【安価】VPSおすすめサービスを徹底比較!VPSの概要と選び方も詳しく解説!
「どのVPSサービスを選べば良いのかわからない」
「利用目的に適したVPSサービスを選びたい」
「おすすめのホスティング業者を知りたい」
企業ホームページや個人サイトの運営にあたり、この様なお悩みを抱えられている方は多いのではないでしょうか。
ウェブサイトをインターネット上に公開するには、自社で物理サーバーを構築する場合を除き、サーバーサービスを提供するホスティング業者と契約する必要があります。
VPS(仮想専用サーバー)はサーバーサービスの中でも、自由度の高さと料金の安さから「コスパが良い」と評判で、近年、注目を集めています。
一方で、VPSは特徴の異なる様々なサービスが展開されているため、どのサービスを契約すれば良いのかわからないと、苦慮される方は少なくありません。
そこで本記事では、VPS選びで知っておきたい重要ポイントの解説、7つのおすすめサービス、利用目的別にピックアップしたサービスなどについて、詳しくご紹介します。
初めてVPSサービスを利用される方、または乗り換えを検討している方、どちらにも参考になる記事となっていますので、ぜひ、お役立てください。
VPSとは?
VPSとは「Virtual Private Server」の略称で、日本語では「仮想専用サーバー」と約されています。
物理サーバー上に仮想化技術を用いて、複数の仮想サーバーを構築する仕組みで、サービス利用者には、構築された仮想サーバーと管理者権限(root権限)が個別に割り当てられることが特徴です。
共用サーバーなどのレンタルサーバーは、利用できるアプリケーションやソフトウェアに制限がある場合も多いですが、VPSでは管理者権限を持てるため自由度が高く、希望とするサーバー環境を構築することができます。
後ほど詳しく紹介しますが、VPSは月額数百円から利用可能なサービスも存在しており、ランニングコストの低さも魅力のひとつです。
つまりVPSとは、専用サーバーに近いスペックと自由度を持ちながら、比較的安価で利用できる、コスパの良いサーバーサービスだと言えます。
VPSの選び方
自社(個人)の利用目的に適したサービスを選ぶためには、最低限、以下のポイントを押さえると良いでしょう。
- 最低利用(契約)期間を確認する
- サーバーに利用できるOSを確認する
- 料金や特徴など総合的にコスパを確認する
- サーバーコントロールパネルの操作性を確認する
- スケールアップ/スケールダウンが可能なのか確認する
ここからは、紹介した選び方のポイントについて、項目を分けて詳しく解説してきます。
最低利用期間を確認
VPSサービスには、定められた期間内は解約違約金を支払わない限り解約することのできない、「最低利用(契約)期間」が設けられている場合があります。
多くのホスティング業者では、最低利用期間は3ヶ月~6ヶ月の間で、解約金は以下の方法で算出されます。
「最低利用期間の月額料金(合計)」 - 「解約時に支払い済みの月額料金(合計)」
VPSサービスを検討するにあたり、最低利用期間だけお試しして契約する場合、解約の手続きは、一般的に解約希望月の「前月」までに申請する必要があります。
ホスティング業者と契約する際には、最低利用期間と解約金の詳細、また解約方法について、必ず事前に確認しましょう。
サーバーのOSを確認
VPSに利用される「OS(Operating System)」には、大きく分けて「Linux」と「Windows」の2種類が存在します。
OSの特徴はそれぞれ異なるため、以下を参考にして、利用目的に合ったサーバーサービスを選びましょう。
【Linux】
- 「CUI」での操作が一般的で、コマンドラインで全ての操作が可能
- オープンソースコミュニティから無償でダウンロード(利用)可能
- グラフィカルな「GUI」を必要としないため低スペックでもOK
【Windows】
- 画像やアイコンで表現する「GUI」が採用されているため直感的な操作が可能
- 世界的企業「Microsoft」が開発/販売しておりサポートが充実している
- 一般的に使用されている「Windows」と同様の操作で使用可能
コストパフォーマンスを確認
