カスタマーサポートのアウトソーシングとは?範囲・費用・選び方を整理

Check!

  • 委託の3つの形と向く状況がわかる
  • 任せる業務と社内に残す業務を整理
  • 費用の内訳と契約前の確認点を解説

カスタマーサポートのアウトソーシングとは、顧客からの問い合わせ対応や注文の受付といったサポート業務を、外部の専門事業者に委託することです。電話、メール、チャット、SNSの窓口を丸ごと任せる形もあれば、夜間や休日、繁忙時だけ、あるいは一次受付だけを任せる形もあります。人手不足、24時間対応、担当者の採用と教育の負担といった課題に応えやすい一方で、社内にノウハウが残りにくい、顧客の声が届きにくい、個人データを預けるといった注意点もあります。この記事では、委託の3つの形、任せる業務と社内に残す業務、メリットとデメリット、費用のかかり方、契約前に確認したい法令、委託先の選び方、自社に合う形の判断フローを整理します。

サポート窓口の委託を考える前に、自社の状況を診断

Q1. サポート窓口で、いま一番困っていることはどちらに近いですか?

目次

開く

閉じる

  1. カスタマーサポートのアウトソーシングとは|内製・一部委託・全部委託の3つの形
  2. 委託できる業務と社内に残す業務|問い合わせの種類・チャネル別
  3. メリットとデメリット|外部に任せると何が変わるか
  4. 費用のかかり方|月額固定・従量課金・初期費用と、自社運営との比べ方
  5. 契約前に確認したい法令と情報管理|個人データ・偽装請負・カスハラ対策
  6. 委託先の選び方|7つの確認観点と、委託先のタイプ
  7. 自社に合う委託の形を選ぶ判断フロー
  8. 導入の進め方|小さく始めて、見直しながら広げる
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ|カスタマーサポートのアウトソーシングで押さえたい5つのこと
  11. 参考文献

カスタマーサポートのアウトソーシングとは|内製・一部委託・全部委託の3つの形

カスタマーサポートのアウトソーシングとは、顧客からの問い合わせ対応や受付などの業務を、外部の専門事業者に契約で委託することです。任せる範囲は、窓口の全部、特定の時間帯、一次受付だけなど、自社で決められます。

形内容向く状況注意したい点
内製自社の社員だけで窓口を運営する顧客の声を商品改善に直接生かしたい、ノウハウを社内に蓄積したい採用、教育、設備、離職への備えがすべて自社の負担になる
一部委託夜間休日、繁忙時、一次受付、特定のチャネルなど、一部だけを外部に任せる時間外や繁忙期の取りこぼしを減らしたい、定型の問い合わせを外に出したい社内と委託先の引き継ぎルールが必要で、窓口が二重になる
全部委託窓口全体を外部の事業者に任せるサポート体制を自社で持てない、24時間の対応が必要ノウハウが社内に残りにくく、顧客の声が届くまでに時間がかかる

電話を軸に営業や案内まで行うコールセンターとの違いは、カスタマーサポートとコールセンターの違い|効率化のポイントも解説で整理しています。この記事では、サポート業務を外部に任せる判断と進め方に絞って解説します。

任せる側を支える2サービスの違い

次の2つは、商品ページ上は電話代行と、コールセンターシステム(アウトバウンド)に分類されています。窓口を人に任せる側と、委託したあとの折り返しや案内を自社に残す側で、役割の違いを比べます。

サポート窓口の委託を支える2サービスの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:電話代行・コールセンター代行サービス夜間休日電話代行など、時間帯を選んで人の応対に任せられます。

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:Dream Call Next折り返しや案内の発信を、通話の録音とあわせて管理できます。

資料を無料ダウンロード

この状況に合う一例:電話代行・コールセンター代行サービス応対方法や案内文言を個別に設定でき、受けた内容を報告してもらえます。

資料を無料ダウンロード
サービス 電話代行・コールセンター代行サービス Dream Call Next
向いている会社 夜間や休日、繁忙時の問い合わせの受付を、人の応対で任せたい会社 委託先で受けた用件の折り返しや、案内の発信を自社で続ける会社
特徴 応対方法・案内文言・報告方法を個別に設定できるオーダーメイド型。すべてのサービスが24時間365日対応 5つの架電スタイルから選べる。外線通話を自動録音し、標準で6か月保存
注意したい点 コールセンター業務は、準備期間としておおよそ10日前後が必要 プレディクティブ発信はオプション。導入月から最低6か月の利用期間
資料・詳細

