Copilotプロンプトの書き方|公式の4要素・場面別の例・保存と共有

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  • 公式の4つの要素で書き方がわかる
  • 場面別の例を自分の業務に直せる
  • 保存・共有と出力の確認方法がわかる

Copilotのプロンプトとは、Copilotに何をしてほしいかを伝える指示や質問のことです。Microsoftの公式ページは、プロンプトを「目的」「コンテキスト」「ソース」「期待」の4つの部分で説明しており、必須なのは明確な目的だけで、結果に迷うときに残りの3つを足していきます。たとえば「会議をまとめて」と頼むより、誰向けか、どの資料を見るか、どんな形で出すかまで書くほうが、的外れな回答を減らせます。本記事では、4つの要素の使い方、コピペして直せる場面別の例12個、思い通りに出ないときの直し方、プロンプトの保存とチームへの共有、社内で使う前の確認点を、Microsoftの公式ページにもとづいて整理します。内容は2026年10月22日時点の公式の案内です。

Copilotのプロンプトを社内で使う前に、次に整えたいことを診断

Q1. いま一番知りたいのは、どちらですか?

目次

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  1. Copilotのプロンプトとは|公式が示す4つの要素と、基本の書き方
  2. コピペで使えるCopilotプロンプト例|場面別12例を4つの要素に分ける
  3. 思い通りに出ないときの直し方|足りない要素と、出力の4つの確認基準
  4. プロンプトの保存・共有・社内の標準化|プロンプトギャラリーの使い方
  5. プロンプトに入れてよい情報と、出力を使う前の確認|社内ルールの作り方
  6. 社内にプロンプトの型を広げるときの教育サービス3つの違い
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ|Copilotのプロンプトを書くときに押さえたい6つのこと
  9. 参考文献

Copilotのプロンプトとは|公式が示す4つの要素と、基本の書き方

Copilotのプロンプトとは、Copilotに必要な内容を伝える指示や質問で、目的・コンテキスト・ソース・期待の4つの部分で組み立てます。

Microsoftの公式ページ「Microsoft Copilot でプロンプトの記述を開始する」(2026年9月更新。出典)は、個人用アカウント、職場・学校のアカウント、無料のCopilot Chatのどれにも当てはまる説明として、プロンプトを次の4つの部分で整理しています。

要素公式の説明書くときの問い短い例(本記事で作成)
目的Copilotに何をしてもらいたいか作る・直す・調べるのうち、何をするのか取引先への返信メールの下書きを作ってください
コンテキストなぜそれが必要か、誰が関与しているか誰向けか、どんな背景か納期の延長を求められている。部長が確認する前の下書き
ソースCopilotが使う情報やサンプル。アカウントにより、添付ファイル、Webページ、職場のメール・チャット・ファイルなどどの資料や情報を見てほしいかこのメール。納期の一覧表
期待Copilotにどう応答してほしいか形式・長さ・トーンはどうか300字以内。丁寧な言葉で。箇条書きにしない

公式ページは、プロンプトは少量でも大量でも入力でき、必要なのは明確な目的で、より具体的にしたいときに他の部分を足すと説明しています。例として、目的とソースだけのプロンプト(過去2週間の特定の相手からのメールをもとに要約を書く)と、目的・コンテキスト・期待を含むプロンプト(時間管理のトレーニングマニュアルのアウトラインを、対象と文書のトーンを示して作る)が挙げられています。また、ほとんどの場合は別のプロンプトで結果をフォローアップするため、探している結果を得るには、何度かのやり取りを想定するよう案内されています。

もう1つの公式ページ「Microsoft Copilot で優れたプロンプトを書く」(2026年2月更新。出典)は、会話をするようなプロンプトを考え、平易で明確な言葉を使い、アシスタントに頼むときのようにコンテキストを提供するよう勧めています。役立つヒントとして、次の5つが示されています。

