ロゴ作成の基本情報 ロゴ作成までにしっておきたい情報まとめ

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ロゴを作成・運用するための基本情報を、順番に沿って整理したものです。公開の段階では、社名・ドメイン(URL)・メール・SNSハンドルを同じ綴りで統一し、ドメイン運用と整合させることが欠かせません。

まずは検索!ドメインは早い者勝ち

読める最小サイズから決める

ロゴの設計は、造形を詰める前に“読めるサイズ”を先に決めると失敗が減ります。

名刺での使用を前提に高さ6〜7mmを下限とし、横長ロゴは長辺25mm前後を目安にします。

スマートフォンでの表示では、最小48px相当を一つの基準にし、同条件で比較できる縮小プレビューを作成して可読性を確認します。ロゴの周囲にはクリアスペースを定義し、外接矩形の四辺に対して四分の一から二分の一程度の余白を取り、細線は0.2mm未満にしないよう注意します。

色と書体:画面と印刷で同じ印象にする

色は画面用(RGB/HEX)と印刷用(CMYK)の対応表を最初に作ります。濃いベタ面を扱う場合は、K100とリッチブラックの使い分けを方針として明記し、モノクロや代替配色も同時に定義しておくと、媒体が変わっても破綻しません。
書体は、ロゴの公式フォントのライセンス範囲を確認し、文中の社名表記とケース(大文字/小文字)を統一します。テキスト内では英字小文字基調を基本とし、頭字語は固有ルールで例外を管理すると、一貫性が保てます。

納品ファイルとデータ管理の基本

納品ファイルは、ベクターデータ(AI、SVG、EPS、PDF)を中心に、透過PNGの複数サイズを添えます。書体はアウトライン化し、リンク画像は埋め込みにして、環境依存のトラブルを避けます。ガイドラインPDFには、最小サイズ、クリアスペース、色と書体、表記ルール(URLやメールの綴り)を簡潔にまとめます。バージョン管理の方針を最初に決め、ファイル名や配布先を統一しておくと、旧版の混在を防げます。

公開前に整える:同綴りドメインとの整合

ロゴの公開は、表記の整合とセットで進めます。社名・ドメイン(URL)・メール・SNSハンドルは同じ綴りで統一することが重要です。

人気のTLD.comが取れない”場合でも、.jpなど他のTLDでの取得可否を確認してみましょう。

進め方:設計 → 検証 → 公開

はじめに最小サイズと余白、色と書体、ファイル仕様を“1枚ガイド”として決めます。次に、名刺原寸とスマホ画面の縮小プレビューで視認性を検証し、細部の調整を行います。最後に、同綴りドメインと表記ルールの整合を確認し、コーポレートサイト、名刺、メール署名、SNSへ同時に展開します。

よくあるつまずきと回避策

造形を先に決めて最小サイズを後回しにすると、使い始めてから潰れが発生します。印刷前のアウトライン化漏れやRGB画像の混在も定番の事故です。運用では、wwwの有無や大小文字の不一致が名刺とWebで起こりがちです。公開前の最終点検で、サイズ、余白、色、表記、ドメイン運用の5点を確認しましょう。

まとめ

ロゴ作成の基本は、読める最小サイズと余白を先に決め、色と書体を“1枚ガイド”に落とし、ベクターデータ中心の納品仕様で再現性を担保することです。公開時は、同綴りのドメインと表記ルールを揃え、名刺・Web・メール・SNSを一斉に更新すると、全接点で同じ見え方になります。

まずは検索!ドメインは早い者勝ち

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このサイトのライター
逢坂 秀範

ウェブメディアやメールマガジンのコンテンツ制作のプロ。
豊富な経験と知識でwebの作成や運用、用語などを分かりやすく解説します!

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