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

夜間や休日、繁忙時の問い合わせの受付を、人の応対で任せたい場合の一例が電話代行・コールセンター代行サービスです。運営は電話代行サービス株式会社で、応対方法や案内文言、報告方法を個別に設定できるオーダーメイド型として紹介されています。基本サービスに秘書代行、夜間休日電話代行、コールセンター代行があり、すべてのサービスが24時間365日対応とされています。受けた内容は、メールやチャットで共有される形です。注意点として、コールセンター業務は準備期間としておおよそ10日前後が必要とされています。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

電話代行サービス株式会社

電話代行・コールセンター代行サービス

電話代行・コールセンター代行サービス

電話代行サービス株式会社

電話代行・コールセンター代行サービス

オーダーメイド型プラン◎必要な案件だけ好きなタイミングで対応したい方におすすめ

30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
GOOD

おすすめ!

  • 業種や経営方針などの要望に合わせたオーダーメイド型電話対応サービス
  • 30年以上の実績とコールセンターでの一元管理体制により、安心の応対品質
  • 夜間休日電話代行やコールセンター代行など、すべてのサービスが24時間365日対応
MORE

気になる…

  • 「コールセンター業務」はおおよそ10日前後の準備期間が必要

委託先で受けた用件への折り返しや、案内の電話を自社に残す場合の一例がDream Call Nextです。運営は株式会社ドリームソリューションで、商品ページ上はコールセンターシステム(アウトバウンド)に分類されており、問い合わせを受ける窓口を代行するサービスではありません。通常架電、オートコール、グループ架電、在宅率検索架電、プレディクティブコールの5つの架電スタイルから選べます。外線通話は自動で録音され、標準で6か月保存されます。注意点として、プレディクティブ発信はオプション対応で、導入月から最低6か月の利用期間があります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社ドリームソリューション

Dream Call Next

Dream Call Next

株式会社ドリームソリューション

Dream Call Next

効率アップにも!複数の架電方法から選びたい企業におすすめ

30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら
30秒で完了!かんたん入力 資料を無料ダウンロード
料金・機能をまとめて確認 サービス詳細はこちら

簡単な3ステップでアウトバウンド業務が実行でき、1秒単位での課金によって大幅な通信費の削減を実現するなら、Dream Call Nextの導入がおすすめです。

GOOD

おすすめ!

  • 「オペレーター分析」「一覧分析」「エリアマーケティング」「ステータス割合」といった分析機能が充実
  • 複数の架電方法から選択でき、自社のニーズに合わせて効率的な架電が実現する
  • オペレーターの負担を減らせる「オートコール発信」を標準装備
MORE

気になる…

  • 「プレディクティブ発信」はオプション対応

委託できる業務と社内に残す業務|問い合わせの種類・チャネル別

カスタマーサポートで委託しやすいのは、手順が決まった受付や一次対応です。判断や補償の権限が要る対応と、顧客の声を改善に生かす役割は、社内に残すのが基本です。

業務委託のしやすさ理由と注意点
問い合わせの一次受付(電話・メール・チャット・SNS)委託しやすい型が決まっていれば経験者が対応しやすい。チャネルごとに決めることが違う
注文・予約・変更の受付委託しやすい手順が定型で、機会損失を減らしやすい
製品の使い方・技術的な問い合わせ条件をそろえれば委託できるマニュアル、判断基準、社内へ引き継ぐ条件を渡しておく
クレーム・返金・補償の判断一次受付と内容の整理は委託できる。判断は社内補償や例外対応の権限は自社に残し、引き継ぎの流れを決める
受発注・データ入力などの事務処理委託しやすい対応後の入力や処理まで含めて任せると、窓口の流れが途切れにくい
FAQ・マニュアルの更新条件をそろえれば委託できる更新の責任者と、承認の流れを決める
顧客の声(VOC)の分析と改善への反映報告を受けて社内で活用する委託先からの報告を、商品やサービスの改善に自社でつなげる

