ビデオ通話アプリとは?Web会議システムとの違いと選び方、用途別の活用法を解説

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  • ビデオ通話アプリの基本と違いがわかる
  • 無料プランの制限と選び方の3点がわかる
  • 用途別の活用法と導入の失敗対策がわかる

ビデオ通話アプリとは、インターネットを通じて離れた相手と映像と音声でリアルタイムに会話できるアプリ・サービスのことです。ビジネスでは、会議や商談、面談を移動せずに行う手段として、Web会議システムやチャットツールの通話機能なども含めて使われています。一方で「種類が多くてどれを選べばよいかわからない」「Web会議システムと何が違うのか」「無料版のままで業務に使ってよいのか」と迷う担当者も少なくありません。本記事では、ビデオ通話アプリの基本とタイプ、無料プランの制限、選び方の3つのポイント、用途別の活用法、導入でよくある失敗と効果の測り方を順に解説します。

あなたの会社に合うビデオ通話の使い方は? かんたん診断

Q1. ビデオ通話を使う主な相手はどちらですか?

目次

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  1. ビデオ通話は「チャットと一体」で使うと連絡の手間が減る
  2. ビデオ通話アプリとは|Web会議システムとの違い
  3. ビジネス向けビデオ通話アプリの分類
  4. ビデオ通話アプリの無料プランでできること・できないこと
  5. ビデオ通話アプリの選び方|3つのポイント
  6. 用途別のビデオ通話アプリ活用法
  7. ビデオ通話アプリ導入でよくある失敗パターン
  8. ビデオ通話アプリの効果測定の考え方
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ|ビデオ通話アプリは相手の使いやすさと運用で選ぶ
  11. 参考文献

ビデオ通話は「チャットと一体」で使うと連絡の手間が減る

業務で使うビデオ通話は、チャットと同じ画面から通話を始められるタイプを選ぶと、通話の前後の連絡や日程調整の手間を減らしやすくなります。

単体のビデオ通話アプリの役割は「つなぐ」ことで、通話の前後の連絡は別の手段になりがちです。相手に招待URLをメールで送り、日時を別のメッセージで確認し、通話後の資料はまた別の場所で渡す、というように、1回の打ち合わせごとに複数の手段をまたぐことになります。社内の短い確認や少人数の打ち合わせほど、この手間の割合は大きくなります。

そこで選択肢になるのが、ビジネスチャットに通話機能が組み込まれたタイプです。普段のやり取りをしているグループチャットから、そのままビデオ通話や音声通話を始められるため、連絡、資料の共有、通話を同じ場所で完結させやすくなります。タイプごとの違いは、このあとの「ビデオ通話アプリとは|Web会議システムとの違い」と「ビジネス向けビデオ通話アプリの分類」で整理します。

社内の連絡と少人数の通話をまとめたい場合の一例がChatworkです。商品ページでは、チャットだけでなく「ビデオ通話」「音声通話」を標準で備えていること、タスク管理ができてタスクが完了すると自動でチャットに通知されること、ファイルをアップロードしてチャットに参加しているメンバーだけで共有できることが特徴として紹介されています。運営会社は株式会社kubellです。一方で、フリープランでは過去40日分・5,000件までしかメッセージを閲覧できない点に注意が必要です。通話の人数もプランによって異なり、Chatworkの公式の料金ページでは、フリープランは1対1、スタンダードとプロフェッショナルは14人までのビデオ通話・音声通話とされています(2026年10月14日確認)。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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  • チャットだけでなく「ビデオ通話」「音声通話」も標準装備
  • タスク管理が行えて、タスクが完了すると自動でチャットへ通知
  • ファイルがアップロードでき、チャット参加メンバーのみで共有
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気になる…

