クラウドPBX大手を比較|通信キャリア系の特徴と中小企業の選び方

Check!

  • 大手は通信キャリア系と専業・外資系で比べる
  • 中小企業は7つの項目を同じ表で比べる
  • 音質・緊急通報・番号は契約前に書面で確認

クラウドPBXの大手とは、一般にNTT東日本・NTT西日本、NTTドコモビジネス、ソフトバンク、KDDIといった通信キャリアが提供するサービスを指す呼び方で、「大手」の明確な定義はありません。本記事では、公式サイトで確認できた範囲で、ドコモビジネス・ソフトバンク・KDDIのクラウドPBXの特徴と確認点を表で比べ、通信キャリア系・専業ベンダー系・外資系の3タイプの違い、中小企業が規模に合わせて選ぶ7つの確認項目、音質・緊急通報・電話番号・FAX・回線の失敗例を整理します。料金は契約条件で変わるため、金額は載せません。

クラウドPBXを選んだあとに残る電話業務を、2問で診断

Q1. クラウドPBXを入れたあとも、電話業務で残りそうなのはどちらですか?

目次

開く

閉じる

  1. クラウドPBXの大手とは|3タイプの違いと、PBXだけでは残る電話業務
  2. 大手通信キャリアのクラウドPBXを比較|ドコモビジネス・ソフトバンク・KDDI・NTT東西
  3. クラウドPBXの主な機能とメリット|内線・転送・録音・BCP
  4. 中小企業のクラウドPBXの選び方|規模に合わせて見る7つの項目
  5. クラウドPBXの失敗例と確認方法|音質・緊急通報・番号・FAX・回線
  6. クラウドPBX導入の進め方|現状の確認から切り替えまで
  7. よくある質問(FAQ)
  8. クラウドPBXの大手選びで押さえておきたい6つのこと
  9. 参考文献

クラウドPBXの大手とは|3タイプの違いと、PBXだけでは残る電話業務

クラウドPBXの大手とは、一般に通信キャリアが提供するサービスを指す呼び方で、明確な定義はありません。提供元は、通信キャリア系・専業ベンダー系・外資系の3タイプに分けると比べやすくなります。

タイプサービスの例確認したい点
通信キャリア系Arcstar Smart PBX(NTTドコモビジネス)、ConnecTalk(ソフトバンク)、Webex Calling(KDDI)、ひかりクラウドPBX(NTT東日本・NTT西日本)外線(電話番号)の契約の考え方、提供条件の更新
専業ベンダー系MOT/TEL、BIZTEL ビジネスフォン、TramOneCloud(比較記事で取り上げられている例)導入実績の規模、サポートの受付時間、無料トライアルの有無
外資系の通信基盤Cisco Webex Calling、Zoom Phone、Microsoft Teams(KDDIはZoom PhoneとTeamsを「Cloud Calling」として案内)会議・チャットと同じ基盤で使えるか、外線の提供元と契約窓口

どのタイプを選んでも、クラウドPBXが担うのは内線・外線・転送といった通話の経路です。電話に出る人手、発信業務の効率、通話内容の確認や共有は、PBXの機能とは別に運用で考える必要があります。クラウドPBXの仕組みと機能はクラウドPBXとはで確認できます。ここでは、PBXの先に残る電話業務を補う3つのサービスの役割の違いを比べます。

クラウドPBXの先に残る電話業務を補う3サービスの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:MiiTel Phone 通話の自動録音・文字起こしと、AIの音声解析を備えます。

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:Dream Call Next 5つの架電スタイルから選べ、オートコールを標準装備します。

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:電話代行・コールセンター代行サービス 24時間365日対応で、夜間休日の電話代行などがあります。

資料を無料ダウンロード
サービス MiiTel Phone Dream Call Next 電話代行・コールセンター代行サービス
向いている会社 通話内容を記録・分析し、応対の改善に活かしたい会社 営業や折り返しの発信を、簡単な操作で回したい会社 夜間・休日や不在時の電話に、人手が足りない会社
特徴 AIの音声解析と、通話の自動録音・文字起こし 5つの架電スタイルと、全通話録音 24時間365日対応のオーダーメイド型電話受付
注意したい点 サポート対応は平日9時から18時まで。内線の記載は商品ページに無い プレディクティブ発信はオプション。導入月から最低6か月の利用期間がある コールセンター業務は10日前後の準備期間が必要
資料・詳細

