グーグルドライブの容量とは?無料15GBの中身、確認方法、プラン別上限、不足時の対処法
Check!
- 無料15GBはドライブ・Gmail・フォトで共有
- 使用量は個人も管理者も画面で確認できる
- 足りないときはゴミ箱と内訳から整理する
グーグルドライブの容量は、無料のGoogleアカウントで15GBまでで、この容量はGmail・Googleフォトと共有です。容量を増やす方法は、個人向けのGoogle One(100GB・2TB・5TBのプラン)と、法人向けのGoogle Workspace(1ユーザーあたり30GBから)の2つで、使用量の確認はGoogleドライブ画面の保存容量、組織の管理者は管理コンソールのストレージから行えます。この記事では、容量にカウントされるもの、確認方法、プラン別の上限、足りなくなったときの対処法、会社やチームで使うときの管理のポイントを順に解説します。プランの内容や料金は変更されることがあるため、契約前にはGoogleの公式サイトで最新情報を確認してください(本記事のプラン情報は2026年10月15日時点)。
容量の悩みはどのタイプ? かんたん診断
Q1. いま、容量で困っているのはどちらですか?
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グーグルドライブの容量とは|無料15GBは何と共有されているか
グーグルドライブの無料の容量は、Googleアカウント1つにつき15GBです。この15GBはドライブだけのものではなく、GmailとGoogleフォトを含めた全体で共有されます。
「ドライブにはほとんどファイルを置いていないのに容量がいっぱい」という場合、多くはこの仕組みが原因です。数年分のメールに付いてきた見積書や図面のPDF、スマートフォンから自動でバックアップされた写真や動画は、すべて同じ15GBから差し引かれます。容量を考えるときは、まず「ドライブ・Gmail・フォトで1つの容量を分け合っている」という前提を押さえておきましょう。
容量不足の原因は、ファイルの回し方にもある
容量を使い切る原因は、写真や動画のような大きなデータだけではありません。会社やチームでは、同じ資料をメールに添付して何人にも送り、それぞれが保存し直すことで、同じ内容のコピーが増えていきます。Gmailの添付ファイルも容量にカウントされるため、メール添付で資料を回す運用は、送る側にも受け取る側にも容量の負担が残ります。対策の基本は、ファイル本体の置き場所を1つに決め、メールにはその場所へのリンクを書き、確認や依頼の連絡は別の場で行うことです。
ファイルの回し方を見直したい会社の場合の一例がChatworkです。チャットのほかにビデオ通話・音声通話が標準で使え、依頼にタスクを付けて、完了すると自動でチャットに通知される仕組みがあります。ファイルをアップロードして、チャットに参加しているメンバーだけで共有することもできます。注意したい点として、フリープランは過去40日分・5,000件までしか閲覧できません。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
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グループチャットに関連するシートやドキュメントのURLを概要欄に貼り付けて、すばやくアクセスできるようにしています。
株式会社モリチュウ(22名・製造業、取材2022年9月)の導入事例|Chatwork
ファイルの共有と確認依頼を、チャットとタスクで進めたい会社に
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Chatworkはファイルの置き場所そのものを増やすサービスではありません。公式の機能一覧(2024年11月現在の記載)では、ストレージ容量はフリープランで組織あたり10GB、有料プランで1ユーザーあたり10GBとされ、追加するにはオプション料金が必要です。大きなファイルや長く残す資料はGoogleドライブに置いてリンクを共有し、Chatworkは「この資料を確認してください」という依頼と期限の連絡に使う、という分担が現実的です。最新の内容は公式サイトで確認してください。
容量にカウントされるものと、上限を超えたときに起きること
容量にカウントされるのは、Googleドライブのファイル、Gmailのメールと添付ファイル、Googleフォトの写真・動画、Meetの録画などです。他の人が所有していて自分に共有されているだけのファイルは、自分ではなく所有者の容量を使います。
容量にカウントされるもの・されないもの