  • Copilotは現在の会話に制限されているため、多くの詳細を指定する
  • 丁寧な言葉遣いを使うと、応答が向上する
  • 句読点・文法・大文字と小文字に注意して、明確に伝える
  • 引用符を使うと、Copilotが何を記述・変更・置き換えるかが分かる
  • タスクを切り替えるときは、「新しいトピック」と入力して、前の内容の邪魔を避ける

4つの要素を足すと何が変わるか|書き換えの例

同じ依頼でも、要素を足すと、Copilotが判断に使える材料が増えます。次は、本記事で作った書き換えの例です。効果の大きさを示すものではなく、どの要素が何を補うかを見るための例として読んでください。

プロンプト足した要素
書き換え前会議の内容をまとめてくださいなし(目的だけ。何を・誰向けに・どの形でが分からない)
足した後今日の定例会議の文字起こしを見て、会議に出ていない営業部長が3分で状況をつかめるように、決定事項・担当者と期限・未決の論点の順に、箇条書きで300字以内にまとめてくださいソース(文字起こし)、コンテキスト(営業部長が3分で把握)、期待(順序・箇条書き・300字以内)

なお、公式ページは、同じプロンプトを複数回使うと、毎回少し違う結果になる場合があると案内しています。最初の結果で判断せず、足りない点を続けて指示して直す前提で使います。

「/」を入力してファイルを指定する書き方は、公式の例にも出てきます。ただし、職場のメール・チャット・ファイルをソースにできるのは、公式の案内ではMicrosoft Copilotのサブスクリプションがある場合です。無料のCopilotや、ライセンスの種類による違いは、Copilotとは?主な機能や料金・使い方・活用例を解説やMicrosoft 365 Copilot(旧Copilot for Microsoft 365)とは?使い方などを解説で整理しています。ChatGPTなど他のAIとの違いは、CopilotとChatGPTの違いとは?仕様や料金・機能を比較を参照してください。AI全般に通じるプロンプトの考え方(6つの原則やツール別の書式の違い)はAIプロンプトとは?書き方の6原則と実例にまとめているため、本記事では、Copilotの公式の案内にもとづく書き方と使い方に絞っています。

書き方を相談できる入口もあります。公式の「Microsoft によって構築されたエージェント」(出典)には、クエリの組み立て方を説明して、Copilotなどからより正確で有用な応答を得るのを助ける「プロンプト コーチ」が載っています。使える機能はサブスクリプションの種類で異なると書かれているため、自分の環境で表示されるかは、画面で確認してください。

ここまでの型は、1人で覚えても、チーム全体が同じ水準で書けるとは限りません。自社の業務に合わせて、目的・コンテキスト・ソース・期待をどう埋めるかを、教材にしておくと、新しく使う人も同じ入口から始められます。自社の教育内容を学習プログラムにして、いつでも何度でも学べる形にしたい場合の一例が、株式会社FCEが提供するSmart Boardingです。商品ページでは、内定者・新人教育から管理職育成まであらゆる場面で使えること、自社オリジナルのコースを作れること、LMS機能で受講者ごとの進捗や理解度を確認できること、テストを作成して配信できること、マニュアルをアップロードできることが紹介されています。Copilotのプロンプトに特化した既製の教材があるかは、資料で確認してください。社内独自の教育内容を学習プログラム化するには一定の手間がかかり、電話やメールの相談、教育プログラムの設計といった手厚いサポートは「充実サポートプラン」のみとされています。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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コピペで使えるCopilotプロンプト例|場面別12例を4つの要素に分ける

Copilotのプロンプト例は、メール・文書、会議・チャット、ExcelとPowerPoint、学習と見直しの4場面に分けると、自分の仕事に近い型を探しやすくなります。

次の12例は、公式の4つの要素に沿って本記事で作った出発点です。【】の中は、自分の業務の内容に置き換えてください。「公式」と書いた行は、Microsoftが公開している「Copilotプロンプト集」(マイクロソフト アクセシビリティ)のプロンプトにもとづいています。この公式のプロンプト集には、すべてのプロンプトを試すにはMicrosoft 365 Copilotのユーザーである必要があるが、Copilotアプリ向けのプロンプトなら無料でも試せる、と書かれています。

