デジタルワークフローとは?申請・承認を電子化する手順と選び方

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  • 紙とハンコの申請をシステム上で進める仕組み
  • 電子化の前に不要な承認を減らして整理する
  • 最初は1つの申請を選んで小さく試す

デジタルワークフローとは、申請・承認・決裁などの業務の流れを、紙やハンコではなくシステム上で進める仕組みのことです。申請書の作成から承認者への回付、決裁、保存までをオンラインで進められ、いまどこで止まっているかも確認できます。ただし「デジタルワークフロー」の検索結果には、社内の申請を電子化する意味と、業務全体をデジタル化・自動化する意味の2つが混ざっています。この記事では、2つの意味の違い、電子化できる申請の具体例、メリットとデメリット、導入の6ステップ、システムを選ぶ確認項目を、公的機関と公式サイトの情報で整理します。

社内の申請・承認で、いま一番困っているのはどこですか?

Q1. 申請・承認の運用で、いちばん手間がかかっていることは?

目次

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  1. デジタルワークフローとは?申請から承認までをシステム上で進める仕組み
  2. デジタルワークフローの具体例|どんな申請・業務を電子化できるか
  3. デジタルワークフローのメリットと、先に知っておきたいデメリット
  4. デジタルワークフロー導入の進め方|6ステップ
  5. デジタルワークフローのシステムを選ぶ確認項目
  6. 似た言葉との違い|ワークフローシステム、エンジン、AIワークフロー、BPM・BPA
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ|デジタルワークフローを始める前に押さえる5つのこと
  9. 参考文献

デジタルワークフローとは?申請から承認までをシステム上で進める仕組み

デジタルワークフローとは、申請・承認・決裁などの業務の流れを、紙やハンコではなくシステム上で定義し、進める仕組みのことです。

日立ソリューションズは、デジタルワークフローを「業務の流れや申請・承認・決裁などの手続きの流れをITシステム上で定義したもの」と説明しています(日立ソリューションズ)。一方、IBMは、手作業ではなくコンピューターとソフトウェアを使い、多くの場合は自動化も含めて電子的に完了されるプロセスと説明しています(IBM)。同じ言葉でも、前者は社内の申請・承認が中心、後者は業務全体の自動化まで含む広い意味です。

2つの意味の違い

意味範囲例本記事での扱い
社内の申請・承認の電子化(狭い意味)申請書の作成、承認者への回付、決裁、保存経費精算、休暇申請、稟議、購買申請この記事の中心。導入の進め方と選び方まで整理する
業務プロセス全体のデジタル化・自動化(広い意味)申請・承認に限らず、手作業で行っていた業務の流れ全体請求書の自動転送、応募書類のキーワードによる絞り込み、コード更新の自動反映(IBMの例)具体例と、似た言葉との違いで触れる

日本語で「ワークフロー」というと、前者の申請・承認の流れを指す場合が多く、導入を考える会社の多くはこちらが課題です。

紙のワークフローとの違い

紙やハンコ、メールで回す運用との違いは、回付・進捗・保管・記録の4つに表れます。機能の範囲はサービスによって異なります。

項目紙・ハンコ・メールの運用デジタルワークフロー
回付書類を手渡しや郵送で回し、承認者の手元に届くまで待つ承認経路をあらかじめ設定し、次の承認者へシステム上で回る
進捗の確認担当者に聞かないと、いまどこにあるか分からない管理画面で現在の承認者や状況を確認できる
保管と検索保管場所が必要で、過去の書類を探すのに手間がかかる電子データで保存され、条件を指定して検索できる
記録押印の有無で承認を見る。変更の履歴は残りにくい誰がいつ承認したかなどの履歴を記録できるサービスがある

