新卒エンジニア向け就職支援サービスとは?仕組み・料金体系・活用のコツを採用担当者向けに解説

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  • レバテックルーキーの仕組みと費用の考え方がわかる
  • 評判や電話の疑問を採用担当者の目線で読める
  • 選考の見極めを整える方法と失敗対策がわかる

レバテックルーキーとは、レバテック株式会社が運営する、ITエンジニアを目指す学生に特化した新卒向けの就職支援サービスです。学生は無料で利用でき、企業はエージェント(人材紹介)、スカウト、イベントを通じてエンジニア志望の学生と出会えます。検索すると学生向けの評判記事が多く並びますが、採用担当者にとって知りたいのは、企業側がどう使うのか、費用をどう考えるのか、出会った学生をどう見極めるのか、という点ではないでしょうか。この記事では、サービスの仕組みと費用の考え方、評判や「電話は無視してもよいのか」といった疑問の読み取り方、他の採用手法との比較、導入時の失敗と対策を、中小企業の人事担当者・経営者の目線で解説します。

新卒エンジニアの選考課題を診断(2問)

Q1. 新卒エンジニアの選考で、今いちばん困っているのはどれですか?

目次

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  1. 新卒エンジニアに出会ったあと、面接の見極めをそろえるには
  2. レバテックルーキーとは|新卒エンジニア向け就職支援サービスの概要
  3. レバテックルーキーの仕組み・特徴
  4. 利用料金・費用感
  5. レバテックルーキーの評判・口コミ|学生側の声から採用担当者が読み取ること
  6. レバテックルーキーが向いている企業・向かない企業
  7. 新卒エンジニア採用の方法を比較|他の選択肢との違い
  8. 新卒エンジニア採用でよくある失敗と対策
  9. 新卒エンジニアの選考で、見極めの基準を整える進め方
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ
  12. 参考文献

新卒エンジニアに出会ったあと、面接の見極めをそろえるには

レバテックルーキーは学生と出会う入口を広げるサービスで、出会った後の見極めは自社で整える必要があります。基準が面接官ごとに違うと、選考が遅れます。

公式サイトでは、学生は登録から内定まで無料で利用でき、同時に複数企業の選考を受けて最短2週間で内定に至る場合もあると案内されています。学生が短い期間で複数社を比べる以上、採用担当者は最初の面接から、何をどう評価するかをそろえておく必要があります。

出会いの段階の課題も大きく、レバテック株式会社が2022年9月に新卒採用担当者300名へ行った調査では、新卒エンジニア採用の課題は「自社の要件にマッチする学生に出会えない」が40.7%で最多でした。次いで「母集団形成ができない」が24.0%、「自社の魅力づけができない」が21.0%、「選考中の辞退率が高い」が19.0%でした(複数回答。出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000498.000010591.html)。

技術力は技術課題やポートフォリオで確かめられますが、人柄や価値観、組織との相性は面接官の印象に左右されがちです。そこで、人物面の見極めを面接官でそろえる補助として、適性検査を併用する企業があります。次の表は、ビジネスコンシェルジュに掲載されている2つの適性検査を、役割の違いで並べたものです。どちらも技術力を測るサービスではない点にご注意ください。

新卒エンジニアの面接の見極めに使える適性検査の役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:ミキワメAI 適性検査は、社員の受検結果から採用基準が策定され、候補者の活躍可能性を14段階で確認できます。

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この状況に合う一例:テキカクは、現在の組織との相性に加え、目指す組織への貢献度やハイパフォーマーとの類似度も見られます。

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サービス ミキワメAI 適性検査 テキカク
向いている会社 社員の受検結果から自社独自の採用基準を作り、面接官の判断の目安をそろえたい会社 社風との相性や、これから目指す組織に合うかも確認したい会社。今使っている採用サービスに追加したい会社
特徴 社員の性格傾向を分析して採用基準を策定し、候補者が自社で活躍する可能性をSからEの14段階で表示。10分の性格検査と20分の能力検査で構成され、受検データは配属やオンボーディングにも活用できる 価値観や性格特性と現在の組織とのマッチ度に加え、8つの質問で設定した目指す組織への貢献度、社内のハイパフォーマーとの類似度、適性部署も確認できる。受検時間は10-15分程度
注意したい点 受検から分析までをシステム上で行うため、紙での受検や、個室で目の前で受検してもらう形式には対応しない 現在の採用サービスに追加して使う設計のため、機能は少なめ。採用候補者への利用は有料プランで、料金は資料や公式サイトで確認する
資料・詳細

2サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)

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表は横にスクロールできます。商品ページの公開情報(2026年10月19日確認)をもとに整理しています。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

面接官ごとに評価が割れる場合の一例が、ミキワメAI 適性検査です。株式会社リーディングマークが提供するサービスで、チームや部署ごとに分析したい社員に受検してもらうと、システムが社員の性格傾向を分析して採用基準を策定します。そのうえで、候補者が自社で活躍する可能性をSからEの14段階で示すため、面接官の判断の目安をそろえやすくなります。社員の受検データは配属やオンボーディングにも活用できます。注意したいのは、受検から分析までを一貫してシステム上で行うため、紙での受検や、個室で目の前で受検してもらう形式には対応しない点です。また、見るのは性格と能力の傾向であり、プログラミングなどの技術力は技術課題で別に確かめる必要があります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社リーディングマーク

ミキワメAI 適性検査

ミキワメAI 適性検査

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採用時だけでなく従業員に◎部署単位で社風を分析したい企業におすすめ

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  • 14段階で自社とのマッチ度を提示するため、一目で判断しやすい
  • カスタマーサクセスチームが丁寧にサポートしてくれるため安心
  • 自動で社員や組織の分析し、見える化してくれる
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  • 紙ベースでの受験ができない

「ミキワメ導入後、明確な採用基準を設定したことで、内定を出すか迷うケースでもデータに照らし合わせて判断できるようになりました。」

出典:株式会社リーディングマーク プレスリリース(アサヒ物産株式会社の利用事例、2024年3月12日)

社風との相性を見たい場合の一例が、テキカクです。株式会社ラフールが提供するサービスで、候補者の価値観や性格特性を可視化し、現在の社員や組織風土とのマッチ度を確認できます。8つの質問で設定した「目指す組織」への貢献度や、社内のハイパフォーマーとの類似度も確認でき、面接で深掘りしたい点を事前に整理する材料になります。注意したいのは、現在使っている採用サービスに追加して使う設計のため、機能は少なめな点です。採用候補者への利用は有料プランで、料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社ラフール

テキカク

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ビッグデータを活用したAIによる分析で、人材の未来における貢献度に加え、現在の組織へのフィットも把握するなら、テキカクの導入がおすすめです。

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  • 革新人材や社内ハイパフォーマー類似チェックが行え、よりよい人材確保が可能
  • 人間関係や組織風土との相性を確認でき、離職防止にも効果的
  • 無料でテストを行えて、従業員が適した職についているかがわかる
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  • 現在使用している採用サービスにプラスして使うため、機能は少なめ

「価値観特性や組織とのマッチ度を主観ではなくデータで客観的に把握できるようになった」

出典:テキカク公式サイト 導入事例(株式会社五味八珍)

レバテックルーキーとは|新卒エンジニア向け就職支援サービスの概要

レバテックルーキーは、レバテック株式会社が運営する、ITエンジニアを目指す学生向けの就職支援サービスです。企業はエージェント(人材紹介)、スカウト、イベントの3つの方法で、エンジニア志望の学生と出会えます。

公式サイトによると、学生は登録から内定まで無料で、アドバイザーとのカウンセリング、8,000社以上の企業情報からの紹介、ES添削や面接対策といった支援を受けられます(出典: https://rookie.levtech.jp/)。対象はITエンジニアを目指す学生が中心のため、エンジニア以外の職種の新卒採用には向きません。逆に、プログラミング経験のある学生や、エンジニア職を第一志望にしている学生と出会いたい企業にとっては、一般的な新卒就職サイトよりも接点を作りやすい可能性があります。

運営会社の基本情報|大手企業なのか

レバテックルーキーを運営するレバテック株式会社は、2017年8月に設立され、株主はレバレジーズ株式会社です。「大手かどうか」は基準によって評価が変わるため、公式の会社概要にある事実で判断するのが確実です。

項目 内容
社名 レバテック株式会社
設立 2017年8月1日
資本金 6,000万円
株主 レバレジーズ株式会社
事業内容 IT・Web領域におけるHRサービス事業、DX戦略・業務改革コンサルティング事業など
認定・認証 有料職業紹介事業の許可、ISMS認証(ISO/IEC 27001:2022)