MiiTel PhoneとDream Call Nextの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)

まとめて資料をダウンロード

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

通話の記録や分析を重視する場合の一例がMiiTel Phoneです。MiiTel Phoneは、株式会社RevCommが提供するサービスで、商品ページによると、電話番号を1クリックするだけで架電でき、SFA・CRMツールと連携して情報を共有でき、AIの音声解析で話し方の特徴を分析・可視化できます。公式サイトの機能紹介では、PCとヘッドセットとインターネット環境があれば固定電話は不要で、通話はすべて自動で録音・文字起こしされ、IVR(自動音声ガイダンス)や待ち呼・キューイングといったコールセンター向けの機能もあると説明されています(MiiTel Phone 機能紹介、2026年10月22日確認)。BelongやアスピックのクラウドPBXの比較記事にも、比較対象として掲載されています。注意点として、商品ページにはサポート対応が平日9時から18時までと記載されており、商品ページと機能紹介には内線の機能についての記載がないため、内線が必要な場合は資料で対応範囲を確認してください。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社RevComm

MiiTel Phone

MiiTel Phone

株式会社RevComm

MiiTel Phone

電話解析AIが採点!トーク改善でアポ率・成約率をUPさせたい企業におすすめ

30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
GOOD

おすすめ!

  • 電話番号を1Clickするだけで架電が可能
  • SFA/CRMツールと連携することで、情報共有も正確で効率的に届く
  • AIの音声解析により、トップ営業の話し方の特徴を分析・可視化できる
MORE

気になる…

  • サポート対応は平日9時~18時まで

「録音と文字起こしを活用して、正確な通話記録を効率的に作成しています。」

RevComm「東京都カスハラ相談窓口にMiiTelを活用 正確な記録と応対品質向上に成功(アデコ株式会社)」(2026年10月22日確認)

大手通信キャリアのクラウドPBXを比較|ドコモビジネス・ソフトバンク・KDDI・NTT東西

大手通信キャリアのクラウドPBXは、NTTドコモビジネスのArcstar Smart PBX、ソフトバンクのConnecTalk、KDDIのWebex Callingなどがあり、いずれも設備を自社に置かずに内線・外線を使えるサービスです。

各社の公式ページで確認できた内容を、金額を除いて整理しました。NTT東日本・NTT西日本は「ひかりクラウドPBX」を提供していますが、2026年10月22日はNTT西日本の法人向けサイトがメンテナンス中、NTT東日本の法人向けサイトも接続できず、機能と提供条件を確認できなかったため、表には載せていません。

サービス(提供会社)公式ページで確認した特徴契約前に確認したい点
Arcstar Smart PBX(NTTドコモビジネス)クラウド上でPBX機能と内線機能を提供する。スマートフォン・タブレット・PC・IP固定電話機で使え、国内どの携帯キャリアのスマートフォンでもアプリで内線にできる。PBX配下の内線電話同士は無料で通話できる通話録音は外部サービスとの連携で使う。FAXは使えるが、通信環境によっては失敗することがあるため、別の環境での利用が推奨されている
ConnecTalk(ソフトバンク)クラウドPBX機能と、固定電話の着信を携帯電話に内線転送できるFMC機能を1つのパッケージで提供する。モバイル端末で使うモバイルタイプと、固定電話で使うPBXタイプから選べる。VoLTEを使い、既存のPBXとの接続もできる固定電話番号を使う場合は、別途外線サービスの契約が必要と記載されている
Webex Calling(KDDI)固定電話回線や主装置などの宅内設備が不要で、現在使っている固定電話番号をそのまま使える。パソコン・スマートフォン・IP固定電話で外線・内線を使え、専用ポータルで転送や自動アナウンスなどを自分で設定できる2026年3月に提供条件の変更が案内されている。ヘルプデスクはオプション契約のため、見積もり時点の条件を書面で確認する

参照した公式ページは、NTTドコモビジネス Arcstar Smart PBX、ソフトバンク ConnecTalk、KDDI Webex Callingです(いずれも2026年10月22日確認)。