申請書を電子化し、承認経路を設定し、進捗を確認できるようにする場合の一例が、株式会社コラボスタイルのコラボフローです。商品ページでは、Excelで作成した申請書を見た目そのままWebフォームに変換できること、あらかじめ用意された経路パーツを並べて承認経路を設計できること、運用中でも自社でフォームレイアウトの追加・修正ができることが紹介されています。一方で、クラウド版には1ユーザーにつき5GBの容量制限があります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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コラボフローの導入事例では、南海電気鉄道株式会社が、押印文書の多い業務をワークフローシステムに移す際の選定の理由を紹介しています。事例ページで、担当者は次のように述べています。

コラボフローは、Excelで設計した資料を取り込むことによって簡単に申請が作成できるので、開発生産性が高いと感じました。

出典:コラボフロー 導入事例 南海電気鉄道株式会社
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デジタルワークフローの具体例|どんな申請・業務を電子化できるか

デジタルワークフローの具体例には、経費精算、休暇申請、稟議、購買申請、入社手続きなどがあります。承認者が決まっていて、書類の回付が発生する業務が対象になりやすい分野です。

分野具体例電子化で変わる点
経理・総務経費精算、交通費申請、稟議、購買・発注の申請金額や部署ごとの承認者を設定し、承認の履歴を残せる
人事・労務休暇申請、残業申請、入退社の手続き、各種証明書の発行依頼申請内容をそのまま台帳やデータとして使える。承認待ちの状況を本人が確認できる
契約・押印契約書の回覧・押印の申請、社内文書の承認押印の依頼から承認までを、システム上の記録で追える
社外との手続き取引先からの申込受付、顧客・代理店との申請や問い合わせ対応社外の関係者にも権限を分けて、同じ基盤で申請を受け付けられるサービスがある(OPTiMの説明による)
業務全体の自動化(広い意味)請求書を適切な承認者へ自動で転送する、応募書類を特定のキーワードで絞り込む、コード更新を自動で反映する手作業の転送や確認が減り、担当者が判断が必要な作業に集中できる(IBMの例)

上の表の「社外との手続き」は、OPTiM Support & Growth Portalの解説 の整理にもとづきます。社内の申請だけでなく、取引先や顧客とのやり取りまで同じ仕組みで扱える場合がある、という例です。

どの申請から電子化するか|優先する4つの目安

すべての申請を一度に電子化する必要はありません。次の4つの目安のうち、当てはまる数が多い申請から始めると、効果を確認しやすくなります。

目安見ること例
件数が多い月に何件発生しているか経費精算、休暇申請
関わる人が多い申請者と承認者が合わせて何人か部署をまたぐ稟議、購買申請
止まりやすい承認に日数がかかり、差し戻しや問い合わせが多いか承認者が出張や不在になりやすい申請
紙や押印が多い印刷、押印、回覧、保管にかかる手間はどれくらいか押印が必要な社内文書

実際の進め方の一例として、南海電気鉄道の導入事例では、総務・人事・経理部門に押印文書を調べたところ約100件が挙がり、そのうち約40件について早期に印鑑レス化・ペーパーレス化することが求められた、と紹介されています。いきなり全部を対象にせず、まず押印文書を洗い出して優先順位をつける進め方の参考になります(コラボフロー 導入事例 南海電気鉄道株式会社)。

申請の流れそのものを見直す方法は、ワークフローを改善する方法|ワークフローの効率が悪い原因も解説の記事で、ワークフローの効率が悪い原因とあわせて整理しています。

デジタルワークフローのメリットと、先に知っておきたいデメリット

デジタルワークフローのメリットは、承認までの時間短縮、進捗の見える化、承認履歴の記録、紙の運用にかかるコストの削減、場所を選ばない申請・承認の5つです。一方で、紙の運用をそのまま移すと使いにくくなる点に注意が必要です。

5つのメリット

  • 承認までの時間を短縮しやすい:書類を物理的に回す時間がなくなり、承認者は外出先からも承認できるサービスがあります。
  • 進捗が見える:誰のところで止まっているかを管理画面で確認でき、申請者が確認の連絡をする手間が減ります。
  • 承認の履歴が残る:誰がいつ承認したかを記録できるサービスがあり、監査や内部統制の確認に役立ちます。
  • 紙のコストを減らせる:印刷、保管のスペース、郵送などの手間が減ります。
  • 場所を選ばず申請・承認できる:テレワークや出張中でも、申請が止まりにくくなります。