場面1|メール・文書を作る、直す

例プロンプト4つの要素の内訳
1. 返信メールの下書き【取引先名】の【担当者名】さんから届いた、納期の延長を求めるこのメールへの返信の下書きを作成してください。当社は【日付】までなら延長に対応できます。社外向けなので、丁寧な言葉で、300字以内にしてください。目的:返信の下書き。コンテキスト:社外向け、【日付】まで対応可。ソース:このメール。期待:丁寧な言葉、300字以内
2. 資料の要約この /【ドキュメント】 を、経営会議で報告するために、重要な点を3つに絞って要約してください。各点は80字以内にし、数字がある場合は残してください。目的:要約。コンテキスト:経営会議での報告。ソース:指定した文書。期待:3点、80字以内、数字を残す
3. 文章の見直し(公式を一部変更)この文章を、社外向けのお知らせとして違和感がないかチェックしてください。直す箇所は、元の表現と直した表現を表で並べてください。目的:チェック。コンテキスト:社外向けのお知らせ。ソース:貼り付けた文章。期待:元と直した表現を表で

場面2|会議・チャットを要約し、やることを出す

例プロンプト4つの要素の内訳
4. 自分のやること一覧(公式を一部変更)この会議の文字起こしから、私が担当するやることだけを、期限が近い順に表で出してください。期限が決まっていないものは、その旨を書いてください。目的:やることの抽出。コンテキスト:自分の担当分。ソース:会議の文字起こし。期待:期限順の表、期限なしは明記
5. 欠席した人への要約今日の定例会議の内容を、会議に出ていない【役職】向けに、決定事項、担当者と期限、未決の論点の3つに分けて、箇条書きで300字以内に要約してください。目的:要約。コンテキスト:欠席した【役職】向け。ソース:今日の会議。期待:3つに分ける、箇条書き、300字以内
6. 優先順位の確認(公式)【Teamsやメールやカレンダー】から、これから私がやるべきことや予定について優先順位をつけてください。目的:優先順位づけ。ソース:【】の中で指定したもの。公式は、Copilotでは(Microsoft 365 Copilotのユーザーのみ)職場のタブから、Teamsでは左側のCopilotアプリからと案内

会議やチャットの要約が使える条件は、Teams Copilotとは?できることと使える条件を公式情報で整理で、メールの下書きや要約は、Outlook Copilotの使い方|できること・条件・表示されない時で整理しています。

場面3|ExcelとPowerPointで使う

例プロンプト4つの要素の内訳
7. 表の集計と原因の仮説選択している表を使って、【商品カテゴリ】ごとの月別売上を集計し、前月より10%以上減ったカテゴリを挙げてください。原因として考えられることを3つ、確認すべきデータとあわせて、箇条書きで書いてください。目的:集計と仮説。ソース:選択中の表。期待:10%以上の減少、原因3つ、確認データ、箇条書き
8. 資料の下書きこの /【ドキュメント】 に基づいて、新入社員向けのオリエンテーション資料を8枚で作成してください。1枚に1つのメッセージにして、専門用語には補足を付けてください。目的:資料の作成。コンテキスト:新入社員向け。ソース:指定した文書。期待:8枚、1枚1メッセージ、補足つき
9. 想定質問の洗い出し(公式)このプレゼンで視聴者からどのような質問があるかをまとめてください。目的:想定質問。ソース:開いているプレゼンテーション。発表前の準備に使える

Excelでの条件や操作はExcel Copilotとは?できること・使い方・使えない時の確認点、PowerPointで資料を作る手順はCopilotでパワポ作成|手順と無料の範囲・作れない時の確認点とAIでプレゼン資料作成|手順・ツールの使い分け・プロンプト例に任せ、本記事では、プロンプトの書き方に絞っています。表の集計結果は、元のデータと合っているかを人が確認してから使ってください。

