ホームページが検索結果に出てこない原因と対処法を徹底解説!
せっかくホームページを公開しても、検索結果に出てこないのでは意味がありません。
ホームページやブログ、ウェブサイトのアクセスの多くは検索エンジン経由なので、検索結果に出てこないなら、そのホームページは存在しないも同然です。
今回の記事では、ホームページが検索結果に出てこない原因と対処法について解説します。
検索エンジンがホームページを登録する仕組み
まずは、検索エンジンがホームページを登録し、検索順位を決定する仕組みについて解説しましょう。
検索エンジンの仕組みは「クロール」「インデックス」「ランキング」の3つに分かれていて、クロールでウェブページを収集し、インデックスで索引を付け、最後にランキングでウェブページの検索順位を決定します。
検索エンジンの仕組みについて理解を深めることは、ホームページが検索結果に出てこない問題への対策や、SEO対策として非常に有効なので、ここでしっかり検索エンジンの仕組みを理解しましょう。
クロールしてページを見つける
検索エンジンにはクローラーと呼ばれるボットがいます。
クローラーはすでにデータベース化されたウェブページから、リンクをたどって巡回(クロール)し、移動先でページの解析を行います。
そして、HTML、テキスト、CSS、画像、JavaScript、PDFなどのファイルを収集し、検索エンジンが扱いやすいデータに変換して結果をデータベースに登録します。
クローラーが巡回に訪れ、これらのファイルを収集しないと、検索エンジンには登録されません。
ホームページを検索エンジンに登録するなら、クロールされやすいウェブサイト作りが重要です。
インデックスでページを登録
検索インデックスとは、検索エンジンのデータベースが持つ索引のことで、「インデックスされる」とは、検索エンジンで索引が作られることを意味します。
インデックスされるとウェブページに登場する語句すべてが登録され、検索結果はインデックス情報をもとに出力されます。
Googleはあらゆるウェブページをインデックスしており、その数は膨大で、Googleで検索キーワードに最適な検索結果が得られるのは、検索インデックスという仕組みのおかげです。
ランキングで表示順位を決定
検索エンジンのランキングは、アルゴリズムによって自動的に決定されます。
アルゴリズムはインデックスされたすべてのウェブページを参照し、さまざまな要素を検討しながらランキングが決定されます。
ランキングの要素は200以上あるとされており、その内容は非公開で、Googleはアップデートによってアルゴリズムを日々改善しているので、検索順位で上位に表示したいなら、アルゴリズムの目的を知ることが必要です。
Googleのアルゴリズムの目的は、ユーザーの検索ニーズに最適なウェブページを表示することなので、検索順位の上位表示を勝ち取りたいなら、良質なコンテンツを作ることが近道です。
ホームページが検索エンジンに登録されているかどうかチェック
ホームページが、検索エンジンに登録されているか調べる方法を解説します。
Googleサーチコンソールでチェック
Googleサーチコンソールとは、ホームページの表示回数、クリック数、クリック率、平均掲載順位などを計測するツールで、SEO対策を行う上でGoogleサーチコンソールは不可欠なツールです。
ホームページがインデックスされているかどうか確認するためには、Googleサーチコンソール最上部の検索窓にURLを入力しましょう。
ホームページがインデックスされている場合は「URLはGoogleに登録されています」と表示、インデックスされていない場合は「URLがGoogleに登録されていません」と表示されます。
「site:URL」で検索
Googleでは「site:URL」コマンドで、ホームページがインデックスされているかどうか確認できます。
「site:URL」のURL部分には、実際のウェブページのURLを入力すると、そのホームページでインデックスされているページがすべて表示されるため、おおよそのインデックス数を調べることが可能です。
ただし、ディレクトリを入力するとディレクトリ以下がすべて表示されたり、URLパラメータ付きの場合はパラメータが考慮されなかったりしますので注意しましょう。
ホームページが検索エンジンに出てこない原因と対処法
ホームページが検索エンジンに出てこない原因と対処法について解説しますので、適切に対処して、ホームページを検索エンジンに表示させましょう。
公開して間もない
ホームページやウェブページは、クロールされることで検索エンジンに認識されます。
ホームページを公開して間もない場合は、クローラーがまだホームページをクロールしていないのかもしれません。
ホームページを認識させるには、Googleサーチコンソールへの登録が近道、Googleサーチコンソールに登録し、URLをインデックスさせましょう。
加えて、Googleサーチコンソールへ、サイトマップの登録も行ってください。
noindexタグの使用
ウェブページやホームページにnoindexタグを使っていると、検索エンジンにインデックスされません。
noindexタグとは、検索エンジンへのインデックスを拒否するタグで、コンテンツ量の少ないウェブページや、テスト中のコンテンツなどに使用します。
例えば、まだコンテンツが揃っていない開発中のホームページにnoindexタグを付け、検索エンジンに表示されないようにします。
開発中に設定したnoindexタグを公開後に外し忘れていないか確認してみましょう。
robots.txtの設定
robots.txtとは、検索エンジンのクローラーに対して、ホームページのどのURLにアクセスしてよいかを伝える仕組みです。
WordPressの場合、ホームページのフロント部分へのアクセスは許可しますが、「/wp-admin/」以下の管理画面へのアクセスは許可しません。
robots.txtの設定によって、クローラーの振る舞いに影響を与えることができ、逆にrobots.txtの設定が不適切だと、クローラーがホームページを巡回できません。
ホームページがなかなか登録されない場合、robots.txtの設定を見直してみましょう。
Googleのペナルティ
Googleが公開しているガイドラインに違反していると、ペナルティを科せられることがあります。
ペナルティが科せられると検索順位が下落したり、検索結果に表示されなくなったりすることがあります。
Googleペナルティは「低品質なコンテンツを抱えている」「不自然なリンクが貼られている」といった理由で科せられます。
「自動生成されたページ」「内容の薄いアフィリエイトページ」「無断転載されたコンテンツ」などが低品質なコンテンツです。
「商取引で得たリンク」「リンク目的で作られたウェブサイトからのリンク」「内容の薄いアフィリエイトサイトからのリンク」などが不自然なリンクに当てはまります。
Googleペナルティは、Googleサーチコンソールから確認ができるので、警告が届いた場合は、速やかに解決するようにしましょう。
順位が低すぎて表示されていないように見える
検索順位が低すぎると、ホームページが検索に出てきません。
多くの検索順位チェックツールは100位までしかチェックできないため、検索順位が低すぎて100位以下になっていると表示されないように見えます。
ちなみに検索順位が上がらない原因は、Googleから良質なコンテンツとみなされていないからです。
適切なSEO対策を行い、検索順位を上げることに注力しましょう。
検索結果に表示されたらSEOで表示順位アップ!