  • フリープランは過去40日分、5,000件までしか閲覧できない

ビデオ通話そのものの事例ではありませんが、会議の前の連絡をグループチャットに寄せた導入事例として、Chatworkの公式ページには次の記載があります。

安全管理委員会は、これまで1時間かかっていた会議時間を20分に短縮できました。

出典: Chatwork導入事例「友愛病院」

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ビデオ通話アプリとは|Web会議システムとの違い

ビデオ通話アプリとは、インターネットを通じて離れた場所にいる相手と、映像と音声でリアルタイムに会話できるアプリ・サービスのことです。スマートフォンやパソコンのカメラとマイクを使い、1対1の通話から複数人でのグループ通話まで行えます。ビジネス向けのものは、画面共有や録画、チャット、背景のぼかしといった機能を備えているのが一般的です。

ビデオ通話アプリでできること

  • 映像と音声によるリアルタイムの会話(1対1、グループ)
  • パソコン画面や資料の共有
  • 通話の録画・録音
  • 通話中のテキストチャット、ファイルの受け渡し
  • 背景のぼかし・差し替え、ノイズの抑制
  • カレンダーと連携した通話の予約、招待URLの発行

Web会議システムとの違い

「ビデオ通話アプリ」と「Web会議システム」は重なる部分が大きく、同じサービスがどちらの呼び方でも紹介されることがあります。厳密な定義があるわけではありませんが、一般的には次のような違いで使い分けられています。

観点ビデオ通話アプリWeb会議システム
主な用途1対1や少人数での手軽な会話複数人の会議、セミナー、全社集会
利用端末スマートフォン中心のものが多いパソコン中心、会議室の専用機器にも対応
機能の幅通話・チャットが中心画面共有、録画、参加者管理、ウェビナー機能など
管理機能個人単位での利用が前提管理者によるアカウント・権限・ログの管理

ビジネスで使う場合に大切なのは、呼び方よりも「誰と、何人で、どんな目的で使うか」です。社外の相手と1対1で話すことが多いなら手軽さを、社内で大人数の会議を行うなら管理機能やセキュリティを重視するといったように、使う場面から必要な機能を逆算すると選びやすくなります。Web会議システム側から比較したい場合は、Web会議システムのおすすめ比較もあわせて参考にしてください。会議室の専用端末で使うタイプとの違いは、テレビ電話とは?専用端末型・会議型・アプリ型の違いと費用、業界別活用法を解説で整理しています。

個人向けアプリを業務に使うときの注意

LINEやMessengerなど、個人で使い慣れたメッセンジャー系のアプリは手軽ですが、業務で使う場合は注意が必要です。会社が利用を把握していないまま顧客情報や社内資料をやり取りすると、退職時のデータ回収や情報漏えい時の調査が難しくなります。業務で使うアプリは会社として選定し、アカウントを組織で管理できるビジネス向けのプランを使うのが基本です。総務省のテレワークセキュリティガイドラインでも、利用するツールのルール化や管理が対策の柱として示されています。

個人向けのアプリを業務で使い続けるかどうかは、次の4点で判断すると整理しやすくなります。

  • 会社としてアカウントを管理できるか(退職時に利用を止められるか)
  • 通話の録画や共有ファイルの保存先と閲覧権限を決められるか
  • 顧客の情報を扱ってよい範囲が、社内の情報管理ルールと合っているか
  • 取引先から利用を指定されたとき、どの範囲まで認めるかを決めているか

通話アプリ全般のタイプ別の違いや、営業・商談での選び方は、通話アプリの選び方|タイプ別の違いと営業・商談で失敗しないポイント【2026年版】も参考になります。

ビジネス向けビデオ通話アプリの分類

ビジネスで広く使われているビデオ通話アプリは、大きく「汎用型」「グループウェア連携型」「チャット一体型」「用途特化型」の4つに分けられます。代表的なサービスの特徴を整理すると次のとおりです。プランの内容や機能は変更されることがあるため、導入前には各サービスの公式サイトで最新の情報を確認してください。