場面4|学び・アイデア出し・出力の見直し

例プロンプト4つの要素の内訳
10. 一問一答で理解を深める(公式を要約)この文章の内容を整理して、3択の一問一答で出題してください。1問ごとに止めて、私が答えたら正解を教え、最後に出てきた内容をまとめてください。目的:理解の確認。ソース:貼り付けた文章。期待:3択、1問ずつ、最後にまとめ
11. 販促のアイデア出し【既存の取引先】向けに、追加の費用をかけずに営業担当が実行できる販促の案を3つ出してください。それぞれ、実行の手順を3つと、必要な準備を1行で書いてください。目的:アイデア出し。コンテキスト:既存の取引先、追加費用なし。期待:3案、手順3つ、準備を1行
12. 出力の見直し(公式の評価用サンプルを変更)この文章の中で、あいまいな表現や、一般的すぎる表現を挙げて、読み手の理解にどう影響するかを説明してください。目的:見直し。ソース:貼り付けた文章。公式の「出力を評価する」ページのサンプルを元にしている

このほか、PowerPointのCopilotには、くり返し頼む依頼を再利用できる指示にまとめる「スキル」があり、公式ページは、同じことを頻繁に頼む場合は、その要求をスキルに変えるよう案内しています(個人用で、OneDriveのスキル用フォルダーに保存。出典)。

思い通りに出ないときの直し方|足りない要素と、出力の4つの確認基準

Copilotの回答が的外れなときは、プロンプトに目的・コンテキスト・ソース・期待のどれが足りないかを見直し、出力は明瞭さ・正確さ・トーン・文脈の4つの基準で確認します。

公式の「Copilot の出力の明瞭さ、正確性、トーン、コンテキストを評価する」(出典)は、Copilotはプロンプトで指定した情報とコンテキストにもとづいて内容を作るため、コンテキストが不完全だったり、期待が明確でなかったりすると、出力が的外れになることがあると説明しています。よくある問題として、あいまいで一般的な言葉遣い、コンテキストや重要な詳細の欠落、読み手に合わないトーン、意図した結果を支えない内容が挙げられています。この4つの問題に、プロンプトのどの要素が効くかを対応させると、次のように整理できます(対応づけは本記事の整理です)。

症状足りない可能性が高い要素直し方の例
回答が一般的で、どの会社にも当てはまる内容になるコンテキスト、ソース自社の状況、読み手、参照する資料を足す
長さや形が望みと違う期待文字数、箇条書きか表か、並べる順序を指定する
読み手に対してトーンが合わないコンテキスト、期待読み手(役職・社内か社外か)と、丁寧さの度合いを書く
数字や固有名詞が資料と違うソース見てほしい資料を指定し、数字は人が元の資料と照合する
何を頼んだのかが伝わっていない目的動作を1つにして具体的に書く(要約する、比較する、書き直す)
会話が長くなり、前の指示や話題が混ざる会話の区切り「新しいトピック」と入力して、前の話題との混線を避ける(公式のヒント)

一度で当てにいかず、会話で直す

公式の「優れたプロンプトを書く」には、会話を続ける例が並んでいます。たとえば、広い依頼から始めて具体的な詳細を足す、特定のファイルの概要を頼んでから関連する質問を重ねる、技術的な問題を示してから絞り込む、といった進め方です。最初から完璧な1つのプロンプトを目指すより、短く頼んで、結果を見て、足りない要素を足すほうが、結果として早く着きやすくなります。

複数の解説記事が共通して挙げる工夫もあります。たとえば、テクバンの解説(出典、2026年5月掲載)は、役割・目的・条件を明確にすること、一文に詰め込まず箇条書きで整理すること、最初から100点を狙わず「まずは案を出してください」と修正前提で頼むことを挙げています。マネーフォワード クラウドの解説(出典、2026年3月更新)は、役割を与える、回答の数を指定する、見本を示す、プロンプトの改善点を逆に質問させる、といった工夫を紹介しています。これらは公式の手順ではなく、書き手の経験にもとづく工夫です。自分の業務で試して、効いたものだけを残してください。

