【公認会計士監修】経費精算システムおすすめ19選比較|使いにくいサービスとは?後悔しない選び方も

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- 使いにくい・使いやすい経費精算システムを公認会計士が解説!
- 後悔しない経費精算システムの選び方がわかる!
- おすすめの経費精算システムを比較してチェックできる!
本記事では、公認会計士・税理士の内山智絵さん監修のもと「使いにくい・使いやすい経費精算システムとは何か」「後悔しないサービスの選び方」を徹底解説します。記事中盤では、編集部おすすめの経費精算システムを複数ご紹介しますので、ぜひ「自社にとって使いやすい経費精算システム」を見つけて、資料請求・問い合わせをしてみましょう。
※監修者は「使いにくい・使いやすい経費精算システムとは」「選び方」についてのみ監修をおこなっております。その他の部分については監修者が監修したものではありません。


監修者
公認会計士・税理士
内山 智絵
大学在学中に公認会計士試験に合格。大手監査法人の地方事務所で上場企業の法定監査などに10年ほど従事した後、出産・育児をきっかけに退職。現在は、個人で会計事務所を開業し、中小監査法人での監査業務を継続しつつ、起業女性の会計・税務サポートなどを中心に行っている。
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経費精算システムの始め方

経費精算システムの多くは資料請求をすることで、運用を開始できます。これは公式サイトから検討した場合も同様です。本サイトでは複数のサービスをまとめて比較・資料請求できます。資料請求は無料なので、複数の製品を比較して自社に最適な経費精算システムを選びましょう。
経費精算システムとは?

経費精算システムは、企業における重要な経理業務である経費の申請・承認から精算までを効率的に行えるよう手助けしてくれるツールです。知識のない人でも扱いやすく、今までの紙ベース・Excelベースでの業務を大幅に効率化・自動化してくれます。
経費精算は事業運営には欠かせないものですが、交通費・出張費・接待費など複数項目の経費を1つずつ精算するのは面倒で知識がある人でないと難しい業務でした。それが経費精算システムによって誰でも簡潔に行うことができるようになります。
\より詳しく経費精算システムを知りたいならこちらをチェック/

経費精算システムとは?導入のメリット・デメリットと選び方を解説
経費精算システムとは、企業における経費精算業務の自動化・効率化をしてくれるものです。この記事では、経費精算システムを利用したことがない方のために、経費精算システムの機能やそのメリットやデメリット、システムの選び方など導入前に抑えておきたいポイントを解説します。
公認会計士が教える!使いにくい・使いやすい経費精算システムとは?

経費精算システムは「使いにくい・使いやすい経費精算システムとは何か」を明確にしておかないと、導入後に「使いにくい」と発覚し、最悪サービスの切り替えを検討しないといけなくなる場合があります。
とはいえ、導入前の段階だと「使いにくい・使いやすい」がイメージしづらい方も多いのではないでしょうか?
そこでこちらでは、公認会計士・税理士の内山さんご協力のもと、「使いにくい・使いやすい経費精算システム」を明確にしていきます。
経理担当者・現場それぞれで「使いにくい」は変わる
経費精算システムの「使いにくさ」は、経理作業を行う経理担当者と申請・承認を行う現場(申請者&承認者)の立場の違いで変化します。まず、それぞれの立場での「使いにくさ」を把握しましょう。
経理担当が使いにくいのは「作業負担を増やす経費精算システム」
内山さんの解説から、経理担当者が使いにくさを感じるケースは、経費精算システムで作業負担が減るどころか入力や照合の手間が発生していることがわかります。経理担当者の負担を軽減する機能がどれくらい精度が高いか・充実しているかは常に意識したいです。
現場が使いにくいのは「承認ワークフローが煩雑な経費精算システム」

公認会計士・税理士
内山 智絵
承認ワークフローが煩雑な経費精算ソフトは、現場担当者の大きな負担となります。 例えば、承認経路が複雑で柔軟に変更できない、申請がどこまで進んでいるか進捗状況が不透明なシステムは使いにくいと感じられます。特に、申請がどの部分で止まっているのかリアルタイムで確認できないと、現場の担当者は個別に問い合わせる手間が発生します。 また、差し戻しの理由が不明確であったり、再提出のプロセスが分かりにくいことも、経費精算業務の遅延や効率低下を招く要因となります。
内山さんの解説から、現場が使いにくいと感じる経費精算システムは、申請・承認時の煩わしさや不透明さが影響していることがわかります。申請・承認のフローのカスタム性や可視性が高いかは意識したいところです。
使いやすい経費精算システムは「データ連携・自動化機能が充実で承認ワークフローが柔軟」
経理担当者・現場の「使いにくい経費精算システム」を踏まえ、一方「使いやすい経費精算システム」とはどんなものなのか、内山さんにお聞きしました。

公認会計士・税理士
内山 智絵
経理や現場の担当者にとって使いやすい経費精算システムは、データ連携と自動化機能が充実しており、承認ワークフローが柔軟で透明性の高い点が特徴です。 例えば、会計システムや銀行、クレジットカード明細とシームレスに連携し、入力作業を大幅に削減します。さらに、AI-OCRで領収書を正確に読み取り、仕訳まで自動化されるため、手作業によるミスや負担が激減します。
内山さんが提示した「データ連携と自動化機能が充実しており、承認ワークフローが柔軟で透明性の高い経費精算システム」は、経理担当・現場どちらの「使いにくい」と感じる要素を回避する特徴なのがわかりますね。立場の違いに関わらず、業務負担の削減・効率化が見込めるでしょう。
公認会計士が教える!後悔しない経費精算システムの選び方