サービス名タイプ強み留意点
Zoom汎用型大人数の会議やウェビナーに対応し、社外の参加者にも広く普及している無料プランはグループ通話の時間に制限がある
Google Meetグループウェア連携型Googleカレンダーと連携しやすく、ブラウザだけで参加できる録画などの一部機能は有料プランが前提
Microsoft Teamsグループウェア連携型チャットやファイル共有と一体で、Microsoft 365との連携が深い機能が多く、社内での使い方のルールづくりが必要
Chatworkチャット一体型チャットのグループから、そのままビデオ通話・音声通話を始められる。タスク管理やファイル共有も同じサービスで行える通話の人数の上限はプランで異なる(フリープランは1対1、有料プランは14人まで)。大人数の会議やセミナーは、別のサービスとの使い分けも検討する
Cisco Webex汎用型セキュリティや管理機能が充実し、大企業での導入実績が多い小規模な利用では機能を持て余す場合がある

汎用型

会議、商談、セミナーと幅広い用途に使えるタイプです。利用者が多いサービスは、社外の相手も使い慣れていることが多く、招待したときに戸惑われにくいのが利点です。ビデオ通話を初めて全社で導入する場合の候補になりやすいタイプといえます。

グループウェア連携型

メール、カレンダー、ファイル共有などの業務基盤に組み込まれているタイプです。すでにGoogle WorkspaceやMicrosoft 365を使っている会社であれば、追加のアカウント管理が少なく、予定表から通話を予約する流れも自然です。新しいアプリを増やすより、今ある基盤の機能を使い切る方が定着しやすい場合も少なくありません。

チャット一体型

ビジネスチャットに通話機能が組み込まれているタイプで、ChatworkやLINE WORKS、Slackなどがこのタイプにあたります。日々のやり取りをしているグループから通話を始められるため、社内の短い確認や、プロジェクトのメンバーでの少人数の打ち合わせに向いています。一方で、通話できる人数や時間はプランによって決まっているため、大人数の会議や社外向けのセミナーが中心の場合は、汎用型との使い分けも検討するとよいでしょう。

用途特化型

オンライン商談、Web面接、遠隔接客など、特定の業務に合わせて作られたタイプです。商談記録の自動保存や面接評価の入力など、業務の流れに沿った機能を備えているのが特徴です。用途がはっきりしている部署では、汎用型より使い勝手がよくなることがあります。

ビデオ通話アプリの無料プランでできること・できないこと

ビデオ通話アプリの無料プランで制限されやすいのは、通話の時間、参加できる人数、使える機能の3つで、業務で継続して使うなら、導入前に制限の内容を確認しておく必要があります。代表的なサービスの無料プランの制限を、各社の公式ページの記載から整理しました(2026年10月14日確認)。

サービス名無料プランの通話の制限確認した公式ページ
Zoom1回のミーティングは最大40分、参加者は最大100名(1ユーザーの無料プラン)Zoom Meetings
Google Meet1対1の通話は最長24時間、3人以上の会議は最長60分。参加人数の上限は100人(個人のGoogleアカウントでMeetのサブスクリプションがない場合)Google Meet ヘルプ
Chatworkビデオ通話・音声通話は1対1のみ(スタンダード・プロフェッショナルは14人まで)。通話品質は通信状況によって変わる場合があるChatwork無料版と有料版の違い

同じ「無料」でも、制限のかかり方はサービスごとに違います。時間に制限があるものは、1時間を超える会議や研修では途中で終了してしまいます。人数に制限があるものは、1対1の通話なら問題なくても、チーム全体の会議には使えません。プラン内容は変更されることがあるため、実際に使う前に公式ページで最新の条件を確認してください。

無料プランのまま業務で使い続けてよいか

試用や、社内の1対1の短い確認であれば、無料プランで足りることもあります。判断の目安は次の3つです。

  • 通話の時間が、無料プランの上限を超えることがないか(定例会議や研修は超えやすい)
  • 一度に参加する人数が、無料プランの上限に収まるか
  • 録画や管理者によるアカウント管理など、業務で必要な機能が無料プランに含まれているか