VPSサービスを提供するホスティング業者は近年、激しい価格競争を繰り広げており、月額数百円から利用できるプランまで登場しています。
低価格でありながら、スペックも良いプランも多いため、サービスを選ぶ際には、月額料金、初期費用、リソース(CPU/メモリ)、各社の強み(特徴)など、総合的に鑑みる必要があります。
一定期間、無料でサービスを利用できる「お試しプラン」を提供している業者もあるので、本契約を結ぶ前に試してみると良いでしょう。
コントロールパネルの操作性を確認
VPSサービスは契約後、自社(個人)でサーバーの環境を構築する必要があるため、コントロールパネルの操作性は、必ず事前にチェックしましょう。
サーバーのコントロールパネル(管理画面)は、直感的に操作が可能なのか、初心者でもわかりやすい構造になっているのかなど、これらの要素は作業効率と開発スピードに大きく影響します。
契約してから扱えなかったでは遅いので、無駄な契約とならないためにも、徹底して操作性を確認しましょう。
スケールアップ・スケールダウンを確認
ウェブサイトを運営するにあたって、契約するホスティング業者が「スケールアップ」と「スケールダウン」に対応しているか否かは、必ず確認を行うべき項目のひとつです。
- スケールアップ:現行プランから高性能プランへ変更する
- スケールダウン:現行プランから性能の低いプランへ変更する
スケールアップ/ダウンに対応していないと、現状のVPSサービスを一度解約した後、新たに契約を結び直す必要があり、解約違約金と再契約費用が掛かってしまいます。
オーバースペックや低スペックに陥った場合でも、スケールアップ/ダウンに対応している業者と契約を結んでおくことで、上記の無駄な出費を抑えることが可能です。
VPSおすすめサービス7選
ここからは、厳選したおすすめVPSサービスの特徴や料金プランなどについて、項目を分けて詳しくご紹介していきます。
ABLENET
回線速度の早さとデータ転送量無制限が特徴の「ABLENET(エイブルネット)」は、2022年に創立24年目を迎える、実績のあるホスティングサービス業者です。
回線速度は「200Mbps」で他社と比べて倍近い速度を誇っている他、データ転送量も無制限のため、大量のデータを長時間に渡って扱う用途に適しています。
またその他の強みとして、日本語対応コントロールパネル、独自ドメイン型共有SSL、マルチドメイン対応などが挙げられます。
さくらのVPS
2010年からVPSサービスを展開している「さくらのVPS」は、通信の安定性と信頼性に強みを持つ、運用実績が豊富なホスティングサービス業者です。
国内で運用されるデータセンターでは、専門の技術者が24時間365日常駐しており、サーバーの状況を常に見守る、万全の監視体制が整えられています。
また、各サーバーのリソースとOSが独立しているため、セキュリティー面にも優れており、安定した運用を求められる企業にも適したサーバーになっています。
サービス規模に合わせてスケールアップ/ダウンが可能なので、これからサービスの拡大をしていきたいと考えている場合でも、安心できる環境が整っています。
ConoHa VPS
大手インターネット関連事業会社GMOインターネット㈱が展開する「ConoHa VPS」は圧倒的な使い勝手の良さとパフォーマンスの高さが特徴で、国内トップシェアを誇っています。
3ステップ(25秒)でサーバー環境が構築できるお手軽さや、直感的に操作できるコントロールパネルなど、VPS初心者にも優しい、わかりやすいサービスになっています。
ConoHa VPSの料金体制は定額制で、利用期間が一ヶ月に満たない場合は、「時間課金制」に自動的に切り替わります。
また、データ転送量に対する課金なく、従量課金による追加コストも発生しないため、スポット利用からしっかりと利用する方まで、ニーズに沿った使い方ができます。
CloudCore VPS
auでお馴染みのKDDIが提供するレンタルサーバー「CloudCore VPS」は、使いやすいコントロールパネルとKDDIグループとしてのサービス品質を売りにしています。
CloudCore VPSはウェブサービスの開発と運用のために提供されている背景があり、開発者支援制度という、サービスの無償提供や技術勉強会の開催など、開発者向けのVPSサービスと言えます。