上の表は、レバテックの会社概要ページ(https://levtech.jp/company/overview)の2026年10月19日時点の記載にもとづきます。人材サービスを使い始める前の確認としては、会社概要に加えて、有料職業紹介事業の許可を受けているかどうかを見ておくのが基本です。

新卒エンジニア採用が難しい理由

エンジニア特化型の新卒採用サービスが使われる背景には、新卒エンジニア採用ならではの難しさがあります。レバテックルーキーの運営会社は、経済産業省の調査(2019年)をもとに、2030年には国内で最大79万人のIT人材が不足するとされていることを紹介しています(出典: https://levtech.co.jp/news/223978/)。エンジニアを志望する学生は多くの企業から求められる存在で、一般的な新卒就職サイトでは、あらゆる職種の学生が同じ画面で企業を探すため、エンジニア志望の学生に絞って求人を届けるのは簡単ではありません。

また、新卒採用には政府が経済団体などに要請している就職・採用活動日程があり、2027年度卒業・修了予定者については、広報活動は卒業・修了年度に入る3月1日以降、採用選考活動は卒業・修了年度の6月1日以降、正式な内定は卒業・修了年度の10月1日以降とされています(出典: https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou_yousei/index.html)。一方で、前述のレバテック株式会社の調査では、24年度卒の採用開始時期が前の年度より早くなった企業が21.0%と、5社に1社が採用活動を早めていました。早める理由で最も多かったのは「優秀な学生に出会うため」の61.9%です。自社がどの時期に、どの経路で学生と接点を持つのかを決めておかないと、気づいたときには志望度の高い学生が他社で内定を得ていた、ということになりかねません。

一般的な新卒就職サイトとの違い

観点 一般的な新卒就職サイト エンジニア特化型サービス(レバテックルーキー等)
登録している学生 あらゆる職種・学部の学生 ITエンジニア志望の学生が中心
学生の探し方 求人を掲載して応募を待つ形が中心 アドバイザーの紹介や、プロフィールをもとにしたスカウト
事前に分かる情報 学校・学部、自己PRなど一般的な情報 志望職種やプログラミング経験など、技術面に近い情報
向いている採用 職種を問わず大人数を採用したい場合 エンジニア職を少人数から確実に採用したい場合

レバテックルーキーの仕組み・特徴

企業がレバテックルーキーを使う方法は、エージェント(人材紹介)、スカウト、イベントの3つで、学生との出会い方と企業側の手間のかかり方がそれぞれ異なります。

サービスの種類 仕組み 向いている企業
エージェント(人材紹介) アドバイザーが学生と面談し、企業の求人に合う学生を紹介する。ES添削や面接対策などの学生支援も担う 採用担当者の人数が少なく、母集団形成から内定承諾までの手間を抑えたい企業
スカウト 企業が学生のプロフィールを検索し、直接スカウトを送る。2023年6月26日に企業向けのスカウトサービスが始まった 求める技術や志向性がはっきりしていて、自社で学生に声をかけたい企業
イベント エンジニア志望の学生が集まる大規模イベントなどに参加し、直接学生と話す 知名度を上げたい企業や、エンジニア社員が学生と直接話せる企業

エージェント(人材紹介)の特徴

エージェントでは、IT業界に詳しいアドバイザーが学生の志向を聞き取り、企業の求人と合いそうな学生を紹介します。企業側は、求人の内容や求める人物像をアドバイザーに伝えておけば、学生を探す作業の多くを任せられます。学生にはES添削や面接対策、ポートフォリオ作成の支援が行われるため、選考の準備ができた状態の学生と会いやすいのも特徴です。一方で、紹介される学生の数や質は、アドバイザーにどれだけ正確に自社の情報を伝えられるかに左右されます。

スカウトの特徴

スカウトでは、企業が学生のプロフィールを見て、自社の採用ターゲットに合う学生へ直接メッセージを送ります。運営会社の発表によると、企業はプログラミングスキルや志向性、学生時代のエンジニアとしての経験をもとに、スカウトを送る学生を絞り込めます(出典: https://levtech.co.jp/news/223978/)。学生側は志望職種やプログラミング経験などのプロフィールを入力して待つ形で、様々な企業からスカウトが届くため、定型文のスカウトでは埋もれやすい点に注意が必要です。学生のプロフィールに書かれた開発経験や技術に触れ、なぜその学生に声をかけたのかを伝える文面が求められます。