出力を確認する4つの基準

Copilotの出力は、公式の言い方では「出発点」です。共有する前に、正確さ・明確さ・適切さを確認する責任は、使う人に残ります。公式ページが示す4つの基準を、確認の表にまとめます。

基準確認すること自分への問い
明瞭さ(Clarity)各文が、特定の具体的な考えを伝えているか。広い、あいまいな文がないか何を説明しているのか。何が変わる・決まるのか。要点は読み手に明確か
正確さ(Accuracy)事実・数字・名前・日付・参照を、元の資料と照らすこの情報は正しく最新か。信頼できる情報源で確認できるか
トーンと対象ユーザーのフィットトーンが読み手(役員・顧客・同僚など)に合っているかカジュアルすぎたり、堅すぎたりしないか。技術的な詳細の量は適切か
コンテキスト(文脈)重要な点が欠けていないか。目標を支えない内容が混ざっていないか本来の目的と合っているか

公式ページは、この確認をCopilot自身に手伝わせる方法も示しています。たとえば、不明瞭な記述や一般的すぎる記述を挙げさせる、裏づけのない主張を強調させる、といったプロンプトです。ただし、Copilotのフィードバックは最終的な判断ではなく、追加の視点として扱い、内容が正確で適切かを決めるのは使う人だと書かれています。

プロンプトの保存・共有・社内の標準化|プロンプトギャラリーの使い方

Copilotのプロンプトは、実行後にカーソルを合わせて「プロンプトの保存」を選ぶとプロンプト ギャラリーに残せ、Teamsのチームに共有することもできます。

プロンプトを保存する手順

公式の「お気に入りのプロンプトを保存して再度使用する」(2026年2月更新。出典)にもとづく手順です。

  1. 保存したいプロンプトを実行する(公式の例は、今日のメールを確認して要約し、アクション項目の一覧を出す、というプロンプト)
  2. プロンプトが正常に実行されたら、プロンプトにカーソルを合わせてブックマークのアイコンを表示し、「プロンプトの保存」を選ぶ
  3. プロンプト ギャラリーの「プロンプト」タブに追加される。タイトルは編集でき、公式は、後で識別しやすい名前にするよう勧めている

保存したプロンプトは、自分にだけ表示される、私的でカスタマイズされた一覧です。プロンプト ギャラリーには、Microsoftが用意した共通のプロンプトの集まりもあり、組織内の全員に表示されます。これらも、ブックマークのアイコンで保存でき、そのまま使うことも、自分の業務に合わせて変えて保存することもできます。「Copilotの推奨プロンプト」を探している場合は、まずここにあるMicrosoftが用意したプロンプトを見るとよいでしょう。

チームに共有する手順

公式の「チームとプロンプトを共有する」(出典)によると、保存したプロンプトは、組織内のMicrosoft Teamsのチームと共有できます。

  1. チームの成功に役立つプロンプトを作成して実行し、保存する
  2. Copilot Chat、Teams、OutlookでCopilot プロンプト ギャラリーを開き、「プロンプト」タブで保存したプロンプトを表示する
  3. 共有するプロンプトにカーソルを合わせ、カードの上部の「プロンプトを共有」を選び、「チームに共有」で共有先のチームを選ぶ

共有を受ける側は、プロンプト アプリの「チーム プロンプト」タブでチームを選ぶと、自分や他のメンバーが共有したプロンプトがすべて表示されます。公式は、プロンプト アプリをTeamsに追加すると、チームのチャネルの中から直接チームのプロンプトにアクセスできるとも案内しています。

