過程をシミュレーションし、躓きそうな要素がないか確認してみるといいでしょう。
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アフィリエイト初心者は何から始めたらいいの?
- これからアフィリエイトを始めようとしているものの、何から始めていいのか分からずに困っているという人もいるのではないでしょうか。
- アフィリエイトを始める際の必要な作業工程は、大別すると以下のようになります。
- 1.ブログの構築
- 2.テーマの決定
- 3.記事の書き方を学ぶ
- 4.ASPの登録
- 手順をひとつずつ、順を追って解説していきましょう。
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1.ブログの構築
- まず最初にやるべきなのは、アフィリエイト広告を掲載するブログの構築です。
- 一般的なブログであれば、ライブドアブログやはてなブログのようなブログサービスを利用しますが、アフィリエイトが目的の場合は広告掲載に制約がなく、SEOにおいても有利なWordPressを利用するのがおすすめです。
- WordPressはレンタルサーバーにインストールし、また独自ドメインも登録して利用するのが基本です。
- 「お名前.com」のレンタルサーバーでは、独自ドメインとセットでお得に登録が可能で、またWordPressの自動インストール機能にも対応しているので、WordPress・レンタルサーバー・独自ドメインをひとつのサービスでまとめて用意できます。
- アフィリエイトに初めて取り組むという人は、まずはWordPressでのブログの構築から始めましょう。
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2.テーマの決定
- ブログを用意できたら、記事の更新を始める前に、ブログのテーマを決めましょう。
- アフィリエイトでは最初のテーマ設定が重要な鍵を握っていて、ここで見当外れのテーマを選ぶと、収益化は非常に難しくなります。
- ブログのテーマを決めるポイントは、テーマの客層、検索エンジンでの上位進出のしやすさ、アフィリエイトの収益率の3つです。
- まず考えるべきはそのテーマの顧客の質で、そもそもユーザーに興味を持たれていないテーマは不適格ですし、積極的にお金を使う優良な顧客の少ないテーマもおすすめできません。
- また、アフィリエイトブログでは集客の大半を検索エンジンに頼ることになるため、検索順位の上位争いでライバルが少なく、上位進出しやすいテーマが集客に有利となります。
- さらに、アフィリエイトの収益率も重要で、どんなに売れ行きが良くても、わずかな利益しか得られない商品では、将来的な伸びしろは小さいと考えられます。
- ブログのテーマを決める際は、これらの要素を検討して決めましょう。
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3.記事の書き方を学ぶ
- アフィリエイトではサイト間の競争に勝ち抜かない限り大きな利益は得られません。
- 他サイトと差を付けるのに重要なのが記事の書き方で、アフィリエイトブログを始めるなら記事の書き方の勉強は必ず必要になります。
- アフィリエイトブログでは、記事の書き方のフォーマットがある程度決まっているので、それに倣って書けば、文章作成が得意ではない人でも記事を書くこと自体はできます。
- しかし、アフィリエイトで稼ぐには、検索順位で上位に進出し、なおかつ訪れたユーザーが商品を購入したくなるような記事を書く必要があり、これは既存のフォーマットを踏襲しているだけでは不可能です。
- ここで鍵になるのは顧客層の分析で、商品を欲しているユーザーがどんな検索ワードでサーチを行うのか、どんなアピールが購買欲求を刺激するのか研究する必要があります。
- 同ジャンルで成功している他サイトの記事が一番参考になるので、ライバルサイトの記事を徹底的に研究しましょう
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4.ASPの登録
- ブログの記事が書けたら、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に登録し、アフィリエイトリンクを取得して記事に掲載しましょう。
- 代表的なASPにはA8.net、afb、バリューコマース、もしもアフィリエイトなどがあります。
- APSによっては登録時にサイトの審査があり、その時点でブログに高品質な記事が公開されていないと、自社のアフィリエイト広告を掲載するには不適格と判断され、審査に落ちてしまうので、自信のある内容の記事を何本か作成してから、ASPの審査に望むようにしましょう。
- ASPは複数のサービスに登録可能で、またひとつのサイトで同時に併用することも認められているので、登録可能なASPには全て登録し、複数のサービスでアフィリエイトの内容を比較して、有利な条件のものを掲載するようにしましょう。