イベントの特徴

イベントは、エンジニア志望の学生と直接話せる場です。知名度がまだ高くない企業でも、現場のエンジニアが自社の技術や開発の進め方を話すことで、学生の関心を引きやすくなります。ただし、イベントで接点を持った学生は、その後の連絡が遅れると関心が薄れやすいため、参加後すぐに個別面談へつなげる段取りを決めておくことが大切です。

学生の利用の流れと、企業側で準備したいこと

学生はレバテックルーキーの中でどのように動くのかを知っておくと、企業側の準備が見えてきます。次の表は、公式サイトに書かれた学生側の流れと、それに合わせて企業が一般的に準備しておきたいことを対応させたものです。実際の契約や進め方は、運営会社への問い合わせで確認してください。

段階 学生の動き(公式サイトの案内) 企業側で準備したいこと
カウンセリング IT就活に詳しいアドバイザーとオンラインで話し、キャリアビジョンを明確にする 使う技術、開発体制、研修の内容を、求人票に具体的に書いておく
企業紹介 志向性をふまえ、8,000社の中から合う求人の紹介を受ける 求める人物像を、アドバイザーに正確に伝える
就活支援 ES添削や面接対策などの支援を受ける 受け答えだけで判断せず、技術課題などで確かめる方法を用意する
内定 同時に複数企業の選考を受け、最短2週間で内定に至る場合もある 連絡の目標時間と、合否の基準を面接官でそろえておく

利用料金・費用感

レバテックルーキーの企業向けの料金は、公式サイトの学生向けページでは案内されておらず、採用企業向けの問い合わせ窓口で相談する形です。比較メディアなどでは目安の金額が紹介されていることもありますが、時点や条件によって異なるため、正式な料金は必ず運営会社に問い合わせて見積もりで確認してください。ここでは、金額そのものではなく、料金体系の考え方を整理します。

サービスの種類 一般的な料金体系 見積もりで確認したい点
エージェント(人材紹介) 成果報酬型(学生の入社が決まったときに費用が発生する) 1人あたりの報酬額、内定辞退や早期退職時の返金規定
スカウト 採用人数に応じたプランの利用料、または成果報酬型 送れるスカウトの数、契約期間、採用できなかった場合の扱い
イベント 参加費型、またはイベント経由の採用に応じた成果報酬型 参加費の有無、想定される参加学生の人数と属性

費用は「1採用あたり」で比べる

成果報酬型は採用が決まるまで費用がかからないため、初期の負担を抑えやすい一方で、1人あたりの金額は高めになりやすい傾向があります。定額のプランは、採用人数が多いほど1人あたりの費用を抑えられる可能性がありますが、採用できなければ費用だけがかかります。料金を比べるときは、表面上の金額だけでなく、次の3つをセットで考えることが大切です。

  1. サービスに支払う費用の総額
  2. スカウト文の作成や面接、学生フォローにかかる社内の工数(人件費)
  3. 総額を実際の採用人数で割った、1採用あたりの費用

エージェントは費用が高めでも社内の工数を減らせ、スカウトは費用を抑えられる可能性がある代わりに社内の工数が増えます。採用担当者の人数や、エンジニア社員がどれだけ選考に協力できるかによって、どちらが自社にとって割安かは変わります。複数のサービスを並行して使う場合は、経路ごとに応募から内定までの人数を記録しておくと、翌年度に費用対効果を比べやすくなります。

レバテックルーキーの評判・口コミ|学生側の声から採用担当者が読み取ること

レバテックルーキーの評判は、サポートの手厚さを評価する声と、担当者との相性や連絡の多さを挙げる声に分かれます。採用担当者は、学生の声が自社の選考にどう影響するかという視点で読むと役立ちます。