| サービス | 容量にカウントされる主なもの | 見落としやすいポイント |
|---|---|---|
| Googleドライブ | 自分がアップロード・所有するファイル。ドキュメント・スプレッドシート・スライドなどは2021年6月1日以降に作成・編集したもの | ゴミ箱に入れたファイルは、完全に削除するまで容量を使い続ける。共有されているだけのファイルは所有者の容量を使う |
| Gmail | メール本文と添付ファイル(迷惑メール・ゴミ箱内のものも含む) | 長年の添付ファイルの蓄積が、気づかないうちに大きな割合を占めていることが多い |
| Googleフォト | 元の画質でバックアップした写真・動画。2021年6月1日以降に保存容量の節約画質(旧・高画質)でバックアップしたもの | スマートフォンの自動バックアップで、業務と私用の写真が混ざって増え続ける |
| その他 | Meet通話の録画ファイル、Android上のWhatsAppのバックアップ、Androidのバックアップ(SMS・MMS、通話履歴、デバイスの設定、アプリデータ) | 会議を録画する習慣があると、短期間で容量を消費しやすい |
2021年6月1日より前にGoogleフォトへ高画質で保存した写真・動画や、同日より前にアップロード・編集したドキュメント類は、容量にカウントされません。カウントの対象は仕様変更で変わることがあるため、最新の内容はGoogle Oneヘルプで確認してください。Googleフォトの容量だけを詳しく知りたい場合は、写真のクラウド保存は何GBまで無料?15GBの内訳と容量不足の対処法・有料プランの考え方もあわせて参考にしてください。
容量の上限を超えるとどうなるか
Googleの公式ヘルプによると、容量の上限を超えると、次のような影響が出ます。
- Googleドライブに新しいファイルをアップロードできなくなる
- Googleフォトに写真や動画をバックアップできなくなる
- Gmailでのメールの送受信に影響することがある(上限に達している間に届いたメールは、送信者に返送される)
- ドキュメント・スプレッドシート・スライドなどで新しいファイルを作れなくなり、使用量を減らすまでは影響を受けたファイルの編集やコピーもできなくなる
Googleアカウントへのログイン自体は引き続きできます。業務で使っているアカウントでは、取引先からのメールが届かなくなる点が特に大きな問題です。さらに、容量の超過が2年以上続くと、Gmail・Googleフォト・Googleドライブのコンテンツが削除される場合があります。削除の対象になる3か月以上前にサービス内の通知やメールで知らされ、データをダウンロードする機会も設けられるとされていますが、「いつか整理しよう」と放置するのは危険です。通知が届いたら、早めに対処しましょう。
自分の使用容量を確認する方法|個人アカウントとWorkspace管理者
自分のGoogleアカウントの使用容量は、Googleドライブ画面の左側に表示される保存容量と、Google Oneのストレージ管理画面で確認できます。Google Workspaceの組織全体の使用量は、管理者が管理コンソールの「ストレージ」で確認します。
個人アカウントで確認する手順
- Googleドライブを開き、画面左側の「保存容量」で、使用量と上限の全体像を確認する
- Google Oneのストレージ管理画面を開き、ドライブ・Gmail・フォトのサービス別の内訳を確認する
- 内訳で一番大きいサービスから整理を始める(ドライブだけを片づけても、容量を使っているのがGmailやフォトだと空きがほとんど増えない)
クラウドストレージの容量確認は、Googleドライブ以外のサービスでも考え方が共通です。「契約している容量」「サービス別の使用量」「大きなファイル」の3つを順に見ます。他のファイル同期・共有サービスの使い方は、ファイル同期・共有サービスの使い方|複数デバイス間の同期と社内共有を解説で解説しています。
数字が合わないときの原因と確認先
容量の表示で戸惑いやすいのは、「ファイルを消したのに空かない」「パソコンの表示と違う」といった場面です。Googleの公式ヘルプをもとに、よくある症状と原因を整理します。
| 症状 | 主な原因 | 確認すること |
|---|---|---|
| ファイルを消したのに容量が空かない | ゴミ箱・迷惑メールのフォルダに残っていると、完全に削除するまで容量を使い続ける。大量に削除した場合、表示の更新に最長で48-72時間かかることがある | ドライブ・Gmail・フォトのゴミ箱と迷惑メールを空にする。30分たっても変わらなければ、Googleの「高度なクリーンアップ」を試す |