3社で違いが出る4つの観点

3社に共通するのは、設備を自社に置かず、スマートフォンやPCを内線として使える点です。違いが出やすいのは、外線の契約の考え方、通話録音、既存設備との接続、設定の変え方で、公式ページの記載は次のとおりです。

観点NTTドコモビジネスソフトバンクKDDI
外線・電話番号外線設備が不要で、東京03・大阪06などの0ABJ番号を使える固定電話番号を使う場合は別途外線サービスの契約が必要現在使っている固定電話番号をそのまま使える
通話録音外部サービスとの連携で使う概要ページの機能一覧には記載がなく、資料で確認する通話録音機能があり、KDDI Voice Viewerで生成AIによる要約やToDo抽出ができる
既存設備との接続概要ページには記載がなく、資料で確認する既存PBXとの接続ができるローカルゲートウェイを使い、既存の宅内機器(PBX・固定電話回線)に接続できる
設定の変更・開通Webで設定を変更でき、ID追加もWebで完結して即日開通する。申込から最短7営業日で、最低利用期間はない概要ページには記載がなく、資料で確認する専用ポータルで転送や自動アナウンスの設定を即時に反映できる

「概要ページには記載がない」は、そのサービスが対応していないという意味ではありません。公開されている概要ページで確認できなかった項目なので、資料請求や見積もり相談の段階で、同じ質問を3社に出して書面で比べてください。申込から開通までの日数は、ドコモビジネスのFAQにある「Arcstar Smart PBXのみを申し込む場合」の目安で、外線サービスと同時に申し込む場合は最短12営業日と案内されています。

大手キャリアが公式ページで挙げる強み

各社が公式ページで挙げる強みは、評価ではなく説明として読み、自社の条件に当てはまるかを確かめます。NTTドコモビジネスは、モバイル通信が暗号化されているため盗聴のリスクが低いとして、セキュリティを理由の1つに挙げています。KDDIは、電話設備のクラウド化により、災害時にオンプレミスPBXの故障を気にせず業務を続けられるとして、BCP(事業継続計画)への効果を説明しています。ソフトバンクは、部署ごとの内線電話を維持したまま、テレワークに移行できる点を挙げています。

KDDIは同じ法人向けサイトで、Microsoft TeamsとZoom Phoneを使ったフルクラウド電話サービスも案内しています。会議やチャットと同じ基盤で電話を使いたい会社は、通信キャリアの回線とあわせて、これらも比較の対象になります。専業ベンダーのサービスを横並びで比べたい場合は、当サイトのPBXおすすめ12選を徹底比較で確認できます。

PBXの先を補う3サービスの役割を比較表で見る

クラウドPBXの主な機能とメリット|内線・転送・録音・BCP

クラウドPBXでできることは、内線と外線の通話、代表着信、保留・転送などの電話機能を、設備を置かずにインターネット経由で使うことです。公式ページの機能一覧から、各社に共通する機能を整理しました。

機能できること公式ページでの記載
内線通話拠点や外出先にいる社員同士が、内線番号で通話するドコモビジネスは、PBX配下の内線電話同士で無料通話ができると記載
代表着信・着信グループグループに設定した複数の端末を同時に呼び出すドコモビジネスは代表着信、ソフトバンクは着信グループとして記載
保留・転送外出先やテレワークの社員に、電話を取り次ぐドコモビジネス・ソフトバンクが、保留転送として記載
自動転送・時間外の転送電話に出られないときや、決めた日時に、別の相手へ自動でつなぐドコモビジネスは自動転送、ソフトバンクはスケジュール転送(メッセージ応答との組み合わせで時間外応答)として記載
ピックアップ鳴っている電話に、別の人が代わりに応答するドコモビジネスはコールピックアップ・指定ピックアップ、ソフトバンクはピックアップとして記載
通話録音通話を録音して保存するドコモビジネスは外部サービスとの連携、KDDIは通話録音機能として記載

NTTドコモビジネスの解説ページは、クラウドPBXのメリットとして、どこからでも電話対応ができること、離れた社員同士の内線通話料が無料になること、電話回線の工事や機器の設置が不要で初期費用を抑えられること、災害時のBCP対策になることなどを挙げています(クラウドPBXとは?機能や仕組み、メリットとデメリット、選び方などを紹介、2026年10月22日確認)。一方で、同じページは、音質が通信環境に左右される可能性があることと、緊急通報への発信ができないことをデメリットとして挙げています。この2点を含む失敗例は、後の節で確認方法とあわせて整理します。

