議事録フォーマットの基本と書き方|必須項目・コピペ用テンプレート・Word/Excelの使い分け・会議別の例
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- 必須の5項目と基本テンプレートがわかる
- Word・Excelの使い分けと作り方がわかる
- 会議別の例と法律の記載事項がわかる
議事録のフォーマットは、日時・出席者・議題・決定事項・ToDoの5項目を必ず入れ、決定事項とToDoを冒頭近くに置くのが基本です。この型を決めておくだけで、書く時間も、読み返したときの分かりやすさも大きく変わります。本記事では、必須項目とコピーして使えるテンプレート、Word・Excel・Googleドキュメントの使い分け、書き方のルール、定例会議・経営会議・取締役会・株主総会・1on1・商談の会議別テンプレート、議事録と議事メモ・発言録の違い、保存期間、AIツールやChatGPTとの併用までを順に解説します。取締役会と株主総会の議事録は法律で記載事項が決まっているため、条文の該当箇所もあわせて紹介します。
あなたの会議に合う議事録の整え方を、2問で診断
Q1. 議事録のフォーマットを整えたいのは、どの会議ですか?
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議事録フォーマットの基本|必須の5項目と、書いたあとの共有まで
議事録フォーマットの基本は、日時・出席者・議題・決定事項・ToDoの5項目を必ず入れ、決定事項とToDoを冒頭近くに置く形です。
- 日時(開催日と開始・終了時刻、場所またはオンラインの別)
- 出席者(氏名と所属。欠席者、司会・記録者も分かるように)
- 議題(アジェンダ。話し合うテーマを番号付きで並べる)
- 決定事項(議題ごとに決まった結論。冒頭近くに置く)
- ToDo(宿題事項。「誰が・何を・いつまでに」を必ずそろえる)
議事録とは、会議で話し合われた内容と決まったことを記録しておく文書です。目的は、出席していない人にも内容を伝える情報共有、実行の確認、後から経緯を確かめる証跡の保存の3つで、読む人の多くは「結局何が決まり、自分は何をすればよいのか」を最初に知りたいと考えています。そのため、決定事項とToDoを議論の詳細より前に置きます。議事録の定義や会社法上の位置づけは、議事録とは?目的・書き方・誰が書くか・会社法の定めを基本から解説で詳しく扱っているため、本記事では実際に使えるフォーマットに絞って進めます。
議事録は、共有とToDoの確認まで終えて役目を果たす
決定事項とToDoの欄があるフォーマットを作っても、書いた議事録が参加者に届き、担当者が着手し、期限までに終わったかを誰かが確認しなければ、議事録は記録で終わってしまいます。議事録をメールに添付して送るだけだと、内容に間違いがないかの確認の返事やToDoの進み具合の報告が個別のメールや会話に散らばり、次の会議で「あの件はどうなりましたか」と聞き直すことになりがちです。議事録の共有とToDoの確認を同じ場所で行う仕組みの一例が、株式会社kubellが提供するChatworkです。商品ページで確認した範囲では、タスクを管理でき、タスクが完了すると自動でチャットに通知されます。ファイルをアップロードして、チャット参加メンバーのみで共有することもできます。一方で、フリープランは閲覧できるのが過去40日分、5,000件までのため、議事録を長く保管する場所にする場合はプランごとの内容を確認する必要があります。なお、Chatworkは議事録を作成・保管するための専用ツールではなく、共有と確認依頼の場です。取締役会や株主総会のように法律で備え置きが定められた議事録は、保存先を別に決めておいてください。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください(商品ページ確認日: 2026年10月16日)。
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出典: Chatwork導入事例 デジタルアスリート株式会社(社員107名、取材2023年10月) https://go.chatwork.com/ja/case/digitalathlete.html
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議事録に入れる項目の詳細と、コピーして使える基本テンプレート
