ITエンジニアがプログラミングを副業にして稼ぐ方法
常に人手不足のプログラミング業界において、ITエンジニアが副業で稼ぐチャンスはいくらでもあります。
プログラミングの副業はパソコン1台あれば可能で、高いスキルさえあれば、高収入を手に入れることも難しくありません。
プログラミングの副業は、本業では経験できない業務をこなすチャンスであり、スキルをアップさせたり実務経験を得られれば、転職活動を有利に進められます。
今回は、ITエンジニアが副業でプログラミングの仕事をするメリット・デメリットや、仕事の種類、案件を取る方法までわかりやすく解説します。
ITエンジニアがプログラミングを副業にするメリット・デメリット
副業にはさまざまな種類があり、時間と労力を大量に浪費して、それに見合った収益が難しいものも少なくありません。
そんな中でITエンジニアは、非常に割のいい副業ができる職種のひとつです。
ITエンジニアなら、プログラミングの副業をパソコン1台で始められ、スキル次第で高額な報酬を得られる可能性があります。
ITエンジニアがプログラミングを副業にするメリット・デメリットについて詳しく解説しましょう。
【メリット】将来性
プログラミングを副業とすることで、本業では経験できないさまざまな業務を経験できます。
副業で得た業務経験はスキルを向上させ、ITエンジニアとしての将来性に有利に働きます。
ITエンジニアは毎年人手不足で、2018年の時点で20万人が不足し、2025年には人手不足が36万人に拡大すると予測されています。
ITエンジニアの必要性は今後ますます増していくばかり。
さまざまな業務を経験することで将来の選択肢が増え、将来性が高まります。
【メリット】在宅で高収入
プログラミングの副業は、在宅で高収入であることが特徴です。
フロントエンジニアの場合1500~3500円、バックエンドエンジニアの場合は2000~4000円の時給が見込めます。
また、経験1年目のウェブエンジニアで2500円、3〜5年目なら3000~5000円くらいが時給の相場と言われています。
プログラミングはパソコンを通してすべての作業を行うため、職場に出勤する必要がありません。
在宅で時給数千円を稼げるポテンシャルが、プログラミングの副業にはあります。
【メリット】転職活動にも有利
プログラミングを副業にして、さまざまな業務を経験しておくことは、転職活動にも有利になります。
プログラミングにはいろいろな分野や言語があり、例えばウェブプログラミングでは主にHTML・CSS、JavaScript、PHPなどの言語を使用します。
多くの言語や業務を経験しておけば、転職において履歴書に書けるスキルが増えることに繋がり、プログラミングの副業で得た実務経験は、転職活動にも有利に働きます。
【メリット】スキルアップ
プログラミングを副業とすることの大きなメリットが、スキルアップが図れることです。
本業では経験できない業務や言語も、副業なら気軽にチャレンジすることができます。
休日や空いている時間を使っているため、誰にも迷惑をかけることもありません。
今まで手がけていなかった分野に、副業でチャレンジしてみましょう。
未経験の分野にチャレンジすることで得られた経験は、ITエンジニアとしてのかけがえのない財産です。
プログラミングのスキルがアップすれば、本業においてもよい影響をもたらすかもしれません。
【デメリット】初心者は仕事がない
副業としてのプログラミングのデメリットは、初心者にはまともな案件がほとんどないことです。
プログラミングの案件を依頼するクライアントは、堅実な仕事を求めていて、実績や経験が豊富なITエンジニアに仕事を依頼したいと考えています。
案件を獲得する有力な手段であるクラウドソーシングでは、案件は応募形式やコンペ形式で発注されます。
そのため、経験豊富なITエンジニアと初心者が競い合うことになり、クライアントは実績や評価を見て発注先を決めるため、どうしても初心者にとっては厳しい競争になります。
また、初心者向けの案件には多くの初心者が応募するため、やはり競争率が高くなります。
このような事情で、プログラミングの副業では初心者にあまり仕事がないのが実情です。
【デメリット】疲労がたまる
「疲労がたまる」は、プログラミングの副業だけでなく、どの副業に関しても言えることです。