チャネルごとに決めておくこと

  • 電話:対応する時間帯、同時に受けられる件数、通話の録音と保存期間
  • メール:返信までの期限、文面の言い回しのルール、添付や個人情報の扱い
  • チャット・SNS:対応する時間帯、自動応答との分担、公開の場で対応するときの方針と、問題が起きたときの連絡先

委託の範囲を決めたあとの設計(対応時間や応答期限の取り決め、判断基準を中心にしたマニュアル、FAQの更新責任者)は、BPO対応とは|問い合わせ・カスタマーサポート業務の委託設計で詳しく説明しています。この記事は、委託するかどうかと委託先を選ぶ判断を中心に整理します。

時間外や繁忙時の一次受付を、人の応対で外部に任せる範囲を具体的に確かめたい場合は、サービスの資料で、対応できる時間帯と報告の方法を確認できます。

電話代行・コールセンター代行サービス

夜間や繁忙時の問い合わせの受付を、人の応対で任せたい会社に

電話代行・コールセンター代行サービスの資料を無料でダウンロードできます

無料・30秒で完了 資料を無料ダウンロード

メリットとデメリット|外部に任せると何が変わるか

外部に任せるメリットは、人手不足の解消、応対品質の安定、24時間対応のしやすさです。デメリットは、ノウハウの蓄積、顧客の声の把握、情報管理が、自社の努力に左右される点です。どちらも、委託の仕方で大きく変わります。

論点メリットデメリットと注意点対策
人手と採用・教育採用や教育の負担を減らし、担当者を本来の業務に集中させやすい委託先の管理に新しい工数がかかる定例の確認日を決め、窓口となる担当者を置く
対応時間夜間や休日、繁忙時にも対応しやすい時間外に判断が必要な案件の行き先が決まっていないと止まる時間外に社内へ連絡する条件を決める
応対の品質経験のあるオペレーターに任せられ、品質が安定しやすい自社の社風や言い回しが伝わりにくい台本やトーンの方針を共有し、定期的に応対を確認する
ノウハウ専門事業者の運営の工夫を取り入れられる社内に知見が蓄積されず、内製に戻しにくいFAQや対応履歴を共有してもらい、更新に自社も関わる
顧客の声報告書の形で、問い合わせの傾向を受け取れる顧客の声を直接聞く機会が減り、改善への反映が遅れる報告の頻度と項目を決め、商品の担当者も目を通す
情報管理事業者のセキュリティ体制を活用できる顧客の個人データを外部に預けることになる認証の取得、作業拠点、委託契約の内容を事前に確認する

どちらを重く見るかは、問い合わせの量と内容によって変わります。件数が少なく、顧客の声を直接聞くことに価値がある窓口は、内製や一部委託が合うことが多くなります。

費用のかかり方|月額固定・従量課金・初期費用と、自社運営との比べ方

委託の費用は、月額固定型、従量課金型、初期費用の組み合わせで構成されます。金額は件数、時間帯、業務範囲によって変わるため、同じ条件で見積もりを取り、内訳を比べます。この記事では、具体的な金額は載せていません。

型仕組み向く問い合わせの量確認すること
月額固定型一定の件数や席数までを、毎月同じ額で委託する件数が安定している窓口含まれる件数と対応時間、上限を超えたときの扱い
従量課金型対応した件数や時間に応じて費用が変わる繁閑の差が大きい窓口単価の数え方(1件の定義、通話時間)と、月の上限や下限
初期費用立ち上げの設定、マニュアルの作成、研修などにかかるどの型でも発生しうる初期費用に含まれる範囲。無料でも月額に含まれていないか

自社運営と比べるときの費目

費目自社で運営する場合委託する場合
人件費担当者の給与、社会保険、繁閑に関わらず発生する固定費件数や契約に応じた費用に置き換わる
採用・教育募集、研修、離職したときの再採用事業者の教育体制に任せる。立ち上げ時の引き継ぎは必要
設備・システム電話回線、問い合わせ管理のシステム、座席事業者の設備を使う。自社システムとの連携が必要なら別途確認
管理の工数自社内のシフト、品質確認委託先との定例、報告の確認、引き継ぎの調整