デメリットと対策

デメリット起きやすいこと対策
紙の運用をそのまま移す承認の段階や入力項目が増え、かえって使いにくくなる電子化の前に、不要な承認の段階を減らし、フローを整理する
紙と電子が混在する切り替えの期間に、申請の見落としが起きる切り替える日と対象の申請を決め、一覧で管理する
定着に時間がかかる操作に慣れない人がいて、問い合わせが増える1つの申請から始め、マニュアルと問い合わせ窓口を用意する
導入と運用のコストがかかる利用料、初期設定、教育の手間が発生する対象の申請の件数と処理時間を先に測り、見積もりと比べる
例外の処理が複雑になる金額や部署ごとに承認者が変わる申請で、設定が難しくなる条件の分かれ方を洗い出し、システムが対応できるかを確認する
通信環境に左右されるインターネットに接続できないと、申請や承認ができない障害時や接続できないときの代替の手順を決めておく
デジタルだから効率的とは限らない急ぎの判断は、電話や口頭のほうが早い場合がある申請の種類によって、使う手段を使い分ける

デメリットの多くは、導入の前に申請の流れを整理し、小さく試すことで減らせます。整理の方法は、導入の6ステップで説明します。

ハンコは電子化すると不要になるのか

ハンコの扱いは、契約と社内の承認で分けて考えます。内閣府・法務省・経済産業省の「押印についてのQ&A」(令和2年6月19日)は、契約は当事者の意思の合致により成立し、特段の定めがある場合を除き、書面の作成や押印は必要な要件ではなく、押印をしなくても契約の効力に影響は生じないと説明しています(押印についてのQ&A)。

社内の承認で押印を求めているかどうかは、各社の規程によります。電子化に合わせて、押印を承認の記録に置き換える場合は、社内規程の見直しも検討します。なお、本記事は一般的な情報提供で、法的助言ではありません。個別の契約や規程の扱いは、専門家にご確認ください。

デジタルワークフロー導入の進め方|6ステップ

デジタルワークフローの導入は、申請の棚卸し、対象の選定、経路と様式の整理、方法の決定、小さな試行、展開と見直しの6ステップで進めます。電子化の前に流れを整理することが、失敗を避けるうえで重要です。

  1. 申請の棚卸しをする:申請の種類、月ごとの件数、承認者の人数、承認までにかかる日数を書き出します。
  2. 電子化する申請を選ぶ:件数、関わる人、止まりやすさ、紙や押印の多さの4つの目安で、最初の対象を1-2種類に絞ります。
  3. 承認経路と様式を整理する:不要な承認の段階を減らし、様式をそろえてから電子化します。
  4. 方法を決める:ビジネスチャット、自社で作る、ワークフローシステムの3つから選びます(次の表を参照)。
  5. 1つの申請、1つの部署で試す:平均の承認日数や差し戻しの件数など、確認する指標を先に決めます。
  6. 広げて、見直す:組織変更、人事異動、規程の改定に合わせて、承認経路と様式を定期的に見直します。

始め方は3通り|方法ごとの向き不向き

方法向いている場面注意したい点
ビジネスチャットの中で申請・承認する申請の種類が少なく、少人数で運用する場合申請が会話に流れて探しにくい。条件に応じた承認経路の分岐は設定しにくい場合がある
自社で作る(Excel、フォーム、ノーコードなど)様式が少なく、作る人が社内にいる場合作った人に運用が依存しやすい。修正や保守の担当を決めておく必要がある
ワークフローシステムを使う申請の種類や承認経路が多く、進捗や履歴を管理したい場合利用料と初期設定の手間がかかる。使いやすさと定着を、デモや試用で確かめる