副業は基本的に休日や空いている時間、退勤後などに行うため、本来は休養や気分転換にあてるはずの時間を使うことになります。
副業をこなすことで収入はアップしますが、休日や休息時間は確実に減少します。
タフさに自信がある人ならともかく、一般的な体力しか持たない人にとって副業で休日が消費されるのは痛手で、疲労がたまることで本業に差し障ることもあります。
プログラミングを副業にするなら、ワークライフバランスに気を付けましょう。
ITエンジニアが副業として請けられる仕事の種類
ITエンジニアがプログラミングを副業として、請けられる仕事の種類について解説します。
WordPressテーマ開発
CMSは、世界中のウェブサイトの制作に使われています。
このCMSでトップシェアを誇るのがWordPressで、全世界で使われているCMSの約6割のシェアを誇ります。
全ウェブサイトのうち、43%がWordPressで作られているという統計もあるほどです。
このWordPressのデザイン面を担当するのがテーマで、テーマのカスタマイズや開発は、ウェブプログラミングの案件の中でも高い割合を占めています。
テーマのカスタマイズではデザインを変えるだけでなく、機能の拡張や追加、functions.phpの変更も行うため、HTMLやCSSのほかにPHPの知識も必要です。
HTML・CSSコーディング
時給は低めですが、比較的受けやすい案件としてHTML・CSSコーディングがあります。
プログラミングは設計まで行うのに対して、コーディングは設定された仕様に沿ってプログラミング言語で記述する作業です。
HTMLやCSSのほかに、JavaScriptの知識が必要となることもあります。
多くの案件では、デザインカンプや仕様書の通りにコーディングします。
ほかの案件に比べて単価が低いことが多いですが、初心者でも比較的受けやすい仕事です。
スマホアプリ開発
スマホアプリ開発は、さまざまなスキルが複合的に必要とされる仕事です。
開発には企画、デザイン、設計、開発などの段階があり、AndroidかiPhoneかによって開発言語が異なるのも特徴です。
Androidの場合はJavaやKotlin、iPhoneの場合はSwiftというプログラミング言語を使用します。
また、アプリによって必要とされる知識も異なり、予約アプリや料理アプリ、英語アプリ、ゲームアプリなど、スマホアプリに求められるジャンルはさまざまです。
業務効率化(DX)
業務効率化には、「企業が使っているアプリの自動化」「無駄の削減」「複数のアプリの連動」などさまざまな種類があります。
業務効率化やDXでは、企業ごとの仕事の方法やアプリの内容を理解する必要があり、かなり高度なスキルが求められます。
そのため、業務効率化の案件は単価が高くなりやすい傾向にあります。
デバッグ・テスト
プログラミングやアプリ開発では、デバッグやテストが欠かせません。
プログラミングをすればバグが出るもので、バグの種類には「仕様書のバグ」「設計バグ」「考慮漏れのバグ」「セキュリティバグ」などさまざまなものがあります。
アプリでは、ユーザーが意図しない操作を行ってバグが発見されることも珍しくありません。
デバッグとは、いろいろな操作をしてバグを発見し、洗い出す作業です。
デバッグ作業は誰でもできるため、比較的単価が安くなりがちなので、その分、初心者でも受注しやすい案件でしょう。
ライティング
ライティングはウェブライターがするものと思われがちですが、実はライターに限らずさまざまな専門家がライティングを副業としています。
ライティングの案件の中には、プログラミングに関するものも数多くあります。
プログラミングに関するライティングは、専門的な知識が必要とされるため、一般的なウェブライターの手には負えません。
そのため、案件の文字単価も高めに設定されていることがほとんどで、プログラミングのライティング案件では、文字単価3円も珍しくありません。
時給にして3000円以上になることもあるため、ITエンジニアで文章が好きなら、チャレンジしてみる価値はあります。
スクール講師
プログラミングスクールは現在、大人気です。
多くのプログラミング未経験者は、プログラミングを学ぶためにプログラミングスクールを利用します。
スクール講師はリモートワークでもできることが多く、在宅でも働けます。