先述した「使いにくい・使いやすい経費精算システム」を踏まえて、ここからは後悔しない経費精算システムの選び方をご紹介します。選び方のポイントは引き続き公認会計士・税理士の内山さんに解説いただいているので、ぜひ検討時の参考にしてみてください。
データ連携と自動化機能が充実している
経理担当者と申請・承認をする現場の負担を軽減できる使いやすい経費精算システムは、データ連携と自動化機能が充足しています。内山さんに具体的な特徴を解説いただきました。

公認会計士・税理士
内山 智絵
具体的には、既存の会計システムや銀行、主要なクレジットカード会社との連携がスムーズに行えるかを確認しましょう。これにより、手動での入力作業や照合の手間を大幅に削減できます。 さらに、領収書のAI-OCR読み取り精度が高く、交通系ICカードや法人カードの利用履歴が自動で取り込まれ、自動で仕訳まで行われるかどうかも重要なポイントです。 これらの機能が充実していれば、経理担当者の業務負担が劇的に軽減され、ヒューマンエラーのリスクも低減できます。
以下、経費精算システムのデータ連携・自動化にあたる機能をピックアップしました。自社に必要なものはどれか確認して、それらの機能が網羅できるサービスを選択しましょう。
▼データ連携・自動化機能の例
領収書のOCR読み取り | 領収書を撮影するだけで自動でデータ入力できる |
乗り換えサービス連携 | 出発駅と到着駅を選ぶだけで交通費を自動算出できる |
交通系ICカード連携 | ICカードから交通費明細を取得し申請できる |
法人クレジットカード連携 | 利用明細を自動で取込み申請できる |
プリペイドカード連携 | 利用明細を自動で取込み申請できる |
スマホ決済アプリ連携 | 利用履歴を自動で取込み申請できる |
ECサイト連携 | 購入履歴から自動で取り込み申請できる |
会計ソフト連携 | CSV・API・シリーズ連携 |
承認ワークフローが柔軟で進捗管理が可視化されている
後悔しない経費精算システムを選びたい場合、申請〜承認までのワークフロー設定に柔軟性があり、かつ進捗の動向がチェックできるか確認する必要があります。内山さんに具体的に何を確認すべきか解説いただきました。

公認会計士・税理士
内山 智絵
企業の組織体制や承認フローは多岐にわたるため、システムが自社の承認プロセスに合わせて柔軟に設定できるかどうかは必須条件です。部署や金額に応じた承認経路の分岐設定、代理承認機能の有無などを確認してください。 また、申請が現在どの段階にあるのか、誰が承認すべきなのかがリアルタイムで一目でわかるような「見える化」機能は非常に重要です。進捗が不明確なシステムでは、経理や現場の担当者が個別に状況確認を行う手間が発生し、業務が滞る原因となるため、直感的に進捗が把握できるシステムを選びましょう。
サービスごとにワークフローの設定がどれくらい細かくできるか、進捗の可視性が高いかは差があります。導入前の無料トライアルやデモ動画視聴が可能なサービスであれば確認がしやすいので、ぜひ活用してみましょう。
操作が直感的で使い方が浸透しやすいか
使いやすさを大きく左右するのが、経費精算システム内で行う操作が直感的にできるかどうかです。以下、内山さんから操作性の重要性を解説いただきました。

公認会計士・税理士
内山 智絵
どんなに高機能でも、画面が見にくく操作が複雑なシステムでは、経理担当者だけでなく、申請者全員にとってストレスとなります。直感的で分かりやすいデザインであるか、試用期間などを利用して実際に操作感を確かめるのが良いでしょう。 申請者がスムーズに使えることで、経理への問い合わせが減り、業務効率が向上します。利用者が多くなるほどシステムの価値が高まるため、誰もが迷わず使えるシステムを選ぶことが重要です。
「何がどこにあるかわかりづらい」「操作がしにくい」などの要素があると、経理担当者・現場への浸透がしにくくストレスを与えてしまうのは想像に難くないです。ワークフロー・進捗の可視性の確認と同様、導入前のトライアルやデモ動画で確認できる部分になるので、ぜひ活用して検討してみましょう。
費用対効果と長期的な運用コスト
後悔しない経費精算システムは、コストとサービスによって得られる恩恵のバランスが取れています。内山さんに、コストパフォーマンスの良さを見極める重要性を解説いただきました。

公認会計士・税理士
内山 智絵
導入時の初期費用だけでなく、月額利用料・オプション機能の追加費用・バージョンアップ費用など、ランニングコスト全体を把握しましょう。安価なシステムでも、結果的に手作業が増えて人件費がかさんだり、必要な機能がオプションで高額になるケースもあります。 また、法改正(インボイス制度など)への対応が迅速に行われるか、将来的な機能拡張性があるかなども確認し、長期的な視点でコストパフォーマンスを見極めることが重要です。初期費用だけでなく、数年間の総保有コストで比較検討することが大切です。
コスト面は安さについ惹かれがちですが、長期的に見ると初期費用・月額費用が高めのサービスの方が法改正に柔軟で、機能性も常に向上して使いやすい場合があります。資料請求や問い合わせのタイミングで、過去の法改正の対応スピードや今後の機能拡充展開について聞いてみるのがおすすめです。
経費精算システムのおすすめ19選

ここでは数ある経費精算システムを厳選し判明した、おすすめの経費精算システムをご紹介します。資料請求と合わせて自社にあった最適なサービスを選びましょう。
小規模〜中小企業向け経費精算システムおすすめ12選
株式会社ラクス
楽楽精算
基本情報