議事録に入れる項目は、会議の種類が変わっても大きくは変わらず、次の9項目をそろえておけばどの会議にも使える基本の型になります。必須の5項目に、議論の要点・保留事項・次回予定・配布資料を加えたものです。
| 項目 | 書く内容 | 書くときのポイント |
|---|---|---|
| 会議名 | 「営業部定例会議」など、何の会議か分かる名称 | 毎回同じ名称にすると検索しやすい |
| 日時・場所 | 開催日、開始・終了時刻、会議室名やオンラインの別 | オンライン参加者がいる場合はその旨も書く |
| 出席者・欠席者 | 参加者の氏名と所属、司会・記録者 | 社外の参加者は会社名も添える |
| 議題(アジェンダ) | 話し合うテーマを番号付きで並べる | 会議前に入力しておくと記録が楽になる |
| 決定事項 | 議題ごとに決まった結論 | 冒頭近くに置き、結論から読めるようにする |
| ToDo(宿題事項) | 担当者・作業内容・期限 | 「誰が・何を・いつまでに」を必ずそろえる |
| 議論の要点 | 結論に至った背景や主な意見 | 事実と意見を区別し、発言者を明記する |
| 保留事項 | 結論が出なかった議題と、その理由 | 次回に持ち越すなら次回の議題にも入れる |
| 次回予定・配布資料 | 次回の日時、使用した資料の名称や保存場所 | 資料は保存先のリンクを書くと探しやすい |
短い打ち合わせであれば、必須の5項目だけの簡易版でも十分に役割を果たします。会議の重要度が上がるほど、議論の要点や保留事項、配布資料を足していくと考えると、フォーマットを使い分けやすくなります。
コピーして使える基本テンプレート
上の項目を、そのまま文書に貼り付けて使える形にしたのが次のテンプレートです。Word、Excel、Googleドキュメント、社内のチャットツールなど、普段使っている環境に合わせて調整してください。
【会議名】
【日時】2026年○月○日(○)10:00から11:00
【場所】第1会議室/オンライン
【出席者】(敬称略)
【欠席者】
【司会/記録】
■決定事項
1.
2.
■ToDo(担当/内容/期限)
・
・
■議題と議論の要点
議題1:
議題2:
■保留事項
■次回予定
【日時】
【配布資料】
決定事項とToDoを議題の詳細より前に置いているのは、先に述べたとおり、読む人が最初に知りたいのが結論と自分の行動だからです。会議の前に会議名・日時・出席者・議題まで埋めておけば、会議中は決定事項と議論の要点の記録に集中できます。
議事録の種類と形式|要約形式・時系列形式、議事メモ・発言録との違い
議事録の書き方は、議題ごとに結論と要点をまとめる要約形式と、発言の順番に沿って記録する時系列形式の2つが基本で、一般的な社内会議は要約形式を選びます。
| 形式 | 書き方 | 向いている会議 |
|---|---|---|
| 要約形式 | 議題ごとに結論・決定事項・議論の要点をまとめる | 定例会議、社内の打ち合わせ、プロジェクト会議など多くの会議 |
| 時系列形式 | 発言の順番に沿って、誰が何を述べたかを記録する | 議論の経緯そのものが重要な会議、交渉の記録、意見が対立した議題 |
後から「誰がどのような理由で反対したのか」を確認する必要がある議題では、その部分だけ時系列で発言を残すといった使い分けも有効です。一言一句を書き起こす逐語録は、記録としては正確でも読み手の負担が大きいため、必要な場面に限るのが現実的です。
議事録・議事メモ・発言録の違い
似た言葉に、議事メモと発言録があります。定義は会社によって異なりますが、一般的には次のように使い分けます。社内で用語の使い方を決めておくと、「議事録を出してください」と頼まれたときに何を渡せばよいかで迷わなくなります。
| 呼び方 | 一般的な意味 | 共有・保存の扱い |
|---|---|---|
| 議事録 | 会議の内容と結論を整えて、決定事項とToDoまで分かるようにした文書 | 参加者や関係者に共有し、決められた場所に保存する |
| 議事メモ | 記録者が会議中に取る、キーワードや結論を拾った下書きに近いメモ | 議事録を作るための素材で、共有を前提にしないことが多い |
| 発言録(逐語録) | 誰がどう話したかを、ほぼそのまま書き起こした記録 | 議事録とは別に残し、経緯の確認が必要なときに参照する |
文字起こしツールが出力するのは発言録に近いものです。そのままでは長くて読みにくいため、発言録から決定事項とToDoを抜き出して議事録に整えるという順番で考えると、後述するAI議事録作成ツールやChatGPTも使いやすくなります。
Word・Excel・Googleドキュメントの使い分けと作り方