スクール講師の年収は専業で300~600万円ほどで、時給に換算すると2000~2500円ほどです。
生徒に会話を通して教えることになるため、人と接することが好きな人におすすめです。
プログラミングの仕事を受注できるサービス
この章では、副業としてプログラミングの案件や仕事を得られるサービスを紹介していきましょう。
レバテックフリーランス
「レバテックフリーランス」はITエンジニア特化のエージェントで、高単価な案件を豊富に取りそろえています。
フリーランスエンジニアに特化しているため、副業としての案件を獲得することも可能です。
ただし、レバテックフリーランスは経験者向けのエージェントなので、初心者は登録できません。
レバテックフリーランスはリモート案件専門ではありませんが、8000件以上のリモート案件が登録されている点もポイントです。
RaiseTech
「RaiseTech」(レイズテック)は、実践的なカリキュラムでプログラミングを学べるプログラミングスクールです。
ITエンジニア歴が浅い人や、初心者にとっては強い味方となるでしょう。
RaiseTechは自社開発をしている企業で、卒業生に「仕事の発注」「案件の紹介」などを行っているほか、転職についてもサポートしています。
プログラミング初心者はRaiseTechで学ぶのも1つの選択肢です。
ITプロパートナーズ
「ITプロパートナーズ」は、プログラミングで副業をするならぜひとも登録しておきたいエージェント。
フリーランス向けに業務請負や受託業務を紹介するサービスで、「週2日でリモートOK」など、柔軟に働ける案件があることが特徴。
副業を探している人にぴったりです。
そのほかにも、複数案件を並行稼働させたいフリーランスのエンジニアや、優秀なエンジニアを確保したい起業家にもおすすめです。
クラウドワークス
「クラウドワークス」は、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。
150万人以上の受注者と、20万社以上の発注者が登録しています。
契約から受注、納品、契約の終了まですべてオンライン上で完結。
クラウドワークスで受注できる仕事は多岐にわたり、「システム開発」「アプリ開発」「ホームページ制作」「ECサイト構築」「ウェブデザイン」などがあります。
自分に合った案件を探し、応募することが可能です。
ランサーズ
「ランサーズ」も、クラウドワークスと同じく日本最大級のクラウドソーシングサービスです。
仕事の発注者であるクライアントは、企業から個人までさまざまで、いろいろな案件から、自分に適切な案件を選んで応募する形になります。
プログラミングの仕事は「システム開発」「アプリ開発」「HTMLコーディング」「ECサイト構築」などさまざまです。
単価は案件によって異なっており、高いスキルの必要な案件ほど高単価になっています。
まとめ
今回は、ITエンジニアがプログラミングを副業にする上で知っておきたい情報を紹介しました。
ITエンジニアはパソコン1台で副業を始めることが可能で、スキル次第では高額な報酬を得ることも難しくはありません。
プログラミングの副業は、将来性があり、在宅でも高収入を得られて、転職活動にも有利、さらにスキルアップに繋がるなど、多くのメリットがあります。
副業として請けられる仕事の種類は多岐にわたるので、自分に合った仕事を選んで副業収入を手に入れましょう。
誰でも10分!WordPressブログの始め方
ブログを始めるには、ライブドアブログやはてなブログといった無料ブログを使う方法、
あるいはWordPressなどを使用する方法があります。
まだWordPressを持っていない人でも、簡単に準備できる方法を以下の記事で解説してます。
初心者でもわずか10分で始められるので、参考にしてみてください。
合わせて読みたい
【完全ガイド】誰でも10分!WordPressブログの始め方
独自ドメインを取得するなら「お名前.com」
「お名前.com」は、国内No.1のドメイン登録サービス。独自ドメインと合わせて、WordPressの自動インストールに対応したレンタルサーバーも利用できます。WordPressや独自ドメインを一度も使ったことのない人でも、スムーズに始められるはず。
独自ドメインを取得しようと考えている方は、以下のリンクから、ぜひご利用ください。