古い解説に注意|旧Copilot Labは終了している

検索結果には、「Copilot Lab」という旧名称のまま説明している解説も残っています。公式の「Copilot プロンプト ギャラリー アプリへの変更」(出典)によると、Copilot Prompt Labアプリは、2025年6月以降は新規インストールができなくなり、2025年7月15日をもってアクセスできなくなりました。現在は、Copilot Chatの中で、Microsoftのプロンプト、自分のプロンプト、チームのプロンプトを見つけられます。Copilot Chatの入力ボックスの下にあるプロンプトの候補や、入力中に提案されたプロンプトを選んだあとに表示される候補から、プロンプト ラボを開く手順です。Word、Excel、PowerPointでも、Copilot Chatのウィンドウから同じ入口を使えます。なお、日本語の公式ページでは、同じ機能が「プロンプト ギャラリー」「プロンプト ラボ」と、ページによって別の名前で書かれています。

保存や共有のボタンが表示されない場合の原因は、今回確認した公式ページには書かれていませんでした。アカウントの種類や管理者の設定が関係する可能性があるため、IT管理者に確認してください。

保存と共有の仕組みを作っても、共有した型や例を、全員が同じように使えているかは、見た目では分かりません。共有した内容を、テストで理解度まで確かめたい場合の一例が、株式会社イー・コミュニケーションズが提供するSAKU-SAKU Testingです。商品ページでは、CBTの技術を活かしたテスト機能があり、選択式・穴埋め・並び替え・記述(単語・長文)のテストを配信できること、既存の設問と自社のオリジナルの設問を1つのテストにまとめられること、受講状況や結果がリアルタイムで集計されることが紹介されています。Copilotのプロンプトに特化した既製の問題があるかは、資料で確認してください。AIを使ったリモート監視機能(サクテスAIMONITOR)などを使う場合は、有償オプションの契約が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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プロンプトに入れてよい情報と、出力を使う前の確認|社内ルールの作り方

プロンプトに個人情報や機密情報を入れてよいかは先に決め、出力は人が確認してから使います。個人情報保護委員会と文化庁の資料が、確認の視点を示しています。

Copilotは、プロンプトに書いた内容と、ソースとして渡した資料をもとに回答を作ります。公式の「プロンプトの記述を開始する」にも、Copilotの回答を確認して検証すること、大規模言語モデルに基づくため、応答に不正確な内容が含まれる場合があること、必要に応じて信頼できるソースと相互に参照することが書かれています。公的な資料から、確認の視点を3つ取り出します。AI全般の入力前の確認表は、AIプロンプトとは?書き方の6原則と実例にもあります。

入力する情報|個人情報を含むプロンプト

個人情報保護委員会は、2023年6月2日の「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」(出典、PDF)で、個人情報取扱事業者が生成AIサービスに個人情報を含むプロンプトを入力する場合は、特定された利用目的を達成するために必要な範囲内であることを十分に確認するよう求めています。あらかじめ本人の同意を得ずに個人データを含むプロンプトを入力し、その個人データが応答結果の出力以外の目的で取り扱われる場合は、個人情報保護法に違反する可能性があるとして、サービス提供事業者が個人データを機械学習に利用しないことなどを十分に確認するよう求めています。また、利用規約やプライバシーポリシーを十分に確認することも、留意点として挙げられています。Copilotで入力した内容がどう扱われるかは、契約や設定で変わるため、IT管理者とMicrosoftの公式の案内で確認します。

出力の権利|類似性と依拠性

文化審議会著作権分科会法制度小委員会の「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月15日。出典)は、生成AIによる生成物であっても、生成・利用の段階で、既存の著作物との類似性と依拠性が認められれば、著作権侵害に当たり得ると整理しています。この場合、差止請求や損害賠償請求を受けるおそれがあり、故意による侵害には刑事罰の適用もあり得るとされています。社外に出す文章や画像は、既存のものに似ていないかを確かめます。本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。個別の判断が必要な場合は、専門家に相談してください。

社内ルールにするときの形|入れてよい情報の3区分

ルールは、「何を入れてよいか」を決めておくと運用しやすくなります。次は、区分の考え方の一例です。どの情報をどの区分にするかは、自社の規程と、契約・設定の内容で決めてください(本記事の整理)。