文章中心で書面として配る会議はWord、ToDoの管理が多い会議はExcel、複数人が同時に書き込む会議はGoogleドキュメントが向いています。
| ツール | 向いている会議・用途 | 作り方のポイント | 注意したい点 |
|---|---|---|---|
| Word | 書面で配る・印刷する・PDFにする議事録。取締役会のように署名や記名押印が必要なもの | 項目名の欄を表で作り、会議ごとにファイルを複製して使う | ToDoの進み具合を一覧で追いにくい |
| Excel | ToDoや数値の確認が多い定例会議、プロジェクト会議 | ToDoを「担当者・内容・期限・状況」の列にして、会議ごとに行を足す | 長い議論の要点は読みにくく、印刷すると列が切れやすい |
| Googleドキュメント | 出席者が会議中に同時に書き込む会議、リンクで共有する議事録 | 基本テンプレートを貼り、コメント機能で確認依頼を残す | 共有リンクの範囲を確認し、社外に見せない議事録は共有先を限定する |
Wordは、Microsoftが会議議事録のテンプレートを公式に配布しており、シンプルな議事録、チーム会議議事録、理事会議事録など複数の型から選べます(Microsoft Word「議事録のテンプレート」、2026年10月16日確認)。ゼロから作る手間を省きたいときは、こうした既成のテンプレートを土台にして、前の章の項目に合わせて調整する方法もあります。
Excelで議事録を作る手順
Excelで議事録を作るときは、ToDoを表にすることを中心に組み立てます。次の順番で作ると、会議のたびに使い回せるフォーマットになります。
- 1枚目の上部に、会議名・日時・場所・出席者・司会/記録を入力する欄を作る
- その下に、決定事項を1行ずつ書く欄を作る
- ToDoの表を作り、列を「担当者」「内容」「期限」「状況」にする
- 「状況」の列は、データの入力規則で「未着手」「対応中」「完了」から選べるようにする
- 議題ごとの要点を書く欄を、議題1・議題2のように行を分けて作る
- ファイル名を「日付_会議名」にそろえて保存し、前回のファイルを複製して次回分を作る
この形にしておくと、フィルタ機能で「状況」が未完了の行だけを表示でき、次の会議の冒頭で前回のToDoを確認するときにも使えます。ただし、議論の経緯を文章で残したい会議はExcelの1つのセルでは読みにくくなるため、その場合はWordやGoogleドキュメントを選びましょう。
書き方の基本ルール|だ・である調、発言者の明記
同じフォーマットを使っても、書き方がばらばらだと読みやすさは大きく落ちます。社内で議事録の書き方をそろえるときは、次のルールを基準にすると統一しやすくなります。
文体は「だ・である調」で簡潔に
議事録は記録文書のため、です・ます調よりも「だ・である調」や体言止めの方が短く書けて読みやすくなります。たとえば「新商品の発売日については、5月に延期することになりました」は「新商品の発売日を5月に延期する」と書けば十分です。社外に提出する議事録で丁寧な表現が求められる場合は、です・ます調にそろえてもかまいません。大切なのは、1つの議事録の中で文体を混在させないことです。
発言者を明記し、事実と意見を分ける
議論の要点を書くときは、「(営業部・田中)」のように発言者を明記します。誰の意見かが分かれば、後から内容を確認したいときに問い合わせる相手がはっきりします。また、「前年比で売上が10%減少した」という事実と、「原因は販促の不足だと考える」という意見は、文を分けて書きます。事実と意見が混ざると、議事録を読んだ人が個人の見解を会議の結論と誤解するおそれがあります。
5W1Hで書き、数字と固有名詞は正確に
決定事項やToDoは、いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのようにの5W1Hを意識すると、あいまいさがなくなります。費用や数量を扱う会議では「いくらで(How much)」を加えた5W2Hで整理するのも有効です。日付、金額、数量、商品名などの固有名詞は、聞き間違いがそのまま記録に残りやすい部分です。会議中に聞き取れなかった数字は、その場で確認するか、議事録を共有する前に担当者に確かめましょう。
用語・表記をそろえ、当日中に共有する
同じものを「顧客」「お客様」「クライアント」と書き分けると、別のものを指しているように読めてしまいます。社内でよく使う用語や略語は表記をそろえておきましょう。そして、議事録は会議の当日中、遅くとも翌日までに共有するのが理想です。時間がたつほど記録者の記憶も参加者の確認もあいまいになり、ToDoの着手も遅れます。共有するときは、内容を確認して修正を連絡してほしい期限も一緒に伝えます。
