Googleビジネスプロフィールの業種別活用法|飲食店・個人事業主・フリーランス・BtoBの使い分け

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「Googleビジネスプロフィールを登録したものの、自分の業種では何を入力すればいいのか分からない」という声をよく聞きます。

解説記事は飲食店を例にしたものが多く、店舗を持たない事業者や法人向けの事業では、そのまま当てはまらないからです。

結論から言えば、業種によって使える機能が変わるわけではありません。変わるのはどの項目を最優先で埋めるか、どこから先を公式サイトに任せるかの線引きです。

本記事では5つの事業形態について、Googleビジネスプロフィール側で埋めるべき項目と、公式サイト側に置くべき情報を順に整理します。

  • 機能は共通、優先順位が違う — 業種別の専用機能があるわけではなく、埋める順番と力の入れどころが変わる
  • 飲食店はメニューと写真が勝負 — 店選びの判断が写真で終わるため、情報量がそのまま来店数に効く
  • 個人事業主は住所の扱いが先 — 自宅兼事務所なら住所を非公開にして提供地域で登録する道がある
  • BtoBは集客より情報の正確さ — 社名で検索された時に正しい情報が出るかが取引先の判断材料になる
  • 比較される業種は受け皿が必須 — 料金や実績が判断材料になる業種では公式サイトが不足分を埋める

業種や事業形態でGoogleビジネスプロフィールの使い方はどう変わるのか?

Googleビジネスプロフィールは業種ごとに機能が変わるのではなく、最優先で埋める項目と公式サイトに任せる範囲が変わります。

カテゴリを選べば一部の入力欄が増減しますが、根本的な違いはそこではありません。来店前に決まることが多いか、比較されてから選ばれるかで、力の入れどころが分かれます。

5つの事業形態について、整理すると次のようになります。

事業形態 プロフィールで最優先に埋める項目 公式サイトが受け皿になる情報
飲食店・小売
(店舗型)
写真/メニューまたは商品/営業時間/属性(テイクアウト等) こだわりや仕入れの背景/コース内容/宴会・貸切の条件
予約型サービス
(美容室・整骨院・クリニック)
予約リンク/サービス(施術)一覧/スタッフの写真 料金表の全体/施術や診療の方針/資格・経歴/症例や実績
個人事業主・フリーランス
(自宅兼事務所・無店舗)
住所の公開可否の判断/サービス提供地域/電話番号 実績/対応範囲/料金の考え方/本人のプロフィール
BtoB・法人
(オフィス)
正式な社名/カテゴリ/オーナー確認/外観と社内の写真 事業内容/会社概要/導入事例/採用情報/問い合わせ窓口
教室・不動産など
(比較検討型)
写真/営業時間/口コミへの返信 コース・物件の一覧/費用の内訳/よくある質問/お知らせ

表の右列が長い事業形態ほど、Googleビジネスプロフィールだけでは情報が足りません。この偏りが、業種ごとの打ち手の差になります。

飲食店はどこに力を入れるべきか?

飲食店は写真とメニューが最優先です。店選びの判断が画面の中でほぼ終わるため、情報量がそのまま来店数に表れます。

Googleビジネスプロフィールで飲食店が使える欄は多く、埋めていない欄があるとそれだけで比較から外れます。優先度の高い順に並べると次のようになります。

  • 外観・内観・料理の写真 — 入りやすさと客層が伝わる。料理は看板メニューから順に追加する
  • メニューと価格の登録 — 価格帯が分からない店は候補から落ちる。主要品目だけでも入れる
  • 営業時間と臨時休業 — 祝日や年末年始の未反映は、来店者の不満として口コミに返ってくる
  • 属性(テイクアウト・個室等) — 条件で絞り込む使い方に対応でき、目的来店を取りこぼさない
  • 投稿での短い告知 — 季節メニューや臨時の案内を、営業時間とは別枠で伝えられる

注意したいのは投稿が流れていく情報だという点です。昨日のおすすめは伝わりますが、通年のコース内容や宴会の条件は蓄積されません。

また、料理写真は利用者からも投稿されます。自店の写真が少ないと、第三者の写真が店の印象を決めてしまいます。

通年の情報を置く場所が必要になったら、飲食店・カフェのホームページ制作で費用感と進め方を確認できます。

美容室や整骨院などの予約型サービスは何を優先すべきか?