| パソコンで見る空き容量と、Googleの容量が違う | パソコン版ドライブで同期したファイルはパソコンのハードディスクを使う。これはGoogleの保存容量とは別で、数字が違うのは想定された動作 | ウェブ版の保存容量(Googleの容量)と、パソコンのディスク容量を別々に見る |
| 共有されたファイルが多いのに、自分の容量は増えない | Googleの保存容量にカウントされるのは、自分がオーナーのファイルだけ | 自分が所有しているファイルを大きい順に確認する |
| Androidスマートフォンを使い始めてから急に増えた | WhatsAppのバックアップや、Androidのバックアップ(SMS・通話履歴・アプリデータなど)も容量にカウントされる | バックアップの設定を見直す。WhatsAppのバックアップは、削除すると元に戻せないので注意する |
Google Workspaceの管理者が組織全体の使用量を確認する方法
Google Workspaceでは、管理者が管理コンソールの「ストレージ」から、組織全体の使用量と合計容量の上限を確認できます。確認には、ストレージの管理者権限が必要です。Googleの公式ヘルプでは、次のような確認ができるとされています。
- 組織の使用量と、合計容量の上限(ドライブ・フォト・Gmailのサービス別の使用量も確認できる)
- 「ストレージを最も使用しているユーザー」から、使用容量の多いユーザーの概要を見る
- 「保存容量をたくさん使用している共有ドライブ」から、使用容量の多い共有ドライブを見る
管理者が見られるのは使用量の概要で、ユーザーのファイルの中身ではありません。容量を増やしたり空けたりした結果が管理コンソールに反映されるまでには、最長で24時間ほどかかることがあります。早く確かめたいときは、管理者アカウントでGoogleドライブの保存容量の画面を開くと、4時間以内に反映されるとされています。組織全体の使用量を月に1回程度見る習慣をつけておくと、急に増えたユーザーや共有ドライブに早く気づけます。
プラン別の容量上限|Google One・Google Workspace
Googleドライブの容量を増やす方法は、個人向けのGoogle Oneと、法人向けのGoogle Workspaceの2つです。どちらもドライブの容量を増やせますが、対象とする利用者と、容量の考え方が異なります。
| 種類 | 主な容量 | 容量の考え方 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| 無料のGoogleアカウント | 15GB | ドライブ・Gmail・フォトで共有 | 個人の私的な利用、ちょっとしたファイルのやり取り |
| Google One Basic | 100GB | 契約したアカウントの容量が増える。最大5人のユーザーと共有できる | 個人や家族での写真・ファイルの保存 |
| Google One Google AI Plus | 2TB | 同上(最大5人まで共有)。Geminiの利用枠などが加わるプラン | 大きな写真・動画を扱う個人、個人事業主の小規模な利用 |
| Google One Google AI Pro | 5TB | 同上(最大5人まで共有)。上位のGemini機能などが加わるプラン | 動画や大量のデータを個人で保存する場合 |
| Google Workspace Starter | 1ユーザーあたり30GB | 組織内のユーザーでストレージプールとして共有 | メール・カレンダー中心で、ファイル保存量が少ない小規模チーム |
| Google Workspace Standard | 1ユーザーあたり2TB | 同上 | 資料や画像を日常的に共有する一般的な中小企業 |
| Google Workspace Plus | 1ユーザーあたり5TB | 同上 | 動画や設計データなど大容量のファイルを扱い、管理機能も重視する企業 |
| Google Workspace エンタープライズ | 1ユーザーあたり5TB(追加も可能) | 同上 | 大規模な組織や、高度な管理・セキュリティの要件がある企業 |
表の内容は2026年10月15日にGoogle OneとGoogle Workspaceの公式ページで確認したものです。料金は契約形態(月払い・年払い)や期間限定の割引によって変わるため、本記事では具体的な金額を記載していません。プランの名称や内容は変わりやすいので、契約前に公式の料金ページで最新情報を確認してください。
Google Oneの特徴と、業務利用での注意