会議中のメモを速く取るコツ
議事録の質は、会議中のメモでほぼ決まります。すべてを書き取ろうとせず、キーワードと数字、結論だけを拾うのが基本です。「決定」は「決」、ToDoは「T」、保留は「保」のように自分なりの記号を決めておくと、清書のときに必要な情報をすぐ拾い出せます。議題ごとにメモの区切りを入れ、議題と結論を必ずセットで書いておくと、後から内容を並べ替える手間も減ります。
会議別テンプレート|定例会議・経営会議・取締役会・株主総会・1on1・商談
基本の型をもとに、会議の目的に合わせて項目を足したり減らしたりすると、より使いやすいフォーマットになります。ここでは代表的な6つの会議について、重視すべき項目とテンプレートの例を紹介します。取締役会と株主総会は記載事項が法律で決まっているため、条文も確認します。
定例会議|前回ToDoの確認欄を入れる
週次や月次で繰り返す定例会議では、前回決まったToDoがどうなったかを確認する欄を冒頭に置くのがポイントです。これにより、決まったことが実行されずに同じ話を繰り返す事態を防げます。
【会議名】○○部 週次定例
【日時】/【出席者】/【記録】
■前回ToDoの進み具合
・(担当)(内容):完了/対応中/未着手
■今週の報告
・数値の進み具合(目標と実績)
・トピックス
■決定事項
■新しいToDo(担当/内容/期限)
■次回予定
経営会議|判断の根拠と、取締役会に諮る事項を残す
経営会議は、経営陣が経営課題を協議する社内の会議で、取締役会や株主総会のように議事録の記載事項が会社法で定められているものではありません。様式や保存期間は各社の規程で決めますが、重要な意思決定の場であるため、結論だけでなく判断の根拠を残しておくと、後から経緯を確かめるときに役立ちます。取締役会に諮る前の事前協議として使う会社も多く、その場合は、取締役会へ付議する事項を分けて書いておくと、取締役会の議事録とのつながりが追いやすくなります。
【会議名】経営会議
【日時】/【場所】/【出席者】/【記録】
■審議事項と結論
議題1:
結論:
判断の根拠(数値・前提条件):
主な意見・留意点(発言者):
■取締役会へ付議する事項
・
■ToDo(担当役員/内容/期限)
・
■保留事項
■次回予定
取締役会|法律で決まった記載事項を漏らさない
取締役会を置く株式会社では、取締役会の議事録の作成が会社法で義務づけられています(会社法第369条第3項)。記載すべき内容は会社法施行規則第101条で定められており、主に次のような事項があります。
- 取締役会が開催された日時と場所(その場にいない取締役などが出席した場合は、その出席の方法を含む)
- 取締役などの請求を受けて招集されたなど、法律で定める特別な招集の場合はその旨
- 議事の経過の要領とその結果
- 決議について特別の利害関係を持つ取締役がいる場合は、その取締役の氏名
- 法律の規定にもとづいて述べられた意見や発言がある場合は、その内容の概要
- 出席した執行役、会計参与、会計監査人または株主の氏名または名称
- 議長がいる場合は、議長の氏名
議事録を書面で作成した場合は、出席した取締役と監査役が署名または記名押印する必要があり、電磁的記録で作成した場合は、それに代わる措置(電子署名など)をとることが求められます(同条第3項・第4項)。また、取締役会の日から10年間、議事録を本店に備え置くことが定められています(会社法第371条第1項)。取締役会の議事録は登記の添付書類として使われることもあるため、テンプレートはこれらの記載事項を漏らさない形で作っておくと安心です。
取締役会議事録
1.日時:2026年○月○日(○)○時○分から○時○分
2.場所:本店会議室(オンラインで出席した者の出席方法: )
3.出席者:取締役○名中○名出席、監査役○名中○名出席
4.議長:代表取締役 ○○○○
5.議事の経過の要領及びその結果
第1号議案 ○○の件
議長より議案の説明があり、審議の結果、出席取締役全員の賛成により原案どおり承認可決された。
6.特別利害関係を有する取締役:なし(ある場合は氏名)
以上の決議を明確にするため、本議事録を作成し、出席取締役及び出席監査役がこれに記名押印する。
株主総会|議事録の作成と本店・支店への備え置き
株式会社は、株主総会の議事について議事録を作成しなければならず(会社法第318条第1項)、書面または電磁的記録で作成します(会社法施行規則第72条第2項)。記載する内容は同規則第72条第3項に定められており、主に次のとおりです。
