デザインやイラストの副業で収入を得る方法を解説
本業デザイナーやイラストレーターの中には「副業の始め方が分からない」「どうやって案件を見つければいいんだろう」といった悩みや疑問を抱えている方もいると思います。
デザインやイラストを作成できるスキルがあっても、仕事を見つける能力がないと宝の持ち腐れで、食べていくためにはクリエイティブの技術だけでなく、仕事を探すテクニックも重要です。
今回は、デザインやイラストの副業で収入を得る方法、副業のメリット、案件の種類、活用したいサイトに関して解説しましょう。
デザイナーやイラストレーターが副業を始めるメリット
まずはデザイナーやイラストレーターが副業を始めることのメリットを解説します。
作品の実績を増やせる
デザイナーやイラストレーターが副業を始めると、自身の新しい実績を積むことができます。
会社員として働く場合、与えられた業務をこなさなければならないことが多いでしょう。
しかし副業であれば、ある程度は仕事を選ぶことができるため、本業とはまったく異なる作品にも手を伸ばせます。
それゆえポートフォリオを充実させることが可能なのです。
自分の市場価値がわかる
また副業として仕事を受注することで、自分の市場価値を把握できます。
とくにエージェントに相談してみれば、提案される案件によっておおよその市場価値も見えてくるでしょう。
スキル不足が見られる場合は、エージェントからスキルアップのためのアドバイスを受けることもできます。
仕事の人脈を作れる
副業を行うことで、仕事の人脈が広がります。
会社ではつながることができなかった人脈を構築することも可能です。
とくに独立や起業を視野に入れている場合は、考慮しておきたいポイントです。
人脈が広ければ広いほど、仕事を獲得しやすくなるからです。
デザイナーやイラストレーターが副業で稼ぐ方法
ここからは、デザイナーやイラストレーターが副業で稼ぐ具体的な方法を紹介します。代表的な方法は、以下のとおりです。
- クラウドソーシングサイトで案件を受注する
- 個人的に直接案件を受注する
- LINEスタンプを販売する
- 有料素材として販売する
- エージェントに登録して案件を紹介してもらう など
各方法を詳しく見ていきましょう。
クラウドソーシングサイトで案件を受注する
1つ目は、クラウドソーシングサイトを使って案件を受注する方法です。
手軽に仕事を探せるため、最も一般的な方法になります。
ウェブサイトに登録するだけで、簡単に仕事の検索・応募ができます。
報酬は総じて高くない傾向にありますが、案件の種類が豊富です。
難易度も低く、副業初心者にはおすすめの方法となっています。
個人的に直接案件を受注する
2つ目は、個人的に直接案件を受注する方法です。
対企業でも、対知人や対友人でも問題ありません。
この方法で安定的に収入を得るには、太いツテやコネが求められます。
企業に直接営業することも可能ですが、実績が少ないと相手にされないことも多々あるでしょう。
この方法で稼ぐには、本業をしながら外部でツテやコネを築いていくことが重要です。
LINEスタンプを販売する
3つ目は、LINEスタンプを作成して販売する方法です。
LINEスタンプは、売れると販売価格の35%を手にすることができます。
ただLINEスタンプは単価100〜300円程度なので、継続的に大きな収入を得るのは厳しいでしょう。
制作活動の一環や趣味の延長として始めるのがいいかもしれません。
有料素材として販売する
4つ目は、有料素材として販売する方法です。
無料ダウンロードできるサイトではなく、イラストや写真などの素材を有料販売できるフォトストックを活用します。
載せるだけでいいため、ユーザーに合ったものを提供できれば不労所得になります。
ただし多く載せれば稼げるわけでもない点は、注意が必要です。
エージェントに登録して案件を紹介してもらう
5つ目は、エージェントに登録して案件を紹介してもらう方法です。
エージェントとは、企業と個人(副業者やフリーランサーなど)との間に入って、案件を紹介してくれる人材サービスのことです。
比較的高単価な案件が多く、安定的に稼ぎたい人におすすめです。
ただし一定のスキルが求められるうえに、報酬から10〜20%の手数料が引かれることは覚えておきましょう。
デザイナーやイラストレーターが副業で請け負える案件
ここからは、デザイナーやイラストレーターが副業で請け負える案件の種類を紹介します。
代表的なものは、以下のとおりです。
- ロゴ作成
- バナー制作
- キャラクターやSNSアイコン制作
- パンフレットなどの挿絵作成
- YouTubeの動画サムネイル作成 など
各案件に関して詳しく見ていきましょう。
ロゴ作成
ロゴ作成は、企業やブランドなどのロゴを作成する仕事です。
一口にロゴといっても、案件によって作業量は大きく異なります。
ウェブサイトに利用するロゴ作成は、単価が低く設定されているケースが多いです。
ブランドや店舗のロゴ作成は、一般的に単価が高く設定されていますが、コンペ方式で採用されるケースもあります。
バナー制作
バナー制作は、ウェブサイト用のリンク付きグラフィックの制作です。
ユーザーがクリックしたくなるようなデザインやイラストが望まれます。
一般的にロゴ制作よりも単価が安い傾向です。
またロゴ制作と同様、コンペ形式で募集されているケースが見受けられます。
キャラクターやSNSアイコン制作
キャラクター制作は、企業や商品などのイメージキャラクターをデザインする案件です。
大規模なキャンペーン用キャラクターになると予算が跳ね上がります。