ここがおすすめ!
- 領収書やICカードはスマホで読み取れ、社外からでも申請や精算が可能
- 経費精算から会計ソフト連携まで便利な機能が充実している
ここが少し気になる…
- 外国語対応は英語のみ
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経費精算のオンライン化ができ、各社員・経理担当ともに時間の短縮、紙の保管場所の削減となった。また、Excelを使っていた頃は、内容の更新があっても、古いバージョンで提出する人も多く、煩雑であったのが、誰もが最新状態で使えるようになり、訂正の手間がなくなった。
-
紙で保管する請求書を大幅減でき、社内保管スペースに空きができた。切り替え前に使用していたツールは、別途マニュアルを見ながら作業しなければいけなかったが、こちらのサービスは作業時に同じ画面上にガイド表示できるため、ガイドに沿って作業すれば初心者でも簡単に申請まで進めるのはありがたかった。
-
楽楽精算を利用することで、手入力や紙の書類による非効率な経費精算業務を大幅に削減することができます。モバイルを用いたレシート撮影によう自動入力、承認フローも柔軟に設定することができるため、申請から承認までがスムーズになり、業務負担が軽減されます。リモートワークにも対応できるので大変助かります。
株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド経費

基本情報

ここがおすすめ!
- オンライン上でまとめて経費申請できる
- 従業員や費目ごとに経費利用額が自動でグラフ化
- 不備入力防止アラート機能で入力ミスが減るため、差し戻しの手間が軽減
ここが少し気になる…
- OCR機能の精度があまりよくない
-
従来毎回対面した上で、都度都度現金払いで旅費やら経費やらを精算していた。精算の際には振替伝票や旅費手帳とゆうものを作成し上長に押印をもらうとゆう方法であった。しかしこのシステムをいれることにより、各人が1ヶ月分をまとめて申請することにより精算回数が各人月一回と大幅に減少した。またオンライン上で行うので金額やら準備やらを事前に行うことができるため大いに役に立った。
-
レシートや領収書などもオンライン上にてアップロードでき、コピーや紙に添付など煩わしい処理が不用。また承認フローもオンラインで完結できる。
-
以前に申請した内容が残っているので、それをコピペしながら簡単に申請まで進めることができるのがメリットだと思います。特に適格請求書発行事業者登録番号の記入が面倒なので、コピペで進められるのはメリットが大きいと感じています。

実際に使ってみたレビュー記事はこちら

【レビュー】マネーフォワードクラウド経費を実際に登録して使ってみた【使い方解説】
数ある経費精算システムの中でそのサービスを使ったらいいかわからないという方も多くいると思います。そこで今回は「マネーフォワードクラウド経費」の無料登録から使い方まで、利用経験ゼロの筆者が実況形式でお伝えします。
他システムとの比較記事はこちら
\気になるサービスをClickして比較!/
jinjer株式会社
ジンジャー経費

基本情報

ここがおすすめ!
- 社内に散らばる勤怠・給与・人事・経費などを1つに集約できる
- 担当者の面倒の原因を解決し、効率的な経費精算業務を実現可能
- さまざまな企業規模に対応し、特にペーパーレス化したい企業にぴったり
ここが少し気になる…
- 導入までに最長3ヶ月ほどかかる
-
オンラインで申請ができるので、どこからでも精算できることが魅力です。また、シンプル操作ゆえに高齢の方でも1人で操作でき、高齢の方だけ、代理で精算をする手間もかかりませんでした。大きな業務効率につながりました。
-
ジンジャー経理を導入したことで、経費精算や支払申請のフローが一元化され、紙やメールでの申請・承認の手間が解消されました。仕訳の自動化や承認ルートの設定により、確認ミスや処理の抜け漏れも減少。経理部門だけでなく、現場の申請者にとっても操作が簡単で、業務全体の効率化につながっています。
-
トップページが見やすく、検索がしやすいので、見たいページがすぐに見つかり、対象月の表をすぐ表示することができた。毎月の給与の欄と賞与の欄があり、見たいものが探しやすかった。
株式会社LayerX
バクラク経費精算
基本情報

ここがおすすめ!
- 差戻しや確認に時間をかけずに済む「ミス防止機能」を複数搭載
- アプリやチャットツールから承認が行え、社内にいなくても承認時間の確保が可能
- 複数枚の領収書でも自動で読み取れる
ここが少し気になる…
- 導入前のサポートを受けたい場合は有償での対応となる
-
スマホ撮影した領収書をAI‑OCRが数秒で読取・タイムスタンプ付与し、原本破棄が可能に。入力ミス/差戻しアラートで承認スピードが向上し、経理の月末突貫作業を削減。会計ソフトへワンクリック仕訳連携でき、集計から振込データ作成までを同一画面で完結できた。
-
役員の出張旅費精算が多く、紙の出張精算では溜め込みがちで、処理が滞ることが多かったが、移動先でも経費を利用した直後にスマホから簡単に申請できるようになり、申請作業が迅速化された。
-
主に経費生産に利用していますが、明細をアップロードすることで簡単に経費申請を済ませることができるのでその点が便利です。
株式会社invox
invox経費精算

基本情報

ここがおすすめ!
- さまざまな目的や企業規模に対応し、「業界最安水準」の料金プランで導入ハードルが低い
- 「AI OCR」によるデータ化や「ルート検索」「ワークフロー電子化」で業務不可が軽減
- 経費精算機能だけでなく「申請・承認ワークフロー」「仕訳」にも対応
ここが少し気になる…
- 定額料金ではなく、経費精算を作成したユーザー数分の料金が月ごとに発生
Sansan株式会社
Bill One経費