以下は、レバテックルーキーを紹介する比較メディア(Renew Magazine、タレントスクエア)の記載の傾向であり、運営会社の公式見解ではありません。

学生側でよく見られる評判 企業側にとっての意味
ES添削や面接対策など、サポートが手厚い 選考の準備ができた学生と会いやすい反面、面接での受け答えだけで判断せず、技術面の確認方法を用意したい
Web系やベンチャー企業の求人が多い IT・Web系企業は学生の志向と合いやすい。それ以外の業種は、エンジニアとしてどんな経験が積めるかを具体的に伝える必要がある
大手企業志向の学生には紹介が少なく感じられる場合がある 知名度で比べられやすい企業は、仕事の中身や成長環境で選ばれる説明を用意したい
担当者によって当たり外れがあるという声がある アドバイザーへの情報共有の質が紹介の質を左右する。求める人物像を言葉にして定期的にすり合わせたい
電話やメールの連絡が多いと感じる学生がいる 学生は複数のサービスや企業とやり取りしている。自社からの連絡は要点をまとめ、頻度や時間帯にも配慮したい
興味のない企業からスカウトが届くことがある 定型文のスカウトは埋もれる。学生の経験に触れた文面にしたい

評判は最悪なのか|「やめとけ」と言われるほど悪いサービスか

公式情報や、確認した比較メディアの記載からは、「やめとけ」と断定できる根拠は見当たりません。評判が分かれる点は主に、担当者との相性、紹介される企業の傾向、連絡の頻度で、使い方によって印象が変わります。

比較メディアでも、悪い評判として担当者との相性や連絡の多さを挙げつつ、担当者の変更や連絡頻度の相談で改善できる場合があると紹介されています。採用担当者の立場では、悪い評判を理由に避けるよりも、自社の採用に合うかどうかで判断するのが現実的です。エンジニア職の採用が中心か、IT・Web系の企業か、エンジニア社員が選考に協力できるか、という3点が合っていれば、検討する価値があります。

電話は無視してもいいのか

学生向けの解説では、登録後に面談の日程調整などで電話やメールの連絡が来るとされており、無視すると面談や企業紹介が進まない可能性があります。担当者に連絡手段や頻度を相談できると紹介する媒体もあります。

企業側にとっての意味は、学生が複数のサービスや企業から連絡を受けている前提で、自社の連絡を設計することです。電話だけに頼らず、メールやメッセージも併用し、選考日程や次のステップを1通で伝えると、学生の負担を減らせます。連絡が遅れて辞退につながる失敗は、この記事の後半でも触れます。

なぜ無料で利用できるのか

学生が無料で使えるのは、学生に費用を求めない代わりに、企業側が採用支援の対価を負担する人材紹介の仕組みだからです。公式サイトでも、登録から内定まで学生は無料で利用できると案内されています(出典: https://rookie.levtech.jp/)。企業側の費用は、前の章で整理したとおり、サービスの種類や契約内容によって変わります。

レバテックルーキーが向いている企業・向かない企業

レバテックルーキーが向いているのは、エンジニア職を少人数から確実に採用したい企業です。職種を問わず大人数を採用したい企業は、一般的な新卒就職サイトなど他の方法と組み合わせるのが現実的です。

観点 向いている企業 工夫が必要な企業
採用したい職種 エンジニア職が中心 営業職や事務職なども含めて大人数を採用したい
事業の領域 IT・Web系、SIerなど、学生の志向と合いやすい エンジニアとしての経験が積めることが伝わりにくい。使う技術や配属後の姿を具体的に示す必要がある
選考の体制 現場のエンジニアが面談や面接に協力できる 人事だけで選考を回しており、技術面の確認が難しい
費用の考え方 見積もりを取り、1採用あたりの費用で比べる前提がある 予算や採用人数が決まっておらず、費用対効果を比べられない

新卒エンジニア採用の方法を比較|他の選択肢との違い

新卒エンジニアを採用する方法は、エンジニア特化型の就職支援サービスだけではありません。主な方法の特徴を比べると、自社に合った組み合わせを考えやすくなります。

採用方法 長所 短所
エンジニア特化型の就職支援サービス エンジニア志望の学生に絞って出会える。技術面に近い情報が事前に分かる 成果報酬型は1人あたりの費用が高めになりやすい
大手の新卒就職サイト 登録学生が多く、大人数の母集団を作りやすい エンジニア志望の学生に絞り込みにくく、応募対応の手間が増える
逆求人型のスカウトサービス 学生のプロフィールを見て、自社から声をかけられる スカウト文の作成など社内の工数がかかる
インターンシップ 実際の業務に近い課題を通じて、学生の技術力や働き方を確認できる 企画や受け入れに、現場のエンジニアの協力が欠かせない
大学・研究室との連携、社員紹介 信頼関係のある経路から、相性のよい学生と出会いやすい 関係づくりに時間がかかり、採用人数が安定しにくい