検索結果に表示されるようになったら、次のようなSEOを行って検索順位をアップしましょう。
キーワードの選定
コンテンツを作る上で、キーワードの選定は必須です。
検索エンジンを利用するユーザーは、何らかの疑問や問題を解決するために検索し、
その疑問や問題は、検索キーワードに変換され、これらの疑問や問題を解決するコンテンツを、Googleは上位に表示します。
どのようなキーワードが検索されているのか調べるためには、関連キーワードツールである「ラッコキーワード」と、Googleの「キーワードプランナー」が最適です。
ラッコキーワードでキーワード群を見つけ、キーワードプランナーで検索ボリュームをチェックしましょう。
検索ニーズの調査
検索ニーズとは、そのキーワードを検索しているユーザーが知りたいことで、キーワードで検索するユーザーは、何らかの問題や疑問を解決するために検索しています。
たとえば、「料理 上手くなりたい」と検索する人の検索ニーズは、料理が上手くなる方法で、どのようなキーワードにも検索ニーズが存在します。
検索ニーズを適切に把握することは、検索エンジンで上位表示を実現する近道なので、検索ニーズは「Yahoo!知恵袋」やTwitter、関連キーワード、検索結果上位のコンテンツなどから推測しましょう。
特に、検索結果上位のコンテンツの分析は必須で、検索上位のコンテンツの見出しを分析するだけでも、検索ニーズをかなり正確に読み取れます。
ユーザーの悩みを解決するコンテンツ
検索ニーズを正確に読み取って、ユーザーの悩みを解決するコンテンツを作ることが、検索エンジンで上位表示するための近道です。
ユーザーの悩みを解決するためには、検索ニーズの正確な調査とともに、悩みを解決するだけの情報量や具体的な提案が必要です。
ユーザーが求める情報にプラスアルファして、オリジナリティのある情報を提供しましょう。
内部リンクと関連記事
内部リンク施策はSEO対策として非常に重要です。
内部リンクとはホームページ内のウェブページ同士をつなぐリンクのことで、パンくずリストや関連記事、記事の紹介などが内部リンクになります。
内部リンクを適切に渡すことで、クローラーの巡回を促せるほか、ウェブページ同士の関連度が高くなり、検索エンジンからの評価アップにつながることもあります。
また、関連記事ではユーザーがほかのウェブページも巡回するため、滞在時間が増えますので、適切な内部リンクを設計し、SEOの効果を高めましょう。
Googleサーチコンソールにサイトマップを送信
サイトマップとは、ホームページ内のウェブページをわかりやすく一覧にしたものです。
サイトマップを自動で生成し、Googleサーチコンソールに登録することで、Googleからコンテンツが発見されやすくなります。
WordPressでホームページやブログを作っているなら、デフォルトでXMLサイトマップが出力可能で、「http://ドメイン名/sitemap.xml」で、サイトマップが表示されます。
WordPressのデフォルトのサイトマップは簡易版なので、より詳細なサイトマップが欲しい人はプラグインの導入を検討してください。
タイトルや見出しにキーワードを入れる
検索エンジンはウェブページのテキストを分析し、インデックスしてランキングしますが、そのテキストの中で特に重要なのがタイトルや見出しなので、タイトルや見出しには必ずキーワードを含めましょう。
加えて、文章はトピックごとに見出しで分けて、見出しだけで記事の概要がわかる構成にしてください。
そうすることで、検索エンジンに適切にコンテンツ内容を伝えられます。
まとめ
今回は、ホームページが検索結果に出てこない原因について解説しました。
検索エンジンがホームページを登録する仕組みは「クロール」「インデックス」「ランキング」の3つで、クローラーがホームページをクロールし、検索インデックスとして索引を付け、アルゴリズムがコンテンツ内容を分析することで、検索順位付けします。
ホームページが検索エンジンに出てこない理由は、「公開して間もない」「noindexタグを利用している」「robots.txtの設定が不適切」「Googleペナルティ」「順位が低すぎる」などです。
検索エンジンに出てこない理由を把握したうえで、その理由にあった適切な対処をして、ホームページを検索エンジンに表示させましょう。
検索エンジンを表示させたら、SEO対策を施して検索順位アップを目指してください。
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