区分例(自社で決める)扱いの考え方
入れてよい公開済みの資料、一般的な業務の文章、個人が特定されない内容通常どおり使う。出力の数字や固有名詞は照合する
確認してから入れる社内資料、取引先の名前を含む資料、未公開の企画上長や管理者の確認を取る。入力内容の扱いを契約と設定で確かめる
入れない個人データ(本人の同意がないもの)、取引先の機密、パスワードや認証情報入力しない。必要な場合は、扱いを管理者と法務に確認してから決める

こうしたルールは、一人が気をつけるだけでは守れません。全員が同じ基準を知っている必要があります。入力してよい情報、著作権、情報セキュリティの基準を、全員に同じ形で届けたい場合の一例が、株式会社Oysterが提供するOneCompliance(ワンコンプライアンス)です。商品ページでは、コンプライアンス研修に特化したeラーニングで、個人情報保護法・情報セキュリティ・著作権(AIに関する著作権を含む)などのコースがあること、ダッシュボードや自動リマインダーで研修の実施・管理の工数を抑えられること、法改正などに合わせて内容が更新されることが紹介されています。Copilotのプロンプトに特化した専用コースがあるかは、資料で確認してください。料金は受講者の人数に応じて変わるため、問い合わせでの確認が必要です。

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社内にプロンプトの型を広げるときの教育サービス3つの違い

3つのサービスは、Copilotのプロンプトの書き方を教える既製の教材ではなく、型の教材化・理解度の確認・入力ルールの周知という運営面を支える教育サービスです。

ここまでに登場した3つのサービスを、役割の違いで並べます。優劣や順位ではなく、社内の状況に合うものを選ぶための整理です。自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。

Copilotのプロンプトを社内に広げるときの、教育サービス3つの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:OneCompliance(ワンコンプライアンス)。個人情報保護法・情報セキュリティ・著作権などのコースを、全員に同じ基準で届けやすいサービスです。

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この状況に合う一例:Smart Boarding。自社の教育内容を学習プログラム化でき、LMS機能で受講者ごとの進捗や理解度を確認できます。

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特徴 コンプライアンス研修に特化したeラーニング。ダッシュボードや自動リマインダーで、研修の実施・管理の工数を減らせるとされています CBTの技術を活かしたテスト機能。既存の設問と自社の設問を1つのテストにまとめられ、受講状況や結果はリアルタイムで確認できます 自社の教育内容を学習プログラム化でき、LMS機能で進捗や理解度を確認できます。マニュアルのアップロードやテストの作成・配信もできます
注意したい点 費用は受講人数に応じた課金体系のため、問い合わせでの確認が必要です。AI専用のコースがあるかは、資料で確認してください AIを使ったリモート監視機能などは、有償オプションです。日本国内仕様のため、海外での利用はサポート対象外です 自社の教育内容を学習プログラム化する際には一定の手間がかかり、手厚いサポートは「充実サポートプラン」のみとされています
資料・詳細

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どのサービスも、Copilotの設定や操作、プロンプトの作成を代わりに行うものではありません。Copilotを使うためのMicrosoft側の設定は、本人と管理者が行います。そのうえで、使う人が増えたときの入力ルールの周知、型の教材化、理解の確認を、研修の仕組みに載せるかどうかを検討する位置づけです。複数のサービスの資料をまとめて請求して、研修の内容・管理の方法・サポートの範囲を比べてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. Copilotのプロンプトとは何ですか?

A. Copilotに必要な内容を伝えるための、指示や質問のことです。Microsoftの公式ページでは、目的(何をしてほしいか)、コンテキスト(なぜ必要で、誰が関わるか)、ソース(使ってほしい情報やサンプル)、期待(どう応答してほしいか)の4つの部分で説明されています。必須なのは明確な目的で、結果に迷うときに他の3つを足します。

Q2. Copilotでプロンプトを作成するには、どうすればよいですか?