Google Oneは、個人のGoogleアカウントの容量を増やすサブスクリプションです。今使っているアカウントのまま容量だけを増やせるため、手続きが簡単で、データの移行も必要ありません。2TB以上のプランにはGeminiなどのAI機能が含まれており、プランの名称や構成は変わりやすい点に注意が必要です。一方で、Google Oneは個人向けのサービスです。会社として社員のアカウントをまとめて管理したり、退職者のデータを会社側で引き継いだりする用途は想定されていません。業務のファイルが個人アカウントにたまって容量が足りなくなった場合に、個人のGoogle Oneで容量だけを増やすと、後述する管理上の問題が残ります。
Google Workspaceのストレージプールと、管理者による上限設定
Google Workspaceのプランには「1ユーザーあたり○TB」と書かれていますが、実際にはユーザー数分の容量が合算され、組織全体のストレージプールとして共有されます。たとえば1ユーザーあたり2TBのプランを10ユーザーで契約すると、組織全体で20TBのプールになる、という考え方です(公式の説明に基づく計算例)。動画を多く扱う社員は多めに、メール中心の社員は少なめに、というように、個人ごとに容量を区切らず柔軟に使えます。
そのぶん、使いすぎるユーザーが1人いると組織全体の空きが減ります。Googleの公式ヘルプでは、管理者がユーザーや共有ドライブごとに使用できるストレージの量を管理(上限を設定)できるとされています。プールの共有とユーザー別の上限を使い分けることが、管理者の役割になります。
Google OneとGoogle Workspaceのどちらを選ぶか
判断の目安は、「誰がデータを管理する責任を持つか」です。個人や家族のデータを保存するならGoogle Oneで十分です。会社の業務データを保存し、社員の入退社に合わせてアカウントやデータを管理する必要があるなら、容量の大小にかかわらずGoogle Workspaceのような法人向けのサービスが基本です。個人事業主で取引先とのやり取りが少ないうちはGoogle Oneから始め、従業員を雇う段階で法人向けに移す、という段階的な考え方もあります。
| 状況 | 選びやすい方法 | 確認すること |
|---|---|---|
| 個人・家族の写真が中心で、15GBでは足りない | Google One | ドライブ・Gmail・フォトのどれが使用量の中心か |
| 個人事業主で、取引先との共有ファイルが増えてきた | まずGoogle One、従業員を雇うときにGoogle Workspaceへ | 業務のファイルを個人用と分けて保存しているか |
| 従業員がいて、会社のメールや共有ファイルを管理したい | Google Workspace | 人数分の容量の合計と、1人あたりの上限が業務に足りるか |
| すでにWorkspaceを使っていて、組織全体の容量が足りない | 上位プラン、またはユーザー数の追加 | ユーザー別・共有ドライブ別の使用量に偏りがないか |
なお、IPA(情報処理推進機構)の「中小企業のためのクラウドサービス安全利用の手引き」では、クラウドサービスを使う上で留意すべき事項の1つとして、利用量の意図しない増大に伴う使用料の急増のリスクが挙げられています。プランを選ぶときは、現在の使用量だけでなく、過去1年の増え方を見て、1年から2年先までの余裕を持たせると、短期間で再び足りなくなるのを防げます。
容量が足りなくなったときの対処法|整理・追加・見直し
容量が足りなくなったときの対処は、整理して空ける、容量を買い足す、保存先や使い方を見直す、の3つに分けられます。いきなり有料プランを契約する前に、整理で空けられる量を確認しましょう。
1. まずゴミ箱と迷惑メールを空にする
Googleの公式ヘルプでは、空き容量を増やす最も迅速な方法として、ゴミ箱と迷惑メールフォルダを空にすることが挙げられています。これらに入っているアイテムは、完全に削除するまで容量にカウントされ続けます。ドライブ、Gmail、Googleフォトのそれぞれにゴミ箱があるので、3か所とも確認してください。あわせて、不要になった大きな添付ファイル付きのメールを削除すると、効果が出やすくなります。
2. 大きなファイルから整理・圧縮する
整理は、サイズの大きいファイルから見直すのが効率的です。Googleドライブの保存容量の画面で、容量を多く使っているファイルを確認できます。古い動画ファイルや、同じ資料の重複コピーが見つかることは珍しくありません。Gmailでは、検索ボックスに「has:attachment larger:10M」のように入力すると、大きな添付ファイル付きのメールを絞り込めます。必要な添付ファイルは保存し直したうえで、メールを削除しましょう。