1つでも当てはまらなければ、有料プランを前提に比較します。費用はサービス、プラン、利用人数によって異なるため、公式サイトや資料で見積もりの条件を確認しましょう。

Skypeの終了後は何を使えばよいか

個人向けのSkypeは、2025年5月5日をもって提供が終了しました。Microsoftの公式ページでは、既存のSkypeのアカウントでMicrosoft Teams無料版にサインインして移行する方法が案内されています(Microsoft サポート)。ただし、業務で使う場合は、移行先を決めるだけでなく、上の表のような無料プランの制限と、次の章の選び方の3つのポイントを確認したうえで、会社として使うアプリを選び直すのが安心です。

ビデオ通話アプリの選び方|3つのポイント

ビジネス向けのビデオ通話アプリを選ぶときは、「相手側の参加しやすさ」「必要な機能と人数」「セキュリティと管理」の3つを確認すると、導入後の後悔を減らせます。特に見落とされやすいのが、自社ではなく相手側の使いやすさです。

ポイント1. インストール不要で相手が参加しやすいか

社外の相手と通話する場合、相手にアプリのインストールやアカウント登録を求めると、それだけで参加の手間が増えます。取引先によっては、セキュリティ上の理由で業務用パソコンに新しいアプリを入れられないこともあります。招待URLを開くだけでブラウザから参加できるか、スマートフォンからでも参加できるかを確認しましょう。

あわせて、相手の会社がふだん使っているアプリを事前に聞いておくのも有効です。普及しているサービスであれば相手も使い慣れていることが多く、接続トラブルによる開始の遅れを防げます。自社で1つのアプリに統一しつつ、相手から指定されたアプリにも参加できるようにしておくと柔軟に対応できます。

ポイント2. 必要な機能と参加人数に合っているか

1対1の商談が中心なのか、10人前後の会議が多いのか、100人規模のセミナーも行うのかで、必要なプランは変わります。多くのサービスでは、プランごとに参加人数の上限や通話時間の制限、録画の可否が異なります。無料プランは試用には便利ですが、前の章で見たとおり時間や人数の制限があるため、業務で継続的に使うなら有料プランを前提に検討するのが現実的です。

  • 画面共有:資料を見せながら説明する商談や会議では必須
  • 録画・文字起こし:研修の振り返りや議事録づくりに役立つ
  • ブレイクアウトルーム:研修やワークショップで少人数に分けたいときに便利
  • カレンダー連携:通話の予約と招待URLの送付を自動化できる
  • チャットやタスク管理との一体化:通話の前後の連絡や依頼を同じ場所で行える

機能のほかに、使う場所の通信環境も確認しておきます。ビデオ通話の多くはインターネット経由のため、回線が不安定だと映像が止まったり音声が途切れたりします。社内の会議室や在宅の環境で実際に試し、必要なら有線接続や回線の見直しも検討しましょう。

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ポイント3. セキュリティと管理機能は十分か

業務で使う以上、通話の暗号化、会議への入室制限(パスコードや待機室)、管理者によるアカウント管理といった機能は欠かせません。招待URLが外部に漏れると、関係のない人が会議に入り込むおそれもあります。総務省のテレワークセキュリティガイドラインや、中小企業向けのチェックリストなども参考に、利用ルールとあわせて確認しておきましょう。

また、録画データや共有ファイルの保存先も確認が必要です。顧客の顔や個人情報が映った録画を誰でも閲覧できる状態にしておくと、情報管理上の問題になります。録画の保存期間や閲覧権限を事前に決めておくことが大切です。

用途別のビデオ通話アプリ活用法

同じビデオ通話アプリでも、使う場面によって押さえるべきポイントは異なります。代表的な3つの用途について、活用のコツを整理します。

社内会議

社内会議では、拠点や在宅勤務のメンバーが移動せずに参加できるのが大きな利点です。一方で、オンラインでは発言のタイミングがつかみにくく、会議が長引いたり、一部の人だけが話して終わったりしがちです。開始前にアジェンダと資料を共有し、終了時に決定事項と担当者を確認する流れを定型化すると、会議の質が安定します。

こうした準備や記録を毎回個別に行うと、担当者の負担が大きくなります。アジェンダと資料の共有、決定事項の記録を、通話とは別に探し回らなくてよい同じ場所にまとめておくと、欠席した人も後から内容を確認でき、会議の運用を仕組みとして回しやすくなります。