見積もりを取るときに伝える情報

  1. 月間の問い合わせ件数と、集中する時間帯や時期
  2. チャネルの内訳(電話、メール、チャット、SNS)
  3. 定型の用件と、個別の判断が必要な用件の割合
  4. 対応してほしい時間帯と、時間外の対応範囲
  5. 使っている問い合わせ管理のシステムや電話回線
  6. 委託したい業務の範囲(一次受付のみ、事務処理や報告まで)

同じ条件を複数社に伝えると、内訳の違いが比べやすくなります。条件がそろわないまま総額だけを並べると、含まれる範囲の差を見落としやすくなります。

契約前に確認したい法令と情報管理|個人データ・偽装請負・カスハラ対策

サポート窓口を外部に任せるときは、個人データの委託先への監督、指揮命令の線引き、令和8年10月1日から義務になったカスハラ対策の3点を、契約の前に確認します。

個人データの委託先への監督と通話録音

顧客の個人データの取り扱いを任せる場合は、個人情報保護法第25条により、委託を受けた者に対する必要かつ適切な監督が求められます。個人情報保護委員会は、2024年1月24日に、コールセンター業務を運営または受託する事業者向けに、安全管理措置、従業者の監督、委託先の監督についての注意喚起を出しています。同委員会のガイドライン(通則編)は、委託契約に安全管理措置と取扱状況の把握を盛り込むことが望ましいとし、再委託についても事前の報告や承認を求めることが望ましいとしています。見積もりの段階で、取り扱いの体制、委託契約の内容、再委託の有無、取り扱い状況の確認方法を聞いておくと、選んだあとの確認がしやすくなります。

通話を録音する場合は、個人情報保護委員会のQ&Aが、通話内容から特定の個人を識別できるときは個人情報に当たり、利用目的を通知または公表する必要がある一方、録音している旨を相手方に伝える義務までは負わないとしています。録音の旨をガイダンスで流すかどうかは、自社の方針で決めます。

委託先のオペレーターへの指示の出し方

業務委託を請負として結ぶ場合、発注者が委託先のオペレーター本人へ直接指示をすると、労働者派遣にあたるとして、いわゆる偽装請負と判断されることがあります。厚生労働省の疑義応答集は、発注者から請負事業主への注文や要望は当事者間のやり取りである一方、作業者への直接の指示は指揮命令にあたるとしています。応対方法の変更や追加の要望は、オペレーターへ直接伝えず、委託先の責任者や窓口を通して伝える運用にしておくと安全です。契約の形(請負、派遣、準委任)ごとの扱いは、契約前に専門家へ確認してください。

カスタマーハラスメント対策の義務化

改正労働施策総合推進法等により、令和8年10月1日から、カスタマーハラスメント対策が事業主の義務になりました。厚生労働省は、カスハラを、顧客等の言動で、社会通念上許容される範囲を超え、労働者の就業環境が害されるものと説明しています。事業主が講ずべき措置は、方針の明確化と周知・啓発、相談体制の整備、事後の迅速かつ適切な対応、抑止のための措置です。顧客等には取引先の担当者も含まれ、電話やSNS上の言動も対象です。

サポート窓口を委託する場合は、自社で窓口を担当する社員への対策に加えて、委託先のオペレーターがカスハラを受けたときの報告と対応の分担、悪質な場合の対処方針を、委託先と事前に取り決めておくと運用しやすくなります。

本記事の法令に関する説明は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。個別の事案は、弁護士などの専門家や所管の窓口にご確認ください。

委託先の選び方|7つの確認観点と、委託先のタイプ

委託先は、業務範囲、対応時間、セキュリティ、オペレーターの品質、料金体系、報告と改善、立ち上げの7つを、同じ条件で確認して選びます。知名度や導入社数だけでなく、自社の問い合わせに合うかを見るのが近道です。

観点確認すること資料や見積もりで聞くこと
業務範囲とチャネル電話、メール、チャット、SNSのどこまで対応するか。事務処理や報告まで含むか想定する件数での対応実績と、対応できない用件
対応時間と繁閑への対応夜間、休日、繁忙期に対応できるか時間帯ごとの体制と、件数が急に増えたときの動き
情報セキュリティプライバシーマークやISMSなどの認証、作業拠点の管理認証の取得状況、拠点の入退室管理、再委託の有無
オペレーターの品質研修の内容、勤続年数や定着の状況、応対の確認方法教育の仕組みと、応対品質の確認の頻度
料金体系月額固定か従量か、初期費用、追加費用の条件内訳と、上限を超えたときの料金
報告と改善報告の頻度と内容、定例会、指標の見直し報告書の例、問い合わせ傾向の共有方法
立ち上げ準備期間、引き継ぎの進め方、試行の可否開始までのスケジュールと、自社が用意するもの