ネットワーク転送量無制限かつ、トラフィックが増えても料金は定額なので、ウェブサービスの開発と運営に安心して取り組める環境が整っています。
お名前.com VPS
「お名前.com VPS」とは、ドメイン取得サービスでお馴染みのお名前ドットコムが運営しているVPSサービスです。
プランは低価格かつ、高スペックなプランが多く、コストパフォーマンスに優れている他、技術的な質問に対して24時間365日のサポート体制を敷いており、料金面とサポート面、どちらにも満足できるサービスです。
また、その他の強みとして、オンライン申込で最短10分で利用開始できるお手軽さとシンプルで使いやすいコントロールパネル、ドメイン取得などの関連サービスもまとめて利用できるなど、便利な機能やサービスが豊富に揃っています。
ウェブARENA Indigo
大手電気通信会社、日本電信電話(通称NTT)が運営する「ウェブARENA Indigo」は、国内トップクラスの安さと回線速度のパフォーマンスが高いことが特徴です。
ウェブARENA Indigoの料金体制は、利用した期間だけ料金が発生する「従量課金方式」ですが、料金(月額)は上限が設けられているため、安心して利用することができます。
最大で1Gbpsの回線速度かつ転送量無制限なので、大量のデータを送受信する用途に適したサービスです。
また、24時間365日ウェブサイトの可用性を監視して、万が一トラブルが発生しても、即座に検知して問題を通知してくれる、信頼性の高さも売りです。
ServersMan @ VPS
初期費用0円、月額385円から利用できる「ServersMan @ VPS」は、圧倒的な安さとWordPressの環境構築が簡単にできることが魅力のVPSサービスです。
ServersMan@VPSには、WordPressのブログセットが用意されており、ブログ運営を始めたい場合、最短10分で環境を構築することができます。
また、サーバーの利用状況に合わせてプラン変更できる、スケールアップに対応しているため、将来的にブログの規模が大きくなっても安心して利用することができます。
お試し期間も用意されているので、自社(個人)の利用に適しているか、しっかり確認できる点も魅力です。
【希望別】おすすめVPSサービス
ここからは、VPSサービス選びに悩んでいる方へ向けた、希望目的別のおすすめVPSサービスをピックアップして、項目を分けて詳しくご紹介していきます。
コスパで選ぶ
VPSサービスをコストパフォーマンスで選ぶなら、「ウェブARENA Indigo」または「ServersMan@VPS」をおすすめします。
「ウェブARENA Indigo」と「ServersMan@VPS」の最低月額料金は、以下の通りです。
- ウェブARENA Indigo:月額297円(税込)
- ServersMan@VPS:月額385円(税込)
月額料金はどちらも殆ど変わりませんが、スペック(容量/CPU/メモリ)を考慮すると、「ウェブARENA Indigo」に軍配が上がります。
使いやすさで選ぶ
VPSサービスを使いやすさで選ぶなら、誰でも使いやすいように設計されたコントロールパネルがある「ConoHa VPS」がおすすめです。
初心者でも直感的に操作できるコントロールパネルに加えて、3ステップの環境設定、無償提供のOS、アプリケーションテンプレートなど、知識が無い方でも安心して構築できる機能が揃っています。
「VPS割引チケット」や「抽選で豪華景品プレゼント」などキャンペーンが豊富な点も魅力です。
安全性と信頼性で選ぶ
VPSサービスの安全性と信頼性を優先して選ぶなら、「さくらのVPS」をおすすめします。
2010年からVPSサービスを展開している「さくらのVPS」は、VPSホスティング業界で比較的長い歴史と実績がある業者で、データセンターには24時間365日技術者が常駐しているなど、トラブルにも迅速に対応できる体制が整っており、安全性と信頼性が非常に高いサービスです。
2022年までに7万件を超える利用実績があるので、安定したサーバー運営を求める場合には、「さくらのVPS」を利用しましょう。
パフォーマンスで選ぶ