予約型のサービス業は、予約リンクとサービス一覧が最優先です。電話だけに頼ると営業時間外の問い合わせを取りこぼします。

この業態の読者が最初にやるべきことは明確です。Googleビジネスプロフィールの予約ボタンから、自分の予約ページへ直接つなぐ導線を作ることです。

指名で選ばれる業種ほど、プロフィール外の情報が効く

美容室・整骨院・サロンのように担当者で選ばれる業種では、判断材料が料金以外にも広がります。

  • 施術メニューと所要時間 … サービス欄に入れられるが、組み合わせや指名料の条件までは書き切れない
  • スタッフの経歴や得意分野 … 写真は載せられるが、担当者ごとの紹介ページは持てない
  • 施術例・症例の蓄積 … 投稿では流れてしまい、過去の実績として参照されにくい
  • キャンセルや遅刻の規定 … 掲載する欄がないため、口頭説明の繰り返しになりやすい

クリニックや歯科のように資格と方針が重視される分野では、この差がさらに大きくなります。診療方針や経歴は信頼の根拠そのものだからです。

医療分野での作り方はクリニック ホームページ作成の低予算ガイドに整理があります。

個人事業主はGoogleビジネスプロフィールに登録できるのか?

登録できます。ただし個人で専門業務を行う場合は、本人が対外的に業務を行い、営業時間内に連絡が取れることが条件です。

Googleのガイドラインでは、個人で開業している事業者もプロフィールを持てると示されています。一方で補助スタッフが自分のプロフィールを持つことはできません。

また、1人の専門家が専門分野ごとに複数のプロフィールを作ることも認められていません。

  • ビジネスプロフィールを掲載できるのは、営業時間内に顧客と直接対応するビジネス
  • 民泊、モデル住宅、アパートの空き部屋などの不動産賃貸物件や販売物件は掲載できない。ただし販売または賃貸業務を行うオフィスはオーナー確認の対象になる

Google「ビジネスの適格性とオーナー権限に関するガイドライン」

自宅兼事務所の住所はどう扱うか

個人事業主でつまずきやすいのが住所です。自宅で開業している場合、住所を公開せずに登録する方法があります。

顧客のいる場所に出向く事業であれば、住所を非公開にしてサービス提供地域で登録する形が選べます。判断の順序は次のとおりです。

  • 顧客が事務所に来るか — 来るなら住所を公開する。来ないなら非公開を検討できる
  • 看板と常駐の有無 — 看板がなく常駐もしない拠点は、店舗として登録できない
  • 出向く範囲が決まっているか — 決まっていればサービス提供地域として登録する
  • 代わりの連絡手段があるか — 住所を伏せる場合は電話番号とサイトの用意が前提になる

個人事業主やフリーランスの受け皿づくりは、個人ホームページの作り方でタイプ別に比較しています。

フリーランスで屋号も店舗もない場合はどうすればよいか?

店舗がなくても登録できます。出張や訪問で仕事をする形であれば、サービス提供地域を設定する非店舗型として扱われます。

Googleビジネスプロフィールをフリーランスが使う場合、必要なのは実在の連絡先と、実際に出向ける範囲の2点です。

ただし次の2つは認められていないため、先に確認しておく必要があります。

  • 郵送先だけを借りた住所 … 実際にサービスを提供していない住所では利用できない
  • 借りているレンタルスペースの住所 … 自分が借主の立場では、その所在地で登録できない

住所を出さない形で登録する手順と、設定できる地域の上限は別記事で詳しく扱っています。

合わせて読みたい

Googleビジネスプロフィールのサービス提供地域の設定方法

Googleビジネスプロフィールのサービス提供地域とは|非店舗型・無店舗・バーチャルオフィス・民泊の登録

BtoB企業にもGoogleビジネスプロフィールは意味があるのか?