アフィリエイトで稼ぐためのコツとは
アフィリエイトで稼ぐためのテクニックの中でも、特に影響が大きいのがユーザー導線の設計です。
ここではアフィリエイトで欠かせない、訪問者の動きをコントロールする3つの技法を紹介します。
- 良質なユーザーが訪れる検索ワードを厳選する
検索ワードを厳選して、利益をもたらすユーザーが訪れる記事を作りましょう。
アフィリエイトサイトを運営していると、どうしてもアクセス数の多い検索ワードにばかり目が行きがちですが、どんなに多くのユーザーが訪れても、紹介する商品に興味がないのでは意味がありません。
単に多くの人が訪れるのではなく、紹介する商品やサービスを探していたり、強い関心を持っている、あるいは購入しやすい環境や条件にあるユーザーをターゲットにした検索ワードで記事を作成しましょう。
例えば、保険のアフィリエイトサイトで、CMに登場する芸能人やキャラクターの話題で記事を作れば、確かに多くのユーザーが訪れるようになりますが、それは芸能人やキャラクターのファンでしかなく、保険に関心のあるユーザーではないので、アフィリエイトの収益には繋がりません。
保険に強い関心があったり、保険に入ろうとしている人が、どのような検索ワードでサーチしているかを調べて、それを元に記事を作る必要があるでしょう。
- サイトのテーマが分散するのを避ける
サイトの運営を続けていると、そのうち色々な内容の記事を書きたくなり、テーマが分散しがちになりますが、アフィリエイトの収益を追求する上では、これはあまり良い傾向ではありません。
アフィリエイトサイトには、特定のテーマに限定した特化型と、テーマを固定しない雑記型がありますが、アフィリエイトにおいて有利なのは前者です。
その理由は、検索エンジンのサイト全体に対する評価で、特定のジャンルに特化したサイトほど、検索エンジンはそのジャンルに関連した検索ワードで上位に表示する傾向にあります。
アフィリエイトでの収益性を第一とするなら、テーマの分散はできるだけ避けて、最初に決めたテーマに関連した内容の記事のみで勝負するようにしましょう。
- 集客記事と収益記事を分離する
集客目的の記事と収益化目的の記事は分けて作りましょう。
集客用では、ターゲットとなるユーザーの属性に応じて、様々なパターンの記事を作成。
SEO対策やSNSでのバズを意識しながら、Q&Aやインタビューなどの手法で訪問者に関心を持ってもらうことを第一にし、最後に収益用の記事に誘導します。
収益用の記事では、商品の魅力や利用者の声など、購買に至る最後のひと押し(クロージング)に特化した内容にしましょう。 サイト全体の記事構成としては、集客用記事は大量に必要ですが、収益用記事は徹底して練り込まれたものが3〜5つ程度あれば充分です。
- SEO対策とSNS対策を区別する
検索エンジン最適化(SEO)とSNSでの拡散は、両方を同時に狙うことはできません。
前者は記事を構成するワードを厳選した検索結果の上位進出、後者は読者の共感に基づいたバズによってアクセスを呼び込む方法なので、記事の設計思想が全く異なります。
SEO対策が施された記事は、タイトルや記事に上位進出可能な検索ワードを逆算的に埋め込むため、場合によっては多少の不自然さも許容しなければならず、読者の共感を誘うような文章の余白や繊細なニュアンスを含めることは望めません。
あらかじめどちらを狙うのかを明確にした上で記事を制作しましょう。
- サイト内循環により滞在時間を伸ばす
アフィリエイトの成果に大きく影響するのがサイト内の滞在時間です。
サイトのメインコンテンツを目当てに訪れたユーザーが、隣接する広告を知覚するまでには一定の時間が必要です。
そこで、記事を読み終えた訪問者を、同じサイト内の関連記事や人気記事へと誘導します。
サイト内部を人が循環する動きを生み出し、同じ広告に何度も触れさせましょう。
接触回数が多い広告に対して好印象を抱く現象をザイオンス効果と呼びますが、滞在時間の増加により、広告への接触頻度が増えれば、それだけアフィリエイトの効果も伸びていきます。
アフィリエイトは本質的に、様々な経路から訪れる、多様な属性の人々を、特定の商品の購入に導くという作業になります。
訪問者の入り口については多くの状況に対応できるように広く構えながら、最終的にはひとつの商品の選択へと収束していくような、漏斗型の構造を意識するといいでしょう
まとめ
今回は、アフィリエイトに失敗する理由と、その対策について解説しました。
アフィリエイトの失敗というと、どうしてもネガティブな印象がつきまといますが、誰の力も借りずに自分なりの正解を見つけ出さなければならないアフィリエイトサイトの運営において、失敗は付き物です。
問題は失敗そのものよりも、失敗から学べないことの方にあります。
失敗しても簡単には投げ出さないこと。
その原因を自力で追求して改善を図れること。
この2点を守ることができれば、成功への道筋は見えてきます。
失敗は行き止まりではなくスタート地点。
失敗してもへこたれることなく次の行動を起こせるかどうかが、アフィリエイトサイトで成功に至るための重要な資質なのです。