実際には、エンジニア特化型のサービスで志望度の高い学生と出会い、インターンシップで技術力を確かめ、社員紹介や大学との連携で採用を安定させる、というように複数の方法を組み合わせる考え方があります。人材紹介の手数料の考え方は人材紹介会社の仕組みと費用の相場を、スカウト型で自社から学生に声をかける方法はダイレクトリクルーティングの意味と費用を参考にすると、比べやすくなります。どの組み合わせを選ぶ場合も、採用の判断を面接の印象だけに頼らないことが大切です。

面接で人柄と価値観を聞き出す工夫

新卒エンジニアは実務経験が少ないため、技術課題の結果だけでは入社後の活躍までは見えません。面接では、同じ質問を全員に聞き、答えを評価項目ごとに記録する形にすると、学生どうしを比べやすくなります。たとえば、チームで開発した経験があれば、自分の役割、困った場面、どう乗り越えたかを順に聞きます。一方で、短い面接時間だけで価値観や組織との相性まで判断するのは簡単ではないため、事前に候補者の特性を把握できる材料があると、質問を絞って深掘りしやすくなります。

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新卒エンジニア採用でよくある失敗と対策

エンジニア特化型の新卒採用サービスを導入しても、使い方によっては思うような成果が出ないことがあります。よくある失敗と、その対策を整理しました。

よくある失敗 起こりやすい結果 対策
求める人物像を決めずに使い始める 紹介される学生やスカウトの対象がぶれ、面接しても合う学生に出会えない 必須の技術、歓迎する経験、志向性を現場のエンジニアと一緒に言葉にしておく
スカウトを定型文で一斉に送る 多くのスカウトに埋もれ、返信がほとんど来ない 学生の開発経験に触れ、声をかけた理由を一文でも入れる
学生への連絡が遅れる 他社の選考が先に進み、辞退される 最初の連絡までの目標時間を決め、選考状況を担当者全員が見られるようにする
面接官ごとに評価の基準が違う 同じ学生への評価が割れ、判断に時間がかかる 評価項目を決め、面接ごとの評価を記録して共有する
経路ごとの成果を記録しない どのサービスが採用につながったか分からず、翌年度の予算を決められない 経路ごとに応募、面接、内定、入社の人数を記録する

選考の場面では、厚生労働省が示す「公正な採用選考」の考え方に沿って、本人の適性や能力に関係のない事項(本籍や家族の職業、思想や信条など)を尋ねないよう注意が必要です。また、改正職業安定法では、募集情報を的確に表示することや、求職者の個人情報を適切に扱うことが求められています。スカウトや求人の文面で、実際の業務内容や条件とかけ離れた表現をしないようにしましょう。なお、本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、法的な助言ではありません。個別の判断が必要な場合は、専門家や公的な窓口に相談してください。

表にある失敗のうち、評価基準のばらつきは、基準を言葉にして面接官でそろえることで防ぎやすくなります。次のセルフチェックで、今の選考の運用を確かめてみましょう。

新卒エンジニアの選考、今のやり方で大丈夫?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

新卒エンジニアの選考で、見極めの基準を整える進め方

見極めの基準を整えるには、求める人物像を言葉にし、評価項目を決めて面接官で共有し、技術面と人物面で確かめる方法を分けます。結果は合否の自動判定には使わず、面接や経歴とあわせて判断します。

  1. 現場のエンジニアと、必須の技術・歓迎する経験・志向性を言葉にする
  2. 評価項目を決め、面接官ごとの評価を同じ形式で記録する
  3. 技術面は、技術課題・ポートフォリオ・インターンシップで確かめる
  4. 人柄や価値観、組織との相性は、同じ質問での面接に加え、適性検査のデータも補助に使う
  5. 結果を共有し、面接官の評価が割れた学生は理由を話し合って基準を見直す