意味があります。ただし目的が集客ではなく、社名で検索された時に正しい情報が表示されるかという信頼性の確保に変わります。

BtoBの事業では「地域名+業種」で探されることが少なく、来店も発生しません。それでも取引先候補は必ず社名で検索します。

Googleビジネスプロフィールをbtobの事業で使う価値は、次の4点に整理できます。

  • 表示される情報を自社で確定できる — 未登録だと自動生成された不確かな情報が出たままになる
  • 第三者の変更提案を防ぎやすい — オーナー確認を済ませておけば、意図しない書き換えに気づける
  • 指名検索での表示面積が広がる — 社名検索の結果に自社管理のパネルが出て、説明の機会が増える
  • 採用の判断材料になる — 社内の写真や口コミから職場の雰囲気が伝わり、応募前の不安を減らせる

BtoBの事業で特に効くのは2つ目です。Googleビジネスプロフィールは利用者からの提案で情報が変わることがあり、放置した登録情報は資産ではなくリスクになります。

一方で、事業内容や導入事例といった実際の判断材料は、Googleビジネスプロフィールには収まりません。この部分は会社のサイト側の役割です。

  • ※ Googleビジネスプロフィールを作成できるのは、顧客が訪れることのできる実在の拠点を持つか、顧客のいる場所に出向く事業に限られます。在庫も拠点も持たないオンライン専業は対象外です。

教室や不動産など「比較されてから選ばれる」業種はどうすべきか?

比較検討される業種は、Googleビジネスプロフィールで見つけてもらい、詳しい判断材料は別に用意する前提で設計します。

学習塾・スクール・不動産・リフォームのように、検討期間が長く複数社を並べて比べられる業種では、載せたい情報量がプロフィールの枠を大きく超えます。

読者が知りたいこと プロフィールで伝えられるか
場所・営業時間・雰囲気 伝えられる(写真と基本情報で足りる)
コース構成や物件の一覧 伝えきれない(項目数と文字数に上限がある)
費用の内訳と総額 伝えきれない(料金表を階層で置く欄がない)
過去の実績・合格状況・施工例 伝えきれない(投稿は流れて残らない)
よくある質問への回答 一部は伝えられる(質問数が増えると追いつかない)

この2業種の具体的な進め方は、学習塾 ホームページ制作は依頼と自作どちらが得?と不動産・リフォーム業のホームページ作成でそれぞれ整理しています。

なお教室や不動産は拠点が複数になりやすい業種です。2店舗目以降の管理は次の記事で扱っています。

合わせて読みたい

Googleビジネスプロフィールの複数店舗管理の手順

Googleビジネスプロフィールの複数店舗管理|多店舗展開時の情報設計と更新フロー

業種が違っても共通する落とし穴はどこか?

共通するのはビジネス名への文字の追加、不正確なカテゴリ設定、口コミの放置の3点です。いずれも停止や評価低下につながります。

どの業種でも同じようにつまずく箇所があり、ガイドライン違反は予告なくGoogleビジネスプロフィールが停止されるため最初に把握しておく必要があります。

  • ビジネス名に説明を足す … 「◯◯店【駅徒歩1分】」のような装飾は違反。看板どおりの名称にする
  • 表示を狙ってカテゴリを選ぶ … 業務内容と違うカテゴリは停止理由になる。最も正確なものを選ぶ
  • 口コミを放置する … 評価は自社で操作できない。返信で姿勢を示すのが唯一の手段
  • ウェブサイト欄にSNSを入れる … ガイドライン上、SNSページのURLは指定できない
  • 登録して終わりにする … 利用者の提案で情報が変わることがある。月1回の確認を習慣にする

4点目は見落とされやすい制約です。ウェブサイト欄にはSNSのURLを指定できず、SNSは別の「ソーシャル プロフィール」欄に入れます。

その欄はGoogle「ソーシャル メディアのリンクを管理する」のとおり、7つのサービスに各1リンクまでです。

業種を問わない基本の整え方はGoogleビジネスプロフィールとはにまとめています。

  • ビジネス名は、看板やビジネスレターなどで実際に使用している認知されたブランド名であること
  • 実際のビジネスのウェブサイトとは異なるランディングページにユーザーを送るためのURLは指定できない。これにはソーシャルメディアサイトに作成したページも含まれる

Google「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」

どの業種で公式ホームページが特に必要になるのか?