自社で作る方法は、ワークフローシステムの自作方法|メリット・デメリットも解説の記事で、メリットとデメリットとあわせて整理しています。

ここまでの内容を、自社の今の運用に当てはめて確認してみてください。当てはまる項目が少なければ、今のやり方を大きく変える必要はありません。

申請・承認の今のやり方、電子化の効果が出やすいか?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

デジタルワークフローのシステムを選ぶ確認項目

システムを選ぶときは、承認経路の柔軟さ、申請フォームの作りやすさ、他システムとの連携、運用の見える化、セキュリティと管理、使いやすさとサポートの6つを確認します。デモや無料の試用で、実際の申請で確かめます。

確認項目見ること確認できる場所
承認経路の柔軟さ金額や部署による条件分岐、複数人での承認、代理の承認に対応しているか機能一覧、デモ、試用
申請フォームの作りやすさいま使っている様式を取り込めるか、専門知識なしで作れるか、運用中に修正できるかデモ、試用、商品ページ
他システムとの連携会計、人事、勤怠などの既存システムとデータをやり取りできるか連携一覧、仕様書
運用の見える化進捗の確認、停滞している申請の検索、申請内容の検索ができるかデモ、試用
セキュリティと管理利用者の範囲と権限の設定、認証の方式、ログの記録公式サイトのセキュリティのページ、利用規約
使いやすさとサポート現場の全員が迷わず使える画面か、導入時や運用中の支援があるかデモ、試用、サポートの案内

選び方の候補は、おすすめのワークフローシステム9選|選ぶポイントを詳しく解説の記事でも整理しています。

IPAの手引きから見る、利用者側で決めておくこと

IPA(情報処理推進機構)の「中小企業のためのクラウドサービス安全利用の手引き」は、クラウドサービスのセキュリティは、サービスを提供する事業者と利用者が、それぞれの役割と責任を分担して維持・向上すると説明しています(IPA クラウドサービス安全利用の手引き)。

ワークフローシステムを選ぶときにも、事業者の信頼性、サービスの稼働率や障害時の回復目標などの品質保証(SLA)、利用規約での責任の範囲を確認します。導入後は、利用者側で次のことを決めます。手引きには、承認権限を従業員の上司に付与する例も挙げられています。

  • 管理担当者を決める:申請フォームや承認経路の設定、社内の問い合わせ対応を担当する人を決めます。
  • 利用者の範囲を決める:誰が申請でき、誰が承認でき、どの申請を見られるかを決めます。
  • 認証を厳格にする:パスワードを使い回さず、サービスで提供されている場合は2段階認証を使います。

電子帳簿保存法との関係

請求書や領収書など、取引に関する書類に通常記載される情報を含む電子データをやり取りした場合、その保存義務や保存方法は電子帳簿保存法で定められています。国税庁の特設サイトは、所得税法・法人税法上の保存義務者となる方は、特に「電子取引」を確認するよう案内しています(国税庁 電子帳簿等保存制度特設サイト)。

ワークフローシステムで受け取った請求書などのデータを、保存の要件を満たして管理できるかは、サービスや運用によって異なります。個別の対応は、国税庁の案内やサービスの提供元に確認してください。

似た言葉との違い|ワークフローシステム、エンジン、AIワークフロー、BPM・BPA

デジタルワークフローは、ワークフローシステム、ワークフローエンジン、AIワークフロー、BPM、BPAと混同されやすい言葉です。申請・承認の流れを扱うか、自動化の仕組みを指すか、考え方を指すかで整理できます。

言葉意味詳しくは
ワークフローシステム申請・承認・決裁などの流れをシステム上で管理する製品。デジタルワークフローを実現する手段の1つおすすめのワークフローシステム9選|選ぶポイントを詳しく解説
ワークフローエンジン作業の流れを自動で管理・実行するソフトウェア。システムの中核になる部分ワークフローエンジンとは?代表的なワークフローエンジンを紹介
ワークフローと業務フローワークフローは申請・承認などの流れ、業務フローは業務全体の流れを指して使い分けられるワークフローと業務フローの違い|ワークフローのシステム化も解説
AIワークフローAIを組み込んで、業務の流れの一部を自動化する考え方AIワークフローとは?設計手順と自動化の進め方を解説
BPM(ビジネス・プロセス管理)各ビジネス・プロセスを調和させ、ワークフロー管理を向上させる考え方(IBMの説明による)IBM デジタル・ワークフローとは
BPA(ビジネス・プロセス・オートメーション)反復的で時間のかかるタスクを自動化すること(IBMの説明による)IBM デジタル・ワークフローとは