委託先のタイプ|どのような事業者に頼めるか

アウトソーシングの会社とは、企業の業務を契約に基づいて代わりに行う事業者のことです。カスタマーサポートの委託先は、得意な領域でいくつかのタイプに分けて考えると、候補を絞りやすくなります。

タイプ特徴向く会社
大規模なコールセンター・BPO事業者複数のチャネルを、大きな規模で受けられる。全国に拠点を持つ事業者もある問い合わせの件数が多く、窓口全体を任せたい会社
電話代行・秘書代行少人数で受付や取り次ぎを任せられる。夜間や休日だけの利用もできる時間外や繁忙時の受付を、必要な分だけ任せたい会社
EC・通販向けの一括代行受注から配送、問い合わせ対応までをまとめて任せられるネットショップを運営している会社
IT・ヘルプデスクに強い事業者技術的な問い合わせに対応できる体制があるソフトウェアやIT製品のサポートを任せたい会社
チャット・SNSに強い事業者チャットやSNSのやり取りに慣れているWebサービスやアプリの窓口を任せたい会社

折り返しや案内の発信を自社に残すとき

窓口を委託しても、折り返しや案内の電話は自社に残すことがあります。受けた内容を担当者ごとの手作業で折り返していると、記録が分かれ、対応の抜けにつながります。発信と通話の記録を同じ仕組みで管理しておくと、委託先から受けた報告に対する自社の動きも追いやすくなります。

Dream Call Next

委託先から受けた用件への折り返しが、担当者ごとの手作業になっていませんか?

こんな会社に向いています

折り返しや案内の発信を自社で続ける会社

外線通話を録音して、応対を振り返りたい会社

Dream Call Nextの資料を無料で見る

自社に合う委託の形を選ぶ判断フロー

自社に合う委託の形は、問い合わせの中身、対応したい時間帯、社内に残す判断の3点で絞り込めます。次の順に確認すると、内製、一部委託、全部委託のどれから検討するかが決まります。

  1. 直近の問い合わせを、電話、メール、チャット、SNSと、用件の種類で分け、件数を数える。
  2. 決まった答えで済む用件と、個別の判断が必要な用件の割合を見る。
  3. 取りこぼしや遅れが出ている時間帯(夜間、休日、繁忙期)を確かめる。
  4. 補償や例外対応など、社内に残す判断を書き出す。
  5. 残した判断以外の、定型の受付と一次対応から、委託の対象にできるかを検討する。
状況向く形次に確認すること
夜間や休日だけ取りこぼしている時間帯を絞った一部委託対応時間帯と、翌営業日への引き継ぎ方法
繁忙期だけ問い合わせが集中する期間や件数に応じた一部委託(従量課金型)追加の席数の確保と、増員にかかる日数
定型の問い合わせが大半で、社内の人手が足りない一次受付の委託マニュアルと、社内へ引き継ぐ条件
個別の相談や製品知識が必要な問い合わせが中心内製を軸に、受付だけ一部委託判断が必要な用件の引き継ぎルール
体制を自社で持てず、24時間の対応が必要全部委託顧客の声を受け取る報告の仕組み

FAQの整備やチャットボットで、問い合わせそのものを減らす方法もあります。委託の前に、自社で減らせる分を確かめておくと、委託する範囲を絞り込めます。

サポート窓口、今の体制で足りていますか?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

導入の進め方|小さく始めて、見直しながら広げる

導入は、問い合わせの分類、範囲の決定、引き継ぎ資料の準備、試行、見直しの5段階で進めると、手戻りを減らせます。最初から全部を任せず、効果が見えやすい範囲から始めます。

  1. 問い合わせを種類とチャネルで分類し、件数と所要時間を記録する。
  2. 委託する範囲と、社内に残す範囲を決める。
  3. マニュアル、FAQ、判断基準、社内へ引き継ぐ条件と連絡先を渡す。
  4. 一部の窓口や時間帯で試行し、応対の内容と報告を確認する。
  5. 定例で報告を確認し、委託先への指示は責任者を通して伝え、範囲を見直す。

