【プラグインで簡単】WordPressに設置できる予約システム9選
顧客からの予約受付が必要なビジネスでは、電話やメールでの対応が重い負担になりがちです。
そこで導入したいのが、自社サイトへの予約システムです。
WordPressで構築したサイトなら、プラグインのインストールによって簡単に予約システムを導入できます。
今回は、WordPressに予約システムを導入する際の注意点と、おすすめプラグイン9選を紹介しましょう。
サイトに予約システムを導入して業務を効率化
WordPressで自社サイトを構築しているなら、予約システムのプラグインを導入して、顧客が自動で予約を行える仕組みを取り入れましょう。
通常、顧客からの予約を受け付けるには、従業員による電話やメールでの対応が必要になりますが、予約システムを導入すれば、予約の連絡対応に人的なリソースを割く必要がなくなり、業務の効率化につながります。
WordPressへの予約システムの導入は、プラグインのインストールと簡単な設定のみで行えます。
予約を自動化できるプラグインには多くの種類があり、プラグインによって機能に違いがあるので、自社の業務フローに適したシステムを導入してみましょう。
WordPressに予約システムを導入するメリット&注意点
ここでは、WordPressに予約システムを導入する3つのメリットと注意点を解説しましょう。
メリット1:予約管理が自動化される
予約システムを導入すると、電話やメールに頼っていた予約を自動化できるので、従業員は予約以外の業務に集中できるようになります。
プラグインによっては予約状況をGoogleカレンダーと同期したり、代金の決済も同時に行えたりするので、予約の関連業務に費やす時間を大幅に少なくできる可能性があります
例えば、Googleカレンダーと同期する予約システムを導入すれば、従業員はいつでもスマホから予約状況を確認できるようになるので、より柔軟な働き方が可能になるでしょう。
メリット2:業種に応じたプラグインで効率化できる
WordPressの予約プラグインには、以下のように各業種に最適化されたものがあります。
- イベント予約
- 宿泊施設の予約
- スクールの予約
- サロン、美容室の予約
イベントに特化したプラグインでは、住所を入力するとマップを表示できる機能により、イベントの開催場所をセットで登録できます。
また、宿泊施設や美容室にとっては、日割り・時間単位の予約システムに対応しているサービスが使いやすいでしょう。
担当者を選べるタイプの予約プラグインは、スクール、パーソナルトレーニングなどに最適です。
メリット3:顧客リストを確保できる
予約システムに登録する際に、顧客がメールアドレス等の個人情報を入力する形にすれば、予約と同時に顧客リストを確保できます。
顧客リストがあれば、メールマガジンを定期的に送付してリピート利用を促進したり、サービスを利用した顧客にアンケートを実施したりするなど、顧客とのコミュニケーションの機会を増やすことで、サービスの品質向上に役立てることができます。
予約システム導入の注意点
予約システム導入はメリットだけではなく、注意点もあります。
これまで予約システムを利用していなかった店舗の場合、予約システムと従来の予約方法との併用により、ダブルブッキングが発生する可能性があります。
従来通りの電話やメールからの予約があった場合、予約システムと予定が重なってないか随時確認する等の指示が必要になるでしょう。
また、予約システム導入の際には、従業員間でシステムの操作方法を共有する必要があります。
従業員の操作方法の理解が十分でないと、入力ミスなどによりトラブルを招く可能性があります。
予約システムの導入直後はヒューマンエラーが発生しやすいので注意して下さい。
WordPress予約システムの活用例
ここでは、具体的な予約システム活用例を3つの場面を例に紹介しましょう。
宿泊・レジャー施設での活用
宿泊施設、レジャー施設等では、カレンダーから日付単位で予約できるタイプのプラグインを導入することで、予約を自動化できます。
時間単位で予約するタイプのプラグインは、宿泊施設などには不向きなのでご注意下さい。
予約時に金額を表示、または決済できるプラグインもあります。
レストラン・美容室での活用
レストランや美容室への予約システムの導入には、時間ごとに予約できるタイプのプラグインを選びます。
プラグインによっては予約と一緒にメニュー、金額、人数などを設定し、その予約状況を随時カレンダーで確認できるようになるので便利です。
美容室の場合は、担当者を選べるタイプのプラグインが適しているでしょう。
イベントでの活用
イベント予約に向いたプラグインでは、場所、時間、金額、イベント概要を設定した上で、簡単に告知ページを作成できます。
例えば、「Event Manager」というプラグインでは、予約をチケット方式で設定します。
毎週ライブの告知をしたいといった用途でも、繰り返し告知機能を活用することで、毎回予約設定をやり直す必要がなくなります。
WordPressに予約システムを設置するプラグイン
ここではWordPressに予約システムを導入できるプラグインを紹介します。
いずれも予約システムを構築するプラグインなので似通っているように見えますが、細部の機能はかなり違っているため、用途によって実用性に大きな差が出ます。
自社の事業内容に合ったプラグインを選ぶようにしましょう。
Booking Package
宿泊施設、美容室、イベントなど幅広い事業形態に対応するプラグインです。
カレンダーで日単位の予約、美容室やエステサロンに適したメニュー選択画面の表示、宿泊施設に適したチェックイン時間の設定など、様々な業種に対応しています。
予約項目を設定したら、投稿にショートコードを埋め込むだけで使用できます。