- 株主総会が開催された日時と場所(その場にいない取締役や株主などが出席した場合は、その出席の方法を含む)
- 議事の経過の要領とその結果
- 法律の規定にもとづいて述べられた意見や発言がある場合は、その内容の概要
- 出席した取締役、執行役、会計参与、監査役または会計監査人の氏名または名称
- 議長がいる場合は、議長の氏名
- 議事録の作成に係る職務を行った取締役の氏名
備え置きの期間は、株主総会の日から、本店に10年間、支店に議事録の写しを5年間です(会社法第318条第2項・第3項。電磁的記録で作成し、支店で閲覧の請求に応じられる措置をとっている場合は支店への備え置きは不要)。取締役会の議事録と違い、条文には出席者の署名や記名押印の定めは書かれていません。なお、「総会」は会社法の株主総会だけを指すとは限りません。管理組合や町内会などの総会は、会社法ではなく、それぞれの規約や関係する法令で議事録の扱いが決まります。
第○期定時株主総会議事録
1.日時:2026年○月○日(○)○時○分から○時○分
2.場所:本店会議室(その場にいない取締役・株主が出席した場合はその出席の方法: )
3.議事の経過の要領及びその結果
第1号議案 ○○の件
議長より議案の説明があり、採決の結果、原案どおり承認可決された。
4.意見又は発言の内容の概要(法律の規定により述べられたものがある場合):
5.出席した取締役、監査役等の氏名:
6.議長の氏名:
7.議事録の作成に係る職務を行った取締役の氏名:
上記の決議を明確にするため、本議事録を作成する。
ここで紹介した内容は条文の要点を一般的に整理したもので、会社の機関設計や議案の内容によって必要な記載は変わります。本記事は法的助言を目的としたものではないため、登記に使う議事録や判断に迷うケースでは、司法書士や弁護士などの専門家に確認してください。
1on1|本人の言葉と次回までの行動を残す
上司と部下の1on1では、会議のような決定事項よりも、部下本人が話した悩みや目標、次回までに試す行動を残すことが重要です。評価の材料ではなく対話の記録であることを意識し、共有範囲は本人と上司に限るのが一般的です。
【日時】/【参加者】上司・部下
■前回の振り返り(試した行動とその結果)
■今回話したテーマ(業務/キャリア/体調・働き方など)
■本人の考え・困っていること
■上司からの支援内容
■次回までの行動(本人/上司)
■次回予定
商談・顧客との打ち合わせ|双方の認識を合わせる
取引先との打ち合わせの議事録は、社内向けの記録であると同時に、双方の認識を合わせる役割を持ちます。先方の会社名と担当者名、先方の要望、自社の回答、双方が持ち帰る宿題を分けて書き、先方にも送って内容の確認を依頼すると、「言った・言わない」の行き違いを防げます。見積金額や納期などの数字は、聞き間違いが取引上のトラブルに直結するため、送付前にもう一度確かめましょう。
【打ち合わせ名】○○社 ○○の件
【日時】/【場所】/【記録】
【先方出席者】○○社 ○○部 ○○様
【当社出席者】
■合意した事項
■先方のご要望
■当社の回答・提案
■宿題(先方/当社:内容と期限)
■次回の打ち合わせ予定
※内容に相違があれば○月○日までにご連絡ください。
このように会議の種類ごとにテンプレートを用意していくと、フォーマットの数が増え、保存場所もばらばらになりがちです。ファイル名を「日付_会議名」にそろえ、会議の種類ごとにフォルダを分けておくだけでも、後から探す時間は大きく減ります。
議事録作成でよくある失敗パターン4つと、保存期間の考え方
フォーマットを用意しても、書き方の癖で読みにくい議事録になってしまうことがあります。よくある失敗と、その直し方を表にまとめました。
| 失敗パターン | Before(悪い例) | After(直した例) |
|---|---|---|
| 1.発言をすべて書き起こしている | 「田中さんが、えーと、先月の数字なんですけど、少し落ちていて」 | 「先月の売上は前月比5%減(田中)」と要点だけを書く |
| 2.決定事項があいまい | 「新サービスの価格について前向きに検討する」 | 「価格案を2案に絞り、次回会議で決定する」と結論と次の段取りを書く |
| 3.ToDoの担当・期限がない | 「資料を作成する」 | 「価格比較資料を作成する(担当:佐藤、期限:○月○日)」 |
| 4.共有が遅く確認されない | 1週間後に共有し、参加者の記憶と食い違っても気づかれない | 当日中に共有し、修正の期限を決めて参加者に確認を依頼する |
