ホームページ作成でやってはいけない21項目!失敗しない作成方法を解説します
ホームページで発生するトラブルには一定のパターンがあり、似たような状況で同じ問題に遭遇している人は少なくありません。
ホームページ作成・運営における「やってはいけない」ことにはどのようなものがあるのでしょうか。
今回はホームページでやってはいけないポイントをステップごとに解説します。
ホームページトラブルの発生源とは?
ホームページの作成と運営において起こりがちなトラブルのパターンは、ほとんど決まっています。
多くの人が似たようなシチュエーションで、同じような問題にハマりがちで、しかもそのほとんどは事前に知っていれば避けられたものばかりです。
ホームページの運営をスムーズに行うには、こうした回避可能なミスをできる限り避けることで、作業の負荷を減らし、コンテンツの作成に集中できる環境を作れるかどうかが鍵となります。
今回の記事では、ホームページの企画・設計、ホームページ構築、レイアウト、コンテンツ、セキュリティ、運用の6つの段階において、やってはいけないポイントをひとつずつ解説していきましょう。
企画・設計でのNGポイント
ホームページの企画、グランドデザインの設計段階においてやってはいけない、避けるべき要素はいくつもあります。
企画と設計に関する主要なNGポイントは、次の3つです。
ターゲット層が不明
ホームページ作成において、どのユーザーをターゲットにするかの決定は極めて重要で、ターゲット層が見えていないと、中途半端なコンセプトのホームページになりがちです。
例えば、若者向けのサービスをアピールするホームページのはずなのに、デザインが地味で、SNSとの連携も弱く、スマホでも見づらい、となるとユーザーのホームページへの誘導が難しく、離脱率も高くなりがちです。
目標設定があいまい
企業の企画としてホームページを運用する場合、ビジネス上の目標が与えられます。
その達成が至上命令となりますが、この目標があいまいだと、ホームページの制作も迷走し、時間と予算を浪費することになります。
どのような媒体であっても、商業メディアである以上、目標がないということはありえません。
必ず目標を設定した上で、そこから逆算した具体的な施策を実施することが重要です。
指標が定められていない
ホームページの明確な成果指標を設定することも重要です。
例えば、ホームページによってサービス契約数を増やすことが目的の場合は、サービス契約数が成果指標、つまりKGI(重要目標達成指標)となります。
このKGIを達成するために、アクセス数を伸ばすなどの改善が必要になり、そこで初めてKPI(重要業績評価指標)の候補が見えてきます。
各要素において成果指標を設定し、その指標を達成するための具体的施策を数値で管理することが重要になります。
ホームページ構築に関するNGポイント
ホームページの作成段階においてプロセスに問題があった場合、リカバリーに少なくない時間と費用を費やすことになるため、ここでのミスは特に要警戒です。
大きなNGポイントとなる、やってはいけないこととしては次のようなものが挙げられるでしょう。
制作会社に作業を丸投げする
ホームページを新たに作成する場合、自社内で制作する場合と制作会社などに開発を委託する場合がありますが、後者を選ぶ場合は作成を丸投げしてはなりません。
ホームページの完成図を事前に共有し、要望を細かく伝えた上で、作業の進捗状況も必ずフォローしてください。
同じビジョンのもとで開発を進めないと、イメージと違うホームページが完成したり、想定以上に費用が高くなったりする場合があるので注意してください。
用途にふさわしくないツールを使う
中小企業が自社内でホームページ開発を行う場合、ホームページ作成ソフトを使うことがあります。
専門的なスキルや知識がなくてもホームページを作成できて、費用もリーズナブルなのが魅力です。
しかし、中には個人サイトでの用途しか想定していないものもあり、コーポレートサイトにはそぐわない画像素材やテンプレートが用意されていることがあります。
どう見ても会社のホームページらしくないデザインになる場合があるので注意しましょう。