基本情報

ここがおすすめ!
- ビジネスカードで経費を支払うため、社員の立替経費をなくせる
- 領収書の受取から仕訳・保管までオンラインで一元管理
- 経費精算に関するさまざまな課題を解決でき、社員の負担を軽減
ここが少し気になる…
- 初期費用が発生し、月払いではなく年額での支払い
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経費立替からの精算という流れを変えたことで業務効率化がはかれました。領収書をメールやチャットで提出したりする必要がなく、クラウドにアップロードすれば共有できるのでとにかく楽です。本来の業務に時間を使えるのがメリットです。
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テレワークに伴い、こちらのサービスを導入した経緯があります。今まで紙で届いた請求書に上長の押印、明細などを添えて経理に提出していましたが、一気にペーパレスできましたし、経理担当者の処理時間も大幅に減ったのではないでしょうか。請求書を受理する現場担当者も入力作業がありますが、データをアップロードすればAIが読み取ってある程度データ化してくれるのでとても便利だと思いました。
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簡単に領収書を撮影しすぐに経費申請ができることが一番ありがたかった。導入前の経費申請は領収書をPDF化してシステムから申請、という古いタイプだったためかなり利便性が向上した(使用していたほぼすべての社員が満足していた印象)
ここがおすすめ!
- 通知機能で承認漏れを防止できる
- 低コストで従業員数が10人以下の企業でも導入しやすい
- ダウンロードした仕訳データを会計ソフトに取り込むだけで経理処理が完結!
ここが少し気になる…
- 初期設定が複雑で使用するまでに時間を要する場合も
-
承認ルートをチームで設定することができるようになったことで、業務依頼をワークフロー化して組むことができるようになり、業務依頼の見える化が実現しました。また、検索欄の視認性が改善され、フリーワード検索が可能になったことで、目当てのWFをすぐ見つけられます。さらに、WFの内容変更の操作が分かりやすく要望をすぐ反映させられる点が管理者にとって使いやすいと感じます。
-
交通費精算の際に出発・到着の駅やバス停を入力すると、候補の経路が出てくるので、乗り換えがあっても選択しやすい。 経費の理由を記入する欄があるため、一つ一つ何の目的で使用したか、上長に説明しなくても良い。
-
経費精算という名目のシステムではあるが、捺印申請や○○申請などのように申請品目を自由に増やすことができ、経費以外の申請についても同システムで利用できるようになった。それにより、複数システムを見るなどの手間もなく、最低限のコストで効率化を実現することができた。
株式会社TOKIUM
TOKIUM経費精算
ここがおすすめ!
- スマホで領収書を撮って専用ポストに投函するだけの簡単申請
- 専任コンサルタントや導入支援・運用開始後のサポートなどが充実している
ここが少し気になる…
- 操作がわかりにくく、慣れるまで時間がかかる場合も
-
以前使っていた社内の経費申請サービスの申請方法が独特で、ほかにもエクセルで明細などを作るという手間もありました。とはいえ使っているうちに慣れたので問題はなかったのですが、やはりこちらのサービスはレシートなどをアップロードすればいいだけので、申請完了までの時間はぐっと少なくなりました。承認されたらメールに連絡がくるのも助かります。
株式会社バルテックITソリューションズ
MOT経費精算

ここがおすすめ!
- 無料アップデートを随時実施で常に最新
- さまざまなニーズに合わせて柔軟に導入できる
- 時間と場所を問わない経費精算プロセスが実現可能
ここが少し気になる…
- 年間契約の途中でユーザー数を追加する場合1ユーザー1,500円となる
rakumo株式会社
rakumo ケイヒ
ここがおすすめ!
- スケジュールから交通費を自動計算!申請作業の手間を大幅に削減
- 作業の効率や情報の正確性が向上し、集計・仕訳作業を大幅に効率化できる
- サポートオプションが充実
ここが少し気になる…
- PCとスマホで操作が異なる
-
リモートワークを導入している会社や、部門数が多く経費管理を各部門や部署で管理している企業。またGoogle関連のサービスとの親和性も高く、カレンダー機能やメールとも互換性があるため、社内で使用している場合にメリットが高まる。
ここがおすすめ!
- 申請種別毎に柔軟なカスタマイズが可能
- 自社の経費利用状況を分析して経費支出の適正化を促進
- レポートやワークフロー等のテンプレートを活用できる
ここが少し気になる…
- 導入支援や運用支援は有料となる
イージーソフト株式会社
HRMOS経費(旧eKeihi)
ここがおすすめ!
- 法対応・経理業務を熟知した専任担当の手厚いサポートが受けられる
- 多彩な機能を低コストで導入でき、企業の成長や社会の変化に柔軟に対応できるシステム設計
ここが少し気になる…
- 拡張性が乏しく、場合によっては必要な機能が使えなかったり連携できなかったりする
【比較表】小規模〜中小企業向けおすすめ経費精算システム
初期費用 | 月額費用 | 対応企業 | データ連携 | 自動化機能 | 承認ワーク | 進捗の | トライアル | ||
小規模〜中小企業向けおすすめ経費精算システム | 100,000円 | 30,000円〜 | ・個人事業主 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | あり(期間は問い合わせ) | |
0円 | お問い合わせ | ・個人事業主 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 1ヶ月間 | ||
お問い合わせ | 300円〜×利用者数 | 大企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 1ヶ月間 | ||
お問い合わせ | 30,000円〜 | ・中小企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | あり(期間は問い合わせ) | ||
0円 | 月額基本料金:1,980円〜29,800円 | ・中小企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | あり(期間は問い合わせ) | ||
お問い合わせ | お問い合わせ | ・中小企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | なし | ||
0円 | ▼中小企業 | ・中小企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 30日間 | ||
お問い合わせ | お問い合わせ | ・個人事業主 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | デモ動画の視聴可 | ||
31,500円 | 3,980円/20ID | ・中小企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | あり(期間は問い合わせ) | ||
0円 | 300円/1ユーザー | ・個人事業主 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 30日間 | ||
お問い合わせ | 300円/1人 | ・中小企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | デモ動画の視聴可 | ||
0円 | 29,000円〜 | ・個人事業主 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | あり(期間は問い合わせ) |
大企業向け経費精算システムおすすめ5選
株式会社コンカー
Concur Expense