画像や動画は、解像度やサイズを下げて保存し直す(圧縮する)ことで容量を節約できます。ただし、元のデータが必要になる可能性がある場合は、画質を下げる前に原本を別に残すかどうかを決めておきます。なお、他のユーザーが所有している共有ファイルを削除しても、自分の容量は増えません。容量を使っているのは所有者だからです。
3. フォト・バックアップの設定を見直す
Googleフォトは、スマートフォンの自動バックアップの対象や画質の設定を見直すと、今後の増加を抑えられます。Androidを使っている場合は、WhatsAppのバックアップやAndroidのバックアップも容量にカウントされます。WhatsAppは、アプリ側の設定(動画を含めない、など)を先に変えてからGoogle側のバックアップを削除しないと、次のバックアップで元の大きさに戻ってしまうと案内されています。
4. 有料プランで容量を追加する
整理しても足りない場合は、有料プランを検討します。個人のアカウントならGoogle One、Google Workspaceを使っている組織なら上位プランへの変更やユーザー数の追加で、プール全体の容量を増やすのが一般的です。有料プランに変えた直後は、容量の反映に少し時間がかかることがあります。
5. 保存先や使い方そのものを見直す
ファイルの種類によっては、日常的に共有する場所に置き続けるのが最適とは限りません。プロジェクトが終わった過去の動画素材や、法令で一定期間の保存が求められる書類は、日常の共有とは別に保管用の場所を決める方法があります。また、チームの共同作業で容量が増え続ける場合は、個人のマイドライブではなく共有ドライブにまとめ、最新版の置き場所を1つに決めると、重複コピーが減ります。
| 対処法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 整理して空ける | 費用がかからず、すぐに始められる | 必要なファイルまで消さないよう確認が必要。根本の原因が残ると再発する |
| 有料プランで追加 | 手間が少なく、確実に容量を確保できる | 継続的な費用が発生する。使い方が変わらなければ再び不足する |
| 保存先・使い方の見直し | ファイルの重複や散在を減らし、再発を防げる | 社内ルールの整備や周知に時間がかかる |
整理も買い足しも、元の運用が変わらなければ、いずれ同じ状態に戻ります。次のチェックで、ファイルの回し方に仕組み側の見直しが必要かどうかを確かめてみてください。
容量不足が繰り返されていませんか? ファイルの回し方セルフチェック
当てはまるものを選んでください(登録不要)
法人・チームで使うときの容量管理のポイント
個人の容量不足は自分で整理すれば済みますが、会社やチームで使う場合、容量の問題は情報管理やセキュリティの問題と直結します。法人・チームで押さえておきたいポイントを整理します。
業務データを個人アカウントに置かない
小規模な会社でよく見られるのが、社員がそれぞれ私用の無料アカウントで業務ファイルを保存・共有しているケースです。この状態では、容量が足りなくなっても会社として対処できないだけでなく、社員が退職したときにファイルの所有権が個人に残り、会社がデータにアクセスできなくなるおそれがあります。
IPAの手引き(2026年6月版)は、クラウドサービスを運用するときの確認ポイントとして、誰が使うのか・どう管理するのか、誰が責任を持つのかを挙げています。具体的には、管理担当者を決めること、利用者の範囲を決める(誰にどのような権限を与えるか)こと、利用を終えるときのデータを確保することが、チェック項目に含まれています。容量の管理も、この管理担当者の役割に含めておくと、不足の通知を放置せずに済みます。
チームのファイルは共有ドライブにまとめる
Google Workspaceを使っている場合は、チームで使うファイルを個人のマイドライブではなく、共有ドライブにまとめるのが基本です。Googleの公式ヘルプによると、共有ドライブのファイルは個人ではなくチームが所有し、メンバーがチームを去ってもファイルは共有ドライブ内に残ります。誰の容量を使っているのか分かりにくくなる問題が減り、重複保存も防ぎやすくなります。共有の設定や権限の考え方は、オフィス文書の共同編集向けクラウドストレージとは?使い方・料金プラン・法人利用の確認事項も参考になります。
必要な容量を見積もり、定期的に確認する