4つの失敗に共通するのは、議事録を「会議の再現」として書いてしまっている点です。議事録の読み手が知りたいのは会議の様子ではなく、結論と次に取るべき行動です。書き終えたら、出席していない人が読んで「何が決まり、自分は何をすればよいか」がすぐ分かるかを確かめてから共有しましょう。
議事録の保存期間は、会議の種類で考え方が違う
議事録には、取引先の情報や人事に関わる話題が含まれることもあるため、共有する範囲と保存場所に加えて、保存する期間も決めておく必要があります。法律で期間が示されているのは、会社法で作成が求められる取締役会と株主総会の議事録です。
| 議事録の種類 | 備え置きの定め | 根拠 |
|---|---|---|
| 取締役会 | 取締役会の日から10年間、本店に備え置く | 会社法第371条第1項 |
| 株主総会 | 株主総会の日から、本店に10年間、支店に写しを5年間(電磁的記録で一定の措置をとっている場合は支店への備え置きは不要) | 会社法第318条第2項・第3項 |
| 定例会議・経営会議・商談などその他の会議 | この記事で確認した範囲では、期間を一律に定めた条文は見当たらない。社内の文書管理規程で決める | 各社の規程 |
その他の会議の議事録は、取引の経緯を確かめる証跡として使うことがあるかどうかを踏まえて、社内の文書管理規程で保存期間を決めるのが一般的です。決めた期間と保存場所は、議事録を書く人と読む人の両方が分かるように、フォーマットの冒頭やチームの共有場所に書いておきましょう。
議事録の共有と確認、今のやり方で大丈夫?セルフチェック
当てはまるものを選んでください(登録不要)
AI議事録作成ツール・ChatGPTとの併用で効率化する
近年は、会議の音声を自動で文字起こしし、要約や決定事項の抽出まで行うAI議事録作成ツールも広く使われるようになっています。手作業で議事録を書く時間を減らしたい場合は、フォーマットとツールを組み合わせるのが効果的です。
AIに任せる部分と人が確認する部分を分ける
AIが得意なのは、発言の文字起こしや、長い議論の要約といった量の多い作業です。一方で、どの発言が正式な決定事項なのか、ToDoの担当者は誰なのかといった判断は、会議の文脈を理解している人が確認する必要があります。固有名詞や専門用語、数字は誤って認識されることもあるため、AIが作った下書きはそのまま共有せず、記録者が本記事のフォーマットに沿って整えてから配布するのが安全です。
ChatGPTなどの生成AIで議事録は作れる?
ChatGPTなどの生成AIは、会議の文字起こしテキストや自分のメモを貼り付けて、フォーマットを指定すれば、議事録の下書きを作らせることができます。次のような指示文を用意しておくと、毎回同じ形式で整理できます。
次の会議メモを、下の形式の議事録に整理してください。
【会議名】【日時】【出席者】
■決定事項(箇条書き)
■ToDo(担当者/内容/期限)
■議題ごとの要点(発言者名つき)
■保留事項
メモに書かれていない内容は補わず、分からない項目は「不明」と書いてください。
(ここに会議のメモや文字起こしを貼り付ける)
「メモに書かれていない内容は補わない」と指示しておくと、AIが推測で決定事項やToDoを作ってしまうのを減らせます。ただし、出力された担当者名・期限・数字は必ず元のメモと照らし合わせます。また、生成AIに会議の内容を入力してよいかは、社内の情報管理ルールと、利用するサービスの設定(入力内容が学習に使われるかどうか)で確認してください。
導入前に確認したい3つの点
- 録音の同意:会議を録音する場合は、参加者、特に社外の参加者に事前に伝えて了承を得る
- データの取り扱い:音声や議事録のデータがどこに保存され、AIの学習に使われるかどうかを確認する
- 出力の形式:自社の議事録フォーマットに合わせて要約の形式を設定できるかを確認する
議事録の作成に特化したツールの選び方は、議事録作成ツール・ソフトの比較記事や、AI議事録を無料で使う方法と選び方でも紹介しています。ただし、文字起こしや要約で議事録の作成が速くなっても、決定事項の共有とToDoの確認が人任せのままでは、会議で決めたことが実行されるまでの手間は思ったほど減りません。議事録の共有と確認依頼、ToDoの完了確認を一か所にまとめる仕組みが、AIの下書きを実行につなげる最後の一手になります。
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AIで議事録は早く作れても、決定事項の共有とToDoの確認が人任せになっていませんか?