デジタルワークフローは、BPMやBPAの考え方を取り入れて、申請や承認を含む業務の流れをデジタルで進める状態を指す言葉と整理できます。自社が知りたいのが申請・承認の電子化であれば、ワークフローシステムの選び方から読み進めてください。

申請や承認の紙とハンコによる運用が負担で、どの申請から仕組みにするか決める段階であれば、承認経路の設計や進捗の確認がまとまっている資料を取り寄せて、自社の申請に当てはめてみる方法があります。

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よくある質問(FAQ)

Q1. デジタルワークフローの具体例は?

A. 経費精算、交通費申請、休暇申請、稟議、購買申請、入退社の手続きなどがあります。広い意味では、請求書を適切な承認者へ自動で転送する、応募書類を特定のキーワードで絞り込むといった業務の自動化も含まれます。どの申請から始めるかは、件数、関わる人、止まりやすさ、紙や押印の多さで決めます。

Q2. ワークフローとは、どういう意味ですか?

A. ワークフローとは、企業や組織における業務の一連の流れのことです。狭い意味では、稟議などで申請、承認、決裁と進む手続きの流れを指す場合があります。これをシステム上で進めるのが、デジタルワークフローです。

Q3. ワークフローを作れる無料のアプリはありますか?

A. 無料で使える範囲があるサービスもありますが、無料の範囲、利用できる人数、機能の制限はサービスごとに異なります。少人数で申請の種類が少ないなら、ビジネスチャットや自社で作る方法も選択肢です。選ぶときは、公式サイトで無料の範囲と、有料になる条件を確認してください。

Q4. ワークフローを簡単に作る方法はありますか?

A. 簡単にするには、最初から全部を電子化せず、1つの申請から始めます。すでにExcelの申請書がある場合は、それを取り込んでWebフォームにできるサービスを選ぶと、様式を作り直す手間を減らせます。承認経路は、電子化の前に整理しておくと設定が楽になります。

Q5. デジタルワークフローを導入するメリットは?

A. 承認までの時間を短縮しやすいこと、進捗が見えること、承認の履歴が残ること、紙のコストを減らせること、場所を選ばず申請・承認できることです。一方で、紙の運用をそのまま移すと使いにくくなるため、導入の前に流れを整理します。

Q6. デジタルワークフローは、何から始めるのがよいですか?

A. 申請の種類、月ごとの件数、承認者の人数、承認にかかる日数を書き出す棚卸しから始めます。そのうえで、件数が多く止まりやすい申請を1-2種類選び、承認経路と様式を整理してから、1つの部署で試します。

まとめ|デジタルワークフローを始める前に押さえる5つのこと

デジタルワークフローとは、申請・承認・決裁などの業務の流れを、紙やハンコではなくシステム上で進める仕組みのことです。次の5つから、取り組みやすいものを選んで確認してください。

  1. 2つの意味を区別する:社内の申請・承認の電子化か、業務全体の自動化かを、先に決める
  2. 電子化する申請を選ぶ:件数、関わる人、止まりやすさ、紙や押印の多さの4つの目安で、最初の対象を絞る
  3. 電子化の前に流れを整理する:不要な承認の段階を減らし、様式をそろえてから移す
  4. 方法と確認項目を決める:チャット、自社で作る、システムの3つから選び、承認経路やセキュリティの6つの項目を確認する
  5. 申請の流れを仕組みにする資料を確認する:承認経路の設計や進捗の確認ができるサービスの資料を取り寄せ、自社の申請に当てはめる

なお、本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、法的助言ではありません。個別の規程や契約、税務の扱いは、専門家や各機関の公式情報にご確認ください。

参考文献

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