基本情報

ここがおすすめ!
- あらゆる支払いを自動化・連携できる
- 製品サービスとビジネスモデルに高い評価を受けグッドデザイン賞を受賞
- デジタル上での申請・チェックで承認レス化が可能
ここが少し気になる…
- 回線混雑時のシステムエラーが多い
-
出社しなくてもスマホなどで簡単に経費清算ができる。精算締め切り当日であっても、場所を選ばずに精算できるため慌てずに精算でき、精算ミスがなくなった。ミスがあっても社員にすぐに連絡し、訂正してもらうことも可能である。
-
メールアカウントを利用したシングルサインオンにより、アカウント管理の労力が減った。また、経費申請の際に直感的に入力がしやすく、利用者の多い経費申請システムとしては浸透が早く助かった。
-
交通費の精算の際、経路検索が簡単にでき、乗った時間から様々な乗り換え方法が提示されるため、自分がどのような行き方をしたかから交通費を自動算出してもらえるのが便利。自由席や指定席なども選べる。

TIS株式会社
Spendia

基本情報

ここがおすすめ!
- スマートフォンから経費の申請が行える
- 乗換案内ソフト「駅すぱあと」と連携可能で、外出が多い社員にも便利
- 「ワンストップ」で利用でき、業務効率化にも効果的
ここが少し気になる…
- 利用が開始ができる金額が18万円からで、少人数での利用や利用金額が18万円に満たない場合は割高になる
-
申請の際の作業の効率化です。宿泊先などを入れると自動計算されたりする点が便利でした。いろいろなところへ行き、都度宿が変わるとなると、いちいち申請するのが面倒でしたが、自動計算されることでとても効率的になりました。
株式会社ソリューション・アンド・テクノロジー
WiMS/SaaS経費精算システム

ここがおすすめ!
- ツール提供だけではない、課題解決のためのソリューション提案
- 第13回ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2019『ベスト連携賞』受賞
ここが少し気になる…
- 料金が公開されていないため問い合わせる必要がある
パナソニック ネットソリューションズ株式会社
MAJOR FLOW 経費精算/支払依頼

ここがおすすめ!
- タブレットやiOS・Androidなど幅広く対応し、デバイスや使用場所を問わない
- 品目を選ぶだけで勘定科目や税区分を自動仕訳
- 複数拠点でそれぞれの経費精算を管理可能
ここが少し気になる…
- メール問い合わせのみで、電話サポートに対応していない
-
現場としての意見にはなりますが、経費精算する際分類があり、選択していけば経費申請に進めるというのはメリットかなと思いました。また、経理部からすれば初めから分類されたものが届くので処理がしやすいのかなと感じます。
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・ウェーブ
WAVE225旅費・経費精算/稟議

ここがおすすめ!
- ライセンスを取得できるためユーザーが増えても利用料金の増加がなく、グループ会社で共通利用が可能
- 申請者が承認ルートを任意に設定したり、条件により自動で承認者を設定するなど柔軟な対応が可能
ここが少し気になる…
- 導入の初期費用が高コストなため中小企業は導入しにくい
【比較表】大企業向けおすすめ経費精算システム
初期費用 | 月額費用 | 対応企業 | データ連携 | 自動化機能 | 承認ワーク | 進捗の | トライアル | ||
大企業向け経費精算システム | お問い合わせ | お問い合わせ | 大企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | デモ動画の視聴可 | |
お問い合わせ | 600円/1ユーザーあたり | ・中小企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | なし | ||
お問い合わせ | お問い合わせ | 大企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 製品デモあり | ||
50,000円 | 30,000円 | 大企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | あり(期間は問い合わせ) | ||
▼ライセンス | ▼クラウド | 大企業 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | あり(期間は問い合わせ) |
無料で使えるおすすめ経費精算システム2選
ゾーホージャパン株式会社
Zoho Expense
ここがおすすめ!
- Apple storeやGoogle playなどでの評価が高い
- 直観的でわかりやすいデザインになっている
ここが少し気になる…
- 元々英語のツールであるため日本語翻訳が十分でないところがある
ここがおすすめ!
- 利用ユーザー数無制限
- トランスファーデータが提供する出張予約サービスで出張手配もできる
ここが少し気になる…
- 無料で利用できる反面、搭載されている機能が少ない
経費精算システムと会計ソフトの違い

経費精算システムは、経費精算に特化したシステムであり、従業員が交通費・出張費・接待交際費など経費の精算申請を行う際に使用します。導入することによって、経費精算に必要なフローの自動化が実現可能です。経費精算システムは経理担当者だけでなく、申請者や承認者である従業員も利用します。
一方で会計ソフトとは、会社全体の売上や経費等をもとに、決算書や総勘定元帳などの会計書類を作成するものです。仕訳を入力することで、買掛金・売掛金台帳をはじめとする得意先帳簿や総勘定元帳などの帳簿書類を自動的に作成できます。また、会計ソフトを利用するのは基本的に経理担当者のみになります。
\詳しくはこちらの記事をチェック/