SNSアイコン制作は、主に個人間で受発注することが多い案件です。
多くのSNSで使い回せるサイズや構図で制作する必要があります。
パンフレット・記事などの挿絵作成
挿絵作成は、案件によって単価・作業量に幅があります。
基本的には書籍や雑誌などに使用するワンポイントの挿絵制作ですが、教科書や冊子用にまとめて依頼されることもあります。
小さなイラスト作成は、単価が安い傾向にあります。
ポスターなどのデザインを含む制作案件は高単価であるものの、コンペ形式での募集が多いです。
YouTubeのサムネイル作成
サムネイル作成は、基本的にYouTubeの動画サムネイル画像の作成になります。
広告バナーのように、ユーザーにクリックされる魅力的なデザインを制作する必要があります。
他の案件よりも単価が安い傾向です。
デザイナーやイラストレーターが副業で活用したいサイト
ここからは、デザイナーやイラストレーターが副業を始める際に活用すべきサイトを紹介します。
デザインやイラストの案件を受注できるクラウドソーシングサイト、作成したデザインやイラストの素材を販売できる画像素材サイト、定期的な案件を紹介してくれるエージェントサイトの3種類です。
ひとつずつ特徴を見ていきましょう。
クラウドワークス
クラウドワークスは、国内最大級のクラウドソーシングサイトです。
業界トップクラスの案件数を誇っています。初心者や未経験者向けの案件も多いため、副業を始めるなら、まずは登録・利用してみるのがおすすめです。
実績を重ねることで、スカウトで依頼を受けることもできます。
スカウトによって、高単価でやりがいのある案件を受けられる可能性が広がります。
ランサーズ
ランサーズは、クラウドワークスと並んで国内最大級のクラウドソーシングサイトです。
クラウドワークスよりは案件が少なめですが、単価は高い傾向にあります。
クラウドワークスとは重複しない案件も多いため、両方に登録して活動の幅を広げるのも良いでしょう。
またランサーズの場合、スキルを時間単位で販売できる「パッケージ」機能もあります。
ココナラ
ココナラは、クラウドワークスやランサーズとは異なり、自分の得意や好きを売り買いできるクラウドソーシングサイトです。
得意なスキルに関する商品やサービスを出品し、購入したい人とサイト上でやりとりする形式で進めます。
需要があることは前提で、そのうえで実績や評価ベースで判断されることが多いです。
Adobe Stock
Adobe Stockは、初心者におすすめしたい素材販売サイトです。
Adobe Stockではクリエイター登録ではなく、コントリビューター登録になります。
販売を開始できるまでの審査や手続きが他のサイトよりも大変ですが、最低報酬率は33%と高めに設定されています。
また、イラストやデザインの著作権は自分にあるため、他のサイトでも同じものを販売できます。
イラストAC
イラストACは、気軽にデータをアップできる素材販売サイトです。
素材自体は無料で提供されていますが、1ダウンロードごとにクリエイターに報酬が支払われます。
無料ということもあってダウンロードされやすく、報酬につながるイメージがしやすいです。
ただしアップロードした素材は他のサイトで転用できませんので注意してください。
PIXTA
PIXTAは、日本の素材提供サイトです。
英語や海外サイトは不安だという人におすすめです。
イラストやデザインの著作権は自分にあるため、他のサイトでも同じものを販売できます。
最低報酬額は22%ですが、専属契約やランク向上によって最大58%まで上げることができます。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、週2からの案件を紹介してくれるエージェントサイトです。
高単価案件やリモート・在宅案件が多数掲載されています。
スキマ時間の活用というよりも、土日を使ってしっかり稼ぎたいという人におすすめです。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、案件数が豊富なエージェントサイトです。
2021年7月時点で登録者数は20万人を超えています。高単価案件を獲得し、高収入を目指すなら登録してみましょう。
ただし最低稼働日数は3日からになっているため、副業としては難易度が高めかもしれません。
デザイナーやイラストレーターの副業での注意点
デザイナーやイラストレーターが副業する際に気を付けたいポイントは、以下のとおりです。
- 本業で制作したデザインやイラストを流用しない
- 著作権に注意を払う
- 本業とのバランスを崩さない
デザイナーやイラストレーターが副業する際、特に注意すべきなのは本業で制作したデザインやイラストを用いないことです。
これは著作権の問題にも関わってきます。企業としてのデザインやイラストを、個人が模倣・流用することがないように気を付けましょう。
また本業とのバランスを崩すと、本業も副業も手に負えなくなる可能性があります。あくまで副業として無理のない程度に活動しましょう。
まとめ
今回は、デザインやイラストの副業で稼ぐ方法、案件の種類、活用したいサイトについて解説しました。
デザイナーやイラストレーターが副業を行うことで、勤め先以外でスキルアップを図れる上に市場価値を把握することも可能です。
これは結果的に転職や独立の際に活かすことができるでしょう。
本記事を参考にしながら、できそうな案件からぜひチャレンジしてみてください。
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