確かめたいことと方法の分け方

確かめたいこと 向いている方法 補足
技術力 技術課題、ポートフォリオ、インターンシップ 適性検査は技術力を測るものではない
人柄や価値観 同じ質問での面接、適性検査 面接官の印象だけに頼らず、評価項目ごとに記録する
組織との相性 面接、適性検査、社員との面談 現在の組織だけでなく、目指す組織に必要な人材かも考える

適性検査を使う場合の考え方

厚生労働省は、採用選考を応募者の適性と能力のみを基準として行うことを求めています(出典: https://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/)。適性検査は、この考え方に沿って、判断の材料を増やすための手段です。受検の目的を学生に説明し、結果は合否の自動判定に使わず、面接や技術課題とあわせて判断します。web適性検査の種類や不正受検への備えは、web適性検査の種類と選び方で詳しく整理しています。

評価基準を社員のデータから作りたい場合は、ミキワメAI 適性検査のように社員の受検結果から採用基準を策定するタイプが、組織との相性や目指す組織への貢献度まで見たい場合は、テキカクのようなタイプが候補になります。どちらも技術課題の代わりにはなりません。

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よくある質問(FAQ)

Q1. レバテックルーキーとは何ですか?

A. レバテック株式会社が運営する、ITエンジニアを目指す学生向けの就職支援サービスです。企業はエージェント(人材紹介)、スカウト、イベントの3つの方法で、エンジニア志望の学生と出会えます。学生は登録から内定まで無料で利用できます。

Q2. レバテックルーキーは大手企業ですか?

A. 運営するレバテック株式会社は2017年8月設立で、資本金は6,000万円、株主はレバレジーズ株式会社です(公式の会社概要、2026年10月19日確認)。「大手かどうか」は基準によって評価が変わるため、会社概要の事実と、有料職業紹介事業の許可の有無で判断するのが確実です。

Q3. レバテックルーキーの評判は最悪ですか?「やめとけ」と言われるほど悪いサービスですか?

A. 公式情報や確認した比較メディアの記載からは、「やめとけ」と断定できる根拠は見当たりません。評判が分かれるのは、担当者との相性、紹介される企業の傾向、連絡の頻度などです。企業の立場では、エンジニア職が中心か、IT・Web系か、エンジニア社員が選考に協力できるかで、自社に合うかを判断します。

Q4. レバテックルーキーの電話は無視してもいいですか?

A. 学生向けの解説では、登録後に面談の日程調整などで電話やメールの連絡が来るとされており、無視すると面談や企業紹介が進まない可能性があります。連絡手段や頻度は担当者に相談できると紹介されています。企業側は、学生が複数社から連絡を受けている前提で、電話だけに頼らずメールやメッセージも併用して連絡を設計します。

Q5. レバテックルーキーはなぜ無料なのですか?

A. 学生は登録から内定まで無料で利用でき、企業側が採用支援の対価を負担する人材紹介の仕組みだからです。企業側の費用は、エージェント、スカウト、イベントといった利用方法や契約内容によって変わるため、運営会社に問い合わせて見積もりで確認してください。

Q6. 新卒エンジニアの選考で、適性検査はどう使えばよいですか?

A. 技術力は技術課題やポートフォリオで確かめ、人柄や価値観、組織との相性を面接官でそろえる補助として適性検査を使います。結果で自動的に合否を決めず、面接や経歴とあわせて判断します。ミキワメAI 適性検査やテキカクのように、評価基準づくりに使えるサービスもあるため、資料で機能を比べてください。

まとめ

レバテックルーキーは、ITエンジニアを目指す学生に特化した新卒向けの就職支援サービスで、エージェント、スカウト、イベントという方法でエンジニア志望の学生と出会えます。新卒エンジニア採用は、出会いの段階も出会ったあとの見極めも一つのサービスだけでは完結しにくいため、次の6つを押さえて活用しましょう。

  1. 求める技術や志向性を現場のエンジニアと一緒に決めてから使い始める。
  2. エージェントとスカウトの違いを理解し、社内の体制に合う方法を選ぶ。
  3. 料金は見積もりで確認し、社内の工数を含めた1採用あたりの費用で比べる。
  4. 評判は学生側の声として読み、自社の連絡の速さや情報の伝え方に生かす。
  5. 面接の印象だけに頼らず、技術面の確認方法と公正な採用選考の考え方を押さえる。
  6. 評価基準をそろえる手段として適性検査を検討し、サービスの資料で機能と注意点を比べる。

参考文献

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