経費精算システムと会計ソフトの違いは?連携するメリットを解説
経理業務を行う際に、経費精算システムと会計ソフトのどちらを導入するか検討する企業も多いでしょう。本記事では、経費精算システムと会計ソフトのできることや違い、経費精算システムと会計ソフトを連携することで得られるメリットを解説しています。
経費精算システムを導入するメリット

経費精算システムの導入によって、従業員の負担軽減やコストの削減など多くのメリットがあります。ここでは利用者別に得られるメリットを解説します。
経費精算システムを導入するメリット
申請者のメリット
申請書作成の手間が省ける
経費精算システムには、領収書・カード利用履歴の読み取り機能や交通ルートと費用の算出機能など、自動入力・自動計算の機能が備わっているため、申請書作成にかかる手間や時間を大幅に削減することができます。
交通費の計算は定期利用区間なども考慮しなければならないため、従来の人力での計算は時間がかかり、計算ミスも起こりやすいものでした。それが、ルートと費用の自動算出やカードの利用履歴読み取り機能があることで、簡単にミスなく申請書を作れます。
申請書提出が簡単にできる
紙ベースでの申請書の提出は、承認者または申請者のもとに出向かなければなりません。しかし経費精算システムを導入すれば申請内容がデータで管理されるため、承認者や申請者が不在でも滞りなく業務を行えます。
またWebブラウザやスマホアプリ対応の経費精算システムなら、いつでもどこでも経費生産が可能です。そのため精算業務のために出社する必要がなく、精算を月末に溜め込んでしまうといった業務の滞りも防ぐことができます。
承認者のメリット
承認フローの手間が省ける
経費申請を書面上で行う場合、申請者や承認者・経理担当者が会社に出社し、ハンコを押す必要があります。しかし経費精算システムを導入すれば、画面上の操作で承認・却下・差し戻しに振り分けることができます。
またWebブラウザやスマホ対応のシステムであれば、出社することなくいつでもどこでも申請や承認が可能です。ワークフローも可視化しながら経費業務を進めることで更なる迅速化が図れます。
経理担当者のメリット
申請書の確認作業が楽になる
申請書の自動入力・自動計算の機能は、申請者の手間を軽減するだけでなく、経理担当者の確認作業の負担軽減にも役立ちます。
経費の計算ミスなどの人為的ミスを防ぐことができるほか、申請フォームでは必須項目の設定もできるため記入漏れの防止に繋がります。そのため、手作業で書類をひとつひとつ確認する必要もなくなります。
申請書の申請内容が正確かどうか細かくチェックするのは非常に大変な作業です。この作業負担が軽減されるのは大きな利点と言えるでしょう。
精算業務の手間が省ける
経費精算システムを会計ソフトやインターネットバンキングと連携すれば、会計ソフトへの入力や振込作業の手間を軽減させることができます。
仕訳データや振込データは経費精算システムが自動作成してくれるため、別途作業をする必要がなくなり、データを取り込むだけで自動で仕訳作業・振込作業が行えます。また、これまで現金で精算していた場合は現金の管理が不要になる点もメリットです。
書類管理の負担軽減になる
電子帳簿保存法に対応している経費精算システムを使えば、申請に必要な領収書などの証憑書類の管理も楽になります。書類はシステム上で電子保存されるため、日付やフリーワード検索等で必要なときに書類の引き出しも可能です。
また電子帳簿保存法により、法人は証憑書類を7年間保存する必要があります。経費精算システムで書類をデータ保存しておけば、保存期間の間に紛失してしまうリスクも軽減できます。
経営者のメリット
不正やトラブルを防止できる
基本的に申請書は自動入力・自動計算されるため、金額や日付変更などの不正記入を防ぐことができます。また決められた流れで作業が進むため、規定から外れた行動は取りにくくなります。そのため申請書の不正記入や作成の防止に繋がります。
ペーパーレス化でコスト削減につながる
経費精算システムを導入することで、業務の効率化やペーパーレス化が進み、人件費や管理費の削減が可能になります。従業員は経費精算にかかる作業時間を大幅に削減でき、その時間と労力を他の業務に充てることで、生産性の向上にもつながります。
これにより、経営者は経理業務のコスト削減を実現し、企業の管理コストを圧縮。最終的には利益の向上を目指すことができます。
経費精算システムを導入するデメリット・注意点