試行の期間は、応対の抜き取り確認と、引き継ぎが止まっていないかの確認に使います。取り決めの細かい設計は、前の章で紹介した記事も参考にしてください。

委託したあとも、折り返しや案内の電話を自社に残すなら、発信と通話の記録を同じ仕組みで管理できると、受けた用件への対応の抜けが減ります。

委託後の折り返しと発信、通話の記録を整えるなら

Dream Call Nextの資料を無料でダウンロード

よくある質問(FAQ)

Q1. アウトソーシングの会社とはどういう会社ですか?

A. 企業の業務の一部または全部を、契約に基づいて代わりに行う事業者です。カスタマーサポートの分野では、電話、メール、チャットの問い合わせ対応を受託するコールセンター事業者、受付を代行する電話代行事業者、ネットショップ向けに受注から問い合わせ対応までを任せられる事業者などがあります。タイプの違いは、本記事の委託先のタイプの表で整理しています。

Q2. アウトソーシングで有名な会社はどこですか?

A. 知名度や導入社数だけでは、自社に合うかは判断できません。問い合わせのチャネル、業務範囲、対応時間、セキュリティ認証の取得状況が自社に合うかを、本記事の7つの観点で比べるのが近道です。特定の事業者を順位づけせず、同じ条件で複数社に見積もりを依頼して、内訳を比べてください。

Q3. カスタマーサポートとコールセンターの違いは何ですか?

A. 一般には、カスタマーサポートは購入後の顧客の問い合わせや課題解決を中心とした窓口、コールセンターは電話を軸に、問い合わせ対応に加えて案内や営業なども行う窓口と整理されます。詳しくは、カスタマーサポートとコールセンターの違い|効率化のポイントも解説で解説しています。

Q4. カスタマーサポートを外注すると、費用はいくらかかりますか?

A. 金額は件数、時間帯、業務範囲、サービスやプランによって異なるため、本記事では具体的な金額を載せていません。費用のかかり方は、月額固定型、従量課金型、初期費用の組み合わせです。同じ条件を伝えて見積もりを取り、含まれる範囲を比べてください。

Q5. 委託先に個人情報を預けるとき、何を確認すればよいですか?

A. 顧客の個人データの取り扱いを任せる場合は、個人情報保護法第25条により、委託先への必要かつ適切な監督が求められます。個人情報保護委員会は2024年1月24日にコールセンター業務向けの注意喚起を出しており、取り扱いの体制、委託契約の内容、再委託の有無、取り扱い状況の確認方法を、見積もりの段階で聞いておくと安心です。法的助言ではないため、個別の事案は専門家にご確認ください。

Q6. カスタマーサクセスに向いている人はどのような人ですか?

A. カスタマーサクセスは、顧客が製品やサービスの価値を使いこなせるよう、先回りして支援する役割で、問い合わせを受けて解決するカスタマーサポートとは役割が異なります。顧客の利用状況を見て働きかけ、解約率などの指標を改善していくため、状況を分析して提案できる人が向いています。詳しくは、カスタマーサクセスとは?メリットや施策例、成功のポイントも解説で解説しています。

まとめ|カスタマーサポートのアウトソーシングで押さえたい5つのこと

カスタマーサポートを外部に任せるときは、委託するかどうかの前に、何をどこまで任せるかを決めることが近道です。要点は次の5つです。

  1. 内製、一部委託、全部委託の3つの形から、問い合わせの中身と時間帯に合う形を選ぶ
  2. 任せる業務と、社内に残す判断や顧客の声の活用を分ける
  3. 費用は月額固定、従量課金、初期費用の内訳で比べ、金額は見積もりで確認する
  4. 個人データの監督、オペレーターへの指示の出し方、カスハラ対策の3点を契約前に確認する
  5. 電話代行や発信側のシステムなど、窓口を支えるサービスの資料を取り寄せて比べる

委託は、任せたら終わりではなく、報告を受けて見直しながら育てていく取り組みです。まずは直近の問い合わせを分類し、時間外や定型の受付など、効果が見えやすい範囲から検討してみてください。

参考文献

同じカテゴリの記事を探す

同じタグの記事を探す

同じタグの記事はありません

top