クーポン機能も含まれていて、無制限で使えるクーポン、ユーザー1人につき1度だけ使えるクーポンを設定できるので、初回限定クーポンの発行も可能です。
無料プランのみでも十分な機能を使えますが、有料プランではさらに便利な機能が追加、ユーザー登録機能が増えるので、顧客がユーザー登録すれば、予約のたびに個人情報を入力し直す手間が省けます。
クレジットカード決済以外にも「PayPal、Stripe、Apple Pay」での決済が可能です。
Salon Booking
美容室、サロンに特化したWordPress予約システムです。
時間単位での予約を設定したい際に適したプラグインで、全体的に美容室やサロンに特化しているため、それ以外の宿泊施設などでの使用は向いていません。
使い方はシンプルで、プラグインをインストールして有効化したら、店舗情報やメニュー情報を入力、後はショートコードを投稿に埋め込む工程のみで完了します。
日時(30分ごと)のカレンダーが表示され、ユーザーは30分ごとの時間単位で予約を入力します。
既に予約されている時間帯は「予約済」と表示されるので、顧客の予約時間が被ってしまう心配はありません。
また、クーポンを追加できる機能もあり、クーポンの利用条件(複数回、一度のみなど)や値段を設定するだけで、すぐに利用を始められます。
WordPress Appointment Booking and Online Scheduling Plugin
ヨガなどのサロン、イベント、またはミーティングのスケジューリングにも利用できるWordPress予約システムで、時間単位(10分ごとなど)で予約を登録できます。
幅広い業種に対応した機能が魅力ですが、その一方で、日本語には対応していない点に注意が必要です。
シンプルな作りで操作は簡単ですが、英語が全く分からない顧客にとっては予約が難しい可能性もあります。
CP Appointment Calendar
事前に時間を指定した上で予約管理ができるプラグインです。
非常にシンプルな構造で使いやすいのですが、高度な設定(価格、時間など)がないので、複雑な予約機能が必要ない方におすすめです。
PayPalと連携した決済に対応し、決済の自動化も可能。
予約や決済完了時の自動返信メールを設定できるので、毎回予約の確認をする必要がありません。
MTS Simple Booking
時間単位での予約に適した予約システムです。
「MTS Simple Booking」には日本語版サイトがあり、操作方法などの日本語による説明があるので、他の海外プラグインと比べて機能を把握しやすいです。
予約のタイプを設定可能で、最大人数などの条件を指定することができます。
MTS Simple Bookingには有料版もあり、オプション機能追加、ユーザー登録機能の追加、お問合せフォーム機能の追加が可能、有料版のオプション機能では、料理のトッピング、トッピング数量、第二希望日等の入力項目が追加されます。
ユーザー登録機能を使えば、リピート顧客が毎回情報を入力する必要がなくなるので、顧客の予約作業が簡単になります。
Online Lesson Booking
「Online Lesson Booking」は、あらかじめ時間を指定するタイプの予約システムです。
名前の通りレッスン形式の業種に適した仕組みで、オンライン英会話のような業種に向いています。
他のプラグインとの違いは、講師が各自でログインして予約管理を行うところです。
PayPal決済、ポイント制度の導入、予約上限数の設定なども可能となっています。
Events Manager
「Event Manager」は、あらかじめチケットを設定した上でイベント告知画面を作成し、予約管理ができるプラグインです。
イベントに特化したプラグインで、設定項目は「イベント名」「場所」「日時」「値段」「予約上限数」などです。
チケットの設定が終わったら、ショートコードを投稿に埋め込みます。
繰り返し設定を使えば、毎週の曜日を指定して繰り返しイベントの管理ができるほか、詳細設定ではイベント会場をGoogleマップで表示させられます。
Modern Event Calendar Lite
「Modern Event Calendar Lite」は、イベント予約に特化したプラグインです。
イベントの開催や終了の日時、イベントの繰り返しなどを設定できます。
細かい設定では演物や登壇者まで指定可能ですが、日本語対応の工程が複雑なのが難点です。
イベントの作成方法はWordPressの投稿作成と似ていて、専用メニューから作成できます。
専用のダッシュボードを表示すると、各イベントを一目で確認できる仕様です。
easy appointments
「easy appointments」では、時間単位で予約設定が可能で、主に飲食店などの施設、マンツーマンレッスン等の予約に適しています。
予約画面では「席のタイプ」「人数」「店舗」「日時」の入力が可能で、同時にメールアドレスや電話番号を入力してもらう項目があります。
プラグインを導入し有効化すると、専用のダッシュボードが表示され、ダッシュボード内の設定から、席数の対応人数、時間単位の指定、料金などの設定が可能です。
まとめ
今回は、WordPressへの予約システム導入のメリットや注意点、予約プラグインについて解説しました。
予約システムのプラグインは、特定の用途に特化したものが多く、導入したい業種との相性を考慮しないと、プラグインの機能と実際の運用との間でミスマッチが起こる可能性があるので注意しましょう。
業種に適した予約システムを導入して、日々の面倒な予約業務から開放されましょう。
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