料金やプランを比較されてから選ばれる業種、資格や実績が判断材料になる業種、予約の着地先が必要な業種です。

逆に言えば、来店前に必要な情報が少なく、鮮度の高い告知が主な業態ならSNSとGoogleビジネスプロフィールで回ることもあります。屋台や期間限定の出店、入荷告知が中心の物販などが該当します。

必要かどうかは業種名ではなく、読者が選ぶまでに何を知りたがるかで決まります。

プロフィール側と公式サイト側の役割分担を図にすると次のようになります。なお図の中では、スペースの都合でGoogleビジネスプロフィールを「GBP」と略して表記しています。

業種・事業形態別に見たGoogleビジネスプロフィールと公式ホームページの役割分担 事業形態ごとに、受け皿が必要になる度合いは変わる GBPだけで回りやすい 公式サイトが必要になりやすい 告知が中心の業態 屋台・期間限定出店 入荷告知の物販 写真と投稿で足りる 飲食店・小売 メニューと写真が主役 通年の情報は収まらない あると取りこぼしが減る 予約型サービス 美容室・整骨院・クリニック 料金表と経歴が必要 予約の着地先が要る 比較検討型 教室・不動産 BtoB・士業 不在が取りこぼしに どの位置でも共通: GBPの「ウェブサイト」欄にSNSのURLは指定できない(ガイドライン) 正しい構成は「ウェブサイト欄=独自ドメインの公式サイト/ソーシャルプロフィール欄=SNS」の併用 ※ 右へ行くほど、選ばれるまでに読者が確認したい情報の量が増える。 ※ 業種名ではなく「比較されてから選ばれるか」で判断する。

図の下段が、業種を問わない前提です。SNSとGoogleビジネスプロフィールは排他ではなく、入力する欄が別なので両方埋めるのが正しい形です。

SNSを続けながら、ウェブサイト欄に入れるURLを別に用意する。これが取りこぼしを減らす最短の整え方になります。

※ 業種ごとのサイト構成や費用の目安は、業種別AIホームページパックでも確認できます(月額2,855円〜)。

  • ※ AIホームページパックの月額2,855円(税込)は、基本料金2,596円(税込)にサービス維持調整費10%を加算した金額です。

受け皿を用意するなら「お名前.com AIホームページパック」も選択肢に

Googleビジネスプロフィールの整備が済むと、次の課題は載せきれない情報の置き場所です。受け皿の用意には3つの方法があります。

制作会社への依頼、自分でツールを使って作る、そして近年の選択肢として、AIが質問への回答からサイトを自動生成する月額制のサービス(AI生成型サブスク)です。

AI生成型サブスクは複数の事業者が提供している制作方式の分類名で、その代表例の一つに、お名前.comのAIホームページパックなどがあります。

  • 制作会社に依頼 … 業種特有の見せ方まで任せられる。初期費用が相応にかかり、公開まで時間が必要
  • 自分でツールを使って作る … 費用を抑えられる。構成・文章・写真をすべて自分で用意する
  • AI生成型サブスク … 質問への回答から自動生成する月額制。ドメインとサーバーが込みの形が多い

それぞれの進め方と費用の考え方は、ホームページ制作の流れと費用で比較しています。

このうち、業種ごとの受け皿を最短で用意する方法としておすすめなのがAIを使ったホームページ作成です。知識やスキルがなくても作成できます。

お名前.comのAIホームページパックなら、公開に必要な独自ドメインとレンタルサーバーもセットで、月額2,855円で利用できます。

質問に答えるだけでAIがページを生成するため、最短10分で公開できます。ウェブサイト欄に入れるURLと、料金表や実績の置き場所が同時に揃います。

最短10分!専門知識ゼロでOK

ホームページ作成はAIにお任せ!

サイト作りに必要な「ドメイン」と「サーバー」もすべてセット。
質問に答えるだけで、AIがあなた専用のサイトを自動生成します。

AIホームページパックの詳細はこちら ›

よくある質問(業種別のGoogleビジネスプロフィール活用 FAQ)

業種ごとの登録可否、カテゴリの選び方、店舗がない場合の扱い、法人での使い方など、迷いやすい8点をまとめました。

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このサイトの編集者
:熊谷 英樹

GMOインターネットグループに20年以上在籍し、広告・Webマーケティング分野で経験を積んできたマーケター。

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