中小企業のクラウドPBXの選び方|規模に合わせて見る7つの項目

中小企業がクラウドPBXを選ぶときは、利用人数と拠点数、電話番号の引き継ぎ、通話品質、端末、サポート、追加機能、提供条件の7項目を、同じ表で比べます。

中小企業基本法2条は、国の施策の対象となる中小企業者の範囲を、業種ごとの資本金と従業員数でおおむね定めています。製造業・建設業・運輸業などは資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業は1億円以下または100人以下、サービス業は5,000万円以下または100人以下、小売業は5,000万円以下または50人以下です(e-Gov法令検索:中小企業基本法、2026年10月22日確認)。この法律に「大手」の定義はなく、本記事では、通信キャリアが提供するサービスを大手として扱っています。

項目確認すること確かめ方
1. 利用人数・拠点数同時に使うID数と拠点の数、今後の増減自社で数え、各社の導入事例の規模と照らす
2. 電話番号今の番号を引き継げるか、0ABJ番号か050番号か事業者の提供条件と、今の回線の契約を書面で確認する
3. 通話品質外線の番号の種類と、自宅・外出先での音質無料トライアルがあれば、拠点と自宅で試す
4. 端末スマートフォン・PC・IP電話機のどれを内線にするか、既存の電話機を使えるか対応する端末とOSを、公式ページと資料で確認する
5. サポート・開通受付時間、障害時の連絡、申込から開通までの日数、最低利用期間サポートがオプションかどうかを、見積書で確認する
6. 追加機能通話録音、自動音声応答(IVR)、顧客管理システムとの連携標準かオプションか、外部サービスの連携かを確認する
7. 提供条件の更新提供条件の変更の予定、契約更新時の扱いお知らせページと、見積もり時点の条件を確認する

利用人数の目安は事業者ごとに違い、アスピックは、小規模向けは数人から数十人、中規模向けは数百人程度を想定したサービスが主流で、数千人から数万人の組織を想定したサービスもあるため、どの規模まで導入した実績があるかを確認するよう勧めています(アスピック:クラウドPBX比較15選、2026年10月22日確認)。初期費用や月額の安さを軸に選ぶ場合の考え方は、当サイトの料金が安いおすすめのクラウドPBXが詳しく解説しています。

発信が多い会社は、PBXと発信の仕組みを分けて考える

営業の架電や折り返しが多い会社では、クラウドPBXの内線・外線とは別に、発信の運用を考える必要があります。PBXは電話の交換を担い、CTI(電話とパソコンを連携させて、発信や顧客情報の管理を効率化する仕組み)は発信業務の効率を担うため、役割が違います。発信の運用を仕組みにする一例が、Dream Call Nextです。

Dream Call Nextは、株式会社ドリームソリューションが提供するクラウド型CTIで、商品ページによると、簡単な3ステップの操作でアウトバウンド業務を行え、パソコン・インターネット環境・ヘッドセットがあれば運用を始められます。通常架電、オートコール、グループ架電、在宅率検索架電、プレディクティブコールの5つの架電スタイルから選べ、オートコール発信を標準で備え、外線電話を自動で録音して6か月保存する全通話録音も備えています。注意点として、プレディクティブ発信はオプションで、導入月から最低6か月の利用期間を満たす必要があります。内線を中心とした電話環境の整備を担うサービスではなく、発信業務を効率化する位置づけです。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社ドリームソリューション

Dream Call Next

Dream Call Next

株式会社ドリームソリューション

Dream Call Next

効率アップにも!複数の架電方法から選びたい企業におすすめ

30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら

簡単な3ステップでアウトバウンド業務が実行でき、1秒単位での課金によって大幅な通信費の削減を実現するなら、Dream Call Nextの導入がおすすめです。

GOOD

おすすめ!