プランを選ぶときは、社員の業務内容ごとにおおよその使用量を見積もると判断しやすくなります。ストレージプールの仕組みがあるとはいえ、組織全体の使用量が上限に近づくと全員に影響が出ます。管理者は月に1回程度、管理コンソールで使用量の推移を確認し、急に増えたユーザーや共有ドライブがないかを見ておくと安心です。
| 業務の傾向 | 容量を使いやすいデータ | 検討の目安 |
|---|---|---|
| メール・文書作成が中心 | メールの添付ファイル、PDF、表計算ファイル | 小容量のプランでも足りることが多い。添付ファイルの扱いをルール化する |
| 営業資料・画像を頻繁に共有 | プレゼン資料、画像、カタログデータ | 共有ドライブを使い、最新版の置き場所を1つに決める |
| 動画・設計データを扱う | 動画素材、CADデータ、Web会議の録画 | 大容量のプランを検討し、完了した案件のデータの保管先を別に決める |
退職・異動のときと、共有設定の点検
容量を点検する機会は、共有設定を見直す機会でもあります。次の項目を、容量の確認とあわせて定期的に点検しましょう。
- 「リンクを知っている全員が閲覧可」の設定のまま放置された社外秘の資料がないか
- 退職者や取引が終わった相手が、編集者のまま残っているフォルダがないか
- 退職・異動する社員のマイドライブに、会社のファイルが残っていないか(共有ドライブへの移動と引き継ぎ)
- 使用量が急に増えたユーザーや共有ドライブがないか
容量管理とアクセス権限の管理を別々の作業にせず、定期点検の項目としてまとめて行うと、担当者の負担を抑えながら情報漏えいのリスクも下げられます。
容量管理でよくある失敗パターン
Googleドライブの容量をめぐるトラブルには、よく似たパターンがあります。事前に知っておくと、同じ失敗を避けやすくなります。
| 失敗パターン | 起こりがちな結果 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| ドライブだけを整理して、Gmailやフォトを見落とす | ファイルを消しても容量がほとんど空かない | 最初にサービス別の内訳を確認し、使用量の多いサービスから手をつける |
| 削除したのにゴミ箱を空にしていない | 容量が戻らず、さらに有料プランを検討してしまう | 削除後にゴミ箱を確認し、不要なものは完全に削除する。表示の更新には時間がかかる場合がある |
| 業務データを社員の私用アカウントで管理する | 退職時にデータを引き継げない。容量不足に会社として対応できない | 業務用のアカウントを会社で発行し、チームのファイルは共有ドライブにまとめる |
| 容量不足のたびに買い足すだけで終わる | 重複ファイルが増え続け、費用だけが膨らむ | 保存場所・ファイル名・最新版の扱いなど、ファイル管理のルールを決める |
| 容量の通知を放置する | メールが届かなくなる。超過が2年以上続くと、データ削除の対象になるおそれがある | 通知が届いたら早めに整理か容量の追加を行い、使用量を定期的に確認する |
| パソコンの表示や共有ファイルの数で、使用量を判断する | 実際の使用量とずれ、対処が的外れになる | ウェブの保存容量と内訳を基準にし、自分が所有するファイルを確認する |
特に、容量不足のたびに買い足すだけで終わるパターンは、費用がかかるわりに状況が改善しない典型例です。容量の追加はあくまで一時的な手当てと考え、なぜ容量が増え続けているのかを確認したうえで、ファイルの置き場所と回し方を整えることが、長期的なコストを抑える近道です。
とくに、資料のやり取りをメール添付に頼っていて、最新版の混在と容量の増加の両方が起きている場合は、ファイル本体をGoogleドライブのリンク共有に統一し、確認依頼を案件ごとのチャットとタスクにまとめる運用が候補になります。その選択肢の一例がChatworkです。Chatworkはファイルを置く場所の代わりではなく、確認依頼と期限の連絡を整理する場として使う点を押さえて、検討してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. Googleドライブの容量と料金はどうなっていますか?
A. 無料のGoogleアカウントは15GBまでで、この容量はドライブ・Gmail・Googleフォトで共有されます。有料は、個人向けのGoogle One(100GB・2TB・5TB)と、法人向けのGoogle Workspace(1ユーザーあたり30GB・2TB・5TB、エンタープライズは5TBに追加も可)があります。具体的な料金は契約形態やプランによって異なるため、Google OneとGoogle Workspaceの公式の料金ページで確認してください。
Q2. 自分の使用容量はどこで確認できますか?