こんな会社に向いています
議事録の共有とToDoの完了確認を、同じ場所で行いたい会社
タスク管理もあわせて行いたい中小企業
よくある質問(FAQ)
Q1. 議事録のフォーマットには何を書けばよいですか?
A. 日時、出席者、議題、決定事項、ToDo(担当者・内容・期限)の5項目が最低限で、重要な会議では議論の要点・保留事項・次回予定・配布資料を加えます。決定事項とToDoを冒頭近くに置くと、読む人が結論と次の行動をすぐ確認できます。
Q2. 見やすい議事録のおすすめのフォーマットは?
A. 多くの社内会議は、議題ごとに結論と要点をまとめる要約形式で、決定事項とToDoを表にした形が見やすくなります。ToDoは担当者・内容・期限・状況の列を設け、議論の経緯が重要な議題だけ時系列で残す使い分けも有効です。
Q3. Excelで議事録を作成するにはどうすればよいですか?
A. 1枚目に会議名・日時・場所・出席者、その下に決定事項と、担当者・内容・期限・状況を列にしたToDoの表、議題ごとの要点欄を作ります。状況の列を入力規則で選択式にしておくと、未完了の行を抽出しやすくなります。文章が多い会議はWordやGoogleドキュメントが向いています。
Q4. ChatGPTで議事録は作れますか?
A. 文字起こしテキストやメモを貼り付けて、日時・出席者・決定事項・ToDoなどのフォーマットを指定すれば、下書きを作らせることができます。ただし内容に誤りが含まれることがあるため記録者の確認が必要で、機密情報や個人情報を入力してよいかは、社内のルールと利用するサービスの設定で確認してください。
Q5. 議事録と議事メモ、発言録はどう違いますか?
A. 一般的には、議事録は会議の内容と結論を整えて共有・保存する文書、議事メモは記録者が会議中に取る下書きに近いメモ、発言録は発言をほぼそのまま書き起こした記録と整理します。会社によって定義が異なるため、社内で用語の使い方を決めておくと混乱を防げます。
Q6. 取締役会や株主総会の議事録には何を書く必要がありますか?
A. 取締役会は会社法施行規則第101条、株主総会は同規則第72条で記載事項が定められ、いずれも開催日時・場所、議事の経過の要領とその結果などを含みます。取締役会の議事録は、書面の場合は出席した取締役と監査役の署名または記名押印が必要で、どちらも日から10年間、本店に備え置きます。具体的な判断は専門家に確認してください。
まとめ
議事録は、決まったフォーマットを用意しておくことで、書く時間を短くし、読む人にとっても分かりやすい記録になります。本記事のポイントを6つに振り返ります。
- 日時・出席者・議題・決定事項・ToDoの5項目は必ず入れ、決定事項とToDoは冒頭近くに置く
- 多くの会議は要約形式で書き、経緯が重要な議題だけ時系列形式にする。議事録・議事メモ・発言録は役割を分けて使う
- Word・Excel・Googleドキュメントは、会議の性質と共有のしやすさで選ぶ
- だ・である調で簡潔に書き、発言者を明記して事実と意見を分け、当日中に共有する
- 会議の種類に合わせてテンプレートを調整し、取締役会と株主総会は法律の記載事項と備え置きの期間を確認する
- 議事録の共有とToDoの確認を同じ場所で行う仕組みとして、Chatworkのようなビジネスチャットの資料を取り寄せて検討する
まずは本記事の基本テンプレートを次の会議で使ってみて、自社の会議に合わせて項目を調整するところから始めてみてください。議事録が整うと、会議で決まったことが確実に実行されるようになり、会議そのものの質も上がっていきます。
参考文献
- e-Gov法令検索「会社法(平成十七年法律第八十六号)」https://laws.e-gov.go.jp/law/417AC0000000086
- e-Gov法令検索「会社法施行規則(平成十八年法務省令第十二号)」https://laws.e-gov.go.jp/law/418M60000010012
- Microsoft Word「議事録のテンプレート」https://word.cloud.microsoft/create/ja/minutes-templates/
- Chatwork導入事例 デジタルアスリート株式会社https://go.chatwork.com/ja/case/digitalathlete.html