VPSサービスをパフォーマンスや安定性で選ぶなら、数々のデベロッパーグループや企業のシステム開発に選ばれている「CloudCore VPS」をおすすめします。
KDDIグループが展開する「CloudCore VPS」は、ウェブサービス開発者向けに提供されているサービスで、スタンダードなスペックのサービスから、ハイスペックの上位プランまで、幅広く用意されていることが特徴です。
エンジニアを対象とした開発支援制度が充実しており、一定の条件を満たすことで、サービスの無償提供や勉強会への参加など、様々なサポートを受けることができます。
【目的別】おすすめVPSサービス
ここからは、利用目的別のおすすめVPSサービスを厳選して、項目を分けて詳しくご紹介していきます。
WordPressサイトを利用する
VPSサーバーを利用して、WordPressで構築されたウェブサイトの運営したい場合は、「ConoHa VPS」または「さくらのVPS」をおすすめします。
「ConoHa VPS」と「さくらのVPS」は、WordPressで構築されたウェブサイトを高速表示させる「KUSANAGI」のイメージが用意されており、VPSの環境構築後、すぐに「KUSANAGI」を利用することができます。
ただし、「KUSANAGI」の稼働はサーバーメモリ4GB以上が推奨されているため、契約する際にはメモリ容量に注意しましょう。
ゲームサーバーとして利用する
VPSサーバーをゲームサーバーとして利用したい場合、「ConoHa VPS」、または、「さくらのVPS」をおすすめします。
「ConoHa VPS」と「さくらのVPS」は、マルチサーバーのテンプレートを複数用意しているため、普段であれば大変な環境構築が非常に簡単にできます。
また、「ConoHa VPS」にはMinecraft(マインクラフト)の専用テンプレートがあり、VPSを追加すると同時に、マルチサーバーの構築が自動で完了します。
FX自動売買トレードに利用する
MT4 (MetaTrader4)を利用したFX自動売買トレードをしたい場合、「ABLENET」または「お名前.com VPS」をおすすめします。
「ABLENET」は、回線速度が早く、データ転送量も無制限なので、長時間データを送受信するFX自動売買に適しています。
「お名前.com VPS」は、高性能サーバーで圧倒的な回線速度を実現した、FX専用VPSプランが用意されています。
どちらのサーバーにするか迷った場合には、「ABLENET」の10日間無料お試し期間を活用して、使い勝手を確認すると良いでしょう。
システム・アプリケーションを開発する
VPSサーバーを利用して、アプリケーションやソフトウェアの開発を行いたい場合には、安全性と信頼性の高い「さくらのVPS」、または、開発の高負荷でも難なく耐えられるサーバースペックを持つ「CloudCore VPS」をおすすめします。
開発の規模がそれ程大きくない場合は、「ConoHa VPS」でも問題なく開発環境を構築できます。
「Heroku」や「Firebase」などの無料で利用できる開発プラットフォームもありますが、サービスが伸びて負荷が増えると有料コースに切り替わるサービスが殆どなので、長期的に見た場合、VPSサービスの利用がランニングコストは低い傾向にあります。
まとめ
今回は、知っておきたいVPSサービスの選び方や希望/目的別のおすすめVPSサービスのご紹介、また各VPSサービスの特徴と料金プランなどについて、詳しくご紹介しました。
VPSには特徴の異なる様々なサービスが存在しているため、初めて利用される方はとても迷われると思います。
どのサービスが良いのかわからない場合は、どの様な目的で使用したいのか、また想定されるサービスの規模について洗い出すことで、利用目的に適したVPSが見えてきます。
最後に今回紹介した、希望/目的別におすすめするVPSサービスを一覧にまとめましたので、ぜひ、お役立てください。
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「お名前.com」は、国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。
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