モバイル対応しない
現在ではスマートフォンでホームページを見ることが当たり前となっています。
実際にアクセス解析ツールの数字を見ても、スマホからのアクセスが7割以上を占めるのが、今日の平均的なインターネットの状況である以上、モバイルへの対応は軽視すべきではありません。
Googleは2018年よりMFI(モバイルファーストインデックス)を導入していて、モバイルフレンドリーでないホームページは、Googleでの検索順位が下がる可能性があります。
モバイル版ホームページはパソコン版と同等か、それ以上に作り込むべきでしょう。
レイアウトにまつわるNGポイント
ホームページのレイアウトの設定では、ユーザーがホームページの内容を快適に受け取れるかについて留意する必要があります。
ここでの「やってはいけない」NGポイントは以下の通りです。
読みにくい文字サイズ
老眼の高齢者や、視力の弱い人でも快適に読める文字サイズを選択しましょう。
一般的には、基本のフォントサイズは16px、行の高さは1.2emが見やすい文字の目安で、背景色と文字色のコントラストを大きくすることも重要です。
視認性の低い文字は拡大表示を強いることになり、レイアウトが崩れる可能性もあるので注意しましょう。
リンク先がわかりにくいリンクテキスト
ホームページでは、テキストにハイパーリンクを埋め込むことがありますが、そのテキストはリンク先のページの情報を適切に伝えていなければなりません。
例えば「こちら」というテキストにリンクを設定すると、どのページに飛ばされるのか分からず、利用者に不安感を与えます。
アクセシビリティを考えて、ページのタイトルや内容について記述したテキストにハイパーリンクを設定しましょう。
レスポンシブデザインに対応していない
レスポンシブデザインとは、スマートフォンやタブレットなどのデバイスの画面サイズに応じて、自動的に表示方法が切り替わるデザインのことを指します。
例えば、スマホの画面はパソコンのディスプレイの数分の1しかありませんが、レスポンシブデザインではホームページを折りたたんで縦方向に配列し直すことで、レイアウトを崩すことなく、コンテンツを表示できます。
今日のホームページはほとんどがレスポンシブデザインに対応しているので、未対応の場合、初見の段階で見づらいと思われて早々に離脱される可能性があります。
不正なリダイレクト
ホームページにアクセスしたユーザーを、最初にリクエストしたURLとは別のURLに自動的に移動させる処理を、リダイレクトと呼びます。
ページのURLを変更した場合などに利用される設定で、リダイレクト自体は問題のある処理ではありません。
しかし、まったく関連のないページにリダイレクトさせた場合、Googleの検索順位の評価においてマイナスとなる可能性があるので、基本的には行わないようにしましょう。
コンテンツに関するNGポイント
コンテンツ関連のトラブルで多いのが対外的なルール違反で、特に著作権や肖像権の違反は、法的な問題だけに慎重に対策する必要があります。
コンテンツに関する注意点として「やってはいけない」項目として以下が挙げられます。
誹謗中傷や個人情報の掲載
特定の個人を攻撃するような内容や個人情報をホームページに掲載するのは厳禁です。
本人が見ている、見ていないに関わらず、誹謗中傷や個人を特定できる情報の掲載などはしないようにしてください。
実際に、誹謗中傷を受けた芸能人や著名人がネットユーザーを相手取って訴訟を起こすケースが増加しています。
パブリシティ権を侵害する
有名人の名前や肖像を無断で利用することは、パブリシティ権の侵害に該当するケースがあります。
例えば、有名人の名前を使用して商品の販売促進を行うなどの行為は禁止されています。
その商品を有名人が使っていたとしても、不用意に名前を出すのは控えましょう。
他サイトのコピー
他人の表現の一部を自分のホームページに掲載することは、引用の範囲内であれば法的に認められています。
しかし、他人の著作やサイトの内容を、あたかも自分のコンテンツであるかのようにホームページに掲載するのは、著作権法違反となる可能性が高いので注意してください。