A. まず、してほしいことを「要約して」「書き直して」のように1つの動作で書き、次に、誰向けか、どの資料を使うか、どんな形で出すかを、必要な分だけ足します。公式の例のように、「/」を入力してファイルなどを指定できます。最初の回答で完成させようとせず、続けて指示して直します。作業を切り替えるときは、「新しいトピック」と入力します。

Q3. Copilotでおすすめのプロンプトはありますか?

A. 場面別の例は、本記事の12例のほか、Microsoftが公開している「Copilotプロンプト集」(マイクロソフト アクセシビリティ)と、プロンプト ギャラリーのMicrosoftが用意したプロンプトがあります。どれも、そのまま使わず、【】の部分を自分の業務に置き換えて使います。公式のプロンプト集は、すべてを試すにはMicrosoft 365 Copilotのユーザーである必要があり、Copilotアプリ向けのものは無料でも試せると案内されています。

Q4. Copilotのプロンプトの設定方法は?保存できますか?

A. プロンプトは、Copilotの入力欄に書いて送信します。繰り返し使うものは、実行後にプロンプトにカーソルを合わせ、ブックマークのアイコンから「プロンプトの保存」を選ぶと、プロンプト ギャラリーの「プロンプト」タブに残ります。タイトルは編集でき、Teamsのチームに共有することもできます。保存や共有のボタンが表示されないときは、アカウントの種類や管理者の設定が関係する可能性があるため、IT管理者に確認してください。

Q5. 無料のCopilotでも、プロンプトの例は使えますか?

A. 使えるものと使えないものがあります。公式ページは、プロンプトの書き方の説明は、個人用アカウント、職場・学校のアカウント、無料のCopilot Chatのどれにも当てはまるとしています。一方、職場のメール・チャット・ファイルを参照する(ソースにする)プロンプトは、Microsoft Copilotのサブスクリプションがある場合の機能として案内されています。自分の環境で使える範囲は、公式の最新の案内かIT管理者に確認してください。

Q6. Copilotの回答が思い通りにならないときは、どうすればよいですか?

A. まず、目的・コンテキスト・ソース・期待のうち、足りない要素を足して、続けて指示します。回答は、明瞭さ・正確さ・トーン・文脈の4つの基準で確認します。同じプロンプトでも、毎回少し違う結果になる場合があると公式に案内されているため、数字や固有名詞は、元の資料と人が照合してから使ってください。

まとめ|Copilotのプロンプトを書くときに押さえたい6つのこと

Copilotのプロンプトは、書き方の型を押さえ、結果を見て直し、使う前に確認する、という順番で使うと、安全に成果へ近づきます。型と例を1人で覚えるだけでなく、チームで保存・共有・確認できる形にしておくことが、広げるときの基本になります。

  1. プロンプトは、目的・コンテキスト・ソース・期待の4つで考える。必須は明確な目的で、足りないときに他を足す
  2. 例は、【】を自分の業務に置き換えて、1つずつ試す。同じプロンプトでも毎回少し違う結果になる
  3. 思い通りに出ないときは、足りない要素を足して会話で直す。作業を切り替えるときは「新しいトピック」と入力する
  4. 出力は、明瞭さ・正確さ・トーン・文脈で確認し、数字と固有名詞は元の資料と照合する
  5. 繰り返し使うプロンプトは保存し、Teamsのチームに共有する。旧Copilot Labの記述の解説に注意する
  6. 使う人が増える前に、型の教材化・入力ルールの周知・理解度の確認をそろえるため、eラーニングの資料を請求して比較する

6つ目の行動に進む場合は、3サービスの資料をまとめて請求し、研修の内容・管理の方法・サポートの範囲を比べてください。入力は1回で、資料はすべて無料です。

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Copilotの機能や画面の名称は、短い周期で変わります。変わらないのは、どこまで任せ、どこで人が確認するかを決めるのは、使う組織の側だということです。まず1つの業務、1つのチームから、プロンプトの型と確認の流れを試すところから始めてください。

参考文献

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