経費精算システムを導入することで多くのメリットが得られますが、導入の仕方によってはデメリットが発生する可能性もあります。システムを導入する際はこれらの事項にも注意しましょう。
経費精算システムを導入するデメリット・注意点
システムの導入にコストがかかる
経費精算システムの導入・運用には少なからずコストがかかります。そのため初期費用などの導入費用、運用や管理・メンテナンスにおけるランニングコストなど、費用全体を算出する必要があります。
システム導入によって削減が期待できるコストと、新たに発生するコストを元にシミュレーションを行い、費用対効果が得られるか検証しましょう。
システムの適応に時間がかかる
経費精算システムに限ったことではありませんが、新しい制度やシステムが導入されると今までの業務に慣れ親しんだ従業員は、少なからず負担を感じるものです。
経費精算システムの導入によって、社内の規定やワークフローを変更しなければならない場合もあり、新しい業務スタイルに適応するのに時間がかかることもあります。また、システムに慣れない内は、トラブルが頻繁に発生する可能性も考えられます。
全ての業務を自動化できるわけではない
経費精算システムではさまざまな業務の自動化が実現できますが、経費生産に関わる全ての業務を自動化できるわけではありません。経費精算システムにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
そのため経費精算システムを導入する際には、なぜ導入するのか、どのような効果を得たいのかといった導入目的を明確にさせる必要があります。
自社はどのような機能を持ったシステムを必要としているのか、従業員が使いやすいのはどのようなシステムか、業務のどこを自動化したいのかなど、ニーズと照らし合わせて慎重に選びましょう。
電子帳簿保存法に対応しているか確認する
電子帳簿保存法とは、税法上保存等が必要な「帳簿」や「領収書・請求書・決算書など(国税関係書類)」を紙ではなく、電子データで保存することを認めた法律です。電子帳簿保存法には以下の三つの区分があり、それぞれの保存方法が定められています。それらに適切に対応・管理できるか確認しましょう。
電子帳簿保存
パソコン等で作成した帳簿や国税関係書類を電子データのまま保存すること(希望者のみ)
スキャナ保存
紙の書類をスマホやスキャナで読み取った電子データとして保存すること(希望者のみ)
電子取引データ保存
取引の際にやり取りした電子データをそのまま保存すること
参考:「電子帳簿保存法の内容が改正されました〜 令和5年度税制改正による電子帳簿等保存制度の見直しの概要 〜」|国税庁
経費精算システムの基本機能

経費精算システムの大きな導入目的は経費精算業務の効率化ですが、それを実現するには自社に合った機能を的確に取り入れて使うことが大切です。
ここでは、経費精算システムの基本的な機能をご紹介します。自社に必要な機能が何か考えならチェックしてみてください。
経費精算システムの基本機能
自動化機能
経費精算システムの自動化機能とは、申請事項の入力をサポートする機能です。交通費・旅費の経費を明細から取得、法人カード・スマホの決済アプリなどの決済手段と連携して購入履歴から経費を入力するなど、機能は多岐に渡ります。
自社の経費の種類や支払い方法とマッチした自動化機能を使えば、経費入力を効率的かつ正確に行うことができます。以下、自動化機能の主な例です。取り入れたいものがあれば、サービス選びの際にチェックしてみましょう。
領収書のOCR読み取り | 領収書を撮影するだけで自動でデータ入力できる |
乗り換えサービス連携 | 出発駅と到着駅を選ぶだけで交通費を自動算出できる |
交通系ICカード連携 | ICカードから交通費明細を取得し申請できる |
法人クレジットカード連携 | 利用明細を自動で取込み申請できる |
プリペイドカード連携 | 利用明細を自動で取込み申請できる |
スマホ決済アプリ連携 | 利用履歴を自動で取込み申請できる |
ECサイト連携 | 購入履歴から自動で取り込み申請できる |
代理入力 | 他の担当者が申請・承認作業を行える |
外貨レート換算 | 海外の通貨を日本円または他の通貨に変換できる |
申請・承認機能
経費精算システムは、経費の申請から承認までのワークフローをスムーズに行える機能を搭載しています。例えば、スマホ対応であれば、時間や場所を問わずいつでも経費精算業務が可能です。
他にも規律違反の申請を自動で拒否・差し戻したり、申請の進捗を通知するものなど、申請者・承認者どちらの経費業務も迅速化する機能があります。確保したいものがあれば、チェックしておきましょう。
承認フローの自動分岐 | 金額や経費の種類など申請内容に応じて 承認ルートを自動で変更できる |
申請書テンプレート | 申請内容別の申請書テンプレートを選択できる |
場所を選ばない申請・承認 | Webブラウザやスマホアプリから 手軽に経費申請・承認ができる |
規律違反チェック | 規定に違反している申請を拒否・差し戻す |
アラート・通知機能 | 承認・差し戻しなど進捗に合わせて 自動で通知 |
コメント・データ添付機能 | 申請・差し戻し時にコメント・画像を表示 |
経理担当者の負担軽減機能
経費精算システムには、勘定科目ごとの自動仕訳機能・FBの作成・会計ソフトとの連携機能など、経理担当者の負担を軽減する機能も備わっています。従来負担だった入力業務が大幅に軽減され、人的ミスも予防しやすくなります。
導入する際は申請・承認の効率化に意識が向きがちですが、経費担当者の負担を根本から軽減する意識も持ちながら経費精算システムを選ぶようにしましょう。
自動仕訳 | 仕訳データの自動生成 |
FBデータの作成 | FBデータの自動生成 |
会計ソフト連携 | CSV・API・シリーズ連携 |
ペーパーレス化機能
経費精算システムは、経費精算業務に必要な書類や領収書をデジタル化することが可能です。従来だと発生していた領収書や申請書などの書類の印刷代・ファイリング費用を削減できます。また、物理的な保管スペースの確保も必要なくなるので、環境負荷の軽減にも貢献します。
領収書の電子保存 | 領収書や請求書をアップロードし 書類をデータで保存・管理 |
クラウドベース保存でファイリング不要に | 経費精算データや領収書をクラウド上で保存し、 日付やフリーワード検索から 簡単にデータを引き出せる |
経費精算システムの導入で使える補助金

小規模法人や中小企業の場合、経費精算システムを導入する際に国からの補助金・助成金の支援を受けることができます。導入の際に合わせて確認しておきましょう。
IT導入補助金
IT導入補助金は、ITツールを導入する中小企業・小規模事業者支援のために中小企業庁が行う補助金制度です。補助金にはソフトウェアの種類や目的によって大きく5種類に分かれており、経費精算システムの導入は「通常枠」または「インボイス枠(インボイス対応類型)」になります。
通常枠の補助額はソフトのプロセス数により異なり、最低5万円から最大450万円までで、補助率は1/2以内です。また「インボイス対応類型」の補助額は50万以下から最大350万円までで、補助率は3/4以内、4/5以内、2/3以内と変わります。
参考:IT導入補助金2024
経費精算システム導入企業社数ランキングTOP3