  • 「オペレーター分析」「一覧分析」「エリアマーケティング」「ステータス割合」といった分析機能が充実
  • 複数の架電方法から選択でき、自社のニーズに合わせて効率的な架電が実現する
  • オペレーターの負担を減らせる「オートコール発信」を標準装備
MORE

気になる…

  • 「プレディクティブ発信」はオプション対応
Dream Call Nextのロゴ

営業や折り返しの発信を、仕組みで回したい会社に

Dream Call Nextの資料を無料でダウンロードできます

無料・30秒で完了 資料を無料ダウンロード

クラウドPBXの失敗例と確認方法|音質・緊急通報・番号・FAX・回線

クラウドPBXの失敗は、音質・緊急通報・電話番号・FAX・既存回線の5つの条件を、契約前に確認しないことで起きやすくなります。

失敗例起きる理由契約前の確認
音質が安定しないインターネット経由のため、自宅や外出先などの通信環境で音質が下がることがある(NTTドコモビジネスの解説)無料トライアルで、拠点・自宅・外出先の通話を試す
緊急通報に発信できないNTTドコモビジネスの解説は、クラウドPBXから110・118・119へ発信できず、別の回線を用意する必要があると説明している緊急通報の可否と、代わりの発信手段を、事業者に書面で確認する
希望の電話番号を使えない利用できる番号の種類や、今の番号を引き継げるかは、サービスによって違う(Belong、アスピックの解説)今の番号を使い続けるか、新しい番号にするかを先に決め、提供条件を確認する
FAXが失敗するドコモビジネスのFAQは、FAXは使えるが通信環境によっては失敗することがあり、別の環境での利用を推奨しているFAXを使う頻度を調べ、別の環境に残すか、クラウドFAXにするかを決める
既存の回線・機器と合わない使っている回線が終了予定だったり、既存の主装置を残す前提だったりして、切り替えの範囲が見積もりから漏れる回線の種類と、主装置を残すか入れ替えるかを、見積もりの前に確認する
転送先に出る人がいない転送や時間外応答の設定をしても、受ける人がいなければ取りこぼしが残る夜間・休日・不在時に、だれが電話を受けるかを決める

FAXの併用はクラウドPBXと複合機のFAX機能は併用可能か、既存の主装置を残す場合はおすすめのオンプレミスPBX|クラウドPBXとの違いも解説で、それぞれ詳しく解説しています。

総務省の基準で見る、0AB-J番号と050番号のIP電話の違い

クラウドPBXの外線が、0AB-J番号(03・06など)と050番号のどちらのIP電話を使うかで、電話会社に求められる品質の基準が違います。総務省の資料(令和2年6月4日)が整理している内容は、次のとおりです。

項目0AB-J番号のIP電話050番号のIP電話
総合品質端末の間の平均遅延が150ミリ秒未満R値50超、平均遅延が400ミリ秒未満
ネットワーク品質・安定品質基準があり、アナログ電話と同等の安定性が求められるこの資料の表では規定なし
緊急通報管轄の警察機関等への接続などが求められる緊急通報を取り扱う設備に限って規定が準用される

出典は総務省の「通信品質等の現行規定について」(IPネットワーク設備委員会、令和2年6月4日、2026年10月22日確認)で、事業用電気通信設備規則と細目告示の内容です。クラウドPBXのサービスごとの外線の番号の種類と、緊急通報への対応は、提供事業者の資料で確認し、最新の規則はe-Gov法令検索で確認してください。本節は一般的な情報の整理であり、法的な助言ではありません。

転送先に出る人がいない失敗は、受け方を決めて防ぐ

クラウドPBXの転送や時間外応答は、電話を別の端末やメッセージ応答につなぐ機能です。ソフトバンクのConnecTalkは、日時を指定した転送とメッセージ応答を組み合わせた時間外応答を機能として挙げ、NTTドコモビジネスのArcstar Smart PBXは、通話中や不在時の自動転送を挙げています。ただし、転送先に電話を受ける人がいなければ取りこぼしは残るため、夜間・休日・不在時の受け方を、人の運用として決めておく必要があります。受け方の一部を外に出す選択肢の一例が、電話代行・コールセンター代行サービスです。

電話代行・コールセンター代行サービスは、電話代行サービス株式会社が提供する、電話の一次受付を代行するサービスです。商品ページによると、24時間365日の対応が可能で、「18時以降」「土日祝のみ」のように時間帯を指定でき、秘書代行(電話受付代行)、夜間休日電話代行、コールセンター代行があり、電話応対の文言や報告の方法を会社ごとに設定できます。注意点として、コールセンター業務はおおよそ10日前後の準備期間が必要です。クラウドPBXの内線・外線を置き換えるものではなく、PBXの転送先を人が受ける形で補う位置づけです。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

電話代行サービス株式会社

電話代行・コールセンター代行サービス

電話代行・コールセンター代行サービス

電話代行サービス株式会社

電話代行・コールセンター代行サービス

オーダーメイド型プラン◎必要な案件だけ好きなタイミングで対応したい方におすすめ

30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
GOOD

おすすめ!