A. Googleドライブ画面の左側にある「保存容量」で確認できます。Google Oneのストレージ管理画面では、ドライブ・Gmail・フォトのサービス別の内訳も確認できます。Google Workspaceの場合、組織全体の使用量は管理者が管理コンソールの「ストレージ」で確認します。
Q3. Googleの容量がいっぱいになったらどうすればいいですか?
A. まずドライブ・Gmail・フォトのゴミ箱と迷惑メールを空にし、サービス別の内訳を見て使用量の多いところから整理します。容量がいっぱいの間は、ドライブへのアップロードやフォトのバックアップができなくなり、Gmailの送受信にも影響が出ることがあります。超過が2年以上続くとコンテンツが削除される場合があるため、早めに対処してください。
Q4. Googleの15GBでは足りないとき、どうすればよいですか?
A. 整理で空けられる量を確認し、それでも足りない場合に有料プランを検討します。個人ならGoogle One、会社で使うならGoogle Workspaceが基本です。容量を買い足す前に、業務のファイルを個人アカウントに置いていないか、同じファイルの重複保存がないかを確認すると、再発を防げます。
Q5. Google Oneで100GBのプランの月額料金はいくらですか?
A. 料金は契約形態(月払い・年払い)や割引の有無で変わるため、本記事では金額を記載していません。Google Oneのプランのページで、月単位・年単位を切り替えて最新の金額を確認してください。100GBのBasicプランは、最大5人のユーザーとストレージを共有できます。
Q6. Google Workspaceの容量はユーザーごとに区切られていますか?
A. プランごとに1ユーザーあたりの容量が案内されていますが、契約したユーザー数分の容量が合算され、組織全体のストレージプールとして共有されます。使用量の多い社員と少ない社員がいても、組織全体の範囲内で使えます。管理者がユーザーや共有ドライブごとに上限を設定することもできます。
まとめ
グーグルドライブの容量について、押さえておきたい5つのポイントを振り返ります。
- 無料の容量は1アカウント15GBで、Googleドライブ・Gmail・Googleフォトの3つで共有されている
- 使用量は、個人はGoogleドライブの保存容量とGoogle Oneのストレージ管理、組織の管理者は管理コンソールのストレージで確認する
- 容量を増やす方法は、個人向けのGoogle Oneと、ストレージプールで共有する法人向けのGoogle Workspace。料金は公式の料金ページで確認する
- 足りなくなったら、ゴミ箱を空にし、内訳を見て大きいものから整理する。それでも足りなければ有料プランを検討する
- 容量不足が繰り返されるなら、ファイルの置き場所と回し方を見直す。確認依頼や期限の連絡を整理する選択肢として、Chatworkなどのビジネスチャットの資料を請求し、比べて検討する
まずはGoogleドライブの「保存容量」を開き、どのサービスがどれだけ容量を使っているかを確認するところから始めてみてください。チームで使っている場合は、あわせて管理者が組織全体の使用量を確認しましょう。
参考文献
- Google ドライブ ヘルプ「ドライブ、Gmail、フォトの保存容量を管理する」https://support.google.com/drive/answer/6374270?hl=ja
- Google One ヘルプ「Google のストレージの動作について」https://support.google.com/googleone/answer/9312312?hl=ja
- Google One「プランと料金」https://one.google.com/about/plans?hl=ja
- Google Workspace「料金プラン」https://workspace.google.com/intl/ja/pricing.html
- Google Workspace ヘルプ「組織全体での保存容量の使用状況を確認する」https://knowledge.workspace.google.com/admin/storage/review-storage-use-across-your-organization?hl=ja
- Google Workspace ラーニング センター「共有ドライブでできること」https://support.google.com/a/users/answer/9310351?hl=ja
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「中小企業のためのクラウドサービス安全利用の手引き」https://www.ipa.go.jp/security/guide/sme/ug65p90000019cbk-att/sme_guideline_v4.0_app_cloudservice.pdf
- Chatwork「プラン別機能一覧」https://go.chatwork.com/ja/features/specifications/
- Chatwork「株式会社モリチュウ 導入事例」https://go.chatwork.com/ja/case/morichu.html