検索エンジンの評価にも悪影響を及ぼすので、コピペによるコンテンツ作成は絶対にやめましょう。
薬機法に反する内容
医薬品や化粧品などをホームページで紹介する場合は、薬機法に準拠した記述でなければなりません。
薬機法では、名称や製造方法、効能、効果、性能について、虚偽または誇大な記事の掲載は禁止されています。
また、医療関係者の保証を得ていると誤解されやすいコンテンツの掲載も禁止です。
セキュリティに関してのNGポイント
ホームページ運用時に最優先で注意すべきポイントは、セキュリティ問題です。
セキュリティが甘いと、自分のホームページが被害を被るだけでなく、周囲にも迷惑をかけることになります。
次に取り上げる、「やってはいけない」要素については、しっかりと対策を施してください。
サーバーのセキュリティ対策が脆弱
セキュリティ対策の甘いサーバーを使用していると、サイバー攻撃の被害を受けるリスクが高まります。
ユーザーの個人情報などが流出したり、マルウェアに感染したり、他サーバーの攻撃の踏み台に使われたりすると、多方面に大きな迷惑をかけることになるので、セキュリティ対策に自信がない場合は、専用サーバーやVPSの運用は避けるようにしましょう。
SSLに対応していない
SSLとは、インターネット上でやりとりする通信情報を暗号化する技術のことを指します。
SSLに未対応のホームページでは、個人情報流出などのリスクが高くなり、Googleの検索順位の評価にも響きます。
未対応の場合は早急に対応を検討すべきでしょう。
不適切なパスワードの使用
CMSを利用したホームページの場合、管理画面へのログインを日常的に行うことになりますが、シンプルなパスワードを利用していると、ブルートフォースアタックなどで不正ログインされるリスクがあります。
もしホームページが乗っ取られると、コンテンツを勝手に書き換えられたり、他のサーバーを攻撃する際の踏み台に使われたりする可能性があります。
容易には突破できない複雑なパスワードを設定してください。
運用段階でのNGポイント
最後は、ホームページの運営のプロセスにおける「やってはいけない」NGポイントです。
ホームページ運用での注意点としては、次の3つが挙げられます。
コンテンツを更新しない
ホームページは、立ち上げたらそれで終わりではなく、掲載しているコンテンツは常に最新の情報にアップデートする必要があります。
例えば、商品を紹介するページで価格が改定されているにも関わらず古い価格のままだと、ユーザーに不信感を持たれる可能性があります。
コンテンツは常に最新の情報に更新するようにしてください。
問い合わせを無視する
問い合わせフォームからの連絡は、適切に対応することが重要です。
問い合わせがあったのに反応しないと、大切な顧客を失う可能性があるだけでなく、そのことをレビューサイトや掲示板で言いふらされて、悪い評判が広がる可能性があります。
問い合わせがあったのに気づかなかったということがないように、通知が届くように設定しているメールアカウントはしっかり管理しておきましょう。
アクセス解析を行わない
ホームページのアクセス解析は、どんな属性のユーザーがサイトにアクセスしたかなどの情報を把握するための重要な機能です。
この情報を基準にコンテンツの方向性を決めたり、レイアウトを見直したりするなどの改善を図ることが可能です。
アクセス解析を行わないと、ホームページの問題や課題に気付かないまま運営を続けることになるので、定期的に解析結果をチェックした上で改善を図ってください。
まとめ
今回は、ホームページの企画から運営までの過程で「やってはいけない」ことを紹介しました。
ホームページ作成においてやってはいけないことというのは、実は思っているよりも数多くあるものです。
インターネットを長く使っていれば直感的に分かることも少なくありませんが、中には重大な機会損失をもたらすものや、法的な問題となる項目もあるので注意が必要です。
今回紹介した、NGポイントに気を付けながら、安心安全なホームページを作成・運用を心がけましょう。
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