  • 業種や経営方針などの要望に合わせたオーダーメイド型電話対応サービス
  • 30年以上の実績とコールセンターでの一元管理体制により、安心の応対品質
  • 夜間休日電話代行やコールセンター代行など、すべてのサービスが24時間365日対応
MORE

気になる…

  • 「コールセンター業務」はおおよそ10日前後の準備期間が必要

「直ぐに携帯へメールで内容報告をしてくれますし、取引先へ事務所への戻り時間や、伝言内容も伝えてもらえるので非常に助かっています。」

電話代行サービス株式会社「秘書代行(電話受付代行)の導入事例-1 税理士事務所様のケース」(2026年10月22日確認)

電話代行・コールセンター代行サービス

夜間・休日の転送先に、電話を受ける人がいなくて困っていませんか?

こんな会社に向いています

夜間・休日や不在時に、電話を受ける担当者を置けない

電話応対の文言や報告方法を、自社の業務に合わせたい

電話代行・コールセンター代行サービスの資料を無料で見る
PBXの先を補う3サービスの役割を比較表で見る

クラウドPBX導入の進め方|現状の確認から切り替えまで

クラウドPBXの導入は、現状の確認、条件の整理、同条件での比較、書面での確認、切り替えの順に進めると、手戻りを減らせます。

  1. 現在の回線(INSネット・アナログ・ひかり電話など)、電話番号、主装置と電話機の型番、FAXの有無を一覧にする
  2. 利用人数・拠点・端末を決め、本文の7項目の表に自社の条件を書き込む
  3. 通信キャリア系・専業ベンダー系・外資系から2-3社を選び、同じ条件で資料と見積もりを依頼する
  4. 無料トライアルがあれば、拠点・自宅・外出先で通話品質を試す
  5. 電話番号の引き継ぎ、緊急通報、FAXの取り扱いを書面で確認する
  6. 切り替えの日程と、今の回線を解約する時期を決め、夜間・休日・不在時の受け方と、発信・通話記録の運用も決める

INSネットを使っている場合の切り替えの期限

INSネット64・INSネット64・ライト・INSネット1500は、NTT西日本の案内で、2028年12月31日にサービス提供を終了します。新規・移転の申込受付は2024年8月31日に終了しました(NTT西日本:INSネットのサービス終了について、2026年10月22日確認)。主装置がINSネットにつながっている会社は、それまでに回線を切り替える必要があり、このタイミングでクラウドPBXへの移行を検討する会社もあります。回線の切り替えとPBXの入れ替えは、見積もりで別々の項目になりやすいため、内訳に漏れがないかを確かめてください。ビジネスフォンの費用の内訳と見積もりの比べ方は、PBXの価格相場を種類別に解説が参考になります。

切り替えのあとに、通話内容の確認や共有、発信の振り返りが手作業のまま残る会社もあります。クラウドPBXの機能とは別に、通話の録音と文字起こし、解析を前提にした運用を確かめたい場合は、MiiTel Phoneの資料で、対応する機能と、内線を含む構成に対応できるかを確認できます。

MiiTel Phoneのロゴ

通話の録音・文字起こしと解析を、運用に組み込みたい会社に

MiiTel Phoneの資料を無料でダウンロードできます

無料・30秒で完了 資料を無料ダウンロード

よくある質問(FAQ)

Q1. クラウドPBXはどこが良いですか?

A. 「どこが良いか」は、利用人数・拠点数・電話番号の引き継ぎ・通話品質・サポートの条件で変わるため、1社には決められません。通信キャリア系は回線や携帯電話の契約とあわせて検討でき、専業ベンダー系はクラウドPBXに特化し、外資系は会議・チャットと同じ基盤で使えます。同じ条件で2-3社の資料と見積もりを取り、本文の7つの確認項目で比べてください。

Q2. クラウドPBXの業者にはどんな種類がありますか?