経費精算システムの中で導入企業社数の多いものをランキングにしました。第1位は、18,000社以上の導入実績がある楽楽精算です。多くのランキングで1位を獲得しており、電子契約サービス市場において、非常に高い知名度を誇っています。第2位は、マネーフォワードクラウド経費とジョブカン経費精算です。マネーフォワードクラウド経費は、経費精算システムでは4,000社、シリーズ累計では10万社を超える実績があります。ジョブカン経費精算は。経費精算システムでは、4,000社、シリーズ累計では20万社を超える実績があります。
多くの導入実績や導入事例があれば、安心して利用することができますよね。ぜひ経費精算システム選びにご活用ください!
累計導入社数No.1!企業規模や成長に合わせて低価格で導入できる「楽楽精算」
株式会社ラクス
楽楽精算
基本情報

ここがおすすめ!
- 領収書やICカードはスマホで読み取れ、社外からでも申請や精算が可能
- 経費精算から会計ソフト連携まで便利な機能が充実している
ここが少し気になる…
- 外国語対応は英語のみ
-
申請時の入力項目が多く、必要な情報を探すのに時間がかかります。また、一度申請したデータを後から修正・削除できないので、誤入力時の対応が面倒です。さらに、画面遷移が多いため、簡単な申請でも何回もクリックが必要で、操作が煩雑に感じます。
-
年末調整の時期は膨大な時間を費やしていたのですが、楽々精算を導入したことでかなりの時間削減になり、ストレスなくスピーディーにサクサク勧められることができるようになりました。画面もシンプルでボタン配置などもわかりやすかったので誰でも操作がしやすく導入をしてからの社内での浸透スピードも早かったように思います。出張の際などの経費精算も楽になりました。
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経費申請、書類申請、契約申請などの一括管理が同一のサービスで対応できること。ログインIDなどを目的ごとのシステムで複数持つ必要もないのでわずらわしさが減ったので業務効率化にも貢献した気がする
2,500を超えるサービスと連携しデータを自動取得できる「マネーフォワード クラウド経費」
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基本情報

ここがおすすめ!
- オンライン上でまとめて経費申請できる
- 従業員や費目ごとに経費利用額が自動でグラフ化
- 不備入力防止アラート機能で入力ミスが減るため、差し戻しの手間が軽減
ここが少し気になる…
- OCR機能の精度があまりよくない
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こちらのサービスを利用することで、それまで別で送付していた領収書の添付ができるようになり業務量の削減につながりました。また以前の経費精算はパソコンのみでしたが、こちらはスマホでもできるので、経費発生後すぐに精算ができます。不備があった場合も、こちらのサービス内で請求先とやりとりができるため、修正なども対応もスムーズにできます。
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従来毎回対面した上で、都度都度現金払いで旅費やら経費やらを精算していた。精算の際には振替伝票や旅費手帳とゆうものを作成し上長に押印をもらうとゆう方法であった。しかしこのシステムをいれることにより、各人が1ヶ月分をまとめて申請することにより精算回数が各人月一回と大幅に減少した。またオンライン上で行うので金額やら準備やらを事前に行うことができるため大いに役に立った。
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紙の領収書を回収して、手入力して、上司に印鑑をもらって……というアナログな手間から完全に解放されました。スマホで撮影して申請、承認もオンラインで完結するため、出張先でもすぐ処理できるのが大きなメリットです。経理側のチェック負担も明らかに減っています。

実際に使ってみたレビュー記事はこちら

【レビュー】マネーフォワードクラウド経費を実際に登録して使ってみた【使い方解説】
数ある経費精算システムの中でそのサービスを使ったらいいかわからないという方も多くいると思います。そこで今回は「マネーフォワードクラウド経費」の無料登録から使い方まで、利用経験ゼロの筆者が実況形式でお伝えします。
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ここがおすすめ!
- 通知機能で承認漏れを防止できる
- 低コストで従業員数が10人以下の企業でも導入しやすい
- ダウンロードした仕訳データを会計ソフトに取り込むだけで経理処理が完結!
ここが少し気になる…
- 初期設定が複雑で使用するまでに時間を要する場合も
-
今までエクセルで手入力をしていたものが作業の時間が大幅に減ったのがとても良かったです。パスモなどの交通系ICカードを連携することで乗車履歴に紐づけることができるので、作業効率が上がりとても作業自体も楽になりました。操作もしやすいシンプルな設計なので使いやすいのもお気に入りでう。
-
事前申請などがあれば、そういったものも連携や反映ができるので一括で分かりやすくできる点がメリットです。
-
承認ルートをチームで設定することができるようになったことで、業務依頼をワークフロー化して組むことができるようになり、業務依頼の見える化が実現しました。また、検索欄の視認性が改善され、フリーワード検索が可能になったことで、目当てのWFをすぐ見つけられます。さらに、WFの内容変更の操作が分かりやすく要望をすぐ反映させられる点が管理者にとって使いやすいと感じます。
まとめ
経費精算システムは業務効率化に役立つ便利なツールですが、製品数が多く、選定の際は慎重に比較して導入を決定する必要があります。細かな機能や安全性、サポート体制についても検討し、自社に最適なシステムを選びましょう。
経費精算システムを導入する際は、ぜひ本記事で紹介した比較のポイントや注意点、おすすめのサービスを参考にシステム選びをしてみてくださいね。
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