商談・接客

オンライン商談では、移動時間がなくなるぶん、1日に対応できる件数を増やせます。遠方の顧客とも気軽に打ち合わせができるため、営業エリアを広げるきっかけにもなります。相手が迷わず参加できるよう、招待メールには参加方法と、つながらないときの連絡先を書き添えておくと安心です。

商談を録画する場合は、必ず事前に相手の了承を得ましょう。録画や文字起こしのデータに個人情報が含まれる場合は、利用目的の範囲内で扱う必要があります。個人情報の取扱いについては、個人情報保護委員会の法令・ガイドラインを確認しておくと安心です(本記事は法的助言を目的としたものではありません。具体的な判断は専門家にご相談ください)。

研修・面談

社内研修では、録画を残しておけば欠席者が後から視聴でき、同じ内容を何度も実施する手間を減らせます。ブレイクアウトルームで少人数のグループに分ければ、オンラインでもディスカッション形式の研修が行えます。1on1や採用面接では、通信環境の不安定さが印象を左右しやすいため、カメラやマイク、照明などの環境を事前に確認しておくことが大切です。

また、在宅勤務でビデオ通話が続くと、長時間同じ姿勢で画面を見続けることになりがちです。厚生労働省のテレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドラインでは、作業環境の整備や長時間労働への配慮が示されています。会議を詰め込みすぎず、休憩を挟めるスケジュールにすることも意識しましょう。

ビデオ通話アプリ導入でよくある失敗パターン

ビデオ通話アプリは導入自体は簡単ですが、使い方を決めないまま広げると、思わぬトラブルにつながります。よくある失敗と対策を整理しました。

失敗パターン起きること対策
部署ごとに別のアプリを使っているアカウント管理が煩雑になり、費用やデータの所在が把握できない会社として標準のアプリを決め、例外は申請制にする
無料プランのまま業務で使い続ける通話時間や人数の制限で会議が途切れる、管理機能が使えない利用頻度と人数を見て、業務用の有料プランに切り替える
招待URLを使い回している関係のない人が会議に入り込むおそれがある会議ごとにURLを発行し、パスコードや待機室を設定する
相手の参加環境を確認していないアプリが入れられず商談の開始が遅れるブラウザ参加の可否を確認し、参加方法を事前に案内する
通信環境や機器を事前に試していない映像が止まる、音声が聞こえないなどで開始が遅れる本番前に回線・カメラ・マイクを試し、つながらないときの確認順を共有しておく
オンライン会議が増えただけで効率が上がらない会議の時間と回数が増え、事前の連絡や記録の負担も残る会議の目的を決め、アジェンダと決定事項を同じ場所に残す

特に最後のパターンは見落とされがちです。ビデオ通話アプリは移動の手間をなくしてくれますが、会議の中身を良くするのは運用です。アプリの導入と同時に、会議の進め方のルールもセットで決めておきましょう。

つながらないときの確認順

通話が始まらない、映像や音声が出ないといったときは、次の順に確認すると原因を絞り込みやすくなります。

  1. アプリやブラウザにカメラとマイクの利用が許可されているか
  2. 使いたいカメラとマイクが選ばれているか(外付け機器を使っている場合は特に)
  3. Wi-Fiなどの回線が安定しているか(別の場所や有線接続でも試す)
  4. ほかのアプリがカメラやマイクを使っていないか
  5. アプリやブラウザが最新の状態か

ビデオ通話アプリの効果測定の考え方

導入の効果を確かめるには、導入前後で比べられる指標を決めておくことが大切です。数字で振り返ると、プランの見直しや運用ルールの改善につなげやすくなります。

指標測り方の例見るポイント
移動時間・交通費オンライン化した打ち合わせの件数と、従来の移動時間・交通費を掛け合わせる削減した時間を何に使えたか
商談・面談の件数1人あたりの月間の商談件数を導入前後で比べる件数だけでなく成約率も合わせて見る
会議の時間定例会議の平均時間を記録するオンライン化で長引いていないか
接続トラブル開始の遅れや途中切断の件数を記録する通信環境や機器の見直しが必要か