A. 通信キャリア系(NTT東日本・NTT西日本、NTTドコモビジネス、ソフトバンク、KDDIなど)、専業ベンダー系(MOT/TEL、BIZTEL ビジネスフォン、TramOneCloudなど)、外資系の通信基盤(Cisco Webex Calling、Zoom Phone、Microsoft Teamsなど)の3タイプに分けると比べやすくなります。専業ベンダーの個別の比較は、当サイトのPBXおすすめ12選を徹底比較で確認できます。

Q3. クラウドPBXのシェアはどのくらいですか?

A. 2026年10月22日時点で、官公庁が公表するクラウドPBXの事業者別シェアは確認できませんでした。民間の調査にはシェアや市場規模を載せたものがありますが、対象(クラウドPBXのみか、ビジネスフォン全体か)と集計の単位(売上・回線数・ID数)が調査ごとに違います。シェアの数字を見るときは、調査の対象と集計の単位を確認し、自社に合うかどうかは本文の確認項目で判断してください。

Q4. クラウドPBXの失敗例にはどんなものがありますか?

A. 音質が通信環境に左右される、緊急通報に発信できない、希望する電話番号を使えない、FAXが失敗する、既存の回線や主装置と合わない、転送先に出る人がいない、の6つが代表的です。契約前に、無料トライアルでの通話確認と、番号・緊急通報・FAXの取り扱いの書面確認を行うと防ぎやすくなります。本文の失敗例の節で、確認の方法を表にまとめています。

Q5. 中小企業でも大手通信キャリアのクラウドPBXは使えますか?

A. 使えるかどうかは、各社の提供条件と申込窓口で決まります。NTTドコモビジネスのArcstar Smart PBXの導入事例には、従業員数の区分が51-300名の企業も掲載されています(2026年10月22日確認)。KDDIのWebex Callingは、法人営業担当者による導入検討・見積相談の窓口が案内されているため、人数や拠点が小さい場合は、その規模で契約できるかを最初に問い合わせてください。

Q6. クラウドPBXに切り替えても、今の固定電話番号は使えますか?

A. 事業者と、今の回線の契約によって異なります。KDDIのWebex Callingは、現在使っている固定電話番号をそのまま使えると案内しています。ソフトバンクのConnecTalkは、固定電話番号を使う場合に別途外線サービスの契約が必要と案内しています。希望する番号が使えない場合があることは比較記事でも指摘されているため、契約前に、番号の取り扱いを書面で確認してください。

クラウドPBXの大手選びで押さえておきたい6つのこと

クラウドPBXの大手選びは、「大手」の意味を通信キャリア系と決め、公式ページの記載を同じ観点で比べ、契約前の確認を書面で残すと判断できます。押さえておきたい要点は次の6つです。

  1. 「大手」に明確な定義はなく、通信キャリア系・専業ベンダー系・外資系の3タイプで比べる
  2. 通信キャリアのクラウドPBXは、外線の契約の考え方、通話録音、既存設備との接続、設定の変え方、提供条件の違いを表で確かめる
  3. 中小企業は、利用人数・電話番号・通話品質・端末・サポート・追加機能・提供条件の7項目を、同じ表に書き込んで比べる
  4. 音質・緊急通報・電話番号・FAX・既存回線の5つは、無料トライアルと書面で、契約前に確認する
  5. INSネットを使っている場合は、2028年12月31日の終了までの切り替え計画に、クラウドPBXへの移行を含めて考える
  6. 転送先に出る人がいない、発信や通話の確認が手作業のまま、という課題が残るなら、電話代行・コールセンター代行サービス、Dream Call Next、MiiTel Phoneの資料で補い方を確かめる

夜間・休日の受付が課題なら電話代行・コールセンター代行サービス、発信業務が課題ならDream Call Next、通話内容の記録と共有が課題ならMiiTel Phoneの資料で、対応範囲と条件を確かめられます。

参考文献

同じカテゴリの記事を探す

同じタグの記事を探す

同じタグの記事はありません

top