会議の時間が短くならない、事前の連絡や資料の受け渡しに手間がかかるといった場合は、通話するアプリではなく、通話の前後の連絡のやり方に課題がある可能性があります。連絡、資料の共有、依頼の管理、通話をまとめて同じ場所で行いたいなら、ビデオ通話とチャットが一体になったビジネスチャットを比べてみるのも一つの方法です。

よくある質問(FAQ)

Q1. ビデオ通話アプリとWeb会議システムは何が違いますか?

A. 厳密な定義はありませんが、ビデオ通話アプリは1対1や少人数での手軽な会話、Web会議システムは複数人の会議やセミナー向けで管理機能が充実したもの、という意味で使い分けられることが一般的です。ビジネスでは呼び方より、使う場面と人数から必要な機能を選ぶことが大切です。

Q2. Googleのビデオ通話(Google Meet)は無料で使えますか?

A. はい、Googleアカウントがあれば無料で使えます。Googleの公式ヘルプによると、個人の無料アカウント(Meetのサブスクリプションなし)では、1対1の通話は最長24時間、3人以上の会議は最長60分、参加人数の上限は100人です(2026年10月14日確認)。業務で3人以上の会議を継続的に行う場合は、時間制限や管理機能を確認し、有料プランも検討しましょう。

Q3. 簡単にビデオ通話できるアプリはどれですか?社外の相手にインストールしてもらう必要はありますか?

A. 簡単さは、自社よりも相手側の手間で決まります。招待URLを開くだけで参加できるか、アカウント登録が不要か、スマートフォンからでも参加できるかを確認して選びましょう。多くのビジネス向けサービスは、招待URLからブラウザで参加できます。社内の連絡と少人数の通話を同じ場所で済ませたい場合は、Chatworkのようにチャットから通話を始められるタイプも選択肢になります。

Q4. スマートフォンでビデオ通話をするにはどうすればよいですか?

A. 一般的な流れは、スマートフォンにアプリを入れてアカウントでログインし、通話したい相手を連絡先から選ぶか招待URLを送り、カメラとマイクの利用を許可して通話を始めるというものです。接続が不安定なときはWi-Fiなど安定した回線に切り替え、ほかのアプリを閉じてから試してください。業務で使う場合は、会社として選んだアプリとアカウントを使いましょう。

Q5. ビデオ通話で気をつけたいセキュリティ対策は何ですか?

A. 会議ごとに招待URLを発行し、パスコードや待機室で入室を制限することが基本です。あわせて、アプリを最新の状態に保つこと、録画データの保存先と閲覧権限を決めておくことも大切です。総務省のテレワークセキュリティガイドラインも参考にしてください。

Q6. 商談を録画するときに注意することはありますか?

A. 録画する場合は、必ず事前に相手の了承を得ましょう。録画や文字起こしのデータに個人情報が含まれる場合は、利用目的の範囲内で扱い、保存期間や閲覧できる人を決めておくことが大切です。

まとめ|ビデオ通話アプリは相手の使いやすさと運用で選ぶ

  1. ビデオ通話アプリは「つなぐ」道具で、Web会議システムとは使う場面と人数で使い分ける
  2. 無料プランは通話の時間、参加人数、機能に制限があるため、業務で使う前に確認する
  3. 選ぶときは、相手の参加しやすさ、必要な機能と人数、セキュリティと管理の3点を確認する
  4. 連絡と通話を同じ場所にまとめたいなら、チャット一体型のビジネスチャットも検討する

まずは社内で使う場面と相手を洗い出し、無料プランや試用期間で実際の使い勝手を確かめるところから始めてみてください。導入後は会議の時間や商談件数、接続トラブルの件数を記録し、アプリと連絡・会議の運用の両面から改善していくことが、ビデオ通話を業務の成果につなげる近道です。

参考文献

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